JP2010201526A - 集塵装置付き穿孔工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
集塵装置が着脱可能に構成された穿孔工具において、集塵装置を取り外した際に穿孔工具の吸込口を覆い、ゴミや粉塵の混入を極力低減できるカバーを提供する。
【解決手段】
本体ハウジングと、穿孔される被削材から生じる粉塵を集塵する集塵装置を有する穿孔工具において、集塵装置は本体ハウジングに対して着脱可能に形成され、集塵装置を穿孔工具から取り外した際に本体ハウジングの吸込口から延在させる空気通路を形成する着脱可能なカバー80を設けた。カバー80は、先端工具の回転軸と垂直方向に延びる空気流路を有し、空気流路は下方向に開口させる。カバーには溝部84が形成され、本体ハウジングに形成されたレールに沿って挿通させ、ラッチ機構83で固定させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、電動モータで駆動され、主にコンクリートやレンガといった石材に穿孔穴をあけるための穿孔工具に関し、特に、モータの回転力を先端工具に伝達する伝達駆動部を効果的に冷却することのできる集塵装置付き穿孔工具に関する。
コンクリートやレンガといった石材に対し穿孔穴をあけるために穿孔工具が広く用いられる。穿孔工具はドリル刃を駆動することにより被削材に穿孔穴をあけるものであり、一般的な回転ドリルや、ドリル刃を回転打撃させるハンマドリルや、振動ドリルなどがある。穿孔工具を使用して穿孔作業を行う際には粉塵が発生するため、作業者は防塵マスクや保護眼鏡等を装着して作業をすることがある。近年、作業の際に発生する粉塵を取り除くために、粉塵を吸い取る集塵装置付き穿孔工具が広く用いられるようになってきた。
特許文献1にはその一例を示す回転打撃工具が開示されており、その詳細について図14により説明する。図14は、集塵装置付き穿孔工具を示す側面図であり、集塵装置部分を断面図で示す。先端工具108はハウジング102の前方に突出する工具保持部107において回転打撃工具101に取り付けられる。先端工具108の一部を包囲する集塵アダプタ110は吸引口110aを有し集塵ホース111が接続される。集塵ホース111は収縮式の支持部121で保持され、集塵ケース134に接続される。モータ118の回転軸には、モータ118を冷却するための冷却ファン119が取り付けられる。モータ118が回転し冷却ファン119が回転すると、モータを覆うハウジングの下端に取付けられた冷却風流入口116を介して、冷却風がハウジング内部に流入し、モータ118が冷却される。モータ118を通過した冷却風は図示しない排出口を経てハウジング外部に排出される。
一方、モータ118の回転軸には、冷却ファン119と共に集塵ファン114が同軸上に設けられ、モータ118が回転して集塵ファン114が回転すると、吸引口110aを介して空気を吸引する。この結果、集塵アダプタ110の吸引口110aから塵埃と共に空気が吸引され、吸引された塵埃混じりの空気は、集塵ホース111を通って集塵ケース134に流れ込み、フィルタ135を通過して塵埃が補足された後に、浄化された空気が集塵ファン114に到達する。
特開2008−207360号公報
従来の集塵装置付き穿孔工具においては、集塵装置を穿孔工具から着脱可能とし、穿孔工具を単体で使用することができる。しかし、集塵装置を外した状態では、使用方法によって穿孔工具に設けられた吸込口から粉塵を大量に吸い込んでしまい、集塵ファンを損傷する恐れがあった。特に穿孔工具の先端を上向きにして作業する場合には、上から落ちてくる粉塵が吸込口から直接吸引されるという問題があることが判明した。また、粉塵の吸入を防止するため吸込口を塞いでしまうと、集塵ファンの排気風が無くなり、モータに対して負荷を与えてしまう。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、集塵装置が着脱可能に構成された穿孔工具において、集塵装置を取り外した際に穿孔工具の吸込口を覆い、ゴミや粉塵の混入を極力低減できるようにした集塵装置付き穿孔工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、穿孔工具の吸込口を覆うようにカバーを取り付けるようにし、そのカバーを簡単な構成で安価に実現した集塵装置付き穿孔工具を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの特徴を説明すれば、次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、モータと、モータの回転力を伝達して先端工具を回転させる伝達駆動部と、これらを収容する本体ハウジングと、穿孔される被削材から生じる粉塵を集塵する集塵装置を有する穿孔工具であって、集塵装置は本体ハウジングに対して着脱可能に形成され、集塵装置を穿孔工具から取り外した際に本体ハウジングの吸込口から延在させる空気通路を形成する着脱可能なカバーを設けた。カバーは、先端工具の回転軸と垂直方向に延びる空気流路を有し、空気流路は下方向に開口させる。
