JP2010199801A - 画像通信装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予めワンタッチ登録されたFAX宛先を用いて送信する場合に、送信者の操作を煩雑にすることなく誤送信を極力回避する。
【解決手段】CPUは、FAX送信先がワンタッチで入力されると(S206にてYES)ワンタッチ宛先情報をHDDから読出すステップ(S208)と、FAX宛先情報についての確認項目を入力する画面を表示するステップ(S210)と、読出したワンタッチ宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致していないと(S214にてNO)一致するまで不一致部分を表示するステップ(S218)と、読出したワンタッチ宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致すると(S214にてYES)FAX送信処理を実行するステップ(S216)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ファクシミリ装置に代表される画像データを送信する装置であって、ワンタッチダイヤルにより送信先(ファクス送信先、Eメール送信先、インターネットファクス送信先等)を指定したり短縮ダイヤルにより送信先を指定したりすることができる画像通信装置に関し、特に、画像データの送信先を簡便に確認して、誤送信を防止することができる画像通信装置に関する。また、本発明は、このような画像通信装置を備えた画像形成装置にも関する。
画像データを通信するファクシミリ装置においては、原稿読取部に送信原稿をセットして所望のファクス送信先の回線番号(公衆回線網における通信回線番号であって所謂ファクス番号)をテンキー等により入力して、スタートボタンを押下するという一連の操作により、画像データを送信している。その際、送信先のファクス番号の入力を誤ると、所望のファクス送信先へ画像データが送信されず、所望でないファクス送信先へ画像データが送信されてしまうという問題がある。特に、送信原稿に機密事項を含む場合、このような誤送信は許されるものではない。このような問題は、ファクス番号により画像データの送信先を指定する場合に限定されず、Eメールでイメージデータを送信したりインターネットファクスでイメージデータを送信したりする場合においてインターネット通信網のアドレス情報により画像データの送信先を指定する場合であっても同じである。
特開平2−200058号公報(特許文献1)は、このようなファクスの誤送信を回避する誤送防止方式を開示する。この誤送防止方式は、送信原稿を送信する際には、画像データの送信先のファクス番号が、ユーザの操作により2回入力されて、1回目の入力操作内容と2回目の入力操作内容とが一致しなければ、当該原稿が送信されないことを特徴とする。
この誤送防止方式によると、ファクス番号の入力を2回繰返すことによりファクシミリ装置自体でダブルチェックを行なうことになり、簡便かつ安価に、人為的な入力ミスを極力回避することができる。
特開平2−200058号公報
しかしながら、ファクシミリ装置において宛先番号を2度ダイヤル操作して、1回目のダイヤル番号と2回目のダイヤル番号とが一致したときに送信を許可するという手順は煩わし過ぎるのは明白である。さらに、印刷されたファクス番号帳を見てダイヤル操作している場合には同じ欄に記載されたファクス番号を2回入力しているだけの場合もあり、見ている欄がそもそも誤っているのであればダブルチェックとして機能していない。また、ファクス番号を暗記してダイヤル操作している場合にはユーザが記憶した10桁程度の数字を2回入力しているだけの場合もあり、暗記したファクス番号がそもそも誤っているのであればダブルチェックとして機能していない。
このようなファクシミリ装置において、1回であっても10桁程度のファクス番号を入力するユーザの操作を簡略化するために、予めワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルとして宛先名及び宛先番号を登録しておき、送信時にそれらワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルを用いて相手先を指定することが行なわれている。
このようなワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルによる送信先の指定においても誤送信が発生する可能性がある。たとえば、ワンタッチダイヤルの押し間違い、短縮ダイヤル番号の入力間違い、又は、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルとして登録されている宛先情報(宛先情報、ファクス番号情報等)の間違いが原因である。このような場合には、ユーザは間違いに気付くこともなく誤送信してしまうことが発生し得る。このため、ワンタッチダイヤルによる送信先指定又は短縮ダイヤルによる送信先指定における誤送信防止策として、例えば、送信先が選択された際に、宛先名及び/又は宛先番号の再確認メッセージを表示している。この表示に対して、操作者に、[OK]キーの押下を求めたり、同じワンタッチダイヤルの再押下を求めたりして、送信を許可している。
しかしながら、このような、[OK]キーの押下又は同じワンタッチダイヤルの再押下は、例えばタッチパネルに対する一連の連続した動作であるため、操作に慣れたユーザ等は、十分な確認をせずに[OK]キーを押下したり、ワンタッチダイヤルを再押下したりしてしまい、誤送信が発生するという傾向が改善されにくい。
したがって、本発明の目的は、送信先情報(識別情報、宛先名情報、宛先ファクシミリ番号情報、宛先アドレス情報等)を予め登録しておいて、送信先をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定する場合であっても、ユーザに要求する確認操作を煩雑にすることなく、かつ、誤送信を極力回避することができる画像通信装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することである。
本発明に係る画像通信装置は、送信先を特定する特定情報よりも少ない量の情報を用いて送信先を指定して画像データを送信する画像通信装置である。この画像通信装置は、送信先の識別情報と、送信先の特定情報と、送信先の宛先名情報とを含む送信先情報を予め複数記憶するための記憶手段と、ユーザが送信先を指定するための指定手段と、ユーザにより指定された送信先についての送信先情報を記憶手段から読出すための読出手段と、送信先情報の中の少なくともいずれかの情報を確認項目として入力するための入力手段と、読出された送信先情報及び入力された情報とに基づいて、送信先への画像データの送信を許可するか否かを判定するための判定手段と、判定手段により送信先への画像データの送信を許可すると判定されると、画像データを送信先に送信するための送信手段とを含む。
