JP2010190369A - 車両用振動低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用振動低減装置において、効率良く歯車装置の振動を抑制する。
【解決手段】所定質量を持つ環状のマス部材30aと、マス部材30aとフランジ26Dとの間に介在させられてフランジ26Dと一体回転可能にマス部材30aをフランジ26Dに支持する弾性部材30bとを備えてデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動を抑制するダイナミックダンパ30において、弾性部材30bはゴム材料よりも減衰の小さいバネ部材とされるので、ゴム材料とされる場合と比較して、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aでの振動振幅が大きくされ、ギヤノイズ特有の発生メカニズムから、噛合い点aにおける噛合い点強制力Fは小さくされる。このように、弾性部材30bとして敢えてゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材を用いることで噛合い点aにおける噛合い点強制力Fがより小さくされ、結果として、終減速機20の振動抑制効果が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ギヤ対を介して動力を伝達する歯車装置の振動を抑制する車両用振動低減装置に係り、特に、車両用振動低減装置に用いる弾性部材に関するものである。
例えば、車両の動力伝達に関する歯車装置を構成しているギヤ対の噛合い伝達誤差によってギヤ対の噛合い点に強制力が発生し、その歯車装置が振動すると、その振動が車室内に伝達し、例えば振動や騒音(異音)として搭乗者に不快感を与える場合がある。尚、上記噛合い伝達誤差は、ギヤの理想的な回転運動に対する回転角度誤差(駆動ギヤに対する被駆動ギヤの進み又は遅れ)であり、ギヤの製造誤差、組付け誤差、ギヤ、ギヤ支持軸、ケース等の弾性変形によって生じる為、零にすることは困難とされている。
この様な問題に対して、振動を発生する歯車装置に連結される回転体等に車両用振動低減装置例えばダイナミックダンパを負荷することで歯車装置の振動を低減(抑制)することが良く知られている。例えば、特許文献1には、インナパイプの外周面及びアウタパイプに内周面に凸部からなるスプラインを設けると共に、隣接する凸部間にゴム材を介在させたプロペラシャフトが示されている。また、特許文献2には、パワートレインの振動の共振周波数における腹の位置又はその近傍に、マスが弾性体としてのラバーを介して支持される一般的なダイナミックダンパが設けられているパワートレインの制振構造が示されている。また、特許文献3には、環状質量体としての振動リング、弾性連結体としてのゴム材、及びスリーブからなるダイナミックダンパを装着したプロペラシャフトの回転振動防止装置が示されている。また、特許文献4には、デフキャリヤに筒状の圧入部材を圧入し、この圧入部材には高い硬度のゴム材からなる弾性部材を介してキャリヤ側ブラケットの環状部を圧入して設けたダイナミックダンパ構造が示されている。また、特許文献5には、内輪の外周面に突設され外輪の凹陥部に嵌入されるとともに、駆動系の捩り共振周波数にチューニングしたダンパゴムを設けたトーショナルダンパを取り付けた動力伝達装置が示されている。
このように、一般的には、ダイナミックダンパに代表される車両用振動低減装置の弾性部材(弾性要素、弾性体)には、ゴム材が適用される。これは、例えばダイナミックダンパの副作用として生じる2つの共振ピーク(例えば、共振周波数帯での共振ピークの振動レベルを低減することで、その共振周波数帯を挟む高低両周波数帯に現れる共振ピーク)の振動レベルを抑制するには、減衰の大きい材料の方が有効な為である。
特開2004−168249号公報 特開2004−150511号公報 特開2002−168294号公報 特開2000−297838号公報 実開平6−36934号公報
ところで、歯車装置の振動を低減するには、上述したギヤ対の噛合い点に発生する強制力を小さくすることでも可能であると考えられる。この噛合い点における強制力は、ギヤノイズ特有の発生メカニズムに着目すると、例えば噛合い点における自己加振応答特性(例えば 力を与えた所でのその力に対する変位の特性)のレベルを増大させることで小さくすることができると考えられる。そうすると、従来では抑制していた副作用として生じる共振ピークの振動レベルを却って増大させることで歯車装置の振動を低減できる可能性がある。つまり、車両用振動低減装置の弾性部材として減衰の大きなゴム材を用いることが、必ずしも歯車装置の振動を低減する為の最良の方法であるとは言えない可能性がある。