JP2010189771A - エレクトロスピニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数のノズルをターゲット電極に対向して配置した場合にも、各ノズルに均一量のポリマー溶液を安全に供給することができ、ナノファイバの繊維径を一定に維持しつつ処理速度の高速化を実現する。
【解決手段】それぞれが80本のノズル111を水平方向に沿って配列した5個のノズルダイ11を、ノズル111の配列方向に直交する方向に沿って積層して配置した。各ノズルダイ11に個別のギアポンプ21を介してポリマー溶液を供給する。ギアポンプ21は、全体を絶縁性材料で形成した。各ノズルダイ11を分割し、20本のノズル111毎に電源部5から高電圧を印加する。
【選択図】 図1
【解決手段】それぞれが80本のノズル111を水平方向に沿って配列した5個のノズルダイ11を、ノズル111の配列方向に直交する方向に沿って積層して配置した。各ノズルダイ11に個別のギアポンプ21を介してポリマー溶液を供給する。ギアポンプ21は、全体を絶縁性材料で形成した。各ノズルダイ11を分割し、20本のノズル111毎に電源部5から高電圧を印加する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エレクトロスピニング法によるナノファイバの製造に用いられるエレクトロスピニング装置に関する。
単繊維径がナノオーダーのナノファイバを製造する方法として、エレクトロスピニング法が知られている。エレクトロスピニング法では、プラス極性の高電圧が印加されたポリマー溶液をマイナス極性に帯電したターゲット電極に飛散させ、この間にポリマーを繊維化させる。ターゲット電極に対するポリマー溶液の飛散を継続することで、ターゲット電極の表面にナノファイバの不織布が形成される。また、ターゲット電極の前面に配置された基布の繊維が、ナノファイバによってコーティングされる。
エレクトロスピニング法を用いたナノファイバの製造装置として、導電性のノズルからポリマー溶液をターゲットに向けて吐出させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。この装置では、チューブポンプ又はシリンジにより、ポリマー溶液がノズルに供給される。高圧電源にノズルを接続することで、ノズルを介してポリマー溶液にプラス極性の高電圧を印加し、ポリマー溶液をノズルからターゲット電極に飛散させる。
また、周囲から電極が放射状に延出した回転体をポリマー溶液槽の上部で回転させ、各電極に付着したポリマー溶液を回転体の上方のターゲット電極に向けて飛散させるものもある(例えば、引用文献2参照。)。
ナノファイバの製造速度は、ターゲットに対するポリマー溶液の飛散量に影響される。このため、導電性のノズルを用いた装置でナノファイバの製造速度を高速化しようとすると、ノズルの本数を増やす必要があるが、チューブポンプ又はシリンジによっては、多数のノズルのそれぞれに均一量のポリマー溶液を供給することが難しい。特に、チューブポンプやシリンジは、溶液の粘度によってポリマー溶液の供給量が変化し易く、高粘度のポリマー溶液を安定して供給することができない。一方、ポリマー溶液槽の上部で電極を回転させる装置では、回転体に設ける電極数を増やすことでナノファイバの製造速度を高速化できるが、各電極へのポリマー溶液の付着量を制御することが難しい。また、電極の回転位置によってターゲット電極との距離が変化するため、ナノファイバの繊維径の均一化が難しい。
この発明の目的は、多数のノズルをターゲット電極に対向して配置した場合にも、各ノズルに均一量のポリマー溶液を安全に供給することができ、ナノファイバの繊維径を一定に維持しつつ製造速度の高速化を実現できるエレクトロスピニング装置を提供することにある。
