JP2010184626A - 防振装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームへ組み付ける際の作業時間の短縮を図ることができる防新装置および車両を提供すること。
【解決手段】ブラケット部材10は、第1固定脚部41、第2固定脚部51及び延設腕部61がボディフレーム20にボルトによって締結固定され、延設腕部61がボディフレーム20の保持部22へ締結される。延設腕部61の先端には、突起70が形成され、その突起70は、保持部22に開口される貫通孔22cへ挿入可能に構成されている。よって、ブラケット部材10をボディフレーム20へ締結する際に、突起70を貫通孔22cへ挿入することで、ブラケット部材10をボディフレーム20に対して仮固定することができる。その結果、ブラケット部材10をボディフレーム20へ仮固定する工程を不要として、ボディフレーム20へ組み付ける際の作業時間の短縮を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、防振装置および車両に関し、特に、車体フレームへ組み付ける際の作業時間の短縮を図ることができる防振装置および車両に関するものである。
エンジンを支持固定しつつ、そのエンジンの振動が車体フレームへ伝達されることを防止するために、防振装置が使用されている。この防振装置は、例えば、特開2007−113693号公報に開示されるように、車体フレームに取り付けられるブラケット部材と、そのブラケット部材に連結されると共にエンジンに取り付けられるマウント装置とを備え、ブラケット部材の複数の貫通孔にそれぞれ挿通されたねじ部材を用いて、車体フレームに締結固定される(特許文献1)。
具体的には、防振装置を車体フレームの締結面に載置し、車体フレームの締結面に設けられた複数の貫通孔とブラケット部材に設けられた各貫通孔との位置合わせを行った後、ねじ部材を各貫通孔に挿通して工具により締結することで、防振部材が車体フレームへ組み付けられる。
特開2007−113693号公報(例えば、段落[0016]など)
しかしながら、上述した従来の防振装置では、車体フレームの締結面が傾斜している場合、その締結面上を防振装置が滑り落ちないように、作業者が防振装置を支えながら組み付け作業を行う必要があり、その分、作業時間が嵩むという問題点があった。
即ち、防振装置が締結面から滑り落ちないように、防振装置を支えつつ、各貫通孔の位置合わせを行う必要があるだけでなく、その位置合わせの後、工具によるねじ部材の本締めの前に、防振装置を支えつつ、各貫通孔にねじ部材を挿入・仮締めし、防振装置を車体フレームに仮固定するという工程が必要となるため、その分、作業時間が嵩む。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、車体フレームへ組み付ける際の作業時間の短縮を図ることができる防振装置および車両を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の防振装置は、車体フレームに締結固定されるブラケット部材と、前記ブラケット部材に連結されると共にエンジンに締結固定されるマウント装置とを備え、前記エンジンを前記車体フレームに支持するものであり、前記ブラケット部材は、前記マウント装置を保持する本体部と、前記本体部の外側壁から下方へ延設される一対の脚部と、前記本体部の外側壁から外方へ延設される腕部と、を備え、前記車体フレームは、前記一対の脚部が締結固定される締結面を有する第1固定部材と、前記腕部が締結固定される締結面を有する第2固定部材と、を備え、前記第2固定部材は、前記締結面に穿設される孔と、前記孔に連設され前記締結面の反対面となる底面と、を備える板状体として構成され、前記腕部は、前記第2固定部材の締結面に締結固定される締結腕部と、前記締結腕部から延設され前記本体部に接続される接続腕部と、前記締結腕部から前記接続腕部と反対側へ延設され前記車体フレームへの組み付け時に前記第2固定部材の孔に挿入される延設突起部と、を備える板状体として構成され、前記延設突起部は、前記締結腕部と平行に延設される平行部と、前記平行部から前記第2固定部材の板厚相当分だけ下降傾斜される傾斜部と、前記傾斜部から前記平行部と平行に延設される先端部と、を備えると共に、前記締結腕部よりも細幅に構成されている。
請求項2記載の防振装置は、請求項1記載の防振装置において、前記腕部は、前記締結腕部および接続腕部の縁部から立設されるリブ部を備える。
請求項3記載の車両は、請求項1又は2に記載の防振装置により前記エンジンが前記車体フレームに支持されるものであり、前記第2固定部材の孔は、中央部の幅に対し、前記中央部から一方側および他方側へ離間するほど幅が狭くなる形状に構成され、前記孔に前記延設突起部が挿入された状態では、前記孔の一方側の内周または他方側の内周に前記延設突起部の傾斜部の両側が規制される。
請求項4記載の車両は、請求項3記載の防振装置において、前記第1固定部材は、前記締結面が傾斜して構成され、前記第2固定部材の孔は、前記一方側および他方側を結ぶ方向が、前記第1固定部材の締結面の傾斜方向に対し、所定の角度を有している。
