JP2010202573A - 押花絵及び押花絵の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥草花あるいは半乾燥状態の草花が更に乾燥した乾燥草花から紫外線の作用等より発生する変退色を促進させるガスを除去し、変退色を防止して草花の鮮やかな原色を表現することを可能とし、しかも、原色の鮮やかな色調を長時間維持することができる高品質な押花絵を提供する。
【解決手段】乾燥草花を台紙の上側に配置すると共に、台紙の下側には乾燥剤と脱酸素剤とを配設し、乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを透明硬質板とアルミ箔などの防湿シートにより挟み込んで、透明硬質板と防湿シートとの周縁を接着することにより乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを密封状態とし、しかも、乾燥草花の上面は透明硬質板に圧着状態となるように構成してなる押花絵において、台紙は、クッション部材を細目の布体で巻回すると共に、その表面に吸着剤として珪藻土粉末又はタルク又はゼオライトを塗付した。
【選択図】図4

Description

本発明は、押花絵及び押花絵の製造方法に関する。
従来より、押花を製作する際に水分を素早く吸収するために新聞紙などを用いることなく、生植物を簡易に乾燥させて押花を製作する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、押花絵として、フィルム材で一体成型した袋体の一面側に窓孔を設け、この窓孔に透明プレートを接着して形成した押花収納袋体中に、台紙上に配置した乾燥押花を前記透明プレートに対向させて収納し、これを密封して形成したものが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平05−155701号公報 特開平08−165202号公報
ここで、押花絵を製造するに当たり最も重要な点として、押花素材とする草花の採取した当時の鮮やかな原色を、如何に押花絵上においても表現できるか、という点が挙げられる。
草花は、乾燥時においてその色を変色・退色することが多いが、その変色は、ほとんどが、乾燥工程の末期において起こる。
また、草花は、乾燥に伴い硬化してしまうため、草花の形状が曲がった状態で乾燥されると、再度形状を整えようとしても、葉や花が折れたり破れたりして、整形作業が困難であった。
しかも、乾燥押花は、表面が凹凸形状の粗面となっているため、光が粗面上で乱反射してすりガラス風に白っぽく見えて押花本来の自然の色彩を表現できない欠点を有していた。
そこで、本発明者は、かかる事情を鑑みて、草花の採取した当時の原色を可及的に鮮やかに表現することができると共に、その原色を長期間維持することができる押花絵及び押花絵の製造方法を提案している(例えば、特願2008−085404など。)。
更に、本発明者は、押花絵の更なる品質向上を図るために研究開発・改良を行い、乾燥状態の草花あるいは半乾燥状態の草花を用いて押花絵を製作する際に、乾燥状態の草花あるいは半乾燥状態の草花が更に乾燥した乾燥状態の草花から紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを除去し、草花の色が変色や退色することを防止することの重要性を見出し、暗所に保管しなくても変色や退色しにくい押花絵及び押花絵の製造方法を提供するに至ったものである。
請求項1に記載の本発明は、乾燥草花を台紙の上側に配置すると共に、台紙の下側には乾燥剤と脱酸素剤とを配設し、乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを透明硬質板とアルミ箔などの防湿シートにより挟み込んで、透明硬質板と防湿シートとの周縁を接着することにより乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを密封状態とし、しかも、乾燥草花の上面は透明硬質板に圧着状態となるように構成してなる押花絵において、前記台紙は、クッション部材を細目の布体で巻回すると共に、その表面に吸着剤として珪藻土粉末又はタルク又はゼオライトを塗付したことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、含水率が約50〜70%の半乾燥状態である半乾燥草花を台紙の上側に配置すると共に、台紙の下側には乾燥剤と脱酸素剤とを配設し、半乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを透明硬質板とアルミ箔などの防湿シートにより挟み込んで、透明硬質板と防湿シートとの周縁を接着することにより半乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを密封状態とし、しかも、半乾燥草花の上面は透明硬質板に圧着状態となるように構成してなる押花絵において、前記台紙は、クッション部材を細目の布体で巻回すると共に、その表面に吸着剤として珪藻土粉末又はタルク又はゼオライトを塗付したことを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の押花絵において、前記台紙は、その表面に前記吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、押花絵の製造方法において、採取した草花を各種乾燥方法で乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