この画像通信装置が画像データ通信機能(ファクシミリ機能、Eメール又はインタネットファクスによる画像データ通信機能を含むが、この段落においては、ファクシミリ機能を代表させて説明する。)を備える場合において、例えばワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルとして、比較的繰返し使用される画像データの宛先についての特定情報が予め記憶される。すなわち、この画像通信装置においては、通信回線番号(10桁程度のファクス番号)を特定する情報よりも少ない量の情報(例えばタッチパネル上のワンタッチダイヤルを指定するワンタッチ情報又は短縮ダイヤルの2桁〜3桁程度の数字の入力情報)を用いてファクス送信先を指定して画像データを送信する。このような場合において、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルによりファクス送信先が指定された場合、指定されたファクス送信先の送信先情報の中の識別番号(検索番号等)、通信回線番号情報(ファクス番号)及び宛先名情報(会社名等)の少なくとも1つの情報が確認項目として入力される。入力された情報と記憶された送信先情報とが一致したときのみファクス送信を許可する。このため、ファクス番号の全桁を2回入力するような煩わしさがなく、単に「OK」ボタンを押下したりワンタッチダイヤルを再押下したりするのではなく、確認項目(情報の全部又は一部)を入力することにより、誤送信を極力回避することができる。その結果、送信先情報(識別情報、宛先名情報、宛先ファクシミリ番号等の特定情報等)を予め登録しておいて、送信先をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定する場合であっても、ユーザに要求する確認操作を煩雑にすることなく、かつ、誤送信を極力回避することができる画像通信装置を提供することができる。
この入力手段は、いずれかの情報の少なくとも一部を入力するための手段を含むように構成できる。さらに、この入力手段は、いずれかの情報の少なくとも一部であって、予め定められた量の情報を入力するための手段を含むように構成できる。
ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定された画像データ送信先の送信先情報の中の、識別番号、特定情報(通信回線番号情報、アドレス情報)及び宛先名情報の少なくとも1つの情報の少なくとも一部が確認項目として入力される。このため、全桁を入力することなく、画像データ送信先を確認することができる。さらに、予め入力する情報の量(具体的には文字数又は桁数等)を指定しておくことができる。このときに記憶された複数の送信先から画像データ送信先を一意に特定できる最小の桁数を指定することにより、画像データ送信先を確認するためのユーザの負荷を最小限に抑制することができる。
この判定手段は、読出された送信先情報と入力された情報との間において、一部が一致していないと、送信先への画像データの送信を許可しないと判定するための手段を含むように構成できる。
ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定された画像データ送信先の送信先情報の中の、識別番号、特定情報(通信回線番号情報、アドレス情報)及び宛先名情報の少なくとも1つの情報に対して入力された情報が一致していない場合には、画像データ送信先の指定(登録時に入力した情報又は指定時の入力した情報)が誤っている。このため、このような場合には画像データの送信を許可されないので、誤送信を回避できる。
この画像通信装置は、判定手段により送信先への画像データの送信を許可しないと判定されると、送信先に画像データを送信する操作について誤りがあることをユーザに報知するための報知手段をさらに含むように構成できる。
送信先への画像データの送信を許可しないと判定される場合、送信先に画像データを送信する操作、例えばワンタッチ登録操作又は/及びワンタッチ指定操作に誤りがある。このような場合には、誤送信を回避するとともに、画像データが送信されない理由をユーザが認識することができる。
この報知手段は、一致していない部分の報知態様を、一致している部分の報知態様とは異ならせてユーザに報知するための手段を含むように構成できる。さらに、この報知手段は、誤りについての情報を表示すること及び誤りについての情報を印刷することの少なくともいずれかによりユーザに報知するための手段を含むように構成できる。
画像データが送信されない理由が、どの部分が一致していないのかについて(誤っている部分)をユーザが認識することができるので、画像データ送信先の再指定が容易になる。この場合において、タッチパネルに誤りについての情報を表示させたり、記録紙に誤りについての情報を印刷したりすることにより、ユーザに知らしめることができる。
この判定手段は、読出された送信先情報と入力された情報との間において、一部が一致していると、送信先への画像データの送信を許可すると判定するための手段を含むように構成できる。さらに、この判定手段は、読出された送信先情報と入力された情報との間において、一部が一致していて、かつ、入力された情報により記憶手段に記憶された送信先が一意に特定されると、送信先への画像データの送信を許可すると判定するための手段を含むように構成できる。
ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定された画像データ送信先の送信先情報の中の、識別番号、特定情報(通信回線番号情報、アドレス情報)及び宛先名情報の少なくとも1つの情報に対して入力された情報の一部が一致していると画像データの送信を許可するので、画像データの誤送信を抑制することができる。さらに、このように一部が一致していて、かつ、入力された情報により記憶された送信先が一意に特定されると画像データの送信を許可するので、画像データの誤送信を回避することができる。
この指定手段は、タッチパネルにより構成され、送信先についての表示位置に対応付けされた入力ボタンをユーザが押下することにより送信先を指定するための手段を含むように構成できる。
タッチパネルに表示された、複数の送信先についての表示(ボタン)を押下することにより、送信先を指定することができる。このため、容易に、画像データの送信先を指定でき、かつ、このような容易な指定である場合に想定される押し間違いによる画像データの誤送信を回避できる。
ここで、特定情報は、公衆回線網におけるファクス番号又はインターネット通信網におけるアドレス情報であるように構成できる。
