JP2010187170A - 無線受信機器 - Google Patents

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Keisuke Kinoshita
圭介 木下
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Abstract

【課題】2つのアンテナの位置関係を柔軟に設定する。
【解決手段】無線電波を受信する無線受信機器1は、本体10と、本体10に回動可能に取り付けられ、本体10を支持するスタンド2と、スタンド2に設けられた第1アンテナ11,11と、本体10に対して回動可能に取り付けられた第2アンテナ12,12と、本体10に対するスタンド2の回動角度に応じて、第2アンテナ12,12を回動させて、第1アンテナ11,11と第2アンテナ12,12の角度を設定するアンテナ角度設定部4とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本のアンテナを備えて、空中を伝搬する電波を受信する無線受信機器に関するものである。
近年、携帯電話や地上デジタル放送の技術開発が進み、有線で接続することなく、無線電波を用いて、データや音声、テレビ放送などを受信する無線受信機器が普及している。無線電波は、アンテナを用いて電気信号に変換され、機器内で増幅、復調、信号処理され、複号される。
無線電波を感度よく受信するための技術として、ダイバーシティ受信が挙げられる。無線通信では、マルチパスなどの影響によりフェージングが生じ、位置、時間、周波数などが異なると、電界強度が異なり、結果として受信感度が低下する。ダイバーシティ受信は、複数のアンテナを用いて受信することで、フェージングによる受信感度劣化を改善することが可能となる。ダイバーシティ受信の方式にはいくつかあり、複数のアンテナを設置し、受信した信号電力が大きい方を選択し、信号電力が小さい方を破棄するアンテナ選択方式や、複数のアンテナで受信し、各アンテナの受信信号の位相を合わせて合成する最大比合成方式などがある。
複数のアンテナを備えて、ダイバーシティ受信を行う無線受信機器として、特許文献1に開示されたものが知られている。この無線受信機器は、本体の背面に回動可能なL字状のスタンドが設けられ、第1アンテナを該スタンド内に設け、第2アンテナを本体に内蔵している。そして、スタンドを開くと、第1アンテナと第2アンテナとの距離が離れ、それぞれの位置での電界強度が異なるようになる。各アンテナは、例えば電界強度が強い方のアンテナを選択し、電界強度の弱い方のアンテナの出力を破棄する、又は、第1、第2アンテナで受信した信号を位相を合わせて合成する、などの処理を行うことで、フェージングによる影響を低減することが可能となる。
特開2006−121382号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、スタンドのアンテナと内蔵アンテナを用いたダイバーシティ受信であり、内部の回路から発生する雑音対策として、筐体を金属樹脂などで構成した場合、内蔵アンテナがアンテナとして機能しなくなる。
また、一方のアンテナを本体に内蔵している場合、2つのアンテナの位置関係は、スタンドと本体との位置関係に拘束される。つまり、本体をスタンドで支持する場合、本体の傾斜角度は概ね決まっている。例えば、テレビ放送を受信して表示する無線受信機器の場合、本体は、ユーザが該本体の表示部を見やすい程度の傾斜角度で支持されるように設定されている。このように、2つのアンテナの位置関係は、スタンドと本体との回動に拘束されると共に、その回動角度に限界があるため、2つのアンテナの位置関係を柔軟に設定することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2つのアンテナの位置関係を柔軟に設定することにある。
本発明は、無線電波を受信する無線受信機器が対象である。そして、本体と、該本体に回動可能に取り付けられ、該本体を支持するスタンドと、前記スタンドに設けられた第1アンテナと、前記本体に対して回動可能に取り付けられた第2アンテナと、前記本体に対する前記スタンドの回動角度に応じて、前記第2アンテナを回動させて、前記第1アンテナと該第2アンテナの回動角度を設定するアンテナ角度設定部とを備えるものとする。
