JP2016098715A - 羽根車および羽根車を備える送風機 - Google Patents

羽根車および羽根車を備える送風機 Download PDF

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Hisanori Hiyama
尚徳 檜山
謙一 伊藤
Kenichi Ito
謙一 伊藤
定方 徹
Toru Sadakata
徹 定方
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Abstract

【課題】製作コストや部品点数を増加させることなく、流体の送風量を向上する。【解決手段】この羽根車は、回転子軸の軸方向から流入した気体を、方向を変えて流出させる羽根車において、中央部に配置された固定軸によって前記回転子軸と軸方向で固定され、この回転子軸を中心に回転する回転基板と、前記回転基板に固定される一辺と、前記一辺と前記軸方向に対向する他辺とをそれぞれ有し、この回転基板の前記中央部から半径方向外側へ放射状に、かつ前記中央部を中心として周方向に一定間隔で配列される複数の仕切板と、前記回転基板と対向し、かつ前記仕切板の他辺側に配置されるとともに、前記回転基板の中央部側から半径方向外側に傾斜する傾斜面を有するリング状のリング基板と、を備え、前記リング基板の中央部側から前記軸方向に流入した気体を前記傾斜面に沿って前記半径方向から流出させる。【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、例えば羽根車および羽根車を備える送風機に関する。
近年、回転子軸と固定するためのボスを中央部に有し、この回転子軸を中心に回転する円盤状の基板と、基板上に一定間隔で放射状に配列される複数の翼と、これら翼の上辺を締結するリング状の直板形状からなる上板とから構成される羽根車を備えた送風機が提案されている(例えば特許文献1参照)。このような送風機では、回転子軸を中心に回転して、たとえば上板の上方から流体を取り込み、複数の翼によって基板の半径方向に流体を流出している。
送風機を備えたガス絶縁静止誘導電器では、製作コストを抑える手段として、ガス送風機取付台数の削減、この送風機に取り付ける配管などの部品点数の削減が要求されている。このガス送風機取付台数を削減するためには、ガスの冷却機能を満足するだけの送風量が得られるガス送風機が必要である。
特開2007−239675号公報
しかしながら、直板形状の上板を有する羽根車では、上板の上方から基板の半径方向への流体の誘導能力が悪くなって流れ損失が大きく発生し、羽根車の最大送風量が制限されるため、流体の冷却機能を満足する送風量を得ることができないという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、製作コストや部品点数を増加させることなく、流体の送風量を向上する羽根車および羽根車を備える送風機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明の羽根車は、回転子軸の軸方向から流入した気体を、方向を変えて流出させる羽根車において、中央部に配置された固定軸によって前記回転子軸と軸方向で固定され、この回転子軸を中心に回転する回転基板と、前記回転基板に固定される一辺と、前記一辺と前記軸方向に対向する他辺とをそれぞれ有し、この回転基板の前記中央部から半径方向外側へ放射状に、かつ前記中央部を中心として周方向に一定間隔で配列される複数の仕切板と、前記回転基板と対向し、かつ前記仕切板の他辺側に配置されるとともに、前記回転基板の中央部側から半径方向外側に傾斜する傾斜面を有するリング状のリング基板と、を備え、前記リング基板の中央部側から前記軸方向に流入した気体を前記傾斜面に沿って前記半径方向から流出させることを特徴とする。
本発明の送風機は、前記羽根車と、前記羽根車を内部に配置するとともに、前記羽根車のリング基板が取り付けられる枠体と、を備える。
