JP2010187496A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模の増加が少なく、かつ、過電圧検出時における出力電圧のオーバーシュートを抑制することを目的とする。
【解決手段】誤差増幅器13に供給する電圧帰還信号Vfbもしくは電流帰還信号Ifbを第1のスイッチ回路12により切り替えるのと同時に、誤差増幅器13に接続された第1および第2の位相補償回路を第2のスイッチ回路14により切り替えることを特徴とする。
【効果】1つの誤差増幅器を用いて電流制御と電圧制御を行うための誤差信号を生成した場合でも、過電圧発生時の高速かつ安定動作が可能となる。また、LED負荷7が電流制御される状態と電圧制御される状態とを切り替えるための回路は、小さなロジック回路とスイッチで構成されるため、回路規模の増加を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はスイッチング電源方式のLEDドライバにおける過電圧保護回路に関する。
スイッチング電源方式のLEDドライバの多くは、LED負荷に流れる電流を検出し、出力を制御する方式となっている。LED負荷がオープンとなる故障モードが発生した場合、LED負荷に電流が流れなくなるため、スイッチング電源はLEDが消灯していると判断し出力電圧を上昇させようとする。このとき保護回路が無いと出力電圧が上昇し続け、やがてはスイッチングトランジスタやその他の回路素子の破壊を招く恐れがある。
このように出力電圧が上昇し続けるのを防ぐため、出力電圧が過電圧となったことを検出した場合、スイッチングトランジスタの動作を制御し、回路保護を行うものが特許文献1、2に示されている。
図8に従来のスイッチング電源装置の一例を示した。図8のスイッチング電源装置は、2つの誤差増幅器を用いて、負荷電流もしくは出力電圧が設定値を超えないようにスイッチングトランジスタの動作を制御することを特徴としている。
具体的に図8のスイッチング電源装置は、電力変換部100と制御部200から構成されている。電力変換部100は、入力コンデンサ2、コイル3、スイッチングトランジスタ4、ダイオード5、出力コンデンサ6を有する。また、制御部200は、負荷電流検出回路10、出力電圧検出回路11、誤差増幅器30、位相補償回路15、誤差増幅器31、位相補償回路16、PWM変調回路32を有する。ここで、1は外部に設けられた電力供給源としての直流電源、7はスイッチング電源装置から安定した電流もしくは電圧の供給を受けて動作するLED負荷である。
電力変換部100は、直流電源1より入力電圧Viの供給を受けて動作する。この電力変換部100は以下のようにして制御部200により駆動され、その動作により得られた安定した電流もしくは電圧がLED負荷7に供給される。
制御部200において、負荷電流検出回路10は、負荷電流Ioに応じた電流帰還信号Ifbを生成する。誤差増幅器30は、電流帰還信号Ifbと基準電圧信号Vref1の差分を反転増幅する。誤差増幅器30より得られた誤差信号Ve1は、位相補償回路15により位相補償され、PWM変調回路32に供給される。
また、出力電圧検出回路11は、出力電圧Voに応じた電圧帰還信号Vfbを生成する。誤差増幅器31は、電圧帰還信号Vfbと基準電圧信号Vref2の差分を反転増幅する。誤差増幅器31より得られた誤差信号Ve2は、位相補償回路16により位相補償され、PWM変調回路32に供給される。
PWM変調回路32は、位相補償回路15により位相補償された誤差信号と位相補償回路16により位相補償された誤差信号の内いずれか一方を三角波信号(図示せず)と比較して、スイッチングトランジスタ4の駆動信号Vpwmを生成する。そして、生成された駆動信号Vpwmに基づいて、スイッチングトランジスタ4のオン・オフを切り替える。このように、電力変換部100のスイッチングトランジスタ4は、制御部200により制御される。
スイッチング電源装置が起動すると、出力電圧Voは徐々に上昇し、出力電圧VoがLED負荷7のしきい値を超えると、LED負荷7に負荷電流Ioが流れ始める。その後、負荷電流Ioは徐々に増加し、電流帰還信号Ifbが基準電圧信号Vref1と等しくなるように電流制御され、負荷電流Ioは一定値になる。
