JP6378229B2 - ノズルヘッド、および電界紡糸装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ノズルヘッド、および電界紡糸装置に関する。
エレクトロスピニング法(電界紡糸法、電荷誘導紡糸法などとも称される)により、微細なファイバを部材の表面に堆積させる電界紡糸装置がある。
電界紡糸装置には、原料液を排出するノズルが設けられている。この場合、ノズルの数を増やせば生産性を向上させることができる。そのため、複数の針状ノズルを備えたニードル型ノズルヘッドが提案されている。
針状を呈するノズルは、ノズルの先端において電界集中が生じ易いので、電界強度を高めることができる。そのため、ニードル型ノズルヘッドとすれば、駆動電圧を低くすることができる。
しかしながら、複数のノズルを設けると、ノズル同士の間の電場干渉により、ノズルの先端の電界強度が揃わなくなるという問題がある。ノズルの先端の電界強度が揃っていないと、ファイバの形成が不安定になる。
そこで、ノズルの先端の電界強度を揃えることができる技術の開発が望まれていた。
特許第3525382号公報
本発明が解決しようとする課題は、ノズルの先端の電界強度を揃えることができるノズルヘッド、および電界紡糸装置を提供することである。
実施形態に係るノズルヘッドは、原料液が収納される空間を内部に有する本体部と、導電性を有し、前記本体部と接続され、前記本体部の内部に収納された前記原料液を排出する複数のノズルと、を備えている。
前記複数のノズルのうちの少なくとも1つは、前記ノズルが延びる方向に直交する方向における外形寸法が異なる。
本実施の形態に係る電界紡糸装置1を例示するための模式図である。 複数のノズル20の先端の電界強度を例示するためのグラフ図である。 ノズル20の外形寸法Dと、ノズル20の先端の電界強度との関係を例示するためのグラフ図である。 ノズル20の外形寸法Dを変化させた場合における複数のノズル20の先端の電界強度を例示するためのグラフ図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る電界紡糸装置1を例示するための模式図である。
図1に示すように、電界紡糸装置1には、ノズルヘッド2、原料液供給部3、電源4、収集部5、および制御部6が設けられている。
ノズルヘッド2は、ノズル20、接続部21、および本体部22を有する。
ノズル20は、所定の間隔を空けて複数設けられている。ノズル20の数には特に限定がなく、収集体51の大きさなどに応じて適宜変更することができる。
ノズル20は、針状を呈している。ノズル20の内部には、原料液を排出するための孔が設けられている。原料液を排出するための孔は、ノズル20の接続部21側の端部と、ノズル20の原料液が排出される側の端部(先端)との間を貫通している。ノズル20の内部に設けられた孔の、原料液が排出される側の開口が排出口20aとなる。
ここで、複数のノズル20を設けると、ノズル20同士の間の電場干渉により、ノズル20の先端の電界強度が揃わなくなる。
図2は、複数のノズル20の先端の電界強度を例示するためのグラフ図である。
ノズル20の数は8としている。中央に設けられたノズル20の番号を「1」とし、左側に設けられたノズル20の番号を3、5、7とし、右側に設けられたノズル20の番号を2、4、6、8としている。また、図2に例示をしたものの場合は、電界強度の分布が、ノズルヘッドの中心に対して線対称となるので、左側に設けられたノズル20のみ(奇数番号のノズル20のみ)を表している。
また、ノズル20のピッチ寸法(間隔)は15mmとしている。ノズル20の外形寸法Dは、全て0.9mmとしている。
図2から分かるように、複数のノズル20を設けると、ノズル20の先端の電界強度が揃わなくなる。ノズル20の先端の電界強度が揃っていないと、ファイバ100の形成が不安定になる。例えば、端部側に設けられたノズル20(ノズル番号が7のノズル20)において適切なファイバ100が形成されるように印加電圧を設定すると、中央側に設けられたノズル20(ノズル番号が1のノズル20)においてファイバ100が形成されず液滴状の原料液が滴下するおそれがある。
本発明者の得た知見によれば、ノズル20が延びる方向に直交する方向におけるノズル20の外形寸法D(ノズル20が円筒状の場合には外径寸法)により、ノズル20の先端の電界強度を制御することができる。
図3は、ノズル20の外形寸法Dと、ノズル20の先端の電界強度との関係を例示するためのグラフ図である。
図3は、一本のノズル20における電界強度を示すものである。
図3から分かるように、ノズル20の外形寸法Dを変化させれば、ノズル20の先端の電界強度を変化させることができる。
例えば、ノズル20の外形寸法Dを長くすれば、ノズル20の先端の電界強度を低下させることができる。
そのため、図2に例示をしたような電界強度の分布に応じてノズル20の外形寸法Dを変化させれば、ノズル20の先端の電界強度を揃えることができる。
図4は、ノズル20の外形寸法Dを変化させた場合における複数のノズル20の先端の電界強度を例示するためのグラフ図である。
なお、ノズル20の配置などは、図2の場合と同じである。
図2の場合と同様に、ノズル番号が1、3のノズル20の外形寸法Dは0.9mmとしている。
