JP2010196794A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2010196794A
JP2010196794A JP2009042339A JP2009042339A JP2010196794A JP 2010196794 A JP2010196794 A JP 2010196794A JP 2009042339 A JP2009042339 A JP 2009042339A JP 2009042339 A JP2009042339 A JP 2009042339A JP 2010196794 A JP2010196794 A JP 2010196794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
solenoid
control valve
mounting hole
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009042339A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TGK Co Ltd filed Critical TGK Co Ltd
Priority to JP2009042339A priority Critical patent/JP2010196794A/ja
Publication of JP2010196794A publication Critical patent/JP2010196794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

【課題】対象装置の取付孔に収容される制御弁のシール構造の簡素化および低コスト化を実現する。
【解決手段】本発明のある態様の制御弁1は、圧縮機の取付孔152に収容される際に後端側に位置する端部部材35にシール部49が一体成形されている。制御弁1がその取付孔152に収容される際には、その収容過程の後期において端部部材35がシール部49にて取付孔152に圧入される態様で組み付けられる。それにより端部部材35が取付孔152の開口部を密封し、取付孔152の内部への外部雰囲気の侵入が規制される。端部部材35そのものが取付孔152の内外をシールする機能を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、対象装置に組み付けられて作動流体の流量を制御する電磁弁に関する。
作動流体の圧力を用いて制御を行う装置には、一般に、その作動流体の流れを制御するために内部の流体通路を開閉する電磁弁が用いられる。例えば、自動車用空調装置には、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられるものがあり、その圧縮機の容量制御にソレノイド駆動の制御弁が用いられる(例えば特許文献1参照)。
この圧縮機は、エンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。制御弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、およびクランク室から吸入室に導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御し、圧縮機の吐出容量を変化させる。
特開2003−328936号公報
ところで、このような制御弁の大部分は金属からなるため、防錆等の高い耐食性が要求される。このため、その金属部分の表面にメッキ等の防錆処理が施されたり、ステンレス等の耐食性の高い合金が採用されることがあるが、そのために製造コストが嵩むのは好ましくない。そこで、特許文献1にも示されるように、制御弁の大部分を圧縮機のハウジング内に収容する構成とし、外部雰囲気に露出しない構成も採用されつつある。しかしながら、このような構成においては、圧縮機のハウジングに制御弁を収容させる取付孔を比較的大きく設ける必要があり、取付孔への外部雰囲気の侵入を防止すべき領域も拡大する。このため、そのシール構造のためにコストアップとならないような工夫も必要となる。
なお、このような問題は、可変容量圧縮機の制御弁に限らず、作動流体の流量を制御するために対象装置のハウジングに形成された取付孔に収容される制御弁については同様に発生しうる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、対象装置の取付孔に収容される制御弁のシール構造の簡素化および低コスト化を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電磁弁は、弁本体とソレノイドとを組み付けて構成され、対象装置の内部通路を流れる作動流体の流量を制御するために対象装置のハウジングに形成された取付孔に弁本体側から収容される電磁弁であって、ソレノイドの弁本体とは反対側に設けられ、耐食性材料からなる本体の外周部にシール部が一体成形され、当該電磁弁が取付孔に収容される際にシール部が弾性変形しつつ取付孔の内周面に圧接することにより、取付孔の開口部を密封可能に構成された端部部材を備える。
この態様によれば、電磁弁の取付方向後端側に位置する端部部材にシール部が一体成形されている。当該電磁弁がその取付孔に収容される際には、その収容過程の後期において端部部材がシール部にて取付孔に圧入される態様で組み付けられる。それにより、端部部材が取付孔の開口部を密封し、取付孔内部への外部雰囲気の侵入が規制される。端部部材そのものが取付孔の内外をシールする機能を有するため、その取付孔の内部に設置される弁本体やソレノイドの部分に特に防錆等に優れた材料を用いなくとも、その耐食性を維持することができる。また、シール部が端部部材に一体成形されているため、別途シール部材を装着する必要もなく、部品点数を抑えることができる。その結果、シール構造ひいては電磁弁全体の製造コストを抑えることができる。