本発明の他の特徴によれば、カバーの空気流路内に、流路断面が小さくなるようにする複数のリブ又はスリットを設ける。カバーは、プラスチックの一体成型にて製造することが可能である。さらにカバーにはラッチ機構が設けられ、ラッチ機構は本体ハウジングの一部に係合することによりカバーが落下しないように固定する。
本発明のさらに他の特徴によれば、本体ハウジングの一部に平行なレール手段が形成され、レール手段の近傍には集塵装置の吸込口に接続される吸込口が形成され、カバーはレールを利用して装着されるように構成した。レール手段は2組設けられ、各組のレールは挿入方向から挿入端に向かってレール間の幅が広くなるように形成され、カバーは、2組のレール手段のうち1組だけを用いて装着されるようにした。
請求項1の発明によれば、集塵装置を穿孔工具から取り外した際に本体ハウジングの吸込口から延在させる空気通路を形成する着脱可能なカバーを設けたので、本体ハウジングの吸込口から粉塵等が直接吸い込まれることを防止できる。
請求項2の発明によれば、カバーは、先端工具の回転軸と垂直方向に延びる空気流路を有し、空気流路は下方向に開口するので、先端工具を上向きにして作業するような場合でも、粉塵が吸込口から吸い込まれにくくなり、本体ハウジング内への粉塵の混入を防止できる。また、空気流路の長さや形状を工夫することにより、集塵ファン4による排気音を低下させることができる。
請求項3の発明によれば、カバーの空気流路内に、流路断面が小さくなるようにする複数のリブ又はスリットを設けたので、大きな粉塵がはいることを防止できる。
請求項4の発明によれば、カバーはプラスチックの一体成型にて製造されるので簡単に製造でき、また安価にカバーを製造できる。
請求項5の発明によれば、本体ハウジングの一部に平行なレール手段が形成され、レール手段の近傍には集塵装置の吸込口に接続される吸込口が形成され、カバーはレールを利用して装着されるので、集塵装置の取り付けようのレール手段を利用して、カバーを取り付けることができ、カバーを取り付けるために本体ハウジング側の改造を施さなくても済む。
請求項6の発明によれば、レール手段は2組設けられ、各組のレールは挿入方向から挿入端に向かってレール間の幅が広くなるように形成され、カバーは、2組のレール手段のうち1組だけを用いて装着されるので、カバーの大きさを必要最小限にとどめることができ、外した際に邪魔になりにくいカバーを実現できる。
請求項7の発明によれば、カバーにはラッチ機構が設けられ、ラッチ機構は本体ハウジングの一部に係合するので、穿孔作業時の振動等によってカバーが落下することを防止でき、安定してカバーを保持することができる。
本発明の上記及び他の目的ならびに新規な特徴は、以下の明細書の記載及び図面から明らかになるであろう。
本発明の実施例に係る集塵アダプタ付き穿孔工具の全体を示す側面図である。 本発明の実施例に係る集塵アダプタ付き穿孔工具の全体を示す断面図である。 集塵アダプタ11とスライダー部20の斜視図である。 集塵装置10の穿孔工具1への取り付け方を説明する図である。 穿孔工具1を斜め前方から見た斜視図である。 穿孔工具1を斜め下方から見た斜視図である。 集塵ハウジング部30を斜め後方から見た斜視図である。 集塵ハウジング部30を斜め後方、別の角度から見た斜視図である。 図1のA−A部の部分断面図である。 穿孔工具1に取り付けられるカバー80を斜め後方から見た斜視図である。 穿孔工具1に取り付けられるカバー80を斜め前方下側から見た斜視図である。 穿孔工具1にカバー80を取り付けた際の穿孔工具全体を示す断面図である。 図12のB−B部の断面図である。 従来の穿孔工具を示す側面図であり、一部を断面図で示す。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施例による集塵アダプタ付き穿孔工具の全体を示す側面図である。図1において、穿孔工具1は、駆動のための動作モードとして回転・打撃モード、回転モード、打撃モード及びニュートラルモードの4つの動作モードを備え、本体ハウジング2には、図示しない打撃機構部と、回転伝達機構部及び切替機構部を有する。本体ハウジング2の後端部にはハンドル3が設けられ、このハンドル3にはトリガスイッチ4が設けられるとともに、給電用の電気コード5が接続される。本体ハウジング2の側面部には、動作モード切替用のダイヤル状の切替スイッチ6が設けられる。切替スイッチ6によって、上記4つの動作モードに切替可能である。本体ハウジングの前端部には工具保持部7が設けられ、工具保持部7には図示しないドリル刃等の先端工具が装着され、ドリル刃が打撃力又は回転力或はその双方を受けて被削材に対し所要の作業を行う。