本発明の実施形態1の羽根車の構成を示す斜視図である。 同じく羽根車の構成を示す平面図である。 同じく羽根車の構成を示す分解図である。 本発明の実施形態2の羽根車の構成を示す分解図である。 本発明の実施形態3の羽根車の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態4の羽根車の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態5の羽根車の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態6の送風機の構成を示す断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態1の羽根車1の構成を示す斜視図である。図2は、同じく羽根車1の構成を示す平面図である。図3は、同じく羽根車1の構成を示す分解図である。なお、以下の図において、同一の部位に関しては、同一の符号を付記するものとする。
図1、図2に示すように、羽根車1は、固定軸(以下、「ボス」という)2、回転基板3、仕切板4、リング基板5、蓋6を備えている。この羽根車1は、たとえば図示しないガス絶縁静止誘導電器の送風機に取り付けられている。この羽根車1は、図示しないモータなどの回転子軸10の軸方向から内部に流入した気体(ガス)Sを、たとえば図1に示す回転基板3およびリング基板5の半径方向に変えて、外部に流出させている。
ボス2は、回転基板3を回転子軸10に接続するためのもので、羽根車1の中央部に配置され、かつ回転子軸10に軸方向で固定されている。
回転基板3は、この回転子軸10を中心に回転するもので、円盤形状に構成されている。この回転基板3は、内面(図2中の上面)3aが円盤の周縁部から中央部3bに向かって凸型に湾曲している。この実施形態では、ボス2と蓋6がこの回転基板3の中央部3bを挟み、ボス2に回転基板3を固定することによって、回転基板3が回転子軸10を中心に回転可能としている。
図3に示すように、仕切板4は、複数の板形状からなり、一辺4aと、この一辺4aと回転子軸10の軸方向に対する背側の他辺4bとをそれぞれ有している。
この一辺4aは、回転基板3の内面3aに固定されている。
この他辺4bは、後述するリング基板5の傾斜面5aに固定されている。
複数の仕切板4は、回転基板3の中央部を中心として周方向に一定間隔で放射状に配列される。これら仕切板4は、回転基板3の半径よりも短い長さに形成されている。
リング基板5は、中空のリング形状からなる。このリング基板5は、回転基板3の内面3aと対向し、かつ仕切板4の他辺4bに固定される傾斜面(図2中の下面)5aを有する。この傾斜面5aは、回転基板3の中央部3b側から半径方向外側に向けて傾斜している。この傾斜面5aの傾斜は、回転基板3の内面3aと同様に、リング外周の周縁部から中央部3bに向って凸型に湾曲している。
蓋6は、ボス2の先端(図2中の上側の先端)に、たとえば螺合などによって回転基板3の中央部3bを挟むようにして嵌合することでボス2に固定されている。
このように構成される羽根車1をモータなどで回転させることによって、図1の上方のガスSをリング基板5の中央部側から軸方向に吸い込み、羽根車1の内部に流入したガスSの流れ方向をリング基板5の傾斜面に沿って半径方向に変えて流出させることができる。
このような羽根車1を図示しないガス絶縁静止誘導電器の送風機に取り付けると、ガスSが湾曲した回転基板3の内面3aとリング基板5の傾斜面5a間を通過するので、気体(ガス)の流れ損失が大幅に減少する。このため、この羽根車1は、流体の冷却機能を満足できる送風機の送風量の増加と低損失化を可能とする。この結果、たとえば従来の送風機の取付台数の冷却機能を維持したまま、送風機の取付台数やその他送風機に取り付ける部品の点数の削減などが可能となる。さらに、これに伴って、ガス絶縁静止誘導電器にかかる製作コストを削減することができる。
このような構成の羽根車1は、回転基板3やリング基板5が湾曲した複雑な形状のため、鋳造方法を用いて一体物として製作される。しかし、その構造の複雑さから鋳造方法を用いると、製作コストが高くなる場合があり、この結果ガス送風機全体の製作コストを引き上げる要因ともなる。
そこで、図3に示すように、羽根車1の構成部品(ボス2、回転基板3、仕切板4、リング基板5、蓋6)をそれぞれ単品で製作してから、たとえば溶接などで接合して組み立てることも可能である。すなわち、羽根車1の構成部品のうち、回転基板3、仕切板4、リング基板5は薄板の切断加工または鋳造方法でそれぞれ製作し、ボス2、蓋6は切削加工でそれぞれ製作し、それぞれを溶接などで接合することで羽根車1を組み立てる。
