JP2010193928A - 超音波内視鏡用穿刺針 - Google Patents

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Abstract

【課題】針管の内外周面と摺接する部材を損傷させることなく、超音波の反射エコー強度を増大させて、針管の明瞭な超音波エコー画像を得ることができる超音波内視鏡用穿刺針を提供すること。
【解決手段】生体組織に穿刺される針管12を備えていて、超音波内視鏡の処置具挿通チャンネル21に挿脱される超音波内視鏡用穿刺針において、針管12の少なくとも先端付近の部分が互いに嵌合する内外二重のパイプ12i,12oを固着して形成され、内外二重のパイプ12i,12oの嵌合面の少なくとも一方の面が微細な凹凸を有する粗面16に形成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、超音波内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して体腔内に導かれ、生体組織の採取や薬液の注射等に用いられる超音波内視鏡用穿刺針に関する。
超音波内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して体腔内に導かれた超音波内視鏡用穿刺針の針管の先端部分は、超音波内視鏡の先端に配置された超音波プローブによる超音波走査領域に突き出されて、生体組織の断層像等と共に超音波の反射エコー像として観察される。
しかし、体内に突出される超音波内視鏡用穿刺針の針管の先端部分は直径が例えば1mmにも満たない細いものなので、超音波の反射エコー強度が極めて小さく、針管の明瞭な超音波画像を得ることができない場合が少なくない。
そこで従来は、針管の外周面又は内周面に円環状や直線状の微細な凹凸を多数形成することにより、超音波の反射エコー強度を増大させて、針管の明瞭な超音波エコー画像を得ることができるようにしていた(例えば、特許文献1、2)。
特開2004−181095 特開2006−271874
しかし、針管の外周面に凹凸を形成すると、針管の外周面が摺接するチューブ(例えば、超音波内視鏡用穿刺針のシースである可撓性チューブ、又は超音波内視鏡の処置具挿通チャンネル等)が削られて損傷する場合がある。
また、針管の内周面に凹凸を形成すると、針管内に可撓性の針軸を挿脱する使用法がとられた場合に、針軸が削られ(場合によっては針管内周面の凹凸側が欠け)てしまう場合がある。
本発明は、針管の内外周面と摺接する部材を損傷させることなく、超音波の反射エコー強度を増大させて、針管の明瞭な超音波エコー画像を得ることができる超音波内視鏡用穿刺針を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の超音波内視鏡用穿刺針は、生体組織に穿刺される針管を備えていて、超音波内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される超音波内視鏡用穿刺針において、針管の少なくとも先端付近の部分が互いに嵌合する内外二重のパイプを固着して形成され、内外二重のパイプの嵌合面の少なくとも一方の面が微細な凹凸を有する粗面に形成されているものである。
なお、針管が、可撓性チューブ内に軸線方向に進退自在に挿通された状態に配置されていてもよく、針管内に軸線方向に進退自在に可撓性の針軸が挿通されるようになっていてもよい。
そして、内外二重のパイプのうち外側パイプの内周面のみが粗面に形成されていてもよく、内外二重のパイプのうち内側パイプの外周面のみが粗面に形成されていてもよい。或いは、内外二重のパイプの双方の嵌合面が粗面に形成されていてもよい。
また、内外二重のパイプからなる針管が、二重のパイプより径の大きな内外二重のパイプ素材を嵌合させた状態で軸線方向に引き伸ばして形成されたものであってもよい。
本発明によれば、針管の先端付近の部分を構成する内外二重のパイプの嵌合面の少なくとも一方の面が微細な凹凸を有する粗面に形成されていることにより、針管の内外周面と摺接する部材を損傷させることなく、超音波の反射エコー強度を増大させて、針管の明瞭な超音波エコー画像を得ることができる。
本発明の超音波内視鏡用穿刺針を構成する針管の第1の実施例の先端部分の拡大側面断面図である。 本発明の実施例における超音波内視鏡用穿刺針の全体構成図である。 本発明の超音波内視鏡用穿刺針を構成する針管の第2の実施例の先端部分の拡大側面断面図である。 本発明の超音波内視鏡用穿刺針を構成する針管の第3の実施例の先端部分の拡大側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は、超音波内視鏡用穿刺針10が公知の超音波内視鏡20の処置具挿通チャンネル21に挿通されて、超音波内視鏡用穿刺針10の先端部分が処置具挿通チャンネル21の先端部分から突出した状態を示している。23は、超音波内視鏡20の挿入部22の先端に配置された超音波プローブである。
超音波内視鏡用穿刺針10は、シース(さや)として処置具挿通チャンネル21内に挿脱自在な可撓性チューブ11内に、軸線方向に進退自在に可撓性の針管12が全長にわたって挿通配置された構成を備えている。可撓性チューブ11としては、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブやPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂チューブ等を用いることができる。
