JP5467184B2 - 可変容量圧縮機用制御弁 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
本実施の形態の制御弁1は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに設置される図示しない可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)を制御する制御弁として構成されている。この圧縮機は、冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する。そのガス冷媒は凝縮器(外部熱交換器)にて凝縮され、さらに膨張装置により断熱膨張されて低温・低圧の霧状の冷媒となる。この低温・低圧の冷媒が蒸発器にて蒸発し、その蒸発潜熱により車室内空気を冷却する。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻されて冷凍サイクルを循環する。圧縮機は、自動車のエンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。制御弁1は、その圧縮機の吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御することで揺動板の角度、ひいてはその圧縮機の吐出容量を変化させる。
弁体17は、その内部に作動ロッド25を摺動可能に挿通する挿通孔51と、挿通孔51の上方に拡径された拡径部52を有する。第1ストッパ26は、その拡径部52に配置されている。ガイド部18は、その上半部が弁座形成部材7に摺動可能にガイドされている。ガイド部18の下半部には内外を連通する連通孔53が設けられ、主弁を通過した冷媒を、弁体17の内部通路(拡径部52)に導入させたうえでポート13に導出できるようになっている。弁体17は、挿通孔51において作動ロッド25を摺動可能に挿通し、その摺動面に設けられた溝部によって中圧室24とポート13とを連通させる連通路54が形成されている。また、その弁体17の外部摺動面には環状凹部が形成され、シール用のOリング55が嵌着されている。このOリング55により、ポート11に導入された高圧冷媒がその摺動面を介して中圧室24へ漏洩することが防止されている。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、主弁の配置および構成が大きく異なるが、第1の実施の形態と共通する部分が多い。このため、第1の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図6は、第2の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、主弁の構造および配置が大きく異なるが、第1および第2の実施の形態と共通する部分も多い。このため、第1および第2の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図7は、第3の実施の形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、主弁の配置および構成が大きく異なるが、第1の実施の形態と共通する部分が多い。このため、第1の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図8は、第4の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、第2の実施の形態においてクランク圧力Pcの導入出ポートの位置を変更した態様に相当する。このため、第2の実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図9は、第5の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
Claims (6)
- 吸入室から導入された冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、前記吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を制御することにより変化させる可変容量圧縮機用制御弁において、
前記吸入室に連通する吸入室連通ポート、前記吐出室に連通する吐出室連通ポート、および前記クランク室に連通するクランク室連通ポートが設けられたボディと、
前記ボディ内にて前記吐出室連通ポートと前記クランク室連通ポートとを連通させる冷媒通路に設けられた第1の弁孔に接離して主弁を開閉する主弁体と、
前記ボディ内にて前記クランク室連通ポートと前記吸入室連通ポートとを連通させる冷媒通路に設けられた第2の弁孔に接離して副弁を開閉する副弁体と、
前記副弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、
前記主弁体に対して閉弁方向のソレノイド力を、前記副弁体に対して開弁方向のソレノイド力をそれぞれ付与可能なソレノイドと、
前記ボディと前記ソレノイドとの間に形成されるとともに、前記吸入室連通ポートに連通する圧力室と、
前記ソレノイドに連結されて軸線方向にソレノイド力を伝達可能なシャフトと、
前記副弁体の中央部に設けられた挿通孔を軸線方向に貫通し、その一端側にて前記主弁体に作動連結される作動ロッドと、
前記圧力室にて前記作動ロッドの他端側と前記シャフトとの間に挟まれるように配置されて前記圧力室の圧力を感知し、その圧力室の圧力が設定圧力よりも低くなったときにソレノイド力に対抗する力を発生させる感圧部と、
を備えることを特徴とする可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記感圧部は、
前記圧力室内で変位可能に前記シャフトに支持されたハウジングと、
前記ハウジング内を密閉空間と前記圧力室に連通する空間とに仕切るように設けられ、前記圧力室の圧力が前記設定圧力よりも低くなったときに前記シャフトから離れる方向に変形する可撓性部材と、
前記可撓性部材の前記シャフトと反対側に接続されるとともに前記ハウジングの外部に延出する脚部を有し、前記圧力室の圧力が前記設定圧力よりも低くなったときに前記可撓性部材の変形により前記脚部が前記ボディを直接又は間接的に押圧し、その反力によって前記ハウジングを介して前記シャフトに前記ソレノイド力に対抗する力を付与する反力伝達部材と、
前記可撓性部材と前記ハウジングとの間に配設され、前記可撓性部材を介して前記反力伝達部材を前記脚部が前記ハウジングから突出する方向に付勢する第2の付勢部材と、
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記ボディの一端側から順に前記主弁体、前記副弁体、前記感圧部が配設される一方、前記ボディの他端側に前記ソレノイドが配設され、
前記作動ロッドは、前記主弁体に挿通され、前記主弁体に対して前記ボディの一端側から前記副弁体に近接する方向に前記クランク室のクランク圧力と前記吸入室の吸入圧力との差圧による開弁方向の力を伝達することを特徴とする請求項1または2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記吐出室連通ポートと前記吸入室連通ポートとの間に、一方で前記クランク室連通ポートに連通し他方で前記第2の弁孔に連通する中圧室が設けられ、
前記副弁体は、前記第2の弁孔の開口端部に設けられた弁座に前記中圧室側から着脱して前記副弁を開閉可能に配設され、定常時においては前記付勢部材の付勢力によって前記副弁を閉弁状態に保持する一方、前記ソレノイドに設定値以上の通電がなされて前記感圧部を介して前記ソレノイド力が伝達されることにより、前記付勢部材の付勢力に抗して前記弁座から離間し、前記副弁を開弁させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記吐出室連通ポートと前記クランク室連通ポートとを連通させる冷媒通路に設けられた第1の弁孔に接離して第1の弁部を開閉する第1弁体と、
前記第1弁体と一体に形成され、前記吐出室連通ポートと前記中圧室とを連通させる冷媒通路に設けられた第2の弁孔に接離して第2の弁部を開閉する第2弁体と、を備え、
前記第1弁体と前記第2弁体とにより前記主弁体が構成され、前記第1の弁部と前記第2の弁部とにより前記主弁が構成されていることを特徴とする請求項4に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記主弁体に作用する前記吐出室の吐出圧力の影響をキャンセルするキャンセル構造を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の可変容量圧縮機用制御弁。
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