本発明によれば、対象装置の取付孔に収容される制御弁のシール構造の簡素化および低コスト化を実現することができる。
第1の実施の形態に係る電磁弁の構成を示す断面図である。 図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の動作を表す図である。 制御弁の組み付け工程の概要を表す図である。 制御弁の圧縮機への組み付け方法を表す図である。 図7のA部拡大図である。 第2の実施の形態に係る制御弁を圧縮機への組み付けた状態を表す断面図である。 図9のA部拡大図である。 第3の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。 第4の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。 第5の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。 第6の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る電磁弁の構成を示す断面図である。
本実施の形態の電磁弁は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される図示しない可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)を制御する可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」という)1として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる作動流体としての冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。
制御弁1は、圧縮機の吸入圧力Psを設定圧力に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。制御弁1は、吐出冷媒の一部をクランク室へ導入するための冷媒通路を開閉する弁部を含む弁本体2と、その弁部の開度を調整してクランク室へ導入する冷媒流量を制御するソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、段付円筒状のボディ5、ボディ5の内部に設けられた弁部、ボディ5の内部に設けられて弁部を開閉するための駆動力を発生するパワーエレメント4(「感圧部」に該当する)等を備えている。
ボディ5の側部には、圧縮機の吐出室に連通して吐出圧力Pdを受けるポート11(「吐出室連通ポート」に該当する)が設けられている。ポート11の周囲には、ボディ5の内部へのごみ等の侵入を抑制するためのストレーナ12が取り付けられている。ポート11は、ボディ5の上部に設けられたポート13(「クランク室連通ポート」に該当する)と内部で連通している。ポート11の周囲にも、ボディ5の内部へのごみ等の侵入を抑制するためのストレーナ14が嵌着されている。ポート13は、圧縮機のクランク室に連通し、そのクランク室に制御されたクランク圧力Pcを導出する。ボディ5の下端開口部は、ソレノイド3との間に形成された空間を介して圧縮機の吸入室に連通する。
ポート11とポート13とを連通する冷媒通路には弁孔15が形成され、その弁孔15の吐出室側の開口端縁により弁座16(第1の弁座)が形成されている。そして、その弁座16にポート11側から接離可能に対向するように、段付円筒状の弁体17(第1の弁体)が配設されている。弁体17の上端部には半径方向外向きに延出する複数の脚部18が周設されており、弁体17は、脚部18がボディ5の内周面に沿って摺動しつつガイドされることで軸線方向に動作可能となっている。弁体17は、その上端外縁にテーパ面を有し、そのテーパ面にて弁座16に着脱することによって第1の弁部(主弁)を開閉し、吐出室からクランク室へ流れる冷媒流量を調整する。弁体17の上端内縁に形成されたフラット面により弁座19(第2の弁座)が形成されている。
また、ボディ5の中央をその軸線方向に延びるように、長尺状の作動ロッド20が挿通されている。作動ロッド20は弁体17を貫通し、その上端部には円板状の弁体21(第2の弁体)が圧入固定されている。弁体21の外周部には半径方向外向きに延出する複数の脚部22が周設されており、作動ロッド20は、脚部22が弁孔15に沿って摺動しつつガイドされることで弁体21とともに軸線方向に動作可能となっている。弁体21は、その下端面にて弁座19に着脱することによって第2の弁部(副弁)を開閉し、クランク室から吸入室へリリーフする冷媒流量を調整する。弁体21と弁孔15との間には、隣接する脚部22間により軸線方向の冷媒通路が形成されるため、ポート11から導入された冷媒はその冷媒通路を介してポート13側に流れることが可能になる。
ボディ5の下端開口部は、その内径が下方に向かって拡径されており、有底円筒状のばね受け部材23が圧入されている。ばね受け部材23は、その下半部に設けられたガイド孔57にて弁体17の下端部を軸線方向に摺動可能に支持する。ばね受け部材23の底部中央には挿通孔24が設けられ、作動ロッド20の下端部を挿通させている。
ボディ5の下部は、ソレノイド3の上端部に圧入されている。ボディ5の下端部とソレノイド3との間には、圧縮機の吸入室に連通して吸入圧力Psを受けるポート26(「吸入室連通ポート」に該当する)が形成されている。ポート26は、弁体17の下端開口部に連通している。ボディ5とソレノイド3とに囲まれた内部空間は、吸入圧力Psが導入される圧力室28を形成する。この圧力室28には、吸入圧力Psを感知して軸線方向に動作するパワーエレメント4が配置されている。
