JP2010190697A - 清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の突出物が突出して狭隘となった被清掃面を隈なく確実に且つ迅速に清掃できること。
【解決手段】被清掃面である炉底の内面の塵埃を吸引する吸引口16を備えた吸引ノズル11と、一端が吸引ノズルに、他端が、吸引ポンプを備えた吸引ユニットにそれぞれ接続された吸引ホース12と、この吸引ホースに配設され、この吸引ホースの湾曲変形時に支点となる低重心支持部材13と、先端が吸引ノズルに支持され、吸引ホースに沿って配設されたワイヤ14A〜14Dと、このワイヤの引っ張りまたは押し出し操作を行い、低重心支持部材13を支点に吸引ホース12を湾曲変形させる操作部と、を備えたものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は清掃装置に係り、特に狭隘な被清掃面、例えば沸騰水型原子炉における原子炉圧力容器の底部(炉底)の内面を清掃する清掃装置に関する。
沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器の底部(炉底)は半球形状である。このような炉底の内面では、放射性物質を含む塵埃の堆積を避けられない。このような塵埃を清掃するには、炉底内面まで吸引ホースを引き延ばし、炉水と共に炉底内面に堆積した塵埃を吸引することが考えられる。
このような清掃装置として、炉底部清掃装置(例えば特許文献1)や、原子炉内清掃装置(例えば特許文献2)が提案されている。
特許文献1に記載の炉底部清掃装置は、炉底に対向する吸引口を備えた揺動吸引体を、ロータリアクチュエータを用いて装置本体に対し、所定の平面内において一定の半径で回転させるものである。
また、特許文献2に記載の原子炉内清掃装置は、操作ポールから冠装部と支持ポールが分岐され、支持ポールに吸引ホースが取り付けられ、操作ポールをその軸周りに回転させたとき、ジェットポンプに冠装された冠装部を中心に支持ポールが、所定の平面内において一定の半径で回転して吸引ホースを移動させるものである。
特開2004−354053号公報 特開平8−122484号公報
しかしながら、炉底には制御棒駆動機構(以下、CRDという)を貫通させるための短い筒部(CRDスタブ)が多数一定間隔で突設されている。更に炉底には、インコアモニタ(以下、ICMという)を挿入するためのICMハウジングも設置されている。そのため、各CRDスタブ間やICMハウジング近傍を、吸引ホースを用いて隈なく吸引して清掃することは極めて面倒であり、多くの時間と労力を要する。
また、特許文献1及び2に記載の清掃装置は、いずれも、吸引口または吸引ホースを所定の平面内において一定の半径で回転させるものである。これらの清掃装置を用いてもCRDスタブやICMハウジングなどの多数の突出物が邪魔となり、炉底の内面の清掃に多くの時間と労力がかかることを避けられない。
例えば、特許文献1の装置は、吸引口を備えた揺動吸引体を可動範囲内で回転させることでCRDスタブ間を清掃することができる。しかしながら、揺動吸引体の回転により清掃可能な範囲を隈なく清掃するには、揺動吸引体が取り付けられた装置本体をこまめに移動させつつ揺動吸引体を回転させなければならない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、複数の突出物が突出して狭隘となった被清掃面を隈なく確実に且つ迅速に清掃できる清掃装置を提供することにある。
本発明に係る清掃装置は、被清掃面の塵埃を吸引する吸引口を備えた吸引ノズルと、一端が前記吸引ノズルに、他端が、吸引源を備えた吸引ユニットにそれぞれ接続された吸引ホースと、この吸引ホースに配設され、この吸引ホースの湾曲変形時に支点となる低重心支持部材と、先端が前記吸引ノズルに支持され、前記吸引ホースに沿って配設されたワイヤと、このワイヤの操作により、前記低重心支持部材を支点に前記吸引ホースを湾曲変形させる操作部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ワイヤの引っ張りまたは押し出し操作により吸引ノズルが、低重心支持部材を中心とした任意の方向に移動可能である。これにより、複数の突出物が突出して狭隘となった被清掃面であっても、この被清掃面に堆積した塵埃等を、自在に移動可能な吸引ノズルにて吸引除去することにより、被清掃面を隈なく確実に且つ迅速に清掃できる。
