JP2010193155A - ビデオカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影中の動画を撮影場所でリアルタイムに合成可能とするとともに、ユーザが自由に持ち運びすることができ、かつ、合成された動画に一定の精度を保証することのできる装置を提供すること。
【解決手段】ビデオカメラ1は、撮影中の動画と予め記憶された基動画データとを合成する合成手段202と、合成手段202により合成された合成動画を表示する表示手段301とを備える。合成手段202は、倍率変更手段201により撮影中の大きさが調整されると、調整された大きさで撮影中の動画と基動画データとを合成する。その結果、表示手段301で表示される合成動画における撮影中の被写体の大きさも調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画合成機能を有するビデオカメラであって、特に、撮影中の動画をリアルタイムで合成するビデオカメラに関する。
近年、ビデオカメラはその小型化によって一般の家庭にまで普及し、旅行などのイベントの撮影に多くの機会で用いられている。また、ビデオカメラの普及に伴い、撮影した動画を合成し、独自の作品を作成するユーザも増えている。
ところで、通常このような動画の合成は撮影場所とは別の場所(例えば、自宅)でコンピュータを用いて行うものであるが、動画合成技術として撮影から動画の合成まで一つの装置で行うことのできる画像撮影装置が知られている(特許文献1)。このような画像撮影装置によれば、撮影場所で撮影した動画をリアルタイムで合成することができる。
特開2005−223513号公報
しかしながら、上記画像撮影装置は持ち運び困難に構成されていて、撮影場所が限定されてしまうという問題があった。そこで、一般のユーザが自由に持ち運びすることができ、かつ、撮影中にリアルタイムで撮影した動画を合成することの可能な装置が望まれていた。また、合成された動画の品質を重視するユーザも多く、撮影場所で動画の合成を行った場合であっても、合成された動画には一定の精度が要求される。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、撮影場所で撮影中の動画をリアルタイムに合成可能とするとともに、ユーザが自由に持ち運びすることができ、かつ、合成された動画に一定の精度を保証することのできる装置を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなビデオカメラを提供する。
(1) 被写体の動画を撮影する撮影手段と撮影中の動画の大きさを調整する倍率変更手段と、撮影中の動画と合成するための複数の基動画データが予め記憶されている記憶手段と、ユーザの操作により、前記複数の基動画データから1の基動画データを選択する動画選択手段と、撮影中の動画を選択された前記基動画データと合成し、合成動画データを生成する合成手段と、前記合成手段により生成された合成動画データに対応する合成動画を表示する表示手段と、を備え、
前記合成手段は、倍率変更手段により調整された大きさで撮影中の動画と前記基動画データとを、合成することを特徴とするビデオカメラ。
(1)のビデオカメラによれば、合成手段は被写体を撮影中に撮影中の動画と記憶手段に記憶される基動画データとを合成し、表示手段は合成された合成動画データに対応する合成動画を表示する。これにより、撮影中の動画を撮影場所でリアルタイムに合成可能とするとともに、リアルタイムで合成された合成動画をユーザは被写体を撮影しながら確認することができる。この場合において、合成手段は、倍率変更手段により撮影中の動画の大きさが調整されると、調整された大きさで撮影中の動画と基動画データとを合成する。そのため、被写体の大きさを合成動画(基動画)に対して適切な大きさにすることができ、結果として、リアルタイムで合成しつつ高い完成度を誇る合成動画を容易に作成することができる。
したがって、撮影中の動画を撮影場所でリアルタイムに合成可能とするとともに、ユーザが自由に持ち運びすることができ、かつ、合成された動画に一定の精度を保証することのできる装置を提供することができる。
(2) ユーザの操作により、前記合成動画データを前記記憶手段に記憶する録画手段をさらに備えることを特徴とする(1)に記載のビデオカメラ。
(2)のビデオカメラによれば、リアルタイムに合成され一定の精度が保証される合成動画を記憶することができる。