本発明は、このような知見に基づいて見出されたものである。尚、上述したような課題は未公知であり、ギヤノイズ特有の発生メカニズムに着目して効率良く歯車装置の振動を抑制することについて未だ提案されていない。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、効率良く歯車装置の振動を抑制することができる車両用振動低減装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の要旨とするところは、(a) ギヤ対を介して動力を伝達する歯車装置の回転体或いはその歯車装置に動力伝達可能に連結された回転体に取り付けられてその歯車装置の振動を抑制する車両用振動低減装置であって、(b) 所定質量を持つ環状のマス部材と、(c) 前記マス部材と前記回転体との間に介在させられてその回転体と一体回転可能にそのマス部材をその回転体に支持する弾性部材とを備え、(d) 前記弾性部材は、ゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材であることにある。
このようにすれば、所定質量を持つ環状のマス部材と、そのマス部材と回転体との間に介在させられてその回転体と一体回転可能にマス部材を回転体に支持する弾性部材とを備えて歯車装置の振動を抑制する車両用振動低減装置において、前記弾性部材はゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材とされるので、弾性部材がゴム材料とされる場合と比較して、車両用振動低減装置を備える際の副作用として生じる歯車装置内のギヤ対における2つの共振ピークの振動レベルが抑制されない、すなわちギヤ対における振動振幅が大きくされる。そして、ギヤ対における振動振幅が大きくされることで、ギヤノイズ特有の発生メカニズムから、ギヤ対の噛合い点における強制力は小さくされる。このように、弾性部材として敢えてゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材を用いることでギヤ対の噛合い点における強制力がより小さくされるので、結果として、歯車装置の振動抑制効果が向上する。よって、効率良く歯車装置の振動を抑制することができる車両用振動低減装置が提供される。
ここで、好適には、前記バネ部材は、金属製のスプリングである。このようにすれば、弾性部材の減衰がゴム材料よりも適切に小さくされる。
また、好適には、前記バネ部材は、前記歯車装置自体の共振周波数帯において、前記ゴム材料と比較して、前記ギヤ対の噛合い点におけるそのギヤ対での振動振幅を増大させるものであり、前記ギヤ対での振動振幅が増大させられることにより、前記ゴム材料を用いる場合と比較して、前記ギヤ対の噛合い点における噛合い点強制力が低減されて、前記歯車装置の共振周波数帯における振動レベルが抑制される。このようにすれば、歯車装置の振動レベルを抑制したい共振周波数帯において、歯車装置の振動抑制効果が向上し、効率良く歯車装置の振動が抑制される。
また、好適には、前記車両用振動低減装置は、前記回転体の回転方向に作用するダイナミックダンパである。このようにすれば、回転体の回転方向すなわち動力伝達系における捩り方向の振動が適切に抑制される。
また、好適には、前記車両用振動低減装置は、前記回転体が軸心方向とは並行な方向にずれるその回転体の並進方向に作用するダイナミックダンパである。このようにすれば、回転体の並進方向(心ずれ方向)すなわち動力伝達系の並進方向の振動が適切に抑制される。
また、好適には、前記歯車装置は、駆動力源から出力された動力を駆動輪側へ伝達する車両用動力伝達装置の一部を構成するものである。この歯車装置としては、例えば良く知られた所謂ハイポイドギヤ式の減速歯車装置と所謂傘歯車式の差動歯車装置とを備える終減速機、トランスミッション、トランスファなどである。また、この歯車装置に動力伝達可能に連結されて車両用振動低減装置が取り付けられる前記回転体としては、例えば良く知られたプロペラシャフト、ドライブシャフト、プロペラシャフトの出力側と終減速機の入力側とを接続する為のフランジなどである。このようにすれば、実用的な車両用動力伝達装置において、効率良く歯車装置の振動を抑制することができる車両用振動低減装置が提供される。
また、好適には、前記駆動力源としては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関であるエンジンが広く用いられる。さらに、補助的な走行用動力源として、電動機等がこのエンジンに加えて用いられても良い。或いは、走行用駆動力源として電動機のみが用いられても良い。
