JP6393793B2 - ナノファイバ製造装置用ノズルヘッド、及び、これを備えたナノファイバ製造装置 - Google Patents

ナノファイバ製造装置用ノズルヘッド、及び、これを備えたナノファイバ製造装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ナノファイバ製造装置用ノズルヘッド、及び、これを備えたナノファイバ製造装置に関する。
ナノ単位の直径を有する繊維物質を製造する装置として、ナノファイバ製造装置が医療分野等の広い分野に用いられている。ナノファイバ製造装置において、エレクトロスピニング技術が広く用いられている。
エレクトロスピニング技術とは、高分子物質等が溶解した原料液と、ワークと、を帯電させ、原料液及びワークの電位差によって原料液をワークに向かって吐出する技術である。原料液が電気的に延伸することでナノファイバが製造される。このようなナノファイバ製造装置において、生産性を向上することが望まれる。
特開2013−124426号公報
本発明の実施形態は、生産性が向上されたナノファイバ製造装置用ノズルヘッド、及び、これを備えたナノファイバ製造装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、複数の孔を備えたナノファイバ製造装置用ノズルヘッドが提供される。前記複数の孔は、原料液を吐出する。前記複数の孔は、ノズルヘッドの矩形状の面の中心から端部に向かって配置される。隣接する孔の間隔は、前記中心から離れるにつれて小さくなる。
本実施形態に係るナノファイバ製造装置を示す模式図である。 本実施形態に係るノズルヘッドを示す模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、ノズル孔の配置を説明する図である。 ノズル孔の間隔とノズル孔の間隔番号との関係を示すグラフである。 ノズルと基材との間に形成されるナノファイバの参考例を示す図である。 ナノファイバ製造方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(本実施形態)
図1は、本実施形態に係るナノファイバ製造装置を例示する模式図である。
図2は、本実施形態に係るノズルヘッドを示す模式図である。
図2は、原料液を吐出する側からみたノズルヘッド50の正面図を示している。
図1に表すように、ナノファイバ製造装置100は、電源部10と、制御部20と、吐出部30と、を備える。図1の矢印の方向は、吐出部30が原料液を吐出する方向を示している。
ナノファイバ製造装置100は、高分子物質等が溶解した原料液を吐出部30から吐出し、吐出液を空間中で電気的に延伸させることで、被堆積部材40の上にナノファイバNを形成する。本実施形態のナノファイバ製造装置100によって、平滑表面、多孔表面、ビーズ状、芯鞘状、中空状、極細ファイバー等の形状を有するナノファイバNが被堆積部材40の上に堆積される。
電源部10は、吐出部30と、被堆積部材40と、の間に高電圧を印加する電源装置である。電源部10は、例えば、直流電源を用いた電源装置である。例えば、電源部10の一方の端子は、吐出部30に電気的に接続され、電源部10の他方の端子は、接地されている。また、被堆積部材40の一端は、接地されている。このような接続によって、吐出部30と、被堆積部材40と、の間に電位差を発生させることができる。
制御部20は、電源部10及び吐出部30の動作を制御する。制御部20は、電源部10及び吐出部30に電気的に接続されている。例えば、制御部20は、吐出液に印加される電圧値を決定するように電源部10を制御する。また、制御部20は、吐出液の量を決定するように吐出部30を制御する。制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリー等を備えたコンピュータである。
吐出部30は、例えば、ナノファイバNを形成する材料である原料液を吐出するノズルである。吐出部30は、先端部分31と、本体部分32と、を有する。原料液は、先端部分31から吐出される。先端部分31は、本体部分32に着脱可能に接続されている。
吐出部30がノズルである場合、先端部分31は、ノズルヘッド50である。図2に表すように、例えば、ノズルヘッド50は、吐出部30から被堆積部材40に向かう方向に対して垂直な平面に投影したときに、矩形状を有する。ノズルヘッド50の断面視による形状は、略円形状や略楕円形状等の形状を有しても良い。