本発明に係る清掃装置の第1の実施の形態を用いて、原子炉圧力容器の底部内面を清掃する状況を示す概略構成図。 図1の清掃状況の一部を拡大して示す部分拡大図。 図1の清掃装置を示す側面図。 図3の清掃装置の作用を説明する説明図。 図1の操作ユニットを示す斜視図。 図5の操作ユニットの概略縦断面図。 本発明に係る清掃装置の第2の実施の形態を示す側面図。 図7の清掃装置の主要部を示す斜視図。 図7の清掃装置を示す組立斜視図。 図9における清掃装置とCRDスタブとの関係を示す平面図。 本発明に係る清掃装置の第3の実施の形態を示す側面図。 図11の清掃装置における部分断面図。 本発明に係る清掃装置の第4の実施の形態を示す概略側面図。 本発明に係る清掃装置の第5の実施の形態を示す側面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
[A]第1の実施の形態(図1〜図6)
図1は、本発明に係る清掃装置の第1の実施の形態を用いて、原子炉圧力容器の底部内面を清掃する状況を示す概略構成図である。図2は、図1の清掃状況の一部を拡大して示す部分拡大図である。図3は、図1の清掃装置を示す側面図である。図4は、図3の清掃装置の作用を説明する説明図である。図5は、図1の操作ユニットを示す斜視図である。図6は、図5の操作ユニットの概略縦断面図である。
清掃装置10は、例えば沸騰水型原子炉の定期点検時等に、原子炉圧力容器1における底部2の内面3に堆積した放射性物質を含む塵埃等を、炉水と共に吸引して除去し清掃するものである。この清掃装置10は、図1、図2及び図3に示すように、吸引ノズル11、吸引ホース12、低重心支持部材13、ワイヤ14、ワイヤケーシング15、及び操作ユニット20を有して構成される。
原子炉圧力容器1の底部2(即ち炉底)には、多数のCRDスタブ4が一定間隔で突設され、更にICMハウジング5(図4)も突設されている。従って、被清掃面である炉底内面3は、上述のCRDスタブ4及びICMハウジング5が突設されて狭隘な環境となっている。尚、清掃装置10による炉底清掃時には、原子炉圧力容器1のシュラウド6内から燃料集合体、制御棒及び制御棒駆動機構等が取り外されている。
さて、清掃装置10の吸引ノズル11は、図3に示すように、炉底内面3に対向可能で、この炉底内面3の塵埃を吸引する吸引口16を備えると共に、低重心支持部材13よりも小型で、且つ後述の如く軽量に構成される。この吸引ノズル11は、吸引ホース12の一端に嵌合される。
吸引ホース12は撓み変形可能に構成され、その他端は、吸引源である吸引ポンプを備えた吸引ユニット17(図1)に接続される。吸引ユニット17は、吸引された炉水から塵埃等を除去して、炉水のみを原子炉圧力容器1内へ戻す。
低重心支持部材13は、図3に示すように、吸引ホース12における吸引ノズル11付近に配設される。この低重心支持部材13は、吸引ノズル11よりも重く構成されると共に、転倒しにくい形状に形成されて重心が低く設定されている。従って、この低重心支持部材13は、吸引ホース12の湾曲変形時に支点となり、図4に示すように、吸引ノズル11と低重心支持部材13との間の吸引ホース12が、後述の如く湾曲変形する。更に、この低重心支持部材13の下部には、炉底内面3を滑走するための滑り板18が設置されている。尚、図4では吸引ノズル11がCRDスタブ4の途中まで回りこんだ様子を図示しているが、CRDスタブ4を一周する、あるいは図4中のICMハウジング5の周囲に回りこむような動作も可能である。
図3に示すように、ワイヤ14は、吸引ノズル11の周方向に複数本、本実施の形態では4本設けられ、図3における上下のワイヤ14A及び14Cが対向配置され、図4における左右のワイヤ14B及び14Dが対向配置されている。これらのワイヤ14A〜14Dは、先端が吸引ノズル11の周方向に沿う4等配位置にそれぞれ支持される。
更に、これらのワイヤ14A、14B、14C、14Dは、複数本のワイヤケーシング15、つまりワイヤケーシング15A、15B、15C、15D内にそれぞれ挿通されて保護され、吸引ホース12に沿って配設される。これらのワイヤケーシング15A〜15Dは、先端が低重心支持部材13の周方向に沿う4等配位置にそれぞれ支持される。ワイヤケーシング15A〜15Dの基端は、図1、図2、図5及び図6に示す前記操作ユニット20のフレーム21に支持される。
この操作ユニット20は、フレーム21の上方に、十文字形状で中央部に操作レバー22を備えた第1リンク23と、この第1リンク23の4本の先端部に枢支された4本の第2リンク24と、を有するリンク機構を備えて構成されており、ワイヤ14A〜14Dを操作する操作部である。各第2リンク24の下端に滑車25が回転自在に設けられる。ワイヤ14A〜14Dは、それぞれの基端が操作ユニット20のフレーム21に支持されると共に、基端側部分が各滑車25に巻き掛けられる。