本発明が適用された車両用振動低減装置を備えているFR形式の車両の動力伝達機構を説明する図である。 歯車装置が有しているギヤ対の模式図である。 ダイナミックダンパの機能を説明する為の図であって、(a)は振動系のモデルであり、(b)は振動抑制対象となる歯車装置の振動振幅特性である。 振動抑制対象となる終減速機の断面図及びダイナミックダンパの断面図の模式図である。 図4のダイナミックダンパにおけるA−A視断面図の模式図であり、比較の為に弾性部材としてゴム材料を用いた場合(従来例)も示している。 ギヤの噛合い点強制力によって生じるデファレンシャルキャリア(終減速機)の振動レベルを低減する数値シミュレーションを行う際の簡略化計算モデルである。 図6の簡略化計算モデルにおける数値シミュレーションの計算結果の一例であり、ダイナミックダンパ30を取り付けない場合である。 図6の簡略化計算モデルにおける数値シミュレーションの計算結果の一例であり、弾性部材として減衰の大きい材料であるゴム材が用いられたダイナミックダンパを取り付ける場合である。 図6の簡略化計算モデルにおける数値シミュレーションの計算結果の一例であり、弾性部材としてゴム材よりも減衰の小さい材料である金属スプリングが用いられたダイナミックダンパを取り付ける場合である。 回転方向に作用するダイナミックダンパの模式図である。 並進方向に作用するダイナミックダンパの模式図である。 回転方向及び並進方向の両方向に作用するダイナミックダンパの模式図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用振動低減装置を備えている前置エンジン後輪駆動(FR)形式の車両10の動力伝達機構を説明する図である。図1において、車両10は、動力源であるエンジン12と、左右1対の前輪14L、14Rと、エンジン12の出力回転を変速するための自動変速機16と、自動変速機16の出力軸から出力される駆動力を伝達するためのプロペラシャフト18と、後輪用駆動力分配装置として機能する終減速機20と、終減速機20により分配された駆動力を伝達するための左右1対の後輪車軸(ドライブシャフト)22L、22Rと、後輪車軸22L、22Rを介して駆動力が伝達される左右1対の後輪24L、24Rとを備えている。自動変速機16、プロペラシャフト18、終減速機20、及び後輪車軸22は、エンジン12から出力された動力を駆動輪である後輪24側へ伝達する車両用動力伝達装置の一部を構成するものである。また、自動変速機16や終減速機20は、ギヤ対を介して動力を伝達する歯車装置に相当する。また、プロペラシャフト18の出力側には例えば図示しないユニバーサルジョイントを介してプロペラシャフト18と一体回転するフランジ26P(図4参照)が備えられている。また、終減速機20の入力側には例えば終減速機20の入力部材として機能するピニオンシャフト28(図4参照)と一体回転するフランジ26D(図4参照)が備えられている。フランジ26P及びフランジ26Dは、プロペラシャフト18の出力側と終減速機20の入力側とを接続する為の接続フランジ26であり、終減速機20に動力伝達可能に連結された回転体に相当する。また、接続フランジ26には、終減速機20の振動を抑制する車両用振動低減装置としてのダイナミックダンパ30が接続フランジ26と一体回転するように取り付けられている。
ここで、ギヤノイズ特有の発生メカニズム、及び一般的なダイナミックダンパの機能について考察する。図2は、歯車装置が有しているギヤ対の模式図である。また、図3は、ダイナミックダンパの機能を説明する為の図であって、(a)は振動系のモデルであり、(b)は振動抑制対象となる歯車装置の振動振幅特性である。
図2において、歯車装置が有している一対のドライブギヤ及びドリブンギヤで構成されるギヤ対の各噛合い点A1、A2におけるドライブギヤ、ドリブンギヤの変位をそれぞれX1、X2とすると、噛合い伝達誤差TEは次式(1)で表される。そして、この噛合い伝達誤差TEによってギヤ噛合い点A1、A2に強制力(噛合い点強制力F1=−F2)が発生し、歯車装置が振動すると、その振動が車室内に伝達し、例えば振動や騒音(異音)として搭乗者に不快感を与える可能性がある。
TE=X1−X2 (=一定) ・・・(1)