穿孔工具1には、ドリル刃によって生じた粉塵を吸引し、また、ドリル刃に空気を吹き付ける機能をもつ集塵装置10が取り付けられる。集塵装置は、主に、ドリル刃の先端部付近に位置する集塵アダプタ11、集塵アダプタ11を保持し前後方向に伸縮するスライダー部20、スライダー部20を移動可能に保持すると共に、集塵ケース34を収容する集塵ハウジング部30で構成される。集塵装置10は、穿孔工具1に対して着脱可能であり、集塵装置10を取り外した状態で穿孔工具1を単体で使用することも可能である。また、リリースボタン37を押すことにより、集塵ケース34を集塵ハウジング部30から下方向に脱着できるので、集められた粉塵を容易に廃棄できる。
スライダー部20の側方にはレール25が取り付けられ、レール25の後側はレールガイド31c内に滑動可能に保持され、後端部には横方向に突出するレール爪25aが形成される。移動範囲制限ガイド38aと38bによって、レール爪25aが移動できる前後方向の範囲が制限される。移動範囲制限ガイド38aは集塵ハウジング部30の側方に形成された平面ギヤ31dにガイドされて軸方向前後に移動可能であり、スライダー部20の最伸張位置の際のレール爪25aの位置、すなわち初期の位置を規定する。移動範囲制限ガイド38bは集塵ハウジング部30の側方で軸方向前後に移動可能であり、スライダー部20の最伸長位置の際のレール爪25aの位置、すなわち穿孔工具1を被削材に押しつけてスライダー部20が縮んだ最大位置を規定する。移動範囲制限ガイド38aと38bの下方には、平面ギヤ31dが形成され、移動範囲制限ガイド38aと38bからバネで突出する突起部と噛合することにより、移動範囲制限ガイド38a、38bは任意の位置で固定できる。
集塵ハウジング部30の後方側には、集塵装置10を穿孔工具1から着脱可能に保持するための取付部材36が設けられる。取付部材36としては、パッチン錠、樹脂バックル、ラッチなど、公知の固定部材を用いることができる。
図2は、本発明の実施例による集塵アダプタ付き穿孔工具の断面図である。先端工具の一例であるドリル刃8は、図示しない被削材を破砕する先端部8aと、被削材を破砕することで生じる粉塵を穿孔穴内で移動させる機能をもつ螺旋部8bを有する。図に示すように、ドリル刃8の先端部8a付近は、集塵アダプタ11の貫通穴11aを貫通して被削材に達する。
本体ハウジング2には駆動源としてのモータ18が縦置き状態、つまりその回転軸が鉛直になるように収納される。モータ18はロータ18a、ステータ18bを有するACモータであり、モータ18の上方へ延出する出力軸(モータ軸)の上端にはピニオン48が一体に形成される。モータ18の出力軸を挟んで両側には、クランク軸49と中間軸40がそれぞれ垂直且つ回転可能に支承されており、これらのクランク軸49と中間軸40の各中間高さ位置にはギヤがそれぞれ結着され、これらのギヤはピニオン48に噛合する。
本体ハウジング2の上部には、シリンダ41がその軸方向両端部をボールベアリング42aとメタル軸受42bによって回転可能に支承されて水平に配されており、このシリンダ41内にはピストン43と打撃子44が摺動可能に嵌装される。ピストン43は、コンロッド45を介してクランク軸49のクランクピン49aに連結され、コンロッド45の一端は、ピストンピン43aを介してピストン43に連結される。
クランク軸49の回転は、クランクピン49aとコンロッド45によってピストン43のシリンダ41内における前後方向の往復直線運動に変換され、ピストン43の往復運動によって空気室の内圧が変動するため、この内圧の変動によって打撃子44がシリンダ41内を前後方向に往復動して中間子46に間欠的に衝突するため、中間子46からドリル刃8に打撃力が伝達される。
以上説明したギヤ、クランク軸49、コンロッド45、シリンダ41、ピストン43、打撃子44、中間子46等が打撃機構部を構成しており、この打撃機構部によってモータ18の出力軸19の回転がピストン43の往復運動に変換されてドリル刃8に打撃力が与えられる。ドリル刃8の単純な回転は中間軸40から伝達される回転力が傘歯車機構を介してシリンダ41に伝わるもので、中間軸40を含む回転部分が回転伝達機構部を構成する。打撃機構部と回転伝達機構部は同時に、あるいは選択的に駆動させることができ、これらのすべて又は一部がドリル刃を回転または打撃させるための伝達駆動部を構成する。また伝達駆動部のモータ側にはギヤカバー15が設けられ、ピニオン48、クランク軸49、中間軸40をベアリング等を介して回転可能に保持する。