一方、ソレノイド3は、ヨークとしても機能するケース31と、ケース31に固定されたコア32と、ケース31内においてコア32と軸線方向に対向配置されたプランジャ33と、外部からの供給電流により磁気回路を生成する電磁コイル34と、ケース31の下端開口部を封止するように設けられた端部部材35とを備えている。コア32は、その上部が拡径されつつケース31の上方に延出し、その上端開口部にボディ5の下端部が圧入されている。その結果、弁本体2とソレノイド3とが一体に組み付けられている。コア32の上端側部には、ポート26を形成する連通孔が設けられている。ケース31は、円筒状をなし、その上端開口部が内方に加締められることによりコア32に固定されている。
コア32には、その中央を軸線方向に貫通する挿通孔36が設けられており、ソレノイド力を弁体17へ伝達するためのシャフト37を挿通している。シャフト37は、その下端部がプランジャ33に圧入固定され、その上端部がパワーエレメント4に支持されている。圧力室28内の吸入圧力Psは、シャフト37と挿通孔36との間隙を介してソレノイド3の内部にも導入される。
コア32には、また、下端が閉じた有底スリーブ39が外挿されている。有底スリーブ39は、非磁性材料からなり、その内部にはプランジャ33がコア32の下方で軸線方向に進退可能に配置されている。有底スリーブ39は、その下端中央部が上方に凸となるよう成形されており、その下端中央部にてプランジャ33を下方から支持できるように構成されている。プランジャ33の上半部には、シャフト37の下端部が軸線に沿って圧入されている。プランジャ33の外周面の所定箇所には軸線方向に沿った溝部40が形成されており、挿通孔36を通過した吸入圧力Psの冷媒は、さらにその溝部40と有底スリーブ39との間に形成された通路を通ってプランジャ33の下部、つまり背圧室41に導入される。また、有底スリーブ39にはボビン43が外挿されており、そのボビン43に電磁コイル34が巻回されている。
ケース31の下端開口部には、その下端部を内方に加締めることにより円板状のカラー44が固定されている。カラー44は、磁性部材からなり、ケース31とともに磁気回路を構成する。カラー44の底部中央には挿通孔45が設けられ、有底スリーブ39の下端部がその挿通孔45を介して露出している。ボビン43からは電磁コイル34につながる一対の接続端子46が延出し、それぞれカラー44を貫通して端部部材35内の空間に引き出されている。同図においては説明の便宜上、その一対の片方のみが表示されている。
端部部材35は、ケース31に内包されるソレノイド3内の構造物全体を下方から封止するように取り付けられている。端部部材35は樹脂成形部材からなり、外部電源につながる接続端子46を部分的にモールドしつつ有底段付円筒状に形成されている。樹脂成形部材の材質としては、例えばガラスを含有した66ナイロン等のように耐食性を有し、適度な硬さと弾性を有するものが好ましい。一定以上の取付精度を確保するために、ゴムよりも硬度の高いものであるのが好ましい。
端部部材35は、図示のように爪部47を介してカラー44に装着されることでケース31に対して固定されている。ケース31の下端部と端部部材35の上端外周部との間には、比較的小さなOリング48が介装されており、ソレノイド3の内外を気密に保持している。また、端部部材35には、圧縮機に取り付けられる際にその取付孔の内外を気密に保持するためのシール部49が一体成形されている。このシール部49は、端部部材35の上端部近傍に設けられたフランジ部に切り欠き50を形成することにより構成されている。シール部49は、その切り欠き50の近傍部分にて半径方向内向きに弾性変形可能であり、その弾性反力により取付孔に密着してシールを実現するが、その詳細については後述する。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。
ボディ5の上端開口部と弁体21との間には、弁体21を下方に付勢するスプリング51が介装されている。すなわち、スプリング51は、弁体21を弁座19に着座させる方向(副弁の閉弁方向)に付勢するとともに、弁体17を弁座16から離間させる方向(主弁の開弁方向)に付勢する。一方、弁体17の脚部18とばね受け部材23との間には、弁体17を上方、つまり弁座16に着座させる方向(主弁の閉弁方向)に付勢するスプリング52が介装されている。スプリング52の荷重はスプリング51の荷重よりも小さく設定されている。
スプリング52とばね受け部材23との間には、ばね受け部材23の上端開口部(「高圧側開口部」に該当する)を封止するように、リング状のパッキン54(シール部材)が配設されている。パッキン54に前後差圧が作用すると、その内周部が作動ロッド20の摺動面に圧着し、そのセルフシール作用により吐出冷媒の漏れを抑制する。なお、変形例においては、図示のような薄膜シート状のパッキンではなく、厚肉の本体とリップ部を有するVパッキン等のリップパッキン、あるいはOリングやVリング等のスクイーズパッキンを用いてもよい。パッキン54は、ばね受け部材23をボディ5に圧入する際に、ボディ5とばね受け部材23との間に外周部が挟まれるようにして固定される。ばね受け部材23の側部には、内外を連通する連通孔55が形成されており、弁体17の内部通路とポート26とが、その連通孔55を介して連通される。
パワーエレメント4は、作動ロッド20とシャフト37との間に介装されて弁部の開閉方向に変位可能に支持された中空のハウジング61と、ハウジング61内を密閉空間S1と開放空間S2とに仕切るように配設された可撓性部材としてのダイヤフラム62と、密閉空間S1に配設された弾性部材としてのスプリング63と、開放空間S2に収容されるとともに、ハウジング61を貫通して上方に延びる3本の脚部64を有する反力伝達部材65とを備えている。開放空間S2は、圧力室28に連通している。