前記スタンドは、前記本体に収まった収納状態と、該収納状態から回動して該本体を支持する支持状態との間で回動するように構成されており、前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記支持状態となったときに、前記第1アンテナと前記第2アンテナとが垂直となるように、前記第1アンテナと前記第2アンテナの回動角度を設定するようにしてもよい。
前記スタンドは、前記本体に収まった収納状態と、該収納状態から回動して該本体を支持する支持状態との間で回動するように構成されており、前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記支持状態となったときに、前記第2アンテナが、該本体と該スタンドとが設置される設置面と平行となるように、前記第1アンテナと前記第2アンテナの回動角度を設定するようにしてもよい。
前記第1及び第2アンテナは、前記スタンドが前記収納状態となったときに、前記本体と平行になるように構成されているようにしてもよい。
前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記収納状態から所定の第1角度だけ回動するまでは、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの連結が解除されており、前記スタンドが該収納状態から該第1角度以上回動するときに、該第2アンテナを該第1アンテナに連動して回動させて、該第1アンテナと該第2アンテナとの回動角度を設定するようにしてもよい。
前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドと共に回動する第1ギアと、前記第2アンテナと共に回動する第2ギアとを有し、前記第1ギアと前記第2ギアとは、直接または少なくとも1つの連結ギアを介して連結され、前記第1ギアと前記第2ギアとのギア比は、前記第1アンテナの回動角度と前記第2アンテナの回動角度が異なるように設定されているようにしてもよい。
前記第1ギアと前記第2ギアとは、前記スタンドが前記収納状態から所定の第1角度だけ回動するまでは噛合せず、前記スタンドが該収納状態から該第1角度以上回動するときに、互いに噛合するようにしてもよい。
前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドと共に回動する第1プーリと、前記第2アンテナと共に回動する第2プーリとを有し、前記第1プーリと前記第2プーリとは、直接または少なくとも1つのプーリを介してベルトで連結され、前記第1プーリと前記第2プーリとの回転比は、前記第1アンテナの回動角度と前記第2アンテナの回動角度とが異なるように設定されているようにしてもよい。
第1アンテナをスタンドに設けると共に、第2アンテナを本体に対して回動可能に設け、第2アンテナを第1アンテナの回動角度に応じて回動させることによって、スタンドと本体との位置関係に拘束されず、第1アンテナと第2アンテナとの位置関係を柔軟且つ簡単に設定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態に係る無線受信機器について、図1〜5を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線受信機器の斜視図であって、後述するスタンドが支持状態のときを示し、図2は、スタンドが収納状態のときの無線受信機器の斜視図であり、図3は、スタンドが支持状態のときの無線受信機器を示す図であって、(A)が側面図で、(B)が平面図であり、図4は、後述する第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図であり、図5は、スタンドが支持状態のときに第2アンテナが水平となる無線受信機器を示す図であって、(A)が側面図で、(B)が平面図である。
無線受信機器1は、本体10と、該本体10に取り付けられたスタンド2と、該スタンド2に内蔵された第1アンテナ11,11と、該本体10に取り付けられたプレート3と、該プレート3内に内蔵された第2アンテナ12,12と、該第1アンテナ11,11と該第2アンテナ12,12との角度を設定するアンテナ角度設定部4とを備える。無線受信機器1は、例えば、データや音声、テレビ放送などの無線電波を受信する携帯電話機やテレビジョン受信機等である。
本体10は、扁平な直方体形状をしており、筐体に覆われている。この筐体は、金属製であってもよい。この本体10内には、受信回路や制御回路が内蔵されている。
