JP2014124452A - 薬剤注入システム - Google Patents

薬剤注入システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014124452A
JP2014124452A JP2012284832A JP2012284832A JP2014124452A JP 2014124452 A JP2014124452 A JP 2014124452A JP 2012284832 A JP2012284832 A JP 2012284832A JP 2012284832 A JP2012284832 A JP 2012284832A JP 2014124452 A JP2014124452 A JP 2014124452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puncture needle
unit
detection
pressure
ultrasonic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012284832A
Other languages
English (en)
Inventor
Kayu Kimura
香由 木村
Yoshiyuki Kumada
嘉之 熊田
Takashi Miyazawa
隆 宮澤
Yusuke Hayashimi
祐介 林見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012284832A priority Critical patent/JP2014124452A/ja
Publication of JP2014124452A publication Critical patent/JP2014124452A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】注入すべき量の薬剤を病変部に確実に注入することが可能な薬剤注入システムを提供すること。
【解決手段】被検体の関心部位を穿刺して、先端部から液体を放出可能な穿刺針を有する処置具10と、外部から穿刺針に加わる荷重に応じた検出値を、該穿刺針の内部の圧力変化によって検出する検出部と、検出部が検出した荷重の検出値を取得して圧力値に変換する圧力検出部、および該圧力検出部が取得した圧力値と閾値とを比較する比較部を有し、比較部の比較結果に基づいて穿刺針の穿刺部分における組織性状の検出を行なう組織性状検出部と、組織性状検出部による組織性状の検出結果に基づいて、穿刺針から薬剤を放出するための制御を行う制御部と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば超音波を用いて検体の組織を観測する超音波観測装置に設けられ、検体の体内組織を穿刺して薬剤を注入する穿刺針を有する薬剤注入システムに関する。
従来、超音波を用いて被検体内の組織を診断、治療するための組織診断では、被検体の関心部位を穿刺するための処置具である穿刺針が用いられている。この組織診断では、超音波を用いて被検体の組織を観測しながら、穿刺針を関心部位に穿刺し、穿刺針を介して関心部位に薬剤を注入する。
穿刺針を穿刺するための技術として、穿刺針に超音波センサを設けて、穿刺針を効率的に関心部位に穿刺する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。この技術によれば、穿刺針を細胞に対して相対的に変位させない状態で、超音波ビームを効率よく走査して穿刺針の先端部の穿刺状況を把握しながら細胞組織を鑑別診断できる。
特許第4074169号公報
ところで、組織における癌などの病変部は、繊維化によって部分的に硬化している場合がある。特に繊維化の激しい部位では、穿刺針の穿刺などの外部からの荷重によって病変部内部の圧力が高くなる。例えば穿刺針を穿刺する場合、繊維化の激しい部位に穿刺針を穿刺して薬剤を注入しても、注入した薬剤が内部圧力により病変部から外部に漏れてしまう。これにより、穿刺する場所によっては、注入すべき量の薬剤を病変部に注入できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、注入すべき量の薬剤を病変部に確実に注入することが可能な薬剤注入システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる薬剤注入システムは、被検体の関心部位を穿刺して、先端部に設けられた開口部から液体を放出可能な穿刺針を有する処置具と、外部から前記穿刺針に加わる荷重に応じた検出値を、該穿刺針の内部の圧力変化によって検出する検出部と、前記検出部が検出した前記検出値を取得して圧力値に変換する圧力検出部、および該圧力検出部が取得した前記圧力値と閾値とを比較する比較部を有し、前記比較部の比較結果に基づいて前記穿刺針の穿刺部分における組織性状の検出を行なう組織性状検出部と、前記組織性状検出部による前記組織性状の検出結果に基づいて、前記穿刺針から薬剤を放出するための制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記穿刺針には、中空空間が形成され、該中空空間が、陽圧または陰圧状態に維持されており、前記検出部は、前記陽圧または陰圧状態における前記圧力変化を、前記中空空間を介して検出することを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記検出部は、前記開口部の近傍に設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記組織性状検出部の検出結果をもとに前記関心部位における薬剤の注入位置を算出する注入位置算出部を備え、前記制御部は、前記注入位置算出部が算出した前記注入位置を参照して、前記穿刺針による薬剤放出の可否を判断して該薬剤の放出を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、音、光および画像情報から選択される少なくとも一以上を出力する出力部を備え、前記制御部は、前記薬剤の放出が可能であると判断した場合に、前記画像情報を表示する、もしくは前記出力部に前記音および/または光を出力させることを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記被検体に対して超音波を送信するとともに前記被検体によって反射された超音波を受信する超音波探触子と、前記超音波探触子から超音波のエコー信号を受信し、該エコー信号に対して信号処理を施すことによって画像信号を生成する超音波観測装置と、前記超音波観測装置が生成した画像信号に応じた画像を表示する表示装置と、を備え、前記制御部は、前記圧力検出部が変換した圧力値を検出データとして前記表示装置に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記開口部の縁端部が、面取りされていることを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記開口部は、前記穿刺針の側面に形成されたことを特徴とする。
また、本発明にかかる薬剤注入システムは、上記の発明において、前記穿刺針の先端が、穿刺時に前記関心部位に向けて弧状をなすことを特徴とする。
