JP2010192052A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリブロックを含んだ半導体装置において、高速化を実現する。
【解決手段】例えば、メモリブロックMB1内に複数のメモリアレイARY[0]〜ARY[3]が備わった構成において、ARY[0]〜ARY[3]のサイズA[0]〜A[3]が段階的に異なるように形成される。具体的には、MB1への内部制御信号(例えばクロック信号CLK)の入力パッドPD_CLKや、MB1からのデータ信号の出力パッドPD_DOからの距離が、ARY[0]<ARY[1]<ARY[2]<ARY[3]の場合、例えば、A[0]>A[1]>A[2]>A[3]となるように形成される。これによって、このパッドからの距離の違いに伴う伝送遅延時間の差分を各メモリアレイの動作遅延時間の差分で相殺することができ、MB1全体として高速化が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、高速なメモリブロックを含んだ半導体装置に適用して有効な技術に関する。
例えば、非特許文献1には、データ線とワード線をそれぞれ複数のサブアレイに多分割したDRAMメモリアレイの構成が示されている。通常、DRAMに関わらず、比較的大容量を備えた各種メモリアレイは、高速化等の観点から、このように多分割された複数のサブアレイで構成される。また、通常、各サブアレイに含まれるワード線数は、同数となっており、同様に、データ線数も同数となっている。
伊藤清男著、"超LSIメモリ"、培風館、1994年11月、p.129−141
例えば、半導体メモリを設計する上での特に重要な要素として、高速化や小面積化が挙げられる。前述したような多分割の技術を用いると、ある程度の高速化は実現できるが、動作周波数が数百MHzや、更にはGHzのオーダーになると、信号の入力元端子あるいは出力先端子との距離に応じて遅延時間が異なるという、所謂、遠近差の問題が更に無視できないものとなってくる。
図15は、本発明の前提として検討した従来技術の半導体装置において、そのメモリブロックの構成例を示す模式図である。図15のメモリブロックMB_Cは、例えば、一方向に順次配列された4個のメモリアレイARY[0c]〜ARY[3c]によって構成される。ここで、各メモリアレイは、例えば、256本のワード線WLを含み、ARY[0c]側に信号入力端子(例えばクロック入力パッドPD_CLK)と信号出力端子(例えばデータ出力パッドPD_DO)があった場合を想定する。ARY[0c]〜ARY[3c]は、それぞれ、PD_CLKから配線を介して伝送されたクロック信号を受けて読み出し動作等を行い、その読み出したデータ信号を配線を介してPD_DOに向けて伝送する。この場合、この配線に伴う伝送遅延時間は、ARY[0c]に比べてARY[3c]の方が非常に大きくなる。したがって、このARY[3c]へのアクセス性能に起因して、MB_Cの高速化が阻害されることになる。
このような遠近差の問題を解決するため、例えば、信号入力端子や信号出力端子の配置を見直すことも考えられる。一例として、ARY[0c]側にPD_CLKを配置し、ARY[3c]側にPD_DOを配置すれば、伝送遅延時間が平均化され、全体として高速化を図ることが可能となる。しかしながら、信号入力端子や信号出力端子の種類が多岐にわたるような場合には、それらが各自平均化するようにレイアウトすることは実際上容易ではない。また、例えばSoC(System On a Chip)等に組み込まれたメモリブロックのような場合には、信号入力端子や信号出力端子の配置が他の回路ブロックとの関係で制限される場合もある。
本発明は、このようなことを鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、メモリブロックを含んだ半導体装置において、高速化を図ることにある。本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本実施の形態による半導体装置は、メモリブロックを含む一つの半導体チップによって構成され、このメモリブロックが、多分割して配置された複数のメモリアレイを含み、この複数のメモリアレイの面積がそれぞれ異なるものとなっている。具体的には、このメモリブロックは、メモリブロック外部からのアクセス命令を受けて、これに応じた内部制御信号を出力するインタフェース部と、この内部制御信号を各メモリアレイに伝送する内部配線を備え、この内部配線において、インタフェース部との距離が遠いメモリアレイが、近いメモリアレイよりも小面積となっている。このような構成を用いると、内部配線による伝送遅延時間の差分を、各メモリアレイの動作遅延時間の差分で相殺することができ、メモリブロック全体として高速化を図ることが可能となる。
本願において開示される発明のうち、代表的な実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すると、メモリブロックを含んだ半導体装置の高速化が実現可能になる。
本発明の実施の形態1による半導体装置において、その構成の一例を示す模式図である。 図1の半導体装置において、その効果の一例を示す説明図である。 図1の半導体装置において、その詳細な構成例を示す模式図である。 図3のメモリブロックの詳細な配置構成例を示すブロック図である。 図4のメモリブロックにおいて、外部からのメモリアクセス動作の概要を示す説明図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのメモリセルの詳細な構成例を示す回路図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのセレクタ部の詳細な構成例を示す回路図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのリード・ライト部の詳細な構成例を示す回路図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのインタフェース部の一部の詳細な構成例を示す回路図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのインタフェース部に含まれるアドレスプリデコーダ回路の詳細な構成例を示す回路図である。 