程において乾燥状態とした前記草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程と、前記乾燥工程において乾燥状態とした前記草花を、前記塗付工程により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程と、前記配置工程にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封する密封工程と、前記密封工程にて密封した前記乾燥状態の草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する吸着工程とを有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、押花絵の製造方法において、採取した草花を吸水紙で挟持すると共に加圧して含水率が約50〜70%の半乾燥状態とする半乾燥工程と、前記半乾燥工程において半乾燥状態とした前記草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程と、前記半乾燥工程において半乾燥状態とした前記草花を、前記塗付工程により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程と、前記配置工程にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封する密封工程と、前記密封工程にて密封した前記半乾燥状態の草花を無酸素状態で乾燥させると共に、前記半乾燥状態の草花が乾燥状態となった乾燥草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する本乾燥工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、紫外線の作用か酵素の作用により発生する、変色や退色を促進させるガスの影響による変色及び退色も防止して、草花の採取した当時の鮮やかな原色を鮮明に表現した押花絵を製造することができると共に、その鮮明な原色を半永久的に維持することができる押花絵を提供することができる。
具体的には、押花絵の原料である草花を、乾燥状態の草花あるいは半乾燥状態で乾燥剤や脱酸素剤と共に密封することで草花の乾燥の末期工程を無酸素状態で進行させて乾燥に到らせることができると共に、乾燥状態の草花あるいは半乾燥状態の草花が乾燥状態となった乾燥草花から紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤によって吸着することにより、変退色を大幅に低減することができる。
しかも、半乾燥草花の表面を透明硬質板で圧着しているため、半乾燥草花の乾燥は草花の裏面から起こり、表面からは起こらない。そのために表面に凹凸は起こらず、光の乱反射が減殺される。すなわち、半乾燥草花の表面の凹凸が可及的に平坦化して光の乱反射が減殺され、草花の内部にまで光が浸透して反射し、草花の色彩に透明感があり、色の深い自然界の生花と同じような色彩を現出することができる効果がある。各種乾燥方法で乾燥させた草花は、乾燥仕上がり時点で、表面に凹凸があるため、半乾燥押花の場合のように鮮やかな効果はないが、透明硬質板と乾燥草花との間に空気層がないため、空気層が存在することによって生ずる光の屈曲が起こらないため、草花の色は深くなる効果がある。
また、台紙表面に、吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付したことから、台紙表面の色彩を植物(草花)の種類に合わせて適宜調整することができ、その結果、押花絵の美しさをより強調させることができる。
押花絵に使用する草花の半乾燥方法を示した説明図である。 本実施形態に係る押花絵の断面を模式的に示した説明図である。 本実施形態に係る押花絵の台紙を模式的に示した説明図である。 本実施形態に係る押花絵の斜視図である。 本実施形態に係る押花絵の製造工程を示したフローチャートである。 本実施形態に係る押花絵の製造工程を示したフローチャートである。
本発明は、乾燥過程において発生しやすい草花の変色や退色を、可及的に低減可能としており、草花を押花絵へと加工したときにも、草花の採取当時の原色を表現することができるようにしている。
以下、本実施形態に係る押花絵の製造方法について、図面を参照して説明する。
〔1.乾燥状態の草花を用いる場合〕
図5は、本実施形態に係る押花絵の製造工程を示したフローチャートであって、図5に示すように、本実施形態に係る押花絵は、採取した草花を各種乾燥方法で乾燥状態とする乾燥工程S11と、乾燥工程S11において乾燥状態とした草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程S12と、乾燥工程S11において乾燥状態とした前記草花を、塗付工程S12により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程S13と、配置工程S13にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封しながら吸引ポンプにより内部の空気を吸引排出する密封工程S14と、密封工程S14にて密封した乾燥状態の草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する吸着工程S15とを経て製造される。
〔2.半乾燥状態の草花を用いる場合〕