回転・打撃モード作業時において、ドリル刃8の先端部8aから生じた粉塵は、ドリル刃8の回転と螺旋部8bの形状とあいまって、集塵アダプタ11の内部へ導かれ、モータ18の回転軸に設けられた集塵ファン14の吸引力によって、矢印に示すような空気流に乗って、吸引口11bから集塵通路12へ導かれ、集塵ハウジング部に設けられた集塵ケース34内のフィルタ35にて空気と粉塵に分離され、濾過された粉塵は集塵ケース34内へ貯蔵される。尚、詳細を図示していないがフィルタ35は集塵ケース34から着脱可能である。そのため、集塵ハウジング部30の下部を開放状態で構成し、集塵ケース34を下方向から装着可能とした。集塵ケース34を所定の位置まで挿入すると、リリースボタン37の爪部37aが集塵ケース34の一部に形成された凸部34aに係合し、集塵ケール34が安定して保持される。集塵ケース34を脱着する場合は、リリースボタン37を前方から押すことにより、爪部37aと凸部34aの係合状態が解除されることにより、集塵ケース34を下方向に引き抜くことが可能になる。このような構成により集塵ケース34内部に貯蔵された粉塵を容易に廃棄でき、フィルタ35が目詰まりなどした際には容易にフィルタ35の交換をすることができる。
フィルタ35により濾過された空気は空気通路39を通過し、集塵装置10と本体ハウジング2の接合部分を通過し、集塵ファン14へ到達する。集塵ファン14はケーシング9によって覆われ、ファン室が形成される。集塵ファン14に流入した空気の一部は、ファン室の側部に形成された案内口16を通り、矢印17で示すように上方に送出され、残りは集塵アダプタ11の吹出口11cから被削材に吹き付けるために集塵装置10側へ還流させる。ギヤカバー15とケーシング9とハンドル3の間には、案内口16から流出した空気が通過するのに十分な空間が確保されている。尚、図示していないが、この空間内の側壁にリブ等によるガイドを設けて、案内口16から流出した空気を所望の箇所に流れるように導いても良い。
矢印17で示す空気流は、本体ハウジング2内の打撃機構部や回転伝達機構部の周囲を流れて、発熱した部位を冷やして、ボールベアリング42aの側面付近に設けられた後述する排出口47a(図5)、47b(図6)から本体ハウジング2の外部に排出される。集塵ファン14から集塵アダプタ11に還流される空気は、後述する集塵装置10と本体ハウジング2の接合面を通過し、矢印13a、13bのように空気通路13内を流れて集塵アダプタ11の吹出口11cに送られる。
本実施例においては、モータ18の回転軸に集塵ファン14と共に冷却ファン19が設けられ、冷却ファン19の吸引力により、モータ18の下部に設けられた後述する空気取入口(図6の57参照)から外気を吸引し、モータ18のロータ18aとステータ18b間、及びモータ本体の周囲を通過してモータ18を冷却する。吸引された空気はモータ18を冷却後、冷却ファン19へ到達し、後述する排出口53a(図5)、53b(図6)より外部へ排出される。
集塵アダプタ11は、穿孔工具1に取り付けられたスライダー部20により、ドリル刃8付近において、被削材に接触するように位置づけられる。この集塵アダプタ11を前方側から見た斜視図を示すのが図3である。集塵アダプタ11はスライダー部20の先端側に取り付けられ、その内部にはドリル刃8を貫通させるための空間が形成される。この空間部には、ドリルの刃の貫通させるための貫通穴11aが設けられ、穿孔作業によって発生する粉塵を吸引するための吸引口11bと、ドリル刃8の先端部8a付近に空気を吹き出すための吹出口11cが形成される。ここで、吹出口11cから吹き出される空気の量は、吸引口11bから吸引される空気の量よりも少なく設定される。このように空気の量を調整することにより、少ない吸引力で効率よく集塵でき、さらに集塵アダプタ11の外部へ粉塵が漏れることを効果的に防止できる。
再び図2に戻り、スライダー部20は、アウター可動パイプ21と、それに内装されるインナー可動パイプ22により構成される。これらによりインナー可動パイプ22内が集塵通路12となり、インナー可動パイプ22とアウター可動パイプ21の間が吹き付け用の空気通路13となり、2つの通路12、13は同軸状に配置される。また、集塵ハウジング部30は、その本体がアウター固定パイプ31と一体に構成され、その内部にはインナー固定パイプ32が取り付けられる。スプリング24は、空気通路13内に、即ち、アウター側のパイプ(21、31)とインナー側のパイプ(22、32)の間に設けられており、アウター可動パイプ21とインナー固定パイプ32を互いに離間する方向に付勢するので、集塵アダプタ11は被削材の方向に付勢されることになる。
被削材への穿孔作業では、作業者は穿孔工具1のハンドル3を保持し、トリガスイッチ4を操作することでモータ18を駆動し、モータ18の回転力が伝達されることにより、穿孔工具1の先端部8aに装着されたドリル刃8が回転・打撃する。作業者は穿孔工具1を被削材の方向へ押し付けることにより、ドリル刃8が被削材を破砕し、被削材に穿孔穴を生じさせる。
