JP2010200388A - 電動機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロットの断面積を絶縁部材の肉厚を薄肉化することで有効なスロット断面積を拡大して銅線の占有面積を拡大するとともに、固定子鉄心のティースの断面積を拡大することで磁束密度を緩和することによりモータの効率を向上することができる電動機の固定子を提供する。
【解決手段】この発明に係る電動機の固定子は、所定の形状に打ち抜いた電磁鋼板を所定の枚数積層することで構成され、外周にリング状のコアバックを有し、コアバックから内側に向かって放射状にティース13が延びて円周方向に略等間隔に配置される固定子鉄心と、ティース13の軸方向両端面からティースに挿入される二分割された絶縁部材15と、を備え、ティース13は、軸方向両端部が中央部より周方向片側に拡大し、軸方向両端部において周方向に拡大する側が逆になっているものである。
【選択図】図9

Description

この発明は、電動機の固定子鉄心と巻線との絶縁を行う絶縁部材を用いる電動機の固定子に関する。
従来、電動機の固定子に軟磁性の鉄心と巻線を用いるモータの固定子において、鉄心と巻線を絶縁するために用いる部材は、固定子の巻線を収納するスロット部分を絶縁する絶縁部材と、固定子の軸方向両端に、巻線のコイルエンド部が崩れたり、コイルエンド部が崩れて回転子側に倒れ込むことを防止する巻き枠部とが一体となった樹脂で成型される部品で構成され、その部品を固定子鉄心の両側から嵌め込むモータの固定子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、例えば、固定子鉄心を成型金型にインサートして、絶縁部材及び巻き枠部を一体に成型する場合に比べると、成型金型を簡略化することができ、設備・金型の費用を低く抑えられる利点がある。
また、巻線のスロット内における占積率を高めることを目的として、ティースの軸方向中央部分の周方向幅を小さくする形状のステータコアが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、スロット内部に挿入される絶縁体の厚みを軸方向に向かって異ならせ、ティースの両側で厚みを異なるようにすることで、スロットの断面積を大きくして、巻線の占積率を向上させるものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−218407号公報 特開2007−82282号公報 特開2003−079080号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のモータの固定子は、絶縁部材を上下から鉄心に嵌め込むため、両絶縁部材の間に隙間が生じると、固定子鉄心と巻線の間に十分な絶縁の距離(空間距離)が確保できなくなることから、部材同士は先端部分にラップする部分を確保する必要がある。このラップする部分が絶縁部材を成型するのに可能な最小肉厚としても、スロット内部に挿入される絶縁部材の肉厚は、最低でも最大肉厚の2倍の肉厚となってしまう。このようにスロット内部に厚肉の絶縁部材が存在すると、巻線を挿入するのに有効な断面積が小さくなるため、固定子に線径の大きな巻線が巻回できなくなり、電動機の効率を向上の妨げとなる。
また、上記特許文献2記載のステータコアは、ティースの幅を軸方向で変化させて、鉄心中央付近で小さくして巻線のふくらみを防ぐ様に巻線をすることで、占積率を向上させることは可能であるが、軸方向両端にティース幅が最も大きな部分が存在し、スロットの断面積の最小部分はこの位置で制限されてしまう。
また、上記特許文献3のステータは、ティース両側の絶縁体の厚みを異ならせることにより、スロットの有効断面積をひろげることは可能であるが、片側の絶縁体は厚肉な部分が存在する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、スロットの断面積を絶縁部材の肉厚を薄肉化することで有効なスロット断面積を拡大して銅線の占有面積を拡大するとともに、固定子鉄心のティースの断面積を拡大することで磁束密度を緩和することによりモータの効率を向上することができる電動機の固定子を提供する。