図6は、本実施形態に係る押花絵の製造工程を示したフローチャートであって、図6に示すように、本実施形態に係る押花絵は、採取した草花を吸水紙で挟持すると共に加圧して含水率が約50〜70%の半乾燥状態とする半乾燥工程S21と、半乾燥工程S21において半乾燥状態とした草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程S22と、半乾燥工程S21において半乾燥状態とした前記草花を、塗付工程S22により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程S23と、配置工程S23にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封しながら吸引ポンプにより内部の空気を吸引排出する密封工程S24と、密封工程S24にて密封した半乾燥状態の草花を無酸素状態で乾燥させると共に、半乾燥状態の草花が乾燥状態となった乾燥草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する吸着工程S25とを経て製造される。
前述の各工程S11〜S15及び各工程S21〜S25については、ほぼ工程が同じであることから、以下にまとめて詳説する。
まず、乾燥工程S11について説明する。乾燥工程S11は、各種乾燥方法により、採取した草花を乾燥させることによって乾燥草花を作製する工程である。
そして、半乾燥工程S21について説明する。図1は、本実施形態に係る押花絵30の製造過程において、採取した草花の半乾燥方法を示した説明図である。
半乾燥工程S21として、図1に示すように、野山等で押花として使用する草花50を採取した後、数枚から数十枚のざら紙などの給水紙を束ねて形成した吸水体51にて挟持する。そして吸水体51の両側に薄板52を配置すると共にこの周面を紐体等で強く縛り、固定する。なお草花50は、図1に示すように葉や茎、或いは枝の付いた花を主としたり、葉を主としたりなど、好みに応じて用いることができる。
比較的小さな草花等は、収縮や縮れが生じやすく、草花の本来の美しい姿形を損なわれ易いが、このようにすることで、採取した草花50の収縮や縮れを防止して、草花の自然な美しい形状を保持することができる。
なお、図示していないが、この吸水体51を数十枚重合させてその両側に薄板52を配置し、これらの一側端を縫着等して一体とした草花挟持体を形成してもよい。このような一体の草花挟持体を形成することで、採取した草花を容易に挟持することができる。
そして、草花を吸水紙にて挟持した状態のまま、吸水紙或いは薄板の上に3〜10kg、好ましくは5kg程度の重錘を載置し、室温、好ましくは25℃前後で約4〜10時間保持する。なお、重錘の重量や室温、加圧時間などの条件は、挟持する草花の種類や天候、湿度などによって適宜調節する。
このように加圧した状態で保持することで、草花50は、含水率が約50〜70%の半乾燥状態に移行した半乾燥草花31bに形成される。
また、乾燥が完全に完了した状態では草花の姿勢を矯正することは困難であるが、半乾燥状態である半乾燥草花31bは、花びらや葉が折れたり曲がったりしていた場合でも、美しい姿に矯正した状態で押花絵を形成することができる。
次に塗付工程S12あるいは塗付工程S22として、乾燥状態とした乾燥草花31あるいは半乾燥状態とした半乾燥草花31bを載置するための台紙32の表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する。密封工程S14あるいは密封工程S24に入る前に予め塗付することにより、後述する密封工程S14あるいは密封工程S24によって脱気及び密封した後において、密封空間中に乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが更に乾燥することで乾燥状態となった乾燥草花31´から紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着させることができ、変色や退色を可及的に低減することができる。
また、台紙表面に吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付することによって、台紙表面の色彩を植物(草花)、すなわち乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bの種類に合わせて適宜、調整することができ、その結果、植物(草花)の見栄えを向上させることができ、押花絵の美しさをより向上させることができる。
次に配置工程S13あるいは配置工程S23として、乾燥工程S11あるいは半乾燥工程S21において、乾燥状態とした乾燥草花31あるいは半乾燥状態とした半乾燥草花31bを、塗付工程S12あるいは塗付工程S22により吸着剤又は着色吸着剤が塗付されたクッション性を有する台紙の上に絵画的に配置する。
次に密封工程S14あるいは密封工程S24として、台紙上に絵画的に配置した乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔36などの防湿シートにて挟持した後、その周縁を接着して密封しつつ、一部周縁の開放部を作りそこから吸引ポンプPにより内部の空気を吸引排出し、脱気しながら最終的には一部開放部も密封する。
次に吸着工程S15あるいは吸着工程S25として、内部に収容した半乾燥草花31bを無酸素状態にて更に乾燥させると共に、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する。なお、この際、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´の表面と透明硬質板とは脱気時に圧着状態となるように密着重合させている。