この発明の別の局面に係る画像形成装置は、上述したいずれかの画像通信装置を備えた画像形成装置である。
この画像形成装置が備える画像通信装置は、ワンタッチ情報又は短縮ダイヤルを用いてファクス送信先(Eメール送信先、インターネットファクス送信先)を指定して画像データを送信する。このような場合において、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルにより画像データの送信先が指定された場合、指定された画像データの送信先の送信先情報の中の識別番号、特定情報(通信回線番号情報、アドレス情報)及び宛先名情報の少なくとも1つの情報が確認項目として入力される。入力された情報と記憶された送信先情報とが一致したときのみ画像データの送信を許可する。このため、ファクス番号の全桁を2回入力するような煩わしさがなく、確認項目(情報の全部又は一部)を入力することにより、画像データの誤送信を極力回避することができる。その結果、送信先情報(識別情報、宛先名情報、宛先ファクシミリ番号等の特定情報等)を予め登録しておいて、送信先をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定する場合であっても、ユーザに要求する確認操作を煩雑にすることなく、かつ、誤送信を極力回避することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像通信装置及びそれを備えた画像形成装置によると、ファクシミリ送信等の画像データの送信において、送信先情報(識別情報、宛先名情報、宛先ファクシミリ番号、アドレス情報の特定情報等)を予め登録しておいて、送信先をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定する。このため、画像データの送信先の指定が容易である。このような場合に発生しがちな指定間違いに対して、ユーザに確認操作を要求するが、送信先情報の一部を確認項目として、さらにその情報の一部を入力することにより、ユーザに要求する確認操作を煩雑にすることを抑制できる。その結果、ユーザに要求する、送信先についての指定操作及び確認操作を煩雑にすることなく、かつ、誤送信を極力回避することができる画像通信装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置150の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。 図1に示す画像形成装置150のハードウェア構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す画像形成装置150に記憶されるワンタッチ指定テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるワンタッチ宛先登録プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるワンタッチ送信処理プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す表示パネル172に表示される画面の一例を示す図である。 図3に示す画像形成部154で印刷される画像の一例を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下においては、電子写真方式の画像形成装置(複合機)について説明するが、本発明はこれに限定されず、送信側においてワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルによるファクス宛先を指定可能な、少なくともファクシミリモードを有する複合機であればよく、ファクシミリ通信可能という意味においては画像通信装置であればよい。また、これ以降の説明においては、「ファクシミリ」、「ファクス」及び「FAX」を特に区別しないで使用する。さらに、本発明は、上述したファクシミリ通信に限定されず、Eメールでイメージデータを送信したりインターネットファクスでイメージデータを送信したりする画像データ通信機構を有する画像通信装置又はこのような画像通信装置を備えた画像形成装置(複合機)であればよい。以下においては、ファクス送信、Eメール送信及びインターネットファクス送信の中の、ファクス送信を代表させて説明する。したがって、以下の説明においては、これらの送信を特に区別して記載する場合を除いて、ファクス送信には、Eメール送信及びインターネットファクス送信等のファクス以外の他の画像データ送信機能を含むものとする。
以下に本発明の実施の形態に係る画像形成装置(複合機又は通信装置)について説明する。この画像形成装置は、上述した画像通信装置を含む構成を備えるものである。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置150の外観構成を示す図である。図2は、画像形成装置150の内部構成を簡略化して示す図である。図3は、画像形成装置150の機能ブロック図である。
図1及び図2を参照して、画像形成装置150は、原稿読取部152、画像形成部154、給紙部156、及び排紙処理装置158を備える。
ここで、ファクシミリモードでの動作説明を行なうことによって、画像形成装置150の内部構成の説明とする。
−送信動作−
画像形成装置150においては、ファクシミリモードを指定して、詳しくは後述するファクス宛先についての指定処理及び確認処理の後に原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部152により画像データとして読取られ、読取られた画像データが図3に示すマイクロコンピュータ等から構成されるCPU(Central Processing Unit)300に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データがFAX通信部(後述する図3のFAX通信部155)へと出力される。
送信側の画像形成装置150のFAX通信部155は、指定された送信側の回線を指定された送信先に接続して、画像データをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(例えばファクシミリ機能を備えた画像形成装置150)へ送信する。
−通信動作−
回線が接続されると、受信側の画像形成装置150のFAX通信部155は、送信側の画像形成装置150のFAX通信部155からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、例えば、FAX通信部155は、送信側及び受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない利用可能な最大能力での通信速度及び画像データの符号化・符号訂正方式などを決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側の画像形成装置150のFAX通信部155から受信側の画像形成装置150のFAX通信部155へデータを送信する。送信が終了すると回線が切断される。
