JP2010199447A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】降伏電圧の低電圧化、逆方向漏れ電流の低減および動作抵抗の低減を同時に実現できる半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明にかかる半導体装置は、量子井戸層(SiGe層3)が前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層(シリコン層4)で挟まれた積層体2を有し、第1の不純物領域(p+型の不純物領域5)と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域(n+型の不純物領域6)が、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成されており、かつ最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極8、9が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明にかかる半導体装置は、量子井戸層(SiGe層3)が前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層(シリコン層4)で挟まれた積層体2を有し、第1の不純物領域(p+型の不純物領域5)と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域(n+型の不純物領域6)が、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成されており、かつ最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極8、9が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電圧値を一定値に保つ半導体装置とその製造方法に関する。
電圧値を一定値に保つ定電圧半導体装置として、定電圧ダイオードが広く知られている。定電圧ダイオードとしては、ツェナー降伏現象を利用したツェナーダイオードが一般的に用いられており、近年の電子機器の低電圧化に伴い、降伏電圧(ツェナー電圧)の小さいツェナーダイオードの開発が進められている。降伏電圧の小さいツェナーダイオードの一般的な構成を図8に示す。
図8に示すように、このツェナーダイオードは、高濃度n型であるn+型のシリコン基板101の一方の面側の表層に、p型のガードリング領域102が環状に形成されており、さらに、平面視したガードリング領域102の内縁で囲まれた領域から、ガードリング領域102の内縁と外縁との略中央位置にかけて、高濃度p型であるp+型の不純物領域103が、ガードリング領域102よりも薄く形成されている。また、このようにp型のガードリング領域102とp+型の不純物領域103が表層に形成されたシリコン基板101の一方の面上には、絶縁膜であるシリコン酸化膜(SiO2膜)104が、n+型のシリコン基板101の外周部とp+型の不純物領域103とを露出させる状態で形成されており、さらに、シリコン酸化膜104から露出するp+型の不純物領域103の表面からシリコン酸化膜104の表面の一部を覆うように、高濃度p型であるp+型の多結晶シリコン膜(ポリSi膜またはポリシリコン膜)105が形成されている。そして、多結晶シリコン膜105上にアノード電極106が形成され、n+型のシリコン基板101の他方の面上にカソード電極107が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。このツェナーダイオードでは、n+型のシリコン基板101とそのn+型のシリコン基板101の表層に形成されたp+型の不純物領域103との接合部がメインのPN接合部として働く。
しかしながら、以上説明した一般的な半導体装置の構成では、降伏電圧を2Vよりも低くすることはできず、より降伏電圧が小さい半導体装置の開発が望まれている。また、PN接合を構成するp+型の不純物領域103とn+型のシリコン基板101の伝導帯と価電子帯の状態密度が連続的に変化しているため、逆方向漏れ電流が大きく動作抵抗の大きな、なだらかな降伏となる。
特開平8−064843号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、降伏電圧の低電圧化、逆方向漏れ電流の低減および動作抵抗の低減を同時に実現できる半導体装置とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の半導体装置は、単一の量子井戸層または複数の量子井戸層のそれぞれが前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層で挟まれた積層体を有し、第1の不純物領域と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域が、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成されており、かつ最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の半導体装置は、請求項1記載の半導体装置であって、単一の前記量子井戸層または複数の前記量子井戸層の全部もしくは一部に、不純物濃度勾配の傾きを大きくする添加物が添加されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の半導体装置は、請求項1記載の半導体装置であって、前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載の半導体装置は、請求項2記載の半導体装置であって、前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなり、不純物濃