このような構成とすることで、半乾燥草花31bを、変退色の起こり易い乾燥末期を無酸素状態で徐々に乾燥させることができ、更に乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から紫外線の作用か酵素の作用によりに経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを吸着できるため、草花の変退色を可及的に低減させることができ、草花を採取した当時の原色を可及的に鮮やかに保持した押花絵を得ることができるし、この原色をより長期間維持することができる。
以下、本実施形態に係る押花絵について、図面を参照しながら説明する。図2は本実施形態に係る押花絵の断面を模式的に示した説明図であり、図3は本実施形態にかかる押花絵の台紙を模式的に示した説明図であり、図4は本実施形態に係る押花絵の斜視図である。
本実施形態に係る押花絵30は、図2に示すように、乾燥草花31あるいは含水率が約50〜70%の半乾燥状態である半乾燥草花31bを、台紙32上に絵画的に配置し、これを乾燥剤33と脱酸素剤34と共に透明硬質板35とアルミ箔36とで挟持し、その周縁を接着剤で接着し、密封して構成している。
乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを載置する台紙32は、図3(a)に示すように、クッション部材としての柔軟性を有する厚目の不織布12を織目の細かい布体14で巻回して形成すると共に、その表面に吸着剤61などを塗付している。織目の細かい布体14で巻回して台紙32を構成したため、台紙32の表面に、吸着剤61や着色吸着剤62を塗付し易いという効果がある。また、不織布12を布体14で巻回し固定する際には、布体14の端末を、例えば粘着テープなどの係止材(図示せず)で不織布12に貼着係止することにより固定する。
不織布12は、例えばキノクロス(登録商標)を用いることができる。キノクロス(登録商標)は、王子キノクロス株式会社製の木材パルプ100%で形成されたシート状の不織布であり、紙や布とは異なる柔軟性を有し、不織布中の空隙により高い通気性及び吸水性を有している。このことから、乾燥剤33と脱酸素剤34とを効率的に用いて乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを確実に乾燥させることができ、草花を採取した当時の原色を可及的に鮮やかに保持した押花絵を製作することができる。また不織布の代わりにクッション性の高い他の部材を使用することもでき、例えばウレタンマットなどを使用することもできる。
布体14は、織目の細かい布体、すなわち目がつまった布体であることから、その微細な目地がパステル、吸着剤61や着色吸着剤62を確実に挟持するため、台紙32を斑なく着色することができ、美しい仕上がりとすることができる。
布体14は、ローンを用いることができる。ローンは織物三原組織の一つである平織で構成されている薄地の綿布である。微細な目地がパステル、吸着剤61や着色吸着剤62を確実に挟持するため、台紙32を斑なく着色することができ、美しい仕上がりとすることができると共に、平織は製織が容易であることから、安価で高級感を有する押花絵とすることができる。
また、布体14は、例えばサテンを用いることができる。サテンは織物三原組織の一つである朱子織で構成されている滑らかで光沢を有する布である。特に東京のニシムラ株式会社製の布(製品番号:1085 60s サテン)を用いるとよい。この布は、綿糸の紡績工程で、夾雑物や短い繊維が徹底的に取り除かれ、糸むらが少ない上に強度を有し、光沢にも優れた上質な糸が使用されていることで、高級感を有する上質な布であるから、細かい織目の目地で吸着剤61や着色吸着剤62を確実に挟持すると共に、台紙32を斑なく着色することができ、更には、しわができ難く消えやすいことから、押花絵の意匠性をより向上させることができる。
ところで、本発明の要旨は、吸着剤61または着色吸着剤62を台紙32表面に塗付することによって、乾燥状態である乾燥草花31あるいは半乾燥状態である半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´が紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤61または着色吸着剤62に吸着させることにある。以下、吸着剤61と着色吸着剤62とについて詳細に説明する。
吸着剤61は、例えば珪藻土粉末で構成されている。珪藻土粉末は主成分が二酸化珪素(SiO)でできており、その粒径は100μm〜1mmの間である。珪藻土粉末は多孔質であることから、乾燥状態である乾燥草花31あるいは半乾燥状態である半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを効率的に吸着することができ、その結果、草花の変色や退色を可及的に低減させることができる。
また、吸着剤61は、例えばタルクでも構成できる。タルクは滑石を微細に粉砕した無機粉末であり、その主成分が水酸化マグネシウムと珪酸塩からなる鉱物の粉末である。タルクは硬度が低く軟質で粒子形状が扁平状としており、他の物体に付着しやすく、付着すると潤滑性を示す。タルクは扁平状の各粒子間に空隙を有することから、乾燥状態の乾燥草花31あるいは半乾燥状態の半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを効率的に吸着することができ、その結果、草花の変色や退色を可及的に低減させることができる。