LED負荷7にオープン不良などが発生し、負荷電流Ioが流れなくなると、出力電圧Voはさらに上昇する。過電圧を検出すると、PWM変調回路32は、位相補償回路16により位相補償された誤差信号に基づいて駆動信号Vpwmを生成する。このとき、電圧帰還信号Vfbが基準電圧信号Vref2と等しくなるように電圧制御され、出力電圧Voは一定値になり、無制限に出力電圧Voが上昇するのを抑制する。
他の従来例として、電流帰還信号Ifbおよび電圧帰還信号Vfbを1つの誤差増幅器に供給する構成とした例を図9に示す。図8と同じ構成要素には同じ番号を付与する。
図9のスイッチング電源装置は、電力変換部100と制御部201から構成されており、図8のスイッチング電源とは、制御部201の構成が異なる。制御部201は、負荷電流検出回路10、出力電圧検出回路11、誤差増幅器33、位相補償回路15、PWM変調回路34を有する。
誤差増幅器33には、電流帰還信号Ifbと電圧帰還信号Vfbとを比較して、高い信号レベルを有する帰還信号が供給される。誤差増幅器33はいずれか一方の帰還信号と基準電圧信号Vref3の差分を反転増幅する。誤差増幅器33より得られた誤差信号Ve3は、位相補償回路15により位相補償され、PWM変調回路34に供給される。
PWM変調回路34は、位相補償回路15により位相補償された誤差信号に基づいてスイッチングトランジスタ4の駆動信号Vpwmを生成する。そして、生成された駆動信号Vpwmに基づいて、スイッチングトランジスタ4のオン・オフを切り替える。
電流帰還信号Ifbが誤差増幅器33に供給されるとき、負荷電流検出回路10からの電流帰還信号Ifbによって、負荷電流Ioが一定値になるように電流制御される。
LED負荷7にオープン不良が発生するなどして出力電圧Voが上昇すると、電圧帰還信号Vfbが誤差増幅器33に供給され、出力電圧検出回路11からの電圧帰還信号Vfbによって、出力電圧Voが一定値になるように電圧制御される。
特開2006−085993 特開2001−190067
従来の図8のようなスイッチング電源装置では、2つの誤差増幅器により電流帰還信号Ifbおよび電圧帰還信号Vfbから誤差信号を生成している。そのために、回路規模の増大が問題となっている。
従来の図9のようなスイッチング電源装置では、1つの誤差増幅器により電流帰還信号Ifbおよび電圧帰還信号Vfbと基準信号Vref3とを比較している。この誤差増幅器23には、通常、負荷電流制御に最適化された位相補償回路15が接続される。そのため、過電圧検出時、言い換えると、LED負荷7が電圧制御される状態に切り替わるとき、応答に遅れが生じ、出力電圧Voのオーバーシュートが発生してしまう。
そこで本願発明は、回路規模の増加が少なく、かつ、過電圧検出時における出力電圧のオーバーシュートを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、負荷電流に応じた電流帰還信号を生成する負荷電流検出回路と、出力電圧に応じた電圧帰還信号を生成する出力電圧検出回路と、該電流帰還信号もしくは該電圧帰還信号に基づいて誤差信号を生成する誤差増幅器と、該誤差信号の位相補償を行う位相補償回路とを有する昇圧型スイッチング電源装置において、該電流帰還信号もしくは該電圧帰還信号の内、いずれか一方を選択し、該誤差増幅器に供給する第1のスイッチ回路と、該位相補償回路の接続構成を変化させるための第2のスイッチ回路と、該負荷電流および該出力電圧に応じて、該第1のスイッチ回路および該第2のスイッチ回路の接続を同時に切り替えるスイッチ制御回路とを有し、該スイッチ制御回路は、該出力電圧が所定電圧に満たないとき、もしくは、該負荷電流が所定電流より大きいとき、該電流帰還信号を該誤差増幅器に供給し、該負荷電流が所定電流以下となり、かつ、該出力電圧が該所定電圧に達したとき、該電圧帰還信号を該誤差増幅器に供給するように該第1のスイッチ回路の接続を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、1つの誤差増幅器を用いて電流制御と電圧制御を行うための誤差信号を生成した場合でも、過電圧発生時の高速かつ安定動作が可能となる。また、電流制御と電圧制御を切り替えるための回路は、小さなロジック回路とスイッチで構成されるため、回路規模の増加を抑えることができる。