ハウジング61は、ともにステンレスからなる有蓋状の第1ハウジング66および第2ハウジング67からなり、これらの開口部を突き合わせてその外縁部に金属薄板からなるダイヤフラム62の外縁部を挟むようにして組み付けられる。このハウジング61は、第1ハウジング66と第2ハウジング67との間にダイヤフラム62を挟んだ状態でその接合部に沿って外周溶接が施されることにより、容器状に形成されている。この溶接は真空雰囲気内で行われるため、密閉空間S1は真空状態となっているが、密閉空間S1内に大気等を満たすようにしてもよい。
ダイヤフラム62は、複数の薄膜状の金属ダイヤフラムを半径方向の内外端部にて連結して重ね、各ダイヤフラム間に所定の間隙が形成されるように構成されている。すなわち、図示のように、最も外径が大きい第1ダイヤフラム81と、それより外径が小さくほぼフラットな第2ダイヤフラム82との間に、これらを接続する第3ダイヤフラム83を配置している。第1ダイヤフラム81と第3ダイヤフラム83とは、その中央に挿通孔が形成されており、その内周縁にてオーバラップした所定長さ部分が軸線に平行となる形で溶接されている。また、第2ダイヤフラム82と第3ダイヤフラム83とは、その外周縁にてオーバラップした所定長さ部分が軸線に平行となる形で溶接されている。このように溶接箇所において各ダイヤフラムを所定長さオーバラップさせることにより連結部の強度を確保することができる。また、オーバラップした溶接部が軸線方向に平行に延びているため、ダイヤフラム62が変形したときにその溶接部に荷重がかかりにくくなっている。
第1ダイヤフラム81は、第2ハウジング67の開口部近傍の側面に位置する第1挟持部84と、第2ハウジング67の周縁部上面に位置する第2挟持部86にて挟持される。溶接は、第1ハウジング66と第2ハウジング67との下方に面した接合部に沿って施される。図示のように、第1挟持部84と第2挟持部86との間には空隙88が形成されているため、外周溶接が実施される際に第1ダイヤフラム81の周縁部が膨張して内方に変位したとしても、空隙88がその周縁部の変形を吸収する。このため、第2挟持部86よりも内方にある第1ダイヤフラム81の受圧部の変形が防止される。
第1ハウジング66のダイヤフラム62と反対側の底部中央にはプレス成形により凹状のロッド連結部70が形成されており、作動ロッド20の下端部(つまり弁体21と反対側の端部)を収容するようにして下方から支持している。また、第1ハウジング66の底部のロッド連結部70の周囲には、作動ロッド20を取り囲む3カ所に貫通孔71が形成されており、反力伝達部材65の3つの脚部64のそれぞれを挿通してばね受け部材23側に突出させている。第1ハウジング66の内部は、貫通孔71を介して圧力室28と連通しており、吸入圧力Psが導入される。ダイヤフラム62は、この吸入圧力Psを感知して弁部の開閉方向に伸縮動作する。
一方、第2ハウジング67のダイヤフラム62と反対側の底部中央はプレス成形により凹状のシャフト連結部72が形成されており、シャフト37の上端部が遊嵌されている。このようにして、ハウジング61は、作動ロッド20とシャフト37との間に挟まれるように介装され、弁部の開閉方向に変位可能に支持されている。
ダイヤフラム62の第2ハウジング67側の端面には、ステンレスからなる有底段付円筒状のディスク73がその底部にて溶接され、ディスク73の底部と第2ハウジング67の底部との間に、設定荷重調整用のスプリング63が介装されている。ディスク73は、その外径が第2ハウジング67の内径にほぼ等しくなるように形成されており、第2ハウジング67にガイドされる。それにより、ダイヤフラム62が、軸線方向に精度良く変位するようになる。
ダイヤフラム62の第1ハウジング66側の面の中央部には、ステンレスからなる円板状の反力伝達部材65が溶接されている。この反力伝達部材65の外周部の3カ所には、上方(つまりダイヤフラム62と反対側)に延出して第1ハウジング66の貫通孔71から突出する脚部64が設けられている。これらの脚部64は、パワーエレメント4の動作により、ボディ5内のシャフト37に対向する面、具体的には、ばね受け部材23の下面に着脱可能になっている。
ここでは、圧力室28内の吸入圧力Psが所定の設定圧力Psetよりも低くなるとダイヤフラム62が弁体17側に変形し、反力伝達部材65の脚部64がばね受け部材23の下面を押圧する。その結果、反力伝達部材65に作用する反力が、ダイヤフラム62、ディスク73、スプリング63および第2ハウジング67を介してシャフト37に伝達され、ソレノイド3によるソレノイド力を低減する方向の力が作用するようになっている。この設定圧力Psetは、基本的にはスプリング63のばね荷重によって予め調整され、蒸発器内の温度と吸入圧力Psとの関係から、蒸発器の凍結を防止できる圧力値として設定されている。
本実施の形態においては、弁孔15の内径(有効径)Aとガイド孔57の内径(有効径)Bとが等しく形成されている。したがって、弁体17に作用する吐出圧力Pdによる力がキャンセルされる。一方、弁体17にはその有効径にてクランク圧力Pcと吸入圧力Psとの差圧(Pc−Ps)が作用するが、その差圧(Pc−Ps)は通常の制御状態において支障がないほど小さい。このため、弁体17は、制御状態においては実質的にパワーエレメント4の感圧部材が感知する吸入圧力Psに基づいて開閉動作することになる。
次に、制御弁の動作について説明する。図3〜図5は、制御弁の動作を表す図であり、図2に対応する。既に説明した図2は、制御弁の最少容量運転状態を示している。図3は、制御弁のブリード機能を動作させたときの状態を示している。図4は、比較的安定した制御状態を示している。図5は、制御弁の最大容量運転状態を示している。以下においては、図1に基づき、適宜図2〜図5を参照しつつ説明する。