請求項1記載の防振装置によれば、車体フレームへの組み付けは、まず、ブラケット部材の一対の脚部が車体フレームの第1固定部材の締結面に載置されると共に、ブラケット部材の腕部が車体フレームの第2固定部材の締結面に載置され、次いで、それら一対の脚部および腕部がねじ部材により各締結面にそれぞれ締結固定されることで行われる。
この場合、本発明の防振装置によれば、腕部が延設突起部を備える構成であるので、車体フレームへの組み付け時には、延設突起部を第2固定部材の締結面に穿設される孔に挿入することで、延設突起部を孔に係合させ、車体フレームに仮固定された状態を形成することができる。
よって、第1固定部材の締結面および第2固定部材の締結面が傾斜している場合でも、それら各締結面上を防振装置が滑り落ちないように、防振装置を作業者が支えながら組み付け作業を行うことを不要とすることができる。その結果、ねじ部材の本締めを行う前に、防振装置を車体フレームへ仮固定するために、ねじ部材の仮締めを行う必要がないので、その分、作業時間の短縮を図ることができるという効果がある。
即ち、車体フレームの第2固定部材が、その締結面に穿設される孔と、その孔に連設され締結面とは反対面となる底面とを備える板状体として構成されるところ、本発明の防振装置によれば、延設突起部が、締結腕部と平行に延設される平行部と、その平行部から孔の内部へ向けて第2固定部材の板厚相当分だけ下降傾斜される傾斜部と、その傾斜部から平行部と平行に延設される先端部とを備える構成であるので、かかる穿設突起を第2固定部材の孔に挿入することで、傾斜部の表面または裏面を孔の内周縁に係合させる、又は、先端部の表面を第2固定部材の裏面に当接させ摩擦力を発生させることで、第2固定部材に対する延設突起部の相対移動(延設突起部を孔へ挿抜する方向および締結面に平行な方向への移動)を規制することができる。
例えば、延設突起部が孔に挿入される方向への移動は、傾斜部の表面が孔の底面側の周縁に当接されることで規制することができると共に、延設突起部が孔から抜かれる方向への移動は、傾斜部の裏面が孔の締結面側の周縁に当接されることで規制することができる。また、第2固定部材の締結面(底面)に平行な方向への移動は、先端部の表面が第2固定部材の底面に当接され摩擦力による抵抗が発生することで規制することができる。
このように、本発明の防振装置によれば、第2固定部材に対する延設突起部の相対移動を規制することができるので、防振装置を車体フレームに対して仮固定することができ、その結果、防振装置を車体フレームへ仮固定するために、ねじ部材の仮締めを行う必要がないので、その分、作業時間の短縮を図ることができる。
ここで、本発明の防振装置によれば、腕部が、第2固定部材の締結面に締結固定される締結腕部と、締結腕部から延設され本体部に接続される接続腕部と、締結腕部から接続腕部と反対側へ延設される延設突起部とを備える板状体として構成されているので、延設突起部を設けるための製造コストの削減を図ることができるという効果がある。
即ち、腕部が板状体として構成され、この板状体の一部として延設突起部が形成される構成であるので、板状体を打ち抜いて締結腕部および接続腕部の外形を形成する打ち抜き工程において、延設突起部の外形についても、同時に形成することができる。同様に、延設突起部の曲げ形状(平行部、傾斜部および先端部)についても、締結腕部および接続腕部の形状を形成するプレス工程内において、同時に行うことができる。このように、延設突起部を別途備える構成であっても、工程数を増やすことなく、同じ工程内で形成することができ、製造コストの削減を図ることができる。
また、本発明の防振装置によれば、上述のように、延設突起部が締結腕部から延設されると共に同じ板状体から構成されるので、各部材の寸法公差や組み付け公差の影響により、第2固定部材の孔や底面に延設突起部の先端部やRが乗り上げるなど(例えば、平行部に対して先端部が非平行まで曲げられ、先端部を第2固定部材の底面に当接させると、締結腕部が締結面から浮き上がる場合や、平行部と傾斜部との接続部のR(曲げにより湾曲する面)が孔の周縁に乗り上げ、締結腕部が締結面から浮き上がる場合など)のかつぎが発生したまま、締結腕部を第2固定部材の締結面に締結固定した場合でも、延設突起部を撓ませて、かつぎを吸収させることができ、その結果、締結腕部を第2固定部材の締結面に緊密に締結させることができるという効果がある。
特に、本発明の防振装置によれば、延設突起部を締結腕部よりも細幅に形成する構成であるので、同じ板厚であっても、延設突起部と締結腕部とに剛性の差を設けることができる。これにより、上述したように、延設突起部を撓ませて、かつぎを吸収する場合に、締結腕部の変形を抑制することができ、その結果、締結腕部の締結面への締結強度を確保することができるという効果がある。
更に、本発明の防振装置によれば、延設突起部を締結腕部から接続腕部と反対側へ延設する構成であるので、上述のように、延設突起部を撓ませて、かつぎを吸収する場合でも、その延設突起部の変形の影響を接続腕部が受けることを回避して、耐久性の向上を図ることができるという効果がある。
即ち、接続腕部は締結腕部と本体部とを接続する部位であり、その両端の接続部位のみが拘束される構成であるので、延設突起部を接続腕部から延設する構成とした場合には、延設突起部が変形することでかつぎを吸収すると、その延設突起部の変形の影響により、接続腕部も変形した状態になる。接続端部には、この影響を受けた状態で、エンジンの揺動変位に伴う荷重が入力されるため、耐久性が低下することとなる。これに対し、上述のように、締結腕部から延設突起部を延設する構成とすれば、締結腕部は、締結面に締結固定されている部位なので、延設突起部の変形の影響を受けにくく、また、その延設突起部の変形が締結腕部を介して接続腕部に影響することを抑制することができる。よって、耐久性の向上を図ることができる。