第1リンク23は、操作レバー22が例えば矢印P方向に操作されることで、フレーム21の天面に固定されたピボット部26を支点に揺動する。この第1リンク23の揺動により、第2リンク24が図6の上下方向に移動して滑車25を昇降させる。これにより、上昇した滑車25に巻き掛けられたワイヤ14A〜14Dが引っ張られ、下降した滑車25に巻き掛けられたワイヤ14A〜14Dが押し出される。
操作ユニット20によるワイヤ14A〜14Dの引っ張りまたは押し出し操作によって、吸引ホース12が図4に示すように低重心支持部材13を支点として、低重心支持部材13よりも吸引ノズル11側の吸引ホース12を湾曲変形する。この動作により、吸引ホース12の先端の吸引ノズル11が、低重心支持部材13を中心として上下方向及び左右方向を含めた任意の方向に移動可能となる。このとき、ワイヤケーシング15A〜15Dの両端が低重心支持部材13と操作ユニット20のフレーム21とにそれぞれ支持されたことで、ワイヤ14A〜14Dに作用する操作力の反力が支持される。
上述のように構成された清掃装置10を用いて原子炉圧力容器1の底部(炉底)の内面3を清掃する際には、図1及び図2に示すように、吸引ホース12は、複数本のポールを連結して構成された操作ポール27に固定部材28(例えば接着テープやバンドなど)を用いて固定される。つまり、原子炉圧力容器1の上方には、燃料交換機などの台車29が走行自在に配置され、この台車29に吊り下げ装置30が設置される。この吊り下げ装置30は、前記操作ポール27を構成する複数本のポールを順次連結しながら原子炉圧力容器1内に吊り下ろすものである。この吊り降ろされた操作ポール27に清掃装置10の吸引ホース12が固定される。
この操作ポール27には、ワイヤケーシング15A〜15Dも、吸引ホース12と共に固定部材28によって固定される。但し、ワイヤ14A〜14Dは操作ポール27に固定されず、それぞれのワイヤケーシング15A〜15D内で移動可能である。
清掃装置10の吸引ホース12には、操作ポール27の最下段ポールが吸引ホース12及びワイヤケーシング15A〜15Dを固定する固定端31と低重心支持部材13との間に挿入ロッド32が、固定部材28を用いて固着して取り付けられる。この挿入ロッド32は、通線ワイヤなどのように、吸引ホース12よりも弾力性及び剛性に優れたものである。更にこの挿入ロッド32は、一端が最下段の操作ポール27に固定され、他端が低重心支持部材13、またはこの低重心支持部材13近傍の吸引ホース12に固定される。
挿入ロッド32が吸引ホース12に固着して取り付けられたことで、ポールが順次連結されてなる操作ポール27が原子炉圧力容器1内に吊り下ろされ、これにより吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13が炉底内面3上を押し進められるとき、挿入ロッド32は撓み変形しながら吸引ホース12を押圧する。この作用により、挿入ロッド32は吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13の上述の押し進みをアシストする。
特に、吸引ホース12が最下段の操作ポール27の固定端31に取り付けられる近傍部分は、最も撓み変形する部分であるため、吸引ホース12のこの部分には複数本の挿入ロッド32が固着して取り付けられる。これにより、挿入ロッド32が吸引ホース12を押圧する押圧力が高められる。複数本の挿入ロッド32を固着する代わりに、挿入ロッド32において、吸引ホース12が最下段の操作ポール27の固定端31に取り付けられる近傍部分の剛性を、他の箇所に比べて高く構成してもよい。
尚、低重心支持部材13近傍の吸引ホース12に固定される構成は、挿入ロッド32を低重心支持部材13に固定する構成と比較して、吸引ホース12と低重心支持部材13とが相対的に捩れる自由度が向上する。
この低重心支持部材13に操作ロープ33が接続される。この操作ロープ33は、操作ポール27に取り付けられたガイド34に挿通されて案内され、原子炉圧力容器1の上方まで延在して台車29に接続される。従って、この台車29の移動により操作ロープ33が、低重心支持部材13を持ち上げ操作可能とする。この操作ロープ33を用いた持ち上げ操作により、低重心支持部材13の転倒状態からの復元や、段差を乗り越える移動などが可能となる。
次に、作用を説明する。