本発明によれば、穿刺針に加わる圧力を検出して、穿刺開始時の検出値(初期値)と比較することによって、現在の穿刺位置の組織性状が薬剤注入に適したものであるか否かを判断し、この判断結果に基づいて、穿刺針から薬剤を放出するための制御を行うようにしたので、注入すべき量の薬剤を病変部に確実に注入することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる超音波観測システムの構成を模式的に示す図である。 図2は、図1に示す超音波内視鏡の挿入部の先端部の構成を模式的に示す図である。 図3は、図1に示す超音波観測システムの処置具の一構成例を模式的に示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる超音波観測システムの要部の構成を模式的に示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる処置具の要部の構成を模式的に示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかる処置具の要部の構成を示す部分断面図である。 図7は、図6に示す処置具の矢視A方向の模式図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかる超音波観測装置の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかる表示装置が表示する画像の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかる薬剤注入処理を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施の形態1の変形例1−1にかかる穿刺針の構成を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態1の変形例1−2にかかる処置具の要部の構成を示す部分断面図である。 図13は、本発明の実施の形態2にかかる穿刺針の構成を示す断面図である。 図14は、本発明の実施の形態2にかかる超音波観測システムの要部の構成を模式的に示す図である。 図15は、本発明の実施の形態2にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。 図16は、本発明の実施の形態2の変形例2−1にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。 図17は、本発明の実施の形態2の変形例2−2にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。 図18は、本発明の実施の形態2の変形例2−3にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。 図19は、本発明の実施の形態3にかかる超音波観測システムの要部の構成を模式的に示す図である。 図20は、本発明の実施の形態3にかかる超音波観測装置の構成を示すブロック図である。 図21は、本発明の実施の形態3にかかる注入位置検出処理を示すフローチャートである。 図22は、本発明の実施の形態3にかかる薬剤注入処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。以下、本実施の形態では、薬剤注入システムの例として、超音波観測システムを説明する。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる超音波観測システムの構成を模式的に示す図である。同図に示す超音波観測システム1は、被検体内に挿入可能であり、パルス状の超音波を送信する一方、外部で反射された超音波(エコー)を受信する機能を有するとともに、被写体を撮像することによって画像信号を生成する機能を有する超音波内視鏡2と、超音波内視鏡2から受信した電気的なエコー信号に所定の処理を施すことによって超音波画像を生成する超音波観測装置3と、超音波内視鏡2が生成した画像信号をもとに内視鏡画像を生成する内視鏡観察装置4と、液晶または有機EL等からなる表示パネルを用いて実現され、超音波観測装置3および内視鏡観察装置4が生成した画像を表示可能な表示装置5と、超音波内視鏡2の先端から外部へ出射する照明光を供給する光源装置6と、超音波内視鏡2と超音波観測装置3とを電気的に接続する超音波ケーブル7と、超音波内視鏡2と内視鏡観察装置4とを電気的に接続するビデオケーブル8と、超音波内視鏡2と光源装置6とを接続し、光源装置6が発生した照明光を超音波内視鏡2へ供給する光ファイバを有する光ファイバケーブル9と、後述する処置具挿入口223に挿入されて、一端が超音波内視鏡2の先端から延出し、この一端から薬剤の放出が可能な処置具10と、を備える。
超音波内視鏡2は、体内に挿入される挿入部21と、挿入部21の基端側に連結される操作部22と、操作部22から延在するユニバーサルケーブル23と、ユニバーサルケーブル23の先端部に設けられるコネクタ24と、を有する。
挿入部21は、先端に設けられる超音波探触子211と、超音波探触子211に連結され、硬質部材からなる硬性部212と、硬性部212の基端側に湾曲可能に連結される湾曲部213と、湾曲部213の基端側に設けられるとともに可撓性を有する可撓管部214とを有する。挿入部21の内部には、照明光を伝送するライトガイドと、各種電気信号を伝送する複数の信号線が設けられている。また、挿入部21の内部には、処置具を挿通するための処置具挿通路が形成されている。
図2は、挿入部21の先端部の構成を模式的に示す図である。超音波探触子211は、コンベックス型の超音波探触子であり、複数の超音波振動子が規則的に配列されてなる振動子部215を有する。超音波振動子は、音響レンズ、圧電素子および整合層を有し、被検体の体壁よりも内部の超音波断層画像に寄与する超音波信号を取得する。複数の超音波振動子は、凸型の円弧を形成するように配列されている。
硬性部212の先端部には、各種処置具を延出させる処置具チャンネル212aが形成されている。図2では、処置具チャンネル212aから処置具である穿刺針102が延出している場合を示している。処置具チャンネル212aからの穿刺針102の延出角度は、挿入部21の種類に応じて定められている。なお、穿刺針102の延出角度を調整する機構を挿入部21に設けることも可能である。
超音波探触子211は、後述する送受信部31(図8参照)から受信した電気的なパルス信号を超音波パルス(音響パルス信号)に変換するとともに、外部の検体で反射された超音波エコーを電気的なエコー信号に変換する機能を有する。超音波探触子211が変換したエコー信号は、超音波ケーブル7を介して超音波観測装置3へ送信される。なお、超音波探触子211における超音波振動子の走査方式は、電子走査方式である。
硬性部212の先端部には、所定の視野領域に位置する被写体を撮像して内視鏡画像用の画像信号を生成する撮像素子が設けられている(図示せず)。撮像素子が生成した撮像信号は、ビデオケーブル8を介して内視鏡観察装置4へ送信される。
硬性部212の先端部からは、光源装置6によって供給される照明光が照射可能である。具体的には、硬性部212の先端部には、光源装置6から伝送されてくる照明光を照射するための照明窓が設けられている。
操作部22は、湾曲部213を上下方向または左右方向に湾曲操作する湾曲ノブ221と、各種操作を行うための複数の操作部材222と、挿入部21内に形成された処置具用挿通路に連通し、処置具用挿通路へ処置具を挿入するための処置具挿入口223とを有する。
ユニバーサルケーブル23には、電気信号を伝達する複数の信号線や、照明光を伝送する光ファイバ等が挿通している。
コネクタ24は、超音波観測装置3、内視鏡観察装置4および光源装置6との間で、超音波ケーブル7、ビデオケーブル8および光ファイバケーブル9をそれぞれ介した信号の送受信を行う。
図3は、処置具10の一構成例を模式的に示す図である。図4は、本実施の形態1にかかる超音波観測システム1の要部の構成を模式的に示す図である。図5は、本実施の形態1にかかる処置具10の要部の構成を模式的に示す図である。図6は、本実施の形態1にかかる処置具10の穿刺針102の構成を示す部分断面図である。図7は、図6に示す処置具の矢視A方向の模式図である。