図10のアドレスプリデコーダ回路において、その動作を説明するための補足図である。 図4のメモリブロックにおいて、そのアレイ制御部の詳細な構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置において、それに含まれるメモリブロックの主要部の構成例を示す概略図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置において、それに含まれるメモリブロックの構成例を示す模式図である。 本発明の前提として検討した従来技術の半導体装置において、そのメモリブロックの構成例を示す模式図である。 図1の構成例を応用した半導体装置の構成例を示すブロック図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態の各機能ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。なお、実施の形態では、MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の一例としてMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いる。図面において、Pチャネル型MOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)にはゲートに丸印の記号を付すことで、Nチャネル型MOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)と区別することとする。図面にはMOSトランジスタの基板電位の接続は特に明記していないが、MOSトランジスタが正常動作可能な範囲であれば、その接続方法は特に限定しない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による半導体装置において、その構成の一例を示す模式図である。本実施の形態1による半導体装置は、一つの半導体チップ上に公知のCMOSプロセス技術等を用いて形成され、メモリブロックや、それに加えてメモリブロックに対してアクセスを行うロジックブロック(例えばMPU(Micro Processing Unit))等を含んで構成される。図1は、このような半導体装置に含まれるメモリブロックMB1のレイアウト構成例を示している。
MB1は、一方向に向けて順次配置された複数(ここでは4個)のメモリアレイARY[0]〜ARY[3]を備えている。また、MB1では、ARY[3]側でなくARY[0]側に近接するように、制御信号の外部入力端子となる例えばクロック入力パッドPD_CLKや、データ信号の外部出力端子となるデータ出力パッドPD_DOが配置されている。すなわち、PD_CLKやPD_DOと各メモリアレイとの距離は、ARY[0]<ARY[1]<ARY[2]<ARY[3]となっている。
このような構成において、MB1の主要な特徴は、メモリアレイARY[0]〜ARY[3]のそれぞれのサイズA[0]〜A[3]が、A[0]>A[3]かつA[0]≧A[1]≧A[2]≧A[3]となっていることである。その一例として、図1では、A[0]>A[1]>A[2]>A[3]の状態を示している。各メモリアレイは、複数のワード線WLと、複数のビット線BLと、それらの交点に配置される複数のメモリセルMCLを含んでいる。メモリアレイのサイズとは、面積または一辺の長さを意味するが、言い換えれば、各メモリアレイ内に含まれるメモリセルMCLの数や、またはワード線WLの数や、あるいはビット線BLの数と言うこともできる。
図2は、図1の半導体装置において、その効果の一例を示す説明図である。図2では、図1のメモリブロックMB1を用いた場合と、その比較対象として前述した図15のメモリブロックMB_Cを用いた場合とで、それぞれのアクセス時間Tacの配分が模式的に示されている。図2において、Tioは、外部入力端子および外部出力端子周りのインタフェース回路に伴う遅延時間であり、Tldは、このインタフェース回路と各メモリアレイとの間の配線長に伴う遅延時間であり、Taryは、各メモリアレイ内での動作に伴う遅延時間である。
前述した図15のMB_Cでは、TioおよびTaryはARY[3c]=ARY[0c]であるが、TldがARY[3c]>ARY[0c]であるためアクセス時間もARY[3c]>ARY[0c]となり、MB_Cのアクセス時間は、このARY[3c]のアクセス時間に制限されていた。一方、図1のMB1では、MB_Cと同様に、TioはARY[3]=ARY[0]であり、TldはARY[3]>ARY[0]であるが、このTldの差分を相殺するように、Taryが、ARY[3]<ARY[0]となっている。これは、メモリアレイのサイズがARY[3]<ARY[0]であるため、各メモリアレイ内でのアクセス配線経路に伴う遅延成分(負荷容量および負荷抵抗)もARY[3]<ARY[0]となるためである。なお、図示はしないが、ARY[1]やARY[2]に関しても同様に、TaryはTldの差分を相殺するような値となる。
したがって、図1のメモリブロックMB1を用いることで、図2から判るように、そのアクセス時間を、MB_Cに比べてΔTだけ速くすることができる。また、回路面積に関しては、MB1のARY[0]〜ARY[3]の合計面積と、MB_CのARY[0c]〜ARY[3c]の合計面積は同じであり、共に4個のメモリアレイに伴い各メモリアレイ間に配置される所謂直接周辺回路(センスアンプ等)の合計面積も同じであるため、MB_Cからの面積オーバーヘッドも特に生じない。