この実施形態では、羽根車1を同一の構成部品毎に製作することができるので、製作が容易かつ迅速にできるとともに、製作コストを低減することが可能となる。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2の羽根車1の構成を示す分解図である。
図4に示すように、この実施形態2の羽根車1は、同一形状の複数の分割部材21を備える。
この分割部材21は、第1の分割板22と、第2の分割板23と、仕切板24とからなり、この第1の分割板22、第2の分割板23、仕切板24が一体に構成されている。
第1の分割板22は、回転基板を中央部から半径方向に放射状に、かつ周方向に沿って等間隔に、たとえば8分割した部位である。この第1の分割板22の内面(図2中の「内面3a」と同様)には、仕切板24の一辺(図3中の「一辺4a」と同様)が一体に形成されている。
また、第2の分割板23は、リング基板を中央部から半径方向に放射状に、かつ周方向に沿って等間隔に、たとえば第1の分割板22と同様に、8分割した部位である。この第2の分割板23の傾斜面(図2中の「傾斜面5a」と同様)は、第1の分割板22の内面と対向するとともに、仕切板24の他辺(図3中の「他辺4b」と同様)が一体に形成されている。
仕切板24は、実施形態1の仕切板4と同様の構成で、第1の分割板22の中央部(図3中の「中央部3b」と同様)側から周方向に沿い、たとえば第1の分割板22および第2の分割板23の周を2分する中央に配置されている。
この分割部材21は、たとえば鋳造などにより製作し、ボス2、蓋6は、たとえば切削加工などによりそれぞれ単品で製作することができる。
そして、組み立て時に、たとえば隣り合う第1の分割板22同士および第2の分割板23同士を溶接などで一体に接合することで、実施形態1の回転基板およびリング基板と同様の構成の基板を製作することができる。また、仕切板24は、組み立て時に実施形態1と同様に、回転基板の中央部を中心として周方向に一定間隔で放射状に配列されることとなる。
これにより、この実施形態では、複数の第1の分割板22で構成される回転基板は、実施形態1と同様に、内面(図2に示す「内面3a」と同様)が中央部に向って凸型に湾曲することとなる。また、複数の第2の分割板23で構成されるリング基板も、実施形態1と同様に、傾斜面(図2中の「傾斜面5a」と同様)が中央部に向って凸型に湾曲することとなる。このように製作された分割部材21(第1の分割板22)の集合体の中央部(図2中の「中央部3b」と同様)をボス2と蓋6で挟むようにして嵌合することでボス2に固定することができる。
この実施形態では、このように構成される羽根車1をモータなどで回転させることによって、実施形態1と同様の効果を奏するとともに、構成の単純な同一形体の分割部材21を複数製作して後に組み立てるので、実施形態1よりも製作が容易で、かつ製作コストを低減することができる。
なお、この実施形態では、回転基板およびリング基板を8つに分割したが、これに限らず、たとえば仕切板の数などに応じていくつに分割してもよい。また、1つの分割部材21に複数の仕切板24を含ませることも可能である。
また、各第1の分割板22は、扇形の平板で構成され、組み合わせて回転基板を構成した場合、円形の平板にすることも可能である。
(実施形態3)
図5は、本発明の実施形態3の羽根車の構成を示す斜視図である。
仕切板4は、一辺4aが回転基板3の内面を貫通し、かつ他辺4bがリング基板5の傾斜面5aを貫通している。
すなわち、回転基板3には、貫通用の複数の切欠き3cが中央部側から半径方向外側に放射状に形成されている。これら切欠き3cは、仕切板4の一辺4aの長さおよび幅とほぼ等しい長さおよび幅からなり、仕切板4の一辺4aがこの切欠き3cを貫通している。これら切欠き3cと一辺4a側の仕切板4は、溶接などで接合されて固定される。
また、リング基板5には、貫通用の複数の切欠き5cが中央部側から半径方向外側に放射状に形成されている。これら切欠き5cは、仕切板4の他辺4bの長さおよび幅とほぼ等しい長さおよび幅からなり、仕切板4の他辺4bがこの切欠き5cを貫通している。これら切欠き5cと他辺4b側の仕切板4は、溶接などで接合されて固定される。