穿孔作業において、作業者は、穿孔穴が深くなるに伴い穿孔工具1をさらに前方に押しつけ、穿孔工具1は被削材の方向へと移動する。穿孔工具1が被削材の方向へと移動するのに伴い、集塵アダプタ11から受ける力によってスプリング24が押し縮められ、アウター可動パイプ21の一部がアウター固定パイプ31の内部に入と共に、インナー可動パイプ22の一部がインナー固定パイプ32の内部に入ることによって、スライダー部20の集塵ハウジング部30からの突出量が変化する。その収縮の際、スライダー部20はドリル刃8の長手方向と略平行になるように保持され、集塵アダプタ11は穿孔工具1に対して、ドリル刃8の軸方向後方に移動することになる。このように、スライダー部20は、伸縮可能に設けられる構成としたために、穿孔穴の深さに対応した集塵を効率よく行なうことができる。
以上説明したように、集塵ファン14から排出された空気は空気通路13を経由して集塵アダプタ11の上部にある吹出口11cへと案内される。吹出口11cによって清浄な空気が、ドリル刃8の先端、及び/又は、被削材の付近に吹き付けられる。このようにドリル刃8の先端付近に風を吹き付けることができるため、滞留している粉塵を効果的に巻き上げ、比較的少ない吸引力にて集塵することができ、さらに、集塵アダプタ11の外部への粉塵が漏れることも抑制することができる。本実施例では、吹出口11cは集塵アダプタ11と一体に形成されるため、吹き付け手段として集塵アダプタと別の部材を追加する必要が生じない。さらに、吹き付けの際に用いる風は、集塵のために用いる集塵ファン14により起こされるため、新たに送風用ファンなどの送風装置を追加する必要が生じない。
次に、図4を用いて集塵装置10の穿孔工具1への取り付け方を説明する。集塵装置10は穿孔工具1に対して下方向に取り外し可能である。穿孔工具1の本体ハウジング2の一部、即ちモータ18が位置する前方側に上下方向に延びる平行な第1レール55と、第2レール56が形成される。2本のレール55、56の上方には、穿孔工具1と集塵装置10の空気が流れる通路を形成する接合面50が斜めに形成される。空気の漏れを防ぐために、穿孔工具1側の接合面50と、集塵装置10側の接合面は、良好に密着される必要がある。そのため、接合面50は第1レール55と、第2レール56と平行でも垂直方向でもなく、取り付け方向(レールの延びる方向)と所定の角度、例えば約45°の角度をもって形成されると好ましい。このように構成すれば、後述するように取り付け部材36によって穿孔工具1に集塵装置10を取り付ける際に接合するのに効率よく荷重が伝達されるため、両者を隙間無く取り付けることができる。
一方、集塵装置10側には第1レール55及び第2レール56と係合する後述する溝が形成される。装着する際には、集塵装置10に形成された後述する2本(2組)の溝を第1レール55と第2レール56に嵌合させながら、図中の点線矢印で示すように集塵装置10を上方向に移動させる。移動させて接合面50と集塵装置10側の接合面を密着させる位置まで来たら取付部材36を突起部54に掛止させる。以上のような手順で集塵装置10を穿孔工具1に取り付けることができる。尚、集塵装置10を取り外す際は、上記と逆の手順をすれば良く、取付部材36の係止状態を解除し、集塵装置10を下方向に移動させることにより脱着できる。
図5は、穿孔工具1を斜め前方から見た斜視図である。本体ハウジング2の前側中央付近には、集塵装置10から空気を吸い込むための吸込口51と、集塵装置10へ吹き出し用の空気を送出するための吹出口52が形成された接合面50が形成される。接合面50の下方には、冷却ファン19によって本体ハウジング2の下方の空気取入口57から吸引された空気が外部に排出されるための排出口53aが形成される。排出口53aには縦及び横方向に数本のスリットが形成され、異物の混入を防止している。
接合面50の近傍であって、本体ハウジング2の側面には、取付部材36を掛止させるための突起部54が本体ハウジング2と一体に形成される。突起部54は、前方から見た形状が略L字状である。接合面50の下側には、集塵装置10の着脱を案内して安定して固定するための第1レール55と第2レール56がそれぞれハウジングの両側に設けられる。尚、ここで左右方向とはハンドル3を握った作業者から見た位置を基準とし、図中に記載した方向を指すものとする。第1レール55の凸状のレール面の左右方向の間隔は、上方に行くに従って両者がやや離れるように配置され、集塵装置10を取り付けた際にがたつきが生じないように形成される。同様に、第2レール56の凸状のレール面の間隔は、上方に行くに従ってやや広くなるように形成される。本実施例において第2レールに比べて第1レールの間隔の変化(傾斜)が大きく設定されている。