可撓性チューブ11の基端には筒状の把持部13が連結されていて、針管12の基端に連結された針元口金14が把持部13の基端部から外方に突出している。針管12と針元口金14は可撓性チューブ11と把持部13に対して軸線方向にスライド自在であり、把持部13に対して針元口金14をスライド操作することにより、可撓性チューブ11の先端11aから針管12の先端を突没させることができる。
したがって、可撓性チューブ11を処置具挿通チャンネル21内に挿脱する際には針管12を可撓性チューブ11の先端11a内に没入させておき、図2に示されるように、可撓性チューブ11の先端11aが処置具挿通チャンネル21の先端から突出したら、針管12を可撓性チューブ11の先端11aから突出させて、針管12の先端を生体組織に穿刺し、針元口金14に注射筒等を接続して生体組織の吸引採取や薬液注射等を行うことができる。
そのようにして超音波プローブ23による超音波走査範囲30内に突出された針管12の先端部分は、生体組織の断層像等と共に超音波の反射エコー像として観察され、図示されていないモニタ画面にその像が描出される。
図1は、そのような超音波内視鏡用穿刺針を構成する針管12の第1の実施例の先端部分を拡大して示しており、針管12は、全長において互いに嵌合する内外二重のパイプ(内側パイプ12i、外側パイプ12o)を固着して形成されている。内外両パイプ12i,12o共に薄肉のステンレス鋼パイプで形成することができるが、内側パイプ12iは合成樹脂製にすることもできる。
ただし、針管12の少なくとも先端付近の部分を二重パイプ12i,12oで形成して、その他の部分を単一パイプ等で形成し、それらを接続固着した構成をとっても差し支えない。なお、針管12の外径は例えば0.6〜0.8mm程度、肉厚は内外両パイプ12i,12o合わせて例えば0.1〜0.2mm程度である。
この実施例では、内外二重のパイプ12i,12oの嵌合面において、外側パイプ12oの先端付近の内周面のみが微細な凹凸を有する粗面16に形成され、その他の面(即ち、外側パイプ12oの外周面と内側パイプ12iの内外両周面)は、通常の注射針程度の滑らかさの面に形成されている。
このような組み合わせの内外二重のパイプ12i,12oを製作するには、例えば、針管12よりはるかに太い径の内外二重のパイプ素材を準備し、外側パイプ材の内周面だけをサンドブラスト処理等で極めて微細な凹凸のある粗面状に加工する。
そして、内外二重のパイプ素材を嵌合させた状態で軸線方向に引き伸ばして所望の太さに成形してから、外側パイプ12oと内側パイプ12iを溶接等で一体に固着すればよい。これは、後述する第2、第3の実施例においても同様である。
粗面16の各凹凸の大きさは例えば0.01〜0.03mm程度である。なお、図には粗面16を形成する凹凸が均一に図示されているが、実際には、凹凸の大きさ及び配置等がランダムなものであって差し支えない。
また、内外二重のパイプ12i,12oがガタつきなく嵌合するように、針先12x付近には外側パイプ12oに粗面16が形成されていない嵌合部17を形成するとよい。そのような嵌合部17は、サンドブラスト処理の際にマスキングをしておけば形成することができる。
このようにして、外側パイプ12oの内周面のみが微細な凹凸を有する粗面16に形成された内外二重のパイプ12i,12oからなる針管12は、針管12の外周面が摺接する可撓性チューブ11が削られるおそれがなく、また、針管12内に針軸(図示せず)が挿脱する使用法がとられた場合に、針軸が削られるおそれがない。
そして、図1に破線で示されるように、外方から来た超音波信号が微細な凹凸で形成されている粗面16部分でよく反射されるので、そこで超音波の反射エコー強度が増大されて、針管12の明瞭な超音波エコー画像を得ることができる。
図3は、針管12の第2の実施例の先端部分を拡大して示しており、内外二重のパイプ12i,12oの嵌合面において、内側パイプ12iの外周面のみが微細な凹凸を有する粗面16に形成され、その他の面(即ち、内側パイプ12iの内周面と外側パイプ12oの内外両周面)は、通常の注射針程度の滑らかさの面に形成されている。
パイプ材の外周面に粗面16を形成するのは、内周面に形成する場合より加工が容易であり、極細の内側パイプ12iの外周面に粗面16を直接形成することもできる。ただし、図3に破線で示されるように、超音波エコーが粗面16で反射される際に粗面16部分の空気層を通過する影響により、第1の実施例より超音波エコーの強度や解像度が若干低下する。
図4は、針管12の第3の実施例の先端部分を拡大して示しており、内外二重のパイプ12i,12oの嵌合面において、外側パイプ12oの内周面と内側パイプ12iの外周面が微細な凹凸を有する粗面16に形成され、外側パイプ12oの外周面と内側パイプ12iの内周面は、通常の注射針程度の滑らかさの面に形成されている。
このように構成しても、第1及び第2の実施例とほぼ同程度の作用効果が得られる。ただし、内外二重のパイプ12i,12oがガタつきなく嵌合するように、粗面16の途中の部分にも、粗面16が形成されていない嵌合部17′を形成するとよい。
10 超音波内視鏡用穿刺針
11 可撓性チューブ
12 針管
12i 内側パイプ
12o 外側パイプ
16 粗面
17,17′ 嵌合部
20 超音波内視鏡
21 処置具挿通チャンネル
23 超音波プローブ

