JP2010189114A - 平面状可撓性部材折畳重合装置、平面状可撓性部材折畳方法及び重合方法 - Google Patents

平面状可撓性部材折畳重合装置、平面状可撓性部材折畳方法及び重合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】折込部材などの余分な部材を使用せず、搬送装置のベルトコンベアやコンベアローラ等の移動範囲を小さくでき、構造簡単で且つコンパクトな折畳・重合装置を実現でき、しかも、平面状可撓性部材の端縁の合わせ目を正確に調整できる平面状可撓性部材折畳重合装置及び折畳・重合方法を提供することである。
【解決手段】第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2により上部搬送路を形成し、その上部搬送路の下方に、間隙7を通じて案内部材6によりマットをその上部搬送路の下方の第3ベルトコンベア5に案内する。1枚のマットが間隙7に跨って搬送され、マット中間部から間隙7より下方に送入されて折畳状態にされて、あるいは、2枚のマットが間隙7を介して対面状に移送して間隙7の両側より下方に送入され、互いの表面が重合した重合状態にされて、前記第3コンベア上に移載される。
【選択図】図1

Description

本発明は、マット又はシート、カーペット等敷物の平面状可撓性部材を折畳だり重合したりする折畳重合装置及び方法に関し、詳細には、一対のコンベア間の隙間を通過させることにより、1枚の平面状可撓性部材を折畳む又は2枚の平面状可撓性部材を重合する折畳重合装置及びこの装置を用いて折畳又は重合を行う折畳方法又は重合方法に関する。
この種のレンタルマットやカーペット等は、清掃用品の処理施設において洗浄処理又はパイル面に薬剤などを塗布処理された後、折畳まれて、あるいは重合されて搬出される。従来の平面状可撓性部材の折畳み方法や重合方法では、ベルトコンベア搬送を利用し、ベルトコンベアの端部に配設されたローラを水平に移動させながら、平面状可撓性部材を台車やパレット上に排出して折畳む又は重合する方法が採用されていた。より具体的には、特開2003−285961号公報(特許文献1)に記載される平面状可撓性部材の平積方法及び装置があり、特許文献1には、前記平積方法により平面状可撓性部材を折畳む又は重合させる工程が記載されており、以下にその詳細を説明する。
図16は、特許文献1に記載される従来の平面状可撓性部材折畳方法を示す工程図である。吸着剤塗布装置101の出口に配置された従来の平面状可撓性部材折畳重合装置(以下、単に「折畳重合装置」とも称する)には、搬送ベルト105を巻き掛けるローラとして、前側ターンローラ107、搬送始端ローラ108、後側ターンローラ109、移動式の搬送終端ローラ110及びベルト長さ調節用の移動式ターンローラ111が設けられている。図16では、平面状可撓性部材としてマットmが吸着剤塗布装置101から供給され、このマットmのパイル面を重合させて折畳む工程が(16A)〜(16D)に示されている。
(16A)では、マットmを所定位置まで前進させ、(16B)及び(16C)に示すように、搬送終端ローラ110及び移動式ターンローラ111を後退させることにより、マットmの半分をパイル面を表向きにして載置する。このとき、搬送ベルト105は停止している。(16C)に示すように、搬送終端ローラ110を後退位置まで移動させ、搬送終端ローラ110を前進状態に切り換えると同時に、搬送ベルト105を搬送終端ローラ110の前進速度の倍速で稼動する。これにより(16D)に示すように、マットmがパイル面同士を対面させて折畳まれる。即ち、特許文献1に記載されるマットmの折畳方法では、搬送終端ローラ110及び移動式ターンローラ111をマットmの長さに相当する距離を前後に平行移動させ、マットmを折畳んでいる。尚、特許文献1には、平面状可撓性部材を重合する方法も記載されているが、前記マットmを連続して供給される比較的短尺な2枚のマットに置き換えれば、(16A)〜(16D)の工程と同一の動作で2枚の平面状可撓性部材が重合されるため、これ以上の説明は省略する。
前記処理施設における搬出工程では、パイル面が対面するように折畳まれた又は重合された平面状可撓性部材が芯材に巻き取られて搬出される。例えば、特開平5−338869号公報(特許文献2)には、平面状可撓性部材の巻取方法が記載されている。図17は、従来の方法により重合された2枚のマットm1、m2が芯材186に巻き取られた状態を示す概略図である。図に示すように、互いの端縁が揃えられて重合された2枚のマットm1、m2が一体に芯材186に巻き取られる場合、当然のことながら、マットm2は常にマットm1より内側を周回するため、ずれが生じてずれ幅δだけマットm2のパイル面が外側に露出する。前述のように、パイル面は、吸着剤などが塗布されているか又は洗浄されており、パイル面が露出すると、吸着剤が他のマットの裏面や移送装置若しくは作業員の衣服等に付着する、または露出したパイル面に汚れが付着するという問題点があった。
図18は、4個のベルトコンベアからなる、別の従来衣類折畳装置の工程図である。この衣類折畳装置は、特許第4007517号公報(特開平10−127999号、特許文献3)に開示され、対象物品がマットとは異なるが、4個のベルトコンベアから組立てられている。この衣類折畳装置は、第1ベルトコンベア201、第2ベルトコンベア202、第3ベルトコンベア203及び第4ベルトコンベアを2段八の字状に組み立てて構成されている。特徴点として、第1ベルトコンベア201と第2ベルトコンベア202の間に第1折込部材205が設けられ、第3ベルトコンベア203と第4ベルトコンベア204の間に第2折込部材206が設けられている。
(18A)では、衣類213が第1ベルトコンベア201により矢印方向に供給される。(18B)では、衣類213の前半部が第2ベルトコンベア202にまで進行し、第1折込部材205により、前記衣類213の中央部が折り込まれる。(18C)では、第2ベルトコンベアの逆回転により、前記折込部が下方に引きずり込まれ、折り畳まれた衣類213が第3ベルトコンベア上にまで進行する。(18D)では、第3ベルトコンベア203が逆回転し、折り畳まれた衣類213が第4ベルトコンベアにまで進行する。特許文献3の衣類折畳装置は第1折込部材205と第2折込部材206を必須条件とする装置であるが、(18C)に示される第2折込部材206は、この工程図では作動しない。前記第2折込部材206は衣服213が長尺の場合に使用される。長尺の衣服213は、第1ベルトコンベア201から直ちに第3ベルトコンベア203へと進行し、前記衣服213は両ベルトコンベア201、203上に載置された状態になる。そこで、第2折込部材206が矢印方向に前進して衣服213をその中央部で折込み、折り畳まれた衣服213が第4ベルトコンベア204へと進行する。
特開2003−285961号公報 特開平5−338869号公報 特許第4007517号公報(特開平10−127999号)
図16に示した特許文献1の折畳重合装置では、搬送終端ローラ110及び移動式ターンローラ111を前後に平行移動させ、マットm1を折畳む又は上記の装置の同一動作により2枚のマットを重合させていた。しかしながら、ベルトコンベアのローラを1枚のマットを折畳む毎に、マットm1の長さに相当する距離を前後に平行移動させることは、装置にとって大きな負荷となり、応力の蓄積や磨耗といった機械的な疲労を増大させ、耐久性を低減させていた。更に、図示していないが、この折畳重合装置には、搬送終端ローラ110及び移動式ターンローラ111を移動させる複雑な移動機構が設置されているため、煩雑なメンテナンス作業が必要となり、折畳重合装置のランニングコストを増大させていた。従って、より簡単な構造で動作時のベルトコンベアやそのローラ等の移動範囲が小さく、平面状可撓性部材を折畳む又は重合することができる折畳重合装置又はこれを用いた折畳み又は重合方法の開発が求められていた。