本体ハウジング2の上側前方の側部であって、切替スイッチ6の前方には打撃機構部や回転伝達機構部に送出された冷却風を外部に排出するための排出口47aが形成される。排出口47aを設ける位置は必ずしもこの場所に限られるわけではなく、打撃機構部や回転伝達機構部から熱を奪って暖められた空気を効果的に排出できる場所であれば、他の場所に設けても良い。但し、穿孔作業等で巻き上げられた塵埃などが入りにくいように、排出口47aの位置やスリット上の開口の形状、サイズ等を考慮して設定すると良い。
図6は、穿孔工具1を斜め下方から見た斜視図である。本図と図5により第1レール55と第2レール56は本体ハウジング2の右側及び左側に設けられることが理解できるであろう。モータ18の下側はモータカバー58が2つのねじ59に固定されており、モータカバー58には冷却ファン19(図2参照)によって吸引される空気を取り込むための空気取入口57が設けられる。冷却ファン19によって空気取入口57から吸引された空気は、モータ18の内部又は周囲を流れて排出口53aと、本体ハウジング2の右側に設けられる排出口53bを介して外部に排出される。
図7は、集塵ハウジング部30を斜め後方から見た斜視図である。本実施例で特徴的なことは、アウター固定パイプ31は、集塵ハウジング部30のハウジング本体と兼用して一体に製造されることである。即ち、アウター固定パイプ31の軸方向側方には側面壁31a、31b(図8参照)が一体に構成され、これらの後方に背面部材33がネジによって取り付けられる。アウター固定パイプ31と側面壁31a、31bは、例えばプラスチック等の合成樹脂の成型により一体に製造すると重量的にも強度的にも好ましい。側面壁31aの後方には取付部材36が設けられる。背面部材33には、本体ハウジング2に設けた第1レール55と係合する第1溝部33dと、第2レール56と係合する第2溝部33eが形成される。第1溝部33d間の間隔は、下方(矢印a付近)から上方(矢印b)に行くに従い狭くなるように形成される。第2溝部33e間の間隔についても同様である。
背面部材33の上方には、本体ハウジング2側の接合面50と接合される接合面33aが形成され、接合面33aには空気通路13に接続される吹出口33cと、フィルタ35により濾過された空気が流れる空気通路39の出口となる吸込口33bが形成される。吹出口33cは空気通路13に連通するもので、空気通路39の流量に対して少ない空気流量なので、吹出口33cの開口面積は吸込口33bに比べて十分小さくて良い。
図8は、集塵ハウジング部30を斜め後方から見た斜視図であり、図7とは別の角度から見た図である。アウター固定パイプ31の左側側面下方には側面壁31bが形成され、さらにレール25を収容するためのレールガイド31cと平面ギヤ31dが形成される。取付部材36は、例えばプラスチック製のラッチ又はパッチン錠で、側面壁31aに回動自在に支持される開閉レバー36bと、開閉レバー36bに支持される係止レバー36aからなる。
図9は図1のA−A部の部分断面図である。開閉レバー36bは回転軸36cによって側面壁31aに回動自在に支持される。開閉レバー36bには回転軸36dが貫通し、この回転軸36dが係止レバー36aの回動軸となる。係止レバー21の上端部は折り返すように形成され、この押し返し部を本体ハウジング2の側部に設けられた突起部54に係止又は掛合させることにより集塵装置10が落下しないように固定される。この取付部材36によって固定した際には、本体ハウジング2側の接合面50と集塵装置10側の接合面33aには、取付部材36による係合荷重が作用するので良好に密接される。
次に図10〜図13を用いて、集塵装置10を取り外した状態で穿孔工具1を使うときに、穿孔工具1の開口面50を覆うために取り付けられるカバーについて説明する。図4で説明したように、集塵装置10は着脱可能であり、取り外した状態で穿孔工具1を使うことが可能である。しかし、集塵ファン14はモータ18の回転軸に直結されているので、集塵装置10を取り外した際に集塵ファン14の回転を止めることができない。従って、開口面50を開放させたままにすると吸込口51からは空気を吸引し、吹出口52からは空気を排出することになる。この対策として開口面50を閉じてしまうことも考え得るが、そうすると集塵ファン14の回転が妨げられてモータ18に負荷がかかることになる。また、伝達駆動部の冷却作用がなくなってしまう。