図3は、図1の半導体装置において、その詳細な構成例を示す模式図である。図3に示すメモリブロックMB1aは、合計1024本のワード線WLを備え、4個のメモリアレイARY[0]、ARY[1]、ARY[2]、ARY[3]が、それぞれ320本、272本、240本、192本のワード線WLを含んでいる。これによって、各メモリアレイ毎に、ビット線BLの長さや、それに接続されるメモリセルMCLの数が異なることになるため、それらの遅延成分を勘案することで、各メモリアレイ毎に、それぞれ異なるビット線BLの伝送遅延時間を設定することができる。その結果、各メモリアレイ内の動作遅延時間Taryを、ARY[3]<ARY[2]<ARY[1]<ARY[0]に設定することが可能になる。
さらに、各メモリアレイのWLの本数は、アドレスのデコードを容易にするため、通常、2の値に設定されるのが一般的であるが、ここでは2の値になっていないことも特徴となっている。仮に、WLの合計を960本として、4個のメモリアレイを512(=2)本、256(=2)本、128(=2)本、64(=2)本などに構成することも可能であるが、この場合、各メモリアレイ間のWL本数(サイズ)の差が過大となり、図2のように各メモリアレイのアクセス時間が同一となるように調整することが困難となる恐れがある。そのため、図3では、必ずしも2とはならない値を用い、ARY[m](m=0〜2)のWL本数をWm、ARY[m+1]のWL本数を(Wm+1)とした場合、Wm<2×(Wm+1)となるように設定し、WL本数の差を抑制している。
図4は、図3のメモリブロックの詳細な配置構成例を示すブロック図である。本実施の形態の半導体装置に含まれるメモリブロックは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)およびSRAM(Static Random Access Memory)を代表とする揮発性メモリであっても、FLASHメモリを代表とする不揮発性メモリであってもよいが、ここでは、SRAMを例として説明を行う。例えば、MPUのキャッシュメモリとして用いられるSRAMでは、特に高速化が要求される。
図4のメモリブロックMB1aは、4個のメモリアレイARY[0]〜ARY[3]と、各メモリアレイに対応してそれぞれ設けられた、4個のワードドライバ部WDB[0]〜WDB[3]、セレクタ部SEL[0]〜SEL[3]、リード・ライト部RWB[0]〜RWB[3]、ならびにアレイ制御部ARYCTL[0]〜ARYCTL[3]を備えている。また、加えて、ARY[0]側に近接して、外部からの制御信号が入力されるインタフェース部IF_CMDと、外部との間でデータ信号の入出力を行うインタフェース部IF_IOを備えている。
ARY[m](m=0〜3)は、X方向に延伸する複数のワード線WLと、Y方向に延伸する複数の相補ビット線(ビット線対)BLと、これらの交点に配置される複数のメモリセルMCLを含み、その上層(Z方向)には、グローバルリード線GRおよびグローバルライト線GWがY方向に延伸している。WLは、BL、GRおよびGWは、特に限定はされないが、それぞれ、例えばメタル第3層、メタル第2層、メタル第4層で形成される。また、ARY[0]〜ARY[3]は、それぞれY方向に向けて順次配置される。
SEL[m]およびRWB[m](m=0〜3)は、例えば、SEL[3]およびRWB[3]がARY[3]とARY[2]の間に配置されるというように、ARY[m]とARY[m−1]の間にそれぞれ配置される。RWB[m]は、詳細は後述するが、グローバルリード線GRとコモンリード線CRの接続を担うリード回路RTC[m]と、グローバルライト線GWとコモンライト線CWの接続を担うライト回路WTC[m]と、GRおよびGWを再駆動してY方向に伝送するリピータ回路RPTRbおよびRPTRaを備えている。SEL[m]は、詳細は後述するが、ARYCTL[m]からの制御信号に応じてCRまたはCWを、対応するARY[m]のビット線BLに接続する。
IF_CMDは、詳細は後述するが、外部からの制御入力信号(クロック信号CLK、アドレス信号A<12:0>、ライトイネーブル信号WE、およびセルイネーブル信号CE)を受け、CLKやWEの伝送や、アドレス信号のプリデコードなどを行う。その内部には、クロックバッファ回路BUF_CK、アドレスラッチ回路LT_A、ライトイネーブルラッチ回路LT_WE、セルイネーブルラッチ回路LT_CE、およびアドレスプリデコーダ回路DEC_Aを備えている。
DEC_Aは、アドレス信号をデコードして、メモリアレイ選択信号MA<3:0>、ビット線選択信号YD<7:0>、ならびにプリデコード信号(X03<7:0>,X02<7:0>,X01<15:0>)を生成する。MAはメモリアレイARY[m]の選択に用いられ、YDはビット線BLの選択に用いられ、X01〜X03はワード線WLの選択に用いられる。IF_IOは、詳細は後述するが、出力データラッチ回路LT_DOと入力データラッチ回路LT_DIを備える。LT_DOは、グローバルリード線GRのデータをラッチした後、外部データ出力信号DO<n>として出力し、LT_DIは、外部データ入力信号DI<n>をラッチした後、グローバルライト線GWに出力する。
ARYCTL[m](m=0〜3)は、SEL[m]およびRWB[m]の一辺に対してX方向に隣接して配置される。その内部には、詳細は後述するが、SEL[m]を制御するセレクタ制御デコーダ回路DEC_SL[m]と、RWB[m]を制御するライト制御回路WCTL[m]、リード制御回路RCTL[m]、センスアンプ制御回路SACTL[m]、およびプリチャージ制御回路PRECTL[m]を備えている。また、加えて、IF_CMDからのプリデコード信号や、ライトイネーブル信号WE(その反転信号WEB)を再駆動してY方向に伝送するリピータ回路RPTRaも備えている。
ワードドライバ部WDB[m](m=0〜3)は、複数のワード線WLにそれぞれ接続された複数のワードドライバ回路WDを含み、対応するARY[m]の一辺に対してX方向に隣接して配置される。各WDは、ARYCTL[m]を介して伝送されたプリデコード信号をデコードし、そのデコード結果に基づいて、ARY[m]内の対応する1本のワード線WLを活性化する。