ノズルヘッド50は、その先端に原料液を吐出する複数のノズル孔51(孔)を有する。ノズルヘッド50が断面視において矩形状を有する場合、ノズル孔51は、ノズルヘッド50の長手方向に沿って並んで配置されている。ノズル孔51は、短手方向に沿って並んで配置されても良い。また、ノズル孔51は、ノズルヘッド50の断面視の形状に関わらず、任意の方向に沿って直線上に配置されることができる。また、ノズル孔51は、任意の方向に沿って複数の直線上に配置されても良い。
ノズル孔51は、隣接するノズル孔51の間隔を維持できるのであれば、直線上に配置されていなくても良い。例えば、隣接するノズル孔51の間隔を維持するように、ノズルヘッド50の中心50cから端部50tに向かってノズル孔51を配置することができる。
ノズル孔51の間隔とノズル孔51の位置については、後に詳細に説明する。
例えば、原料液は、吐出部30とは別に設けられたタンク等に蓄えられ、タンクからパイプを介して吐出部30に供給される。つまり、ナノファイバ製造装置100に、吐出部30に原料液を供給する供給部が設けられても良い。また、吐出部30は、複数設けられても良い。複数の吐出部30は、任意の方向に沿って直線上に並んで配置することができる。
原料液とは、ナノファイバNの基材となる溶質を溶媒中に分散または溶解させた液体であり、ナノファイバNの材質やナノファイバNの性質等により適宜調整される液体である。例えば、原料液に分散または溶解する溶質として樹脂がある。また、原料液に使用される溶媒としては、揮発性のある有機溶剤がある。原料液に無機質固体材料を添加しても良い。
被堆積部材40は、吐出部30との間に形成された空間に製造されたナノファイバNを堆積させて収集する。例えば、被堆積部材40は、基板である。被堆積部材40は、シート状の部材でも良い。被堆積部材40がシート状の部材である場合、被堆積部材40がロール等に巻きつけられた状態でナノファイバNを堆積させて収集しても良い。例えば、被堆積部材40がシート状の部材である場合、シート状の部材にナノファイバNを堆積させるために、被堆積部材40の第2面40bに対向するようにターゲットを設けることができる。このような場合、電源部10によって吐出部30とターゲットとの間に電位差を発生させることができる。
被堆積部材40は、第1面40a及び第2面40bを有する。第1面40aは、第2面40bの反対側の面である。ナノファイバNは、被堆積部材40の第1面40aに堆積される。
図3(a)及び図3(b)は、ノズル孔の配置を説明する図である。
図4は、ノズル孔の間隔とノズル孔の間隔番号との関係を示すグラフである。
図5は、ノズルと基材との間に形成されるナノファイバの参考例を示す図である。
図3(a)及び図3(b)は、原料液を吐出する側からみたノズルヘッド50の正面図を示している。
図3(a)に表すように、複数のノズル孔51がノズルヘッド50の中心50cに対して対称に配置され、ノズルヘッド50に設けられたノズル孔51の個数が偶数である場合、隣接するノズル孔51の間隔は、中心50cから離れるにつれて小さくなっている。ここで、ノズルヘッド50の中心50cとは、複数のノズル孔51が直線上に配置されている場合、直線の中心に相当する。ノズルヘッド50に設けられたノズル孔51の個数が偶数である場合、中心50cにはノズル孔51が配置されない。
例えば、6つのノズル孔51がノズルヘッド50に設けられ、ノズルヘッド50の中心50cを挟んで隣接するノズル孔51aの間隔をP1とする。また、ノズル孔51aと、ノズル孔51aより中心50cから離れて配置されたノズル孔51bと、の間隔をP2とし、ノズル孔51bと、ノズル孔51bより中心50cから離れて配置されたノズル孔51cと、の間隔をP3とする。このような場合、間隔P2が間隔P1より小さく、間隔P3が間隔P2より小さくなるように複数のノズル孔51を配置する。つまり、中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくする。
2n個(ただし、nは正の整数である。)のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられ、ノズルヘッド50の中心50cを挟んで隣接するノズル孔51の間隔をP1とすると、中心50cから最も離れて配置された隣接するノズル孔の間隔は、Pnで表される。また、ノズル孔51の間隔は、P1、P2、P3〜Pn−1、及びPnで表されることになる。このような場合、間隔P1が最も大きく、間隔Pnが最も小さくなる。つまり、中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔は小さくなる。P1からPnにつれて小さくなる。