そこで本発明においては、集塵装置10を取り外した際にカバーを取り付けるように構成した。図10は穿孔工具1に取り付けられるカバー80を斜め後方から見た斜視図である。カバー80は、図4で示した集塵装置10の取り付け方法と同様に、下から上方向にスライドさせるように挿通して、穿孔工具1の第1レール55を用いて保持される。そのため、第1レール55に対応する溝部84が形成される。尚、カバー80はプラスチック等の合成樹脂の一体成型で製造され、重量が軽いので、その固定には第1レール55だけを使えば十分であり、第2レール56と係合させなくても良い。このように第1レール55だけを使うようにすれば、カバー80の大きさ、特に幅を必要最小限の大きさとすることができ、コンパクトなカバーを実現できる。
カバー80には、本体ハウジング2側の開口面50と密接される開口面81が形成され、開口面81にはカバー80内に形成される空気通路(後述)の出口となる吸込口82が形成される。この吸込口82の大きさは、本体ハウジング2側に設けられる吸込口51の開口面積と同じである。カバー80においては、本体ハウジング2側に設けられる吹出口52に対応する開口は設けられず、その吹出口52に対応する位置にラッチ機構83が設けられる。ラッチ機構83は矢印の方向に動かすことによって掛止部83aが本体ハウジング2側に設けられる吹出口52との係合状態を解除できる。
図11は穿孔工具1に取り付けられるカバー80を斜め前方下側から見た斜視図である。カバー80の内部には、後述する空気通路85(図12参照)が形成され、その開口部86がカバー80の下側において下向きに形成される。この開口部86は、集塵ファン14によって吸引される空気の吸引口となるものであり、穿孔作業時の粉塵等が極力入らないように、下向きになるように構成すると好ましい。また、開口部には複数のスリット87を設けて、所定の大きさ以上の異物が吸引されないように構成する。スリット87の大きさや間隔は任意であるが、穿孔工具1が使われる環境等を考慮して決定すればよい。また、異物が入るのを防止すればよいのであるから、スリットだけでなく、内壁にリブを形成したり、あるいは開口部に網を設けたり、フィルタを設けても良い。
カバー80で特徴的なことは、集塵装置10においてフィルタ35から空気流路39に至る開口が設けられる部分、即ち図11の矢印88に相当する部分が塞がれていることである。この構造により、穿孔作業時に先端工具側から飛散する粉塵が集塵ファン14によって吸い込まれることを効果的に防止することができる。
図12は穿孔工具1にカバー80を取り付けた際の穿孔工具の全体を示す断面図である。この図を図2と比較すれば理解できるように、カバー80により形成される空気通路85は下向きに延びて、その開口部86は下方向を向く。また、開口部86付近にはスリット87が設けられる。モータ18が駆動されると集塵ファン14が回転し、図中の矢印で示し方向に外気が吸引され、集塵ファン14に到達した空気の一部が案内口16を通って伝達駆動部に送出される。集塵ファン14に到達した空気の残りは、吹出口52(図5参照)から排出されるが、吹出口52の位置にはラッチ機構83(図10参照)が係合されるが、吹出口52の開口面を全部覆うのではなく隙間を十分有しているので、この隙間を介して外部に排出される。
図13は、図12のB−B部の断面図である。この図から理解できるように、本実施例においては、スリット87を複数設けることによって空気通路85を8分割している。従って、8分割された開口面よりも大きい異物が集塵ファン14の内部にはいることを防止できる。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、穿孔工具1の接合面50と、集塵装置10の接合面33aを良好に密接させることができ、接合部からの空気漏れを無くし集塵効率を高めることができる。また、フィルタ35によって濾過されたきれいな空気の一部(吹き出しの必要がなければ全部でも可)を伝達駆動部の冷却用に用いるので、伝達駆動部の温度上昇を防ぎ安定した動作が可能となる。
また、モータ18の冷却には専用の冷却ファン19を用いて集塵用の空気流とは独立して冷却しているので、吸引口11bやフィルタ35が詰まったり、何らかの理由で空気通路39に空気が流れなくなった場合であっても、モータ18の冷却効果が衰えることが無く、モータの損傷を防止することができる。
さらに、穿孔工具1に集塵装置10を装着しない場合は、カバー80を取り付けて接合面50の吸込口51からの粉塵の混入を効果的に防止することができるので、穿孔工具の寿命を延ばすとともに安定した穿孔作業を行うことができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、これに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本実施例では集塵装置10には空気の吹出口11cを有するが、吹き出し機構が無くて集塵機構のみの集塵装置においても本発明は適用できる。その場合は、集塵ファン14で吸引された空気の全部を伝達駆動部に送出するか、或いは、空気の一部を伝達駆動部に送出し、本体ハウジングに空気排出口を形成して残りの空気を外部に排出するようにしても良い。
