JP2010185451A - スタータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイコンがリセットされた際にスタータの駆動を継続するメモリ回路を備えたスタータ制御装置において、運転者の意図に反してスタータが駆動されるのを防止する。
【解決手段】マイコン50は、スタータ信号が入力されると第1メモリ回路51を介してスタータリレー8をオンする。第1メモリ回路51はマイコン50から始動停止指令を受けるまでスタータリレー8をオンするが、マイコン50がリセットされて、キー信号の入力が停止された際には、マイコン50から始動停止指令が出力されないため、スタータリレー8はオン状態に保持される。そこで、マイコン50の起動時にキー信号が入力されていれば第2メモリ回路52を動作させて、マイコン50がリセットされてもメインリレー32をオンし続けるようにし、その後マイコン50がリセット状態から再起動した際、キー信号の入力が停止していれば、マイコン50がメモリ回路51,52をオフさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのスタータを制御するスタータ制御装置に関する。
スタータ制御装置は、バッテリからスタータへの通電経路上に設けられたスタータリレーをオンすることでスタータを駆動し、エンジンを始動させるものであるが、バッテリが劣化している場合等には、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下して制御回路がリセットされてしまい、スタータの駆動を継続できなくなることがあった。
そこで、従来では、バッテリ電圧の低下によって制御回路がリセットされても、スタータを駆動し続けることができるように、制御回路とスタータリレーとの間に、メモリ回路を設けることが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
このメモリ回路は、例えば、フリップフロップ回路にて構成されており、制御回路からスタータの駆動指令が出力されると、その後、制御回路からスタータの停止指令が出力されるまで、スタータの駆動指令を記憶して、スタータリレーをオンし、スタータを駆動し続ける。
このため、このメモリ回路を備えたスタータ制御装置によれば、スタータの駆動によってバッテリ電圧が低下し、制御回路がリセットされた場合でも、スタータを駆動し続け、エンジンを始動することができる。
特表2003−522883号公報
ところで、エンジンのスタータ制御装置には、ボタン操作によりエンジンキーのオン/オフ及びエンジンの始動を行うプッシュスタートシステムのように、使用者の操作によらずエンジンが始動するまでスタータリレーを駆動し続けるシステムが知られている。
そして、この種のシステムに上述のメモリ回路を設けた場合、メモリ回路には、スタータリレーの駆動開始後、エンジンが始動するまで、スタータの駆動指令が記憶されることになり、下記の問題が生じることがあった。
つまり、例えば、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下して、制御回路がリセットされているとき、使用者がボタン操作によりエンジンキーをオフすると、制御回路やスタータに電源供給を行うメインリレーがオフされるため、スタータの駆動が停止される。
しかし、メモリ回路は、スタータリレーの駆動状態を保持していることから、その後、使用者がエンジンキーをオンし、メインリレーがオン状態になると、使用者がエンジンの始動を指示していないにも関わらず、スタータが駆動されてしまうという問題があった。
また、例えば、バッテリの劣化状態によっては、スタータリレーをオンした際に、バッテリ電圧が大幅に低下して、制御回路がリセットされるだけでなく、スタータリレーのオン状態を保持できずに、スタータリレーがオフされることがある。
この場合、スタータリレーがオフされることによって、バッテリ電圧が回復し、メモリ回路によりスタータリレーが再度オンされ、再度バッテリ電圧が低下して、スタータリレーが再度オフされる、といった現象が繰り返され、バッテリ電圧が更に低下してしまう。
そして、このようにバッテリ電圧が低下すると、使用者のボタン操作を認識する回路がリセット状態から復帰できなくなって、エンジンキー(延いてはメインリレー)をオフすることができなくなり、バッテリが完全に放電されるまでスタータリレーのオン/オフが繰り返される、という問題も生じる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下して制御回路がリセットされた際に、スタータリレーをオン状態に保持することでエンジンを始動させるメモリ回路を備えたスタータ制御装置において、メモリ回路によりスタータリレーが使用者の意図に反してオンされるのを防止することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載のスタータ制御装置においては、外部からエンジンの始動を指示するスタータ信号が入力されると、制御回路が、第1メモリ回路に、エンジンの始動開始指令を出力し、その後、エンジンが始動されると、制御回路が、第1メモリ回路に、エンジンの始動停止指令を出力する。
そして、第1メモリ回路は、制御回路からエンジンの始動開始指令が出力されると、エンジン始動を記憶し、そのエンジン始動の記憶期間中、スタータ駆動信号を出力することで、バッテリからスタータへの電源供給ラインに設けられたスタータリレーをオンし、制御回路からエンジンの始動停止指令が出力されると、エンジン始動の記憶を消去して、スタータ駆動信号の出力を停止することで、スタータリレーをオフする。