また、本発明の防振装置によれば、延設突起部を腕部に設ける構成であるので、この延設突起部を挿入させる孔を第2固定部材の締結面に穿設する構成とすることができ、その結果、孔による強度低下の影響を抑制して、耐久性の向上を図ることができるという効果がある。
即ち、一対の脚部が締結固定される第1固定部材の締結面は、エンジン自体の重量だけでなく、バウンド・リバウンド時の大変位時の荷重が入力される部位である一方、腕部が締結固定される第2固定部材の締結面は、エンジンの揺動を支える部位であり、第1固定部材に対して、必要強度が比較的小さい部位である。よって、かかる第2固定部材の締結面に孔を設ける構成とすることができれば、孔による強度低下を抑制して、耐久性の向上を図ることができる。
また、本発明の防振装置によれば、延設突起部が、上述したように、平行部と、傾斜部と、先端部とを備え、これら各部位から側面視S字状に湾曲して形成される構成であるので、延設突起部がL字状に形成される場合と比較して、平行部と傾斜部との接続部の曲げ角度および傾斜部と先端部との接続部の曲げ角度を小さくすることができるので、かかる接続部の余肉を少なくすることができる。その結果、第2固定部材の孔の周縁にRが乗り上げるかつぎの発生を抑制することができるという効果がある。
請求項2記載の防振装置によれば、請求項1記載の防振装置の奏する効果に加え、締結腕部および接続腕部の縁部から立設されるリブ部を腕部が備える構成であるので、締結腕部および接続腕部と延設突起部との剛性の差をより大きくすることができる。これにより、上述したように、延設突起部を撓ませて、かつぎを吸収する場合に、締結腕部および接続腕部の変形を抑制することができ、その結果、締結腕部の締結面への締結強度を確保すると共に、接続腕部の耐久性の向上を図ることができるという効果がある。
請求項3記載の車両によれば、第2固定部材の孔の幅を、中央部の幅に対し、その中央部から一方側および他方側へ離間するほど幅が狭くなる形状に構成し、その孔に延設突起部が挿入された状態では、孔の一方側の内周または他方側の内周に延設突起部の傾斜部の両側が規制される構成であるので、延設突起部の挿入性向上と第2固定部材の強度確保との両立を図りつつ、防振装置の位置決めを行うことができるという効果がある。
即ち、延設突起部の挿入性を確保するためには、孔の幅を延設突起部の幅よりも十分に大きくすることが好ましいが、孔の幅を大きくすると、その分、開口面積の拡大に伴い、第2固定部材の強度が低下する。
これに対し、本発明の防振装置によれば、中央部から一方側および他方側へ離間するほど幅が狭くなる形状に孔を構成する、即ち、中央部の幅を大きくし、一方側および他方側の幅を狭くする構成であるので、延設突起部を孔へ挿入する場合には、中央部の大きな幅を利用させることで、その挿入性の向上を図ることができる一方、延設突起部の挿入性に寄与しない孔のその他の領域については、その幅を漸次小さくすることで、開口面積を抑制して、第2固定部材の強度を確保することができる。
この場合、孔に延設突起部が挿入された状態では、孔の一方側の内周または他方側の内周が延設突起部の傾斜部の両側を規制する構成であるので、かかる規制によって、延設突起部を孔へ挿抜する方向への防振装置の移動を拘束することができ、かつ、第2固定部の締結面内での防振装置の回転を拘束することができ、その結果、防振装置の位置決めを行うことができる。
このように、本発明の防振装置によれば、延設突起部を孔の中央部を利用して、容易に挿入することができると共に、孔の開口面積を最小限として、第2固定部の強度を確保することができる。そして、孔に延設突起部を挿入し、延設突起部の傾斜部の両側を、孔の一方側の内周または他方側の内周に突き当て当接させることで、または、孔に延設突起部を挿入した防振装置が締結面の傾斜に沿って滑り落ち、延設突起部の傾斜部の両側が、孔の一方側の内周または他方側の内周に突き当たり当接されることで、防振装置の移動を規制して、その位置決めを行うことができる。
請求項4記載の車両によれば、請求項3記載の車両の奏する効果に加え、第2固定部材の孔は、一方側および他方側を結ぶ方向が、第1固定部材の締結面の傾斜方向に対し、所定の角度を有しているので、防振装置が第1固定部材の締結面の傾斜に沿って滑り落ちた場合には、その滑り落ちる方向と、孔の一方側および他方側を結ぶ方向とを異なる方向とすることができるので、孔から延設突起部が抜けることを抑制し、延設突起部の傾斜部の両側を孔の一方側の内周または他方側の内周に当接させ、防振装置の移動を確実に規制させることができ、その結果、防振装置の仮固定を確実に行うことができるという効果がある。