図5は、図4のメモリブロックにおいて、外部からのメモリアクセス動作の概要を示す説明図である。図5に示すように、図4のメモリブロックMB1aは、クロック信号CLKに同期して動作を行い、セルイネーブル信号CEが‘L’レベルの場合には、アクセス動作を行わずにスタンバイ状態となる。一方、CEが‘H’レベルの場合には、CLKの立ち上がりエッジの際に、ライトイネーブル信号WEが‘L’レベルだと読み出し動作(リード動作)を行い、WEが‘H’レベルだと書き込み動作(ライト動作)を行う。
図6は、図4のメモリブロックにおいて、そのメモリセルMCLの詳細な構成例を示す回路図である。図6に示すメモリセルMCLは、PMOSトランジスタMP1,MP2およびNMOSトランジスタMN1〜MN4から構成される。MP1,MN1からなるCMOSインバータ回路と、MP2,MN2からなるCMOSインバータ回路は、互いに入出力が接続されることでラッチ回路となっている。MN3は、WLの活性化に応じてラッチ回路の出力をビット線対(BL)の一方に接続し、MN4は、WLの活性化に応じてラッチ回路の反転出力をビット線対(BL)の他方に接続する。
図7は、図4のメモリブロックにおいて、そのセレクタ部SELの詳細な構成例を示す回路図である。図7に示すセレクタ部SEL[m](m=0〜3)は、複数のPMOSトランジスタと複数のNMOSトランジスタによって構成される。複数のPMOSトランジスタは、リード元選択信号RSELEN[m]に応じて相補となるコモンリード線CRを複数のビット線対(BL)の中のいずれか一対に接続する。複数のNMOSトランジスタは、ライト先選択信号WSELEN[m]に応じて相補となるコモンライト線CWを複数のビット線対(BL)の中のいずれか一対に接続する。
図8は、図4のメモリブロックにおいて、そのリード・ライト部RWBの詳細な構成例を示す回路図である。図8に示すリード・ライト部RWB[m](m=0〜3)は、リード回路RTC[m]と、ライト回路WTC[m]を備えている。RTC[m]は、相補となるコモンリード線CRの電位差を増幅するセンスアンプ回路と、CRのプリチャージを行うプリチャージ回路によって構成される。センスアンプ回路は、PMOSトランジスタMP10,MP11およびNMOSトランジスタMN10,MN11からなる所謂CMOSクロスカップル型の構成を備え、その活性化・不活性化がNMOSトランジスタMN12のオン・オフによって制御される。このMN12のオン・オフは、センスアンプ活性化信号SAEN[m]によって制御される。
プリチャージ回路は、オンに駆動された際にCRを所定のプリチャージ電圧に接続するPMOSトランジスタMP14,MP15と、オンに駆動された際に相補となるCRを互いにショートするPMOSトランジスタMP13によって構成される。このMP13〜MP15のオン・オフは、プリチャージイネーブル信号PREEN[m]によって制御される。また、CRに読み出された相補のデータ信号は、それぞれ、リピータ回路RPTRbによって相補となるグローバルリード線GRとの間でアンド演算され、その結果によってRPTRbの出力に接続されたGRが駆動される。GRは、通常、‘H’レベルに駆動されており、相補となるCRの一方がセンスアンプ回路によって‘L’レベルに駆動された際に、これに応じて、相補となるGRの一方も‘L’レベルに駆動される。
ライト回路WTC[m]は、ライト回路イネーブル信号WTEN[m]が活性化された際に、相補となるグローバルライト線GWのデータをオア演算を介してコモンライト線CWに反映される。ここでは、WTEN[m]が‘L’レベルになった際に、GWのデータが反映される構成となっている。
図9は、図4のメモリブロックにおいて、そのインタフェース部IF_CMD,IF_IOの一部の詳細な構成例を示す回路図である。図9に示す制御信号用のインタフェース部IF_CMDにおいて、クロックバッファ回路BUF_CKは、外部からのクロック信号CLKを受け内部クロック信号CLK1を含む相補クロック信号を生成する。アドレスラッチ回路LT_Aは、外部からのアドレス信号A<i>(i=0〜12)をBUF_CKからの相補クロック信号によってラッチし、相補の内部アドレス信号AT<i>,AB<i>を生成する。ライトイネーブルラッチ回路LT_WEは、外部からのライトイネーブル信号WEをBUF_CKからの相補クロック信号によってラッチし、相補の内部ライトイネーブル信号WE0,WEB0を生成する。セルイネーブルラッチ回路LT_CEは、外部からのセルイネーブル信号CEをBUF_CKからの相補クロック信号によってラッチし、内部セルイネーブル信号CE1を生成する。
また、図9に示すデータ信号用のインタフェース部IF_IOにおいて、入力データラッチ回路LT_DIは、外部からのデータ入力信号DI<n>をBUF_CKからの相補クロック信号によってラッチし、相補の内部データ入力信号を生成してグローバルライト線GW(WT0<n>,WB0<n>)に伝送する。出力データラッチ回路LT_DOは、グローバルリード線GR(RT0<n>,RB0<n>)からの相補の内部データ出力信号をラッチし、外部に向けたデータ出力信号DO<n>を生成する。
図10は、図4のメモリブロックにおいて、そのインタフェース部IF_CMDに含まれるアドレスプリデコーダ回路DEC_Aの詳細な構成例を示す回路図である。図11は、図10のアドレスプリデコーダ回路において、その動作を説明するための補足図である。図4のメモリブロックMB1aでは、図11に示すように、外部アドレス信号A<2:0>が、メモリアレイARY内のビット線対BLを選択するために用いられ、外部アドレス信号A<12:3>がARY内のワード線WLを選択するために用いられている。WLのアドレス割付は、ARY[0]側を下位、ARY[3]側を上位とする順番で行われている。但し、各メモリアレイARY[0]〜ARY[3]のワード線本数は、2とはなっていないため、メモリアレイの境目を認識するのに工夫が必要となる。
そこで、図10のアドレスプリデコーダ回路DEC_Aは、ARY[0]〜ARY[3]にそれぞれ対応して、メモリアレイ選択信号MA<0>〜MA<3>を生成している。各メモリアレイ選択信号MA<m>は、対応するメモリアレイARY[m]に含まれるワード線WLが選択された際に活性化される。図11から判るように、ARY[0]に対応するMA<0>は、A<12,11>=<0,0>の場合か、またはA<12,11,10,9>=<0,1,0,0>の場合に活性化されればよい。ARY[1]に対応するMA<1>は、A<12,11,10,9>=<0,1,0,1>、または<0,1,1,0>、または<1,0,0,0>の場合か、あるいはA<12,11,10,9,8,7>=<1,0,0,1,0,0>の場合に活性化されればよい。