更に、吸着剤61は、例えばゼオライト粉末でも構成できる。ゼオライト粉末は、結晶中に微細孔を有するアルミノ珪酸塩の総称であり、沸石ともいう。ゼオライト粉末は結晶中の微細孔内を有することから、乾燥状態の乾燥草花31あるいは半乾燥状態の半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から紫外線の作用か酵素の作用により発生する変色や退色を促進させるガスを効率的に吸着し反応させることができ、吸着剤としてのみならず、触媒としての効果も発揮する。その結果、草花の変色や退色を可及的に低減させることができる。
着色吸着剤62は、前述の吸着剤61(例えば、珪藻土粉末やタルクやゼオライト粉末など)に顔料を混合して着色した粉末であり、主成分などの詳細については吸着剤61と同様であり、その説明は省略する。ここでは、吸着剤61に混入し色調を整える顔料について説明する。
着色吸着剤62を構成する顔料は、例えば日本画用絵具やパステル等の粉体顔料を用いることができる。着色吸着剤62は吸着剤61に混合する顔料の種類や分量を適宜調整することにより、その色彩を調整し、半乾燥草花31bの色彩と調和を図ることにより、押花絵30の美しさをより向上させることができる。
顔料は、特に日本画用水干絵具が最適であり、細目の布体14の微細な目地が顔料を吸着剤61と共に確実に挟持するため、台紙32の表面を着色吸着剤62によって斑なく着色することができ、美しい仕上がりとすることができる。なお、水干絵具は粒子が極めて細かく、延びが良く混色自由であらゆる色調を表現できる。
以上のように、吸着剤61や着色吸着剤62を台紙32に塗付することにより、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´が配置された密封空間内に紫外線の影響を受けて経時的に発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤61や着色吸着剤62が吸着することによって、草花の変色や退色を可及的に低減させることができる。その結果、草花の採取した当時の鮮やかな原色を鮮明に表現し、その原色を暗所に保管しなくても長期間にわたり維持することができる。
従って、例えば陽の差し込む部屋や太陽光が直射する場所に押花絵30を飾っても、押花絵30は変色や退色することなく、長期間にわたって押花絵30の美しさ等を楽しむことができる。
また、図3(b)に示すように、台紙32のクッション性を向上させるためにクッション部材としての不織布12を複数枚(ここでは2枚)設けたことで、木の細枝や花芯の厚い花を押花にする際にも、これらの押花材料を折ったり破ったりして傷めてしまう事を防止して、可及的に原型の美しい形を保持可能であるようにしている。また、草花の収縮や変形を一定圧力で防止し、草花の保型機能を十分に果たしうるものとして構成している。
また、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bと共に密封される乾燥剤33は、無水塩化カルシウムを主剤とする配合乾燥剤である。
押花絵30の表側から乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを挟持させる透明硬質板35は、透明ガラス板、或いは透明硬質プラスチック板等を使用する。
乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを挟持した台紙32を密封する方法としては、台紙32を挟持する透明硬質板35とアルミ箔36の周面を無溶媒型の接着剤で互いに接着して密封することに限定されず、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを挟持した透明硬質板35とアルミ箔36を、乾燥剤33と脱酸素剤34と共に可撓性かつ密封性の高い透明袋体の中に封入し、吸引ポンプPによって透明袋体から空気を吸引して内部の空気を脱気して密封する方法がある。
このように乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを脱気した後に密封した状態にすると、密封された内部空間は同封した脱酸素剤34によって速やかに無酸素状態にされる。そしてこのような無酸素状態において、乾燥剤33により乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bの常温乾燥を進行させることができるため、変色の生じ易い乾燥末期においても、草花の変退色を大幅に抑えることができて、草花の原色を可及的に鮮やかに保持することができる。
更に、台紙32の表面に密封前に予め塗付された吸着剤61または着色吸着剤62によって、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bが乾燥状態となった乾燥草花31´から紫外線の作用か酵素の作用により経時的に発生し、前述の密封された内部空間に滞留する変色や退色を促進させるガスを吸着することから、草花の変退色を大幅に抑えることができて、暗所に保管することなく、草花の原色を可及的に鮮やかに長期間保持することができる。
そして、このように密封した状態で2〜3日放置すれば、乾燥状態だった草花あるいは半乾燥状態だった草花は更に乾燥して、長期間の保存中も草花の色彩が変色・退色しない色鮮やかな押花絵とすることができる。