本発明の一実施の形態における防振装置の斜視図である。 本発明の一実施の形態における防振装置の斜視図である。 防振装置の分解斜視図である。 ブラケット部材の上面図である。 (a)は、突起の拡大斜視図であり、(b)は、貫通孔の拡大斜視図である。 (a)は、図6(b)のVIa−VIa線における突起の断面図であり、(b)は、突起の拡大正面図である。 (a)は、貫通孔に突起が挿入されている状態を示した突起の断面図であり、(b)は、ブラケット部材がボディフレームへ締結されておらず突起の先端上面が保持下面に当接された状態を示した突起の断面図であり、(c)は、ブラケット部材がボディフレームへ締結され突起が湾曲変形された状態を示した突起の断面図である。 (a)は、ブラケット部材がボディフレームに仮固定された状態における突起の正面図であり、(b)は、ブラケット部材がボディフレームに仮固定された状態において貫通孔に係止される突起の正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して、エンジンをボディフレーム20に支持する防振装置100について説明する。なお、理解を容易とするために、ブラケット部材10をボディフレーム20に締結するボルトの図示を省略している。
図1及び図2は、本発明の一実施の形態における防振装置100の斜視図である。防振装置100は、図1及び図2に示すように、ボディフレーム20に取り付けられるブラケット部材10と、そのブラケット部材10に圧入固定されエンジンにボルトを介して締結されるインシュレータEとを備えている。そのインシュレータEは、エンジンからの振動を吸収してボディフレーム20への振動の伝達を防止するものであり、ボディフレーム20は、車両の基体を成す部材である。
次いで、図3及び図4を参照して、ブラケット部材10の構成について説明する。図3は、防振装置100の分解斜視図であり、図4は、ブラケット部材10の上面図である。
ブラケット部材10は、エンジンに締結されたインシュレータEを圧入保持すると共にボディフレーム20に取り付けられることでエンジンを支持する部材であり、図3及び図4に示すように、キャップ金具30と、脚金具40とを備えている。
キャップ金具30は、インシュレータEを保持する部材であり、図3及び図4に示すように、筒部31と、底部32とを備えている。筒部31は、円筒形状に構成されインシュレータEが圧入される部材であり、底部32は、リング形状に構成され軸心S方向(図4紙面垂直方向)における筒部31の一端側(図4手前側)を閉封すると共にインシュレータEが当接される部材である。
脚金具40は、キャップ金具30をボディフレーム20(図2参照)に対して支持する部材であり、図3及び図4に示すように、第1固定脚部41と、その第1固定脚部41に対向して配設される第2固定脚部51と、筒部31の軸心S方向(図4紙面垂直方向)視において、第2固定脚部51と第1固定脚部41との間の位置に配設される延設腕部61とを備えている。
第1固定脚部41は、図3及び図4に示すように、第1取付部42と、第1締結部43と、第1接続部44とを備えている。第1取付部42は、筒部31の側面(請求項1記載の「外側壁」に対応する)に取着される部位であり、第1締結部43は、ボディフレーム20(図1及び図2参照)の第1載置面21a(図1及び図2参照)にボルトを介して締結される部位である。
第1締結部43は、図3及び図4に示すように、平坦面として構成される第1締結下面43aと、その第1締結下面43aに開口する貫通孔43cとを備え、第1締結下面43aが第1載置面21a(図2参照)に当接されている。第1接続部44は、第1締結部43と第1取付部42との間を接続する部位である。
第2固定脚部51は、図3及び図4に示すように、第2取付部52と、第2締結部53と、第2接続部54とを備えている。第2取付部52は、第1取付部42が取着された筒部31の側面の反対側(図4左側)の側面に取着される部位である。
第2締結部53は、ボディフレーム20(図2参照)の第1載置面21aにボルトを介して締結される部位である。第2締結部53は、図3及び図4に示すように、平坦面として構成される第2締結下面53aを備え、その第2締結下面53aが第1載置面21a(図1及び図2参照)に当接されている。第2接続部54は、第2締結部53と第2取付部52との間を接続する部位である。
なお、図4に示すように、筒部31の軸心S方向(図4紙面垂直方向)視において、第1締結部43と第2締結部53とは、筒部31の両側(第1取付部42と第2取付部52とを結んだ方向における両側)に配設されており、軸心S方向視における筒部31と第1締結部43の貫通孔43cとの距離S4が筒部31と第2締結部53の貫通孔53cとの距離S5より大きな寸法値に設定されている。
延設腕部61は、図3及び図4に示すように、筒部31に取り付けられる延設取付部62と、その延設取付部62に連成されボディフレーム20(図1及び図2参照)の締結部22(図1及び図2参照)にボルトを介して締結される延設締結部63と、その延設締結部63の外縁から延設取付部62の外縁まで連続して延設されるリブ部64,65と、そのリブ64,65よりも延設腕部61の先端側(図4上側)の位置で延設締結部63に連成される突起70とを備えている。
その突起70は、貫通孔22cの対角線の幅a(図5参照)より小さな幅d(図6(b)上下方向寸法値)に構成されている。よって、突起70の幅方向(図6(b)上下方向)を貫通孔22cの対角線に合わせることで、突起70を貫通孔22c(図5(b)参照)へ挿入することができる。よって、突起70と貫通孔22cとの係合により、ブラケット部材10をボディフレーム20に仮固定することができる(図1および図2参照)。