図3(b)に表すように、複数のノズル孔51がノズルヘッド50の中心50cに対して対称に配置され、ノズルヘッド50に設けられたノズル孔51の個数が奇数である場合、隣接するノズル孔51の間隔は、中心50cから離れるにつれて小さくなっている。ノズルヘッド50に設けられたノズル孔51の個数が奇数である場合、中心50cにはノズル孔51が配置される。
例えば、7つのノズル孔51がノズルヘッド50に設けられ、ノズルヘッド50の中心50cに配置されたノズル孔51aと、ノズル孔51aより中心50cから離れて配置されたノズル孔51bと、の間隔をP1とする。また、ノズル孔51bと、ノズル孔51bより中心50cから離れて配置されたノズル孔51cと、の間隔をP2とし、ノズル孔51cと、ノズル孔51cより中心50cから離れて配置されたノズル孔51dと、の間隔をP3とする。このような場合、間隔P2が間隔P1より小さく、間隔P3が間隔P2より小さくなるように複数のノズル孔51を配置する。つまり、中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくする。
2n+1個(ただし、nは正の整数である。)のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられ、ノズルヘッド50の中心50cに配置されたノズル孔51と、中心50cに配置されたノズル孔51より中心50cから離れて配置されたノズル孔51と、の間隔をP1とすると、中心50cから最も離れて配置された隣接するノズル孔の間隔は、Pnで表される。また、ノズル孔51の間隔は、P1、P2、P3〜Pn−1、及びPnで表されることになる。このような場合、間隔P1が最も大きく、間隔Pnが最も小さくなる。つまり、中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔は小さくなる。P1からPnにつれて小さくなる。
図3(a)及び図3(b)のように、ノズル孔51の個数が偶数及び奇数のいずれであっても、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくなるように、ノズルヘッド50にノズル孔51を配置する。ノズルヘッド50の中心から端部に向かうにつれて、隣接するノズル孔51の間隔が小さくなる。また、複数のノズル孔51がノズルヘッド50の中心50cに対して対称に配置されているので、ノズル孔51の間隔は、中心50cに対して対称になるように設けられている。このようなノズル孔51の配置によって、被堆積部材40にナノファイバNを均一に堆積させることができる。
例えば、12個のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられている場合(n=6である場合)、ノズル孔51の間隔(ミリメートル)について、P1が31.0ミリメートル、P2が30.9ミリメートル、P3が29.7ミリメートル、P4が26.2ミリメートル、P5が21.1ミリメートル、P6が16.6ミリメートルに設定される。
このようにノズル孔51の間隔を設定した場合、各ノズル孔51から被堆積部材40に堆積されるナノファイバNの被堆積部材40における繊維軌道の中心Ncの間隔が33.3ミリメートルとほぼ均一になる。例えば、ナノファイバNの間隔は、各ノズル孔51から被堆積部材40に堆積されるナノファイバNの中心位置の間隔によって算出される。
例えば、16個のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられている場合(n=8である場合)、ノズル孔51の間隔(ミリメートル)について、P1が22.66ミリメートル、P2が22.66ミリメートル、P3が22.5ミリメートル、P4が21.5ミリメートル、P5が19.4ミリメートル、P6が16.7ミリメートル、P7が14.1ミリメートル、P8が11.8ミリメートルに設定される。
このようにノズル孔51の間隔を設定した場合、各ノズル孔51から被堆積部材40に堆積されるナノファイバNの被堆積部材40における繊維軌道の中心Ncの間隔が24.4ミリメートルとほぼ均一になる。