スタンド2は、本体10の背面に取り付けられる2本の主脚21,21と、該2本の主脚21,21を連結する連結部22とを有している。これら主脚21,21及び連結部22は、平面視長方形の板状の部材である。2本の主脚21,21は互いに平行に配置されている。連結部22は、主脚21,21に対して直交した状態で該主脚21,21に連結されている。こうして構成されたスタンド2は、概略H形状をしている。そして、各主脚21は、本体10の背面に回動可能に取り付けられている。詳しくは、主脚21は、その基端部が、本体10の背面における上側の角部近傍において該本体10に対して回動可能に取り付けられている。
このスタンド2は、収納状態においては、本体10の背面に重なって収まった状態となる。詳しくは、収納状態においては、スタンド2の主脚21,21及び連結部22の厚み方向と、本体10の厚み方向とが同じ方向を向くように、スタンド2と本体10とが重なる。尚、本実施形態では、スタンド2は、本体10の背面から突出しているが、本体10の背面にスタンド2が収納される凹部を形成して、収納状態においては、スタンド2が本体10の背面と面一となるように該凹部に収納される構成であってもよい。
第1アンテナ11,11はそれぞれ、スタンド2の主脚21,21に内蔵されている。各第1アンテナ11は、直線状の部材であって、主脚21に沿って延伸している。これら第1アンテナ11,11は、スタンド2と一体となって回動する。
プレート3は、平面視長方形の板状の部材であって、本体10の背面に取り付けられている。詳しくは、プレート3は、スタンド2の一方の主脚21の基端部と、他方の主脚21の基端部との間に設けられており、該本体10の背面の上辺近傍において該本体10に対して回動可能に取り付けられている。
このプレート3は、スタンド2と同様に、収納状態においては、本体10の背面に重なって収まった状態となる。詳しくは、収納状態においては、プレート3の厚み方向と、本体10の厚み方向とが同じ方向を向くように、プレート3と本体10とが重なる。尚、本実施形態では、プレート3は、本体10の背面から突出しているが、本体10の背面にプレート3が収納される凹部を形成して、収納状態においては、プレート3が本体10の背面と面一となるように該凹部に収納される構成であってもよい。
第2アンテナ12,12は、プレート3内に内蔵されている。各第2アンテナ12は、途中で略直角に屈曲して、概略L字形状をしている。詳しくは、プレート3の四隅のうち、本体10に近接する隅部から本体10から離れた位置の隅部までプレート3の短辺側面に沿って延びる基端部12aと、該プレート3の本体10から離れた位置の隅部からプレート3の長辺側面に沿って延びる先端部12bとを有している。このように構成された第2アンテナ12,12は、プレート3と一体となって回動する。
これら第1アンテナ11,11及び第2アンテナ12,12は、本体10内の受信回路に電気的に接続されている。
アンテナ角度設定部4は、図4に示すように、スタンド2に取り付けられた第1ギア41と、プレート3に取り付けられた第2ギア42と、該第1ギア41と第2ギア42とを連結する第3ギア43とを有している。尚、図4では、説明の便宜上、第1〜第3ギア41〜43を拡大して図示すると共に、スタンド2及びプレート3の図示を省略して、代わりに第1及び第2アンテナ11,12を図示している。
第1ギア41は、スタンド2に対して回動不能に取り付けられている。つまり、スタンド2が回動すると、該スタンド2と共に回動する。また、第2ギア42は、プレート3に対して回動不能に取り付けられている。つまり、該プレート3と共に回動する。第3ギア43は、本体10に対して回動可能に支持されていて、第1ギア41及び第2ギア42と噛合している。つまり、スタンド2(即ち、第1アンテナ11)が回動すると、第1〜第3ギア41〜43を介して、プレート3(即ち、第2アンテナ12)も連動して回動する。
詳しくは、スタンド2を回動させると、第1ギア41がスタンド2と共に回動し、該第1ギア41と噛合する第3ギア43が、第1ギア41に合わせて反対回りに回動し、さらに、該第3ギア43に噛合する第2ギア42が、第3ギア43と反対回りに、即ち、第1ギア41と同じ向きに回動する。その結果、第2ギア42が取り付けられたプレート3がスタンド2と同じ向きに回動する。