このため、本発明のスタータ制御装置においては、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧(延いては、電源回路から制御回路に供給される電源電圧)が低下して、制御回路がリセットされても、第1メモリ回路の動作によって、スタータリレーをオン状態に保持して、スタータの駆動を継続し、エンジンを始動させることができる。
また、制御回路は、電源回路から電源供給を受けて起動した際、キー信号がオン状態であるか否かを判定し、キー信号がオン状態であれば、第2メモリ回路にオン指令信号を出力し、キー信号がオン状態でなければ、第2メモリ回路にオフ指令信号を出力すると共に第1メモリ回路に始動停止指令を出力する。
また、制御回路は、エンジンの始動開始指令の出力後にエンジンが始動された際にも、第2メモリ回路にオフ指令信号を出力する。
そして、第2メモリ回路は、制御回路からオン指令信号を受けると、メインリレーのオン指令を記憶し、オン指令の記憶期間中、キー信号に関わらずメインリレーをオンするためのメインリレー駆動信号を出力し、制御回路からオフ指令信号を受けると、オン指令の記憶を消去して、メインリレー駆動信号の出力を停止する。
このため、本発明のスタータ制御装置においては、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下してスタータがリセット状態にあるときに、使用者がエンジンキーをオフした際には、第2メモリ回路の動作によって、電源回路に電源供給を行うメインリレーがオン状態に保持され、その後、バッテリ電圧が回復すると、電源回路から制御回路に供給される電源電圧が正常電圧になって、制御回路がリセット状態から再起動されることになる。
そして、このように制御回路が再起動された際には、キー信号がオフ状態になっているため、制御回路により、各メモリ回路の記憶内容が消去されることになり、その後、使用者がエンジンキーをオンしてキー信号がオン状態となった場合に、スタータリレーがオンされることはない。
よって、本発明のスタータ制御装置によれば、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下してスタータがリセット状態にあるときに、使用者がエンジンキーをオフしたとしても、その後、使用者がエンジンキーをオンした際に、スタータが使用者の意図に反して駆動されるようなことはなく、通常の手順でスタータを駆動してエンジンを始動させることができる。
また、第2メモリ回路は、制御回路の起動時にエンジンキーがオン状態であるときに、バッテリから電源回路に電源供給を行うメインリレーのオン指令を記憶し、メインリレーをオンさせるが、その後、エンジンが始動されると、制御回路からのオフ指令に従い、オン指令の記憶を消去する。
このため、エンジンの始動後、エンジンキーがオフされ、制御回路がエンジンの運転を停止した後、バッテリから電源回路に不必要に電源供給がなされることはなく、電源回路にてバッテリ電力が消費されるのを防止できる。
次に、請求項2に記載のスタータ制御装置においては、請求項1に記載の装置と同様、外部からスタータ信号が入力されると、制御回路が、第1メモリ回路にエンジンの始動開始指令を出力し、その後エンジンが始動されると、制御回路が、第1メモリ回路にエンジンの始動停止指令を出力する。
そして、第1メモリ回路は、制御回路からエンジンの始動開始指令が出力されると、エンジン始動を記憶し、そのエンジン始動の記憶期間中、スタータ駆動信号を出力し、制御回路からエンジンの始動停止指令が出力されると、エンジン始動の記憶を消去して、スタータ駆動信号の出力を停止する。
このため、請求項2に記載のスタータ制御装置によれば、請求項1に記載の装置と同様、スタータの駆動に伴いバッテリ電圧が低下して、制御回路がリセットされても、第1メモリ回路の動作によって、スタータリレーをオン状態に保持して、スタータの駆動を継続し、エンジンを始動させることができる。
また、請求項2に記載のスタータ制御装置において、制御回路は、電源回路から電源供給を受けて起動した際、当該起動が、前記エンジンの運転中に当該制御回路が動作を停止した際の再起動によるものであるか否かを判断し、当該起動が前記再起動によるものであれば、再起動回数のカウント値をカウントアップする。
そして、制御回路は、そのカウントアップしたカウント値が予め設定された閾値に達した際には、第1メモリ回路に始動停止指令を出力して、エンジン始動の記憶を消去させ、当該起動が前記再起動によるものでなければ、そのカウント値を初期値に戻す。
このため、請求項2に記載のスタータ制御装置によれば、制御回路が第1メモリ回路を介してスタータリレーをオンした際に、バッテリ電圧が大幅に低下して、制御回路がリセットされるだけでなく、スタータリレーのオン状態を保持できなくなるような場合には、その後、バッテリ電圧が回復して制御回路が再起動されたときに再起動回数をカウントして、その再起動回数が閾値に達した時点で、第1メモリ回路の記憶内容を消去し、第1メモリ回路によるスタータリレーの駆動を停止させることができる。
そして、このように第1メモリ回路によるスタータリレーの駆動が停止されると、バッテリ電圧が復帰するため、制御回路が再起動後に再度リセットされることはない。また、このように制御回路がリセットしなければ、使用者によるエンジンキーのオフ操作を検知する回路も正常に動作する。