図17に示したように、重合されたマットm1、m2が芯材186に巻き取られる場合、前述のように、パイル面が露出すると、吸着剤が他のマットの裏面や移送装置若しくは作業員の衣服等に付着する、または洗浄されたパイル面に汚れが付着するという問題点があった。これを解決する方法としては、外側に巻かれるマットm1の端縁190をマットm2の端縁192からずれ幅δだけずらした状態に重合し、芯材186で巻き取る方法が考えられる。即ち、折畳重合装置には、折畳まれる又は重合される平面状可撓性部材の端縁の位置関係が適宜に調整可能であることが要求される。
図18に示された衣類折畳装置は、衣服の折畳専用装置であり、2枚の衣服を積層状態に重合する衣服重合機能を有していない。衣類折畳機能については、4個のベルトコンベアが2段八の字状に配置されているため、ベルトコンベアの機能だけで衣服を折り込むことができず、折込専用の第1折込部材205と第2折込部材206の存在が必須条件となっている。つまり、第1折込部材205と第2折込部材206の両者が別部材として必要になり、しかもベルトコンベアの駆動制御と折込部材の折込制御を組み合わせるため、駆動制御機構の複雑化と、制御装置の高価格化を招来する弱点を有する。
従って、本発明の目的は、折込部材などの余分な部材を使用せず、搬送装置のベルトコンベアやコンベアローラ等の移動範囲を小さくでき、構造簡単で且つコンパクトな折畳・重合装置を実現でき、しかも、折畳まれる又は重合される平面状可撓性部材の端縁の合わせ目を正確に調整可能にできる平面状可撓性部材折畳重合装置又はこれを用いた折畳・重合方法を提供することである。
本発明は、上記課題を達成するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進又は後退搬送する第2コンベアと、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの前端との間の間隙を調整する間隙調整手段と、前記間隙の下方に傾斜配置され、前記平面状可撓性部材を前記間隙からコンベア下方に案内する案内部材と、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に並設され、前記案内部材の終端から落下する前記平面状可撓性部材を前記案内部材の案内面に沿って滑走させながら受け取る第3コンベアと、前記第1コンベア〜前記第3コンベア及び前記間隙調整手段を協働して駆動制御するコンベア駆動制御装置から少なくとも構成され、1枚の平面状可撓性部材を前記間隙に跨って搬送し、部材中間部から前記間隙より下方に送入させて折畳状態にして、又は、2枚の平面状可撓性部材を前記間隙を介して対面状に移送して前記間隙の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして、前記第3コンベア上に移載する平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第2の形態は、第1の形態において、前記コンベア駆動制御装置は、1枚の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアの前進駆動により、前記部材中間部が前記間隙に達したとき、前記前進駆動を停止する停止制御手段と、前記停止に応じて、前記間隙調整手段により前記間隙を拡幅し、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送するコンベア駆動制御手段と、前記平面状可撓性部材を前記部材中間部から前記間隙に送入させるとき、前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動する案内駆動制御手段とを含む平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第3の形態は、第1の形態において、前記コンベア駆動制御装置は、1枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアの前進駆動により、部材後端が前記間隙を通過したとき、前記第2コンベアの前進駆動を停止する停止制御手段と、前記停止に応じて、前記間隙調整手段により前記間隙を拡幅し、2枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記1枚目の平面状可撓性部材の後端を前記間隙に向けて後退搬送するコンベア駆動制御手段と、前記第1コンベアの前進搬送により前記1枚目の平面状可撓性部材の前端から、また前記第1コンベアの後退搬送により前記2枚目の平面状可撓性部材の後端から、夫々の平面状可撓性部材を前記間隙に送入させるとき、前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動する案内駆動制御手段とを含む平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第4の形態は、第1、第2又は第3の形態において、前記第3コンベアを初期位置から順々に降下させる降下機構を有し、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を重合させた重合物又は1枚の平面状可撓性部材を折り畳んだ折畳物を前記第3コンベア上に載置した後、前記降下機構により、次の重合物又は折畳物を載置する載置位置まで降下させると共に前記第3コンベアを次の重合物又は折畳物の積載位置まで後退駆動する平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第5の形態は、第1〜第4の形態のいずれかにおいて、前記第3コンベアに所定枚数の重合物又は折畳物を積載したとき、前記第3コンベアを搬出駆動させて、積載物を搬出する平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第6の形態は、第1〜第5の形態のいずれかにおいて、前記間隙調整手段は、前記第1コンベア及び/又は前記第2コンベアを水平方向にスライド移動させて前記間隙を拡幅するスライド機構からなる平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第7の形態は、第1〜第6の形態のいずれかにおいて、前記平面状可撓性部材は一面側にパイル面を有したマット又は敷物である平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第8の形態は、第7の形態において、前記重合物は、前記パイル面が対面するように重合された、2枚の前記マット又は前記敷物からなる平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第9の形態は、第7の形態において、前記折畳部は、前記パイル面が対面するように折畳された1枚の前記マット又は前記敷物からなる平面状可撓性部材折畳重合装置である。