(3) 被写体の動画を撮影する撮影手段と撮影中の動画の大きさを調整する倍率変更手段と、撮影中の動画と合成するための複数の基動画データ及び前記基動画データの一場面を示す画像データが予め記憶されている記憶手段と、ユーザの操作により、前記画像データを選択する画像選択手段と、撮影中の動画を選択された前記画像データと合成し、合成動画データを生成する合成手段と、前記合成手段により生成された合成動画データに対応する合成動画を表示する表示手段と、を備え、
前記合成手段は、倍率変更手段により調整された大きさで撮影中の動画と前記画像データとを、合成することを特徴とするビデオカメラ。
(3)のビデオカメラによれば、合成手段が、基動画データの一場面を示す画像データと撮影中の動画とを合成するため、撮影中の動画と基動画との間の被写体の大きさ調整に費やす時間のずれを防止することができる。
(4) ユーザの操作により、前記画像データに対応する基動画データと撮影中の動画との合成動画データを前記記憶手段に記憶する録画手段をさらに備えることを特徴とする(3)に記載のビデオカメラ。
(4)のビデオカメラによれば、被写体の大きさの調整後、ユーザの操作により基動画データと撮影中の動画とが合成され、記憶される。その結果、基動画の動きに合わせて被写体を合成する場合に好適となる。すなわち、被写体の大きさの調整中に基動画を静止しておき、調整後に基動画を動かし記憶するため、撮影中の動画と基動画との間の時間のずれを防止することができる。
(5) 前記基動画データは、撮影中の動画に対する背景データ又は前景データのいずれかであることを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載のビデオカメラ。
(5)のビデオカメラによれば、撮影中の動画に対して様々な合成を行うことができる。
(6) 前記記憶手段が取り外し可能に構成されることを特徴とする(1)から(5)のいずれか記載のビデオカメラ。
(6)のビデオカメラによれば、基動画としてビデオカメラにより撮影された動画だけでなく、様々な手段により取得された動画を用いることができる。また、記憶手段の容量によらず、合成動画を記憶することができる。
本発明によれば、撮影中の動画を撮影場所でリアルタイムに合成可能とするとともに、ユーザが自由に持ち運びすることができ、かつ、合成された動画に一定の精度を保証することのできる装置を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるビデオカメラのハードウェア構成を示す図である。 上記実施形態のビデオカメラの機能ブロック図である。 上記実施形態のビデオカメラの合成時における液晶ディスプレイの表示画面である。 上記実施形態のビデオカメラの倍率調整時の液晶ディスプレイの表示画面である。 上記実施形態のビデオカメラの処理を示すフローチャートである。 上記実施形態のビデオカメラの倍率調整時の液晶ディスプレイの表示画面である。 別実施形態のビデオカメラの機能ブロック図である。 上記実施形態のビデオカメラの背景画像選択時の液晶ディスプレイの表示画面である。 上記実施形態のビデオカメラの倍率調整時の液晶ディスプレイの表示画面である。 上記実施形態のビデオカメラの処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
[ビデオカメラ1のハードウェア構成]
図1を参照して、第1実施形態にかかるビデオカメラ1のハードウェア構成について説明する。ビデオカメラ1はユーザが持ち運び可能な小型ビデオカメラであり、入力部10、制御部20、出力部30、及び操作部40を備える。
入力部10は、カメラ11及び集音マイク12により構成され、後述の撮影手段101(図2参照)として機能する。
カメラ11は撮影対象の被写体を撮影し、集音マイク12は撮影時の音声を収集する。カメラ11により撮影された動画データ、及び集音マイク12により収集された音声データは、制御部20に供給される。
制御部20は、CPU21、ROM(読み出し専用メモリ)22、RAM(読み書き可能メモリ)23、バス24、各種インターフェイス25(図中においてはI/Fと省略する)、ハードディスクドライブ26などで構成され、後述の倍率変更手段201、合成手段202、記憶手段203、動画選択手段204、及び録画手段205(図2参照)として機能する。