そして、ノズル番号が5のノズル20の外形寸法Dは1.0mmとし、ノズル番号が7のノズル20の外形寸法Dは1.2mmとした。
すなわち、本体部22の端部側に設けられたノズル20の外形寸法Dは、本体部22の中央側に設けられたノズル20の外形寸法よりも長くした。
また、複数のノズル20の外形寸法Dは、本体部22の端部側になるに従い長くなる様にした。なお、図4に例示をした場合は、外形寸法Dが同じノズル20が設けられているが、後述するように外形寸法Dが全て異なる場合もあり得る。
図4から分かるように、図2に例示をしたようなノズル20の先端の電界強度の分布に応じてノズル20の外形寸法Dを変化させれば、ノズル20の先端の電界強度を揃えることができる。ノズル20の先端の電界強度を揃えることができれば、ファイバ100の形成を安定化させることができる。
なお、図4に例示をした場合は、端部側になるに従いノズル20の外形寸法Dを長くしたがこれに限定されるわけではない。ノズル20の先端の電界強度が揃うように、ノズル20の外形寸法Dを変化させればよい。
一般的には、図2に例示をしたようなノズル20の先端の電界強度の分布となる。図2は、ノズル20同士の間の電場干渉によりノズル20の先端の電界強度が変動した場合である。
しかしながら、例えば、外部からの電場干渉により図2に例示をしたような電界強度の分布とならない場合もある。
そのため、ノズル20の先端の電界強度を揃えることができるのであれば、外形寸法Dの異なるノズル20の配置には特に限定はない。
すなわち、複数のノズル20のうちの少なくとも1つは、ノズル20が延びる方向に直交する方向における外形寸法Dが異なっていればよい。
この場合、ノズル20の外形寸法Dおよび外形寸法Dの異なるノズル20の配置は、実験やシミュレーションなどを行うことで決定することができる。
ノズル20の原料液が排出される側の開口寸法、すなわち排出口20aの寸法(ノズル20が円筒状の場合には内径寸法)には特に限定はない。排出口20aの寸法は、形成したいファイバ100の断面寸法に応じて適宜変更することができる。排出口20aの寸法は、例えば、200μm以上とすることができる。
この場合、排出口20aの寸法は、ノズル20の外形寸法Dに応じて変化させてもよいし、一定としてもよい。
なお、排出口20aの寸法が一定とは、排出口20aの寸法が完全に一致する場合のみならず、例えば、ノズル20の製造誤差範囲をも含むものである。
ノズル20は、導電性材料から形成されている。ノズル20の材料は、導電性と原料液に対する耐性を有するものとすることが好ましい。ノズル20は、例えば、ステンレスなどから形成することができる。
接続部21は、ノズル20と本体部22の間に設けられている。接続部21は、必ずしも必要ではなく、ノズル20が本体部22に直接設けられるようにしてもよい。すなわち、複数のノズル20は、本体部22と接続されていればよい。接続部21の内部には、原料液を本体部22からノズル20に供給するための孔が設けられている。接続部21の内部に設けられた孔は、ノズル20の内部に設けられた孔、および、本体部22の内部に設けられた空間と繋がっている。
接続部21は、導電性材料から形成されている。接続部21の材料は、導電性と原料液に対する耐性を有するものとすることが好ましい。接続部21は、例えば、ステンレスなどから形成することができる。
本体部22は、板状を呈している。本体部22の内部には、原料液が収納される空間が設けられている。本体部22の一方の端部には、接続部21を介してノズル20が複数設けられている。複数のノズル20は、所定の間隔を空けて並べて設けられている。なお、複数のノズル20の配設形態は例示をしたものに限定されるわけではない。例えば、複数のノズル20は、一列に並べて設けることもできるし、円周上あるいは同心円上に並べて設けることもできるし、マトリクス状に並べて設けることもできる。
また、本体部22には、供給口22aが設けられている。原料液供給部3から供給された原料液は、供給口22aを介して本体部22の内部に導入される。供給口22aの配設位置と数には、特に限定はない。供給口22aは、例えば、本体部22の、ノズル20が設けられる側とは反対側に設けることができる。
原料液供給部3は、収納部31、供給部32、制御部33、および配管34を有する。
収納部31は、原料液を収納する。収納部31は、原料液に対する耐性を有する材料から形成されている。収納部31は、例えば、ステンレスなどから形成することができる。
原料液は、高分子物質を溶媒に溶解したものである。
高分子物質には特に限定がなく、形成したいファイバ100の材質に応じて適宜変更することができる。高分子物質は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ナイロン、アラミドなどとすることができる。
溶媒は、高分子物質を溶解することができるものであればよい。溶媒は、溶解させる高分子物質に応じて適宜変更することができる。溶媒は、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、ベンゼン、トルエンなどとすることができる。 なお、高分子物質および溶媒は、例示をしたものに限定されるわけではない。