この発明に係る電動機の固定子は、所定の形状に打ち抜いた電磁鋼板を所定の枚数積層することで構成され、外周にリング状のコアバックを有し、コアバックから内側に向かって放射状にティースが延びて円周方向に略等間隔に配置される固定子鉄心と、
ティースの軸方向両端面から該ティースに挿入される二分割された絶縁部材と、を備え、
ティースは、軸方向両端部が中央部より周方向片側に拡大し、軸方向両端部において周方向に拡大する側が逆になっているものである。
この発明に係る電動機の固定子は、所定の形状に打ち抜いた電磁鋼板を所定の枚数積層することで構成され、外周にリング状のコアバックを有し、コアバックから内側に向かって放射状にティースが延びて円周方向に略等間隔に配置される固定子鉄心と、ティースの軸方向両端面から該ティースに挿入される二分割された絶縁部材と、を備え、ティースは、軸方向両端部が中央部より周方向片側に拡大し、軸方向両端部において周方向に拡大する側が逆になっているので、巻線と固定子鉄心との絶縁を確保しつつ、絶縁部材の肉厚を薄肉化することができる。そのため有効なスロット断面積が拡大でき、銅線の占有面積が拡大するとともに、固定子鉄心のティースの断面積を拡大することで、ティースの磁束密度を緩和することにより電動機の効率が向上する。
実施の形態1を示す図で、同期電動機100を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、固定子10を示す横断面図。 実施の形態1を示す図で、同期電動機100の固定子10のスロット14付近の拡大図。 実施の形態1を示す図で、固定子鉄心11を示す部分斜視図。 図4のX−X断面図。 実施の形態1を示す図で、絶縁部材15の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、絶縁部材15をティース13の上から挿入した状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、絶縁部材15を図6の位置から180°回転した状態の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、図7に加えて絶縁部材15をティース13の下から挿入した状態を示す図。 実施の形態1を示す図で、従来のものと比較した場合のスロット14面積増加分を示す図。 実施の形態1を示従来のものと比較した場合のティース13面積増加分を示す図。 実施の形態1を示す図で、ティース13の集中巻の巻線16を施した一例を示す図。 実施の形態1を示す図で、スロット14内の巻線配置の一例を示す図。 比較のために示す図で、従来の固定子鉄心のティース113に絶縁部材115を装着した縦断面図。 比較のために示す図で、従来の固定子110のスロット114内の巻線配置を示す図。
実施の形態1.
図1乃至13は実施の形態1を示す図で、図1は同期電動機100を示す横断面図、図2は固定子10を示す横断面図、図3は同期電動機100の固定子10のスロット14付近の拡大図、図4は固定子鉄心11を示す部分斜視図、図5は図4のX−X断面図、図6は絶縁部材15の縦断面図、図7は絶縁部材15をティース13の上から挿入した状態を示す図、図8は絶縁部材15を図6の位置から180°回転した状態の縦断面図、図9は図7に加えて絶縁部材15をティース13の下から挿入した状態を示す図、図10は従来のものと比較した場合のスロット14面積増加分を示す図、図11は従来のものと比較した場合のティース13面積増加分を示す図、図12はティース13の集中巻の巻線16を施した一例を示す図、図13はスロット14内の巻線配置の一例を示す図である。
図14、図15は比較のために示す図で、図14は従来の固定子鉄心のティース113に絶縁部材115を装着した縦断面図、図15は従来の固定子110のスロット114内の巻線配置を示す図である。
電動機の一例として、回転子に永久磁石を用いた同期電動機について説明する。
図1に示すように、同期電動機100は、固定子10と、固定子10の内側に空隙40を介して略同心に配置される回転子20とを備える。尚、以下の説明において、同期電動機100を電動機という場合もある。