処置具10は、処置具挿入口223に挿入されて、一端が超音波内視鏡2の先端から延出可能な挿入部100と、挿入部100に対する操作を行なう略管状の操作部110と、を有する。また、挿入部100は、可撓性を有する管状の可撓管部101と、可撓管部101の操作部110との連結側と異なる側の端部から突出可能な針状をなす穿刺針102と、を有する。穿刺針102は、直線状をなし、針の長手方向に貫通する貫通孔が形成されている。ここで、可撓管部101の管の中空空間には、一端に穿刺針102が設けられた可撓性を有するチューブ130が挿通されている。
処置具10は、このチューブ130によって、操作部110の端部に接続されたシリンジ123を介して、挿入部100の先端(穿刺針102)から薬液を放出することができる。また、チューブ130には、内部配管131が設けられている。チューブ130の内表面と内部配管131の外表面とによって筒状をなす中空空間S1が形成されている。
操作部110は、可撓管部101と接続する接続部111と、可撓管部101の接続部111からの延出位置を示すメモリが設けられた第1指標部112と、第1指標部112の外周を覆うとともに、第1指標部112の長手方向に進退自在に設けられ、第1指標部112の長手方向への進退に応じて、可撓管部101の接続部111からの延出位置を変更する第1調整部113と、第1指標部112に連なり、穿刺針102における可撓管部101の先端からの突出長を示すメモリが設けられた第2指標部114と、第2指標部114の長手方向に進退自在に設けられ、第2指標部114の長手方向への進退に応じて、穿刺針102における可撓管部101の先端からの突出長を変更する第2調整部115と、第2調整部115の移動を規制する規制部材116と、操作部110の一端に位置して第2調整部115に連なる取付部117と、を有する。また、処置具10には、内部に形成された中空空間にスタイレット118が挿通されている。
第1調整部113は、可撓管部101に連結されており、自身の進退動作によって、可撓管部101の接続部111からの延出位置を変更する。また、第1調整部113は、外周から内部に向けて貫通するネジ穴が形成され、固定ネジ113aを螺合し、固定ネジ113aが第1指標部112の表面に当接することによって第1指標部112に対して固定される。このとき、第1調整部113は、端部(本実施の形態1では、接続部111側の端部)の位置によって、可撓管部101の接続部111からの延出位置に応じた第1指標部112のメモリの位置を指し示す。
第2調整部115は、上述したチューブに連結されており、第2指標部114に沿った自身の進退動作によって、穿刺針102における可撓管部101の先端からの突出長を変更する。このとき、第2調整部115は、端部(本実施の形態1では、接続部111側の端部)の位置によって、穿刺針102における可撓管部101の先端からの突出長に応じた第2指標部114のメモリの位置を指し示す。
規制部材116は、円筒状をなし、中空空間に第2指標部114が挿通されている。規制部材116は、外周から内部に向けて貫通するネジ穴が形成され、固定ネジ116aを螺合し、固定ネジ116aが第2指標部114の表面に当接することによって第2指標部115の移動を規制する。
取付部117には、第2調整部115に連なる側と異なる側の端部117aにおいて後述するスタイレット118またはシリンジなどが取り付けられる。
スタイレット118は、挿入部100および操作部110に挿通される可撓性の紐状部材の一端に設けられ、この紐状部材の挿入部100および操作部110への進退を操作する操作部118aと、他端に設けられ、穿刺針102の貫通孔の径に応じた径の棒状をなす剛性の棒状部材118bと、を有する。スタイレット118は、穿刺針102を生体に穿刺する際、棒状部材118bを穿刺針102の内部に配設することによって、穿刺によって抉られた体内組織が穿刺針102内部に入り込むことを防止するとともに、穿刺時の外圧による穿刺針102の変形を抑制する。
穿刺針102には、内部に管状の内部配管103が設けられ、穿刺針102の内表面と内部配管103の外表面とがなす中空空間S2が形成されている。中空空間S2は、チューブ130の筒状をなす中空空間S1と連結している。ここで、中空空間S1,S2には液体Lqが収容されている。液体Lqには、例えば生理食塩水などが用いられる。また、内部配管103は、端部117aに連通しており、薬剤は、シリンジ、内部配管103の内部空間を介して、先端(開口部)から放出される。
また、中空空間S2の一端(外部露出側の端部)が封止部材104によって封止されている。一方、チューブ130の筒状をなす中空空間S1の一端(穿刺針102との連結側と異なる側の端部)は、封止部材105によって封止されている。封止部材104は、例えば樹脂などを用いて形成される略円環状の弾性材料からなり、外部からの荷重に応じて変形可能である。また、封止部材105は、金属または樹脂などにより形成された略筒状をなし、中空空間S1を密閉するようにチューブ130の内表面および内部配管131の外表面に対して摺接可能に設けられる。これにより、挿入部100の液体Lq充填部分は、陽圧状態となっている。また、封止部材105の端部には、外部からの荷重に応じて変形可能な弾性部105aが設けられている。
ここで、処置具10には、処置具10にかかる動作の制御を行う処置具制御装置120と、封止部材105を中空空間S1に対して挿脱動作を行わせて、液体Lqに圧力変動(信号)を発生させる信号発生部121と、封止部材105(弾性部105a)に加わる圧力を検出するセンサ部122(検出部)と、が接続されている。処置具10は、穿刺針102を病変部に穿刺した後、スタイレット118を抜き取り、シリンジ123を接続することによって、内部配管103を介して薬剤の放出が行われる。処置具制御装置120は、超音波観測装置3と電気的に接続し、センサ部122が検出した検出値を超音波観測装置3に出力する。
信号発生部121は、例えば封止部材105を中空空間S1(チューブ130)に対して相対的に移動させることにより、中空空間S1の体積を変化させる。この体積変化によって液体Lqに圧力が加わることにより、センサ部122が、この圧力に応じた弾性部105aの変形の度合いに応じた電気信号に基づく値を検出値として検出する。また、センサ部122は、図示しない信号線を介して処置具制御装置120と電気的に接続されている。
なお、封止部材105位置を固定して、中空空間S1の体積が変化しないようにしてもよい。このとき、信号発生部121は、設定された位置に封止部材105を移動させる場合に用いられる。この場合、外部から加わる圧力に応じて封止部材104が変形し、この変形による荷重が液体Lqを介して封止部材105(弾性部105a)に加わり、弾性部105aが変形する。センサ部122は、弾性部105aの変形の度合いに基づく電気信号を検出値として出力する。また、封止部材105が穿刺針102の中空空間S2を封止するもの、すなわち、穿刺針102の中空空間S2のみに液体Lqが充填され、センサ部122が弾性部105aの変形を検出するものであってもよい。
また、穿刺針102には、略凹球面状をなす微小な複数の凹部102aが空間的に規則的なパターンを形成している。複数の凹部102aは、超音波探触子211から送信される超音波を効率よく散乱して描出されやすくするために設けられる。複数の凹部102aは、隣接する凹部102aの間隔が全て等しくなるように形成されている。