ここで、第1ギア41は、第2ギア42よりも大径であって、歯数が多くなっている。つまり、スタンド2の回動は増速されてプレート3に伝達される。そのため、第1及び第2アンテナ11,12は、収納状態において本体10と平行になった状態から支持状態に向かって回動していく際に、第1アンテナ11よりも第2アンテナ12の方が大きく回動していく。その結果、第1アンテナ11に連動させて第2アンテナ12を回動させる構成であっても、第1アンテナ11と第2アンテナ12とに角度差を生じさせることができる。詳しくは、第1ギア41と第2ギア42とのギア比は、スタンド2が支持状態となるべく、収納状態から所定の角度αだけ回動したときに、プレート3がスタンド2との間の角度、即ち、第1アンテナ11と第2アンテナ12との角度(詳しくは、スタンド2の回動軸方向を向いて第1アンテナ11と第2アンテナ12とを見たときの角度、又は、第1アンテナ11と第2アンテナ12とをスタンド2の回動軸方向に平行移動させて互いに交差させたときの両アンテナ間の角度)が90°となる位置まで回動する値に設定されている。すなわち、第1ギア41と第2ギア42とのギア比をXとすると、第1ギア41が角度αだけ回動するときには、第2ギア42は角度β(=Xα)だけ回動する。例えば、支持状態におけるスタンド2と本体10と角度を30°とすると、プレート3は収納状態から120°回動することになる。そのときの第1ギア41と第2ギア42のギア比は4:1となる。
このように、支持状態における第1アンテナ11と第2アンテナ12との角度を90°とすることによって、第1アンテナ11と、第2アンテナ12の基端部12aと、第2アンテナ12の先端部12bとが互いに垂直になる。すなわち、第1アンテナ11と、第2アンテナ12の基端部12aと、第2アンテナ12の先端部12bとがそれぞれ、直交する3軸に沿って延びることになる。その結果、無偏向の無線電波に対して、どの偏向成分に対しても何れかのアンテナが対応することができ、無線電波を高い受信効率で受信することができる。
したがって、本実施形態によれば、第2アンテナ12をプレート3を介して本体10に回動可能に取り付けることによって、スタンド2に設けられた第1アンテナ11とは別のアンテナを設けると共に、該第1アンテナ11と第2アンテナ12との位置関係を、本体10とスタンド2との位置関係に拘束されずに、柔軟に変更することができる。
また、支持状態において、第1アンテナ11と第2アンテナ12とを平行ではなく、両者の間に角度差を付けることによって、第1及び第2アンテナ11,12を異なる指向性を有するように配置することができる。
また、第2アンテナ12を第1アンテナ11と連動して回動するように構成することによって、2つのアンテナを設ける構成であっても、2つのアンテナの回動動作を簡易に行うことができる。
さらに、第1アンテナ11と第2アンテナとの角度を設定するアンテナ角度設定部4を設けることによって、第1アンテナ11を回動させることによって、第2アンテナ12を最適な回動位置まで自動的に回動させることができる。また、第1アンテナ11を回動させて収納状態とするときには、第2アンテナ12も自動的に収納状態とすることができる。
さらにまた、収納状態においては、第1及び第2アンテナ11,12は共に、本体10と平行に重なった状態となるため、余計な突起とならず、持ち運び時の利便性を向上させることができる。
また、第2アンテナ12を、本体10内に設けるのではなく、本体10に対して外付けしているため、内部回路から発生する雑音対策として、本体10の筐体を金属樹脂等で構成しても、第2アンテナ12をアンテナとして機能させることができる。
尚、アンテナ角度設定部4は、第1アンテナ11と共に回動する第1ギア41と、第2アンテナ12と共に回動する第2ギア42とを、第3ギア43を介して連結しているが、これに限られるものではない。第1ギア41と第2ギア42とを直接連結してもよいし、第1ギア41と第2ギア42とを2つ以上のギアを介在させて連結してもよい。
また、前記実施形態では、収納状態において、スタンド2は、基端部が上方で先端部が下方に位置する姿勢となり、プレート3も、基端部(本体10に支持されている長辺側面)が上方で先端部(本体10から離れた長辺側面)が下方に位置する姿勢となっているため、スタンド2(即ち、第1アンテナ11)の回動方向とプレート3(即ち、第2アンテナ12)の回動方向とは一致する。しかし、スタンド2とプレート3との姿勢が上下で逆になる場合、即ち、スタンド2の基端部が上方で先端部が下方に位置し、プレート3の基端部が下方で先端部が上方に位置する場合、又は、スタンド2の基端部が下方で先端部が上方に位置し、プレート3の基端部が上方で先端部が下方に位置する場合には、スタンド2(即ち、第1アンテナ11)の回動方向とプレート3(即ち、第2アンテナ12)の回動方向とが反対向きになるように、アンテナ角度設定部4のギアを組み込めばよい。