CPU21、ROM22、RAM23は、バス24に接続されている。CPU21は、ROM22や、ハードディスクドライブ26に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。ROM22には、CPU21により各種の処理を実行させるためのプログラムが記憶されている。また、RAM23は、CPU21の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。
バス24には、各種のインターフェイス25が接続されている。インターフェイス25は、CPU21と、カメラ11、集音マイク12、ハードディスクドライブ26、液晶ディスプレイ31、スピーカ32といった各種周辺装置との間で制御を行うこととなる。
ハードディスクドライブ26には、CPU21によりビデオカメラ1の動作を制御するためのプログラムが記憶されている。また、このハードディスクドライブ26には、撮影した被写体の動画と合成するための基動画データが複数記憶されている。本実施の形態では、この基動画データとして、合成時に撮影中の動画の後方に表示される背景動画データを例にとって説明するが、基動画データは背景動画データに限られず、合成時に撮影中の動画の前方に表示される前景動画データであってもよい。また、ハードディスクドライブ26は、撮影中の動画データと基動画データとを合成した合成動画データを記憶することができる。
なお、ハードディスクドライブ26はビデオカメラ1から取り外し可能であっても取り外し不可能であってもよい。また、ハードディスクドライブ26に換えて又は加えて、DVD−Rなどのコンピュータによって読み取り可能な情報記憶媒体を備えることとしてもよい。
出力部30は、液晶ディスプレイ31及びスピーカ32により構成され、後述の表示手段301(図2参照)として機能する。
液晶ディスプレイ31は、制御部20の表示命令に応じて合成動画などの各種の画像を表示し、スピーカ32は、表示されている動画に対応する音声を、制御部20の音出力命令に応じて出音する。
操作部40は、選択ボタン41、同期ボタン42、ズームボタン43、及び録画ボタン44により構成され、ユーザからの操作を受け付ける。
選択ボタン41は、制御部20に記憶された複数の基動画データから1の基動画データを選択する際に用いられる。同期ボタン42は、撮影中の動画と基動画データとの合成を開始する際に用いられる。同期ボタン42が操作されると、選択ボタン41の操作により選択された基動画データと撮影中の動画とが制御部20によって合成され、その合成動画が出力部30に出力される(液晶ディスプレイ31に表示される)。
ズームボタン43は、撮影対象の被写体の大きさを調整する際に用いられる。液晶ディスプレイ31に表示される撮影中の被写体は、ズームボタン43の操作に応じてその大きさが変更される。録画ボタン44は、撮影中の動画を制御部20のハードディスクドライブ26に記憶する際に用いられる。本実施の形態にかかるビデオカメラ1では、同期ボタン42の操作後、録画ボタン44が操作されると合成動画データをハードディスクドライブ26に記憶する。
[ビデオカメラ1の機能構成]
次に、図2を参照して、ビデオカメラ1の機能について説明する。
撮影手段101は、動画を撮影し、その動画データ及び音声データを制御部20へ供給する。なお、ビデオカメラ1では、撮影中の動画とハードディスクドライブ26に記憶される基動画とをリアルタイムで合成するため、撮影中の動画(又は基動画)は特定の色を背景に撮影されることが好ましい。この特定の色とは、例えば、クロマキーブルー(青色)であり、後述する合成手段202による合成の際、被写体部分のみを取り出すためである。
倍率変更手段201は、ズームボタン43の操作により、撮影中の動画の大きさを調整する。
合成手段202は、記憶手段203に記憶された基動画データのうち動画選択手段204により選択された基動画データと、撮影中の動画データとを合成する。具体的には、撮影中の動画データにクロマキー加工を施し、撮影中の動画データから被写体部分のみを抜き出し、基動画データ(背景)と合成する。また、合成手段202は、撮影中の動画の音声データと基動画の音声データとを同期させて合成する。
表示手段301は、合成手段202により合成された合成動画を表示する。ここで、ユーザは、表示手段301に表示される動画から撮影中の被写体の大きさ、すなわち、合成動画における撮影中の被写体の大きさを確認することができる。その結果、合成動画に対して被写体の大きさが不適切である場合には、ズームボタン43を操作し、合成動画における被写体の大きさを調整することができる。