本発明の第10の形態は、平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進搬送した後、その逆方向に後退搬送可能にした第2コンベアとを配設すると共に、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に第3コンベアを並設し、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの始端との間隙の下方から前記第3コンベアの搬送面に対して案内部材を傾斜配置し、1枚の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送して、部材中間部が前記間隙に達したとき、前記前進駆動を停止した後、前記間隙を拡幅して、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアの前進駆動により前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送し、前記部材中間部から前記間隙に送入して前記平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら前記前半部と前記後半部を折畳んで重合し、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載する平面状可撓性部材折畳方法である。
本発明の第11の形態は、平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進搬送した後、その逆方向に後退搬送可能にした第2コンベアとを配設すると共に、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に第3コンベアを並設し、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの始端との間隙の下方から前記第3コンベアの搬送面に対して案内部材を傾斜配置し、1枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送し、部材後端が前記間隙を通過したとき、前記第2コンベアの前進駆動を停止して前記間隙を拡幅した後、前記第1コンベアにより2枚目の平面状可撓性部材を前進搬送し、且つ前記第2コンベアにより前記1枚目の平面状可撓性部材を後退搬送し、前記2枚目の平面状可撓性部材を前端から、また前記1枚目の平面状可撓性部材を後端から、夫々、前記間隙に送入させ、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら互いに重合させて、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載する平面状可撓性部材重合方法である。
本発明の第1の形態によれば、前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより平面状可撓性部材の上部搬送路を形成し、前記間隙を通じて前記案内部材により平面状可撓性部材をその上部搬送路の下方の前記第3コンベアに案内する構成によって、1枚の平面状可撓性部材を前記間隙に跨って搬送し、部材中間部から前記間隙より下方に送入させて折畳状態にして、又は、2枚の平面状可撓性部材を前記間隙を介して対面状に移送して前記間隙の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして、前記第3コンベア上に移載するので、折込部材などの余分な部材を使用することなく、構造簡単で且つコンパクトな折畳・重合装置を実現することができる。また、前記間隙を調整し、且つ前記第2コンベア及び前記第3コンベアの搬送方向の切換制御だけで、折畳ないし重合動作を簡易に実行することができるので、大幅な距離を前後に平行移動させることもなく、装置に大きな負荷をかけずに、応力の蓄積や磨耗といった機械的な疲労を増大させずに済む。しかも、前記間隙より下方に送入するタイミングを調整することにより、折畳まれる又は重合される平面状可撓性部材の端縁の合わせ目を正確に調整することができる。前記第1コンベア、前記第2コンベア及び前記第3コンベアには、無端ベルトのベルトコンベアやローラコンベアを使用することができる。また、前記案内部材には、傾斜案内面を形成する滑走傾斜板、あるいは傾斜配置されたローラコンベア、ベルトコンベアを使用することができる。前記案内部材にローラコンベアないしベルトコンベアを使用する場合には、フリーローラ方式の他に、平面状可撓性部材の滑走を補助する駆動ローラ方式のものを使用してもよい。
本発明の第2の形態によれば、1枚の平面状可撓性部材の前記部材中間部が前記上部搬送路上を前進して前記間隙に達したとき、前記停止制御手段により、前記前進駆動を停止し、前記コンベア駆動制御手段により、前記停止に応じて前記間隙を拡幅し、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送して、前記部材中間部から前記間隙に送入し、更に前記案内駆動制御手段により前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動するので、前記第1コンベア、前記第2コンベア及び前記第3コンベアの駆動制御と、前記間隙の拡幅制御を協働して行うだけで、1枚の平面状可撓性部材を前記間隙を跨って搬送し、部材中間部から前記間隙より下方に送入させて折畳状態にして前記第3コンベア上に移載することができる。
本発明の第3の形態によれば、1枚目の平面状可撓性部材の部材後端が前記上部搬送路上を前進して前記間隙を通過したとき、前記停止制御手段により、前記第2コンベアの前進駆動を停止し、前記コンベア駆動制御手段により、前記停止に応じて前記間隙を拡幅し、2枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記1枚目の平面状可撓性部材の後端を前記間隙に向けて後退搬送して、前記1枚目の平面状可撓性部材を前端から、また前記2枚目の平面状可撓性部材を後端から、夫前記間隙に送入し、更に、前記案内駆動制御手段により前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動するので、2枚の平面状可撓性部材を前記間隙を介して対面状に移送して前記間隙の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして、前記第3コンベア上に移載することができる。
本発明の第4の形態によれば、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を重合させた重合物又は1枚の平面状可撓性部材を折り畳んだ折畳物を前記第3コンベア上に載置した後、前記降下機構により、次の重合物又は折畳物を載置する載置位置まで降下させると共に前記第3コンベアを次の重合物又は折畳物の積載位置まで後退駆動するので、前記重合物又は折畳物を順々に重ねて前記第3コンベア上に移載して、所定数の積載物を前記第3コンベア上に形成し一括搬出可能にすることができ、平面状可撓性部材の輸送効率の向上に寄与する。
レンタルマットやカーペット等の平面状可撓性部材は比較的重量物であり、また腰折れしやすく取り扱いが難しい形態を有しており、搬出作業に手間を要するが、本発明の第5の形態によれば、前記第3コンベアに所定枚数の重合物又は折畳物を積載させて、前記第3コンベアにより一括搬出が行えるので、平面状可撓性部材の輸送効率を向上させ、しかも前記処理施設内での作業能率を向上させることができる。