−受信動作−
受信側の画像形成装置150のFAX通信部155は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部154へ送る。なお、通信データを画像データへ変換するのは画像形成部154であっても構わない。
画像形成部154は、受信した画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷するものであって、感光体ドラム222、帯電装置224、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」と称する。)226、現像装置228、転写装置230、クリーニング装置232、定着装置234、及び図示しない除電装置等を備えている。
画像形成部154には、主搬送路236及び反転搬送路238が設けられており、給紙部156から給紙されてきた記録用紙が主搬送路236に沿って搬送される。給紙部156は、用紙カセット240に収納された記録用紙、又は手差トレイ242に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部154の主搬送路236へと送り出す。
画像形成部154の主搬送路236に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラム222と転写装置230との間を通過し、更に定着装置234を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラム222は、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置232と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置224により均一に帯電される。
LSU226は、印刷対象の画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム222の表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラム222の表面に形成する。
現像装置228は、トナーを感光体ドラム222の表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム222の表面に形成する。
転写装置230は、この転写装置230と感光体ドラム222との間を通過していく記録用紙に感光体ドラム222の表面のトナー像を転写する。
定着装置234は、記録用紙を加熱するための加熱ローラ248と、記録用紙を加圧するための加圧ローラ250とを含む。記録用紙は、加熱ローラ248によって加熱され、かつ、加圧ローラ250によって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。
主搬送路236と反転搬送路238との接続位置には、分岐爪244が配設されている。記録用紙の片面のみに印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が位置決めされ、この分岐爪244により定着装置234からの記録用紙が排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれる。
記録用紙の両面に印刷が行なわれる場合は、分岐爪244が所定方向に回動されて記録用紙が反転搬送路238の方へと導かれる。記録用紙は、反転搬送路238を通過して、その表裏を反転されて主搬送路236へと再び搬送され、主搬送路236の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行なわれて排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれる。
上記のようにして、受信した画像データが印刷された記録用紙は、排紙トレイ246又は排紙処理装置158の方へと導かれて排紙トレイ246に排出され、又は排紙処理装置158の各排紙トレイ168の何れかに排出される。
[ハードウェアブロック]
図3を参照して、画像形成装置150はさらに、通信処理及び画像形成処理に関する各機能の設定が可能な操作装置166と、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)306と、通電が遮断された場合であってもプログラム及びデータ等を記憶可能な不揮発性記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)302と、プログラムを実行する際の記憶領域を提供するためのRAM(Random Access Memory)308とを含む。
画像形成装置150はさらに、原稿読取部152、画像形成部154、FAX通信部155、操作装置166、ROM306、HDD302、及びRAM308に接続されるバス310と、バス310に接続された、画像形成装置としての一般的機能を実現するためのCPU300とを含む。
ROM306には、画像形成装置150の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。CPU300は、ROM306に格納されているプログラム及びデータに従って画像形成装置150の制御を行なうと共に画像形成装置150の各機能に関する制御を実行する。
図3に示すように、この画像形成装置150のFAX通信部155には、画像データの送受信用に公衆回線が接続されている。
RAM308は、CPU300による演算及び処理の結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能とを提供する。
原稿読取部152、画像形成部154、操作装置166の板状の操作パネル170及び表示パネル172、並びにROM306、HDD302、及びRAM308に対する制御は、CPU300が所定のプログラムを実行することにより行なわれる。
操作装置166は、操作装置166の表面の右側の領域に配置された、テンキー、及びその他の種々の操作ボタンであるハードウェアキーが備えられている板状の操作パネル170と、操作装置166の中央部から左側の領域に配置された、小型のタッチパネル一体型液晶表示装置から構成されている表示パネル172とを含む。操作パネル170と表示パネル172とは一つの筐体に保持され、操作装置166は全体として一体となるように構成されている。