また、支持状態における第1及び第2アンテナ11,12の位置関係は前記実施形態に限られるものではない。例えば、偏波に応じて第2アンテナ12が最適な角度となるように構成すればよい。すなわち、無線受信機器1が受信する無線電波が、テレビ放送のように水平偏向が強い電波であれば、スタンド2が支持状態まで回動したときに、第2アンテナ12が、図5に示すように、水平に伸びる位置まで回動するように構成すればよい。詳しくは、アンテナ角度設定部4は、スタンド2が支持状態となったときに、第2アンテナ12が、本体10とスタンド2とが設置される設置面(即ち、本体10の下端とスタンド2の下端(先端)とが接する平面)と平行となるように、第1ギア41と第2ギア42のギア比Xを設定している。例えば、スタンド2の基端から先端までの長さと本体10の、スタンド2が取り付けられた部分から下端までの長さとが等しく(即ち、支持状態において、スタンド2と本体10とが対称に開く構成であって)、支持状態におけるスタンド2と本体10との角度が30°の場合、第1アンテナ11は鉛直方向から15°だけ傾斜していることになるため、第2アンテナ12は、第1アンテナ11との間の角度が75°となるように、即ち、本体10から105°だけ回動するように、第1ギア41と第2ギア42のギア比Xを設定すればよい。この場合、第1ギア41と第2ギア42のギア比Xは、7:2となる。通常、無線受信機器1は水平な場所に置かれるため、前記のように構成することで、支持状態における第2アンテナ12は水平方向に延びることになる。その結果、水平偏向が強い無線電波を高い受信効率で受信することができる。
−変形例1−
続いて、前記実施形態の変形例1に係る無線受信機器201ついて、図6を参照して説明する。図6は、変形例1に係る無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図であって、(A)が平面図で、(B)が側面図である。尚、(A)図においては、説明の便宜上、各ギアが噛合せずに、互いに離れた状態を図示している。
変形例1に係る無線受信機器201は、アンテナ角度設定部204の構成が前記実施形態に係る無線受信機器1と異なる。そこで、前記実施形態と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
アンテナ角度設定部204は、スタンド2に取り付けられた第1ギア41と、プレート3に取り付けられた第2ギア42と、該第1ギア41と第2ギア42とを連結する連結部材245とを有している。
連結部材245は、第1ギア41に噛合する第3ギア243と、第2ギア42に噛合する第4ギア244とを有し、本体10に回動可能に支持されている。第3ギア243と第4ギア244は、同じ回転軸で、同じ方向、同じ角度だけ回動する。
つまり、スタンド2を回動させると、第1ギア41がスタンド2と共に回動し、該第1ギア41と噛合する第3ギア243が、第1ギア41に合わせて反対回りに回動し、こうして回動する第3ギア243と一体となって、第4ギア244が回動し、さらに、該第4ギア244に噛合する第2ギア42が、第4ギア244と反対回りに、即ち、第1ギア41と同じ向きに回動する。その結果、第2ギア42が取り付けられたプレート3がスタンド2と同じ向きに回動する。
このように、第1ギア41と第2ギア42との間に、第3ギア243と第4ギア244とを有する連結部材245を介在させることによって、第1ギア41と第2ギア42とを同軸上に配置している。
ここで、第1ギア41と第2ギア42のギア比は、第1ギア41と第3ギア243のギア比(A:B)と、第4ギア244と第2ギア42のギア比(C:D)から、(A×C:B×D)として表される。したがって、第1アンテナ11が角度αだけ回動すると、第2アンテナ12は、角度β(=α×((A×C)/(B×D)))だけ回動する。前記実施形態と同様に、受信電波の偏向に合わせて各ギア比を設定することによって、ユーザは、スタンド2を開くことで第2アンテナ12を最適な角度に自動的に設定することができる。
したがって、変形例1によれば、第1ギア41と第2ギア42との間に、第3ギア243と第4ギア244とを有する連結部材245を介在させることによって、第1アンテナ11と第2アンテナ12の回転軸を同一にすることができる。つまり、前記実施形態では、第1ギア41、第3ギア43及び第2ギア42が直列に配置されているため、第1アンテナ11と第2アンテナ12の回転軸がずれることになり、余計なスペースが生じる。それに対して、変形例1では、第1アンテナ11と第2アンテナ12の回転軸が同一となるため、スタンド2(即ち、第1アンテナ11)とプレート3(即ち、第2アンテナ12)とをコンパクトに配置することができる。