本発明の第6の形態によれば、前記スライド機構により、前記第1コンベアと前記第2コンベアの前記間隙を相対的に調整することができるので、前記間隙調整手段を簡単な機構により構成して折畳重合装置のコストダウンに寄与する。
本発明の第7の形態によれば、作業者が比較的取扱いにくいマット又は敷物の折畳ないし重合処理を自動化できるので処理施設における作業能率の向上と省力化の促進に寄与することができる。
本発明の第8の形態によれば、2枚の前記マット又は前記敷物の前記パイル面が対面するように重合する重合作業を自動化して、処理施設における作業能率の向上と省力化の促進を実現することができる。
本発明の第9の形態によれば、1枚の前記マット又は前記敷物の前記パイル面が対面するように折畳する折畳作業を自動化して、処理施設における作業能率の向上と省力化の促進を実現することができる。
本発明の第10の形態によれば、1枚の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送して、部材中間部が前記間隙に達したとき、前記前進駆動を停止した後、前記間隙を拡幅して、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアの前進駆動により前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送し、前記部材中間部から前記間隙に送入して前記平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら前記前半部と前記後半部を折畳んで重合し、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載するので、前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより平面状可撓性部材の上部搬送路を形成し、その上部搬送路の下方に、前記間隙を通じて前記案内部材により平面状可撓性部材を前記第3コンベアに案内する構成によって、折込部材などの余分な部材を使用することなく、構造簡単で且つコンパクトな機構だけで折畳を行うことができる。また、前記間隙を調整し、且つ前記第2コンベア及び前記第3コンベアの搬送方向の切換制御だけで、折畳動作を簡易に実行することができる。しかも、前記間隙より下方に送入するタイミングを調整することにより、折畳される平面状可撓性部材の端縁の合わせ目を正確に調整することができる。
本発明の第11の形態によれば、1枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送し、部材後端が前記間隙を通過したとき、前記第2コンベアの前進駆動を停止して前記間隙を拡幅した後、前記第1コンベアにより2枚目の平面状可撓性部材を前進搬送し、且つ前記第2コンベアにより前記1枚目の平面状可撓性部材を後退搬送し、前記2枚目の平面状可撓性部材を前端から、また前記1枚目の平面状可撓性部材を後端から、夫々、前記間隙に送入させ、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら互いに重合させて、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載するので、前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより平面状可撓性部材の上部搬送路を形成し、その上部搬送路の下方に、前記間隙を通じて前記案内部材により平面状可撓性部材を前記第3コンベアに案内する構成によって、折込部材などの余分な部材を使用することなく、構造簡単で且つコンパクトな機構だけで重合を行うことができる。また、前記間隙を調整し、且つ前記第2コンベア及び前記第3コンベアの搬送方向の切換制御だけで、重合動作を簡易に実行することができる。しかも、前記間隙より下方に送入するタイミングを調整することにより、重合される平面状可撓性部材の端縁の合わせ目を正確に調整することができる。
本発明に係る折畳重合装置の概略を示す外観斜視図である。 本発明に適用するマットの外観図である。 前記折畳重合装置の間隙調整用スライド機構を示す正面図である。 前記折畳重合装置のコンベア駆動制御装置の概略構成図である。 前記折畳重合装置におけるマット上部搬送工程を示す図である。 前記折畳重合装置における重合工程を示す図である。 前記折畳重合装置における重合マットの積載工程を示す図である。 前記折畳重合装置における積載物搬出工程を示す図である。 前記コンベア駆動制御装置によるマット重合処理手順の前半を示すフローチャートである。 前記コンベア駆動制御装置によるマット重合処理手順の後半を示すフローチャートである。 長尺状マットL1の上部搬送工程及び折畳工程の一部を示す図である。 折畳マットの積載位置への移動工程を示す図である。 折畳マットの積載工程を示す図である。 前記コンベア駆動制御装置によるマット折畳処理手順の前半を示すフローチャートである。 前記コンベア駆動制御装置によるマット折畳処理手順の後半を示すフローチャートである。 従来の平面状可撓性部材折畳方法を示す工程図である。 従来の方法により重合された2枚のマットが芯材に巻き取られた状態を示す概略図である。 4個のベルトコンベアと折込部材からなる従来の衣類折畳装置の工程図である。 前記マット重合処理における各ベルトコンベア動作に応じたタイミングチャートである。 前記マット折畳処理における各ベルトコンベア動作に応じたタイミングチャートである。
以下、本発明に係るマット折畳ないし重合方法及びこれを用いたマット折畳重合装置の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に示す実施形態では、平面状可撓性部材としてダストコントロール用のマットが記載されているが、可撓性の平面状部材であれば、カーペットや各種シートなど種々の部材に適用することができる。
図1は、本発明に係るマット折畳重合装置の概略構成を示す斜視図である。このマット折畳重合装置は、4本の脚部3により支持された上枠4に配設された一対の第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2、第1ベルトコンベア1と第2ベルトコンベア2の下方に配設された第3ベルトコンベア5、第1ベルトコンベア1の終端と第2ベルトコンベア2の前端との間の間隙7からマットを前記間隙からコンベア下方に案内する案内部材6からなり、更に枠内部には、前記間隙7を調整するスライド機構、第3ベルトコンベア5の昇降機構、及びこれら3つのベルトコンベアを駆動制御するための部材が設置されている。各ベルトコンベアは駆動ローラと従動ローラ間に懸架された無端ベルトからなる。図1においては2枚の重合すべきマットM1、M2が搬送されている状態を示す。第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2の前進方向を矢印Aで、また、第2ベルトコンベア2の後進方向を矢印Bで示す。
図2はマットの外観を示す。マットM1、M2等のマットは玄関等のダストコントロール用長方形状マットであり、柔軟性に富んだ合成樹脂製基材MSの片面にパイル材を植設したパイル面MPを有する。