回転子20と固定子10との間の空隙40は、例えば、径方向幅が0.3〜1.0mm程度であり、一例では、0.5mmである。
図2に固定子10を示す。固定子10は、少なくとも軟磁性材料からなる固定子鉄心11と、固定子鉄心11に形成されたスロット14に挿入され、電流が通電される巻線(図1、図2では図示していない、図10参照)と、巻線とスロット14とを電気的に絶縁する絶縁部材15とを備える。
固定子鉄心11は、厚さ0.1〜1.0mm程度の薄い電磁鋼板を一枚一枚所定の形状に打ち抜いて、所定の枚数を積層することで構成される。
固定子鉄心11は、肉厚の略円筒形である。外周にリング状のコアバック12を有し、このコアバック12から内側に向かって放射状にティース13が延びて、円周方向に略等間隔に配置されている。ここでは、9個のティース13の例を示す。但し、ティース13の数は、9個に限定されるものではなく任意でよい。
ティース13の先端部13b(回転子20側)は、その両端が円周方向に傘状に延びている。図4も参照のこと。
隣接する二つのティース13間の空間をスロット14と呼ぶ。スロット14も周方向に略等間隔に配置される。スロット14の数は、ティース13の数と同じ9個である。
ティース13は、コアバック12側から内側に向かって略平行の形状を有している。そのため、二つのティース13間に形成されるスロット14は、周方向の長さがその内周側よりもコアバック12側が長くなる。
図示はしないが、巻線は、例えば集中巻方式の三相Y結線である。但し、巻線方式は集中巻やY結線に限定されない。巻線方式は分布巻でもよいし、結線はΔ結線でもよい。
絶縁部材15は、通常、巻線16のコイルエンド部16a(図10参照、巻線16の固定子鉄心11の軸方向両端から外側に突出する部分をいう)が崩れることや、回転子20側に倒れ込むことを防止する巻き枠部(図示せず)と一体に構成されることが多い。
絶縁部材15は、固定子鉄心11を金型内部に配置して、樹脂の射出成形によって一体に成形(インサート成形)することも可能である。しかし、電動機が大きくなると金型も大きくする必要があるなど、製造設備、金型の費用が高くなる。そのため、鉄心とは別に、別途成形した部品(絶縁部材15)を後から取り付けることで、製造設備、金型の費用を抑えることができる。
この場合、絶縁部材15は、電動機の軸方向に上下に分割して、固定子鉄心11のティース13を挟み込むように取り付けられる。
回転子20は、6極の永久磁石埋込型であり、少なくとも回転子鉄心21と、回転子鉄心21の外周縁に沿って形成された6個の磁石挿入孔23に挿入される6個の永久磁石22と、回転軸30とを備える。但し、磁石挿入孔23、永久磁石22の数は任意でよい。本実施の形態は、固定子10に特徴があるので、回転子20の詳細な説明は省く。
詳細は後述するが、図3に示すように、固定子鉄心11のティース13は、軸方向両端部においてティース13の中心に対して片側(図3では右側)を拡大している。この部分を幅拡大部13aとする。幅拡大部13aは、軸方向両端部において、反対側に設けられる。絶縁部材15は、このティース13に沿うように挿入される。
固定子鉄心11は、図4に示すようにティース13の形状が回転軸方向で、上部、中央部及び下部との3カ所でそれぞれ異なっている。中央付近の形状を基準にすると、図5に示すように、軸方向の上側(ティース13上部)では、右側に幅拡大部13aを追加して幅(周方向)は広くなっている。また、軸方向の下側(ティース13下部)では、左側に幅拡大部13aを追加して幅(周方向)が広くなっている。
ここで、ティース13中央部の周方向幅をW1、ティース13上部及びティース13下部の周方向幅をW3と定義する。そして、W3>W1の関係を満たす。
また、ティース13上部及びティース13下部の軸方向長さをL1、ティース13上部及びティース13下部のいずれか一方とティース13中央部の長さの和をL2と定義する。
図6は絶縁部材15の縦断面図である。絶縁部材15は、軸方向に二分割されている。図6は二分割された一方の絶縁部材15を示している。そして、ティース13の軸方向両端面から、二分割された絶縁部材15がティース13に挿入される。二分割された絶縁部材15は、同じ形状である。