度勾配の傾きを大きくする前記添加物として酸素または炭素が前記量子井戸層に添加されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の半導体装置の製造方法は、単一の量子井戸層または複数の量子井戸層のそれぞれが前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層で挟まれた積層体を形成する積層体形成工程と、前記積層体形成工程後、第1の不純物領域と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域とを、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成する不純物領域形成工程と、前記不純物領域形成工程後、最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極を形成する電極形成工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載の半導体装置の製造方法は、請求項5記載の半導体装置の製造方法であって、単一の前記量子井戸層または複数の前記量子井戸層の全部もしくは一部に、不純物濃度勾配の傾きを大きくする添加物が添加されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載の半導体装置の製造方法は、請求項5記載の半導体装置の製造方法であって、前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなることを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載の半導体装置の製造方法は、請求項6記載の半導体装置の製造方法であって、前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなり、不純物濃度勾配の傾きを大きくする前記添加物として酸素または炭素が前記量子井戸層に添加されていることを特徴とする。
本発明の好ましい形態によれば、降伏電圧の低電圧化、逆方向漏れ電流の低減および動作抵抗の低減を同時に実現できる。
図1は本発明の実施の形態における半導体装置の構造の要部を示す横断面図、およびその半導体装置のエネルギーバンドを示す図、図2は本発明の実施の形態における半導体装置の構造の要部を示す縦断面図である。
図1(a)に示すように、この半導体装置は、高濃度n型であるn+型のシリコン基板(基層の一例)1の一方の面上に積層体2が形成されている。積層体2は、低濃度n型であるn−型のSiGe層(量子井戸層の一例)3が低濃度n型であるn−型のシリコン層(バリア層の一例)4で挟まれた構造となっている。このようにSiGe層3がシリコン層4で挟まれた構造とすることで、Si(シリコン)のバンドギャップがSiGe(シリコンゲルマニウム)のバンドギャップよりも広いことから、図1(b)に示すように単一の量子井戸が生成される。
またここでは、SiGe層3は、その誘電率がSiの比誘電率である11.2よりも大きくなるようにGe(ゲルマニウム)の割合(原子数の割合)が調整されている。SiGeの比誘電率はGeの割合が増加するのに比例して増加し、Geの割合を5%〜50%の範囲で調整すると、SiGeの比誘電率は11.2〜16.2となる。またここでは、SiGe層3にO(酸素)原子またはC(炭素)原子が添加されている。
このような積層体2に、図1(a)および図2に示すように、高濃度p型であるp+型の不純物領域(第1の不純物領域の一例)5と、p+型の不純物領域5に隣接する高濃度n型であるn+型の不純物領域(第2の不純物領域の一例)6とが、最上層のシリコン層4の表面から最下層のシリコン層4まで到達するように形成されている。つまり、p+型の不純物領域5は、n−型のSiGe層3に形成されたp+型の不純物領域3aと、n−型のSiGe層3を挟むn−型のシリコン層4に形成されたp+型の不純物領域4aとが積層された構造となっている。同様に、n+型の不純物領域6は、n−型のSiGe層3に形成されたn+型の不純物領域3bと、n−型のSiGe層3を挟むn−型のシリコン層4に形成されたn+型の不純物領域4bとが積層された構造となっている。この半導体装置では、p+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6との接合部がPN接合部として働く。
p+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6が形成された積層体2の表面上(最上層のシリコン層4の表面上)には、絶縁膜7が、p+型の不純物領域5の一部と、n+型の不純物領域6の一部と、最上層のシリコン層4の外周部とを露出させる状態で形成されている。さらに、絶縁膜7から露出するp+型の不純物領域5の表面から絶縁膜7の表面の一部を覆うように、p+型の不純物領域5に電気的に接続するアノード電極8が設けられており、絶縁膜7から露出するn+型の不純物領域6の表面から絶縁膜7の表面の一部を覆うように、n+型の不純物領域6に電気的に接続するカソード電極9が設けられている。
以上説明した構成の半導体装置では、PN接合部を構成するp+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6とが形成される半導体層に、Siよりも比誘電率が大きいSiGeを主要な成分とするSiGe層が用いられている。したがって、この半導体装置のPN接合部に生ずる空乏層には、n+型のシリコン基板とそのn+型のシリコン基板の表層に形成されたp+型の不純物領域との接合部がPN接合部となる一般的なツェナーダイオードに比して大きな電界が発生するので、一般的なツェナーダイオードよりも降伏電圧を小さくすることができる。