第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2はマットを水平に搬送する上部搬送路を形成する。第2ベルトコンベア2は第1ベルトコンベア1に列設され、第1ベルトコンベア1により前進搬送されたマットを前進又は後退搬送する。第2ベルトコンベア2は第1ベルトコンベア1より短い搬送長を有し、搬送マットM2の前方がベルト端部より少し垂れ下がる状態まで前進搬送する。装置の全長を短くしてコンパクトにするため、第2ベルトコンベア2の搬送長を短縮しているが、第1ベルトコンベア1と同程度の搬送長にしてもよい。
第1ベルトコンベア1の終端側には搬送マットの前端を検出する検出センサS1が配設され、第2ベルトコンベア2の前端側には搬送マットの後端を検出する検出センサS2が配設されている。
第3ベルトコンベア5は第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2の下方に並設され、案内部材6の終端から落下して、その傾斜案内面に沿って滑走してきたマットをコンベア搬送面上で水平移動しながら受け取る。図1において、案内面に沿ったマット滑走方向を矢印Cで、また、第3ベルトコンベア5のマット受取時の前進方向を矢印Dで示す。矢印Dの方向は矢印Aの方向と逆向きである。第3ベルトコンベア5には、鉛直方向に昇降させるための昇降装置9が設置されている。昇降装置9は第3ベルトコンベア5の一端側で連結されたチェーン機構からなり、第3ベルトコンベア5の他端側に垂設されたスライド部材10に沿って、チェーン駆動により上下移動させる。マット受取初期時にはコンベア搬送面と案内部材6の下端との距離が20mmになる載置位置(最上点)に第3ベルトコンベア5がセットされる。2回目以降の積載位置では既に載置されたマット重合物又はマット折畳物の表面と案内部材6の下端との距離が約20mmになる載置位置にセットされる。複数枚数のマット重合物又はマット折畳物を積載するとき、第3ベルトコンベア5は昇降装置9により20mmを1ピッチとして順々に降下していく。第3ベルトコンベア5に対する最大積載量は10枚である。昇降装置9によって1ピッチずつの降下を繰り返した最下点で、第3ベルトコンベア5の他端は外部の搬送コンベア11の搬送面と略平行となり、矢印Dと逆方向の搬出駆動により、積載物を搬送コンベア11に移送することができる。
案内部材6は一対のフリーローラに巻き付けた無端ベルトからなり、前記間隙7から第3ベルトコンベア5の水平搬送面に対して、取付部材8により約30°の角度で傾斜配置されている。案内部材6の傾斜案内面は第1ベルトコンベア1の前進方向と逆方向に配置されている。案内部材6の傾斜案内面の下部には、滑落マットを検出する検出センサS3が配設されている。
図3は第2ベルトコンベア2に設けた、間隙7の調整用スライド機構を示す。第2ベルトコンベア2は支持フレーム12の両端に設けた滑車13により、上枠4の枠材13に滑動自在に設置されている。支持フレーム12の下部には、ラック14がベルト長手方向に沿って固定されている。上枠4には、ピニオンギア16の駆動モータ15が据え付けられている。ピニオンギア16はラック14に係合し、駆動モータ15の正転、逆転に応じてピニオンギア16が回転して、ラック14をベルト長手方向に沿って移動する。駆動モータ15の駆動に基づき、ラック14を介して、第2ベルトコンベア2は前後にスライドし、間隙7の調整制御が行われる。間隙7は、第1ベルトコンベア1から第2ベルトコンベア2へのマット搬送時には乗り移りが容易な小間隔(20mm)に狭められ、また、マット重合時の搬送においては、マット2枚分の厚さ程度の間隔(50mm)に拡幅され、更に、マット折畳時の搬送においては中間部の垂れ下がりを誘発しやすい大間隔(100mm)に拡幅される。駆動モータ15は正転、逆転をして所定の間隙に設定した後、その設定を維持するようにロックされる。
図4は、第1ベルトコンベア1、第2ベルトコンベア2及び第3ベルトコンベア5と、間隙調整用スライド機構とを協働して駆動制御するコンベア駆動制御装置の概略構成を示す。コンベア駆動制御装置は、マイクロプロセッサで構成されたコンピュータ装置50と、マット重合及びマット折畳制御プログラムを記憶したROM51と、ワーキングメモリ52からなる。コンピュータ装置50には、マット検出センサS1〜S3の各種センサ検出信号53が入力される。コンピュータ装置50は、各コンベアベルトの駆動ローラ(図示せず)を駆動する駆動部54に駆動制御信号を出力し、また、前記スライド機構の駆動モータ15のモータ制御部55に正逆回転駆動信号を出力し、更に、昇降装置9のチェーン駆動モータ(図示せず)のモータ制御部56に回転駆動信号を出力する。コンピュータ装置50は、搬送コンベア11の駆動ローラ(図示せず)を駆動する駆動部57に駆動制御信号を出力する。
本実施形態に係るマット折畳重合装置は、上記コンベア駆動制御装置の制御下において、マット重合動作とマット折畳動作が実行可能になっている。これらの動作の切り換えは図示しない設定手段によりコンピュータ装置50に指示することができる。第3ベルトコンベア5により搬出する際のマット積層数は最大積載量の範囲でコンピュータ装置50に対して任意に設定することができる。マット重合動作においては、2枚のマットを間隙7を介して対面状に移送して間隙7の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして第3ベルトコンベア5上に移載することができる。マット折畳動作においては、1枚のマットを間隙7を跨って搬送し、マット中間部から間隙7より下方に送入させて折畳状態にして第3ベルトコンベア5上に移載することができる。なお、本発明においては、マット重合動作とマット折畳動作を夫々、単独で実行可能にして構成してもよい。
上記コンベア駆動制御装置の制御下におけるマット重合動作から搬出動作までの処理工程を図5〜図10を参照して説明する。
図5〜図7はマット重合動作時のマット移動工程を示す。図5は1枚目のマットM1の上部搬送工程を示す。図6は1枚目のマットM1と2枚目のマットM2の重合工程を示す。図7は2回目の重合マットの積載工程を示す。図8は第3ベルトコンベア5の積載物の搬出工程を示す。図9及び図10は上記コンベア駆動制御装置によるマット重合処理手順を示す。図19はマット重合処理における各ベルトコンベアの動作タイミング例を示す。
なお、図19においては動作状態・非動作状態を「H」、「L」で示し、同図(19A)〜(19H)は夫々、第1ベルトコンベア1、第2ベルトコンベア2、検出センサS2、駆動モータ15、検出センサS1、検出センサS3、第3ベルトコンベア3、昇降装置9のチェーン駆動モータの動作を示す。
第3ベルトコンベア5がマット受取可能状態で停止しているとき重合処理が許可される(ステップST1)。マット搬入許可状態で第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2は矢印Aの方向に前進駆動される(ステップST2)。このとき間隙7はコンベア間の乗り移りが容易な小間隔に狭められている。
図5の(5A)に示すように、パイル面MPがクリーニング工程でクリーニング処理されたマットは自動搬送装置あるいは作業員の手作業により第1ベルトコンベア1上に載置、搬入される。
図5の(5B)に示すように、搬入マットM1が検出センサS1を通過することにより、1枚目のマット搬入がワーキングメモリ52に記憶され、第3ベルトコンベア5への移載枚数カウントが行われる。更にマット搬送が進行して、搬入マットM1の後端が検出センサS2を通過することにより、第2ベルトコンベア2に移送されたことが検出される(ステップST3)。第2ベルトコンベア2へのマット移送の完了検出により、第2ベルトコンベア2の駆動は一旦停止される(ステップST4)。図5の(5C)に示すように、第2ベルトコンベア2に移送されたマットM1は前端側がコンベア端部から垂れ下がった状態で停止している。第2ベルトコンベア2の駆動停止に伴い、駆動モータ15が作動され、間隙7は下方移送のために拡幅調整される(ステップST5)。図6に示す間隙7は2枚通過可能な拡幅状態にセットされている。