例えば、13個のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられている場合(n=6である場合)、ノズル孔51の間隔(ミリメートル)について、P1が28.3ミリメートル、P2が28.2ミリメートル、P3が26.5ミリメートル、P4が23.1ミリメートル、P5が18.8ミリメートル、P6が15.1ミリメートルに設定される。
このようにノズル孔51の間隔を設定した場合、各ノズル孔51から被堆積部材40に堆積されるナノファイバNの被堆積部材40における繊維軌道の中心Ncの間隔が30.5ミリメートルとほぼ均一になる。
例えば、15個のノズル孔51がノズルヘッド50に設けられている場合(n=7である場合)、ノズル孔51の間隔(ミリメートル)について、P1が24.3ミリメートル、P2が24.1ミリメートル、P3が23.5ミリメートル、P4が21.5ミリメートル、P5が18.5ミリメートル、P6が15.3ミリメートル、P7が12.7ミリメートルに設定される。
このようにノズル孔51の間隔を設定した場合、各ノズル孔51から被堆積部材40に堆積されるナノファイバNの被堆積部材40における繊維軌道の中心Ncの間隔が26.2ミリメートルとほぼ均一になる。
また、ノズル孔51の個数が偶数及び奇数のいずれであっても、ノズル孔51の間隔と、間隔番号と、の間に所定の数値関係を有するように、ノズルヘッド50にノズル孔51を配置させることができる。
例えば、図4に表すように、ノズル孔51の間隔の逆数1/Pkと、間隔番号kと、は、所定の2次関数(f(k)=ak+bk+c、ただし、a〜cは、任意の定数である。)の曲線CL1で表すことができる。ここで、間隔番号kとは、ノズルヘッド50の中心50cから順に設けられるノズル孔51の間隔の順番である。例えば、間隔番号kは、1からnまでの値であって、ノズル孔51が奇数個を有する場合、間隔の個数の半分の値である。ノズル孔51が偶数個を有する場合、間隔番号kは、間隔の個数に1を加えた値の半分の値である。曲線CL1は、例えば、下方に凸部を有する曲線(下に凸の曲線)である。
本実施形態では、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくするように、ノズルヘッド50にノズル孔51を配置している。しかし、これに限定するものではない。少なくとも一部の間隔の値を同じにしても良く、例えば、間隔P1と間隔P2とを同じ値にして、間隔P3から間隔Pnまでの数値を小さくなるようにしても良い。
本実施形態では、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくするように、一直線上にノズル孔51を配置している。しかし、これに限定するものではない。例えば、ノズル孔51は、任意の方向に沿って複数の直線上に配置されても良い。このような場合、各直線上に配置されたノズル孔51について、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくするように、ノズル孔51を配置することができる。
また、前述したように、ノズル孔51は、隣接するノズル孔51の間隔を維持できるのであれば、直線上に配置されていなくても良い。例えば、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくするように、ノズルヘッド50の中心50cから端部に向かってノズル孔51を配置することができる。このような場合、ノズルヘッド50の中心50cに対してノズル孔51を対称に配置しても良く、非対称に配置しても良い。例えば、ノズル孔51は、ノズルヘッド50の中心50cから外側方向に曲線やジグザグ上に配置されることができる。
ここで、エレクトロスピニング法を用いたナノファイバ製造装置において、電圧が印加された吐出液を吐出するノズルに、直線上に並んで配置した複数のノズル孔を有するノズルヘッドを具備したノズルを用いている場合がある。しかし、このようなノズルを用いた場合、ノズルの構造や、ノズル及び基材の寸法関係によって、吐出液がノズルの外側方向に広がり易くなる。また、吐出液は、電場の影響によってもノズルの外側方向に広がり易くなる。例えば、図5に表すように、ノズル30aからの吐出液によって形成されるナノファイバNは、軌道(繊維軌道)の中心Ncに対してスピンするように広がり、ノズル30aの端部から形成されるナノファイバNは、基材41の中心から離れて堆積される。これにより、基材の上にナノファイバを均一に堆積し難い。