この発明に係るエレクトロピニング装置は、複数のノズルダイ、複数の定量ポンプ、ターゲット電極、高圧電源を備えている。複数のノズルダイのそれぞれは、絶縁性材料を素材として形成され、複数の導電性のノズルを所定の配列方向に沿って配置し、各ノズルに至るポリマー溶液の供給経路が形成されている。複数のノズルダイは、ノズルの配列方向に直交する方向に積層して配置されている。また、複数のノズルダイのそれぞれは、各ノズルを高圧電源に接続する電極部材を備えている。複数の定量ポンプは、それぞれ絶縁性材料を素材として形成されている。複数の定量ポンプのそれぞれは、各ノズルダイに対応して配置され、各ノズルダイにナノファイバの材料となるポリマー溶液を供給する。ターゲット電極は、ノズルダイとの間に所定の間隔で配置される。高圧電源は、各ノズルダイの電極部材をプラス側としてターゲット電極との間に高電圧を印加する。
この構成によれば、それぞれが複数のノズルを所定の配列方向に沿って配置した複数のノズルダイが所定の配列方向に直交する方向に積層して配置され、ターゲット電極に多数のノズルがマトリックス状に対向する。複数のノズルダイのそれぞれには、個別の定量ポンプからポリマー溶液が供給されるとともに、個別の電極部材を介して高圧電源から高電圧が印加される。このため、各ノズルダイに配置されている複数のノズルのそれぞれにはポリマー溶液が均一に供給されるとともに高電圧が均一に印加され、各ノズルから均一な量のポリマー溶液がターゲット電極に飛散し、均一の繊維径のナノファイバが多量に形成される。複数のノズルダイ及び複数の定量ポンプが絶縁性材料で構成されているため、電極部材を介してノズルに印加された高電圧が漏電することがない。
この構成において、定量ポンプをギアポンプで構成することが好ましい。ギアポンプは比較的簡単な構成であるため、全体を絶縁性材料で形成することが容易になる。また、ギアの回転速度を制御することで、ノズルダイに対するポリマー溶液の供給量を粘度に拘らず容易に調整することができる。
また、各ノズルダイに配置される電極部材は、複数のノズルが嵌合する複数の孔部を備えた電極板であって、各ノズルダイにおけるターゲット電極に対向する面に配置される電極板とすることが好ましい。高圧電源と各ノズルダイに配置された複数のノズルのそれぞれとを容易に接続できるとともに、各ノズルダイに配置されている複数のノズルを一組として各ノズルのそれぞれに、単一の電極板から高電圧を安定して印加することができる。
さらに、複数のノズルダイをノズルの配列方向に沿って往復移動させる移動機構を備えることが好ましい。多数のノズルからポリマー溶液を飛散させている間に複数のノズルダイをノズルの配列方向に沿って往復移動させることで、ノズルの配列方向におけるナノファイバの形成量を均一化することができる。
加えて、ノズルダイとターゲット電極との間でシート体を複数のノズルダイの積層方向に沿って移動させる搬送手段を備えることが好ましい。シート体の表面にナノファイバの不織布を高速で形成することができる。
この搬送手段は、供給軸と巻取軸とをノズルの配列方向に平行にして回転自在に配置し、供給軸から繰り出した基布をノズルダイとターゲット電極との間を経由して巻取軸に巻き取るものとすることができる。基布の繊維をナノファイバによって被覆する処理を高速で行うことができる。
この発明によれば、多数のノズルをターゲット電極に対向して配置した場合にも、各ノズルに均一量のポリマー溶液を安全に供給することができ、ナノファイバの繊維径を一定に維持しつつ製造速度の高速化を実現できる。
図1は、この発明の実施形態に係るエレクトロスピニング装置の側面断面図である。エレクトロスピニング装置10は、一例として、基布を構成する繊維をナノファイバでコーティング処理するものであり、ノズル部1、供給部2、ターゲット部3、基布搬送機構4、電源部5によって構成されている。
ノズル部1は、一例として5個のノズルダイ11、支持台12、リニアガイド13、エアーノズル14を備えている。5個のノズルダイ11は、上下方向に積層されている。各ノズルダイ11は、水平方向(この発明の配列方向である。)に一例として80本のノズル111を一列に配置して備えている。支持台12は、5個のノズルダイ11を支持し、リニアガイド13に沿って前後方向に移動自在にされている。エアーノズル14は、5個のノズルダイ11の左右側方に配置されており、ノズル111からのポリマー溶液の飛散方向を制限する。