制御弁1において、ソレノイド3が非通電のとき、つまり自動車用空調装置が動作していないときには、コア32とプランジャ33との間に吸引力が作用しない。また、スプリング51が作動ロッド20およびパワーエレメント4を介してシャフト37を下方に付勢しているため、図2に示すように、弁体17が弁座16から離間して主弁が全開状態となる。一方、スプリング51およびスプリング52の付勢力により弁体21が弁座19に着座した状態が保持されるため、副弁は閉弁状態となっている。このとき、圧縮機の吐出室からポート11に導入された吐出圧力Pdの冷媒は、全開状態の主弁を通過し、ポート13からクランク室へと流れることになる。したがって、クランク圧力Pcが高くなり、圧縮機は最小容量運転を行うようになる。また、この場合には吸入圧力Psが比較的高いので、ダイヤフラム62が下方に位置した状態となる。このとき、脚部64がばね受け部材23から離間した状態となるため、パワーエレメント4は作動ロッド20とシャフト37との間に介装されてはいるが、実質的に機能しない。
一方、自動車用空調装置の起動時など、ソレノイド3の電磁コイル34に最大の制御電流が供給されると、プランジャ33は、コア32に最大の吸引力で吸引される。このとき、弁体21を含む作動ロッド20、パワーエレメント4、シャフト37およびプランジャ33が、一体になってスプリング52の付勢力に抗して閉弁方向に動作する。本実施の形態では、自動車用空調装置の起動時にクランク室内の圧力を速やかに低減するために、圧縮機に形成された減圧通路(クランク室と吸入室とをつなぐオリフィス等)を利用するのみならず、副弁を開弁させて減圧効率を高める。
すなわち、図3に示すようにソレノイド力を最大にすることで、作動ロッド20を最大限に押し上げる。このとき、スプリング52の付勢力によって主弁が閉じられる一方、副弁が開弁される。すなわち、クランク室への吐出冷媒の導入が規制されるだけでなく、クランク室内の冷媒が副弁を介して吸入室にリリーフされる。その結果、クランク圧力Pcが速やかに低下し、制御弁1が最大容量運転状態に移行される。この状態から、ソレノイド3に供給する制御電流をやや低減すると、図4に示すように、主弁および副弁の双方が閉じた通常の最大容量運転状態となる。
ここで、ソレノイド3に供給される電流値が所定値に設定された制御状態にあるときには、図5に示すように、弁体21を含む作動ロッド20、パワーエレメント4、シャフト37およびプランジャ33が、副弁を閉じた状態で一体動作する。このとき、弁体17は、スプリング51による開弁方向の力と、スプリング52による閉弁方向の力と、ソレノイド3による閉弁方向のソレノイド力と、吸入圧力Psにより動作するパワーエレメント4によるソレノイド力を低減する方向の力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。
そして、たとえば冷凍負荷が大きくなり吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも高くなると、ダイヤフラム62および反力伝達部材65が下方に変位するため、弁体17が相対的に上方(閉弁方向)へ変位する。その結果、主弁の弁開度が小さくなり、圧縮機は吐出容量を増やすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが低下する方向に変化する。逆に、冷凍負荷が小さくなって吸入圧力Psが設定圧力Psetよりも低くなると、ダイヤフラム62が上方へ変位して反力伝達部材65がばね受け部材23に着座し、その反力がシャフト37に対してソレノイド力を低減させる方向に作用する。この結果、弁体17への閉弁方向の力が低減されて主弁の弁開度が大きくなり、圧縮機は吐出容量を減らすよう動作する。その結果、吸入圧力Psが設定圧力Psetに維持され、過剰冷房が防止される。
このような最大容量運転状態または定常的な制御状態からソレノイド3への通電がオフにされると、再び図2に示した最小容量運転状態へ移行するが、本実施の形態ではその移行を速やかに行うことができる。すなわち、本実施の形態では、弁体17にクランク圧力Pcと吸入圧力Psとの差圧(Pc−Ps)が作用するため、主弁の開弁方向の感度が高く、クランク圧力Pcが上昇するとそのクランク圧力Pcのバイアス分だけ主弁が開弁方向に動作しやすくなる。すなわち、主弁を速やかに開弁させて最少容量運転状態へ移行させやすくなる。
図6は、制御弁の組み付け工程の概要を表す図である。(A)〜(D)は、その組み付け工程の経過を表している。
弁本体2については同図(A)に示すように、パワーエレメント4を組み立てた後、シャフト連結部72にシャフト37の上端部を挿通する。そして、この状態からシャフト37をさらに押し込んでシャフト連結部72を変形させ、ダイヤフラム62に設定圧力Psetを付与した状態においてハウジング61の上面からの脚部64の突出長さがaとなるように調整する。ここで、ハウジング61の上面からロッド連結部70の底部までの深さをbとする。一方、ボディ5のばね受け部材23を圧入し、主弁および副弁をともに閉じた状態で弁体21に対して作動ロッド20を圧入し、そのばね受け部材23の下面からの突出長さがa+bとなるようにその圧入量を調整する。これにより、吸入圧力Psが設定圧力Psetに維持されたときにパワーエレメント4とばね受け部材23との間隙がaとなる。このとき、ダイヤフラム62はほぼ中立位置(ほぼフラットな状態)となる。
一方、ソレノイド3については同図(B)に示すように、有底スリーブ39にプランジャ33を収容した状態でコア32を組み付ける。有底スリーブ39の上端開口部とコア32の外周面との間には、シール用のOリング91が介装される。また、コア32の拡径部の外周面にはポート26を挟むようにOリング92,93が嵌着される。そして、プレス成形されたケース31の上端部が内方に加締められてコア32に対して固定される。これに対し、ボビン43に電磁コイル34を巻回してカラー44を組み付けた状態のモールドコイルを下方から挿入して組み付け、ケース31の下端部を内方に加締めて固定する。
そして、同図(C)に示すように、このように組み付けられたソレノイド3の半製品に対し、Oリング48を嵌着させた端部部材35を組み付ける。さらに、同図(D)に示すように、このように組み付けられたソレノイド3に対して弁本体2を組み付ける。その際、専用の圧入治具95を用いて弁本体2をソレノイド3の上端開口部に圧入する。この弁本体2の圧入量を調整することにより、各スプリングのセット値を調整する。