本発明の第1の実施例の昇圧型スイッチング電源装置 第1の実施例における第1および第2の位相補償回路の具体例 第1の実施例における第1および第2の位相補償回路の他の具体例 本発明の昇圧型スイッチング電源装置の動作波形 本発明の第2の実施例の昇圧型スイッチング電源装置 第2の実施例における位相補償回路の具体例 第2の実施例における位相補償回路の他の具体例 従来の昇圧型スイッチング電源装置。 従来の昇圧型スイッチング電源装置。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1に本発明の第1の実施例に係るスイッチング電源装置を示した。図1に示すスイッチング電源装置は、電力変換部100と制御部101から構成されている。電力変換部100は、入力コンデンサ2、コイル3、スイッチングトランジスタ4、ダイオード5、出力コンデンサ6を有する。また、制御部101は、負荷電流検出回路10、出力電圧検出回路11、第1のスイッチ回路12、誤差増幅器13、第2のスイッチ回路14、第1の位相補償回路15、第2の位相補償回路16、PWM変調回路17、スイッチ制御回路18を有する。
電力変換部100には、直流電源1より入力電圧Viが供給される。電力変換部100は制御部101により駆動制御され、LED負荷7に電力が供給される。
制御部101の内部において、負荷電流検出回路10は、負荷電流Ioに応じた電流帰還信号Ifbを生成する。出力電圧検出回路11は、出力電圧Voに応じた電圧帰還信号Vfbを生成する。
電流帰還信号Ifbおよび電圧帰還信号Vfbは、第1のスイッチ回路12を介して誤差増幅器13に供給される。誤差増幅器13は、電流帰還信号Ifbもしくは電圧帰還信号Vfbのいずれか一方の帰還信号と基準電圧信号Vrefの差分を反転増幅する。いずれの帰還信号を誤差増幅器13に供給するかは、第1のスイッチ回路12の接続を切り替えることで選択することができる。
誤差増幅器13の出力端子には、第1の位相補償回路15および第2の位相補償回路16が第2のスイッチ回路14を介して接続されている。誤差増幅器13より得られる誤差信号Veは、第2のスイッチ回路14により選択されるいずれか一方の位相補償回路によって位相補償され、PWM変調回路17に供給される。
ここで、第1の位相補償回路15および第2の位相補償回路16の具体例を図2示す。図2において、抵抗20とコンデンサ21が図1における第1の位相補償回路15を構成し、抵抗20とコンデンサ22が第2の位相補償回路16を構成している。
抵抗20は誤差増幅器13の出力端子と反転入力端子の間、すなわち帰還部に接続されている。コンデンサ21およびコンデンサ22は、第2のスイッチ回路14を介して、それぞれ抵抗20と並列に接続されている。第2のスイッチ回路14は、コンデンサ21およびコンデンサ22の内、いずれか一方を選択する。
第2のスイッチ回路14がコンデンサ21を選択すると、抵抗20とコンデンサ21からなる第1の位相補償回路15により誤差信号Veの位相補償が行われる。第2のスイッチ回路14がコンデンサ22を選択すると、抵抗20とコンデンサ22からなる第2の位相補償回路16により誤差信号Veの位相補償が行われる。
このように、第2のスイッチ回路14の接続を切り替えることで、誤差信号Veの位相補償を行う位相補償回路が切り替わる。すなわち、定数の異なる位相補償回路によって誤差信号Veの位相補償を選択的に行うことができる。
また、第1の位相補償回路15および第2の位相補償回路16の他の具体例を図3に示す。図2と同様に、抵抗20とコンデンサ21が図1における第1の位相補償回路15を構成し、抵抗20とコンデンサ22が第2の位相補償回路16を構成している。
抵抗20の一方の端子は誤差増幅器13の出力端子に接続されている。コンデンサ21およびコンデンサ22は、第2のスイッチ回路14を介して、それぞれ抵抗20の他方の端子とGND間に並列に接続されている。第2のスイッチ回路14の動作は、図2で説明したのと同様である。