従って、エンジンを始動できないときに、使用者がエンジンキーをオフ操作すれば、キー状態を検出する回路がその旨を検知してキー信号がオフ状態となり、メインリレーがオフされることになる。
よって、請求項2に記載のスタータ制御装置によれば、バッテリの劣化によって、制御回路が第1メモリ回路を介してスタータリレーをオンした際に、バッテリ電圧が大幅に低下して、制御回路がリセットされ、スタータリレーがオフされるようになったとしても、バッテリが完全に放電されるまでスタータリレーのオン/オフが繰り返されるようなことはなく、使用者によるオフ操作によりメインリレーをオフして、スタータ制御装置を初期状態に戻すことができる。
なお、請求項2に記載のスタータ制御装置において、制御回路は、請求項3に記載のように、電源電圧により起動した際、当該起動が前記再起動によるものであれば、第1メモリ回路からスタータ駆動信号が出力されているか否かを判定し、第1メモリ回路からスタータ駆動信号が出力されているとき、再起動回数のカウント値をカウントアップするように構成するとよい。
つまり、制御回路は、スタータリレーの駆動中だけでなく、ノイズやヘッドライトの点滅などによりバッテリ電圧が変動したときにも、一旦リセットされて、再起動されることがある。そして、このような再起動の際にも、再起動回数をカウントするようにすると、そのカウント値が大きくなって、意図したよりも早い段階でスタータリレーの駆動が停止されることがある。
しかし、制御回路を請求項3に記載のように構成すれば、制御回路の再起動回数をカウントするのは、第1メモリ回路によりスタータリレーが駆動されているときに限定されることになり、所望のタイミングでスタータリレーの駆動を停止することができるようになる。
なお、請求項1に記載のスタータ制御装置によれば、メインリレーは、キー信号がオンである場合だけでなく、第2メモリ回路がオン指令を記憶している場合にも、バッテリと電源回路との間を電気的に接続するため、請求項4に記載のように、バッテリとスタータリレーとの間には、スタータ駆動用のメインリレーであるスタータメインリレーを接続し、キー信号がオフである場合に、スタータメインリレーがバッテリとスタータリレーとの間の電気的接続を遮断するようにすればよい。
また、請求項5に記載のように、請求項2又は請求項3に記載のスタータ制御装置においても、バッテリとスタータリレーとの間にスタータメインリレーを接続し、キー信号がオフである場合に、このスタータメインリレーがバッテリとスタータリレーとの間の電気的接続を遮断するようにしてもよい。
実施形態のスタータ制御装置全体の構成を表すブロック図である。 エンジンECUにて実行されるスタータ駆動処理を表すフローチャートである。 エンジンECUにて実行されるイニシャル処理を表すフローチャートである。 図3のイニシャル処理による制御動作を表すタイムチャートである。 イニシャル処理の他の例を表すフローチャートである。 図5のイニシャル処理による制御動作を表すタイムチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明(詳しくは請求項1)が適用された第1実施形態のスタータ制御装置全体の構成を表すブロック図である。
本実施形態のスタータ制御装置は、自動車に搭載され、バッテリからスタータ(詳しくはスタータモータ)10への電源供給経路に設けられたスタータリレー8をオンすることで、スタータ10を駆動し、エンジンを始動させるものであり、エンジンECU40の一機能として実現される。
すなわち、エンジンECU40は、マイクロコンピュータ(以下単にマイコンという)50を中心に構成された電子制御回路であり、電源ECU20からキー信号が入力された際に、バッテリからエンジンECU40への電源供給経路に設けられたECUメインリレー32をオンすることで起動し、その後、電源ECU20からスタータ信号が入力された際に、スタータリレー8をオンして、スタータ10を駆動し、エンジンを始動させる。
また、エンジンECU40にキー信号及びスタータ信号を入力する電源ECU20には、使用者により操作されるプッシュスイッチ(以下、スイッチをSWと記載する)2と、運転者が自動車のブレーキペダルを踏み込んだとき(換言すればブレーキを操作したとき)にオン状態となるブレーキSW4と、が接続されている。
電源ECU20は、エンジンECU40と同様、マイコン22を中心に構成された電子制御回路であり、プッシュSW2及びブレーキSW4がオン状態であるとき、これら各SW2、4を介してベースにバッテリ電圧BATT(正電圧)が印加される、NPN型の入力トランジスタTR1、TR2が設けられている。
この入力トランジスタTR1、TR2は、それぞれ、エミッタがグランドラインに接地されており、コレクタは、プルアップ抵抗R1、R2を介して、バッテリから直接電源供給を受ける図示しない電源回路から常時一定電圧Vd(例えば5V)が印加された電源ラインに接続されている。
このため、入力トランジスタTR1、TR2は、それぞれ、プッシュSW2若しくはブレーキSW4がオン状態であるときにオン状態となり、マイコン22には、各入力トランジスタTR1、TR2のコレクタ電圧が、上記各SW2、4のオン/オフ状態を表す信号として入力される。
つまり、マイコン22には、上記各SW2、4がオン状態であるとき、入力トランジスタTR1、TR2を介して、ローレベル(グランド電位)の信号が入力され、上記各SW2、4がオフ状態であるとき、入力トランジスタTR1、TR2を介して、ハイレベル(一定電圧Vd)の信号が入力される。