尚、この変形例1では、ギアを4個使用しているが、第1ギア41と第2ギア42の回転軸を同一にする構成であれば、ギアの個数は任意の数にすることができる。
−変形例2−
続いて、前記実施形態の変形例2に係る無線受信機器301について、図7を参照して説明する。図7は、無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図である。
変形例2に係る無線受信機器301のアンテナ角度設定部304は、スタンド2が収納状態から回動し始めて、しばらくの間は、プレート3が回動しない点で、前記実施形態に係るアンテナ角度設定部4と異なる。そこで、前記実施形態と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
アンテナ角度設定部304は、スタンド2に取り付けられた第1ギア341と、プレート3に取り付けられた第2ギア42と、該第1ギア41と第2ギア42とを連結する第3ギア43とを有している。
第1ギア341は、その外周の一部に歯が設けられていない非連結部分341aが形成されている。詳しくは、スタンド2が収納状態から所定の第1角度γだけ回動するまでの間は、第1ギア341と第3ギア43との噛合が解除され、スタンド2が該第1角度γを超えて回動すると、第1ギア341と第3ギア43が噛合するように、非連結部分341aが形成されている。すなわち、第1ギア341のうち少なくとも、スタンド2が収納状態のときに第3ギア43に最接近する部分から、スタンド2が第1角度γだけ回動したときに第3ギア43に最接近する部分までの間には、歯が形成されておらず、非連結部分341aとなっている。
その結果、スタンド2が収納状態のときには、スタンド2とプレート3との連結が解除されているため、スタンド2を収納状態としたまま、プレート3だけを回動させることができる。すなわち、スタンド2を支持状態としなくても、プレート3だけを手動で適切な位置に回動させて、受信効率を調節することができる。
一方、スタンド2を支持状態とするときには、スタンド2の回動角度が第1角度γ以上となったときから第1ギア41と第3ギア43が噛合して、スタンド2とプレート3とが連結されるため、プレート3、即ち、第2アンテナ12を、前記実施形態のように、スタンド2の回動に合わせて、自動的に最適な位置まで回動させることができる。すなわち、スタンド2が支持状態となったときに、第2アンテナ12が最適な角度に開くように、第1角度γや、第1ギア41と第2ギア42のギア比Xが設定されている。
尚、変形例2では、実施形態と同じギア構成に対して、非連結部分341aを形成したが、変形例1に係るギア構成において、第1ギア41、第3ギア243又は第4ギア244に非連結部分を設けてもよい。すなわち、第1アンテナ11の回動角度が第1角度γ未満の場合に、第2アンテナ12が第1アンテナ11と連動しない構成であればよい。
−変形例3−
続いて、前記実施形態の変形例3に係る無線受信機器401ついて、図8を参照して説明する。図8は、変形例3に係る無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図であって、(A)が平面図で、(B)が側面図である。
変形例3に係る無線受信機器401は、アンテナ角度設定部404の構成が前記実施形態に係る無線受信機器1と異なる。そこで、前記実施形態と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
アンテナ角度設定部404は、スタンド2に取り付けられた第1プーリ441と、プレート3に取り付けられた第2プーリ442と、該第3プーリ443と第4プーリ444とが同軸上に設けられた連結部材445と、第1プーリ441と第3プーリ443とを連結する第1ベルト446と、第4プーリ444と第2プーリ442とを連結する第2ベルト447とを有している。第3プーリ443と第4プーリ444は、同じ回転軸で、同じ方向、同じ角度だけ回動する。