例えば、ブラケット部材10をボディフレーム20に組みつける場合には、ブラケット部材10をボディフレーム20に仮固定していないと、ブラケット部材10をボディフレーム20にボルトで仮固定するまで、少なくとも片手でブラケット部材10をボディフレーム20へ固定していなければならなかった。
これに対し第1実施の形態では、作業者はブラケット部材10をボディフレーム20に仮固定することができるので、仮固定をしたまま、例えば、両手を使って固定用のボルトを取る作業をおこなうことができる。そのため、ブラケット部材10をボディフレーム20に取り付ける作業性の向上を図ることができる。
また、片手でブラケット部材10を固定しているので、残りの片手ではボルトとボルト締結用の工具とを持つことができない。そのため、まず、残りの片手で固定用のボルトを取ってブラケット部材10に仮絞めし、その後、仮締めされたボルトをボルト締結用の工具にて本締めする。これに対して第1実施の形態では、作業者はブラケット部材10をボディフレーム20に仮固定することができるので、仮絞め工程を省いて、作業工数の削減を図ることができる。
即ち、仮固定を可能とすることで、片手に固定用のボルトを持って、他方の片手にボルト締結用の工具を持つことができ、仮絞め工程を省いて本締め工程を行うことができる。その結果、作業工数の削減を図ることができる。
また、突起70は、図4に示すように、延設締結部63の先端から延設腕部61の延設方向と異なる方向、即ち、第1取付部42と第2取付部52とを結んだ方向(図4左右方向)へ延設されている。よって、ブラケット部材10のボディフレーム20への仮固定を確実にすることができる。
即ち、例えば、突起70の延設方向が後述する保持部22(図2参照)の傾斜方向と一致する場合には、ブラケット部材10が保持部22を滑落する方向と、突起70の抜き取り方向とが一致するので、突起70が貫通孔22cから抜けやすくなる。
これに対して本実施の形態では、保持部22(図2参照)の傾斜方向と異なる方向へ突起70が延設されているので、その突起70が貫通孔22cから抜けるには、貫通孔22cに対して保持上面22a(図5参照)に沿って回転する必要があり、その分、突起70を貫通孔22cから抜け難くすることができる。
延設取付部62は、図4に示すように、軸心S方向(図4紙面垂直方向)視において、筒部31の側面上であって、第2固定脚部51より第1固定脚部41に近い側面上に取り付けられている。よって、ブラケット部材10の取り付け剛性の低下を補うことができる。
即ち、本実施の形態は、第2締結部53よりも第1締結部43がキャップ金具30から離れているので、第1固定脚部41側の部位においてブラケット部材10の取り付け剛性の低下が生じやすい。
これに対し、延設取付部62がキャップ金具30の軸心Sより第1固定脚部41側(図4右側)の筒部31の側面に取り付けられているので、キャップ金具30より第1固定脚部41側の部位におけるブラケット部材10の取り付け剛性を高めることができる。その結果、上述したブラケット部材10の取り付け剛性の低下を補うことができる。
延設締結部63は、図4に示すように、延設取付部62に連成され第1取付部42側(図4右側)に向かって延設されている。そのため、延設腕部61を軸心Sより第1取付部42側(図4右側)に固定することができる。よって、ブラケット部材10の取り付け剛性の低下を補うことができる。
即ち、本実施の形態は、上述したように、第2締結部53よりも第1締結部43がキャップ金具30から離れているので、第1固定脚部41側の部位においてブラケット部材10の取り付け剛性の低下が生じやすい。
これに対し、延設取付部62に連成され第1取付部42側(図4右側)に向かって延設されているので、キャップ金具30より第1固定脚部41側の部位におけるブラケット部材10の取り付け剛性を高めることができる。その結果、上述したブラケット部材10の取り付け剛性の低下を補うことができる。
また、延設締結部63は、図3及び図4に示すように、後述する保持上面22a(図2参照)に当接されると共に平坦面として構成される延設締結下面63aと、その延設締結下面63aに平行に配設されると共に平坦面として構成される延設締結上面63bと、延設締結下面63a及び延設締結上面63bに開口する貫通孔63cとを備えている。
また、図4に示すように、キャップ金具30の軸心Sから第1締結部43の貫通孔43cの中心までの距離S4がキャップ金具30の軸心Sから第2締結部53の貫通孔53cの中心までの距離S5より大きな寸法値とされているので、第1固定脚部41と第2固定脚部51とをほぼ同一形状、同一素材にて構成すると、その寸法値が大きな分、第1固定脚部41が第2固定脚部51より重くなり、ブラケット部材10の重心位置が第1固定脚部41側へ移動される。
例えば、延設締結部63が第1固定脚部41と第2固定脚部51とを結んだ方向に対して直交する方向(図4上下方向)へ延設される場合には、延設締結部63の先端から延設される突起70を後述する保持部22の貫通孔22cに挿通して、寸法公差や突起70の延設方向のずれなどの影響(以下「寸法公差の影響」と称する)で、第1締結下面43a及び第2締結下面53aが第1載置面21aから浮いた状態(ブラケット部材10をぶら下げた状態)とされると、第1固定脚部41と第2固定脚部51とを結んだ方向(図4左右方向)におけるブラケット部材10の重心に対して離れた位置を突起70で支持することとなり、ブラケット部材10を安定して保持することが困難となる。