一つの絶縁部材15は、ティース13の軸方向の面に挿入される挿入部の長さが、左右(図6において)で異なる。即ち、ティース13上部に挿入される絶縁部材15は、図6に示すように、左側の第1の挿入部15aが、右側の第2の挿入部15bよりも長い。
ここで、絶縁部材15の各部の寸法を、つぎのように定義しておく。
(1)W3:第1の挿入部15aと第2の挿入部15bとの間の距離(ティース13上部及びティース13下部の周方向幅W3と略等しいので同じ記号とする);
(2)W4:絶縁部材15の周方向の長さ;
(3)L4:第2の挿入部15bの軸方向の長さ;
(4)L3:第1の挿入部15aの軸方向の長さ;
(5)d:絶縁部材15のスロット14内の厚さ。
そして、以下の関係を満たす。
W4>W3
L4>L3
d=(W4−W3)/2
また、ティース13上部及びティース13下部周方向幅W3とティース13中央部の周方向幅W1との差(W3−W1)は、絶縁部材15のスロット14内の厚さdに略等しい。
二つの絶縁部材15をティース13の軸方向両端から挿入するが、図6はティース13上部に一方の絶縁部材15をティース13の上から挿入した状態を示している。
図7に示すように、絶縁部材15は、第1の挿入部15aがティース13の幅拡大部13aに沿うように挿入される。そして、ティース13上部(幅拡大部13a)の軸方向長さL1と、第1の挿入部15aの軸方向の長さL3とは、
L3>L1
の関係を満たす。
また、ティース13上部とティース13中央部の長さの和L2と、第2の挿入部15bの軸方向の長さL4とは、
L4<L2
の関係を満たす。
次に、ティース13下部にも絶縁部材15を挿入する。図8はティース13下部に挿入される絶縁部材15の姿勢を示す。絶縁部材15は、図6に示すものと同じものである。図6の状態から180°回転させたものである。
図9は図7に加えて絶縁部材15をティース13の下から挿入した状態を示す図である。ティース13上部及びティース13下部周方向幅W3とティース13中央部の周方向幅W1との差(W3−W1)は、絶縁部材15のスロット14内の厚さdに略等しいのでティース13の上下から挿入される二つの絶縁部材15の先端部は当接しない。
ティース13上部及びティース13下部周方向幅W3とティース13中央部の周方向幅W1との差(W3−W1)を、ティース13上部及びティース13下部の拡大代とする。
また、ティース13の軸方向の全長は、ティース13上部及びティース13下部の軸方向長さをL1、ティース13上部及びティース13下部のいずれか一方とティース13中央部の長さの和をL2とするとき、L1+L2で表される。そして、第1の挿入部15aの軸方向の長さL3と第2の挿入部15bの軸方向の長さL4との和(L3+L4)は、L1+L2よりも所定の寸法(巻線16とティース13との絶縁に必要な絶縁距離(沿面距離)から絶縁部材15のスロット14内での厚さdの2倍を引いた長さ)だけ長くなっている。従って、ティース13の上下から挿入される二つの絶縁部材15の先端部が、軸方向に所定の寸法だけ重なるように挿入することができる。
本実施の形態の効果をわかりやすくするため、ここで、従来の固定子鉄心のティース113に絶縁部材115を装着したものとの比較を行う。
図14は比較のために示す図で、従来の固定子鉄心のティース113に絶縁部材115を装着した縦断面図である。ティース113の周方向幅はW1で、軸方向全長に亘って同一である。
二分割された絶縁部材115が、ティース113の上下から挿入される。二つのティース113の先端が当接する部分は、当接部の沿面距離が長くなるように、互いに重なるように、且つ絶縁部材115のスロット114(図15参照)内での厚さが当接部でその他の箇所と変わらないように組み合わされる。
そのため、絶縁部材115のスロット114内での厚さは、本実施の形態における絶縁部材15の第1の挿入部15a及び第2の挿入部15bの厚さdの略2倍の2dである。
図10は従来のものと比較した場合のスロット14面積増加分を示す図である。図10の破線部分がスロット14面積増加分である。これを数式で表すと、以下のようになる。
スロット14面積増加分=2×((L1+L2)−L3)×d)