そして、合成動画における被写体の大きさが適切になった場合には、ユーザが録画ボタン44を操作することで、録画手段205は記憶手段203に合成動画データを記憶する。
このように、本実施の形態におけるビデオカメラ1では、被写体を撮影しながらリアルタイムに動画を合成することができるだけでなく、合成された動画における被写体の大きさを、合成された動画を確認しながら被写体の撮影中に調整することができる。そのため、合成動画における被写体の大きさが不適切になることを防止することができ、リアルタイムの動画の合成において一定の精度を保証することができる。
[表示手段301の表示例]
次に、図3及び図4を参照して、本実施の形態におけるビデオカメラ1の表示手段301(液晶ディスプレイ31)の表示例について説明する。図3は、基動画(背景)の撮影時における表示手段301の表示例と、基動画と合成する被写体(前景)の撮影時における表示手段301の表示例を示し、図4は、合成動画における被写体の大きさを調整する際の表示手段301の表示例を示す。なお、図3では理解を容易にするため表示手段301が撮影者と反対側を向いているが、表示手段301が撮影者側を向くように構成してもよい。
図3(1)を参照して、ビデオカメラ1は、基動画としてゴルフ場の背景71を撮影する。このとき、表示手段301には、背景71が表示される。なお、撮影された背景71は基動画として、ビデオカメラ1の記憶手段203(ハードディスクドライブ26)に記憶される。
図3(2)を参照して、ビデオカメラ1は、基動画と合成する被写体81を撮影する。ここで、被写体81を撮影する際にはその背景が特定の色であることが望ましい。これにより、基動画との合成時に被写体部分のみを抜き出して合成することができるためである。被写体81の撮影中には、表示手段301には被写体81が表示されるが、基動画を選択し同期ボタン42が操作されると、表示手段301には撮影中の被写体81と基動画としての背景71とが合成された合成動画73が表示される。その結果、図3(2)において表示手段301にはゴルフ場で被写体81がゴルフをする様子が表示される。
このように、本実施の形態におけるビデオカメラ1では、持ち運び可能なビデオカメラ1において、被写体81を撮影中に予め記憶していた基動画と被写体81とを合成することができる。また、ビデオカメラ1の表示手段301には、合成した合成動画73が表示され、リアルタイムで合成した合成動画73を確認しながら、被写体81の位置・大きさなどを調整することができる。
図4は、合成動画73における被写体81の大きさを調整する際の表示手段301の表示例である。
被写体81を撮影しつつリアルタイムで背景71と合成した場合には、被写体81の大きさが適切でないことが起り得る。図4(1)は、被写体81が背景71に対して著しく大きい様子を示す図である。
このような場合に、ユーザがズームボタン43を操作すると倍率変更手段201は、合成動画73における被写体81の大きさを調整する。このとき、合成手段202は倍率変更手段201により調整された大きさで被写体81と背景71とを合成するとともに、表示手段301には被写体81の大きさが調整された合成動画73が表示される。図4(2)は、被写体81の大きさを小さくした場合の表示例であり、被写体81が背景71に対して著しく小さい様子を把握できる。
このように、被写体81の撮影中に表示手段301を介して合成動画を見ながら被写体81の大きさを調整することができるため、図4(3)に示すように、被写体81を背景71に対して適切な大きさにすることができる。その結果、リアルタイムで合成しつつ一定の完成度を誇る合成動画を容易に作成することができる。
[ビデオカメラ1の処理]
次に、図5を参照して、ビデオカメラ1における処理の流れを説明する。
S11:選択ボタン41に対するユーザの操作を受け、動画選択手段204は記憶手段203に記憶された複数の基動画データから1の基動画データを選択する。
S12、S13:同期ボタン42に対するユーザの操作を受け、合成手段202は撮影中の動画データと選択した基動画データとを合成する。
S14:このとき、表示手段301には、合成した合成動画が表示される。
S15、S16:表示手段301に表示された合成動画における撮影中の被写体の大きさが不適切である場合には、ユーザはズームボタン43を操作し、被写体の大きさを調整する。すなわち、ズームボタン43に対するユーザの操作を受けると、倍率変更手段201は被写体の大きさを調整する。
