JP2010193850A - 釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】把持感を損なうことなく滑り止め作用を強めて釣竿操作が快適となるグリップを有する釣竿を提供する。
【解決手段】釣竿のグリップは、大径部と、該大径部に連続して前方に向かって漸次細径化している先部領域とを有しており、前記グリップの表面部に、糸条を一の方向に傾斜させると共に他の方向にも傾斜させ、該一の方向の糸条HJと他の方向の糸条HJ’とを交差させてこれらの糸条に囲まれた矩形の隙間Sを設け、前記大径部においては、前記隙間のグリップ軸長方向の最大寸法Yが0.3mm〜1mmの範囲であり、前記先部領域においては、前記大径部よりも前記最大寸法Yを小さく構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、へら竿等、片手で操作する種類の釣竿のグリップ外周に糸条を巻装した釣竿に関する。
へら竿等、グリップを片手で把持して行う釣りでは、片手で竿のグリップを持ち、グリップを把持した手とは反対側の体側部下方から仕掛けを斜め上方向に放り上げるよう(送り込むよう)にして投擲動作をする場合がある。この際の把持手は、グリップを捩じる動きを伴いつつ、仕掛けと竿の重量に起因してグリップ軸長方向に竿が離れて行こうとする(飛んで行こうとする)力に対向する必要がある。従って、把持手がグリップから滑り難く構成する必要があり、下記特許文献1では滑り防止と手触りを良くするためのグリップが開示されている。また、下記特許文献2では、軽量で耐久性に優れたグリップが開示されており、グリップ表面に糸条が密に巻装された構造が開示されている。
特開平5−137484号公報 特開平9−107851号公報
然しながら、上記2つの文献構造では、糸条は緻密に巻装され、隣接糸条間に隙間を設けておらず、文献1では、糸条による凹凸部の表面に微粒子を混合した塗料薄膜により滑り止めを行い、文献2でも同様な開示をしている。糸条を緻密に巻装したグリップでは必ずしも把持手の滑り止め摩擦力は改善の余地があり、釣竿操作も充分に快適とは言えない。
依って解決しようとする課題は、把持感を損なうことなく滑り止め作用を強めて釣竿操作が快適となるグリップを有する釣竿を提供する。
上記課題に鑑みて第1の発明は、釣竿のグリップは、大径部と、該大径部に連続して前方に向かって漸次細径化している先部領域とを有しており、前記グリップの表面部に、糸条を一の方向に傾斜させると共に他の方向にも傾斜させ、該一の方向の糸条と他の方向の糸条とを交差させてこれらの糸条に囲まれた矩形の隙間を設け、前記大径部においては、前記隙間のグリップ軸長方向の最大寸法Yが0.3mm〜1mmの範囲であり、前記先部領域においては、前記大径部よりも前記最大寸法Yを小さく構成していることを特徴とする釣竿を提供する。
第2の発明は、第1の発明の前記大径部における前記隙間のグリップ円周方向の最大寸法をTとすると、3Y≦T≦6Yであるよう構成する。
第3の発明は、第1の発明の前記一の方向の糸条と他の方向の糸条は、夫々、グリップ軸長方向に対して絶対値が65度〜85度の傾斜角度であるよう構成する。ここでの傾斜角度は方向を無視している。例えば+85度も−85度も共に単に85度と表現している。
グリップを把持する手は、通常、親指と人差し指を除いた残り(3本又は2本)はしっかりと大径部を把持し、親指と人差し指は細径の先部領域を把持する場合と離す場合とがある。へら竿等の投擲動作においては、投擲動作の前半では把持手の全体でグリップを把持し、投擲動作の終りの方でタイミングよく親指と人差し指を離すと仕掛けの落下位置をコントロールし易い。この2つの指を離すタイミングにおいて、2つの指がグリップに引っ掛かったのでは仕掛け落下位置のコントロールが狂う。また、グリップ軸長方向の隙間最大寸法が0.3mm未満では、実質的に肉部が入り込まず、1mmを超えては肉部が入り過ぎ、却って痛さを感じ、把持感が良くない。こうした前提で、第1の発明では、主な握り部である大径部において、グリップ軸長方向の糸条間隙間の最大寸法が0.3mm〜1mmであるため、把持感を損なうことなく、滑らずしっかりと握れる。また、先部領域では、把持手の肉部が大径部と同じ程度に隙間に入り込んでいては、2つの指がグリップから離れるべき時にグリップ表面に引っ掛かり易く、快適な操作ができない恐れがある。このため、先部領域は大径部と比較して把持手の肉部が引っ掛かり難く構成している。