次に、図6の(6A)に示すように、2枚目のマットM2が載置、搬入される。第1ベルトコンベア1の前進搬送によりマットM2の前端が検出センサS1により検出されると(ステップST6)、第2ベルトコンベア2の後退駆動が開始される(ステップST7)。図6の(6B)に示すように、第1ベルトコンベア1による前進搬送の継続によりマットM2は前端から間隙7に落入り、案内部材6側に送入されると共に、第2ベルトコンベア2の後退駆動により、マットM1は後端から間隙7に落入り、案内部材6側に送入される。案内部材6への送入により、マットM1とマットM2は互いのパイル面が合わさるようにして重合しながら傾斜案内面を矢印C方向に滑走していく。マットM1とマットM2の重合物P1の先端が傾斜案内面の下部に設けた検出センサS3を通過すると(ステップST8)、矢印Dに示す前進方向に第3ベルトコンベア5の前進駆動が開始される(ステップST9)。検出センサS1、S2は、拡幅された間隙7の中心から等距離に配置されており、第1及び第2ベルトコンベア上のマットM1とマットM2は、互いに同期したタイミングで間隙7に向けて送入されるため、2つのマットの端縁が大幅にずれることなく正確に合わせられて重合される。
図6の(6C)に示すように、第3ベルトコンベア5の前進駆動に伴って、マットM1とマットM2の重合物P1全体がその前進方向に沿って移載される。重合物P1の全長、つまり、各マット長さの半分を超える距離まで第3ベルトコンベア5による前進駆動を行って重合物P1の移載を完了すると(ステップST10)、各ベルトコンベアは停止する(ステップST11)。ステップST10においては、検出センサS3の通過確認から出力オフになり、その出力オフから2秒経過時に移載完了と判断される。ついで、重合物P1に次の重合物を積載するために、昇降機構9のチェーン駆動モータが作動して、重合物P1を載置したまま第3ベルトコンベア5を矢印Eに示す下方に1ピッチ降下させる(ステップST12)。更に、図6の(6D)に示すように、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に後退駆動させて、重合物P1に次の重合物を積載する積載位置まで戻す(ステップST13)。このとき、次の重合処理のために、スライド機構を駆動して、第2ベルトコンベア2を第1ベルトコンベア1側に移動し、間隙7を小間隔にセットし直す(ステップST14)。
1回分の重合処理を終えると、前記移載枚数カウント値をチェックして設定枚数分の積層が終了したか否か確認される(ステップST15)。設定枚数分の積層が終了していないときは、上記重合処理が繰り返される。
図7は2回目の重合マットの積載工程を示す。図7の(7A)に示すように、重合物P1が積載位置に戻された状態から、上記重合処理により新たな重合物(重合マット)P2が案内部材6を滑落してくると、重合物P1を第3ベルトコンベア5により前進搬送しながら重合物P1の上に重合物P2を載置していく(ステップST1〜ST8参照)。同図(7B)に示すように、重合物P2の全長を超える距離まで第3ベルトコンベア5による前進駆動を行って重合物P2の上乗せを完了すると、各ベルトコンベアは停止する(ステップST9〜ST11参照)。ついで、同図(7C)に示すように、重合物P1及びP2に次の重合物を積載するために、昇降機構9を駆動して、重合物P1及びP2を載置したまま第3ベルトコンベア5を矢印Eに示す下方に1ピッチ降下させる(ステップST12参照)。更に、同図(7D)に示すように、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に後退駆動させて、重合物P1及びP2に次の重合物を積載する積載位置まで戻す(ステップST13参照)。このとき、次の重合処理のために、スライド機構を駆動して、第2ベルトコンベア2を第1ベルトコンベア1側に移動し、間隙7を小間隔にセットし直す(ステップST14参照)。
設定枚数分の積層が終了したときには、積載物の搬出が行われる(ステップST15、ST16)。図8は3枚の積載物(P1〜P3)の搬出工程を示す。積載物の搬出の際には、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に搬出駆動し、前進駆動により上乗せを完了した位置から積載物(P1〜P3)を搬送ベルト11側に搬出する。
本実施形態によれば、上部搬送用のコンベアと下方搬送用コンベア及びそれらの間に介挿する案内部材だけの簡単な構造により、2枚のマットを間隙9を介して対面状に移送して間隙9の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして、前記第3コンベア上に移載するので、折込部材などの余分な部材を使用することなく、構造簡単で且つコンパクトな重合装置を実現することができる。また、間隙7を調整し、且つ第2ベルトコンベア2及び第3ベルトコンベア5の搬送方向の切換制御だけで、重合動作を簡易に実行することができる。更に、昇降機構9により、次の重合物を載置する載置位置まで降下させると共に第3ベルトコンベア5を次の重合物の積載位置まで後退駆動するので、重合マットを順々に重ねて移載して、所定数の積載物を第3ベルトコンベア5上に形成し一括搬出可能にすることができ、マットの輸送効率を大幅に向上させることができる。
上記コンベア駆動制御装置の制御下におけるマット折畳動作から搬出動作までの処理工程を図11〜図15を参照して説明する。
図11〜図13はマット折畳動作時のマット移動工程を示す。図11は長尺状のマットL1の上部搬送工程及び折畳工程の一部を示す。図12は折畳マットの積載位置への移動工程を示す。図13は折畳マットの積載工程を示す。図14及び図15は上記コンベア駆動制御装置によるマット折畳処理手順を示す。図20はマット折畳処理における各ベルトコンベアの動作タイミングを示す。
なお、図20においては動作状態・非動作状態を「H」、「L」で示し、同図(20A)〜(20H)は夫々、第1ベルトコンベア1、第2ベルトコンベア2、検出センサS1、検出センサS2、駆動モータ15、検出センサS3、第3ベルトコンベア3、昇降装置9のチェーン駆動モータの動作例を示す。
第3ベルトコンベア5がマット受取可能状態で停止しているとき折畳処理が許可される(ステップST31)。マット搬入許可状態で第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2は矢印Aの方向に前進駆動され、クリーニング処理されたマットL1がパイル面を上にして、自動搬送装置あるいは作業員の手作業により第1ベルトコンベア1上に載置、搬入される(ステップST32)。このとき間隙7はコンベア間の乗り移りが容易な小間隔に狭められている。
図11の(11A)に示すように、搬入マットL1が検出センサS1及びS2を通過して所定時間T、前進搬送を継続してから、第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2は停止される(ステップST33、ST34)。所定時間Tの計時はコンピュータ装置50により実行され、その計時は検出センサS2の通過からタイムアップまで行われ、所定時間はタイムアップ時点でマットL1の中間部がちょうど間隙7の真上に位置する時間に設定されている。このとき1枚目のマット搬入がワーキングメモリ52に記憶され、第3ベルトコンベア5への移載枚数カウントが行われる。