また、ARY[2]に対応するMA<2>は、A<12,11,10,9,8,7>=<1,0,0,1,0,1>、または<1,0,0,1,1,0>、または<1,0,0,1,1,1>の場合か、あるいはA<12,11,10>=<1,0,1>の場合か、もしくはA<12,11,10,9>=<1,1,0,0>の場合に活性化されればよい。ARY[3]に対応するMA<3>は、A<12,11,10,9>=<1,1,0,1>、または<1,1,1,0>、または<1,1,0,0>の場合に活性化されればよい。
図10のDEC_Aでは、このような論理関係を整理した上で、インタフェース回路IF_CMDから出力された相補の内部アドレス信号AT<i>,AB<i>(i=7〜12)を用いてMA<0>〜MA<3>を生成している。また、内部アドレス信号AT<j>,AB<j>(j=0〜2)と内部クロック信号CLK1を用いて、ビット線選択信号YD<0>〜YD<7>を生成し、AT<k>,AB<k>(k=3〜6)とCLK1を用いて、プリデコード信号X01<0>〜X01<15>を生成している。さらに、AT<l>,AB<l>(l=7〜9)とCLK1と内部セルイネーブル信号CE1を用いて、プリデコード信号X02<0>〜X02<7>を生成し、AT<p>,AB<p>(p=10〜12)とCLK1とCE1を用いて、プリデコード信号X03<0>〜X03<7>を生成している。図4のワードドライバ部WDB[0]〜WDB[3]では、このプリデコード信号X01,X02,X03がデコードされ、所定のワード線WLが立ち上げられる。
図12は、図4のメモリブロックにおいて、そのアレイ制御部ARYCTLの詳細な構成例を示す回路図である。図12に示すアレイ制御部ARYCTL[m](m=0〜3)において、セレクタ制御デコーダ回路DEC_SL[m]は、IF_CMDからのビット線選択信号YD<7:0>、メモリアレイ選択信号MA<m>、および内部ライトイネーブル信号WE0を受け、これらのアンド演算によってライト先選択信号WSELEN[m]を活性化する。また、YD<7:0>、MA<m>、およびWE0の反転信号となるWEB0を受け、これらのアンド演算によってリード元選択信号RSELEN[m]を活性化する。このWSELEN[m],RSELEN[m]は、図7に示したセレクタ部SEL[m]による選択動作で用いられる。
また、図12のARYCTL[m]において、ライト制御回路WCTL[m]は、WE0とMA<m>を受け、そのアンド演算によってライト回路イネーブル信号WTEN[m]を活性化する。センスアンプ制御回路SACTL[m]は、WEB0とMA<m>を受けてアンド演算を行い、所定の遅延時間を介してセンスアンプイネーブル信号SAEN[m]を活性化する。プリチャージ制御回路PRECTL[m]は、MA<m>を受けてプリチャージイネーブル信号PREEN[m]を活性化する。WTEN[m]は図8に示したライト回路WTC[m]で用いられ、SAEN[m]およびPREEN[m]は図8に示したリード回路RTC[m]で用いられる。
次に、図4〜図12に示したメモリブロックMB1aの主な動作概要について説明する。まず、外部から書き込み命令または読み出し命令と共にアドレス信号A<12:0>が入力されると、図10に示したIF_CMD内のDEC_Aによって、メモリアレイ選択信号MA<3:0>、ビット線選択信号YD<7:0>、およびプリデコード信号X01<15:0>,X02<7:0>,X03<7:0>が生成される。ワードドライバ部WDB[0]〜WDB[3]は、このプリデコード信号をデコードし、その結果、WDB[0]〜WDB[3]内に含まれる複数(ここでは1024個)のワードドライバ回路WDの内の一つが選択され、それに対応する1本のワード線WLが活性化される。
一方、MA<3:0>に応じて、図4および図12のアレイ制御部ARYCTL[0]〜ARYCTL[3]の内のいずれか一つにおいて、プリチャージイネーブル信号PREENや、書き込み系の制御信号(ライト先選択信号WSELEN、ライト回路イネーブル信号WTEN)または読み出し系の制御信号(リード元選択信号RSELEN、センスアンプイネーブル信号SAEN)が出力される。これに伴い、当該アレイ制御部に対応する一つのリード・ライト部RWBにおいて、図8に示すように、その内部のライト回路WTC、またはリード回路RTCが、コモンライト線CWとグローバルライト線GWの接続、またはコモンリード線CRとグローバルリード線GRの接続を行う。また、WSELENやRSELENには、図12に示したようにYD<7:0>の情報が反映されており、これに伴い、図7に示すように、当該アレイ制御部に対応する一つのセレクタ部SELにおいて、CRまたはCWと一対のビット線BLとの接続が行われる。その結果、この一対のビット線BLと前述した1本のワード線の交点に位置する一つのメモリセルMCLがアクセスされる。
このように、メモリアレイ選択信号MAを用いて、4個のビット線系の選択回路(セレクタ部SELおよびリード・ライト部RWB)の内のいずれか1個を選択して動作させることで、無駄な消費電力の浪費やマルチ選択等の誤動作もなく、所定のメモリセルにアクセスを行うことが可能となる。また、メモリアレイ選択信号MAの生成に伴い図10に示したように若干複雑な回路を設ける必要はあるが、本実施の形態1の半導体装置は、ワード線やビット線の選択・駆動等を行う公知の回路(デコード回路やドライバ回路やセンスアンプ回路等)に、このMAの生成回路を加えることで容易に実現できる。さらに、その回路面積のオーバーヘッドもさほど問題とはならない。
以上、本実施の形態1の半導体装置を用いることで、代表的には、メモリブロックを含む半導体装置の高速化を図ることが可能となる。また、さほど面積の増大もなく、半導体装置の高速化を図ることが可能となる。
(実施の形態2)