供給部2は、ギアポンプ21、タンク22を5個ずつ備えている。各ギアポンプ21は、ナノファイバの材料となるポリマー溶液を各タンク22を介してノズル部1に供給する。ギアポンプ21及びタンク22は、5個のノズルダイ11のそれぞれに対応して備えられている。
ターゲット部3は、5個のターゲット電極31、絶縁板32を備えている。5個のターゲット電極31は、それぞれ導電性の帯状材料で構成され、絶縁板32のノズル部1に対向する面に上下方向に並べて貼着されている。5個のターゲット電極31のそれぞれは、5個のノズルダイ11のそれぞれに配置されたノズル111に対向する。
基布搬送機構4は、供給軸41、巻取軸42、複数の搬送ローラ43、モータ44〜46を備えている。供給軸41、巻取軸42、複数の搬送ローラ43は、ノズルダイ11における複数のノズル111の配列方向に平行に配置されている。モータ44は供給軸41に回転を供給する。モータ45は、巻取軸42に回転を供給する。モータ46は、複数の搬送ローラ43に回転を供給する。モータ44〜46を駆動すると、供給軸41、巻取軸42、複数の搬送ローラ43の回転により、供給軸41の周面に巻回されている未処理の基布Wが、ノズル111とターゲット電極31との間を上方から下方に向かって通過しつつ巻取軸42の周面に巻き取られる。
電源部5は、ノズル111とターゲット電極31との間に、ノズル111をプラス側にして所定の高電圧を印加する。
基布搬送機構4によって基布Wを搬送し、かつ供給部2からノズル部1にポリマー溶液を供給し、電源部5によってノズル111とターゲット電極31との間に高電圧を印加すると、各ノズル111からターゲット電極31に向かってポリマー溶液が飛散する。この間にポリマー溶液がナノオーダーの径の繊維に分散し、基布Wを構成する繊維の表面をコーティングする。
各ノズルダイ11における複数のノズル111の配列方向は基布Wの搬送方向に直交しており、複数のノズル111の配列範囲は基布Wの搬送方向に直交する方向の全幅をカバーしている。また、それぞれが複数のノズル111を備えた複数のノズルダイ11が基布Wの搬送方向に沿って積層して配置されている。したがって、マトリクス状に配置された多数のノズル111から基布Wに対してナノファイバを飛散させることができ、基布Wの搬送速度を速くしても、基布Wの繊維を十分な量のナノファイバでコーティング処理できる。
なお、ノズル部1及びターゲット部3は、ダクト7,8を介して図示しない排気装置に接続されている。飛散中及び基布Wに付着後にポリマー溶液から蒸発した溶剤は、ダクト7,8を経由して排気装置によって排気される。
また、ターゲット部3には、ヒータ9が配置されている。ヒータ9は、基布Wの繊維にコーティングされたナノファイバからの溶剤の蒸発を促し、コーティング処理済みの基布Wを乾燥させる。
さらに、支持台12は、5個のノズルダイ11を一体的に水平方向に往復移動自在に支持しており、移動機構15を備えている。移動機構15は、モータ151の回転を、例えば図示しないピニオンギア及びラックギアを介して、5個のノズルダイ11を固定した固定台16に伝達する。基布に対するコーティング処理中にモータ151を正逆転方向に回転させることで、5個のノズルダイ11を固定台16とともに水平方向に往復移動させ、ノズル111の配列方向におけるナノファイバの形成量を均一化することができる。
図2(A)及び(B)は、エレクトロスピニング装置のノズル部を構成するノズルダイ部品の側面図及び正面図である。上述のように、ノズル部1は、5個のノズルダイ11を上下5段に積層して備えている。各ノズルダイ11は、4個のノズルダイ部品112を水平方向に並設して構成されている。各ノズルダイ部品112は、ともに例えばテトラフルオロエチレン等の絶縁性材料を素材とする上側部材112A及び下側部材112Bで構成されている。
上側部材112Aは、前面に一例として20個のノズル111、電極板113を備えている。電極板113は、導電性平板で構成され、それぞれにノズル111が嵌合する20個の孔部1131を備え、上側部材112Aの前面に貼着されている。
ノズル111は、上側部材112Aの前面に孔部1131を貫通した状態で止め具111Aを介して固定される。ノズル111は、例えばステンレス等の導電性材料を素材とする一例として内径0.8mmの円筒体である。