図7は、制御弁の圧縮機への組み付け方法を表す図である。図8は、図7のA部拡大図である。(A)は制御弁の組み付け過程の状態を示し、(B)はその組み付け完了後の状態を示している。
図7に示すように、制御弁1を圧縮機のハウジング150に形成された取付孔152に組み付ける際には、上述のように組み付けられた制御弁1をその弁本体2側から取付孔152に挿入し、Cリング154を取付孔152の開口端部に取り付けることにより固定する。なお変形例においては、ワッシャその他のCリング以外の固定手段により制御弁1を固定するようにしてもよい。この取付過程において、シール部49は、取付孔152に差し掛かる前は図8(A)に示すように、その外径が取付孔152の内径よりも大きくなっているが、取付孔152に差し掛かると同図(B)に示すように、切り欠き50の幅を小さくするように内方に弾性変形しながら圧入される態様で挿入されていく。このとき、その弾性反力によってシール部49の外周面と取付孔152の内周面とが密着する。このため、制御弁1の取り付けが完了したときには、シール部49によるシール機能が有効に作用する。
このとき、図7に示したように、制御弁1が圧縮機の取付孔152内に完全に収容され、そのポート11,13,26がハウジング150内の冷媒通路に連通される。上述のように、ポート11,13,26は、圧縮機の図示しない吐出室、クランク室、吸入室にそれぞれ連通される。各ポート間のシールは、上述したOリング92,93や、ボディ5の上端部に嵌着されたOリング94等により実現される。一方、端部部材35がそのシール部49により取付孔152の開口部を密封する。図示のように、取付孔152においてシール部49がケース31よりも開口部側に配置されているため、外部雰囲気がケース31と取付孔152との間隙を通って取付孔152の内方に侵入することがほぼ確実に防止される。このようなシール機能が端部部材35そのものに設けられるため、シール構造の簡素化と低コスト化が実現される。
以上に説明したように、本実施の形態の制御弁1は、圧縮機の取付孔152に収容される際に後端側となる端部部材35にシール部49が一体成形されている。そして、制御弁1がその取付孔152に収容される際には、その収容過程の後期において端部部材35がシール部49にて取付孔152に圧入される態様で組み付けられる。それにより端部部材35が取付孔152の開口部を密封し、取付孔152の内部への外部雰囲気の侵入が規制される。端部部材35そのものが耐食性部材からなり、また取付孔152の内外をシールする機能を有するため、その取付孔152の内部に設置される弁本体2やソレノイド3に特に防錆等に優れた材料を用いなくとも、その耐食性を維持することができる。特に、シール部49が端部部材35に一体成形されているため、同位置に別途Oリング等のシール部材を装着する必要もなく、部品点数を抑えることができる。その結果、シール構造ひいては制御弁1の製造コストを抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、端部部材におけるシール部の構造が異なる点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。このため、上記第1の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図9は、第2の実施の形態に係る制御弁を圧縮機への組み付けた状態を表す断面図である。図10は、図9のA部拡大図である。(A)は制御弁の組み付け過程の状態を示し、(B)はその組み付け完了後の状態を示している。
図9および図10に示すように、制御弁201の端部部材235は、そのシール部249に第1の実施の形態のような切り欠きは設けられていない。図10(A)に示すように、シール部249は、端部部材235の本体の外周面にて半径方向外向きに隆起した凸部からなる。
制御弁201の取付孔152への取付過程において、シール部249は、取付孔152に差し掛かる前は図示のように、その外径が取付孔152の内径よりも大きくなっているが、取付孔152に差し掛かると同図(B)に示すように、凸部が押しつぶされるように内方に弾性変形しながら圧入される態様で挿入されていく。このとき、その弾性反力によってシール部249の外周面と取付孔152の内周面とが密着する。このため、制御弁201の取り付けが完了したときには、シール部249によるシール機能が有効に作用する。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、主弁の構造が異なる点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。このため、第1の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図11は、第3の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
制御弁301の弁本体302を構成する弁体317は、円筒状の本体の上端部に複数の脚部318が周設され、下端部にも複数の脚部319が周設されており、これらの脚部がボディ5の内周面に沿って摺動することで、軸線方向の安定した動作を確保している。ばね受け部材23と弁体317との間には、弁体317を主弁の閉弁方向に付勢するスプリング352が介装されている。ここで、弁孔15の内径Aと弁体317の下部の外径Bとが等しく形成されている。したがって、弁体317に作用する吐出圧力Pdによる力はキャンセルされる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、パワーエレメントの構造が異なる点を除き、第3の実施の形態とほぼ同様である。このため、第3の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図12は、第4の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