図3に示したように、第1の位相補償回路15および第2の位相補償回路16は誤差増幅器13の帰還部ではなく、誤差増幅器13の出力端子とGND間に前記第2のスイッチ回路14を介して接続してもよい。
これら2つの具体例に示した構成以外でも、第2のスイッチ回路14により、位相補償回路の抵抗値を変化させる、あるいは抵抗値と容量値の両方を変化させるような構成としてもよい。第2のスイッチ回路14により、誤差信号Veの位相補償を行う位相補償回路の定数を変化させるのであれば、位相補償回路および第2のスイッチ回路14の接続形態は制限されない。
このように、誤差信号Veはいずれかの位相補償回路によって位相補償され、PWM変調回路17に供給される。PWM変調回路17は、いずれかの位相補償回路によって位相補償された誤差信号と三角波信号(図示せず)とを比較して、スイッチングトランジスタ4の駆動信号Vpwmを生成する。そして、生成された駆動信号Vpwmに基づいて、スイッチングトランジスタ4のオン・オフを切り替える。
スイッチングトランジスタ4がオンとなる期間、直流電源1よりコイル3にエネルギーを蓄積される。入力コンデンサ2は、入力電圧Viのリプルやノイズを低減するものである。このサイクルにおいてLED負荷7に流れる電流は、出力コンデンサ6から供給される。スイッチングトランジスタ4がオフになると、コイル3に蓄積されたエネルギーがダイオード5を通じてLED負荷7と出力コンデンサ6に供給される。
スイッチ制御回路18は、負荷電流Ioおよび出力電圧Voに応じて、第1のスイッチ回路12および第2のスイッチ回路14の接続を切り替える信号を生成するものである。
例えば、スイッチ制御回路18は、出力電圧Voが所定の電圧に満たないとき、もしくは、該負荷電流が所定の電流より大きいとき、電流帰還信号Ifbを誤差増幅器13に供給するとともに第1の位相補償回路15を選択するように、第1および第2のスイッチ回路の接続を切り替える。また、負荷電流Ioが所定電流以下となり、かつ、出力電圧Voが所定の電圧に達したとき、電圧帰還信号Vfbを誤差増幅器13に供給するとともに第2の位相補償回路16を選択するように、第1および第2のスイッチ回路の接続を切り替える。
第1のスイッチ回路12内のSW1とSW2は、相補的にオン・オフ動作するように、スイッチ制御回路18により制御される。第2のスイッチ回路14内のSW3とSW4も同様に相補的にオン・オフ動作する。また、SW1とSW3は同時にオンまたはオフ、SW2とSW4についても同時にオンまたはオフとなるように制御される。
SW1・SW3がオン、SW2・SW4がオフとなると、誤差増幅器13には電流帰還信号Ifbが供給されるとともに、第1の位相補償回路15が選択される。このとき、負荷電流検出回路10からの電流帰還信号Ifbが基準電圧信号Vrefと等しくなるように電流制御され、負荷電流Ioは一定値になる。
SW2・SW4がオン、SW1・SW3がオフとなると、誤差増幅器13には電圧帰還信号Vfbが供給されるとともに、第2の位相補償回路16が選択される。このとき、負荷電圧検出回路11からの電圧帰還信号Vfbが基準電圧信号Vrefと等しくなるように電圧制御され、出力電圧Voは一定値になる。
このように、第1の位相補償回路15はLED負荷7が電流制御されるときに選択され、第2の位相補償回路16はLED負荷7が電圧制御されるときに選択される。各位相補償回路は、それぞれの制御動作に最適化された定数を有する。
LED負荷7の制御動作状態を切り替えるためのスイッチ回路12、14およびスイッチ制御回路18は、小さなロジック回路とスイッチで構成できるため、回路規模の増加を抑えることできる。
次に、具体的な動作例について、図4の動作波形図を用いて説明する。なお、図4において、縦軸は電圧もしくは電流、横軸は時間を示している。
スイッチ制御回路18は、負荷電流IoがLED点灯検出値Idet以下であり、かつ、出力電圧Voが過電圧検出電圧Vdetに達した場合にSW2・SW4をオンに切り替える。それ以外の状態においては、SW1・SW3がオンとなるように構成されている。