また、PN接合部を構成するp+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6とが形成される半導体層を、量子井戸が生成される多層の半導体層(積層体2)とした。具体的には、SiGeよりもバンドギャップが広いSiを主要な成分とするシリコン層でSiGe層を挟んだ量子井戸構造とした。その結果、図3に示すようにSiGe層3の伝導帯と価電子帯の状態密度が不連続になるので、PN接合部の伝導帯と価電子帯の状態密度が連続的に変化する一般的なツェナーダイオードに比して、逆方向漏れ電流が大幅に減少し動作抵抗が大幅に減少した急峻な降伏を実現できる。
また、PN接合部を構成するp+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6とが水平方向に隣接して形成されるので、p+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6のプロファイル(不純物濃度勾配)が急峻となり、より低い降伏電圧を実現できる。
また、SiGe層3にO原子またはC原子が添加されているので、SiGe層3に形成されるp+型の不純物領域3aとn+型の不純物領域3bのプロファイルが急峻となり、降伏電圧をより小さくすることができる。
以上説明した本実施の形態における半導体装置によれば、降伏電圧を1V以下とし、かつ逆方向漏れ電流を一般的なツェナーダイオードに比して1/10以下とすることができる。
続いて、以上説明した半導体装置の製造方法について、図4、図5を用いて説明する。図4、図5は、本発明の実施の形態における半導体装置の製造工程を示す横断面図である。まず、図4(a)に示すように、高不純物濃度の半導体基板としてn+型のシリコン基板1を用意する。シリコン基板1の不純物濃度は、例えば3.0×1019cm−3程度とする。このシリコン基板1に添加するn型の不純物には、例えば砒素、リン、アンチモン等を用いることができる。
次に、図4(b)に示すように、シリコン基板1の一方の面上に、n−型のシリコン層4をエピタキシャル成長法で形成し、図4(c)に示すように、n−型のシリコン層4の表面上にn−型のSiGe層3をエピタキシャル成長法で形成した後、図4(d)に示すように、n−型のSiGe層3の表面上にn−型のシリコン層4をエピタキシャル成長法で形成して、n−型のSiGe層3がn−型のシリコン層4で挟まされた構造の積層体2を形成する(積層体形成工程)。n−型のSiGe層3とn−型のシリコン層4に添加するn型の不純物には、例えば砒素、リン、アンチモン等を用いることができる。
上述したように、Geの割合を5%〜50%の範囲で調整すると、SiGeの比誘電率は11.2〜16.2となるので、SiGe層3は、その比誘電率がSiの比誘電率11.2よりも大きくなるように、例えばGeの割合が20%となるように成長させる。また、SiGe層3を成長させる際に、O原子またはC原子をSiGe層3に添加する。例えば、Siを含むガス、Geを含むガス、およびOまたはCを含むガスを用いて気相法でSiGe層3を成長させてもよい。O原子またはC原子を添加することで、後述する不純物領域形成工程において、SiGe層3に形成されるp+型の不純物領域3aとn+型の不純物領域3bのプロファイルが急峻となる。
n−型のSiGe層3とn−型のシリコン層4の不純物濃度は、1.0×1016cm−3〜1.0×1018cm−3程度の範囲から選択すればよく、例えば1.0×1017cm−3程度にする。また、量子井戸が生成されるには、シリコン層4で挟まれるSiGe層3を薄膜にする必要がある。したがって、SiGe層3の厚みは50nm以下の範囲から選択して、例えば10nm程度にする。積層体2の厚みは3μm〜10μm程度の範囲から選択すればよく、例えば5μm程度にする。
次に、図4(e)に示すように、p+型の不純物領域5と、p+型の不純物領域5に隣接するn+型の不純物領域6とを、最上層のシリコン層4の表面から最下層のシリコン層4まで到達するように形成する(不純物領域形成工程)。例えば、最上層のシリコン層4の表面に、熱酸化により酸化膜を形成し、その酸化膜にp+型の不純物領域5の形成予定領域に対向する開口部を形成し、その開口部から積層体2にp型の不純物を添加してp+型の不純物領域5を形成した後、再度、最上層のシリコン層4の表面に、熱酸化により酸化膜を形成し、その酸化膜にn+型の不純物領域6の形成予定領域に対向する開口部を形成し、その開口部から積層体2にn型の不純物を添加してn+型の不純物領域6を形成してもよい。不純物の添加は、拡散法やイオン注入法等の一般的な方法で実行することができる。
p+型の不純物領域5の不純物濃度は1.0×1020cm−3〜5.0×1020cm−3程度の範囲から選択すればよく、例えば2.0×1020cm−3程度にする。また、n+型の不純物領域6の不純物濃度は3.0×1019cm−3〜2.0×1020cm−3程度の範囲から選択すればよく、例えば1.0×1020cm−3程度にする。p+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6の厚さ(深さ)は2μm〜5μm程度の範囲から選択すればよく、例えば3μm程度にする。p+型の不純物領域5に添加するp型の不純物には、例えばボロン等を用いることができる。n+型の不純物領域6に添加するn型の不純物には、例えば砒素、リン、アンチモン等を用いることができる。
次に、図5(a)に示すように、最上層のシリコン層4の表面に設けた絶縁膜7から、例えばフォトレジスト法で、p+型の不純物領域5の一部と、n+型の不純物領域6の一部と、最上層のシリコン層4の外周部とを露出させる(開口部形成工程)。絶縁膜7として、例えば熱酸化によりシリコン酸化膜(SiO2膜)を形成してもよい。絶縁膜7の厚さは例えば1μm程度とする。
最後に、図5(b)に示すように、絶縁膜7から露出するp+型の不純物領域5の表面から絶縁膜7の表面の一部を覆うように、p+型の不純物領域5に電気的に接続するアノード電極8を形成するとともに、絶縁膜7から露出するn+型の不純物領域6の表面から絶縁膜7の表面の一部を覆うように、n+型の不純物領域6に電気的に接続するカソード電極9を形成する(電極形成工程)。これらの電極8、9は、例えば最上層のシリコン層4上に金属を蒸着等により被着させて形成してもよい。また、これらの電極8、9には、例えばAgまたはAl等を用いることができる。