前述した実施の形態1の図3等では、各メモリアレイ毎にワード線の本数が異なる例を示したが、本実施の形態2では、図1の概念を用いて、各メモリアレイ毎にビット線の本数が異なる例を示す。図13は、本発明の実施の形態2による半導体装置において、それに含まれるメモリブロックの主要部の構成例を示す概略図である。
図13には、メインワードドライバ部MWDBと、複数のサブワードドライバ部SWDB[0],SWDB[1]と、複数のメモリアレイMARY[0],MARY[1]が示されている。MWDBは、アドレス信号のデコード結果を受けて、メインワードドライバ回路MWDを介してメインワード線MWLを活性化する。SWDB[0],SWDB[1]のそれぞれは、サブワード線SWLを駆動するサブワードドライバ回路SWDを含み、SWDは、MWLが活性化された際に活性化される。MARY[0],MARY[1]のそれぞれは、SWLと、これに接続される複数のメモリセルMCを含んでいる。SWDB[0]は、MARY[0]内のSWLを駆動し、SWDB[1]は、MARY[1]内のSWLを駆動する。
これらの回路ブロックは、一方向に向けて、MWDB、SWDB[0]、MARY[0]、SWDB[1]、MARY[1]の順番で配置されている。したがって、MWDB内のMWDが活性化された時点を起点とすると、MWLの配線長の違いにより、SWDB[1]内のSWDが活性化されるまでの時間が、SWDB[0]内のSWDが活性化されるまでの時間よりも長くなる。そこで、この差分を相殺するように、図13の構成例では、MARY[1]に含まれるSWLの長さを、MARY[0]に含まれるSWLの長さよりも短くしている。言い換えれば、MARY[1]のSWLにj個のメモリセルMCが接続され、MARY[0]のSWLにk個のメモリセルMCが接続されるとすると、j<kに設計され、これに伴い、図示はしないが、各メモリアレイに含まれるビット線の本数も異なるように設計される。
以上、本実施の形態2の半導体装置を用いると、実施の形態1の場合と同様に、外部命令を受けた時点(MWDの活性化時点)から、その返答を外部に通知するまでの時間(例えば各メモリアレイが自身の外にリードデータを出力するまでの時間)を各メモリアレイ間で平均化することができる。その結果、メモリブロック全体として見た場合のアクセス時間を高速化することでき、当該メモリブロックを含む半導体装置の高速化が実現可能になる。
なお、ここでは、ワードドライバを例に説明を行ったが、図12の概念は、ワードドライバに限らず、メインドライバとサブドライバからなり、サブドライバによってメモリアレイが駆動される所謂階層構造のメモリアレイ構成において広く適用可能である。すなわち、メインドライバからの距離が遠いメモリアレイはサイズが小さく設計され、これに比べてメインドライバからの距離が近いメモリアレイはサイズが大きく設計される。
(実施の形態3)
前述した実施の形態1の図3では、各メモリアレイ毎にワード線の本数が全て異なる例を示したが、本実施の形態3では、図3の変形例として、ワード線の本数が一部同じ場合を含む例を示す。図14は、本発明の実施の形態3による半導体装置において、それに含まれるメモリブロックの構成例を示す模式図である。図14に示すメモリブロックMB1bは、合計1024本のワード線WLを備え、4個のメモリアレイARY[0b]、ARY[1b]、ARY[2b]、ARY[3b]が、それぞれ512本、256本、128本、128本のワード線WLを含んでいる。これによって、各メモリアレイ内の動作遅延時間Taryは、ARY[3b]=ARY[2b]<ARY[1b]<ARY[0b]となる。
このような構成例を用いると、図3や図15の場合と比較して、各メモリアレイに対するアクセス時間の平均化(これに伴うメモリブロックの高速化)に関しては、図3の場合ほど効果はないものの、図15の場合よりは優れていると考えられる。また、半導体装置を実現する上での容易性や回路面積に関しては、各メモリアレイARY[0b]〜ARY[3b]のWLの本数が2で構成されているため、そのデコード回路の構成も容易となり、図15の場合とほぼ優位差がなく、図3の場合よりは優れている。
以上、本実施の形態3の半導体装置を用いることで、代表的には、メモリブロックを含む半導体装置の高速化を図ることが可能となる。また、面積の増大もなく、半導体装置の高速化を図ることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、図1の構成例は、それぞれ独立動作可能である複数のメモリブロックと、これらに対してアクセス命令を行うメモリ制御ブロックとを備えた構成等にも応用することができる。図16は、図1の構成例を応用した半導体装置の構成例を示すブロック図である。図16においては、制御信号バスBS_CMDおよびデータ信号バスBS_IOによってそれぞれ接続された複数のメモリブロックMB[0]〜MB[n]ならびにメモリ制御ブロックMCTLが示されている。これらは、一方向に向けて、MCTL、MB[0]、…、MB[n−1]、MB[n]の順で配置されている。
MCTLは、BS_CMDに対してメモリアクセスに伴う制御信号を出力し、また、BS_IOに対してライトアクセスに伴うデータ信号を出力すると共に、BS_IOからリードアクセスに伴うデータ信号が入力される。各メモリブロックMBは、制御信号用インタフェース部IF_CMDaと、データ信号用インタフェース部IF_IOaと、ワード線制御部XCTLと、ビット線制御部YCTLと、メモリアレイARYaを備えている。ARYaは、複数のワード線WLと複数のビット線BLと複数のメモリセルMCから構成される。IF_CMDaは、BS_CMDからの制御信号に基づいて内部制御信号を生成する。XCTLやYCTLは、この内部制御信号に基づいてARYa内の所定のメモリセルMCを選択する。IF_IOaは、YCTLを介して、選択したMCとBS_IOとを結合する。