時刻t1において、スイッチング電源装置が起動すると出力電圧Voが上昇し始める。この起動時においては、負荷電流IoはLED点灯検出値Idetに満たないが、出力電圧Voが過電圧検出電圧Vdetに満たないため、SW1・SW3がオン、SW2・SW4がオフとなり、LED負荷7は電流制御される。出力電圧VoがLED負荷7のしきい値を超えると、負荷電流Ioが流れ始める。そして、電流帰還信号Ifbが基準電圧信号Vrefと等しくなるよう制御され、定常状態になると、LED負荷7には一定の電流(負荷制御電流Ic)が供給される。
定常状態になった後、時刻t2においてLED負荷7がオープンになったとする。すると、LED負荷7に電流が流れなくなるため、PWM変調回路17はさらに出力電圧Voを上昇させるようにスイッチングトランジスタ4を駆動してしまう。
出力電圧Voは時間経過と共に上昇し、時刻t3において過電圧検出電圧Vdetに達する。すると、SW2・SW4がオン、SW1・SW3がオフとなり、LED負荷7は電圧制御される。そして、電圧帰還信号Vfbが基準電圧信号Vrefと等しくなるよう制御され、出力電圧Voは一定の電圧(過電圧保護制御電圧Vc)に制御される。このとき、誤差信号Veの位相補償を行う位相補償回路は、電圧制御に最適化された定数を持つ第2の位相補償回路16に切り替わるため、過電圧発生時における、出力電圧Voのオーバーシュートを抑えることが可能となる。
このように、過電圧が発生したのを検出すると、誤差増幅器13に供給される帰還信号は電流帰還信号Ifbから電圧帰還信号Vfbに切り替わり、LED負荷7は電圧制御される。このとき同時に、誤差増幅器13の出力側に接続された位相補償回路を電圧制御に最適化されたされたものに切り替えている。これにより、1つの誤差増幅器を用いて電流制御と電圧制御を行うための誤差信号を生成した場合でも、過電圧発生時における出力電圧Voのオーバーシュートを抑制することができ、高速かつ安定動作が可能となる。スイッチ制御回路18は小さなロジック回路で構成されるため、回路規模の増加も少ない。
図5に本発明に係るスイッチング電源装置の第2の実施例を示す。基本的な構成は第1の実施例と同様であり、位相補償回路と第2のスイッチ回路14の構成のみが異なるものである。第1の実施例と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
図5のスイッチング電源装置は、第1の実施例における第2のスイッチ回路14内のSW4および第2の位相補償回路16を省略したものである。第2のスイッチ回路14は、誤差信号Veの位相補償を行うための位相補償回路15を選択もしくは非選択することを特徴としている。
ここで、第2の実施例における位相補償回路の具体例を図6示す。図6において、抵抗20とコンデンサ21が図5における位相補償回路15を構成している。位相補償回路15は、誤差増幅器13の帰還部に第2のスイッチ回路14を介して接続されている。
抵抗20は誤差増幅器13の帰還部に第2のスイッチ回路14を介して接続されている。コンデンサ21は抵抗20と並列に接続されている。第2のスイッチ回路14内のSW3がオンとなると、誤差増幅器13に位相補償回路15が接続される。第2のスイッチ回路14内のSW3がオフとなると、誤差増幅器13から位相補償回路15が切り離されるよう構成されている。
また、第2の実施例における位相補償回路の他の具体例を図7に示す。図6と同様に、抵抗20とコンデンサ21が図5における位相補償回路15を構成している。位相補償回路15は、誤差増幅器13の出力端子とGND間に第2のスイッチ回路14を介して接続されている。
抵抗20の一方の端子は誤差増幅器13の出力端子に接続されている。コンデンサ21は、第2のスイッチ回路14を介して、抵抗20の他方の端子とGND間に並列に接続されている。図6で説明したのと同様に、第2のスイッチ回路14内のSW3がオンとなると、誤差増幅器13に位相補償回路15が接続される。第2のスイッチ回路14内のSW3がオフとなると、誤差増幅器13から位相補償回路15が切り離されるよう構成されている。
第2の実施例において、誤差増幅器13に電流帰還信号Ifbが供給され、LED負荷7が電流制御されるとき、第2のスイッチ回路14内のSW3はオンになる。誤差増幅器13に電圧帰還信号Vfbが供給され、LED負荷7が電圧制御されるとき、第2のスイッチ回路14内のSW3はオフになり、誤差増幅器13から位相補償回路15が切り離される。