この操作装置166においては、表示パネル172に、この画像形成装置150の状態、宛先指定状況、ジョブの処理状況等が表示される。表示パネル172の液晶表示装置の表示領域上には選択ボタンが表示され、この選択ボタンの表示されている領域を指で押すと、タッチパネルがその押された位置を検出する。プログラム上で選択ボタンの表示位置とタッチパネルが押された位置とを照合することにより、画像形成装置150の機能設定及び動作指示等が行なわれる。
なお、このようなタッチパネルを用いた所謂ソフトウェアキーの他に、ハードウェア形式のキーボード(アルファベットキー又はカナキー及びテンキー)が操作装置166の下方から引き出し及び押し込み自在に形成(机の引き出しにキーボードが収納されているように形成)されていても構わない。
この画像形成装置150は、ファクシミリを送信する送信先についての情報(検索番号、宛先名、ファクス番号)を予め登録しておいて、送信先をワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルで指定することができる。このため、HDD302には、図4に示すフィールドを備えたワンタッチ指定テーブルが記憶される。また、Eメール送信及びインターネットファクス送信の場合には、ファクス番号はアドレス情報となる。このようにファクス番号に代えてアドレス情報を記憶するようにしてもよいし、ファクス番号に加えてアドレス情報を記憶するようにしてもよい。
このワンタッチ指定テーブルは、検索番号をキーとして、少なくとも、宛先名フィールドと、ファクス番号フィールドとで構成されている。このほかに図4には図示していないが、表示パネル170に表示するキー名称、ファクス送信先情報を確認する際の項目及び桁数が記憶される。なお、ファクス送信先情報を確認する際の項目及び桁数については、ファクス宛先ごとに記憶する必要はない。
なお、この図4においては、検索番号を3桁の数字で指定しているが、この3桁の数字をテンキーで押下して宛先を指定する場合には短縮ダイヤルとして、この3桁の数字と表示パネル172に表示された宛名とが関連付けされて、表示されたタッチパネル上のキー名称(宛名の略称等)を押下することにより宛先を指定する場合にはワンタッチダイヤルとして機能する。なお、短縮ダイヤルとワンタッチダイヤルとを併用するものであっても構わない。短縮ダイヤル及びワンタッチダイヤルは、このようなものに限定されるものではない。短縮ダイヤルとワンタッチダイヤルとは、ファクス番号を特定する情報よりも少ない量(桁数)の情報を用いてファクス送信先を指定する点で共通している。短縮ダイヤルとワンタッチダイヤルとの違いは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、短縮ダイヤルとワンタッチダイヤルとを明確に区別する場合を除き、短縮ダイヤルとワンタッチダイヤルとは特段の差異はないものとする。
本実施の形態に係る画像形成装置150は、ワンタッチダイヤルでのFAX送信時の誤送信を防止するために、宛先を確認する機能を備える。この機能は、ワンタッチダイヤルによりファクス送信先を指定した後に確認画面を表示する。この確認画面において、ワンタッチダイヤルで指定された宛先情報の一部(ワンタッチダイヤルの検索番号、宛先名称の一部又は全部、ファクス番号の一部又は全部の少なくともいずれか)を確認項目として入力させ、その入力が正しかった場合に送信を許可する。その入力が正しくなかった場合には、確認画面にて不一致箇所を強調して表示したり、画像形成部154を用いて不一致箇所の情報を印刷したりする。このような機能を実現するために、画像形成装置150は、以下に示すソフトウェア構成を備えたプログラムを実行する。
[ソフトウェア構成]
図5及び図6は、画像形成装置150で実行されるワンタッチ宛先登録プログラム及びワンタッチ送信プログラムの制御構造を示すフローチャートである。なお、画像形成装置150のCPU300は、このようなプログラムと並行して、コンピュータ又は画像形成装置としての一般的機能を実現するプログラムを実行する。しかしながら、そのプログラムは、本発明の本質的部分とは直接関係するものではないので、その詳細についてはここでは説明しない。
図5を参照して、ステップ(以下、ステップをSと記載する。)100にて、画像形成装置150のCPU300(以下、単にCPU300と記載する。)は、短縮ダイヤル又はワンタッチダイヤルについてのワンタッチ宛先登録要求が入力されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、表示パネル172のタッチパネルからユーザ(送信者)により入力された情報に基づいて、ワンタッチ宛先登録要求が入力されたか否かを判定する。ワンタッチ宛先登録要求が入力されたと判定されると(S100にてYES)、処理はS102へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、この処理は終了する。
S102にて、CPU300は、ワンタッチ宛先情報(検索番号、宛先名、検索文字、キー名称、ファクス番号、確認項目及び確認桁数等)を入力する要求を、表示パネル172に表示する。なお、検索番号は、空いている番号が適宜設定されるものであっても構わないので、この場合には検索番号を入力する要求は表示されない。また、Eメール送信及びインターネットファクス送信の場合には、ファクス番号の代わりにアドレス情報を入力することになる。さらに、ファクス番号及びアドレス情報を入力させて、それらについての優先順位を入力させるようにしてもよい。
S104にて、CPU300は、ワンタッチ宛先情報が入力されたか否かを判定する。ワンタッチ宛先情報が入力されたと判定されると(S104にてYES)、処理はS106へ移される。もしそうでないと(S104にてNO)、この処理はS102へ戻される。
S106にて、CPU300は、入力されたワンタッチ宛先情報を図4に示すデータ記憶形式で不揮発性メモリ(ここではHDD302)に記憶する。さらに別のワンタッチ宛先情報を入力する場合には、S102へ処理を戻すようにしてもよい。
図6を参照して、S200にて、CPU300は、送信される原稿がセットされたか否かを判定する。このとき、CPU300は、原稿読取部152に記録用紙(ファクス送信される画像が印刷された記録用紙)が載置された場合、又は、画像形成装置150に自動原稿読取装置(ADF;Auto Document Feeder)が装備されている場合にはADFへ記録用紙がセットされた場合に、送信される原稿がセットされたと判定する。送信される原稿がセットされたと判定されると(S200にてYES)、処理はS202へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この処理はS200へ戻されて送信される原稿がセットされるまで待つ。なお、送信される原稿がセットされたと判定されない場合、この処理を終了させるようにしても構わない。