上側部材112Aには、内部に20本の給液経路1121が形成されている。給液経路1121は、上側部材112Aの内部で側面視において直角に屈曲しており、上側部材112Aの底面と前面とに開放している。ノズル111は、上側部材112Aの前面で給液経路1121に連通している。
20本のノズル111には、1枚の電極板113を介して電源部5から高電圧が印加される。このため、20本のノズル111のそれぞれに均一に高電圧を印加することができ、20本のノズル111からのポリマー溶液の飛散状態を均一にすることができる。
ノズル部1に配置される合計20個のノズルダイ部品112のそれぞれに備えられる電極板113を個別に電源部5に接続することで、ノズル部1に配置される合計400本のノズル111を20本ずつを1組として20組に分割し、20本ずつのノズル111を電源部5に接続する。これによって、合計400本のノズル111のそれぞれから、均一な状態でポリマー溶液を飛散させることができる。
図3は、ノズルダイ部品を構成する下側部材の平面図である。下側部材112Bは、4本の内部給液経路1122、4組の上面給液経路1123を備えている。図2(A)に示したように、各内部給液経路1122は、下側部材112Bの内部で側面視において直角に屈曲しており、下側部材112Bの背面112BRと上面112BTとに開放している。
各上面給液経路1123は、主経路1123A、副経路1123B及び1123Cからなる。主経路1123Aは、一例として半径2mmの半円形断面を呈し、副経路1123B,1123Cは、一例として半径1.5mmの半円形断面を呈している。上面給液経路1123は、上面112BTに開放している。
主経路1123Aは、上面112BTで内部給液経路1122からノズル111の配列方向(矢印X方向)に沿って2方向に分岐した後、下側部材112Bの前後方向(矢印Y方向)に沿って前面112BF側に屈曲している。図2に示すように、主経路1123Aの背面112BR側には、給液パイプ23が接続される。
副経路1123Bは、主経路1123Aの2つの屈曲部のそれぞれから矢印X方向に沿って延出した後、矢印Y方向に沿って前面112BF側に屈曲している。副経路1123Cは、主経路1123Aの前面112BF側の2つ端部のそれぞれ矢印X方向に沿って延出した後、矢印Y方向に沿って3箇所から前面112BF側に屈曲している。
図2に示すように、下側部材112Bの上面112BTに上側部材112Aが接合されると、上面給液経路1123の上面が上側部材112Aの底面によって被覆される。また、副経路1123B,1123Cのそれぞれが、給液経路1121のそれぞれに連通する。
給液パイプ23を経由して供給部2から供給されたポリマー溶液は、主経路1123Aから副経路1123B及び副経路1123Cを経由して給液経路1121に導かれ、ノズル111に達する。
図4(A)及び(B)は、エレクトロスピニング装置の供給部の平面図及び側面図である。供給部2は、前述のギアポンプ21、タンク22及び給液パイプ23に加えて、モータ24、給液管25を備えている。
ギアポンプ21は、ボディ及びギアを含む全体を例えばテトラフルオロエチレン等の絶縁性材料を素材として形成されている。ギアポンプ21に代えて他の定量ポンプを用いることもできる。しかし、ギアポンプ21は、構成が比較的単純で全体を絶縁性材料で構成することが容易であり、ギアの回転速度を制御することでポリマー溶液の供給量を容易に調整できるため、他の定量ポンプよりも好適である。
ギアポンプ21は、吸込口が給液管25を介してタンク22に接続されており、吐出口が給液パイプ23を介してノズル部1に接続されている。タンク22は、ナノファイバの素材となるポリマー溶液を貯留している。
モータ24は、回転軸の回転をプーリー241,232及びベルト243を介して回転軸245に伝達する。回転軸24は軸受244に軸支されており、ギアポンプ21のギアに接続されている。モータ24を駆動することによってギアポンプ21のギアが回転し、タンク22内のポリマー溶液がギアポンプ21を介してインク部1に供給される。