図1及び図2に示すように、吊り下げ装置30により複数本のポールを順次連結して、操作ポール27を原子炉圧力容器1内へ吊り下ろす。このとき、清掃装置10の吸引ホース12及びワイヤケーシング15A〜15Dを操作ポール27に固定部材28により固着する。更に、吸引ホース12における低重心支持部材13と操作ポール27の最下段ポールとの間に挿入ロッド32を、固定部材28を用いて固着する。
このように操作ポール27を吊り下ろすことにより、清掃装置10の吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13を原子炉圧力容器1の炉底内面3まで下降させて、更にこれらの吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13を炉底の多数のCRDスタブ4及びICMハウジング5間に押し進め、図4の矢印Aの方向に移動させる。このとき、低重心支持部材13の滑り板18が炉底内面3に接触して、低重心支持部材13は滑走する。
この吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13の移動中に、上下の組合せワイヤ14A及び14Cの一方を引っ張り操作し、他方を押し出し操作し、または左右の組合せワイヤ14B及び14Dの一方を引っ張り操作し、他方を押し出し操作することで、吸引ホース12を、低重心支持部材13を支点として湾曲させ、吸引ノズル11を、上下左右を含む任意の方向に移動(いわゆる首振り)させて、CRDスタブ4及びICMハウジング5を回避する。
例えば、ワイヤ14Aを引っ張り操作し、ワイヤ14Cを押し出し操作することで、低重心支持部材13を支点として吸引ホース12を湾曲させ、吸引ノズル11を上方に持ち上げる。同様にして、ワイヤ14Bと14Dの一方を引っ張り操作し、他方を押し出し操作することで、吸引ノズル11を矢印Bで示す左右方向に振り向かせる。
これらの上下方向の動作と左右方向の動作とを同時に実施することも可能である。例えば、図4に示すように、吸引ノズル11をICMハウジング5近傍に振り向けた状態から、矢印Bの反対側や矢印Aの直進方向に吸引ノズル11を移動させる場合、上下の組合せワイヤ14A及び14Cを操作しながら、左右の組合せワイヤ14B及び14Dを操作することで、吸引ノズル11を持ち上げながらCRDスタブ4をかわして、この吸引ノズル11を首振り移動させる。
このようにして、低重心支持部材13よりも小型且つ軽量な吸引ノズル11を、CRDスタブ4及びICMハウジング5を回避して移動させつつ、この吸引ノズル11によって、CRDスタブ4及びICMハウジング5が突出して狭隘になった炉底内面3に堆積した塵埃等を、炉水と共に吸引して清掃する。
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)清掃装置10によれば、ワイヤ14A〜14Dの引っ張りまたは押し出し操作により、吸引ホース12が低重心支持部材13を支点として湾曲変形して、吸引ノズル11が低重心支持部材13を中心とした上下左右を含む任意の方向に移動する。従って、複数のCRDスタブ4及びICMハウジング5が突出して狭隘となった炉底内面3であっても、炉底内面3に堆積した塵埃等を、自在に移動可能な吸引ノズル11にて吸引除去することにより、炉底内面3を隈なく確実に且つ迅速に清掃できる。
(2)清掃装置10の吸引ホース12には、図2に示すように、操作ポール27の最下段ポールの固定端31と低重心支持部材13との間に、操作ロッド32が固着して取り付けられている。このため、吊り降ろされる操作ポール27により、吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13が炉底内面3上を押し進められるとき、挿入ロッド32は撓み変形しながら吸引ホース12を押圧して、吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13の上述の押し進みをアシストする。この結果、炉底内面3上における吸引ノズル11、吸引ホース12及び低重心支持部材13の移動を確実化できる。
(3)清掃装置10の低重心支持部材13は、操作ロープ33を介して台車29により持ち上げ操作されるので、低重心支持部材13を転倒状態から確実に復元させることができると共に、低重心支持部材13に段差を乗り越えさせる動作などを容易かつ確実に実施できる。