次に、マイコン22は、各入力トランジスタTR1、TR2から入力される信号レベルから、プッシュSW2及びブレーキSW4のオン・オフ状態を判定する。そして、マイコン22は、ブレーキSW4がオフ状態であるときには、プッシュSW2がオン状態になる度(換言すれば使用者がプッシュSW2を押下する度)にキー信号の出力・停止を切り換え、ブレーキSW4がオン状態であるときには、プッシュSW2がオン状態になったとき(換言すれば使用者がプッシュSW2を押下したとき)、スタータ信号を出力する。
マイコン22がキー信号及びスタータ信号を出力する端子には、それぞれ、PNP型の出力トランジスタTR3、TR4のベースが接続されている。これら各出力トランジスタTR3、TR4のエミッタにはバッテリ電圧BATTが印加されており、コレクタは、キー信号及びスタータ信号をエンジンECU40に出力する出力端子に接続されている。このため、電源ECU20から出力されるキー信号及びスタータ信号は、略バッテリ電圧BATTとなる。
一方、エンジンECU40には、電源ECU20から出力されたキー信号及びスタータ信号を取り込むために、エミッタ接地されたNPN型の入力トランジスタTR5、TR6が設けられており、キー信号及びスタータ信号は、それぞれ、これら各入力トランジスタTR5、TR6のベースに入力される。
また、これら各入力トランジスタTR5、TR6のコレクタは、プルアップ抵抗R5、R6を介して、図示しない電源回路から常時一定電圧Vdが印加された電源ラインに接続されると共に、マイコン50に接続されている。
マイコン50は、各入力トランジスタTR5、TR6のコレクタの電位から、キー信号或いはスタータ信号の入力状態を判定する。つまり、マイコン50は、入力トランジスタTR5がオン状態となって、そのコレクタがグランド電位となっているときに、電源ECU20からキー信号が入力されていると判定し、入力トランジスタTR6がオン状態となって、そのコレクタがグランド電位となっているときに、電源ECU20からキー信号或いはスタータ信号が入力されていると判定する。
また、キー信号を取り込む入力トランジスタTR5のコレクタは、NOT回路42を介して、OR回路44の入力端子にも接続されている。そして、このOR回路44の出力端子には、エミッタがグランドラインに接地されたNPN型出力トランジスタTR8のベースが接続されており、この出力トランジスタTR8のコレクタは、ECUメインリレー32の制御端子に接続されている。
ECUメインリレー32は、制御端子がグランドラインに接地されることにより、バッテリからリレーコイルに電流が流れて、接点が閉じられ、バッテリからエンジンECU40への電源供給経路を閉成(オン)する周知のものである。
このため、電源ECU20からキー信号が入力されると、入力トランジスタTR5がオン状態となって、NOT回路42、延いてはOR回路44の出力がハイレベルとなり、出力トランジスタTR8、延いてはECUメインリレー32がオン状態となる。
そして、ECUメインリレー32がオン状態となると、バッテリからエンジンECU40にバッテリ電圧BATTが供給されることになるが、エンジンECU40内には、ECUメインリレー32を介して供給されるバッテリ電圧BATTからマイコン50を含む内部回路駆動用の電源電圧(直流定電圧:例えば+5V)Vccを生成する電源回路46が設けられており、この電源回路46にて生成された電源電圧Vccにより、マイコン50が起動する。
また、エンジンECU40には、電源回路46にて生成される電源電圧Vccがマイコン50を動作させるのに要する下限電圧よりも低くなったときに、マイコン50をリセットするリセット回路48や、マイコン50から出力されるスタータ10の駆動信号を受けて、スタータリレー8の制御端子をグランドラインに接地することにより、スタータリレー8をオンするための出力トランジスタTR7が設けられている。
この出力トランジスタTR7は、ECUメインリレー32をオンする出力トランジスタTR8と同様、エミッタ接地されたNPN型のトランジスタからなり、スタータリレー8の駆動信号(ハイレベル)がベースに入力されると、オン状態となって、スタータリレーの制御端子をグランドラインに接地し、スタータリレー8をオンすることで、スタータ10を駆動する。
またこのように、出力トランジスタTR7を介してスタータ10が駆動されると、バッテリ電圧BATTが低下して、電源回路46にて生成される電源電圧Vccが下限電圧よりも低くなり、リセット回路48によりマイコン50がリセットされることがある。
このため、マイコン50から出力トランジスタTR7に駆動信号(ハイレベル)を直接入力するようにすると、上記のようにスタータ10の駆動時にマイコン50がリセットされた際に、出力トランジスタTR7がオフ状態となって、スタータ10の駆動が停止され、エンジンを始動することができなくなる。
そこで、マイコン50から出力トランジスタTR7に至る駆動信号の出力経路には、第1メモリ回路51が設けられており、マイコン50は、エンジンを始動する際、第1メモリ回路51にエンジンの始動開始指令を出力し、その後、スタータ10によりエンジンが始動されて通常運転になると、第1メモリ回路51にエンジンの始動停止指令を出力する。