タンク22内の上部には、図示しないエアー供給部から精密減圧弁を介して一例として0.02Mpaの圧力でエアーが供給されている。精密減圧弁の圧力は、ポリマー溶液の粘度に応じて0〜0.1Mpaの範囲で調整できる。タンク22内のポリマー溶液は、エアー供給による加圧によって粘度に関係なく一定の流量で供給管25を介してギアポンプ21に供給される。
供給部2は、ギアポンプ21及びテーブル27を含めてモータ24以外の部材が全て絶縁性材料で構成さており、ノズル部1に供給される高電圧が供給部2において漏電することがない。また、モータ24は、絶縁性材料で形成された容器26内に収納されており、漏電やスパークによる影響を容器26外に与えることがない。これによって、ナノファイバによる基布のコーティング処理を安全に行うことができる。
図5は、この発明の別の実施形態に係るエレクトロスピニング装置の側面図である。この実施形態に係るエレクトロスピニング装置100は、ナノファイバの不織布を形成するものである。このため、エレクトロスピニング装置100は、エレクトロスピニング装置10の基布搬送機構4を省略し、モータ46の駆動による搬送ローラ43の回転により、例えばアルミニウム等のシートSをノズル部1とターゲット電極31との間に往復搬送する。その他の構成は、エレクトロスピニング装置10と同様である。
モータ46の駆動により、シートSを往復移動させつつ電源部5からノズル111をプラス側にしてノズル111とターゲット電極31との間に高電圧を印加することで、シートSの表面にナノファイバの不織布を形成することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1−ノズル部
2−供給部
3−ターゲット部
4−基布搬送機構
5−電源部
10−エレクトロスピニング装置
11−ノズルダイ
15−移動機構
21−ギアポンプ(定量ポンプ)
31−ターゲット電極
111−ノズル
113−電極板
2−供給部
3−ターゲット部
4−基布搬送機構
5−電源部
10−エレクトロスピニング装置
11−ノズルダイ
15−移動機構
21−ギアポンプ(定量ポンプ)
31−ターゲット電極
111−ノズル
113−電極板
Claims (6)
- それぞれが絶縁性材料を素材として形成され、前面に複数の導電性のノズルを所定の配列方向に沿って配置し、背面側から各ノズルに至るポリマー溶液の供給経路が形成された複数のノズルダイであって、前記配列方向に直交する方向に積層された複数のノズルダイと、
前記複数のノズルダイのそれぞれに備えられ、前記複数のノズルに接続された電極部材と、
それぞれ絶縁性材料を素材として形成され、前記複数のノズルダイのそれぞれに対応して配置され、各ノズルダイにナノファイバの材料となるポリマー溶液を供給する複数の定量ポンプと、
前記複数のノズルダイの前面に対向して配置されたターゲット電極と、
前記電極部材をプラス側にして前記電極部材と前記ターゲット電極との間に高電圧を印加する高圧電源と、を備えたエレクトロスピニング装置。 - 前記定量ポンプは、ギアの回転速度に応じた量のポリマー溶液を吐出するギアポンプである請求項1に記載のエレクトロスピニング装置。
- 前記電極部材は、前記複数のノズルダイのそれぞれの前面に配置され、前記複数のノズルのそれぞれが嵌合する複数の孔部を備えた電極板である請求項1又は2に記載のエレクトロスピニング装置。
- 前記複数のノズルダイを前記配列方向に沿って往復移動させる移動機構を備えた請求項1乃至3の何れかに記載のエレクトロスピニング装置。
- 前記ノズルダイと前記ターゲット電極との間でシート体を前記複数のノズルダイの積層方向に沿って移動させる搬送手段を備えた請求項1乃至4の何れかに記載のエレクトロスピニング装置。
- 供給軸と巻取軸とを前記配列方向に平行にして回転自在に配置し、前記供給軸から繰り出した基布を前記ノズルダイと前記ターゲット電極との間を経由して前記巻取軸に巻き取る基布搬送手段を備えた請求項1乃至4の何れかに記載のエレクトロスピニング装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120501 |