このように、この実施形態では、仕切板4の一辺4aおよび他辺4bが、回転基板3およびリング基板5を貫通して配置されるので、回転基板3の外面(図5中の下面)側およびリング基板5の外面(図5中の上面)側から接合することが可能となり、この結果溶接作業が容易となる。このため、作業性が向上するとともに、作業時間の短縮が図られる。さらに、溶接欠陥が生じにくくなるため、品質が向上し、かつ製作コストを低減できるという効果も奏する。
なお、この実施形態では、仕切板4の一辺4aおよび他辺4bを、回転基板3およびリング基板5に貫通させたが、これに限らず、たとえば一辺4aのみを回転基板3に貫通させて溶接などで接合してもよい。この場合には、鋳造方法を用いて仕切板4をリング基板5と一体に形成することが可能である。
また、たとえば他辺4bのみをリング基板5に貫通させて溶接などで接合してもよい。この場合には、鋳造方法を用いて仕切板4を回転基板3と一体に形成することが可能である。
この実施形態では、このような構成の羽根車1は、回転基板3と仕切板4の一辺4aのみ、またはリング基板5と仕切板4の他辺4bのみが鋳造方法を用いて一体物として製作されるので、回転基板3やリング基板5が複雑な形状をしていても、鋳造が容易となり、さらに作業性が向上するとともに、作業時間の短縮が図られる。
(実施形態4)
図6は、本発明の実施形態4の羽根車1の構成を示す斜視図である。
図6において、図5と異なる点は、回転基板3の内面3aの背側である外面(図6中の下面)3dに切欠き3cに沿って突出する第1の突出部材11をそれぞれ配置させた点である。
第1の突出部材11は、切欠き3cとほぼ同じ長さに形成され、回転基板3の外面3dと、たとえば鋳造方法でそれぞれ一体に形成されている。
そして、第1の突出部材11は、回転基板3を貫通した仕切板4の一辺4a側と接触して固定される。
また、この実施形態では、リング基板5の傾斜面5aの背側である外面(図6中の上面)5dに切欠き5cに沿って突出する第2の突出部材12をそれぞれ配置させた点が異なる。
第2の突出部材12は、切欠き5cとほぼ同じ長さに形成され、リング基板5の外面5dと、たとえば鋳造方法でそれぞれ一体に形成されている。
そして、第2の突出部材12は、リング基板5を貫通した仕切板4の他辺4b側と接触して固定される。
この固定方法としては、第1の突出部材11と仕切板4の一辺4a側および第2の突出部材12と仕切板4の他辺4b側を、たとえばボルトやピンなどの締結部材で貫通させてそれぞれ締結することで固定する。
なお、図6では、第2の突出部材12と仕切板4の他辺4b側を、2本の締結部材13で貫通してそれぞれ締結する状態を示しているが、第1の突出部材11と仕切板4の一辺4a側もこれと同様に、図示しない2本の締結部材で貫通してそれぞれ締結することができる。
このように、この実施形態では、回転基板3およびリング基板5と仕切板4を締結部材13などで締結して固定するので、溶接作業が不要となり、溶接歪みの影響を考慮せずに羽根車1を製作することができる。この結果、羽根車1の形状変化がなくなり、その形状変化による送風効率の低下を防ぐことができる。
したがって、この実施形態では、溶接歪みの修正の手間が省けることとなり、さらに羽根車1の製作性が向上し、製作コストを低減でき、品質を向上できる。
(実施形態5)
図7は、本発明の実施形態5の羽根車1の構成を示す断面図である。
なお、上述した実施形態1では、回転基板3の内面3aとリング基板5の傾斜面5aを湾曲させた構成とした。
しかし、この実施形態では、図7に示すように、たとえばリング基板5の傾斜面5aのみ湾曲させ、回転基板3を円形の平板で構成することもできる。
このように、この実施形態では、回転基板3を平板で構成することで、気体(ガス)の流れ損失の増加を最小限に抑えつつ、ガス送風機の送風量を増加できる。この結果、たとえば従来の送風機の取付台数の冷却機能を維持したまま、送風機の取付台数やその他送風機に取り付ける部品の点数の削減などが可能となる。さらに、これに伴って、ガス絶縁静止誘導電器にかかる製作コストを削減することができる。
(実施形態6)
図8は、本発明の実施形態6の送風機30の構成を示す断面図である。
図8に示すように、送風機30は、枠体(ケーシング)31、ガス流入口32、ガス流出口33を備える。
ガス流入口32は、図8中、ケーシング31の上部に取り付けられ、上方向から流入したガスSをケーシング31内部に導いている。