第1ベルトコンベア1及び第2ベルトコンベア2の駆動停止に伴い、駆動モータ15が作動され、間隙7は下方移送のために拡幅調整される(ステップST35)。図11の(11B)〜(11D)及び図12に示す間隙7は、上記大間隔の拡幅状態にセットされている。図11の(11B)に示すように、上記大間隔の拡幅調整により、マットL1の中間部は間隙7に少し窪んだ状態になる。
次に、第1ベルトコンベア1の前進駆動と第2ベルトコンベア2の後退駆動が開始される(ステップST36)。図11の(11C)に示すように、矢印Aの方向の前進搬送と矢印Bの方向の後退搬送によって、マットL1は中間部UからU字状に垂れ下がって間隙7に落入り、案内部材6側に送入される。更に、第1ベルトコンベア1の前進搬送と第2ベルトコンベア2の後退搬送の継続によって、同図(11C)に示すように、第1ベルトコンベア1側の後半部分と、第2ベルトコンベア2側に前半部分のパイル面が合わさるようにして折畳しながら傾斜案内面を矢印C方向に滑走していく。マットL1の折畳物PP1の先端が傾斜案内面の下部に設けた検出センサS3を通過すると(ステップST37)、矢印Dの前進方向に第3ベルトコンベア5の前進駆動が開始される(ステップST38)。第1及び第2ベルトコンベア1、2が互いに同期したタイミングで、中間部Uにて、拡幅された間隙7から送入されるため、折畳の端縁が大幅にずれることなく正確に合わせられて折畳される。
図12の(12A)に示すように、第3ベルトコンベア5の前進駆動に伴って、マットL1の折畳物PP1全体がその前進方向に沿って移載される。折畳物PP1の全長、つまり、各マット長さの半分を超える距離まで第3ベルトコンベア5による前進駆動を行って折畳物PP1の移載を完了すると(ステップST39)、各ベルトコンベアは停止する(ステップST40)。ステップST39においては、検出センサS3の通過確認から出力オフになり、その出力オフから2秒経過時に移載完了と判断される。ついで、折畳物PP1に次の折畳物を積載するために、昇降機構9のチェーン駆動モータが作動して、同図(12B)に示すように、折畳物PP1を載置したまま第3ベルトコンベア5を矢印Eに示す下方に1ピッチ降下させる(ステップST41)。更に、同図(12C)に示すように、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に後退駆動させて、折畳物PP1に次の折畳物を積載する積載位置まで戻す(ステップST42)。このとき、次の折畳処理のために、スライド機構を駆動して、第2ベルトコンベア2を第1ベルトコンベア1側に移動し、間隙7を小間隔にセットし直す(ステップST43)。
1回分の折畳処理を終えると、前記移載枚数カウント値をチェックして設定枚数分の積層が終了したか否か確認される(ステップST44)。設定枚数分の積層が終了していないときは、上記重合処理が繰り返される。
図13は2回目の折畳マットの積載工程を示す。図13の(13A)に示すように、折畳物PP1が積載位置に戻された状態から、上記折畳処理により新たな折畳物(折畳マット)PP2が案内部材6を滑落してくると、折畳物PP1を第3ベルトコンベア5により前進搬送しながら折畳物PP1の上に折畳物PP2を載置していく(ステップST31〜ST38参照)。同図(13B)に示すように、折畳物PP2の全長を超える距離まで第3ベルトコンベア5による前進駆動を行って折畳物PP2の上乗せを完了すると、各ベルトコンベアは停止する(ステップST39、ST40参照)。ついで、折畳物PP1及びPP2に次の折畳物を積載するために、昇降機構9を駆動して、折畳物PP1及びPP2を載置したまま第3ベルトコンベア5を矢印Eに示す下方に1ピッチ降下させる(ステップST41参照)。更に、同図(13C)に示すように、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に後退駆動させて、折畳物PP1及びPP2に次の折畳物を積載する積載位置まで戻す(ステップST42参照)。このとき、次の折畳処理のために、スライド機構を駆動して、第2ベルトコンベア2を第1ベルトコンベア1側に移動し、間隙7を小間隔にセットし直す(ステップST43参照)。
設定枚数分の積層が終了したときには、積載物の搬出が行われる(ステップST44、ST45)。積載物の搬出においては、前記重合動作における搬出工程と同様に、第3ベルトコンベア5を矢印Fの後退方向に搬出駆動し、積載物PP3を搬送ベルト11側に搬出する。
本実施形態によれば、上部搬送用のコンベアと下方搬送用コンベア及びそれらの間に介挿する案内部材だけの簡単な構造により、1枚のマットを間隙7に跨って搬送し、マット中間部から間隙7より下方に送入させて折畳状態にして、前記第3コンベア上に移載するので、折込部材などの余分な部材を使用することなく、構造簡単で且つコンパクトな折畳装置を実現することができる。また、間隙7を調整し、且つ第2ベルトコンベア2及び第3ベルトコンベア5の搬送方向の切換制御だけで、折畳動作を簡易に実行することができる。更に、昇降機構9により、次の折畳物を載置する載置位置まで降下させると共に第3ベルトコンベア5を次の折畳物の積載位置まで後退駆動するので、折畳マットを順々に重ねて移載して、所定数の積載物を第3ベルトコンベア5上に形成し一括搬出可能にすることができ、マットの輸送効率を大幅に向上させることができる。
本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明によれば、折込部材などの余分な部材を必要とせず、上部搬送用のコンベアと下方搬送用コンベア及びそれらの間に介挿する案内部材だけの簡単な構造で、動作時にベルトコンベアやそのローラ等を大幅に移動させること無く、平面状可撓性部材を折畳む又は重合する折畳重合装置又はこれを用いた折畳重合方法を提供することができる。
1 第1ベルトコンベア
2 第2ベルトコンベア
3 脚部
4 上枠
5 第3ベルトコンベア
6 案内部材
7 間隙
8 取付部材
9 昇降装置
10 スライド部材
11 搬送コンベア
12 支持フレーム
13 枠材
14 ラック
15 駆動モータ
16 ピニオンギア
50 コンピュータ装置
51 ROM
52 ワーキングメモリ
53 各種センサ検出信号
54 駆動部
55 モータ制御部
56 モータ制御部
57 駆動部
105 搬送ベルト
107 前側ターンローラ
108 搬送始端ローラ
109 後側ターンローラ
110 搬送終端ローラ
111 移動式ターンローラ
186 芯材
201 第1ベルトコンベア
201 第2ベルトコンベア
203 第3ベルトコンベア
204 第4ベルトコンベア
205 第1折込部材
206 第2折込部材
213 衣服
L1 マット
M1 マット
M2 マット
MP パイル面
MS 基材
S1 検出センサ
S2 検出センサ
S3 検出センサ
U 中間部

Claims (11)