尚、ワイヤ14は、吸引ノズル11の周方向の対向位置に配設されたスプリングと対をなすようにしてもよい。つまり、上下の組合せワイヤ14A及び14Cのうち、一方のワイヤ、例えばワイヤ14Cを引張りスプリングに変更し、左右の組合せワイヤ14B及び14Dのうち、一方のワイヤ14Dを引張りスプリングに変更してもよい。この場合、引張りスプリングは、一端が吸引ノズル11に、他端が低重心支持部材13にそれぞれ支持される。すなわち、吸引ノズル11を常に引っ張るスプリングと、このスプリングに対向する位置のワイヤとを設けることで、このワイヤの引っ張り操作及び押し出し操作のみにより、2本のワイヤを対向させた構成と同様の機能を実現することが可能である。
また、本実施の形態では、ワイヤ14は、吸引ノズル11の周方向に沿う4等配位置にそれぞれ支持される4本の場合を述べたが、吸引ノズル11の周方向に沿う3等配位置に支持される3本であってもよい。このような構成でも、吸引ノズル11の3次元的な首振り移動が可能である。
更に、ワイヤ14は吸引ノズル11に1本支持され、吸引ノズル11の周方向においてこのワイヤ14と対向する位置にスプリングを配置する構成であってもよい。このような構成では、一本のワイヤのみ備えた簡素な構成で吸引ノズル11の2次元的な首振り移動が可能である。
[B]第2の実施の形態(図7〜図10)
図7は、本発明に係る清掃装置の第2の実施の形態を示す側面図である。図8は、図7の清掃装置の主要部を示す斜視図である。図9は、図7の清掃装置を示す組立斜視図である。図10は、図9における清掃装置とCRDスタブとの関係を示す平面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の清掃装置40が前記第1の実施の形態の清掃装置10と異なる点は、この清掃装置10に対してワイヤガイド41、撚り戻し機構42、折れ曲り防止部材43及びガイドカバー44が追加され、更に低重心支持部材13の滑り板18に代えて車輪45またはボールキャスタが設置された点である。
ワイヤガイド41は、図7及び図8に示すように、吸引ホース12における吸引ノズル11と低重心支持部材13との間で湾曲変形する部分に複数個配置され、内側にワイヤ14A〜14Dを通すものである。
撚り戻し機構42は、低重心支持部材13の内部、または低重心支持部材13の近傍で吸引ノズル11と反対側の位置に設けられ、長手方向に分割された吸引ホース12を連結して、この吸引ホース12の捩れを解消するものである。この撚り戻し機構42は、例えばロータリジョイント、スイベルジョイントまたはワンタッチカプラなどが好ましい。
折れ曲り防止部材43は、図7及び図9に示すように、吸引ホース12における吸引ノズル11と低重心支持部材13との間に被着され、吸引ホース12と共に湾曲変形可能な可撓性を有するものである。例えば、この折れ曲り防止部材43は、吸引ホース12に巻きつくように設けられたコイルばね、または蛇腹状のカバーなどが好ましい。
ガイドカバー44は低重心支持部材13に被着されて、この低重心支持部材13を保護するものである。更に、このガイドカバー44の幅Wは、図10に示すように、狭隘で傾斜した炉底内面3におけるCRDスタブ4の最小対向面間の幅W0に基づいて設定される。具体的には、ガイドカバー44の幅Wは、CRDスタブ4間の幅W0よりも若干小さく設定される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)〜(7)を奏する。
(4)清掃装置40には、内側にワイヤ14A〜14Dを通すワイヤガイド41が設けられたことにより、吸引ノズル11と低重心支持部材13間で吸引ホース12が湾曲変形する部分を長くした場合でも、吸引ホース12とワイヤ14A〜14Dとが離れることがなくなる。このため、吸引ノズル11を狭隘部の奥まで容易に移動させることができる。
(5)吸引ホース12の捩れを解消する撚り戻し機構42が、低重心支持部材13の内部またはその近傍に設置されたので、吸引ホース12の捩れによって低重心支持部材13が転倒することなどを防止できる。
(6)吸引ホース12が湾曲変形する、吸引ノズル11と低重心支持部材13との間の部分に、可撓性の折れ曲り防止部材43が被着されたので、この折れ曲り防止部材43により吸引ホース12の曲げ半径が制限され、吸引ホース12が部分的に折れ曲がることを防止できる。