これに対して第1実施の形態では、延設締結部63へ延設取付部62が連成され、その延設取付部62が第2固定脚部51側から第1固定脚部41側(図4右側)へ向かって延設されているので、延設締結部63の先端から延設される突起70がキャップ金具30の軸心Sより第1固定脚部41側に配設される。
そのため、後述するボディフレーム20の締結部22に形成される貫通孔22cに突起70が緩嵌され、寸法公差の影響でブラケット部材10が浮いた状態とされた場合には、第1固定脚部41と第2固定脚部51とを結んだ方向(図4紙面左右方向)におけるブラケット部材10の重心と近い位置を突起70にて支持することができる。その結果、寸法公差の影響でブラケット部材10が浮いた状態であってもブラケット部材10を安定して保持することができる。
また、第1載置面21a(図1参照)が水平面に対して傾いた面として構成されているので、第1締結下面43a及び第2締結下面53aが第1載置面21a上に載置された状態であっても、ブラケット部材10が第1載置面21a上を滑る場合があるので、ブラケット部材10がぶら下げられた状態となる。よって、この場合でも、ブラケット部材10を安定して保持することができる。
リブ部64,65は、延設取付部62及び延設締結部63の両側(図4左右方向両側)の外縁からそれぞれ立設されている。よって、延設取付部62及び延設締結部63の強度を向上させることができる。このリブ部64,65は、板状体からプレス成型にて形成されている。
次いで、図1及び図2を再び参照して、ボディフレーム20の構成について説明する。ボディフレーム20は、エンジンが搭載される車両の基体部分であり、図1及び図2に示すように、載置部21と、保持部22と、連結部23とを備えている。載置部21は、第1締結部43及び第2締結部53が締結される部位であり、平板状に構成されると共に第1載置面21aを備えている。その第1載置面21aは、第1締結下面43aが当接される平坦面として構成されている。
保持部22は、図1及び図2に示すように、上述した延設締結部63が締結される部位であり、平板状に構成されると共に保持上面22aと保持下面22bと、その保持下面22b及び保持上面22aに開口を有する貫通孔22cとを備えている。
保持部22は、脚金具40が取り付けられる載置部21よりも強度が必要とされない部位である。その保持部22に、図1に示すように、突起70が挿入される貫通孔22cが形成されている。よって、保持部22へ貫通孔を形成する場合と比較して、貫通孔を形成することでの強度低下の影響を小さく抑えることができる。
また、保持上面22aは、図2に示すように、第1載置面21aに対して所定の傾斜角度を有する平坦面として構成されており、延設締結下面63a及び後述する突起70の平行下面71aが当接される。
そのため、寸法公差の影響で第1載置面21aからブラケット部材10が浮いた状態となった場合には、ブラケット部材10を仮固定した際にブラケット部材10の重量が延設締結下面63aを介して保持上面22aに作用する。よって、保持上面22aと延設締結下面63aとの間に摩擦力が働くので、寸法公差の影響で第1載置面21aからブラケット部材10が浮いた状態であてもブラケット部材10をボディフレーム20に対して安定した状態で仮固定することができる。
保持下面22bは、保持上面22aの裏側の平坦面であり、保持上面22aと平行に配設され後述する突起70の先端上面72aが当接されている。連結部23は、載置部21と保持部22との間を接続する部位であり、平板状に構成されている。
次いで、図5及び図6を参照して、突起70及び貫通孔22cの構成について説明する。図5(a)は、突起70の拡大斜視図であり、図5(b)は、貫通孔22cの拡大斜視図である。図6(a)は、突起70の断面図であり、図6(b)は、突起70の拡大正面図である。なお、図6(a)は、図6(b)のVIa−VIa線における断面図である。
突起70は、貫通孔22cに挿入される部位であり、図5(a)及び図6(b)に示すように、正面視(図5(b)紙面垂直方向視)長方形形状に構成されると共に平行部71と、先端部72と、傾斜部73とを備えた断面視S字形状に構成されている。
また、突起70は、プレス成型にて折り曲げられることで平行部71、先端部72及び傾斜部73が成型されている。よって、リブ部64,65(図4参照)をプレス成型すると同時に突起70も成型することができる。その結果、突起70の打ち抜きの手間を省くことができるので、製造の手間を省いて製品コストの削減を図ることができる。
平行部71は、延設締結部63に連成される部位であり、図5(a)、図5(b)及び図6(b)に示すように、平板状に構成されると共に平行下面71aと、平行上面71bとを備えている。平行下面71aは、延設締結下面63aに連成されると共にその延設締結下面63aと同一平面上に配設される平坦面であり、上述した平行上面71bは、延設締結上面63bに連成されると共にその延設締結上面63bと同一平面上に配設される平坦面である。