また、第1メモリ回路51は、例えば、フリップフロップ回路にて構成されており、マイコン50からエンジンの始動開始指令を受けると、出力トランジスタTR7への駆動信号(ハイレベル)の出力を開始し、その後、マイコン50からエンジンの始動停止指令を受けるまで、駆動信号(ハイレベル)の出力を保持することで、スタータリレー8の駆動を継続し、マイコン50からエンジンの始動停止指令を受けると、駆動信号(ハイレベル)の出力を停止して、スタータリレー8の駆動を終了する。
次に、バッテリからスタータ10への電源供給経路には、スタータリレー8とは別に、電源ECU20からキー信号が出力されているとき、駆動回路30を介してオン状態に制御される、スタータ駆動用のメインリレー(スタータメインリレー)6が設けられている。
このため、第1メモリ回路51によりスタータリレー8がオン状態になっているとき、運転者がプッシュSW2を操作して、電源ECU20からのキー信号の出力が停止された際には、スタータメインリレー6がオフ状態となって、バッテリからスタータ10への電源供給経路は遮断され、スタータ10の駆動は停止される。
しかし、この状態では、その後運転者がプッシュSW2を操作して、電源ECU20からキー信号が出力されると、スタータメインリレー6がオン状態となるため、スタータ10は、運転者がスタータ信号発生用の操作(ブレーキ操作+プッシュSW2押下)を行っていないにも関わらず、再度駆動されることになる。
そこで、本実施形態では、第1メモリ回路51がオン状態となって、スタータリレー8の駆動を継続しているときに、電源ECU20からのキー信号の出力が停止された際に、マイコン50の動作によって、第1メモリ回路51からの駆動信号の出力を停止させることができるよう、エンジンECU40には、電源ECU20からのキー信号の出力停止時にECUメインリレー32をオンして電源回路46にバッテリ電圧BATTを供給させる第2メモリ回路52が設けられている。
この第2メモリ回路52は、第1メモリ回路51と同様、例えば、フリップフロップ回路にて構成されており、マイコン50からECUメインリレー32のオン指令を受けると、その後、マイコン50からECUメインリレー32のオフ指令を受けるまで、ECUメインリレー32のオン指令を記憶して、ECUメインリレー32の駆動信号(ハイレベル)をOR回路44に出力する。
従って、電源ECU20からのキー信号の出力が停止されて、NOT回路42からOR回路44への出力信号がローレベルになっても、第2メモリ回路52にECUメインリレー32のオン指令が記憶されているときには、出力トランジスタTR8、延いてはECUメインリレー32がオン状態となり、電源回路46にバッテリ電圧BATTが供給されることになる。
次に、エンジンECU40のマイコン50にてスタータ10を制御するのに実行されるスタータ駆動処理、及び、マイコン50の起動時に上記各メモリ回路51、52を初期設定するために実行されるイニシャル処理について説明する。
図2はスタータ駆動処理を表すフローチャートである。
図2に示すように、スタータ駆動処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、電源ECU20からキー信号及びスタータ信号が共に入力されているか否か(換言すれば、これら各信号が共にオン状態であるか否か)を判断する。
そして、キー信号及びスタータ信号の少なくとも一方がオン状態でなければ、S110の処理を再度実行することにより、キー信号及びスタータ信号が共にオン状態になるのを待ち、キー信号及びスタータ信号が共にオン状態になると、S120に移行して、第1メモリ回路51にエンジンの始動開始指令を出力することで、第1メモリ回路51をオン状態とし、スタータリレー8をオンさせる。この結果、スタータ10にバッテリ電圧BATTが印加されて、スタータ10が回転し、エンジンが始動されることになる。
次にS130では、図示しない回転センサにて検出されたエンジン回転数が、エンジンの始動完了を判定するための始動判定回転数以上となったか否かを判定することで、エンジンを始動できたか否かを判断する。
このS130の処理は、エンジンを始動できたと判断するまで繰り返し実行され、エンジンを始動できたと判断すると、S140に移行して、第1メモリ回路51にエンジンの始動停止指令を出力することで、第1メモリ回路51をオフ状態とし、スタータリレー8をオフさせる。この結果、バッテリからスタータ10への電源供給経路が遮断されて、スタータ10の回転が停止する。その後、エンジンへの燃料供給量等を制御する通常制御を実行し、エンジンの運転を継続させる。
続くS150では、キー信号をモニタし、キー信号オフを検出すると、第2メモリ回路52にオフ指令を出力することで、第2メモリ回路52からECUメインリレー32の駆動信号(ハイレベル)が出力されるのを停止させ、スタータ駆動処理を終了する。
次に、図3は、マイコン50の起動直後に上記各メモリ回路51、52を初期設定するために実行されるイニシャル処理を表すフローチャートである。
図3に示すように、このイニシャル処理では、まずS210にて、電源ECU20からキー信号が入力されているか否か(換言すれば、キー信号がオン状態であるか否か)を判断する。
そして、S210にて、キー信号がオン状態であると判断されると、S220に移行し、第2メモリ回路52にオン指令を出力することで、第2メモリ回路52をオン状態にして、第2メモリ回路52からECUメインリレー32の駆動信号(ハイレベル)を出力させ、当該イニシャル処理を終了する。