上述したような振動や騒音が発生する問題に対して、図3(a)に示すようなダイナミックダンパを振動抑制対象となる歯車装置或いはその歯車装置に動力伝達可能に連結された回転体に付加することで、その振動抑制対象の振動振幅レベルを抑制できることが良く知られている。図3(a)に示すダイナミックダンパは、所定質量を持つマス部材mと、マス部材mと振動抑制対象との間に弾性部材KCとを備えている。このダイナミックダンパでは、振動抑制対象の共振周波数帯域において、振動抑制対象に作用する強制力(外力)Fに対する変位XすなわちコンプライアンスC(=X/F)を抑制するように、例えばマス部材mの所定質量と弾性部材KCのバネ定数k及び減衰係数cとがチューニングされる。図3(b)において、破線はダイナミックダンパ無しの場合であり、実線は弾性部材KCとしてゴム材等の減衰の大きい材料が用いられたダイナミックダンパ有りの場合であり、一点鎖線は弾性部材KCとして金属バネ等の減衰の小さい材料が用いられたダイナミックダンパ有りの場合である。図3(b)にも示すように、振動抑制対象の共振周波数帯域においてコンプライアンスCを抑制する為にダイナミックダンパを付加すると、その副作用として共振周波数帯を挟む高低両周波数帯に2つの共振ピークが現れる。図3(b)からも明らかなように、この2つの共振ピークの振動レベル(例えばコンプライアンスC)を抑制するには、弾性部材KCとして減衰の大きい材料を用いる方が有効である。その為、弾性部材KCには減衰の大きなゴム材料が用いられ、減衰の小さなバネ材は適用されない。尚、上記コンプライアンスCは、強制力Fを与えた所でのその強制力Fに対する変位Xの特性を見る場合には自己加振応答特性と称することもある。
ところで、歯車装置の振動を低減するには、上述したギヤノイズ特有の発生メカニズムを考えた場合、振動や騒音の元になる噛合い点強制力F1を小さくすることでも可能であると考えられる。そこで、歯車装置が備えるギヤ対における噛合い点強制力の発生メカニズムを考察する。図2に戻り、ギヤ対の各噛合い点A1、A2におけるドライブギヤ、ドリブンギヤの各コンプライアンスをそれぞれφ1、φ2とすると、ドライブギヤ、ドリブンギヤの変位X1、X2は次式(2)、(3)で表される。上記式(1)及びこれら式(2)、(3)と、作用・反作用の関係からF1=−F2となることとを考慮すれば、噛合い点強制力F1は次式(4)で表される。この式(4)中の(1/(φ1+φ2))は、(F=k×x)で示されるバネ定数kに相当するものであり、噛合い点動剛性Kdと称すものである。この式(4)より、噛合い点コンプライアンス(自己加振応答特性)φ1、φ2を大きくすれば、噛合い点強制力F1を小さくすることができることがわかる。つまり、噛合い点コンプライアンスφ1、φ2を大きくすることで、すなわち噛合い点動剛性Kd(=1/(φ1+φ2))を小さくすることで、歯車装置の振動抑制効果を向上させられる可能性がある。この噛合い点コンプライアンスφ1、φ2は、ダイナミックダンパを付加することの副作用として現れる2つの共振ピークの何れか、或いは両方を利用することで大きくすることができる。従って、ダイナミックダンパの弾性部材にゴム材料よりも減衰の小さい材料を適用することによって、副作用として現れる共振ピークのレベルすなわち噛合い点コンプライアンスφ1、φ2をより大きくすることが可能である。
X1=φ1×F1 ・・・(2)
X2=φ2×F2 ・・・(3)
F1=(1/(φ1+φ2))×TE ・・・(4)
本実施例は、上述したような観点に基づいて、ダイナミックダンパの弾性部材にゴム材料よりも減衰の小さい材料を敢えて用いるものである。以下に、終減速機20の振動を抑制する為にフランジ26に取り付けたダイナミックダンパ30の弾性部材としてゴム材料よりも減衰の小さいバネ材料を用いた場合について、弾性部材としてゴム材料を用いた場合と比較しながら、詳細に説明する。
図4は、振動抑制対象となる終減速機20の断面図及びダイナミックダンパ30の断面図の模式図である。また、図5は、図4のダイナミックダンパ30におけるA−A視断面図の模式図であり、比較の為に弾性部材としてゴム材料を用いた場合(従来例)も示している。
図4において、終減速機20は、よく知られた所謂ハイポイドギヤ式の減速歯車装置32と、所謂傘歯車式の差動歯車装置34とを備えており、例えば、プロペラシャフト18等を介して伝達された回転の速度を減速しつつ駆動力を増大すると共に、その回転を左右の駆動輪24に相互の回転速度差を許容しつつ伝達する。本実施例における終減速機20は、FR(フロントエンジン・リアドライブ)車両に好適に用いられるものであって、プロペラシャフト18の出力端にフランジ26P、26Dを介して連結され、後輪24の車軸22上に配置されている。減速歯車装置32及び差動歯車装置34は、マウントブラケット36及び図示しないマウントを介して車両10に弾性支持される共通のハウジングとしてのデファレンシャルキャリア38内にそれぞれ配設されており、そのデファレンシャルキャリア38内に所定量だけ貯留された潤滑油により潤滑させられるようになっている。尚、減速歯車装置32は、上述のようにハイポイドギヤ式であり、相互に平行でなく且つ交わらない2軸心、すなわち後述のピニオンギヤ48の軸心C1とデファレンシャルリングギヤ50の軸心C2との間で回転を伝えるものであるが、図1では、便宜上、上記軸心C1と軸心C2とを共通の平面内に示している。