後述するように、原料液は、表面張力により排出口20aの近傍に留まる様にされる。そのため、原料液の粘度は、排出口20aの寸法などに応じて適宜変更することができる。原料液の粘度は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。また、原料液の粘度は、溶媒と高分子物質の混合割合により制御することができる。
供給部32は、収納部31に収納されている原料液を本体部22に供給する。供給部32は、例えば、原料液に対する耐性を有するポンプなどとすることができる。また、供給部32は、例えば、収納部31にガスを供給し、収納部31に収納されている原料液を圧送するものとすることもできる。
制御部33は、本体部22に供給される原料液の流量、圧力などを制御して、新しい原料液が本体部22の内部に供給された際に、本体部22の内部にある原料液が排出口20aから押し出されないようにする。なお、制御部33に対する制御量は、排出口20aの寸法や原料液の粘度などにより適宜変更することができる。制御部33に対する制御量は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。
また、制御部33は、原料液の供給の開始と、供給の停止を切り替えるものとすることもできる。
なお、供給部32および制御部33は、必ずしも必要ではない。例えば、本体部22の位置より高い位置に収納部31を設けるようにすれば、重力を利用して原料液を本体部22に供給することができる。そして、収納部31の高さ位置を適宜設定することで、新しい原料液が本体部22の内部に供給された際に、本体部22の内部にある原料液が排出口20aから押し出されないようにすることができる。この場合、収納部31の高さ位置は、排出口20aの寸法や原料液の粘度などにより適宜変更することができる。収納部31の高さ位置は、実験やシミュレーションを行うことで求めることができる。
配管34は、収納部31と供給部32との間、供給部32と制御部33との間、制御部33と本体部22との間に設けられている。配管34は、原料液の流路となる。配管34は、原料液に対する耐性を有する材料から形成されている。
電源4は、本体部22および接続部21を介してノズル20に電圧を印加する。なお、複数のノズル20と電気的に接続された図示しない端子を設けるようにしてもよい。この場合、電源4は、図示しない端子を介してノズル20に電圧を印加する。すなわち、電源4から複数のノズル20に電圧が印加できるようになっていればよい。
ノズル20に印加する電圧の極性は、プラスとすることもできるし、マイナスとすることもできる。なお、図1に例示をした電源4は、ノズル20にプラスの電圧を印加する。 ノズル20に印加する電圧は、原料液に含まれる高分子物質の種類、ノズル20と収集体51との間の距離などに応じて適宜変更することができる。例えば、電源4は、ノズル20と収集体51との間の電位差が10kV以上となるように、ノズル20に電圧を印加するものとすることができる。
電源4は、例えば、直流高圧電源とすることができる。電源4は、例えば、10kV以上100kV以下の直流電圧を出力するものとすることができる。
収集部5は、収集体51、堆積調整部52、および電源53を有する。
収集体51は、複数のノズル20の原料液が排出される側に設けられている。収集体51は、接地されている。収集体51には、ノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧を印加するようにしてもよい。収集体51は、導電性材料から形成することができる。収集体51の材料は、導電性と原料液に対する耐性を有するものとすることが好ましい。収集体51の材料は、例えば、ステンレスなどとすることができる。
収集体51は、例えば、板状やシート状を呈するものとすることができる。シート状の収集体51の場合には、ロール等に巻きつけられた収集体51にファイバ100を堆積させるようにしてもよい。
また、収集体51は、移動するものであってもよい。例えば、一対の回転ドラムと、回転ドラムを回転させる駆動部を設け、ベルトコンベアのように一対の回転ドラムの間をシート状の収集体51が移動するようにしてもよい。この様にすれば、ファイバ100を堆積させる領域を移動させることができるので、連続的な堆積作業が可能となる。そのため、ファイバ100からなる堆積体110の生産効率を向上させることができる。
収集体51の上に形成された堆積体110は、収集体51から取り外される。堆積体110は、例えば、不織布やフィルタなどに用いられる。なお、堆積体110の用途は例示をしたものに限定されるわけではない。
また、収集体51は、省くこともできる。例えば、導電性を有する部材の表面に、ファイバ100からなる堆積体110を直接形成することもできる。この様な場合には、導電性を有する部材を接地したり、導電性を有する部材にノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧を印加したりすればよい。
堆積調整部52は、収集体51の、ノズル20が設けられる側とは反対側に設けられている。
堆積調整部52は、導電性材料から形成されている。堆積調整部52は、例えば、ステンレスなどの金属から形成することができる。
堆積調整部52の収集体51側の端部は尖っている。堆積調整部52の収集体51側の端部が尖っていれば、電界集中が生じ易くなる。そのため、ノズル20と堆積調整部52の間に電界を形成するのが容易となる。