このような構成において、各メモリブロックに対するアクセス時間Tacが、Tac(MB[n])<Tac(MB[n−1])<‥‥<Tac(MB[0])となるようなメモリブロックを用いれば、これまでの実施の形態で述べた効果と同様の効果を得ることができる。ただし、この場合、仮に、各メモリブロックが同一種類のメモリブロックであり、そのメモリ容量も同一であるとすると、通常、アクセス時間も同じになるため、MB[n]のアクセス時間を基準としてMB[0]に向けて段階的にアクセス時間が遅くなるように調整する必要がある。そうすると、全体として見た場合に高速化を図ることができない。
そこで、図16の場合においても、図1等と同様に、各メモリアレイARYaの容量を本来よりも意図的に小さくしたり(例えばMB[n]内のARYa)、意図的に大きくする(例えばMB[0]内のARYa)ことで、全体のメモリ容量を確保したまま高速化を図ることが有益となる。ここで、高速化をより図るためには、前述したように、各メモリブロックの容量を2の値に限定しないことが望ましいが、図16のように独立動作可能なメモリブロックをこのような容量に設定することは、回路の容易性や面積オーバーヘッドの点でさほど有益とは言えない。この観点では、図4等のように、1つのメモリブロック内に多分割のメモリアレイを備えた構成に対して本実施の形態を適用することが望ましい。
本実施の形態による半導体装置は、SRAMやDRAMといった高速な揮発性メモリブロックを含む半導体装置に適用して特に有益な技術であり、これに限らず、FLASHメモリ等の不揮発性メモリブロックを含んだ半導体装置も含めて広く適用可能である。
ARY,MARY メモリアレイ
ARYCTL アレイ制御部
BL ビット線
BS バス
BUF バッファ回路
CR コモンリード線
CW コモンライト線
DEC_A アドレスプリデコーダ回路
DEC_SL セレクタ制御デコーダ回路
GR グローバルリード線
GW グローバルライト線
IF_CMD,IF_IO インタフェース部
LT ラッチ回路
MCL,MC メモリセル
MB メモリブロック
MN NMOSトランジスタ
MP PMOSトランジスタ
MWD メインワードドライバ回路
MWDB メインワードドライバ部
PD パッド
PRECTL プリチャージ制御回路
RCTL リード制御回路
RPTR リピータ回路
RTC リード回路
RWB リード・ライト部
SACTL センスアンプ制御回路
SEL セレクタ部
SWD サブワードドライバ回路
SWDB サブワードドライバ部
WCTL ライト制御回路
WD ワードドライバ回路
WDB ワードドライバ部
WL ワード線
WTC ライト回路
XCTL ワード線制御部
YCTL ビット線制御部

Claims (17)

  1. 一つの半導体チップ上に形成され、
    それぞれが、複数のワード線、複数のビット線、および前記複数のワード線と前記複数のビット線の交点に配置される複数のメモリセルを含み、第1方向に向けて順次並んで配置された第1、第2、第3メモリアレイと、
    前記第1〜第3メモリアレイの内の前記第1メモリアレイに最も近接して配置され、外部からのメモリアクセス命令に伴う制御信号が入力され、これに応じた内部制御信号を出力する第1インタフェース部と、
    前記第1方向に向けて延伸し、前記第1インタフェース部からの前記内部制御信号を伝送する第1配線と、
    前記第1メモリアレイに隣接して配置され、前記第1配線を介して入力された前記内部制御信号に応じて前記第1メモリアレイを制御する第1制御部と、
    前記第2メモリアレイに隣接して配置され、前記第1配線を介して入力された前記内部制御信号に応じて前記第2メモリアレイを制御する第2制御部と、
    前記第3メモリアレイに隣接して配置され、前記第1配線を介して入力された前記内部制御信号に応じて前記第3メモリアレイを制御する第3制御部とを備え、
    前記第1〜第3メモリアレイに含まれる前記複数のメモリセルは、同一種類のメモリセルからなり、
    前記第1、第2、第3メモリアレイの面積を、それぞれ、A1、A2、A3とした場合、A1>A2>A3となっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1、第2、第3メモリアレイに含まれる前記複数のワード線の本数を、それぞれ、W1、W2、W3とした場合、W1>W2>W3となっていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記W1、W2、W3の内の少なくとも一つは、2のn乗(nは自然数)の値でないことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記第1インタフェース部は、前記制御信号の一部となるアドレス信号に基づいて、前記内部制御信号の一部となる第1、第2、第3メモリアレイ選択信号を出力するデコーダ回路を備え、
    前記第1メモリアレイ選択信号は、前記第1メモリアレイに含まれる前記複数のワード線が選択された際に活性化され、前記第1メモリアレイに含まれる前記複数のビット線を選択または駆動する際に用いられ、
    前記第2メモリアレイ選択信号は、前記第2メモリアレイに含まれる前記複数のワード線が選択された際に活性化され、前記第2メモリアレイに含まれる前記複数のビット線を選択または駆動する際に用いられ、
    前記第3メモリアレイ選択信号は、前記第3メモリアレイに含まれる前記複数のワード線が選択された際に活性化され、前記第3メモリアレイに含まれる前記複数のビット線を選択または駆動する際に用いられることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記複数のメモリセルは、SRAMメモリセルであることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項2記載の半導体装置において、さらに、
    前記第1〜第3メモリアレイの内の前記第1メモリアレイに最も近接して配置され、前記第1〜第3メモリアレイのいずれかから読み出したリードデータを外部に向けて出力する第2インタフェース部と、
    前記第1方向の反対方向となる第2方向に向けて延伸し、前記リードデータを前記第2インタフェース部に伝送する第2配線とを有することを特徴とする半導体装置。
  7. 一つの半導体チップ上に形成され、