差動歯車装置34は、デファレンシャルキャリア38内において一対のサイドベアリング40、42を介して後輪の車軸22の入力軸に略同心である軸心C2まわりの回転可能に支持されたデファレンシャルケース44と、そのデファレンシャルケース44内に配設された所謂傘歯車式の差動機構46とを含んで構成されている。差動歯車装置34は、終減速機20の機能のうち、減速歯車装置32から伝達された回転を左右の駆動輪すなわち後輪24に相互の回転速度差を許容しつつ分配する機能を受け持っている。尚、後述のデファレンシャルリングギヤ50は、差動歯車装置34の入力部材として機能している。
減速歯車装置32は、所謂ハイポイドギヤ式の減速機構として機能する減速歯車対として、減速小歯車としてのピニオンギヤ(ハイポイド小歯車)48と、そのピニオンギヤ48に対して動力伝達経路の下流側に配置させられ、ピニオンギヤ48よりも大径に設けられると共にそのピニオンギヤ48と噛み合わされた減速大歯車としてのデファレンシャルリングギヤ(ハイポイド大歯車)50とから成るハイポイドギヤ対52を備えている。減速歯車装置32は、終減速機20の機能のうち、伝達された回転の速度を減速しつつ駆動力を増大する機能を受け持っており、その減速された回転が、上述のように差動歯車装置34の入力部材としても機能するデファレンシャルリングギヤ50を介して、差動歯車装置34に伝達されるようになっている。
デファレンシャルリングギヤ50は、デファレンシャルケース44に複数のボルト54により締着され、そのデファレンシャルケース44と共に軸心C2まわりに回転させられるようになっている。また、ピニオンギヤ48は、ピニオンシャフト28の一端すなわち車両における後方側においてそのピニオンシャフト28よりも大径に且つそのピニオンシャフト28と一体的に設けられたものであり、ピニオンシャフト28と共にドライブピニオン56を構成している。
ドライブピニオン56は、デファレンシャルキャリア38内において、一対のテーパードローラベアリング(円すいころ軸受、斜接型軸受)58、60により、軸心C1まわりの回転可能に支持されている。また、ドライブピニオン56は、その他端すなわち車両における前方側にフランジ26Dを介してプロペラシャフトの出力側のフランジ26Pが連結されており、プロペラシャフト18により回転駆動されるようになっている。
以上のように構成される終減速機20は、例えば車両の駆動に際して、プロペラシャフト18を介してドライブピニオン56に伝達された回転(駆動力)を、デファレンシャルリングギヤ50、デファレンシャルケース44、及び差動機構46を介して左右の駆動輪24に伝達する。この際、ドライブピニオン56(ピニオンギヤ48)とデファレンシャルリングギヤ50との噛合い点aでは、噛合い伝達誤差TEが生じており、噛合い点強制力Fが発生している。このような噛合い点強制力Fの発生によりデファレンシャルキャリア38(終減速機20)が振動させられる。ダイナミックダンパ30は、このような終減速機20の振動を抑制する為にフランジ26Dのフランジ基部26D1にそのフランジ26Dと一体回転するように取り付けられている。
図4、5に示すように、ダイナミックダンパ30は、所定質量を持つ環状のマス部材(イナーシャリング)30aと、マス部材30aとフランジ基部26D1との間に介在させられてフランジ基部26D1と一体回転可能にマス部材30aをフランジ26Dに支持する弾性部材30bとを備えている。本実施例の弾性部材30bには、ゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材例えば金属製のスプリングSが用いられている。
図6は、ギヤの噛合い点強制力Fによって生じるデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動レベルを低減する数値シミュレーションを行う際の簡略化計算モデルである。また、図7〜9は、その数値シミュレーションの計算結果の一例である。図6及び図7〜9において、(1)はダイナミックダンパ30を取り付けない場合であり、(2)は弾性部材として減衰の大きい材料であるゴム材が用いられたダイナミックダンパを取り付ける場合であり、(3)は弾性部材30bとしてゴム材よりも減衰の小さい材料である金属スプリングSが用いられたダイナミックダンパ30を取り付ける場合である。図6の(2)、(3)において、弾性部材を回転方向バネ要素としてモデル化しており、両者の違いは減衰の大小のみである。図7〜9において、ハイポイドギヤ対52の各噛合い点d、rにおけるドライブピニオン56(ピニオンギヤ48)、デファレンシャルリングギヤ50の各コンプライアンスをそれぞれφ1(ドラピン側)、φ2(リングギヤ側)とする。