図11は従来のものと比較した場合のティース13面積増加分を示す図である。図11の色の濃い部分が、ティース13面積増加分を示している。これを数式で表すと、以下のようになる。
ティース13面積増加分=2×(W3−W1)×L1
(W3−W1≒d)
このように、本実施の形態は、ティース13と絶縁部材15を図9に示す構成とすることにより、従来のものに比べて、スロット14面積が2×((L1+L2)−L3)×d)だけ増加するとともに、ティース13面積が2×(W3−W1)×L1だけ増加する。
上記の面積が増加したスロット14に巻線を施す場合、巻線16の占有できるスロット14の形状は軸方向で均一(同形状)ではなく増加分を全て利用できないが、図12、図13に示すように、巻線16を斜めに配置することができるため、従来(図15参照)よりも多くの巻線を巻くことできる。
例えば、図13に示すように、濃い色で示す巻線16bを追加することができる。概略、スロット14面積増加分の半分程度利用可能である。
このように、従来より多くの巻線を巻くことでき、同期電動機100の効率を向上することができる。
また、ティース13面積を、2×(W3−W1)×L1だけ増加することができるので、ティース13の磁束密度を下げることができるため鉄損が減少して、さらに同期電動機100の効率を向上させることができる。
以上の説明は、同期電動機100を例に行ったが、必ずしも同期電動機100に限定されるものではなく、また、巻線16をティース13に集中的に巻回する形式の電動機に限定されるものでも無い。固定子鉄心11のスロット14内部における絶縁部材15の占める面積を減らすものであるため、誘導電動機のように、回転子に永久磁石を用いない電動機であっても良く、また、固定子巻線も分布巻きと呼ばれる巻線形式の電動機であっても良い。
本発明の活用例として、固定子に巻線を備える電動機全般への適用が可能である。
10 固定子、11 固定子鉄心、12 コアバック、13 ティース、13a 幅拡大部、13b 先端部、14 スロット、15 絶縁部材、15a 第1の挿入部、15b 第2の挿入部、16 巻線、16a コイルエンド部、16b 巻線、20 回転子、21 回転子鉄心、22 永久磁石、23 磁石挿入孔、30 回転軸、40 空隙、100 同期電動機。

Claims (4)

  1. 所定の形状に打ち抜いた電磁鋼板を所定の枚数積層することで構成され、外周にリング状のコアバックを有し、前記コアバックから内側に向かって放射状にティースが延びて円周方向に略等間隔に配置される固定子鉄心と、
    前記ティースの軸方向両端面から該ティースに挿入される二分割された絶縁部材と、を備え、
    前記ティースは、軸方向両端部が中央部より周方向片側に拡大し、前記軸方向両端部において周方向に拡大する側が逆になっていることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記ティースの軸方向両端部が中央部より周方向片側に拡大する拡大代は、前記ティースに挿入される前記絶縁部材の厚さと略等しいことを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 前記絶縁部材は、前記ティースに挿入される第1の挿入部と、前記第1の挿入部よりも軸方向の長さが短い第2の挿入部とを有し、前記第1の挿入部と前記第2の挿入部の厚さは略等しく、
    前記第1の挿入部が、前記ティースの周方向に拡大していない軸方向端部から該ティースに挿入されるとともに、
    前記第2の挿入部が、前記ティースの周方向に拡大している軸方向端部から該ティースに挿入されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動機の固定子。
  4. 前記第2の挿入部の軸方向の長さは、前記ティースの中央部より周方向片側に拡大している軸方向端部の軸方向の長さより長く、且つ前記第1の挿入部と前記第2の挿入部の軸方向の長さの和は、前記ティースの軸方向長さよりも所定寸法長いことを特徴とする請求項3記載の電動機の固定子。
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