制御弁401の弁本体402においては、弁体21と作動ロッド420とが一体成形されており、その下端部に一段小径化された挿通部421を有する。一方、パワーエレメント404においては、第1ハウジング466の中央部に挿通孔471が設けられ、また、反力伝達部材465の上面中央部にロッド連結部470が形成されている。図示のように、作動ロッド420の挿通部421は、挿通孔471を貫通してロッド連結部470に収容される形となる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、ポート間のシール構造が異なる点を除き、第1の実施の形態とほぼ同様である。このため、第1の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図13は、第5の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
制御弁501の弁本体502においては、ばね受け部材523の内周面に凹部553が形成され、シール部材としてのOリング554が介装されている。Oリング554は、凹部553と弁体17の外周面に密着し、ポート11とポート26との間のシールを実現している。また、パワーエレメント504のダイヤフラム562は、薄膜状の金属ダイヤフラムが一枚により構成されている。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、ポート間のシール構造が異なる点を除き、第5の実施の形態とほぼ同様である。このため、第5の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図14は、第6の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
制御弁601の弁本体602においては、ばね受け部材623の上端部が一段拡径されており、その拡径部653にシール部材としてフェルト654が嵌着されている。フェルト654の軸線方向の動きを規制するため、ばね受け部材623の上端部を封止するように、そのばね受け部材623とボディ5との間にリング状の蓋部材655が介装されている。フェルト654は繊維部材からなるため、冷媒の漏洩を規制するだけでなく、弁体17の摺動性を良好に保持しつつごみ詰まりを抑制する機能も有する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、パワーエレメントを構成する感圧部材として金属ダイヤフラムを用いた例を示したが、例えばダイヤフラムに代わり、皿ばねを用いてもよい。あるいは、皿ばねとダイヤフラムとを重ね合わせて感圧部材としてもよい。
上記実施の形態においては、ソレノイドにおける端部部材のシール部の構造を、圧縮機の容量制御を行ういわゆるPs感知弁に適用した例を示したが、適用対象となる制御弁の制御方式や制御対象はこれらに限られない。例えば、吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)を設定差圧に保持するいわゆるPd−Ps弁に適用してもよい。さらに、車両用空調装置ではなく、燃料噴射弁等のように車両に搭載される他の装置において作動流体を制御する電磁弁に適用してもよい。あるいは、例えば給湯装置の注湯を制御する制御弁のように、車両以外の装置において作動流体を制御する電磁弁に適用してもよい。
1 制御弁、 2 弁本体、 3 ソレノイド、 4 パワーエレメント、 5 ボディ、 15 弁孔、 16 弁座、 17 弁体、 19 弁座、 20 作動ロッド、 21 弁体、 23 ばね受け部材、 28 圧力室、 31 ケース、 32 コア、 33 プランジャ、 34 電磁コイル、 35 端部部材、 37 シャフト、 48 Oリング、 49 シール部、 54 パッキン、 57 ガイド孔、 61 ハウジング、 62 ダイヤフラム、 65 反力伝達部材、 152 取付孔、 201 制御弁、 235 端部部材、 249 シール部、 301 制御弁、 302 弁本体、 317 弁体、 401 制御弁、 402 弁本体、 404 パワーエレメント、 420 作動ロッド、 465 反力伝達部材、 501 制御弁、 502 弁本体、 504 パワーエレメント、 554 Oリング、 601 制御弁、 602 弁本体、 623 ばね受け部材、 654 フェルト、 662 ダイヤフラム、 S1 密閉空間、 S2 開放空間。

Claims (5)

  1. 弁本体とソレノイドとを組み付けて構成され、対象装置の内部通路を流れる作動流体の流量を制御するために前記対象装置のハウジングに形成された取付孔に前記弁本体側から収容される電磁弁であって、
    前記ソレノイドの前記弁本体とは反対側に設けられ、耐食性材料からなる本体の外周部にシール部が一体成形され、当該電磁弁が前記取付孔に収容される際に前記シール部が弾性変形しつつ前記取付孔の内周面に圧接することにより、前記取付孔の開口部を密封可能に構成された端部部材を備えることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記対象装置としての可変容量圧縮機の吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、および前記クランク室から吸入室に導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御して、前記可変容量圧縮機の吐出容量を変化させる可変容量圧縮機用制御弁として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記端部部材は、前記ソレノイドへの電源供給用の接続端子またはハーネスを一体にモールドしてその一部を露出させる樹脂成形部材からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。