このように、アンテナ角度設定部404は、プーリとベルトを介して、第2アンテナ12を第1アンテナ11に連動して回動させる。つまり、スタンド2を回動させると、第1プーリ441がスタンド2と共に回動し、該第1プーリ441と第1ベルト446で連結された第3プーリ443が、第1プーリ441に合わせて同じ向きに回動し、こうして回動する第3プーリ443と一体となって、第4プーリ444が回動し、さらに、該第4プーリ444と第2ベルト447で連結された第2プーリ442が、第4プーリ444と同じ向きに、即ち、第1プーリ441と同じ向きに回動する。その結果、第2プーリ442が取り付けられたプレート3がスタンド2と同じ向きに回動する。
このように、第1プーリ441と第2プーリ442との間に、第3プーリ443と第4プーリ444とを有する連結部材445を介在させることによって、第1プーリ441と第2プーリ442とを同軸上に配置している。
ここで、第1プーリ441は、第2プーリ442よりもベルト巻付け半径が大径であって、スタンド2の回動は増速されてプレート3に伝達される。そのため、第1及び第2アンテナ11,12は、本体10と平行な状態となって収納状態から支持状態に向かって回動していく際に、第1アンテナ11よりも第2アンテナ12の方が大きく回動していく。つまり、第1アンテナ11に連動させて第2アンテナ12を回動させる構成であっても、第1アンテナ11と第2アンテナ12とに角度差を生じさせることができる。
詳しくは、第1プーリ441と第2プーリ442の回転比は、第1プーリ441と第3プーリ443の回転比(A:B)と、第4プーリ444と第2プーリ442の回転比(C:D)から、(A×C:B×D)として表される。したがって、第1アンテナ11が角度αだけ回動すると、第2アンテナ12は、角度β(=α×((A×C)/(B×D)))だけ回動する。前記実施形態と同様に、受信電波の偏向に合わせて各回転比を設定することによって、ユーザは、スタンド2を開くことで第2アンテナ12を最適な角度に自動的に設定することができる。
したがって、変形例3によれば、ギア機構ではなく、プーリ及びベルトによる連結機構であっても、第2アンテナ12を第1アンテナ11と連動して回動させることができる。
また、第1アンテナ11と第2アンテナ12の回転軸が同一となるため、スタンド2(即ち、第1アンテナ11)とプレート3(即ち、第2アンテナ12)とをコンパクトに配置することができる。
尚、変形例3では、プーリを4個使用した構成であるが、プーリの個数は任意に設定することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、前記実施形態及び変形例では、第2アンテナ12を、ギア機構又はベルト機構を用いて第1アンテナ11と連動させて回動させているが、これに限られるものではない。例えば、第1アンテナ11の本体10に対する回動角度に応じて、モータを用いて第2アンテナ12を回動させる構成であってもよく、第1アンテナ11と第2アンテナ12が連動する構成であれば任意の構成を採用することができる。
なお、想定する受信電波の偏向は無偏向又は水平偏波としたが、どのような偏波でもよく、それに合わせて、第1アンテナ11及び第2アンテナ12の位置関係を設定すればよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、無線電波を受信してデータやテレビ放送を受信する無線受信機器について有用である。
本発明の実施形態に係る無線受信機器の斜視図であって、スタンドを支持状態にしたときの状態を示す図である。 無線受信機器の斜視図であって、スタンドを収納状態にしたときの状態を示す図である。 スタンドが支持状態のときの無線受信機器を示す図であって、(A)が側面図で、(B)が平面図である。 第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図である。 スタンドが支持状態のときに第2アンテナが水平となる無線受信機器を示す図であって、(A)が側面図で、(B)が平面図である。 変形例1に係る無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図であって、(A)が平面図で、(B)が側面図である。 変形例2に係る無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図である。 変形例3に係る無線受信機器の、第1アンテナと第2アンテナとの連結構造を示す説明図であって、(A)が平面図で、(B)が側面図である。
1 無線受信機器
10 本体
11 第1アンテナ
12 第2アンテナ
2 スタンド
4,204,304,404 アンテナ角度設定部
41,341 第1ギア