そして、(a)は、その各噛合い点コンプライアンスφ1、φ2の各位相を示している。また、(b)は、各噛合い点コンプライアンスφ1、φ2及び上記位相を加味して複素数計算した(φ1+φ2)を示している。また、(c)は、噛合い点動剛性Kd(=1/(φ1+φ2))の計算結果を示している。この噛合い点動剛性Kdに噛合い伝達誤差TEを掛け合わせると噛合い点強制力Fとなる(上記式(4)参照)。また、(d)は、ハイポイドギヤ対52の噛合い点からデファレンシャルキャリア38へ伝達される振動伝達特性TFであって、簡略化計算モデルに用いた終減速機固有の特性であり、図7〜9の各場合に拘わらず共通のものが用いられる。また、(e)は、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動レベルA(=TF×Kd×TE)の計算結果である。つまり、振動伝達特性TFと噛合い点強制力Fとを掛け合わせたものである。尚、ここではTE=1として計算している為、上記(c)における噛合い点動剛性Kdと上記(d)における振動伝達特性TFとを掛け合わせた計算結果となっている。
図9(b)に示すように、弾性部材30bとしてゴム材よりも減衰の小さい材料である金属スプリングSを用いた本実施例では、弾性部材として減衰の大きい材料であるゴム材を用いた図8(b)に示す従来例と比較して、ダイナミックダンパ30を取り付けない場合のベースとなるデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の共振周波数帯(網囲み)において、噛合い点コンプライアンス(φ1+φ2)のゲインが更に5dB程度大きくされる。つまり、本実施例では、ベースよりも大きくされた従来例と比較してドライブピニオン56の振動振幅が更に大きくされる。尚、本実施例及び従来例とも、図3(b)に示すような2つの共振ピークの両方或いは何れかを、ダイナミックダンパ30を取り付けない場合のベースにおける共振ピークよりも大きくすることで図8(b)、図9(b)の状態を実現できる。また、ゴム材よりも減衰の小さい金属スプリングSを用いてその共振ピークを従来例よりも大きくできることで、図9(b)の状態を実現できる。
そして、図9(c)に示すように、本実施例では、ベースよりも小さくされた従来例と比較して噛合い点動剛性Kdが更に5dB程度小さくされる。つまり、本実施例では、従来例と比較してハイポイドギヤ対52における噛合い点強制力Fが更に小さくされる。これにより、図9(c)に示すように、本実施例では、ベースよりも小さくされた従来例と比較してデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動レベルAが更に5dB程度小さくされる。このように、弾性部材30bとしてゴム材料よりも減衰が小さい金属製のスプリングSを用いることで、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動抑制効果を向上することができる。
見方を換えれば、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の共振周波数帯において、ゴム材と比較して、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点コンプライアンス(φ1+φ2)すなわち振動振幅レベルをより増大させることができる減衰の小さいバネ部材(特には金属製のスプリング)を弾性部材30bとして用いるのである。そして、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aでの振動振幅が増大させられることにより、ゴム材料を用いる場合と比較して、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点強制力Fが低減されて、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の共振周波数帯における振動レベルAが抑制される。
図10は、図6の簡略化計算モデルで回転方向バネ要素としてモデル化した弾性部材30bをより具現化した模式図である。つまり、回転方向に作用するダイナミックダンパ30の模式図である。図10では、回転体の回転方向すなわち動力伝達系における捩り方向の振動が適切に抑制されるように弾性部材30bが配設される。例えば、図10(a)では、弾性部材30bとしての各金属スプリング62の作用方向が略円周方向となるように、その金属スプリング62が円周方向に所定の間隔で複数配置されている。また、図10(b)では、弾性部材30bとしての各金属製板バネ64の幅方向が円周方向と略直交するように、その金属製板バネ64が円周方向に所定の間隔で複数配置されている。