第2の発明では、大径部における円周方向の隙間最大寸法Tが軸長方向の最大寸法Yの3倍以上である、即ち、隙間は円周方向に細長く指向して、糸条はグリップの円周方向に近い角度で傾斜しているのである。このため、グリップ(釣竿)の軸長方向移動に対して、隙間に入り込んだ手の肉部が前後の糸条に引っ掛かる力が強く、釣竿操作に起因して竿が手から離れて飛んで行くことを防止できる。一方、異なる傾斜の糸条同士の交差部は外方向に最も突出しており、これが円周方向に粗く配設される構造のため、捩じりを伴う操作の際のグリップ円周方向の滑りに対しては、グリップ部の横断面でいって、前記交差部が並んでいるグリップ外周は、粗い間隔の交差部存在のため、交差部が密に並んでいる場合よりも断面非円形性の強い形状であり、把持手が円周方向に滑り難い。また、円周方向の隙間最大寸法Tを軸長方向の最大寸法Yの6倍以下に設定しているのは、前記交差部があまりにも粗く配設されていては、実質的に滑り止め作用を奏しなくなるからである。
第3の発明は、第2の発明と同様な作用効果を狙っており、糸条の傾斜角度を上記のように設定することで隙間を円周方向に細長く指向させ、把持手が軸長方向に引っ掛かる作用を強くさせると共に、円周方向に粗く並んだ交差部によって円周方向の滑りも効果的に防止する。
以下、本発明を添付図面を用いて更に詳細に説明する。図1は本発明に係る釣竿の要部正面図であり、図2はその中の要部を拡大図示した図、図3は図1の矢視線C−Cによる断面の模式的拡大部分図である。釣竿としてはへら鮒釣用のへら竿を例示している。エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化樹脂製の竿杆10の後部には、EVA等の発泡性樹脂材や天然コルク等の多孔質材製のグリップ本体14を接着固定し、その表面にウレタン樹脂塗膜16とエポキシ樹脂塗膜18とを形成し、そうした表面処理を施した上に、糸条HJ,HJ’を巻装等して配設し、通常、この糸条の上から、糸止め材としてのエポキシ樹脂18’を塗り、糸条を保持固定する。こうしてグリップ10Gを形成する。12は尻栓である。上記グリップ本体の表面処理はこの例に限らない。
糸条としては、ナイロン糸や綿糸が使用され、その直径Dは0.2mm≦D≦1mmが好ましい。糸条HJは、竿杆(グリップ)中心軸線Jに平行な軸長方向に対して角度θに傾斜させると共に、隣接糸条間に隙間を設けて巻装し、これらの糸条HJに交差するように他の方向に指向した糸条HJ’を−θの角度に傾斜させ、同様に隙間を設けて巻装している。この2つの角度は必ずしも絶対値が同じ値θでなく、異なっていてもよい。また、例えば、糸条HJを85度、糸条HJ’を65度にして両者を交差させてもよい。ここでは角度θは75度にしている。また、ここでは全ての糸条は同じ直径の糸条を使用しているが、異ならせてもよい。
こうして4本の隣接糸条HJ,HJ’に囲まれた隙間Sが多数形成される。この例では、所定領域においては、糸条HJ同士の隙間と他の糸条HJ’同士の隙間とは同じ値に設定しており、このため隙間Sの形状は菱形である。しかし、両糸条の隙間を異ならせば、隙間形状は平行四辺形となる。更には、糸条の傾斜角度を適宜異ならしめれば、一般に矩形状となる。これらの各形状隙間Sのグリップ軸長方向の最大寸法Yとグリップ円周方向の最大寸法Tは、夫々、菱型においては図示の如く対角線の長さ寸法である。