(7)低重心支持部材13にガイドカバー44が被着されたので、低重心支持部材13がCRDスタブ4、ICMハウジング5間を移動するときの引っ掛りを防止でき、低重心支持部材13の滑らかな移動を確保できる。更に、ガイドカバー44の幅Wが、図10に示すように、狭隘で傾斜した炉底内面3のCRDスタブ4間の幅W0に基づいて設定されたので、炉底内面3が傾斜している場合であっても、清掃装置40の幅方向中央位置Xを炉底内面3の幅方向中央位置Y近傍として、この清掃装置40を移動させることができる。具体的には、清掃装置40を炉底内面3の傾斜方向に対して垂直に移動させる場合に、傾斜が急な場合には清掃装置40はCRDスタブ4に寄りかかる格好となる。この場合に、ガイドカバー44の幅WがCRDスタブ4間の幅W0より若干小さく設定されていると、清掃装置40の幅方向中央位置Xが炉底内面3の幅方向中央位置Yを近傍とすることができる。従って、清掃装置40は、傾斜面においてもCRDスタブ4間の中央付近に位置し、これらのCRDスタブ4間を良好に移動することができる。
[C]第3の実施の形態(図11、図12)
図11は、本発明に係る清掃装置の第3の実施の形態を示す側面図である。図12は、図11の清掃装置における部分断面図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化する。
本実施の形態の清掃装置50が前記第1の実施の形態と異なる点は、ワイヤ14A、14B、14C、14Dのそれぞれが、低重心支持部材13の付近に設置されたアクチュエータ51A、51B、51C、51Dのそれぞれによって引っ張りまたは押し出し操作可能に構成された点である。
つまり、これらのアクチュエータ51A〜51Dは、低重心支持部材13に最も近い操作ポール27の最下段ポールに設置される。この最下段ポールを含めた操作ポール27には、第1の実施の形態と同様にして、吸引ホース12及びワイヤケーシング15A〜15Dが固定部材28を用いて固定される。このうちのワイヤケーシング15A〜15Dのそれぞれは、図12に示すように、アクチュエータ51A〜51Dのそれぞれのベース52にも固定される。これらのアクチュエータ51A〜51Dは例えばエアシリンダであり、ピストン53に一体化された両ピストンロッド54、55に、ワイヤ14A〜14Dのそれぞれの分割端56が連結される。
ワイヤ14A〜14Dのそれぞれは、第1の実施の形態と同様にして、操作ユニット20により引っ張りまたは押し出し操作されると共に、アクチュエータ51A〜51Dのそれぞれによっても引っ張りまたは押し出し操作可能に設けられる。具体的には、ワイヤ14A〜14Dのそれぞれは、アクチュエータ51A〜51Dのそれぞれと操作ユニット20とによって引っ張りまたは押し出し操作される。尚、アクチュエータ51A〜51Dへ作動流体(例えばエアなど)を供給しないで、ワイヤ14A〜14Dを操作ユニット20のみによって引っ張りまたは押し出し操作してもよい。
また、ワイヤ14A〜14Dの引っ張りまたは押し出し操作をアクチュエータ51A〜51Dのみで行い、操作ユニット20をアクチュエータ51A〜51Dの制御装置に換えた構成としてもよい。すなわち、操作部であるアクチュエータ51A〜51Dの制御装置の操作により、アクチュエータ51A〜51Dを介してワイヤ14A〜Dの引っ張りまたは押し出し操作を行う構成としてもよい。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(8)を奏する。
(8)ワイヤ14A〜14Dのそれぞれが、低重心支持部材13近傍に設置されたアクチュエータ51A〜51Dのそれぞれによって引っ張りまたは押し出し操作されるので、低重心支持部材13から離れた遠い位置にある操作ユニット20のみによってワイヤ14A〜14Dを引っ張りまたは押し出し操作する場合に比べ、このワイヤ14A〜14Dに作用する摩擦力の小さな位置でこれらのワイヤ14A〜14Dを引っ張りまたは押し出し操作できる。このため、これらのアクチュエータ51A〜51Dを用いることで、ワイヤ14A〜14Dの操作を小さな操作力で容易に実施できる。また、操作ユニット20とアクチュエータ51A〜51Dを併用する場合は、アクチュエータ51A〜51Dを補助的な動力源として用いることが可能である。
また、アクチュエータ51A〜51Dにサーボモータ等を用いて電気制御することにより、吸引ノズルの精密な首振り操作を可能とすることができる。
[D]第4の実施の形態(図13)
図13は、本発明に係る清掃装置の第4の実施の形態を示す概略側面図である。この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の清掃装置60が前記第1の実施の形態と異なる点は、吸引ホース12に複数台(例えば2台)の低重心支持部材が配設され、吸引ノズル11に近い位置の前方側低重心支持部材61が、吸引ノズル11から離れた位置の後方側低重心支持部材62を中心(支点)に、専用の操作ワイヤ63の操作で、上下左右を含む任意の方向に移動可能に構成された点である。