また、ダイナミックダンパ30は、上述した回転方向に作用するのみでなく、ダイナミックダンパ30を取り付ける回転体がその軸心方向とは並行な方向にずれる回転体の並進方向に作用するものであっても振動抑制効果を向上することができる。図11は、並進方向に作用するダイナミックダンパ30の模式図である。図11では、回転体の並進方向(心ずれ方向)すなわち動力伝達系の並進方向の振動が適切に抑制されるように弾性部材30bが配設される。例えば、図11(a)では、弾性部材30bとしての各金属スプリング66の作用方向が略径方向となるように、その金属スプリング66が円周方向に所定の間隔で複数配置されている。また、図11(b)では、弾性部材30bとしての各金属製U字型板バネ68の作用方向が略径方向となるように、その金属製U字型板バネ68が円周方向に所定の間隔で複数配置されている。
また、ダイナミックダンパ30は、上述した回転方向或いは並進方向に作用するのみでなく、回転方向及び並進方向の両方向に作用するものであっても振動抑制効果を向上することができる。図12は、回転方向及び並進方向の両方向に作用するダイナミックダンパ30の模式図である。図12では、回転体の回転方向及び並進方向の振動が適切に抑制されるように弾性部材30bが配設される。例えば、図12(a)では、作用方向が略円周方向となる金属スプリング62及び作用方向が略径方向となる金属スプリング66が円周方向に所定の間隔で交互に配置されている。また、図12(b)では、弾性部材30bとしての各金属製コイルバネ70の作用方向が略円周方向及び略径方向となるように、その金属製コイルバネ70が円周方向に所定の間隔で配置されている。
上述のように、本実施例によれば、所定質量を持つ環状のマス部材30aと、マス部材30aとフランジ26Dとの間に介在させられてフランジ26Dと一体回転可能にマス部材30aをフランジ26Dに支持する弾性部材30bとを備えてデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動を抑制するダイナミックダンパ30において、弾性部材30bはゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材とされるので、弾性部材30bがゴム材料とされる場合と比較して、ダイナミックダンパ30を備える際の副作用として生じるデファレンシャルキャリア38(終減速機20)内のハイポイドギヤ対52における2つの共振ピークの振動レベルが抑制されない、すなわちハイポイドギヤ対52の噛合い点aでの振動振幅が大きくされる。そして、ハイポイドギヤ対52における振動振幅が大きくされることで、ギヤノイズ特有の発生メカニズムから、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点強制力Fは小さくされる。このように、弾性部材30bとして敢えてゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材を用いることでハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点強制力Fがより小さくされるので、結果として、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動抑制効果が向上する。よって、効率良くデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の共振周波数帯における振動レベルを抑制することができるダイナミックダンパ30が提供される。
また、本実施例によれば、前記バネ部材は、金属製のスプリングSであるので、弾性部材30bの減衰がゴム材料よりも適切に小さくされる。
また、本実施例によれば、前記バネ部材は、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)自体の共振周波数帯において、ゴム材料と比較して、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点コンプライアンス(φ1+φ2)すなわち振動振幅レベルをより増大させるものであり、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aでの振動振幅が増大させられることにより、ゴム材料を用いる場合と比較して、ハイポイドギヤ対52の噛合い点aにおける噛合い点強制力Fが低減されて、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の共振周波数帯における振動レベルAが抑制されるので、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動レベルを抑制したい共振周波数帯において、デファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動抑制効果が向上し、効率良くデファレンシャルキャリア38(終減速機20)の振動が抑制される。