S202にて、CPU300は、イメージ送信要求が入力されたか否かを判定する。このとき、CPU300は、表示パネル172のタッチパネルに表示された「イメージ送信」のタグの部分が押下されたことに基づいて、イメージ送信要求が入力されたと判定する。イメージ送信要求が入力されたと判定されると(S202にてYES)、処理はS204へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、この処理はS202へ戻されてイメージ送信要求が入力されるまで待つ。
S204にて、CPU300は、ワンタッチ入力画面を表示パネル172に表示する。このとき、CPU300は、画像データ送信先(ファクス送信先)である宛先をワンタッチで入力する要求を表示パネル172に表示する。具体的には、CPU300は、キー名称が表示されたファクス送信先をタッチパネル上に複数の押しボタンとして表示して、いずれかの押しボタンを押下(タッチ)することにより、ファクス送信先をワンタッチで入力するようにユーザ(送信者)に要求する。
S206にて、CPU300は、ワンタッチ送信先の中から画像データ送信先(この送信先には、ファクス送信先、Eメール送信先及びインターネットファクス送信先を含む。)を指定する旨が入力されたか否か(タッチパネル上の押しボタンであってワンタッチ送信先(キー名称が表示されている部分)の1つがタッチ(ワンタッチ)されたか否か)を判定する。ワンタッチ送信先の中から画像データ送信先(ファクス送信先)を指定する旨が入力されたと判定されると(S206にてYES)、処理はS208へ移される。もしそうでないと(S206にてNO)、この処理はS206へ戻されてワンタッチ送信先の中からファクス送信先を指定する旨が入力されるまで待つ。。なお、FAX送信先、Eメール送信先及びインターネットファクス送信先は、ワンタッチキーとともに表示される情報(アイコン)により区別できるものとする。
S208にて、CPU300は、押下されたタッチパネル上の押しボタンに対応するワンタッチ宛先情報をHDD302からRAM308へ読出す。なお、この画像形成装置150の起動時に、HDD302からRAM308へ全データの全フィールドを読出すようにしても構わない。
S210にて、CPU300は、ワンタッチ入力されたファクス送信先の宛先情報についての確認項目の入力を要求する画面を表示パネル172に表示する。このとき、CPU300は、ファクス送信先の宛先情報のうちの、検索番号、宛先名及びファクス番号の少なくとも1項目を入力する要求を表示パネル172に表示する。
S212にて、CPU300は、ファクス送信先の宛先情報について確認項目が入力されたか否かを判定する。このとき、確認項目及び桁数が指定されているとともに「OK」ボタン及び「キャンセル」ボタンが表示されていて、所定の確認項目の欄に所定の桁数を入力して「OK」ボタンを押下することにより、確認項目が入力されたと判定される。ファクス送信先の宛先情報について確認項目が入力されたと判定されると(S212にてYES)、処理はS214へ移される。もしそうでないと(S212にてNO)、この処理はS212へ戻されてファクス送信先の宛先情報について確認項目が入力されるまで待つ。
S214にて、CPU300は、読出した宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致するか否かを判定する。このとき、宛先情報と確認項目の情報とで、指定された桁数が一致していると、読出した宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致すると判定される。読出した宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致すると判定されると(S214にてYES)、処理はS216へ移される。もしそうでないと(S214にてNO)、この処理はS218へ移される。
なお、このときの桁数については、宛先情報と確認項目の情報との間において指定された桁数が一致している場合に、入力された確認項目の情報により予め記憶された送信先が一意に特定される桁数であることが必要である。すなわち、図4に示すように、「シャープ奈良事業所」(9桁)、「シャープ天理事業所」(9桁)及び「シャープ亀山事業所」(9桁)であれば、(少なくとも)5桁が指定される必要がある。さらに、これらに、「シャープ天理第2事業所」(11桁)が加われば、「シャープ天理事業所」と「シャープ天理第2事業所」とを区別する必要があるため、7桁が指定される必要がある。さらにこれらに「シャープ天理第1事業所」(11桁)が加われば、「シャープ天理第2事業所」と「シャープ天理第1事業所」とを区別する必要があるため、8桁が指定される必要がある。
S216にて、CPU300は、FAX送信処理(Eメール送信処理及びインターネットファクス送信処理を含む。)を実行する。その後、この処理は終了する。
S218にて、CPU300は、読出した確認項目と入力された情報との不一致部分を表示パネル172に表示する。
S220にて、CPU300は、読出した確認項目と入力された情報との不一致時に印刷する設定がオンであるか否かを判定する。不一致時に印刷する設定がオンであると判定されると(S220にてYES)、処理はS222へ移される。もしそうでないと(S220にてNO)、この処理はS204へ移される。
S222にて、CPU300は、画像形成部154を用いて、読出した確認項目と入力された情報との不一致部分を記録用紙に印刷する。その後、処理はS204へ移される。
[動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置150の動作について、図7〜図11を用いて説明する。
−ワンタッチ宛先登録動作−
送信者又はこの画像形成装置150の管理者等が、例えば、表示パネル172(タッチパネル)に表示されたワンタッチ宛先登録ボタンを押下すると、ワンタッチ宛先登録が入力されたと判定される(S100にてYES)。なお、このワンタッチ宛先登録動作は、ファクス送信先をワンタッチ登録する動作についての説明である。ファクス送信先以外のアドレス情報をワンタッチ登録する動作についても同じように行なわれる。
このような場合、図7に示す画面が表示パネル172に表示される(S102)。なお、この図7においては、必須の入力項目として、「宛先名」、「検索文字」及び「ファクス番号」が指定されている。なお、この図7においては、確認項目及び確認桁数を宛先情報として入力することができる。
