JP2010198826A - 透過型電子顕微鏡のアライメント装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透過型電子顕微鏡において、透過電子線が蛍光板14に投影された場合、その像を取り込む像取得装置16と、該像取得装置16を回転させる回転手段と、前記像取得装置の回転を制御する回転制御手段と、像取得装置16で得た像信号を記憶する記憶手段21と、該記憶手段21に記憶された像情報を演算処理する演算手段20とを有し、自動でアライメントを行なう際、前記像取得装置16を予め決められた回転角に回転させることにより、アライメント偏向器の移動方向と像の移動方向を一致させ、得られた像を取得・演算処理し、全てのアライメント偏向器の適切な設定値を自動で算出するように構成される。
【選択図】図1
Description
(実施例1)
図1は本発明を実施する装置の構成例を示す図であり、透過型電子顕微鏡の光学系を示している。図において、1は電子を出射する電子線源、2は出射された電子を加速させる加速管、1aは加速管2から放出される電子線である。3は電子線1aを偏向する電子銃第1偏向器、4は同じく電子線1aを偏向する電子銃第2偏向器である。これら電子銃第1偏向器3及び電子銃第2偏向器4とで、電子線1aをX,Y2次元的に偏向する。具体的には、電子銃第1偏向器3,電子銃第2偏向器4はそれぞれ単独でX,Y方向に偏向できるが、電子銃第1偏向器3と電子銃第2偏向器4全体で電子線1aがX,Y方向に偏向されることになる。この動作は、後述する集束レンズ第1偏向器7,集束レンズ第2偏向器8についても同様であ。
更に、像取得装置は、ほとんどの場合、取り付け位置の制約上、上述の像の移動成分x,yとアライメント偏向器の調整成分は1対1に対応するようには取り付けられない。そのため、図4の(a),(b),(c)に示すような像の移動方向とアライメント偏向器の調整調整方向が一致しない。
このため、像取得装置16で取得した像を観察しながらアライメント偏向器を手動調整、或いは上述した自動アライメント調整例において、素直に調整することができない。即ち、像の移動成分がx成分のみであった場合、アライメント偏向器のxを調整しても、像の移動成分にy成分が発生することになる。これは、像の移動成分がyのみであっても、x,yの合成成分であっても同様の現象が発生することを示している。手動で調整する場合、オペレータの感性により、多少時間がかかるものの収束することができる。しかしながら、上述した自動アライメント調整例では収束しない。
(実施例2)
実施例2では、オペレータが手動操作する場合について説明する。実施例1で説明した構成において、オペレータが手動でアライメント調整を行なう際、オペレータがアライメントボタンを押すと、対象となるレンズ又は偏向器又は高圧電源(HT)が周期的に変動する(通常動作)のと同時に、像取得装置16はレンズの励磁強度及び電子銃高圧の変化に基づき、予め記憶テーブルに記憶されている回転角だけ回転する。この状態でオペレータが手動により装置に付属のつまみを用いて操作するが、像取得装置の回転により、像移動方向と偏向器の制御方向を一致させることにより、操作性を向上させることができる。
1)自動アライメントを実行する際、像の移動方向は重要な情報である。本発明により、像取得装置を使用した自動アライメントでは、像取得装置自体を所定の回転角に回転することにより像の移動方向とアライメント偏向器の制御方法が1対1の関係となり、高精度でかつ自動でアライメントを行なうことができる。
2)手動でアライメントを行なう際、アライメントボタンを押した際に、自動的に対象となるレンズ又は高圧電源(HT)が周期的に変動するのと同時に像取得装置も同時に所定の回転角に回転することにより、像の移動方向とアライメント偏向器の制御方向が1対1の関係となり、オペレータの調整時の操作性を飛躍的に向上させることができる。
1a 電子線
1a’透過電子線
3 電子銃第1偏向器
4 電子銃第2偏向器
5 集束レンズ1
6 集束レンズ2
7 集束レンズ第1偏向器
8 集束レンズ第2偏向器
9 試料
10 対物レンズ
11 中間レンズ
12 投影レンズ偏向器
13 投影レンズ
14 蛍光板
15 像取得装置
16 像取得装置
20 コンピュータ
21 メモリ
22 モニタ
23 レンズ制御ユニット
24 高圧制御ユニット
25 レンズ電源
26 高圧電源
27 モータドライバ
Claims (2)
- 電子源から出射した電子線を集束させる照射光学系と、
該照射光学系の下部に配置された試料と、
該試料を透過した電子線を拡大結像する結像光学系からなる透過型電子顕微鏡において、
透過電子線が蛍光板に投影された場合、その像を取り込む像取得装置と、
該像取得装置を回転させる回転手段と、
前記像取得装置の回転を制御する回転制御手段と、
像取得装置で得た像信号を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された像情報を演算処理する演算手段と、
を有し、
自動でアライメントを行なう際、前記像取得装置を予め決められた回転角に回転させることにより、アライメント偏向器の移動方向と像の移動方向を一致させ、得られた像を取得・演算処理し、全てのアライメント偏向器の適切な設定値を自動で算出するように構成されたことを特徴とする透過型電子顕微鏡のアライメント装置。 - 前記アライメント調整のスタートボタンが押されると、対象となる加速電圧を周期的に変動させ、かつ前記像取得装置を予め決められた回転角に回転させ、
オペレータによる調整終了時にアライメント調整の終了ボタンが押されると、前記像取得装置の回転角を元の回転角に戻すように構成されることを特徴とする請求項1記載の透過型電子顕微鏡のアライメント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009040620A JP2010198826A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 透過型電子顕微鏡のアライメント装置 |
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JP2009040620A JP2010198826A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 透過型電子顕微鏡のアライメント装置 |
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JP2010198826A true JP2010198826A (ja) | 2010-09-09 |
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Family Applications (1)
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JP2009040620A Pending JP2010198826A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 透過型電子顕微鏡のアライメント装置 |
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2009
- 2009-02-24 JP JP2009040620A patent/JP2010198826A/ja active Pending
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