LED負荷7が電流制御されるときは、誤差増幅器13に位相補償回路15を接続し、誤差信号Veの位相補償を行うことで、制御部101の安定動作が可能となる。過電圧検出時、すなわちLED負荷7が電圧制御されるときは、位相補償回路15を非接続とすることにより制御部101を高速応答させ、出力電圧Voのオーバーシュートを抑制することができる。
第2のスイッチ回路14により、誤差増幅器13に位相補償回路15を接続もしくは非接続するのを切り替えるのであれば、位相補償回路および第2のスイッチ回路14の接続形態は制限されない。
1 直流電源
2 入力コンデンサ
3 コイル
4 スイッチングトランジスタ
5 ダイオード
6 出力コンデンサ
7 LED負荷
10 負荷電流検出回路
11 出力電圧検出回路
12 第1のスイッチ回路
13 誤差増幅器
14 第2のスイッチ回路
15 第1の位相補償回路
16 第2の位相補償回路
17 PWM変調回路
18 スイッチ制御回路
20 位相補償抵抗
21 位相補償コンデンサ
22 位相補償コンデンサ
100 電力変換部
101 制御部

Claims (7)

  1. 負荷電流に応じた電流帰還信号を生成する負荷電流検出回路と、
    出力電圧に応じた電圧帰還信号を生成する出力電圧検出回路と、
    該電流帰還信号もしくは該電圧帰還信号に基づいて誤差信号を生成する誤差増幅器と、
    該誤差信号の位相補償を行う位相補償回路とを有する昇圧型スイッチング電源装置において、
    該電流帰還信号もしくは該電圧帰還信号の内、いずれか一方を選択し、該誤差増幅器に供給する第1のスイッチ回路と、
    該位相補償回路の接続構成を変化させるための第2のスイッチ回路と、
    該負荷電流および該出力電圧に応じて、該第1のスイッチ回路および該第2のスイッチ回路の接続を同時に切り替えるスイッチ制御回路とを有し、
    該スイッチ制御回路は、該出力電圧が所定電圧に満たないとき、もしくは、該負荷電流が所定電流より大きいとき、該電流帰還信号を該誤差増幅器に供給し、該負荷電流が所定電流以下となり、かつ、該出力電圧が該所定電圧に達したとき、該電圧帰還信号を該誤差増幅器に供給するように該第1のスイッチ回路の接続を切り替える
    ことを特徴とする昇圧型スイッチング電源装置。
  2. 前記位相補償回路が第1および第2の位相補償回路を具え、
    前記第2のスイッチ回路は、該第1および第2の位相補償回路の内、いずれか一方を選択することを特徴とする請求項1に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
  3. 前記第1および第2の位相補償回路は、前記誤差増幅器の帰還部に前記第2のスイッチ回路を介して接続されていることを特徴とする請求項2に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
  4. 前記第1および第2の位相補償回路は、前記誤差増幅器の出力端子とGND間に前記第2のスイッチ回路を介して接続されていることを特徴とする請求項2に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
  5. 前記第2のスイッチ回路は、前記誤差増幅器に前記位相補償回路を接続もしくは非接続することを特徴とする請求項1に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
  6. 前記位相補償回路は、前記誤差増幅器の帰還部に前記第2のスイッチ回路を介して接続されていることを特徴とする請求項5に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
  7. 前記位相補償回路は、前記誤差増幅器の出力端子とGND間に前記第2のスイッチ回路を介して接続されていることを特徴とする請求項5に記載の昇圧型スイッチング電源装置。
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