グリップ軸長方向の隙間最大寸法Yが0.3mm未満では、実質的に把持手の肉部が入り込まず、1mmを超えては肉部が入り過ぎ、却って痛さを感じ、把持感が良くないため、寸法Yは0.3mm≦Y≦1mmが好ましい。また、上記傾斜角度θは65度≦θ≦85度が好ましい。更には、寸法Tは3Y≦T≦6Yが好ましい。寸法Tを6Yよりも大きくすると、グリップの断面において、外周が円形ではなく多角形となって行くため、好ましくない。図3にも現れているが、糸条HJ,HJ’の交差部Kは外方向に最も突出している部位であるため、ここに把持手が最も引っ掛かり易く、滑り止め効果が高い。また、糸条HJと他の方向の糸条HJ’とは、単に全ての一方の上に他方を重ねてもよいし、互いに適宜上下になるように編んでもよいが、編んでいる方が、把持手との摩擦によってもその位置がずれ難くて好ましい。
図1に図示するように、グリップ10Gは、主たる把持領域としての大径部GBと、その前側の先部領域GAと、その後側の後部領域GCとを有している。先部領域GAは大径部の前に連続しており、前方に行くに従って漸次細径化しており、後部領域GCは大径部の後に連続しており、後方に行くに従って漸次細径化している。このことにより、グリップ後端部を含み、小指を含めた手のひらで包み込むように握って安定する。大径部の長さは70mm〜100mmが好ましい。投擲時にグリップを把持する場合には、大径部には少なくとも中指と薬指を位置させる。小指は大径部に位置させる場合と、小指の先部を後部領域GCに位置させる場合とがある。親指と人差し指は先部領域GAに位置させ、投擲前半に先部領域を把持しており、投擲の終わり近くにはタイミングをはかって離す。
このように、巻装した糸条間のグリップ軸長方向最大寸法Yが0.3mm〜1mmの範囲の大径部が存在するため、この大径部に中指、薬指(、小指)を位置させ、これらと掌で大径部を握り込むことで、滑りを防止して釣竿が回転しないと共に飛び出さないで、投擲動作を安定させることができる。
また、先部領域については、指で把持する時期とその把持を解除させるタイミングとがあり、指の両態様を円滑に成立させるべく、大径部に比べて摩擦力が小さくなるよう、軸長方向の隙間最大寸法Yを最大で70%、平均で20%〜50%程小さくし、隙間への指の肉部の入り込み程度を低減させている。こうして、へら竿等の投擲動作においては、投擲動作の前半では把持手の全体でグリップを把持し、投擲動作の終りの方では、親指と人差し指の把持をグリップ表面に引っ掛かることなく円滑にタイミングよく解除できる。
本発明は、へら竿等、片手で操作する種類の釣竿のグリップ外周に糸条を巻装した釣竿に利用できる。
図1は本発明に係る釣竿の要部正面図である。 図2はその要部を拡大図示した図である。 図3は図1の矢視線C−Cによる断面の模式的拡大部分図である。
10 竿杆
10G グリップ
GA グリップの先部領域
HJ 一の方向の糸条
HJ’ 他の方向の糸条
S 隙間
Y グリップ軸長方向の隙間最大寸法
T グリップ円周方向の隙間最大寸法

Claims (3)

  1. 釣竿のグリップは、大径部と、該大径部に連続して前方に向かって漸次細径化している先部領域とを有しており、
    前記グリップの表面部に、糸条を一の方向に傾斜させると共に他の方向にも傾斜させ、該一の方向の糸条と他の方向の糸条とを交差させてこれらの糸条に囲まれた矩形の隙間を設け、
    前記大径部においては、前記隙間のグリップ軸長方向の最大寸法Yが0.3mm〜1mmの範囲であり、
    前記先部領域においては、前記大径部よりも前記最大寸法Yを小さく構成している
    ことを特徴とする釣竿。
  2. 前記大径部における前記隙間のグリップ円周方向の最大寸法をTとすると、3Y≦T≦6Yである請求項1記載の釣竿。
  3. 前記一の方向の糸条と他の方向の糸条は、夫々、グリップ軸長方向に対して絶対値が65度〜85度の傾斜角度である請求項1記載の釣竿。
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