また、本実施例によれば、ダイナミックダンパ30は、回転体の回転方向に作用するダイナミックダンパであるので、回転体の回転方向すなわち動力伝達系における捩り方向の振動が適切に抑制される。
また、本実施例によれば、ダイナミックダンパ30は、回転体が軸心方向とは並行な方向にずれるその回転体の並進方向に作用するダイナミックダンパであるので、回転体の並進方向(心ずれ方向)すなわち動力伝達系の並進方向の振動が適切に抑制される。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、車両用振動低減装置としてのダイナミックダンパ30をフランジ26Dに取り付けて終減速機20の振動を抑制したが、終減速機20における振動抑制効果が得られるのであれば、終減速機20に動力伝達可能に連結されたフランジ26D以外の他の回転体に取り付けても良い。例えば、フランジ26Pやプロペラシャフト18や車軸(ドライブシャフト)22に取り付けても良い。尚、フランジ26Dを終減速機20を構成する回転体と見るならば、終減速機20自体の回転体に取り付けることも可能となる。
また、前述の実施例では、 振動抑制対象となる歯車装置は終減速機20であったが、ギヤ対を介して動力を伝達する歯車装置であれば本発明は適用され得る。つまり、終減速機20のギヤ対で発生する噛合い点強制力Fのみでなく、他の歯車装置のギヤ対で発生する噛合い点強制力Fに対しても同様の効果が得られる。振動抑制対象となる他の歯車装置としては、例えばトランスミッション(例えば自動変速機16)やトランスファなどである。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
18:プロペラシャフト(回転体)
20:終減速機(歯車装置)
22:車軸(回転体)
26P、26D:フランジ(回転体)
30:ダイナミックダンパ(車両用振動低減装置)
30a:マス部材
30b:弾性部材
52:ハイポイドギヤ対(ギヤ対)
62:金属スプリング(バネ部材)
64:金属製板バネ(バネ部材)
66:金属スプリング(バネ部材)
68:金属製U字型板バネ(バネ部材)
70:金属製コイルバネ(バネ部材)
S:スプリング(バネ部材)

Claims (5)

  1. ギヤ対を介して動力を伝達する歯車装置の回転体或いは該歯車装置に動力伝達可能に連結された回転体に取り付けられて該歯車装置の振動を抑制する車両用振動低減装置であって、
    所定質量を持つ環状のマス部材と、
    前記マス部材と前記回転体との間に介在させられて該回転体と一体回転可能に該マス部材を該回転体に支持する弾性部材とを備え、
    前記弾性部材は、ゴム材料よりも減衰が小さいバネ部材であることを特徴とする車両用振動低減装置。
  2. 前記バネ部材は、金属製のスプリングであることを特徴とする請求項1に記載の車両用振動低減装置。
  3. 前記バネ部材は、前記歯車装置自体の共振周波数帯において、前記ゴム材料と比較して、前記ギヤ対の噛合い点における該ギヤ対での振動振幅を増大させるものであり、
    前記ギヤ対での振動振幅が増大させられることにより、前記ゴム材料を用いる場合と比較して、前記ギヤ対の噛合い点における噛合い点強制力が低減されて、前記歯車装置の共振周波数帯における振動レベルが抑制されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用振動低減装置。
  4. 前記車両用振動低減装置は、前記回転体の回転方向に作用するダイナミックダンパであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用振動低減装置。
  5. 前記車両用振動低減装置は、前記回転体が軸心方向とは並行な方向にずれる該回転体の並進方向に作用するダイナミックダンパであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用振動低減装置。
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CN109103017A (zh) * 2018-08-28 2018-12-28 桂林电子科技大学 用于电力电容器减振降噪的金属橡胶减振器及其设置方法

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