次に、超音波観測装置3の構成を説明する。図8は、超音波観測装置3の構成を示すブロック図である。同図に示す超音波観測装置3は、超音波探触子211からエコー信号を受信し、該エコー信号に対して信号処理を施す装置である。超音波観測装置3は、超音波内視鏡2、表示装置5および処置具制御装置120との間で電気信号の送受信を行う送受信部31と、エコー信号に対応する画像データの生成を行う画像処理部32と、キーボード、マウス、タッチパネル等のインタフェースを用いて実現され、各種情報の入力を受け付ける入力部33と、体内における組織性状の検出を行なう組織性状検出部34と、音および/または光などの各種情報を出力する出力部35と、超音波による検体の観測を行うための各種情報を記憶する記憶部36と、超音波観測装置3の動作制御を行う制御部37と、を備える。本実施の形態1において、「組織性状」とは、例えば癌、内分泌腫瘍、粘液性腫瘍、などの組織における軟質性、硬質性などの性状をいう。
送受信部31は、超音波探触子211と電気的に接続され、パルス信号を超音波探触子211へ送信するとともに、超音波探触子211からエコー信号を受信する。具体的には、送受信部31は、予め設定された波形および送信タイミングに基づいてパルス信号を生成し、この生成したパルス信号を超音波探触子211へ送信する。
送受信部31は、エコー信号に対してフィルタリング等の処理を施した後、A/D変換することによってデジタルRF信号を生成して出力する。なお、超音波探触子211が複数の超音波振動子を電子的に走査させるものである場合、送受信部31は、複数の超音波振動子に対応したビーム合成用の多チャンネル回路を有する。
画像処理部32は、エコー信号に対応する画像データの生成を行う。ここで、超音波内視鏡2から受信するエコー信号は、極座標に基づいたデータである。このため、画像処理部32は、極座標を直交座標に変換して各画素に付与する画像データを生成する。
入力部33は、キーボード、マウス、タッチパネル等のインタフェースを用いて実現される。入力部33は、画像処理部32によって生成された画像を見た超音波観測装置3のユーザによって関心領域を指定する情報の入力を受け付ける。
組織性状検出部34は、センサ部122が検出した検出値を取得する圧力検出部341と、圧力検出部341が取得した検出値と閾値とを比較する比較部342とを有する。
出力部35は、制御部37の制御のもと、音および/または光などを出力する。出力部35は、例えば、スピーカーやLEDなどによって実現される。
記憶部36は、超音波観測装置3の作動プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。
制御部37は、演算および制御機能を有するCPUを用いて実現される。制御部37は、記憶部36が記憶、格納する情報および超音波観測装置3の作動プログラムを含む各種プログラムを記憶部37から読み出すことにより、超音波観測装置3の作動方法に関連した各種演算処理を実行することによって超音波観測装置3を統括的に制御する。制御部37は、表示装置5に表示させるための画像に応じた画像データを出力して、表示装置5に画像を表示させる。
図9は、本実施の形態1にかかる表示装置5が表示する画像の一例を示す図である。図9に示す画像表示領域W1には、画像処理部32によってエコー信号に基づき生成された画像データに対応する超音波画像が表示されるとともに、圧力検出部341が取得した検出値が検出データプロファイルD1として表示される。
なお、超音波観測装置3の作動プログラムは、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して広く流通させることも可能である。
上述した構成を有する超音波内視鏡システム1によって、受信した超音波(エコー)に基づく画像を表示するほか、処置具10が取得した検出値をもとに、組織性状の検出を行なう。また、検出した組織性状に基づいて、穿刺針102を穿刺して薬剤の注入を行う。図10は、本実施の形態1にかかる薬剤注入処理を示すフローチャートである。
まず、制御部37は、組織性状検出回路をオンにする(ステップS101)。このとき、医師などの術者は、体内への穿刺針102による穿刺を開始する。組織性状検出回路がオン状態になると、組織性状検出部34の圧力検出部341は、処置具10からセンサ部122が検出した検出値を初期値として取得することによって、圧力検出を行なう(ステップS102)。このとき、圧力検出部341は、穿刺開始時の検出値を複数(例えば十個)取得し、その平均値や、最大値、最小値または最大値と最小値との中央値などを検出値として制御部37に出力する。また、圧力検出時、センサ部122は、信号発生部121による封止部材105の移動に応じて生じる弾性部105aの圧力変化を検出する。
圧力検出部341が初期値を取得すると、制御部37は、この初期値を初期値データPとして記憶部37に記憶させる(ステップS103)。その後、圧力検出部341は、処置具10から所定間隔で出力される穿刺中の検出値を取得して圧力検出を行なう(ステップS104)。
圧力検出部341は、穿刺中の検出値を取得すると(ステップS104:Yes)、取得した検出値を制御部37に出力する。制御部37は、圧力検出部341から出力された検出値を取得すると、この検出値を検出データPとして記憶部36に記憶させる(ステップS105)。その後、画像処理部32が、取得した初期値データPおよび検出データPに対してノイズ除去処理を行う(ステップS106)。画像処理部32は、例えばローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、高速フーリエ変換(FFT)などによりノイズを除去する。
ノイズ除去処理後、比較部342は、初期値データPおよび検出データPを比較する(ステップS107)。具体的には、比較部342は、検出された検出値(圧力値)を比較することによって、P>Pを満たすか否かを判断する。ここで、比較部342がP>Pを満たしていないと判断した場合(ステップS107:No)、制御部37は、ステップS104に戻り、圧力検出を継続する。
一方、比較部342がP>Pを満たしていると判断した場合(ステップS107:Yes)、制御部37は、ステップS108に移行する。
ここで、薬剤の注入に適している組織性状は、中空または軟質性であって、容易に穿刺可能な性状である。このとき、封止部材104が、液体Lqから加わる圧力に対して穿刺対象の組織を押圧して変形するため、穿刺針102をこの組織性状に穿刺した場合に液体Lqを介して弾性部105aに加わる圧力は、穿刺針102による穿刺時の圧力(体内壁面に穿刺した場合に液体Lqを介して弾性部105aに加わる圧力)と比して小さくなる。すなわち、P>Pを満たす。
これに対して、薬剤注入に適していない、繊維化が生じている硬質性の組織性状の場合は、封止部材104が、液体Lqから加わる圧力に対して穿刺対象の組織を押圧できず、変形しないため、穿刺針102をこの組織性状に穿刺した場合に液体Lqを介して弾性部105aに加わる圧力Pは、穿刺針102による穿刺時の圧力(体内壁面に穿刺した場合に液体Lqを介して弾性部105aに加わる圧力)Pと比して大きくなる。すなわち、P<Pが成り立つ。
ここで、ステップS107における判断として、比較部342は、まず初期値データPに対して、検出データPが例えば10%以上で変動しているかを判断するようにしてもよい。比較部342は、初期値データPに対して検出データPが10%変動していないと判断した場合は、P>Pを満たしていないと判断するようにしてもよい。また、比較部342は、初期値データPに対して検出データPが10%変動したと判断した場合、初期値データPと検出データPとの検出値の大小関係を判断し、P>Pであるか、P<Pが成り立つかを判断する。これにより、検出値の微小変化に対しては、組織性状が変化していないと判断することができる。なお、上述した例では、10%変動するか否かを判断するものとして説明したが、10%以外の所定の割合に設定してもよい。
制御部37は、ステップS108に移行すると、出力部35に、現在の穿刺位置が薬剤注入に適した箇所である旨を報知するよう指示する(ステップS108)。制御部37は、表示装置5に現在の穿刺位置が薬剤注入に適した箇所である旨のメッセージ(画像情報)を表示させたり、出力部35に音を発したり、ランプを点灯させるなどして、報知処理を行う。このとき、術者において、表示装置5に表示された図9に示すような検出データプロファイルD1を確認しながら、組織性状を判断して薬剤注入を行うこともできる。