なお、本願発明者は、上記のような手順及び構成で製作した押花絵30を屋外に載置固定し、自然環境(大気、温度、湿度)下での曝露試験を行った。晴天時の直射日光や雨天時の降雨などに押花絵30を曝すことで1年経過させたが、押花絵30に用いた植物(草花)は、ほとんど変色や退色することなく、植物(草花)の原色を可及的に鮮やかに保持することができることを確認した。
この押花絵の大きさについては限定されることはなく、壁面に懸架して鑑賞するような大型サイズの押花絵やポストカードサイズの押花絵等、種々の寸法で形成することができる。
このように、本発明によれば、押花絵の原料として、乾燥状態である草花あるいは半乾燥状態である草花を乾燥剤及び脱酸素剤と共に密封することで、乾燥草花31あるいは半乾燥草花31bを、無酸素状態で徐々に乾燥させることができるため、草花の変色や退色を確実に低減して、草花の原色を可及的に鮮やかに保持することができる押花絵を提供することができる。また、日本画用水干絵具等の顔料による台紙の着色が容易で、仕上がりの美しい高品質な押花絵を提供することができる。更には、草花の表面は、透明硬質板35と密着状態に圧着されているため、可及的に草花表面が平坦化して、光の乱反射を防止し、光の乱反射に起因する白っぽい表面の色合いを解消し、草花の変色や退色が低減された自然の草花の色彩を現出することができる効果がある。特に、半乾燥状態の草花であるため表面に透明硬質板35を密着すると草花の表面を損傷することなく透明硬質板35になじんで平坦化しやすく、徐々に乾燥する経時的変化が更に無理なくその平坦化現象に貢献する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
12 不織布(クッション部材)
14 布体
30 押花絵
31 乾燥草花
31´ 乾燥草花
31b 半乾燥草花
32 台紙
33 乾燥剤
34 脱酸素剤
35 硬質透明板
36 アルミ箔
50 草花
51 吸水体
52 薄板
61 吸着剤
62 着色吸着剤

Claims (5)

  1. 乾燥草花を台紙の上側に配置すると共に、台紙の下側には乾燥剤と脱酸素剤とを配設し、乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを透明硬質板とアルミ箔などの防湿シートにより挟み込んで、透明硬質板と防湿シートとの周縁を接着することにより乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを密封状態とし、しかも、乾燥草花の上面は透明硬質板に圧着状態となるように構成してなる押花絵において、
    前記台紙は、クッション部材を細目の布体で巻回すると共に、その表面に吸着剤として珪藻土粉末又はタルク又はゼオライトを塗付したことを特徴とする押花絵。
  2. 含水率が約50〜70%の半乾燥状態である半乾燥草花を台紙の上側に配置すると共に、台紙の下側には乾燥剤と脱酸素剤とを配設し、半乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを透明硬質板とアルミ箔などの防湿シートにより挟み込んで、透明硬質板と防湿シートとの周縁を接着することにより半乾燥草花と台紙と乾燥剤と脱酸素剤とを密封状態とし、しかも、半乾燥草花の上面は透明硬質板に圧着状態となるように構成してなる押花絵において、
    前記台紙は、クッション部材を細目の布体で巻回すると共に、その表面に吸着剤として珪藻土粉末又はタルク又はゼオライトを塗付したことを特徴とする押花絵。
  3. 前記台紙は、その表面に前記吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の押花絵。
  4. 採取した草花を各種乾燥方法で乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥工程において乾燥状態とした前記草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程と、
    前記乾燥工程において乾燥状態とした前記草花を、前記塗付工程により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程と、
    前記配置工程にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封する密封工程と、
    前記密封工程にて密封した前記乾燥状態の草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する吸着工程と、
    を有することを特徴とする押花絵の製造方法。
  5. 採取した草花を吸水紙で挟持すると共に加圧して含水率が約50〜70%の半乾燥状態とする半乾燥工程と、
    前記半乾燥工程において半乾燥状態とした前記草花を載置する台紙表面に、吸着剤又は同吸着剤に顔料を混合し着色した着色吸着剤を塗付する塗付工程と、
    前記半乾燥工程において半乾燥状態とした前記草花を、前記塗付工程により吸着剤又は着色吸着剤が塗付された台紙上に絵画的に配置する配置工程と、
    前記配置工程にて前記草花を配置してなる前記台紙を、乾燥剤及び脱酸素剤と共に透明硬質板及びアルミ箔などの防湿シートにて挟持し、さらにその周縁を接着して密封する密封工程と、
    前記密封工程にて密封した前記半乾燥状態の草花を無酸素状態で乾燥させると共に、前記半乾燥状態の草花が乾燥状態となった乾燥草花から発生する変色や退色を促進させるガスを吸着剤又は着色吸着剤によって吸着する吸着工程と、
    を有することを特徴とする押花絵の製造方法。
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