この場合、後方側低重心支持部材62は前方側低重心支持部材61よりも重く構成されている。また、操作ワイヤ63は、その先端が前方側低重心支持部材61に支持され、ワイヤケーシング64内に挿通される。このワイヤケーシング64の先端は後方側低重心支持部材62に支持される。この図13では、操作ワイヤ63及びワイヤケーシング64が1本ずつ描かれているが、これらの操作ワイヤ63及びワイヤケーシング64は、前方側低重心支持部材61の周方向における上下左右の4等配位置に支持されて、図示しない操作ユニットにより、ワイヤ14及びワイヤケーシング15の場合と同様に引っ張りまたは押し出し操作される。但し、操作ワイヤ63及びワイヤケーシング64は1本ずつであってもよい。
尚、ワイヤ14及びワイヤケーシング15も図13ではそれぞれ1本ずつ描かれているが、第1の実施の形態と同様に、吸引ノズル11の周方向に4本ずつ配置されている。また、4本のワイヤケーシング15は、本実施の形態では、前方側低重心支持部材61の周方向に沿う4等配位置に支持されている。
尚、操作ワイヤ64の操作は、例えば操作ユニット20やアクチュエータ51A〜51Dと同様の構成によって行うことが可能である。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を奏するほか、次の効果(9)を奏する。
(9)前方側低重心支持部材61が操作ワイヤ63の操作により、後方側低重心支持部材62を中心とした上下左右を含む任意の方向に移動可能に設けられ、且つ吸引ノズル11がワイヤ14の操作により、前方側低重心支持部材61を中心とした上下左右を含む任意の方向に移動可能に設けられている。このため、吸引ノズル11と前方側低重心支持部材61間、及び前方側低重心支持部材61と後方側低重心支持部材62間で吸引ホース12を2段階に湾曲変形させることができるので、吸引ノズル11を、第1の実施の形態の場合よりもさらに狭隘な箇所へ移動させることができる。
[E]第5の実施の形態(図14)
図14は、本発明に係る清掃装置の第5の実施の形態を示す側面図である。この第5の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の清掃装置70が前記第1の実施の形態と異なる点は、低重心支持部材13にカメラ71が搭載され、このカメラ71が、吸引ノズル11の移動方向に対応して移動するよう操作可能に構成された点である。
つまり、低重心支持部材13にカメラ71が旋回機構72を介して搭載され、この旋回機構72は、リンク機構73を用いてワイヤ14Bに連結されている。従って、ワイヤ14Bの引っ張りまたは押し出し操作によって吸引ノズル11が左右方向に移動(首振り)したとき、この吸引ノズル11の移動に対応した方向にカメラ71を旋回して振り向かせることが可能となる。
尚、旋回機構72は、カメラ71駆動用の専用ワイヤ(不図示)によって、吸引ノズル11の移動方向に対応して旋回させてもよい。ここで、図14中の符号74はカメラケーブルを示す。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(10)を奏する。
(10)低重心支持部材13に搭載されたカメラ71の向きが吸引ノズル11の移動方向に対応するので、吸引ノズル11により清掃されるべき箇所をカメラ71によって監視できる。このため、炉底内面3に堆積した塵埃等を吸引ノズル11により余すところなく吸引して除去できる。
以上本発明の実施例について図を参照して説明してきたが、上記複数の実施例に説明した特徴を任意に組み合わせたところの構成であってもよい。
1 原子炉圧力容器
2 底部
3 炉底内面
10 清掃装置
11 吸引ノズル
12 吸引ホース
13 低重心支持部材
14、14A〜14D ワイヤ
15、15A〜15D ワイヤケーシング
16 吸引口
27 操作ポール
32 挿入ロッド
33 操作ロープ
40 清掃装置
41 ワイヤガイド
42 撚り戻し機構
43 折れ曲り防止部材
44 ガイドカバー
45 車輪
50 清掃装置
51A〜51D アクチュエータ
60 清掃装置
61 前方側低重心支持部材
62 後方側低重心支持部材
63 操作ワイヤ
70 清掃装置
71 カメラ
72 旋回機構
73 リンク機構
W、W0 幅

Claims (15)

  1. 被清掃面の塵埃を吸引する吸引口を備えた吸引ノズルと、