このとき、合成手段202が倍率変更手段201により調整された大きさで被写体と基動画とを合成するとともに、表示手段301には被写体の大きさが調整された合成動画が表示される。
S17、S18:合成動画における被写体の大きさの調整後、録画ボタン44に対するユーザの操作を受けると、録画手段205は合成動画を記憶手段203に記憶する。その結果、記憶手段203には被写体の大きさが適切に調整された合成動画が記憶される。
<第2実施形態>
ところで、第1実施形態のビデオカメラ1は、基動画として背景のみを用いる場合には好適であるが、基動画として背景に加え人物が表示されている場合には、ビデオカメラ1の構成は必ずしも好ましくない。
図6は、基動画に人物83がスイングする様子を記憶した動画を用いた場合における、第1実施形態のビデオカメラ1の表示手段301の表示例を示したものである。図6(1)に示すように、基動画としてゴルフ場の背景71に加えて人物83がスイングする様子を用い、この基動画に図6(2)に示す被写体81の動画と合成する場合について考える。例えば、人物83を参考に被写体81のゴルフスイングのチェックを行う場合である。
図6(3)において、合成動画75における被写体81の大きさが著しく大きいことが認識される。この場合において、図6(4)、(5)に示すように、ユーザのズームボタン43の操作により被写体81の大きさを調整することができるが、基動画は被写体81の撮影より前に予め記憶していた動画であり人物83は被写体81の大きさに関わらずスイングを開始してしまう。そのため、被写体81の大きさが適切になった時には(図6(5))既に人物83のスイングが終わってしまっている。このように、ビデオカメラ1では、人物83を参考にして被写体81のゴルフスイングのチェックを行うのに適さない場合がある。
第2実施形態のビデオカメラ1Aは、被写体の撮影中におけるリアルタイムの合成及びリアルタイムの表示を実現しつつ、基動画に合成する被写体を基動画の動作に合わせることを可能にするものである。以下、図7〜図10を参照して、第2実施形態のビデオカメラ1Aについて説明する。なお、第2実施形態のビデオカメラ1Aのハードウェア構成は、第1実施形態のビデオカメラ1のハードウェア構成(図1)と同じであるため説明を省略する。
[ビデオカメラ1Aの機能構成]
図7を参照して、ビデオカメラ1Aの機能について説明する。第2実施形態のビデオカメラ1Aの機能構成は、基本的に第1実施形態のビデオカメラ1と同じであるが、第1実施形態のビデオカメラ1が記憶手段203に記憶された基動画を選択していたのに対し、第2実施形態のビデオカメラ1Aが基動画の選択後、選択した基動画の一場面を示す画像をさらに選択する点で異なる。
すなわち、撮影手段101が撮影した動画の動画データ及び音声データが制御部20へ供給されると、倍率変更手段201は、ズームボタン43の操作により、撮影中の動画の大きさを調整する。そして、合成手段202は、撮影した動画データ(音声データ)を記憶手段203に記憶された基動画データと合成する。
この場合において、画像選択手段211は、選択ボタン41の操作により、記憶手段203に記憶された複数の基動画から1の基動画を選択するとともに、選択された基動画の一場面を示す複数の画像から1の画像を選択する(図8参照)。そして、合成手段202は、選択された1の画像の画像データを背景に、撮影中の動画を合成する。
なお、基動画の一場面を示す複数の画像は、ユーザにより予め作成することとしてもよく、また、ビデオカメラ1Aに基動画から所定の時間間隔で画像を抜き出す機能を持たせ作成することとしてもよい。
合成手段202により合成されると、表示手段301には、選択された画像を背景に、撮影中の動画が合成された合成動画(背景:静止画、前景:動画)が表示される。
この場合においても、ユーザは、表示手段301に表示される合成動画から撮影中の被写体の大きさを確認することができ、合成動画に対して被写体の大きさが不適切である場合には、ズームボタン43を操作し、合成動画における被写体の大きさを調整することができる。
そして、合成動画における被写体の大きさが適切になった場合には、ユーザが録画ボタン44を操作することで、録画手段205は記憶手段203に合成動画データを記憶する。この場合において、ユーザの録画ボタン44に対する操作に応じて、合成動画の背景として用いられている基動画は選択された一場面を基点に再生される。すなわち、録画ボタン44が操作されると、記憶手段203には、背景、前景ともに動画である合成動画が記憶される。