制御部37は、出力部35による報知処理を指示した直後、組織性状検出回路をオフにする(ステップS109)。
その後、制御部37は、薬剤注入処理が完了後(ステップS110:Yes)、穿刺を継続するか否かを判断する(ステップS111)。制御部37は、穿刺を継続すると判断した場合(ステップS111:Yes)、ステップS112に移行して組織性状検出回路をオンにして(ステップS112)、ステップS104に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、制御部37は、穿刺を継続しないと判断した場合(ステップS111:No)、一連の薬剤注入処理を終了する。なお、各ステップにおいて、圧力を検出されない場合(ステップS104:No)、および薬剤注入処理が完了していない場合(ステップS110:No)は、圧力検出処理および薬剤注入処理をそれぞれ繰り返す。
ここで、制御部37は、ステップS110における薬剤注入処理が完了したか否かを、処置具10の処置具制御装置120からの信号に基づいて判断してもよいし、入力部33において、薬剤注入を完了した旨の入力があったか否かに基づいて判断してもよい。ここで、処置具10の処置具制御装置120からの信号に基づく判断においては、処置具10に接続されるシリンジ123が処置具制御装置120の制御によって駆動し、処置具制御装置120が、このシリンジ123の移動量をもとに薬剤注入の完了を判断し、超音波観測装置3に薬剤注入が完了した旨の信号を出力する。
また、ステップS112の穿刺を継続するか否かの判断においては、例えば入力部33において、穿刺を継続する旨の入力があったか否かに基づいて判断する。
上述した実施の形態1によれば、穿刺針102の先端に加わる圧力を検出して、この検出値と穿刺開始時の検出値(初期値)とを比較することによって、現在の穿刺位置の組織性状が薬剤注入に適したものであるか否かを判断し、薬剤注入に適している場合に報知処理を行うようにしたので、注入すべき量の薬剤を穿刺した位置(病変部)において確実に注入することができる。
なお、上述した実施の形態1では、組織性状検出回路をオフにした後、薬剤を注入するようにしたが、この際、穿刺針102の挿抜を停止した状態で薬剤を注入してもよいし、穿刺針102を抜きながら薬剤を注入してもよい。また、組織性状検出回路をオン状態にしたままで、穿刺針102を抜きながら薬剤を注入することも可能である。この場合、薬剤の注入は、出力部35による報知処理動作中に行うことができる。このため、穿刺針102を抜きながらでも、適切な薬剤注入位置において薬剤を注入することが可能である。
また、上述した実施の形態1では、封止部材105を移動させて体積を変化させて、外部から穿刺針102に加わる圧力に応じた弾性部105aの変化を検出するものとして説明したが、封止部材105を設けずに、信号発生部121による液体Lqの流量制御によって中空空間S1,S2の内部圧力を変化させて、外部から穿刺針102に加わる圧力に応じた圧力変化を検出するものであってもよい。
図11は、本実施の形態1の変形例1−1にかかる穿刺針106の構成を示す模式図である。上述した実施の形態1では、穿刺針102が直線状をなすものとして説明したが、図11に示す穿刺針106のように、先端側が湾曲した形状をなすものであってもよい。
ここで、例えば、直線状をなす穿刺針102を組織に穿刺した場合、針先に加わる組織からの荷重によって、針先が湾曲してしまうことがある。特に、中空部分と充実部分とが複雑に存在する組織に穿刺した場合、針先が大きく湾曲し、穿刺針102の針先が画像表示領域W1から外れてしまうおそれがある。
これに対し、穿刺針106のように、組織からの荷重によって湾曲する方向と反対方向に予め湾曲させておくことで、上述したような穿刺針106の針先が画像表示領域W1から外れてしまうのを防止することができる。
図12は、本実施の形態1の変形例1−2にかかる処置具の要部の構成を示す部分断面図である。上述した実施の形態1では、穿刺針102の一部に生理食塩水を充填し、この充填部分を陽圧状態にして外部からの圧力を検出するものとして説明したが、チューブ130に吸引部124を接続して、中空空間S1および中空空間S2を陰圧状態として圧力変化を検出するものであってもよい。
このとき、図10のステップS107において組織性状が薬剤注入に適しているか否かの判断は、吸引部124による穿刺時の初期値データ(陰圧値)をP、穿刺中に検出される検出データ(陰圧値)をPとしたとき、P>Pであれば、薬剤注入に適した組織性状であると判断され、P≦Pであれば、薬剤注入に適していない組織性状であると判断される。これは、組織性状が薬剤注入に適した中空(腔)または軟性組織である場合、中空に存在する液体や軟性組織自体が吸引されるため、陰圧状態が緩和される。一方で、薬剤注入に適していない硬質性の組織である場合、この組織自体が引き寄せられるのみとなるため、陰圧状態が維持される。
ここで、穿刺針107および内部配管103の先端(縁端部)の頭頂部E1〜E3は、穿刺した際に組織を穿削しないように面取りされている(R形状をなす)ことが好ましい。
変形例1−2によれば、上述した実施の形態1と同様に、穿刺針107の先端に加わる圧力を検出して、この検出値と穿刺開始時の検出値(初期値)とを比較することによって、現在の穿刺位置の組織性状が薬剤注入に適したものであるか否かを判断し、薬剤注入に適している場合に報知処理を行うようにしたので、注入すべき量の薬剤を穿刺した位置(病変部)において確実に注入することができる。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2にかかる穿刺針108の構成を示す断面図である。図14は、本実施の形態2にかかる超音波観測システムの要部の構成を模式的に示す図である。以下、図4等で上述した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してある。上述した実施の形態1では、長手方向の両端に開口が形成された穿刺針102を用いて薬剤を注入するものとして説明したが、実施の形態2は、先端部において長手方向に直交する方向に開口部が形成された穿刺針108を有する処置具10aを用いて薬剤を注入するものである。
穿刺針108は、図13に示すように、針状をなしている。穿刺針108の内部には、長手方向に沿って延びる二つの中空部140,141が形成されている。また、二つの中空部140,141は、穿刺針108の先端側の端部が長手方向に対して直交する方向に湾曲することによって、穿刺針108の側面から外部に連通する開口部140a,141aを形成している。薬剤は、シリンジ123を介して中空部140を通過し、開口部140aから外部に放出される。なお、開口部140a,141aは、穿刺針108の長手方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
また、処置具10aの穿刺針108には、外部から加わる圧力を検出して処置具制御装置120に出力するセンサ部150が設けられている。センサ部150は、開口部141aを封止し、外部からの圧力に対して変形可能な膜状をなす。一方、穿刺針108は、チューブ130aと連結している。ここで、チューブ130aには、中空部141に連結する内部配管132が設けられている。内部配管132の端部は、棒状をなす封止部材105bが摺接可能に設けられることによって密閉されている。
ここで、処置具10aには、処置具10aにかかる動作の制御を行う処置具制御装置120と、封止部材105bに接続され、封止部材105bを内部配管132に対して挿脱動作を行わせて、液体Lqに圧力変動(信号)を発生させる信号発生部121aと、が接続されている。