  4. 前記シール部は、前記端部部材において前記取付孔の内径よりも大きな外径を有する部分からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 前記シール部は、前記端部部材の本体との間に切り欠きを挟むようにして形成され、前記端部部材の半径方向に弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電磁弁。
JP2009042339A 2009-02-25 2009-02-25 電磁弁 Pending JP2010196794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042339A JP2010196794A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042339A JP2010196794A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010196794A true JP2010196794A (ja) 2010-09-09

Family

ID=42821717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009042339A Pending JP2010196794A (ja) 2009-02-25 2009-02-25 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010196794A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170096995A (ko) 2014-11-25 2017-08-25 이구루코교 가부시기가이샤 용량 제어 밸브
JP2019211021A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 愛三工業株式会社 流量制御弁

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170096995A (ko) 2014-11-25 2017-08-25 이구루코교 가부시기가이샤 용량 제어 밸브
EP3225892A4 (en) * 2014-11-25 2018-07-25 Eagle Industry Co., Ltd. Capacity control valve
KR101988880B1 (ko) 2014-11-25 2019-06-13 이구루코교 가부시기가이샤 용량 제어 밸브
US10337636B2 (en) 2014-11-25 2019-07-02 Eagle Industry Co., Ltd. Displacement control valve
JP2019211021A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 愛三工業株式会社 流量制御弁
JP6999502B2 (ja) 2018-06-06 2022-01-18 愛三工業株式会社 流量制御弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6281046B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2018040385A (ja) 電磁弁
JP2011032916A (ja) 制御弁
JP6103586B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP5906372B2 (ja) 制御弁
JP2008240580A (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2011043102A (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2011094554A (ja) 可変容量圧縮機
JP5467184B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP6368897B2 (ja) 制御弁
JP6085789B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2008045526A (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2011038630A (ja) 電磁弁
JP4779094B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2010196794A (ja) 電磁弁
JP5499254B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP5369262B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2009299674A (ja) 制御弁ユニットおよびコネクタ
JP6040371B2 (ja) 制御弁
JP6040372B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP5292585B2 (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP2010216418A (ja) 可変容量圧縮機用制御弁
JP6040343B2 (ja) 電磁弁
JP2020101242A (ja) 制御弁
JP7359432B2 (ja) 制御弁