電源53は、堆積調整部52に電圧を印加する。電源53は、ノズル20に印加される電圧と逆極性の電圧を堆積調整部52に印加する。電源53は、例えば、直流高圧電源とすることができる。電源53は、例えば、10kV以上100kV以下の直流電圧を出力するものとすることができる。
ノズル20に印加する電圧と逆極性の電圧が堆積調整部52に印加されると、ノズル20と堆積調整部52の間にも電界が形成される。ノズル20と収集体51の間に形成された電界は、ノズル20と堆積調整部52の間に形成された電界の影響を受けて変化する。 後述するように、ノズル20の排出口20aの近傍にある原料液は、電気力線に沿って作用する静電力によって引き出される。そのため、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を変化させれば、ファイバ100を堆積させる領域を変化させることができる。 すなわち、堆積調整部52は、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を変化させて、ファイバ100を堆積させる領域を変化させる。
堆積調整部52および電源53を設ける様にすれば、堆積させたい領域にファイバ100を堆積させることが容易となる。
また、堆積調整部52および電源53を設ける様にすれば、堆積体110の厚みの均一化、ファイバ100の局所的な堆積、堆積体110に形成されたピンホール等の開口部分の補修などを行うことができる。
また、堆積調整部52に印加される電圧を制御することで、ノズル20と堆積調整部52の間に形成される電界、ひいては、ノズル20と収集体51の間に形成される電界を制御することができる。
また、図1中のX方向(複数のノズル20が並ぶ方向)に堆積調整部52を移動させる図示しない駆動装置を設けることができる。堆積調整部52を移動させる様にすれば、電界の制御がより容易となる。
また、堆積調整部52は、複数設けられる様にしてもよい。
制御部6は、供給部32、制御部33、電源4、および電源53の動作を制御する。
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどを備えたコンピュータとすることができる。
次に、電界紡糸装置1の作用について説明する。
原料液は、表面張力によりノズル20の排出口20aの近傍に留まっている。
電源4は、ノズル20に電圧を印加する。すると、排出口20aの近傍にある原料液が所定の極性に帯電する。図1に例示をしたものの場合には、排出口20aの近傍にある原料液がプラスに帯電する。
収集体51は、接地されているので、ノズル20と収集体51の間に電界が形成される。そして、電気力線に沿って作用する静電力が表面張力より大きくなると、排出口20aの近傍にある原料液が静電力により収集体51に向けて引き出される。引き出された原料液は、引き伸ばされ、原料液に含まれる溶媒が揮発することでファイバ100が形成される。形成されたファイバ100が収集体51の上に堆積することで、堆積体110が形成される。
本実施の形態に係る電界紡糸装置1においては、複数のノズル20のうちの少なくとも1つのノズル20の外形寸法Dを異なるものとすることで、ノズル20の先端の電界強度が揃えられている。そのため、ファイバ100の形成を安定化させることができ、ひいては堆積体110の品質や生産効率などを向上させることができる。
また、堆積調整部52に印加する電圧、および堆積調整部52の位置の少なくともいずれかを制御することで、ファイバ100を堆積させる領域を変化させることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 電界紡糸装置、2 ノズルヘッド、3 原料液供給部、4 電源、5 収集部、6 制御部、20 ノズル、20a 排出口、21 接続部、22 本体部、31 収納部、32 供給部、33 制御部、51 収集体、52 堆積調整部、53 電源、100 ファイバ、110 堆積体、D 外形寸法

Claims (5)

  1. 原料液が収納される空間を内部に有する本体部と、
    導電性を有し、前記本体部と接続され、前記本体部の内部に収納された前記原料液を排出する複数のノズルと、
    を備え、
    前記複数のノズルのうちの少なくとも1つは、前記ノズルが延びる方向に直交する方向における外形寸法が異なるノズルヘッド。
  2. 前記本体部の端部側に設けられた前記ノズルの外形寸法は、前記本体部の中央側に設けられた前記ノズルの外形寸法よりも長い請求項1記載のノズルヘッド。
  3. 前記複数のノズルの外形寸法は、前記本体部の端部側になるに従い長くなっている請求項1または2に記載のノズルヘッド。
  4. 前記複数のノズルの前記原料液が排出される側の開口寸法は、一定である請求項1〜3のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のノズルヘッドと、
    前記ノズルヘッドに原料液を供給する原料液供給部と、
    前記ノズルヘッドに所定の極性の電圧を印加する電源と、
    を備えた電界紡糸装置。



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