信号発生部121aは、例えば封止部材105bを内部配管132に対して相対的に移動させることにより、内部配管132の内部の体積を変化させる。この体積変化によって液体Lqを介して加わる圧力と、この圧力により外部(組織)から加わる圧力とよって生じる圧力変化に応じた検出値をセンサ部150が検出する。また、センサ部150は、図示しない信号線を介して処置具制御装置120と電気的に接続され、信号線を介して検出した検出値を出力する。
また、処置具制御装置120は、上述したように、この検出値を超音波観測装置3に出力する。超音波観測装置3は、取得した検出値をもとに、組織性状の検出を行なう(図10参照)。
ここで、封止部材105b位置を固定して、内部配管132の体積が変化しない状態で液体Lqを充填して陽圧状態とし、外部から開口部141aに加わる圧力を膜の張力変化によって検出するものであってもよい。このとき、信号発生部121aは、設定された位置に封止部材105bを移動させる場合に用いられる。
図15は、本実施の形態2にかかる穿刺針108の要部の構成を示す断面図である。図15に示すように、開口部140aは、外部に向けて拡径するように面取りされたV字の断面形状をなす。これにより、穿刺針108の外表面と開口部140aの内部側面と(縁端部)が鈍角をなすため、穿刺時、この縁端部によって組織を不要に穿削することなく穿刺針108を穿刺することができる。
上述した実施の形態2によれば、穿刺針108の開口部140a近傍に加わる圧力を検出して、穿刺開始時の検出値(初期値)と比較することによって、現在の穿刺位置の組織性状が薬剤注入に適したものであるか否かを判断し、薬剤注入に適している場合に報知処理を行うようにしたので、注入すべき量の薬剤を穿刺した位置(病変部)において確実に注入することができる。
ここで、実施の形態2によれば、薬剤を放出する開口部140aの近傍にセンサ部150を配置して、開口部140a近傍の組織性状に応じた圧力変化を検出するようにしたので、液体を介して圧力の変化を検出する実施の形態1と比して、一段と正確な薬剤注入位置を検出することができる。
図16は、本実施の形態2の変形例2−1にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。図16に示す開口部140bは、中空部140に連通するとともに、この中空部140から、中空部140の長手方向に垂直な方向に延びる略円柱状の中空空間を形成し、外部側の一部(縁端部)が面取りされるY字の断面形状をなす。
図17は、本実施の形態2の変形例2−2にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。図17に示す開口部140cは、中空部140に連通するとともに、この中空部140から、中空部140の長手方向に垂直な方向に延びる略円柱状の中空空間を形成し、外部側の一部(縁端部)が弧状に面取りされるY字の断面形状をなす。
図18は、本実施の形態2の変形例2−3にかかる穿刺針の要部の構成を示す断面図である。上述した実施の形態2では、二つの中空部140,141のうち、一方の中空部141を陽圧状態にして圧力変化を検出するものとして説明したが、陰圧状態において圧力変化を検出する穿刺針109であってもよい。
穿刺針109は、図18に示すように、針状をなしている。穿刺針109の内部には、長手方向に沿って延びる二つの中空部142,143が形成されている。また、穿刺針109には、中空部142,143から穿刺針109の長手方向に直交する方向に延びる孔であって、穿刺針109の側面から外部に連通する開口部142a,143aがそれぞれ形成されている。また、穿刺針109には、開口部143aの近傍に設けられ、中空部143から穿刺針109の長手方向に直交する方向に延びる孔であって、穿刺針109の側面から外部に連通する開口部143bが形成されている。薬剤は、シリンジ123を介して中空部142を通過し、開口部142aから外部に放出される。なお、開口部142a,143aは、穿刺針109の周方向に沿って並んで配置されていることが好ましい。
また、開口部143bには、外部からの圧力に対して変形可能な膜状のセンサ部150が配設されている。中空部143は、図示しない吸引ポンプに接続され、この吸引ポンプによる吸引によって内部が陰圧状態に維持されている。センサ部150は、内部における陰圧状態に応じた検出値を電気信号として信号線を介して処置具制御装置120に出力する。処置具制御装置120は、上述したように、この検出値を超音波観測装置3に出力する。超音波観測装置3は、取得した検出値をもとに、組織性状の検出を行なう(図10参照)。
変形例2−3によれば、穿刺針109の開口部142a,143a近傍における圧力を検出して、穿刺開始時の検出値(初期値)と比較することによって、現在の穿刺位置の組織性状が薬剤注入に適したものであるか否かを判断し、薬剤注入に適している場合に報知処理を行うようにしたので、注入すべき量の薬剤を穿刺した位置(病変部)において確実に注入することができる。
(実施の形態3)
図19は、本発明の実施の形態3にかかる超音波観測システムの要部の構成を模式的に示す図である。図20は、本実施の形態3にかかる超音波観測装置3aの構成を示すブロック図である。以下、図4等で上述した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してある。本実施の形態3にかかる処置具10bは、先細な先端形状をなす筒状の穿刺針200が可撓管部101に接続されている。また、本実施の形態3にかかる超音波観測装置3aは、制御部37aの制御のもと、上述した超音波観測装置3の構成に加え、薬剤の注入位置を算出する注入位置算出部38を有する。
処置具10bには、処置具10bにかかる動作の制御を行う処置具制御装置120bと、例えばモータによって実現され、シリンジ123の進退動作を行う駆動部125と、駆動部125のモータの回転数および/または消費電流を検出する検出部126と、が接続されている。
図21は、本実施の形態3にかかる注入位置検出処理を示すフローチャートである。まず制御部37aは、注入位置検出回路をオンにする(ステップS201)。その後、制御部37aは、穿刺開始指示の入力があるか否かを判断し(ステップS202)、穿刺開始指示の入力がある場合(ステップS202:Yes)、穿刺開始の指示信号を処置具制御装置120bに出力し、穿刺を開始させる(ステップS203)。なお、穿刺開始指示の入力がない場合(ステップS202:No)は、穿刺開始指示の入力の確認処理を繰り返す。
制御部37aは、穿刺開始後、超音波画像データおよび/または撮像画像データをもとに、組織および穿刺針の輝度値を抽出する(ステップS204)。制御部37aは、この輝度値から穿刺針にかかる針信号をモデル化し(ステップS205)、モデル化した針信号(針モデル)を記憶部36に記憶させる(ステップS206)。
その後、制御部37aは、穿刺針が病変部近傍まで穿刺されると、組織形状検出回路をオンし(ステップS207)、病変部への穿刺針の穿刺を開始する。ここで、駆動部125によりシリンジ123を駆動して、所定間隔でシリンジ123を押圧する。このとき、注入位置算出部38は、検出部126が検出した各押圧時のモータの回転数および/または消費電流をモータのトルクとして検出する(ステップS208)。また、このとき駆動部125は、薬剤を放出する際に加える押圧よりも小さい圧力でシリンジ123を駆動させる。なお、この際のシリンジ123は、薬剤ではなく生理食塩水が充填されたものであってもよい。