一方、S210にて、キー信号はオン状態ではないと判断されると、S230にて、第1メモリ回路51にエンジンの始動停止指令を出力することで、第1メモリ回路51をオフ状態にして、スタータリレー8をオフさせ、続くS240にて、第2メモリ回路52にオフ指令を出力することで、第2メモリ回路52をオフ状態にして、第2メモリ回路52からECUメインリレー32の駆動信号(ハイレベル)の出力を停止させ、当該イニシャル処理を終了する。
上記のように構成された本実施形態のスタータ制御装置によれば、図4に示すように、電源ECU20からエンジンECU40にキー信号が入力されると(時点t1)、NOT回路42からの出力によりECUメインリレー32がオン状態となって、エンジンECU40の電源回路46にバッテリ電圧BATTが供給され、電源回路46からマイコン50に電源電圧Vccが供給されて、マイコン50が起動する。
次に、電源ECU20からエンジンECU40にスタータ信号が入力されると(時点t2)、マイコン50の動作によって第1メモリ回路51がオン状態となり、スタータリレー8をオンする。
するとスタータ10が回転してエンジンを始動し始めるが、バッテリの劣化等によってバッテリ電力が低下している場合には、スタータ10への給電によってバッテリ電圧BATTが低下し、マイコン50がリセットされることがある(時点t3)。
このようにマイコン50がリセット状態になっても、第1メモリ回路51はスタータリレー8をオンし続けることから、スタータ10が回転し続け、エンジンが始動されることになるが、エンジンの始動に時間がかかる場合や、エンジンを始動できない場合もある。そして、このような場合は、エンジンが始動される前に、運転者がプッシュSW2を操作して、電源ECU20からのキー信号の出力を停止させる(換言すればエンジンキーをオフする)。
このようにスタータ10の駆動時にマイコン50がリセットされ、その後、エンジンが始動されるまでの間に、キー信号がオフ状態になったとき(時点t4)には、第1メモリ回路51はオン状態を保持して、スタータリレー8をオンし続けるが、スタータメインリレー6はキー信号に連動してオフ状態になるため、スタータ10への電源供給経路が遮断され、スタータ10の駆動が停止される。なお、このようにスタータ10への電源供給経路が遮断されると、バッテリ電圧BATTが復帰する。
そして、従来では、この状態で運転者が再度プッシュSW2を操作し、電源ECU20からキー信号が出力されるようになると(時点t7)、図4に点線で示すように、第1メモリ回路51によりスタータリレー8がオン状態に保持された状態で、スタータメインリレー6がオンされることになるため、スタータ10が再度駆動され、回転し始める。
この場合、運転者は、ブレーキSW4をオンにすることなくプッシュSW2を操作して所謂エンジンキーをオンさせただけであっても、スタータ10は、運転者の意図に反して回転し始めることになり、運転者に違和感を与えてしまう。
しかし、本実施形態では、時点t1で電源ECU20からエンジンECU40にキー信号が入力されて、マイコン50が起動した直後に、第2メモリ回路52がオン状態となり、その後、キー信号の入力が停止されても、ECUメインリレー32はオン状態に保持される。
そして、キー信号の入力停止に伴い、スタータ10への電源供給経路が遮断されると、バッテリ電圧BATTが復帰するため、電源回路46にて生成される電源電圧Vccも正規の電圧に戻り、マイコン50が再起動される(時点t5)。
このようにマイコン50が再起動された際には、キー信号はオフ状態であるため、再起動後のイニシャル処理により、第1メモリ回路51及び第2メモリ回路52が共にオフ状態に制御される(時点t6)。
このため、次に運転者がプッシュSW2を操作し、電源ECU20からキー信号が出力されるようになったときには(時点t7)には、スタータリレー8がオフ状態になっており、スタータ10が運転者の意図に反して駆動されることはなく、そのスタータ10の駆動によって運転者に違和感を与えるのを防止できる。
なお、本実施形態においては、エンジンECU40を構成しているマイコン50が、本発明の制御回路に相当する。
[第2実施形態]
次に請求項2、3に記載の発明が適用された第2実施形態のスタータ制御装置について説明する。
本実施形態のスタータ制御装置は、バッテリの劣化等によって、スタータ10を駆動したときにバッテリ電圧BATTが大幅に低下し、第1メモリ回路51からの出力によりスタータリレー8のオン状態を保持できなくなって、バッテリが完全に放電されるまでスタータリレー8のオン/オフが繰り返されるようになるのを防止できるようにしたものであり、装置構成は、図1に示した第1実施形態のものと同じか、あるいは、第1実施形態のものから第2メモリ回路52とOR回路44を除去した構成となる。
なお、装置構成を第1実施形態のものと同一構成にした場合には、エンジンECU40のマイコン50が、起動後のイニシャル処理として、以下に説明するイニシャル処理に加えて、図3に示した第1実施形態のイニシャル処理を実行するようにすればよい。この場合、スタータ制御装置は、請求項1〜3に記載の発明を全て適用したものとなる。
図5は、エンジンECU40のマイコン50の起動直後に、当該起動がエンジンの通常運転停止後の起動であるか、エンジン運転中の再起動であるかを判定するために実行される本実施形態特有のイニシャル処理を表すフローチャートである。
なお、本実施形態において、マイコン50は、第1実施形態のものと同様、図2に示したスタータ駆動処理を実行するものとする。