    一端が前記吸引ノズルに、他端が、吸引源を備えた吸引ユニットにそれぞれ接続された吸引ホースと、
    この吸引ホースに配設され、この吸引ホースの湾曲変形時に支点となる低重心支持部材と、
    先端が前記吸引ノズルに支持され、前記吸引ホースに沿って配設されたワイヤと、
    このワイヤの操作により、前記低重心支持部材を支点に前記吸引ホースを湾曲変形させる操作部と、を備えることを特徴とする清掃装置。
  2. 前記ワイヤは、吸引ノズルの周方向に複数本設けられたことを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
  3. 前記ワイヤは、先端が低重心支持部材に支持されたワイヤケーシング内に挿通して設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の清掃装置。
  4. 前記ワイヤは、吸引ノズルの周方向の対向位置に配設されたスプリングと対をなし、このスプリングは、一端が前記吸引ノズルに、他端が低重心支持部材にそれぞれ支持されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の清掃装置。
  5. 前記吸引ホースには、吸引ノズルと低重心支持部材との間に、内側にワイヤを通すワイヤガイドが配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の清掃装置。
  6. 前記低重心支持部材は、車輪またはボールキャスタを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の清掃装置。
  7. 前記吸引ホースには、低重心支持部材の内部、またはこの低重心支持部材の近傍で吸引ノズルと反対側の位置に、前記吸引ホースの捩れを解消する撚り戻し機構が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の清掃装置。
  8. 前記吸引ホースには、吸引ノズルと低重心支持部材との間に、可撓性の折れ曲り防止部材が被着されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の清掃装置。
  9. 前記低重心支持部材には、狭隘で傾斜した被清掃面の幅に基づいて設定された幅を有するガイドカバーが被着されたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の清掃装置。
  10. 前記低重心支持部材の付近に設置され、前記ワイヤの引っ張りまたは押し出し操作を行うアクチュエータを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の清掃装置。
  11. 前記低重心支持部材よりも前記吸引ノズルから離れた位置に設けられ前記低重心支持部材よりも重い後方側低重心支持部材と、先端が前記低重心支持部材に支持された操作ワイヤと、を備え、前記操作ワイヤの操作により前記低重心支持部材が前記後方側低重心支持部材を支点に移動可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の清掃装置。
  12. 前記低重心支持部材にはカメラが搭載され、このカメラは、吸引ノズルの移動方向に対応して移動するよう操作可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の清掃装置。
  13. 前記被清掃面が原子炉圧力容器の底部内面であり、前記吸引ホースは、前記原子炉圧力容器の上方に配置された吊下げ装置により順次連結して吊り降ろされる複数のポールから構成された操作ポールに固定され、
    この吸引ホースには、前記操作ポールとの固定端と低重心支持部材との間に、前記吸引ホースよりも弾力性及び剛性に優れた挿入ロッドが取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の清掃装置。
  14. 前記挿入ロッドは、一端が操作ポールに固定され、他端が低重心支持部材、またはこの低重心支持部材近傍の吸引ホースに固定されたことを特徴とする請求項13に記載の清掃装置。
  15. 前記低重心支持部材は、原子炉圧力容器の上方まで延在する操作ロープに接続され、この操作ロープにより持ち上げ操作可能であることを特徴とする請求項13に記載の清掃装置。
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