Claims (7)

  1. 生体組織に穿刺される針管を備えていて、超音波内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿脱される超音波内視鏡用穿刺針において、
    上記針管の少なくとも先端付近の部分が互いに嵌合する内外二重のパイプを固着して形成され、上記内外二重のパイプの嵌合面の少なくとも一方の面が微細な凹凸を有する粗面に形成されていることを特徴とする超音波内視鏡用穿刺針。
  2. 上記針管が、可撓性チューブ内に軸線方向に進退自在に挿通された状態に配置されている請求項1記載の超音波内視鏡用穿刺針。
  3. 上記針管内に軸線方向に進退自在に可撓性の針軸が挿通される請求項1又は2記載の超音波内視鏡用穿刺針。
  4. 上記内外二重のパイプのうち外側パイプの内周面のみが上記粗面に形成されている請求項1ないし3のいずれかの項に記載の超音波内視鏡用穿刺針。
  5. 上記内外二重のパイプのうち内側パイプの外周面のみが上記粗面に形成されている請求項1ないし3のいずれかの項に記載の超音波内視鏡用穿刺針。
  6. 上記内外二重のパイプの双方の嵌合面が上記粗面に形成されている請求項1ないし3のいずれかの項に記載の超音波内視鏡用穿刺針。
  7. 上記内外二重のパイプからなる上記針管が、上記二重のパイプより径の大きな内外二重のパイプ素材を嵌合させた状態で軸線方向に引き伸ばして形成されたものである請求項1ないし6のいずれかの項に記載の超音波内視鏡用穿刺針。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095889A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Hoya Corp 超音波内視鏡用穿刺針装置
JP2015213627A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 株式会社共伸 超音波用の医療用針
JP2016513544A (ja) * 2013-03-14 2016-05-16 ボルケーノ コーポレイション エコー源性特性を有するフィルタ
WO2022104533A1 (zh) * 2020-11-17 2022-05-27 苏州市立普医疗科技有限公司 具有内、外针斜切面对齐的穿刺针

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