図5に示すように、このイニシャル処理では、まずS310にて、エンジンの通常運転停止時にリセットされるフラグがリセット状態(値0)になっているか否かを判断することにより、今回のイニシャル処理は通常起動時のイニシャル処理であるか否かを判断する。
そして、フラグがリセット状態(値0)で通常起動時のイニシャル処理であれば、S320に移行して、フラグを値1にセットし、S330にて、マイコン50の通常起動後のリセット回数を表すカウント値を初期値0にセットした後、当該イニシャル処理を終了する。
一方、S310にて、フラグがセット状態(値1)で、今回のイニシャル処理は通常起動時のイニシャル処理ではない(つまり、マイコン50が通常起動されてから一旦リセットされて再起動されたときのイニシャル処理である)と判断されると、S340に移行して、図1に点線で示すように第1メモリ回路51からの出力を取り込むことで、現在、スタータリレー8の駆動中であるか否かを判断する。
そして、現在、スタータリレー8の駆動中でなければ、そのまま当該イニシャル処理を終了し、スタータリレー8の駆動中であれば、S350に移行して、S330にて初期値0に設定したリセット回数のカウント値をカウントアップ(+1)することで、リセット回数を更新する。
次に、S360では、S350にて更新されたリセット回数は、予め設定された閾値(例えば、値3)以上であるか否かを判断し、リセット回数が閾値以上でなければ、当該イニシャル処理を終了し、リセット回数が閾値以上であれば、S370に移行する。
そして、S370では、第1メモリ回路51にエンジンの始動停止指令を出力することで、第1メモリ回路51をオフ状態として、スタータリレー8をオフさせ、続くS380にて、フラグをリセット状態(値0)にした後、当該イニシャル処理を終了する。
上記のように構成された本実施形態のスタータ制御装置においては、図6に示すように、電源ECU20からエンジンECU40にスタータ信号が入力されて、マイコン50が第1メモリ回路51を介してスタータリレー8をオンし、スタータ10の駆動を開始したとき(時点t11)、バッテリの劣化等によりバッテリ電力が著しく低下している場合には、バッテリ電圧BATTが、リセット回路48によりマイコン50がリセットされるリセット電圧付近まで大幅に低下することがある。
そして、このようにバッテリ電圧BATTが低下すると、マイコン50が一旦リセットされて(時点t11,t13,t15,…)、その後、再起動される(時点t12,14,16,…)、といったことが起こる。またこの場合、単にマイコン50の起動/停止が切り換えられるだけでなく、第1メモリ回路51からの出力によりスタータリレー8のオン状態を保持できず、スタータリレー8もオン/オフされ、バッテリ電圧BATTは更に低下する。
またこのようにバッテリ電圧BATTが低下すると、電源ECU20側のマイコン22もリセット状態となって、その後、エンジンキーをオフするために、使用者がプッシュSW2を押下しても、電源ECU20からのキー信号の出力が停止されず、バッテリが完全に放電されるまで、スタータリレー8のオン/オフが繰り返される。
しかし、本実施形態では、マイコン50が、電源回路46から電源供給を受けて起動した際、その起動が、キー信号の入力に伴う最初の起動であるか、エンジン始動中にリセットされた後の再起動であるかを判定し、再起動による起動であれば、リセット回数のカウント値をカウントアップすることで、再起動回数をカウントする。そして、そのカウントしたリセット回数(換言すれば再起動回数)が閾値(図6では値3)になると(図6に示す時点t16)、第1メモリ回路51をオフ状態として、スタータリレー8をオフさせ、スタータリレー8の駆動を停止させる。
そして、このように第1メモリ回路51によるスタータリレー8の駆動が停止されると、バッテリ電圧BATTが復帰し、電源ECU20側のマイコン22も正常動作する。従って、この状態で運転者がプッシュSW2を操作すれば、マイコン22にてその旨が検出されて、電源ECU20からエンジンECU40へのキー信号の出力が停止され、スタータメインリレー6及びECUメインリレー32がオフされることになる。
このため、本実施形態のスタータ制御装置によれば、バッテリの劣化等によって、第1メモリ回路51を介してスタータリレー8をオンし、スタータ10の駆動を開始した際、バッテリ電圧が大幅に低下して、マイコン50がリセットされ、更に、スタータリレー8がオフされるようになったとしても、バッテリが完全に放電されるまでスタータリレー8のオン/オフが繰り返されるようなことはなく、使用者によるプッシュSW2の操作によりスタータメインリレー6及びECUメインリレー32をオフして、スタータ制御を初期状態に戻すことができるようになる。
また、本実施形態では、リセット回数のカウント値をカウントアップする処理を、第1メモリ回路51からスタータ10の駆動信号(ハイレベル)が出力されているときに限って実行するようにしているので、ノイズやヘッドライトの点滅などによりバッテリ電圧が変動して、マイコン50が再起動されたときに、リセット回数のカウント値がカウントアップされて、意図したよりも早い段階でスタータリレー8の駆動が停止されるのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、本発明のスタータ制御装置としての機能は、エンジン制御を行うエンジンECU40により実現されるものとして説明したが、プッシュSW2やブレーキSW4の状態に基づきスタータリレーをオン/オフするエンジンの始動制御専用のECU(電子制御装置)にて、本発明のスタータ制御装置を実現するようにしてもよい。