注入位置算出部38は、検出したモータの回転数および/または消費電流をもとに、薬剤の注入に適した位置(組織性状)を判断する。具体的には、注入位置算出部38は、薬剤の注入に適した位置においてモータの回転数および/または消費電流(検出値)が低下することを利用して、取得した検出値に基づいて検出値の変化を算出し、この変化をもとに薬剤注入に適している位置を判断する。このとき、変化の基準となる検出値(閾値)は、病変部に穿刺した直後の検出値となるが、穿刺針の病変部に対する姿勢によって検出値は変化するため、穿刺時に複数回検出値を取得して、その平均値を閾値とすることが好ましい。
注入位置算出部38は、薬剤注入に適している位置を判断した後、モデル化された針信号に基づいて、針モデルマッチングを行う(ステップS209)。マッチング終了後、注入位置算出部38は、針位置を算出する(ステップS210)。制御部37aは、注入位置算出部38によって算出された針位置と、薬剤注入に適している位置に応じたトルクとを関連付けて記憶部36に記憶させる(ステップS211)。
その後、制御部37aは、穿刺を継続するか否かを判断し(ステップS212)、穿刺を完了する場合(ステップS212:Yes)、組織性状検出回路をオフにし(ステップS213)、一連の処理を終了する。また、制御部37aは、穿刺を継続する場合(ステップS212:No)、ステップS208に移行して、次の薬剤注入に適している位置の検出を行なう。
続いて、検出された注入位置に基づく薬剤注入処理について説明する。図22は、本実施の形態3にかかる薬剤注入処理を示すフローチャートである。本実施の形態3にかかる薬剤注入処理では、上述した注入位置検出処理に続き、穿刺針を病変部に刺した状態から抜去する際に薬剤を注入する。まず、制御部37aは、注入位置算出回路をオンにする(ステップS301)。
その後、注入位置算出部38は、トルクデータ(モータの回転数および/または消費電流)に基づき、閾値を算出する(ステップS302)。閾値算出後、注入位置算出部38は、算出した閾値に基づいて注入位置を算出する(ステップS303)。制御部37aは、注入位置算出部38が算出した注入位置を記憶部36に記憶させる。
制御部37aは、穿刺針の抜去指示の入力があるか否かを判断し、抜去指示がある場合(ステップS304:Yes)、注入位置指示回路をオンにする(ステップS305)。
注入位置指示回路をオンにした後、制御部37aは、穿刺針の抜去を開始するよう処置具制御装置120bに指示する(ステップS306)。ここで、制御部37aは、超音波画像データおよび/または撮像画像データをもとに、穿刺針の針位置が、初期位置にあるか否かを判断する(ステップS307)。ここで、初期位置とは、注入位置検出処理において、穿刺が完了した位置を指す。
ここで、針位置が初期位置にある場合(ステップS307:Yes)、処置具制御装置120bの制御のもと、穿刺針を抜去していく。このとき、順次得られる超音波画像データと、モデル化された針信号とをもとに針モデルマッチングを行って(ステップS308)、針位置を算出する(ステップS309)。
その後、制御部37aは、検出された針位置が、記憶部36を参照して、ステップS303において算出された注入位置であるか否かを判断する(ステップS310)。ここで、検出された針位置が注入位置である場合(ステップS310:Yes)、制御部37aは、出力部35に穿刺針が注入位置にある旨の報知処理を行わせる(ステップS311)。
また、制御部37aは、報知処理の指示後、組織性状検出回路をオフにし(ステップS312)、処置具制御装置120bに薬剤注入を行わせる。この際、薬剤を充填したシリンジ123が接続される。処置具制御装置120bは、制御部37aからの指示に応じて、シリンジ123を駆動して、薬剤の放出を行う。
その後、制御部37aは、処置具制御装置120bから薬剤注入処理が完了した旨の情報を取得すると(ステップS313:Yes)、穿刺針の抜去を継続するか否かを判断する(ステップS314)。ここで、穿刺針の抜去を継続する旨の指示入力がある場合(ステップS314:Yes)、制御部37aは、ステップS307に移行して、処理を繰り返す。ここで、ステップS314からステップS307に移行した場合の初期位置は、最後に薬剤の注入処理を行った位置に相当する。
一方、穿刺針の抜去を継続しない旨の指示入力がある場合(ステップS314:No)、制御部37aは、ステップS315に移行して、注入位置指示回路をオフにし、処理を終了する。また、ステップS307において、針位置が初期位置にない場合(ステップS307:No)、制御部37aは、ステップS315に移行して、注入位置指示回路をオフにし、処理を終了する。なお、各ステップにおいて、穿刺針の抜去指示の入力がない場合(ステップS304:No)、および算出された注入位置ではない場合(ステップS310:No)、薬剤注入処理が完了していない場合(ステップS313:No)は、入力確認処理、注入位置確認処理および薬剤注入処理をそれぞれ繰り返す。
上述した実施の形態3によれば、注入位置検出処理において、穿刺針に加わる圧力に応じたトルクを検出し、薬剤注入処理において、このトルクデータをもとに薬剤注入に適した位置を算出し、算出した位置において、薬剤を注入するようにしたので、注入すべき量の薬剤を穿刺した位置(病変部)において確実に注入することができる。
ここで、実施の形態3によれば、薬剤の注入位置の算出および算出位置での薬剤の注入を自動で行えるようにしたので、術者によらず、簡易かつ正確に薬剤注入を行うことができる。
また、実施の形態3によれば、シリンジによる薬剤放出動作によって薬剤注入位置を算出して薬剤の注入を行うようにしたので、簡易な構成の穿刺針を用いて、正確に薬剤注入を行うことができる。
ここで、上述した実施の形態3では、シリンジによる薬剤放出動作によって薬剤注入位置を算出して薬剤の注入を行うものとして説明したが、シリンジによる吸引動作によって薬剤注入位置を算出して薬剤の注入を行うものであってもよい。
なお、上述した実施の形態1〜3では、超音波観測装置3,3a側で注入位置の検出(算出)などを行うものとして説明したが、処置具制御装置120,120aに組織性状検出部34や注入位置算出部38などが配設されるものであってもよい。
また、上述した実施の形態1〜3では、超音波観測システムとして検体の体内に導入されて検体の組織を観測するものとして説明したが、例えばCT(Computed Tomography)検査用の機器に上述した処置具などを組み合わせることも可能である。上述した実施の形態1〜3では、内視鏡観察装置4や光源装置6を有するものとして説明したが、内視鏡観察装置4や光源装置6を有しない超音波観測のみを行う構成であっても適用可能である。
以上のように、本発明にかかる薬剤注入システムは、注入すべき量の薬剤を病変部に確実に注入するのに有用である。
1 超音波観測システム
2 超音波内視鏡
3,3a 超音波観測装置
4 内視鏡観察装置
5 表示装置
6 光源装置
7 超音波ケーブル
8 ビデオケーブル
9 光ファイバケーブル
10,10a 処置具
21 挿入部
22 操作部
23 ユニバーサルケーブル
24 コネクタ
31 送受信部
32 画像処理部
33 入力部
34 組織性状検出部
35 出力部
36 記憶部
37,37a 制御部
38 注入位置算出部
100 挿入部
101,214 可撓管部
102,106,107,108,109 穿刺針
102a 凹部
103,131 内部配管
104,105,105b 封止部材
105a 弾性部
110,118a 操作部
111 接続部
112 第1指標部
113 第1調整部
113a,116a 固定ネジ
114 第2指標部
115 第2調整部
116 規制部材
117 取付部
118 スタイレット
118b 棒状部材
120 処置具制御装置
121,121a 信号発生部
122,150 センサ部
123 シリンジ
124 吸引部
125 駆動部
126 検出部
130 チューブ
131,132 内部配管
211 超音波探触子
212 硬性部
212a 処置具チャンネル
213 湾曲部
215 振動子部
221 湾曲ノブ
222 操作部材