このように、本実施の形態におけるビデオカメラ1Aでは、被写体の大きさを合成する背景に適した大きさに調整した後に、背景の動きを開始する。そのため、リアルタイムの動画の合成において、合成動画における被写体の大きさが不適切になることを防止しつつ、合成する被写体を基動画の動作に合わせることができる。
[表示手段301の表示例]
次に、図8及び図9を参照して、第2実施形態のビデオカメラ1Aの表示手段301の表示例について説明する。図8は、背景画像選択時の表示手段301の表示例を示し、図9は、合成動画における被写体の大きさの調整から合成動画の録画までの表示手段301の表示例を示す。
複数の基動画から1の基動画を選択すると、図8に示すように表示手段301には基動画の一場面を示す画像が複数表示される。例えば、画像91は人物83がゴルフスイングのアドレスをとっている画像であり、画像93は人物83がゴルフスイングを開始した(バックスイング)画像である。また、画像95は人物83のゴルフスイングのインパクトの瞬間の画像であり、画像97は人物83がゴルフスイングを終了した(フォロースイング)画像である。
ユーザは選択ボタン41を操作して、表示手段301に表示された画像から被写体と合成する背景画像を選択する。例えば、人物83がゴルフスイングのアドレスをとっている画像91が選択された場合について、図9を参照して説明する。
図9(1)は、画像91が選択され、同期ボタン42が操作された際の表示手段301の表示例である。表示手段301には、背景としてのゴルフ場において人物83がゴルフスイングのアドレスをとっている静止画と、前景としてのビデオカメラ1Aで撮影中の被写体81の動画と、が合成された合成動画77が表示される。図9(1)において、表示手段301の表示から人物83に比べて被写体81が著しく大きいことが認識される。この場合において、ユーザがズームボタン43を操作することで、撮影中の被写体81の大きさを調整することができる。
図9(2)は、被写体81の大きさを調整した際の表示手段301の表示例である。大きさの調整により、被写体81は人物83に対して適切な大きさになっている。この場合において、合成動画77では人物83は静止しており、被写体81の大きさを調整する時間に応じて人物83のスイングが終わってしまうことがない。
その後、ユーザの録画ボタン44の操作に合わせて被写体81がゴルフスイングを行うことで、図9(3)に示すように被写体81と人物83とが動きを合わせてゴルフスイングを行う合成動画79が表示手段301に表示されるとともに、この合成動画79が記憶手段203に記憶される。
このように、第2実施形態のビデオカメラ1Aによれば、被写体81の撮影中における基動画とのリアルタイムの合成及びリアルタイムの表示を実現しつつ、合成する被写体81を基動画の動作に合わせることができる。すなわち、第2実施形態のビデオカメラ1Aは、基動画の動作に合わせて撮影中の被写体を合成する場合に好適である。
[ビデオカメラ1Aの処理]
次に、図10を参照して、ビデオカメラ1Aにおける処理の流れを説明する。
S11、S110:選択ボタン41に対するユーザの操作を受け、画像選択手段211は記憶手段203に記憶された複数の基動画データから1の基動画データを選択する。1の基動画データが選択されると、選択ボタン41に対するさらなるユーザの操作を受け、画像選択手段211は記憶手段203に記憶された基動画データの一場面を示す複数の画像データから1の画像データを選択する。
S12、S13:そして、同期ボタン42に対するユーザの操作を受け、合成手段202による合成処理を行い、
S14:合成した合成動画を表示手段301に表示する。
S15、S16:ユーザからのズーム調整(ユーザからのズームボタン43の操作)を受けると、倍率変更手段201は被写体の大きさを調整する。
このとき、合成手段202が倍率変更手段201により調整された大きさで被写体と基動画とを合成するとともに、表示手段301には被写体の大きさが調整された合成動画が表示される。