図7に示す必須の入力項目及び任意の入力項目を入力した後に、すなわち、送信者又はこの画像形成装置150の管理者等が必要な全てのワンタッチ宛先情報を入力した後に、「OK」ボタンを押下すると、ワンタッチ宛先情報が入力されたと判定される(S104にてYES)。
入力されたワンタッチ宛先情報がHDD302に記憶される(S106)。このような動作が繰返されて、図4に示すワンタッチ指定テーブルが構築される。
−ワンタッチ送信動作(確認項目が一致)−
送信者が送信原稿を原稿載置台に置いて(S200にてYES)、表示パネル172のタッチパネルに表示された「イメージ送信」のタグの部分が押下すると、イメージ送信要求が入力されたと判定される(S202にてYES)。この時点で原稿読取部152により、送信原稿が読取られる。後述する確認項目についての「OK」ボタンが押下された時点で送信原稿が読取られるようにしても構わない。
画像データ送信先(ファクス送信先)である宛先をワンタッチで入力する旨の送信者への要求が表示パネル172に表示される(S204)。このとき、図8に示す画面が表示パネル172に表示される。タッチパネル上に複数のボタンで形成されたワンタッチ送信先の中からファクス送信先を指定する旨が入力されると(S206にてYES)、入力されたファクス送信先についての宛先情報(少なくとも検索番号、宛先名及び宛先FAX番号)がHDD302からRAM308に読出される(S208)。なお、図8においては、複数のワンタッチ送信先の中から、検索番号「001」の宛先名「シャープ奈良事業所」(キー名称は「シャープ奈良」)が画像データ送信先(ファクス送信先)としてワンタッチで指定されている。なお、より詳しく説明すると、図8において、検索番号「001」の宛先名「シャープ奈良事業所」(キー名称は「シャープ奈良」)については画像データの送信先としてFAX番号がワンタッチ送信先に登録され、検索番号「002」の宛先名「シャープ天理事業所」(キー名称は「シャープ天理」)については画像データの送信先としてEメールアドレスがワンタッチ送信先に登録され、検索番号「003」の宛先名「シャープ亀山事業所」(キー名称は「シャープ亀山」)については画像データの送信先としてインターネットファクスについてのアドレスがワンタッチ送信先に登録されている。このため、図8に表示されたワンタッチ送信先には、そのキー名称が表示されている部分の左側にそれらを区別できるように、異なるアイコンが表示されている。このような場合には、図4のワンタッチ指定テーブルにおいて、検索番号「002」の宛先名「シャープ天理事業所」及び検索番号「003」の宛先名「シャープ亀山事業所」にはファクス番号に代えてアドレス情報が記憶されている。
ワンタッチでファクス送信先を指定すると、図9に示すように、ファクス送信先を確認するために、確認項目の入力を要求する画面が表示される。このとき、ファクス送信先の宛先情報(ここでは、検索番号が「001」、宛先名が「シャープ奈良事業所」、ファクス番号が「0743−XX−1234」)のうちの、検索番号、宛先名及びファクス番号の少なくとも1項目を少なくとも途中の桁まで入力する要求が、表示パネル172に表示される。図9に示す表示例は、検索番号、宛先名及びファクス番号の3項目の中の1項目を入力すればよい場合である。
図9に示す表示例が表示パネル172に表示されている場合に、ユーザが画像データ送信先(ファクス送信先)の宛先情報について確認項目を入力する。このとき、検索番号について指定された桁数を入力して「OK」ボタンを押下した場合、宛先名について指定された桁数を入力して「OK」ボタンを押下した場合、又はファクス番号について指定された桁数を入力して「OK」ボタンを押下した場合のいずれかの場合に、ファクス送信先の宛先情報について確認項目が入力されたと判定される(S212にてYES)。
ファクス送信先の宛先情報について確認項目が入力されて「OK」ボタンが押下されたと判定されると(S212にてYES)、HDD302から読出した宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致するか否かが判定される(S214)。本動作の説明は、検索番号、宛先名及びファクス番号の3項目の中の1項目について、指定された桁数が一致した場合である。このため、宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致したと判定される(S214にてYES)。
宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致しているので、FAX送信処理が実行される(S216)。
−ワンタッチ送信動作(確認項目が不一致)−
検索番号、宛先名及び画像データ送信先(ファクス番号)の3項目の中の1項目について、指定された桁数が一致しない場合には、宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致しないと判定される(S214にてNO)。
このような場合には、図10に示す表示例が表示パネル172に表示される(S218)。図10に示す表示例においては、「宛先名」が一致していないことを示している。例えば、「シャープ天理事業所」に送信するつもりであったのに、ファクス送信先として「シャープ奈良」をワンタッチダイヤルで指定してしまい、確認項目として5桁(以上)指定された「宛先名」に「シャープ天」(又は「シャープテン」でも構わない。)と入力した場合である。
さらに、宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致しない場合には印刷するように設定されていると(S220にてYES)、図11に示すような情報が記録用紙に印刷される。図11に示す印刷例においては、確認項目として入力した「宛先名」の中で一致しない桁の部分に下線が付されている。なお、下線は一例であって、ユーザの視覚により認識できる形式であれば特に下線に限定されない。また、図11に示す印刷例のように表示パネル172に不一致情報を表示させることも可能である。
その後、図8に示す表示例が表示パネル172に再度表示され(S204)、宛先情報と入力された確認項目の情報とが一致するまで(S214にてYES)、画像データ送信先(ファクス送信先)を指定するワンタッチ入力(S206)及び確認項目の情報の入力(S212)が繰返される(S204〜S214)。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置によると、ワンタッチダイヤル又は短縮ダイヤルによりファクス送信先が指定された場合、指定されたファクス送信先の宛先情報の中の少なくとも1つの情報が確認項目として設定されている。この確認項目について少なくとも途中の桁まで入力させて、その入力された情報と記憶された宛先情報とが一致したときのみファクス送信を許可している。このため、ファクス番号の全桁を2回入力するような煩わしさもなく、単に「OK」ボタンを押下したりワンタッチダイヤルを再押下したりするのではなく、確認項目の全部又は一部を入力することにより、誤送信を極力回避することができる。