223 処置具挿入口
341 圧力検出部
342 比較部

Claims (9)

  1. 被検体の関心部位を穿刺して、先端部に設けられた開口部から液体を放出可能な穿刺針を有する処置具と、
    外部から前記穿刺針に加わる荷重に応じた検出値を、該穿刺針の内部の圧力変化によって検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記検出値を取得して圧力値に変換する圧力検出部、および該圧力検出部が取得した前記圧力値と閾値とを比較する比較部を有し、前記比較部の比較結果に基づいて前記穿刺針の穿刺部分における組織性状の検出を行なう組織性状検出部と、
    前記組織性状検出部による前記組織性状の検出結果に基づいて、前記穿刺針から薬剤を放出するための制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする薬剤注入システム。
  2. 前記穿刺針には、中空空間が形成され、該中空空間が、陽圧または陰圧状態に維持されており、
    前記検出部は、前記陽圧または陰圧状態における前記圧力変化を、前記中空空間を介して検出することを特徴とする請求項1に記載の薬剤注入システム。
  3. 前記検出部は、前記開口部の近傍に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の薬剤注入システム。
  4. 前記組織性状検出部の検出結果をもとに前記関心部位における薬剤の注入位置を算出する注入位置算出部を備え、
    前記制御部は、前記注入位置算出部が算出した前記注入位置を参照して、前記穿刺針による薬剤放出の可否を判断して該薬剤の放出を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
  5. 音、光および画像情報から選択される少なくとも一以上を出力する出力部を備え、
    前記制御部は、前記薬剤の放出が可能であると判断した場合に、前記画像情報を表示する、もしくは前記出力部に前記音および/または光を出力させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
  6. 前記被検体に対して超音波を送信するとともに前記被検体によって反射された超音波を受信する超音波探触子と、
    前記超音波探触子から超音波のエコー信号を受信し、該エコー信号に対して信号処理を施すことによって画像信号を生成する超音波観測装置と、
    前記超音波観測装置が生成した画像信号に応じた画像を表示する表示装置と、
    を備え、
    前記制御部は、前記圧力検出部が変換した圧力値を検出データとして前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
  7. 前記開口部の縁端部が、面取りされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
  8. 前記開口部は、前記穿刺針の側面に形成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
  9. 前記穿刺針の先端が、穿刺時に前記関心部位に向けて弧状をなすことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の薬剤注入システム。
JP2012284832A 2012-12-27 2012-12-27 薬剤注入システム Pending JP2014124452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284832A JP2014124452A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 薬剤注入システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012284832A JP2014124452A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 薬剤注入システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014124452A true JP2014124452A (ja) 2014-07-07

Family

ID=51404454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012284832A Pending JP2014124452A (ja) 2012-12-27 2012-12-27 薬剤注入システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014124452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147297A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 株式会社日立製作所 薬液投与装置、及びその作動方法
CN115025333A (zh) * 2017-05-05 2022-09-09 里珍纳龙药品有限公司 自动注射器和相关使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147297A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 株式会社日立製作所 薬液投与装置、及びその作動方法
JPWO2016147297A1 (ja) * 2015-03-16 2017-06-22 株式会社日立製作所 薬液投与装置、及びその作動方法
CN115025333A (zh) * 2017-05-05 2022-09-09 里珍纳龙药品有限公司 自动注射器和相关使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581036B2 (ja) 超音波内視鏡システム、超音波プローブ及び超音波内視鏡
JP5249472B2 (ja) 生検用処置具
JP5650544B2 (ja) マイクロエラストグラフィ用の装置及び方法
JPH11276422A (ja) 超音波内視鏡
JP2017086399A (ja) 内視鏡
JP4533615B2 (ja) 穿刺針及び超音波内視鏡システム
WO2017138086A1 (ja) 超音波画像表示装置及び方法、並びにプログラムを格納した記録媒体
JP5226908B1 (ja) 生検処置具
JP2009233247A (ja) 超音波検査システム及び画像処理装置
CN102008323A (zh) 具有彩色多普勒超声扫描功能的电子输卵管镜系统
CN102028503B (zh) 具有彩色多普勒超声扫描功能的宫腔镜系统
JP5006591B2 (ja) 超音波内視鏡
JP2014124452A (ja) 薬剤注入システム
JP2014117314A (ja) 処置具システムおよび内視鏡システム
JP2016015972A (ja) 超音波診断装置及び超音波診断装置の作動方法
CN102068285A (zh) 具有彩色多普勒超声扫描功能的食管镜系统
WO2014045677A1 (ja) 生検針および生検システム
JP2007307289A (ja) 超音波内視鏡装置
JP2003088527A (ja) 超音波診断装置
JPH06105847A (ja) 内視鏡
JP2014140460A (ja) 超音波内視鏡
JP2007044074A (ja) 超音波診断装置
CN201996577U (zh) 具有彩色多普勒超声扫描功能的电子喉镜系统
TWI767787B (zh) 腔體探測注射複合裝置
CN215690945U (zh) 腔体探测注射复合装置