S17、S18:合成動画における被写体の大きさの調整後、録画ボタン44に対するユーザの操作を受けると、合成動画の背景として用いられている基動画は選択された一場面を基点に再生され、合成手段202は再生された基動画と撮影中の被写体とを合成する。このとき、録画手段205は合成手段202により合成された合成動画を記憶手段203に記憶するとともに、表示手段301には合成手段202により合成された合成動画が表示される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。例えば、上記実施形態のビデオカメラ1、1Aでは、基動画を背景に合成動画を生成しているが、基動画を前景に撮影中の被写体を背景にしても良い。すなわち、ビデオカメラ1,1Aに、予め用意した景色などの背景動画に、特定の色を背景に撮影中の被写体の動画を合成するノーマルモードの機能、及び予め用意した特定の色を背景に撮影された被写体の動画に、撮影中の景色などの背景を合成するリバースモード機能を設けることとしてもよい。
また、上記実施形態のビデオカメラ1、1Aでは、基動画をビデオカメラ1、1Aの記憶手段203に記憶しているが、例えば、外部端末から抽出することとしてもよく、また、ネットワークを経由してダウンロードすることとしてもよい。
また、撮影中の動画を特定の色を背景に撮影することとしているが、基動画を特定の色を背景に撮影することとしても良い。すなわち、撮影中の動画又は基動画のいずれかを特定の色を背景に撮影すればよい。
なお、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1,1A ビデオカメラ
10 入力部
101 撮影手段
20 制御部
201 倍率変更手段
202 合成手段
203 記憶手段
204 動画選択手段
205 録画手段
30 出力部
301 表示手段
40 操作部

Claims (6)

  1. 被写体の動画を撮影する撮影手段と
    撮影中の動画の大きさを調整する倍率変更手段と、
    撮影中の動画と合成するための複数の基動画データが予め記憶されている記憶手段と、
    ユーザの操作により、前記複数の基動画データから1の基動画データを選択する動画選択手段と、
    撮影中の動画を選択された前記基動画データと合成し、合成動画データを生成する合成手段と、
    前記合成手段により生成された合成動画データに対応する合成動画を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記合成手段は、倍率変更手段により調整された大きさで撮影中の動画と前記基動画データとを、合成することを特徴とするビデオカメラ。
  2. ユーザの操作により、前記合成動画データを前記記憶手段に記憶する録画手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 被写体の動画を撮影する撮影手段と
    撮影中の動画の大きさを調整する倍率変更手段と、
    撮影中の動画と合成するための複数の基動画データ及び前記基動画データの一場面を示す画像データが予め記憶されている記憶手段と、
    ユーザの操作により、前記画像データを選択する画像選択手段と、
    撮影中の動画を選択された前記画像データと合成し、合成動画データを生成する合成手段と、
    前記合成手段により生成された合成動画データに対応する合成動画を表示する表示手段と、
    を備え、
    前記合成手段は、倍率変更手段により調整された大きさで撮影中の動画と前記画像データとを、合成することを特徴とするビデオカメラ。
  4. ユーザの操作により、前記画像データに対応する基動画データと撮影中の動画との合成動画データを前記記憶手段に記憶する録画手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のビデオカメラ。
  5. 前記基動画データは、撮影中の動画に対する背景データ又は前景データのいずれかであることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載のビデオカメラ。
  6. 前記記憶手段が取り外し可能に構成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のビデオカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017046162A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 隆正 光信 合成動画作成システム、合成動画作成補助システム及び合成動画作成プログラム

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