また、上述の実施例では、本体ハウジング2側に第1及び第2のレールを設け、集塵装置及びカバー側に溝部を設けたが、これらの関係を逆にしても良い。さらに、集塵装置の本体ハウジングへの取り付け方法は、レール手段を用いるだけでなく他の固定手段を用いるようにしても良い。その場合、集塵装置の取付方向と接合面が、同方向又は垂直方向ではなく、所定の角度を有するように形成すると好ましい。
さらに、上述の実施例では、ハンマドリルに電源コード5によって給電を行う構成としたが、充電可能な二次電池を用いる構成であっても良い。また、上述の実施例では、ハンマドリルを例として穿孔工具を説明したが、他の穿孔工具であるハンマ、ドリル、振動ドリル、ドライバドリルなどの構成であっても、同様の効果が得られる。
1 穿孔工具 2 本体ハウジング 3 ハンドル
4 トリガスイッチ 5 電源コード 6 切替スイッチ
7 工具保持部 8 ドリル刃 8a (ドリル刃の)先端部
8b (ドリル刃の)螺旋部 9 (ファンの)ケーシング
10 集塵装置 11 集塵アダプタ 11a 貫通穴 11b 吸引口
11c 吹出口 12 集塵通路 13 空気通路 14 集塵ファン
15 ギヤカバー 16 案内口 18 モータ 19 冷却ファン
20 スライダー部 21 アウター可動パイプ 22 インナー可動パイプ
24 スプリング 25 レール 25a レール爪
30 集塵ハウジング部 31 アウター固定パイプ
31a、31b 側面壁 31c レールガイド 31d 平面ギヤ
32 インナー固定パイプ 33 背面部材 33a 接合面
33b 吸込口 33c 吹出口
34 集塵ケース 34 (集塵ケースの)凸部
35 フィルタ 36 取付部材 36a 係止レバー
36b 開閉レバー 36c、36d 回転軸 37 リリースボタン
37a (リリースボタンの)爪部 38a、38b 移動範囲制限ガイド
39 空気通路 40 中間軸 41 シリンダ
42a ボールベアリング 42b メタル軸受 43 ピストン
44 打撃子 45 コンロッド 46 中間子
47a、47b 排出口 48 ピニオン 49 クランク軸
49a クランクピン 50 接合面 51 吸込口
52 吹出口 53a、53b 排出口 54 突起部
55 第1レール 56 第2レール 57 空気取入口
58 モータカバー 59 ねじ
80 カバー 81 開口面 82 吸込口 83 ラッチ機構
84 溝部 85 空気通路 86 開口部 87 スリット
101 回転打撃工具 102 ハウジング 107 工具保持部
108 先端工具 110 集塵アダプタ 110a 吸引口
111 集塵ホース 114 集塵ファン 116 冷却風流入口
118 モータ 119 冷却ファン 121 支持部
134 集塵ケース 135 フィルタ

Claims (7)

  1. モータと、該モータの回転力を伝達して先端工具を回転させる伝達駆動部と、これらを収容する本体ハウジングと、穿孔される被削材から生じる粉塵を集塵する集塵装置を有する穿孔工具であって、
    前記集塵装置は前記本体ハウジングに対して着脱可能に形成され、
    前記集塵装置を前記穿孔工具から取り外した際に前記本体ハウジングの吸込口から延在させる空気通路を形成する着脱可能なカバーを設けたことを特徴とする集塵装置付き穿孔工具。
  2. 前記カバーは、先端工具の回転軸と垂直方向に延びる空気流路を有し、該空気流路は下方向に開口することを特徴とする請求項1に記載の集塵装置付き穿孔工具。
  3. 前記カバーの空気流路内に、流路断面が小さくなるようにする複数のリブ又はスリットを設けたことを特徴とする請求項2に記載の集塵装置付き穿孔工具。
  4. 前記カバーは、プラスチックの一体成型にて製造されることを特徴とする請求項3に記載の集塵装置付き穿孔工具。
  5. 前記本体ハウジングの一部に平行なレール手段が形成され、該レール手段の近傍には前記集塵装置の吸込口に接続される吸込口が形成され、
    前記カバーは前記レールを利用して装着されることを特徴とする請求項4に記載の集塵装置付き穿孔工具。
  6. 前記レール手段は2組設けられ、各組のレールは挿入方向から挿入端に向かってレール間の幅が広くなるように形成され、
    前記カバーは、2組のレール手段のうち1組だけを用いて装着されることを特徴とする請求項5に記載の集塵装置付き穿孔工具。
  7. 前記カバーにはラッチ機構が設けられ、前記ラッチ機構は前記本体ハウジングの一部に係合することにより前記カバーが落下しないように固定することを特徴とする請求項6に記載の集塵装置付き穿孔工具。

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