2…プッシュSW、4…ブレーキSW、6…スタータメインリレー、8…スタータリレー、10…スタータ、20…電源ECU、22…マイコン、30…駆動回路、32…ECUメインリレー、40…エンジンECU、42…NOT回路、44…OR回路、46…電源回路、48…リセット回路、50…マイコン、51…第1メモリ回路、52…第2メモリ回路、R1,R2,R5,R6…プルアップ抵抗、TR1,TR2,TR5,TR6…入力トランジスタ、TR3,TR4,TR7,TR8…出力トランジスタ。

Claims (5)

  1. エンジンのキー信号に応じてオン/オフされるメインリレーを介してバッテリから電源供給を受け、電源電圧を生成する電源回路と、
    前記電源回路にて生成された電源電圧を受けて動作し、外部から前記エンジンの始動を指示するスタータ信号が入力されると、前記エンジンの始動開始指令を出力し、その後、前記エンジンが始動されると、前記エンジンの始動停止指令を出力する制御回路と、
    前記制御回路から前記始動開始指令が出力されるとエンジン始動を記憶し、該エンジン始動の記憶期間中、前記バッテリから前記エンジンのスタータへの電源供給ラインに設けられたスタータリレーをオンするスタータ駆動信号を出力し、前記制御回路から前記始動停止指令が出力されると、前記エンジン始動の記憶を消去して、前記スタータ駆動信号の出力を停止する第1メモリ回路と、
    を備えたスタータ制御装置において、
    前記制御回路から前記メインリレーをオンさせるオン指令信号を受けると、前記メインリレーのオン指令を記憶し、該オン指令の記憶期間中、前記キー信号に関わらず前記メインリレーをオンするためのメインリレー駆動信号を出力し、前記制御回路から前記メインリレーをオフさせるオフ指令信号を受けると、前記オン指令の記憶を消去して、前記メインリレー駆動信号の出力を停止する第2メモリ回路を備え、
    前記制御回路は、
    前記電源回路から電源供給を受けて起動した際、前記キー信号がオン状態であるか否かを判定し、前記キー信号がオン状態であれば、前記第2メモリ回路に前記オン指令信号を出力し、前記キー信号がオン状態でなければ、前記第2メモリ回路に前記オフ指令信号を出力すると共に前記第1メモリ回路に前記始動停止指令を出力し、更に、前記エンジンの始動開始指令の出力後に前記エンジンが始動された際にも、前記第2メモリ回路に前記オフ指令信号を出力することを特徴とするスタータ制御装置。
  2. エンジンのキー信号に応じてオン/オフされるメインリレーを介してバッテリから電源供給を受け、電源電圧を生成する電源回路と、
    前記電源回路にて生成された電源電圧を受けて動作し、外部から前記エンジンの始動を指示するスタータ信号が入力されると、前記エンジンの始動開始指令を出力し、その後、前記エンジンが始動されると、前記エンジンの始動停止指令を出力する制御回路と、
    前記制御回路から前記始動開始指令が出力されるとエンジン始動を記憶し、該エンジン始動の記憶期間中、前記バッテリから前記エンジンのスタータへの電源供給ラインに設けられたスタータリレーをオンするスタータ駆動信号を出力し、前記制御回路から前記始動停止指令が出力されると、前記エンジン始動の記憶を消去して、前記スタータ駆動信号の出力を停止する第1メモリ回路と、
    を備えたスタータ制御装置において、
    前記制御回路は、
    前記電源回路から電源供給を受けて起動した際、当該起動が、前記エンジンの運転中に当該制御回路が動作を停止した際の再起動によるものであるか否かを判断し、
    当該起動が前記再起動によるものであれば、再起動回数のカウント値をカウントアップすると共に、そのカウント値が予め設定された閾値に達した際には、前記第1メモリ回路に前記始動停止指令を出力して、前記エンジン始動の記憶を消去させ、
    当該起動が前記再起動によるものでなければ、前記カウント値を初期値に戻すことを特徴とするスタータ制御装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記電源電圧により起動した際、当該起動が前記再起動によるものであれば、前記第1メモリ回路からスタータ駆動信号が出力されているか否かを判定し、前記第1メモリ回路からスタータ駆動信号が出力されているとき、前記再起動回数のカウント値をカウントアップすることを特徴とする請求項2に記載のスタータ制御装置。
  4. 前記バッテリと、前記スタータリレーとの間には、スタータメインリレーが接続されており、
    前記スタータメインリレーは、前記キー信号がオフである場合に、前記バッテリと前記スタータリレーとの間の電気的接続を遮断し、
    前記メインリレーは、前記キー信号がオンである場合、もしくは、前記第2メモリ回路がオン指令を記憶している場合に、前記バッテリと前記電源回路との間を電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  5. 前記バッテリと、前記スタータリレーとの間には、スタータメインリレーが接続されており、
    前記スタータメインリレーは、前記キー信号がオフである場合に、前記バッテリと前記スタータリレーとの間の電気的接続を遮断することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスタータ制御装置。
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