  1. 平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進又は後退搬送する第2コンベアと、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの前端との間の間隙を調整する間隙調整手段と、前記間隙の下方に傾斜配置され、前記平面状可撓性部材を前記間隙からコンベア下方に案内する案内部材と、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に並設され、前記案内部材の終端から落下する前記平面状可撓性部材を前記案内部材の案内面に沿って滑走させながら受け取る第3コンベアと、前記第1コンベア〜前記第3コンベア及び前記間隙調整手段を協働して駆動制御するコンベア駆動制御装置から少なくとも構成され、1枚の平面状可撓性部材を前記間隙に跨って搬送し、部材中間部から前記間隙より下方に送入させて折畳状態にして、又は、2枚の平面状可撓性部材を前記間隙を介して対面状に移送して前記間隙の両側より下方に送入させ、互いの表面が重合した重合状態にして、前記第3コンベア上に移載することを特徴とする平面状可撓性部材折畳重合装置。
  2. 前記コンベア駆動制御装置は、1枚の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアの前進駆動により、前記部材中間部が前記間隙に達したとき、前記前進駆動を停止する停止制御手段と、前記停止に応じて、前記間隙調整手段により前記間隙を拡幅し、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送するコンベア駆動制御手段と、前記平面状可撓性部材を前記中間部から前記間隙に送入させるとき、前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動する案内駆動制御手段とを含む請求項1に記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  3. 前記コンベア駆動制御装置は、1枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアの前進駆動により、部材後端が前記間隙を通過したとき、前記第2コンベアの前進駆動を停止する停止制御手段と、前記停止に応じて、前記間隙調整手段により前記間隙を拡幅し、2枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベアにより前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記1枚目の平面状可撓性部材の後端を前記間隙に向けて後退搬送するコンベア駆動制御手段と、前記第1コンベアの前進搬送により前記1枚目の平面状可撓性部材の前端から、また前記第1コンベアの後退搬送により前記2枚目の平面状可撓性部材の後端から、夫々の平面状可撓性部材を前記間隙に送入させるとき、前記第3コンベアを前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前進駆動する案内駆動制御手段とを含む請求項1に記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  4. 前記第3コンベアを初期位置から順々に降下させる降下機構を有し、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を重合させた重合物又は1枚の平面状可撓性部材を折り畳んだ折畳物を前記第3コンベア上に載置した後、前記降下機構により、次の重合物又は折畳物を載置する載置位置まで降下させると共に前記第3コンベアを次の重合物又は折畳物の積載位置まで後退駆動する請求項1、2又は3に記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  5. 前記第3コンベアに所定枚数の重合物又は折畳物を積載したとき、前記第3コンベアを搬出駆動させて、積載物を搬出する請求項1〜4のいずれかに記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  6. 前記間隙調整手段は、前記第1コンベア及び/又は前記第2コンベアを水平方向にスライド移動させて前記間隙を拡幅するスライド機構からなる請求項1〜5のいずれかに記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  7. 前記平面状可撓性部材は一面側にパイル面を有したマット又は敷物である請求項1〜6のいずれかに記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  8. 前記重合物は、前記パイル面が対面するように重合された、2枚の前記マット又は前記敷物からなる請求項7に記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  9. 前記折畳部は、前記パイル面が対面するように折畳された1枚の前記マット又は前記敷物からなる請求項7に記載の平面状可撓性部材折畳重合装置。
  10. 平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進搬送した後、その逆方向に後退搬送可能にした第2コンベアとを配設すると共に、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に第3コンベアを並設し、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの始端との間隙の下方から前記第3コンベアの搬送面に対して案内部材を傾斜配置し、1枚の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送して、部材中間部が前記間隙に達したとき、前記前進駆動を停止した後、前記間隙を拡幅して、前記平面状可撓性部材の後半部を前記第1コンベアの前進駆動により前進搬送すると共に、前記第2コンベアを後退駆動させて前記平面状可撓性部材の前半部を前記間隙に向けて後退搬送し、前記部材中間部から前記間隙に送入して前記平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら前記前半部と前記後半部を折畳んで重合し、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載することを特徴とする平面状可撓性部材折畳方法。
  11. 平面状可撓性部材を前進搬送する第1コンベアと、前記第1コンベアに列設され、前記平面状可撓性部材を前進搬送した後、その逆方向に後退搬送可能にした第2コンベアとを配設すると共に、前記第1コンベア及び前記第2コンベアの下方に第3コンベアを並設し、前記第1コンベアの終端と前記第2コンベアの始端との間隙の下方から前記第3コンベアの搬送面に対して案内部材を傾斜配置し、1枚目の平面状可撓性部材を前記第1コンベア及び前記第2コンベアにより前進搬送し、部材後端が前記間隙を通過したとき、前記第2コンベアの前進駆動を停止して前記間隙を拡幅した後、前記第1コンベアにより2枚目の平面状可撓性部材を前進搬送し、且つ前記第2コンベアにより前記1枚目の平面状可撓性部材を後退搬送し、前記2枚目の平面状可撓性部材を前端から、また前記1枚目の平面状可撓性部材を後端から、夫々、前記間隙に送入させ、前記1枚目と前記2枚目の平面状可撓性部材を前記間隙を通過させながら互いに重合させて、前記案内部材の傾斜案内面の前方に向け前記第3コンベアを前進駆動しながら前記案内部材に沿って前記第3コンベア上に移載することを特徴とする平面状可撓性部材重合方法。
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