本実施形態のナノファイバ製造装置100においては、ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくなるように、ノズルヘッド50にノズル孔51を配置している。このようなノズル孔51の配置によって、被堆積部材40の上にナノファイバNが均一に堆積され易くなる。
本実施形態によれば、生産性が向上されたナノファイバ製造装置を提供する。
図6は、ナノファイバ製造方法を示すフローチャートである。
ナノファイバ製造装置100を用いたナノファイバNの製造方法を説明する。
原料液が吐出部30に供給される(ステップS110)。吐出部30は、ノズルである。原料液は、ノズルに蓄えられる。
電源部10によって、吐出部30と、被堆積部材40と、の間に電圧を印加する(ステップS120)。高電圧の印加によって静電力が表面張力より大きくなると、原料液がノズルヘッド50のノズル孔51から吐出される。
ノズルヘッド50の中心50cから離れるにつれて隣接するノズル孔51の間隔を小さくなるように、ノズルヘッド50にノズル孔51を配置する。また、ノズル孔51は、ノズルヘッド50の中心50cに対して対称になるように設けられている。このようなノズル孔51の配置によって、被堆積部材40にナノファイバNを均一に堆積させることができる。
吐出部30及び被堆積部材40の間に製造されたナノファイバNを、被堆積部材40の上に堆積させる(ステップS130)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…電源部、 20…制御部、 30…吐出部、 30a…ノズル、 31…先端部分、 32…本体部分、 40…被堆積部材、 40a…第1面、 40b…第2面、 41…基材、 50…ノズルヘッド、 50c…中心、 50t…端部、 51、51a〜51d…ノズル孔、 100…ナノファイバ製造装置、 CL1…曲線、 k…間隔番号、 N…ナノファィバ、 Nc…軌道の中心、 P1〜P3、Pn…間隔

Claims (9)

  1. 原料液を吐出する複数の孔を備え、
    前記複数の孔は、ノズルヘッドの矩形状の面の中心から端部に向かって配置され、
    隣接する孔の間隔は、前記中心から離れるにつれて小さくなるナノファイバ製造装置用ノズルヘッド。
  2. 矩形状の面上を複数の孔が配列しているノズルヘッドにおいて、
    前記配列する一端の孔と他端の孔を結んだ仮想の線分の中心から前記一端及び前記他端に向かう相対する2方向に向かって隣接する孔の間隔は、前記中心から離れるにつれて小さくなるナノファイバ製造装置用ノズルヘッド。
  3. 前記複数の孔は、前記中心に対して外側方向に同じ個数設けられている請求項1または2に記載のノズルヘッド。
  4. 前記複数の孔は、前記中心に対して対称に配置される請求項1から3のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  5. 前記孔の間隔の逆数は、前記孔の間隔が前記中心から配置された順番に対する2次関数で表される請求項1から4のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  6. 前記複数の孔の個数は、奇数個であって、
    前記複数の孔の1つは、前記中心の上に配置される請求項1から5のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  7. 前記複数の孔の個数は、偶数個であって、
    前記中心は、隣接する孔の間に位置する請求項1から5のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  8. 前記複数の孔は、前記中心に対して外側方向にジグザグ上に配置される請求項1から7のいずれか1つに記載のノズルヘッド。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載のノズルヘッドを有し、前記複数の孔から被堆積部材に向かって前記原料液を吐出する吐出部と、
    前記吐出部と、前記被堆積部材と、の間に電位差を発生させる電源部と、
    を備えたナノファイバ製造装置。
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