なおここでは、単一の量子井戸が生成される構造の積層体2を有する半導体装置について説明したが、図6に示すように、積層体2は多重の量子井戸が生成される構造であってもよい。図6に示す半導体装置の積層体2は、4つのn−型のSiGe層3の各々がn−型のシリコン層4で挟まれた構造となっており、量子井戸が4つ生成される。このように多重の量子井戸構造とする場合も、SiGe層の全部または一部にO原子またはC原子を添加することで、降伏電圧をより小さくすることができる。
またここでは、図2に示すように、平面視したp+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6の形状が矩形状の場合について説明したが、この場合に限らず、例えば図7に示すように、p+型の不純物領域5とn+型の不純物領域6との接続面積が増加するように、平面視したときの形状を櫛型状にしてもよい。
またここでは、基層がシリコン基板の場合について説明したが、基層はシリコン以外の半導体層であってもよい。また、基層が高濃度n型である場合について説明したが、基層の導電型は任意である。また、基層上に形成される積層体が低濃度n型である場合について説明したが、積層体の導電型についても任意である。
本発明にかかる半導体装置とその製造方法は、降伏電圧の低電圧化、逆方向漏れ電流の低減および動作抵抗の低減を同時に実現でき、好ましくは降伏電圧を1V以下とし、かつ逆方向漏れ電流を一般的なツェナーダイオードに比して1/10以下とすることができ、電圧値を一定値に保つ定電圧素子を必要とする動作電圧の低い機器に有用である。
1 n+型のシリコン基板
2 積層体
3 n−型のSiGe層
3a p+型の不純物領域(SiGe層)
3b n+型の不純物領域(SiGe層)
4 n−型のシリコン層
4a p+型の不純物領域(シリコン層)
4b n+型の不純物領域(シリコン層)
5 p+型の不純物領域
6 n+型の不純物領域
7 絶縁膜
8 アノード電極
9 カソード電極
101 n+型のシリコン基板
102 p型のガードリング領域
103 p+型の不純物領域
104 シリコン酸化膜
105 p+型の多結晶シリコン膜
106 アノード電極
107 カソード電極
2 積層体
3 n−型のSiGe層
3a p+型の不純物領域(SiGe層)
3b n+型の不純物領域(SiGe層)
4 n−型のシリコン層
4a p+型の不純物領域(シリコン層)
4b n+型の不純物領域(シリコン層)
5 p+型の不純物領域
6 n+型の不純物領域
7 絶縁膜
8 アノード電極
9 カソード電極
101 n+型のシリコン基板
102 p型のガードリング領域
103 p+型の不純物領域
104 シリコン酸化膜
105 p+型の多結晶シリコン膜
106 アノード電極
107 カソード電極
Claims (8)
- 単一の量子井戸層または複数の量子井戸層のそれぞれが前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層で挟まれた積層体を有し、第1の不純物領域と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域が、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成されており、かつ最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極が設けられていることを特徴とする半導体装置。
- 単一の前記量子井戸層または複数の前記量子井戸層の全部もしくは一部に、不純物濃度勾配の傾きを大きくする添加物が添加されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなり、不純物濃度勾配の傾きを大きくする前記添加物として酸素または炭素が前記量子井戸層に添加されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
- 単一の量子井戸層または複数の量子井戸層のそれぞれが前記量子井戸層よりもバンドギャップが広くかつ比誘電率が小さいバリア層で挟まれた積層体を形成する積層体形成工程と、
前記積層体形成工程後、第1の不純物領域と前記第1の不純物領域に隣接する前記第1の不純物領域とは導電型が異なる第2の不純物領域とを、最上層の前記バリア層の表面から最下層の前記バリア層まで到達するように形成する不純物領域形成工程と、
前記不純物領域形成工程後、最上層の前記バリア層の表面上に前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域の各々に電気的に接続する電極を形成する電極形成工程と、
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 単一の前記量子井戸層または複数の前記量子井戸層の全部もしくは一部に、不純物濃度勾配の傾きを大きくする添加物が添加されていることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
- 前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
- 前記量子井戸層はシリコンゲルマニウムからなり、不純物濃度勾配の傾きを大きくする前記添加物として酸素または炭素が前記量子井戸層に添加されていることを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|---|
JP2013191691A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及び受信機 |
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