ガス流出口33は、図8中、ケーシング31の右部に取り付けられ、ケーシング31内に流入したガスSを右方向の外部に導いている。
ケーシング31は、羽根車1を内部に配置するとともに、羽根車1のリング基板5が取り付けられ、固定されている。
このリング基板5は、実施形態1〜5と同様に、回転基板3の中央部3b側から半径方向外側に傾斜する傾斜面5aを有する。この傾斜面5aは、この回転基板3の中央部3bに向って凸型に湾曲している。
また、仕切板4の他辺4bとリング基板5の傾斜面5aとの間には、隙間9が形成されている。この隙間9が形成されていることで、回転基板3および仕切板4は回転子軸10を介して、図示しないモータにより回転が可能となる。
このように、この実施形態では、送風機30のケーシング31にリング基板5を取り付けるので、羽根車1本体の構造がリング基板5を除いて単純化が図られる。この結果、この実施形態では、羽根車1本体の製作が容易となって、製作性が向上でき、これに伴い製作コストを低減することができる。
また、この実施形態では、隙間9の幅、すなわち仕切板4の他辺4bとリング基板5の傾斜面5aとの間の距離を小さくすれば、実施形態1〜5と同様、流体の冷却機能を満足できるように送風機30の送風効率を高めることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…羽根車、2…ボス、3…回転基板、3a…内面、3b…中央部、3d…外面、4…仕切板、4a…一辺、4b…他辺、5…リング基板、5a…傾斜面、5c…切欠き、5d…外面、6…蓋、9…隙間、10…回転子軸、11…第1の突出部材、12…第2の突出部材、13…締結部材、21…分割部材、22…第1の分割板、23…第2の分割板、24…仕切板、30…送風機、31…ケーシング、32…ガス流入口、33…ガス流出口、S…ガス。

Claims (8)

  1. 回転子軸の軸方向から流入した気体を、方向を変えて流出させる羽根車において、
    中央部に配置された固定軸によって前記回転子軸と軸方向で固定され、この回転子軸を中心に回転する回転基板と、
    前記回転基板に固定される一辺と、前記一辺と前記軸方向に対向する他辺とをそれぞれ有し、この回転基板の前記中央部から半径方向外側へ放射状に、かつ前記中央部を中心として周方向に一定間隔で配列される複数の仕切板と、
    前記回転基板と対向し、かつ前記仕切板の他辺側に配置されるとともに、前記回転基板の中央部側から半径方向外側に傾斜する傾斜面を有するリング状のリング基板と、
    を備え、前記リング基板の中央部側から前記軸方向に流入した気体を前記傾斜面に沿って前記半径方向から流出させる羽根車。
  2. 前記回転基板は、平板または周縁部から前記中央部に向かって凸型に湾曲している請求項1記載の羽根車。
  3. 前記リング基板の傾斜面は、周縁部から前記中央部に向かって凸型に湾曲している請求項1または2記載の羽根車。
  4. 前記リング基板の傾斜面は、前記複数の仕切板の他辺とそれぞれ固定される請求項1〜3のいずれか1項に記載の羽根車。
  5. 前記仕切板は、前記一辺が前記回転基板を貫通して、前記回転基板に固定される請求項1〜4のいずれか1項に記載の羽根車。
  6. 前記仕切板は、前記他辺が前記リング基板の傾斜面を貫通して、前記リング基板に固定される請求項1〜5のいずれか1項に記載の羽根車。
  7. 前記回転基板は、前記中央部から半径方向に放射状に、かつ前記周方向に沿ってそれぞれ等間隔に分割されるとともに、一体に結合可能となるように前記回転子軸に固定される複数の第1の分割板からなり、
    前記リング基板は、前記第1の分割板の内面と対向し、中央部から半径方向に放射状に、かつ前記周方向に沿ってそれぞれ等間隔に分割されるとともに、一体に結合可能となる複数の第2の分割板からなり、
    少なくとも1つの仕切板は、前記一辺が前記第1の分割板の内面に一体に固定され、前記他辺が前記第2の分割板の傾斜面に一体に固定される請求項1〜3のいずれか1項に記載の羽根車。
  8. 前記請求項1〜3,5〜7のいずれか1項に記載の羽根車と、
    前記羽根車を内部に配置するとともに、前記羽根車のリング基板が取り付けられる枠体と、
    を備える送風機。
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