<変形例>
上述した実施の形態について、以下のように変形させることもできる。
(1)S214の処理においては、所定の桁数についての一致で判定する前方一致方式であったが、完全一致(全桁一致)方式であっても構わないし、後方一致形式であっても構わない。さらに、ワンタッチダイヤルによる入力ごとに、不一致であった回数を記憶しておいて、不一致の回数が多いもの(予め定められたしきい値の回数を超えるもの)については、確認画面(図9)において警告情報を表示したり、確認のために入力する確認項目の項目数又は桁数を増加させたりするようにしても構わない。
(2)S214の処理において、確認項目の入力桁数に合致する宛先情報(例えばファクス番号)の候補をリスト形式で表示して、それらの候補の中から選択するようにしても構わない。すなわち、例えば、ファクス番号であると「0743XX」まで入力すると、候補として「0743XX1234」、「0743XX4321」、「0743XX4231」、「0743XX4123」、・・・を候補としてリストに表示させて、ユーザに選択させる。宛先名であると「シャープ」まで入力すると、候補として「シャープ奈良事業所」、「シャープ天理事業所」、「シャープ亀山事業所」、・・・を候補としてリストに表示させたり、「シャープ天」まで入力すると、候補として「シャープ天理事業所」、「シャープ天理第1事業所」、「シャープ天理第2事業所」、・・・を候補としてリストに表示させたりして、これらの候補の中からユーザに選択させる。このようにすると、より確認項目の入力が簡便になる。さらに、このリストを表示する場合において、ワンタッチダイヤルの並び位置が近い宛先情報をリスト形式で表示させるようにしても構わない。例えば図8に示すように、検索番号が「004」を押下した場合には、リストとして検索番号が「002」、「003」、「006」の宛先名を表示させる。
(3)S218の処理においては、一致しない確認項目名を表示パネル172に表示したに過ぎないが、入力された確認項目の情報が一致しない場合には、その一致/不一致の箇所を視覚的に即座にわかるように、一文字入力ごとに(リアルタイムに)、反転表示、ハイライト表示、異なる色での表示等のユーザの視覚により認識できる形式とすることもできる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
150 画像形成装置
166 操作装置
170 操作パネル
172 表示パネル
300 CPU
302 HDD
306 ROM
308 RAM
310 バス

Claims (12)

  1. 送信先を特定する特定情報よりも少ない量の情報を用いて送信先を指定して画像データを送信する画像通信装置であって、
    送信先の識別情報と、前記送信先の特定情報と、前記送信先の宛先名情報とを含む送信先情報を予め複数記憶するための記憶手段と、
    ユーザが送信先を指定するための指定手段と、
    ユーザにより指定された送信先についての送信先情報を前記記憶手段から読出すための読出手段と、
    前記送信先情報の中の少なくともいずれかの情報を確認項目として入力するための入力手段と、
    前記読出された送信先情報及び前記入力された情報とに基づいて、前記送信先への画像データの送信を許可するか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段により前記送信先への画像データの送信を許可すると判定されると、前記画像データを前記送信先に送信するための送信手段とを含む、画像通信装置。
  2. 前記入力手段は、前記いずれかの情報の少なくとも一部を入力するための手段を含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 前記入力手段は、前記いずれかの情報の少なくとも一部であって、予め定められた量の情報を入力するための手段を含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 前記判定手段は、前記読出された送信先情報と前記入力された情報との間において、一部が一致していないと、前記送信先への画像データの送信を許可しないと判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  5. 前記画像通信装置は、前記判定手段により前記送信先への画像データの送信を許可しないと判定されると、前記送信先に画像データを送信する操作について誤りがあることをユーザに報知するための報知手段をさらに含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  6. 前記報知手段は、一致していない部分の報知態様を、一致している部分の報知態様とは異ならせてユーザに報知するための手段を含む、請求項5に記載の画像通信装置。
  7. 前記報知手段は、誤りについての情報を表示すること及び誤りについての情報を印刷することの少なくともいずれかによりユーザに報知するための手段を含む、請求項5又は請求項6に記載の画像通信装置。
  8. 前記判定手段は、前記読出された送信先情報と前記入力された情報との間において、一部が一致していると、前記送信先への画像データの送信を許可すると判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  9. 前記判定手段は、前記読出された送信先情報と前記入力された情報との間において、一部が一致していて、かつ、前記入力された情報により前記記憶手段に記憶された送信先が一意に特定されると、前記送信先への画像データの送信を許可すると判定するための手段を含む、請求項1に記載の画像通信装置。
  10. 前記指定手段は、
    タッチパネルにより構成され、
    前記送信先についての表示位置に対応付けされた入力ボタンをユーザが押下することにより前記送信先を指定するための手段を含む、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像通信装置。
  11. 前記特定情報は、公衆回線網におけるファクス番号又はインターネット通信網におけるアドレス情報である、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の画像通信装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の画像通信装置を備えた画像形成装置。

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