先端部72は、図6(a)に示すように、平行部71に対して保持部22の板厚(図2上下方向寸法値)の約9割の寸法値分だけ平行に位置をずらして配設され、図5(a)及び図6(a)に示すように、平板状に構成されると共に先端上面72aと、先端下面72bとを備えている。先端上面72aは、平行上面71bに対して平行に配設される面であり、先端下面72bは、先端上面72aに対して平行に配設される面である。
傾斜部73は、平行部71と先端部72とを接続する部位であり、図5(a)、図6(a)及び図6(b)に示すように、平行部71及び先端部72に対して約20度の傾斜角を有すると共に傾斜上面73aと、傾斜下面73bとを備えている。傾斜上面73aは、平行上面71bと先端上面72aとの間を接続する面であり、傾斜下面73bは、平行下面71aと先端下面72bとの間を接続する面である。
また、突起70は、図5(a)、図6(a)及び図6(b)に示すように、延設締結部63から延設されている。そのため、平行部71と先端部72と傾斜部73とは、延設取付部62及び延設締結部63を打ち抜き成型するのと同時に打ち抜くことができる。
例えば、延設締結部63に突起を形成する場合には、突起を別部材から形成すると、その突起を延設締結部63へ締結したり、溶接したりする必要があり、取り付けに手間がかかる。これに対し本実施の形態では、突起70が延設締結部63から延設されているので、平行部71、先端部72及び傾斜部73を延設取付部62及び延設締結部63を打ち抜き成型するのと同時に打ち抜くことができる。よって、突起70の打ち抜きの手間を省くことができるので、製造の手間を省いて製品コストの削減を図ることができる。
また、突起70は、平板状体をプレス成型にて折り曲げることで形成されるので、図6(a)に示す平行下面71aと傾斜下面73bとの接続部分、または、先端上面72aと傾斜上面73aとの接続部分(おり曲がり部分の内側部分)に肉が集まり盛り上がる。この場合、図5(b)に示す貫通孔22cの外縁に隣接した保持上面22aまたは保持下面22bがその盛り上がりによって突起70を担ぐ場合がある。
ここで、突起70を柱状の部材で構成した場合には、曲げ強度が高くなるために、変形し難く、保持上面22aまたは保持下面22bが担いだ分、そのままブラケット部材10をボディフレーム20へ締結すると延設締結部63も変形するという不具合が生じる。
これに対し本実施の形態では、突起70が板状に構成されその板面(板の有する6面と内面積の大きな2面、例えば、平行下面71a)が保持上面22aに面しているので(図7参照)、保持上面22aまたは保持下面22bが突起70を担ぐ場合に、突起70を撓ませることで、延設締結部63の撓みを低減することができる。よって、延設締結部63の撓みを抑えて、延設締結部63の耐久性の向上を図ることができる。
また、突起70は、図6(b)に示すように、幅寸法(平行部71と先端部72とを結んだ方向に対して直交する方向寸法値、図6(b)上下方向寸法値)が延設締結部63の幅e(リブ部64の延設締結部63側の端部とリブ部65の延設締結部63側の端部との間の寸法値)より小さく設定されている。よって、突起70が撓むことで、延設締結部63の撓みを低減することができる。よって、延設締結部63の撓みを抑えて、延設締結部63の耐久性の向上を図ることができる。
また、延設締結部63は、インシュレータEを保持するキャップ金具30を支える部位であり、強度を必要とする部位である。その延設締結部63は、突起70が積極的に撓むことで撓みが抑えられるので、延設締結部63の変形による強度低下を防いで、ブラケット部材10(図2参照)の耐久性の向上を図ることができる。
さらに、延設締結部63の両側縁部には、リブ部64,65(図4参照)が突設されているので、延設締結部63の撓みを抑制することができる。よって、撓みによる強度低下を防いで、ブラケット部材10(図2参照)の耐久性の向上を図ることができる。
また、上述したように、延設取付部62の両側縁部には、リブ部64,65(図4参照)が突設されているので、延設取付部62の撓みを抑制することができる。よって、撓みによる強度低下を防いで、ブラケット部材10(図2参照)の耐久性の向上を図ることができる。
また、延設締結部63及び延設取付部62の両側縁部には、リブ部64,65が連続して形成されているので、延設締結部63と延設取付部62との連結強度を向上させ、延設締結部63に対する延設取付部62の撓み量を小さくすることができる。よって、撓みによる強度低下を防いで、ブラケット部材10(図2参照)の耐久性の向上を図ることができる。
また、突起70は、貫通孔63cよりも延設締結部63の先端側に形成されているので、貫通孔63cとキャップ金具30との間を接続する部位を撓ませることがない。そのため、突起70による撓みの影響を小さくすることができる。
例えば、貫通孔63cとキャップ金具30とを間を接続する部位、具体的には延設取付部62であり、その延設取付部62から突起70を突設させた場合には、突起70の撓みにより延設取付部62へ力が加わる。そのため、延設取付部62の耐久性を確保することが困難になるという不具合がある。
これに対して本実施の形態では、突起70が貫通孔63cよりも延設締結部63の先端側に形成されているので、延設取付部62へ力が加わることを防いで、延設取付部62の耐久性を確保することができる。