    第1メモリアレイおよび第2メモリアレイを含む複数のメモリアレイと、
    前記複数のメモリアレイに向けて制御信号を伝送する第1配線と、
    前記制御信号の出力元となる制御信号出力ノードとを備え、
    前記複数のメモリアレイのそれぞれは、
    複数のワード線と、
    複数のビット線と、
    前記複数のワード線と前記複数のビット線の交点に配置される複数のメモリセルとを含み、
    前記複数のメモリアレイに含まれる前記複数のメモリセルは、同一種類のメモリセルからなり、
    前記第1配線における前記制御信号出力ノードと前記第1メモリアレイとの間の配線長は、前記第1配線における前記制御信号出力ノードと前記第2メモリアレイとの間の配線長よりも短く、
    前記第1メモリアレイの面積は、前記第2メモリアレイの面積よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7記載の半導体装置において、
    前記第1メモリアレイに含まれる前記複数のワード線の本数は、前記第2メモリアレイに含まれる前記複数のワード線の本数よりも多いことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8記載の半導体装置において、
    前記第1メモリアレイに含まれる前記複数のワード線の本数と、前記第2メモリアレイに含まれる前記複数のワード線の本数のいずれか一方または両方は、2のn乗(nは自然数)の値でないことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項7記載の半導体装置において、
    前記第1メモリアレイに含まれる前記複数のビット線の本数は、前記第2メモリアレイに含まれる前記複数のビット線の本数よりも多いことを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項7記載の半導体装置において、さらに、
    前記複数のメモリアレイからの読み出しデータを伝送する第2配線と、
    前記読み出しデータの伝送先となるデータ出力ノードとを備え、
    前記第2配線における前記データ出力ノードと前記第1メモリアレイとの間の配線長は、前記第2配線における前記データ出力ノードと前記第2メモリアレイとの間の配線長よりも短いことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項7記載の半導体装置において、
    前記複数のメモリアレイは、第3メモリアレイを含み、
    前記第1配線における前記制御信号出力ノードと前記第3メモリアレイとの間の配線長は、前記第1配線における前記制御信号出力ノードと前記第1メモリアレイとの間の配線長よりも長く、なおかつ前記第1配線における前記制御信号出力ノードと前記第2メモリアレイとの間の配線長よりも短く、
    前記第2メモリアレイの面積は、前記第1メモリアレイの面積以下で、なおかつ前記第2メモリアレイの面積以上の大きさであることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項12記載の半導体装置において、
    前記第2メモリアレイの面積は、前記第1メモリアレイの面積よりも小さく、なおかつ前記第2メモリアレイの面積よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  14. 一つの半導体チップ上に形成され、
    それぞれが、サブ駆動線と、前記サブ駆動線に接続される複数のメモリセルを含んだ第1および第2メモリアレイと、
    前記第1メモリアレイに隣接して配置され、前記第1メモリアレイに含まれる前記サブ駆動線を駆動する第1サブドライバ回路と、
    前記第2メモリアレイに隣接して配置され、前記第2メモリアレイに含まれる前記サブ駆動線を駆動する第2サブドライバ回路と、
    前記第1サブドライバ回路および前記第2サブドライバ回路の活性化・非活性化を制御するメインドライバ回路とを備え、
    前記メインドライバ回路と前記第1サブドライバ回路との距離は、前記メインドライバ回路と前記第2サブドライバ回路との距離よりも短く、
    前記第1メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さは、前記第2メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さよりも長いことを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項14記載の半導体装置において、さらに、
    サブ駆動線と、前記サブ駆動線に接続される複数のメモリセルを含んだ第3メモリアレイと、
    前記第3メモリアレイに隣接して配置され、前記第3メモリアレイに含まれる前記サブ駆動線を駆動する第3サブドライバ回路とを備え、
    前記メインドライバ回路と前記第3サブドライバ回路との距離は、前記メインドライバ回路と前記第2サブドライバ回路との距離よりも長く、
    前記第3メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さは、前記第2メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さ以下であることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項15記載の半導体装置において、
    前記第3メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さは、前記第2メモリアレイ内の前記サブ駆動線の長さよりも短いことを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項14記載の半導体装置において、
    前記サブ駆動線は、ワード線であることを特徴とする半導体装置。
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