42 第2ギア
441 第1プーリ
442 第2プーリ

Claims (8)

  1. 無線電波を受信する無線受信機器であって、
    本体と、
    該本体に回動可能に取り付けられ、該本体を支持するスタンドと、
    前記スタンドに設けられた第1アンテナと、
    前記本体に対して回動可能に取り付けられた第2アンテナと、
    前記本体に対する前記スタンドの回動角度に応じて、前記第2アンテナを回動させて、前記第1アンテナと該第2アンテナの回動角度を設定するアンテナ角度設定部とを備える無線受信機器。
  2. 請求項1に記載の無線受信機器において、
    前記スタンドは、前記本体に収まった収納状態と、該収納状態から回動して該本体を支持する支持状態との間で回動するように構成されており、
    前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記支持状態となったときに、前記第1アンテナと前記第2アンテナとが垂直となるように、前記第1アンテナと前記第2アンテナの回動角度を設定する無線受信機器。
  3. 請求項1に記載の無線受信機器において、
    前記スタンドは、前記本体に収まった収納状態と、該収納状態から回動して該本体を支持する支持状態との間で回動するように構成されており、
    前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記支持状態となったときに、前記第2アンテナが、該本体と該スタンドとが設置される設置面と平行となるように、前記第1アンテナと前記第2アンテナの回動角度を設定する無線受信機器。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の無線受信機器において、
    前記第1及び第2アンテナは、前記スタンドが前記収納状態となったときに、前記本体と平行になるように構成されている無線受信機器。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の無線受信機器において、
    前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドが前記収納状態から所定の第1角度だけ回動するまでは、前記第1アンテナと前記第2アンテナとの連結が解除されており、前記スタンドが該収納状態から該第1角度以上回動するときに、該第2アンテナを該第1アンテナに連動して回動させて、該第1アンテナと該第2アンテナとの回動角度を設定する無線受信機器。
  6. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の無線受信機器において、
    前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドと共に回動する第1ギアと、前記第2アンテナと共に回動する第2ギアとを有し、
    前記第1ギアと前記第2ギアとは、直接または少なくとも1つの連結ギアを介して連結され、
    前記第1ギアと前記第2ギアとのギア比は、前記第1アンテナの回動角度と前記第2アンテナの回動角度が異なるように設定されている無線受信機器。
  7. 請求項6に記載の無線受信機器において、
    前記第1ギアと前記第2ギアとは、前記スタンドが前記収納状態から所定の第1角度だけ回動するまでは噛合せず、前記スタンドが該収納状態から該第1角度以上回動するときに、互いに噛合する無線受信機器。
  8. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の無線受信機器において、
    前記アンテナ角度設定部は、前記スタンドと共に回動する第1プーリと、前記第2アンテナと共に回動する第2プーリとを有し、
    前記第1プーリと前記第2プーリとは、直接または少なくとも1つのプーリを介してベルトで連結され、
    前記第1プーリと前記第2プーリとの回転比は、前記第1アンテナの回動角度と前記第2アンテナの回動角度とが異なるように設定されている無線受信機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107796359A (zh) * 2017-03-15 2018-03-13 山东大学 一种利用无线传感器的基站天线转角传感器
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