また、突起70は、図5(a)に示すように、平行部71、先端部72及び傾斜部73からS字形状に構成されており、図5(b)に示す貫通孔22cに突起70の傾斜部73までを挿入することで、保持下面22b側に先端部72が配設され、保持上面22a側に平行部71が配設されるので、延設腕部61が保持上面22aに沿ってどの方向へ動いても突起70が貫通孔22cから抜けることを防止することができる(図2参照)。
即ち、例えば、突起70が平行部71と先端部72とを結ぶ方向(図6(b)左右方向)へ動く場合には、傾斜部73が傾斜しているため、傾斜部73が貫通孔22cによって案内されるので、傾斜部73が貫通孔22cから抜ける方向へ動く、この場合、平行部71及び先端部72が保持上面22a及び保持下面22bへ当接されることで、突起70が貫通孔22cから抜けることが防止される。
また、突起70が平行部71と先端部72とを結ぶ方向に対して直交する方向(図6(b)上下方向)へ動く場合には、傾斜部73の側面が貫通孔22cの開口方向に対して直交するので、傾斜部73が貫通孔22cへ当接される。よって、傾斜部73が貫通孔22cによって案内されないため、突起70が貫通孔22cから抜けることを防止することができる。
また、突起70は、図5(a)に示すように、平行部71、先端部72及び傾斜部73からS字形状に形成されているので、L字形状に構成される場合に比べて、担ぎを小さく抑えて、位置決めを行うことができる。
即ち、突起70をL字形状に形成すると、L字の折れ曲がった端部を貫通孔22cへ係合させる必要があるので、突起70の先端を90度に折り曲げる必要があるのに対し、突起70をS字形状に形成するので、折れ曲がりを90度より大きな角度(曲げる角度が少ない)とすることができる。そのため、折れ曲がり部分の内側に肉が集まることを抑えることができる。
例えば、折れ曲がり部分の内側が肉で盛り上がると、図5(b)に示す貫通孔22cの外縁に隣接した保持上面22aまたは保持下面22bが突起70を担ぐ場合がある。この場合、保持上面22aまたは保持下面22bが担いだ分、ブラケット部材10の仮固定位置がボディフレーム20(図2参照)に対して変化し、ブラケット部材10がボディフレーム20に対して浮き上がって仮固定位置が決まらないという不具合がある。
これに対し本実施の形態では、突起70がS字形状に構成されるので、折れ曲がりを90度より大きな角度(曲げる角度が少ない)とすることができる。そのため、折れ曲がり部分の内側に肉が集まることを抑えて、延設締結下面63aが保持上面22aから浮き上がらないようにすることができる。よって、突起70をL字形状に構成する場合と比較して、ブラケット部材10(図2参照)の仮固定位置がボディフレーム20(図2参照)に対して変化することを抑えて、仮固定位置を決めることができる。
また、延設締結下面63aが保持上面22aから浮き上がらないようにすることができるので、ブラケット部材10をボディフレーム20へ締結した場合に、延設締結部63に撓みが発生することを防止することができる。その結果、延設締結部63の耐久性の向上を図ることができる。
また、図6(b)に示すように、正面(図6(b)紙面垂直方向)視において、傾斜部73の対角線上であって先端上面72aと傾斜上面73aと境界の一部である部位S1と、傾斜部73の対角線上であって平行下面71aと傾斜下面73bと境界の一部である部位S2との距離は、幅cの寸法値に設定されている。
貫通孔22cは、図5(b)に示すように、矩形の貫通孔であり、対角線が幅aの寸法値に設定され、一対の対向する辺間の間隔がそれぞれ幅b1及び幅b2の寸法値に設定されている。
また、幅aは、幅cよりも大きな寸法値に設定されているので、突起70の幅を貫通孔22cの対角線に合わせることで、貫通孔22cへの突起70の挿入を容易とすることができる。一方、幅b1及び幅b2は、幅cより小さな寸法値に設定されているので、突起70が保持上面22aに沿って回転されると貫通孔22cの対向する縁部に突起70が当接されるので、突起70が保持上面22aに沿って所定角度以上に回転することを防止して、ブラケット部材10をボディフレーム20に対して安定した状態で仮固定することができる。
また、図5(b)に示すように、貫通孔22cの対角線近辺の領域は、突起70の幅方向を合わせることで突起70を容易に挿入することができる領域である反面、突起70が貫通孔22cから容易に抜ける領域でもある。
特に、貫通孔22cの対角線が仮想の水平面と平行に形成されている場合には、突起70を鉛直方向下側から挿入すると、ブラケット部材10に重力が作用して鉛直方向へ移動される(滑る)ことで貫通孔22cから突起70が容易に抜けてしまう。その結果、突起70が貫通孔22cから抜けてブラケット部材10の仮固定ができなくなるという不具合がある。
これに対して本実施の形態では、貫通孔22cの対角線が仮想の水平面に対して角度を有した状態となるように貫通孔22cが形成されているので、ブラケット部材10に重力が作用して鉛直方向へ移動されようとした場合には、突起70が幅方向を水平方向に対して角度を有した状態で貫通孔22cへ挿入されているので、ブラケット部材10に重力が作用して鉛直方向へ移動し始めると突起70の幅方向が水平方向へ向くように突起70が移動される。
そのため、突起70の幅方向(図6(b)上下方向)が貫通孔22cの対角線と一致しなくなり、突起70を貫通孔22cから抜け難くすることができる。その結果、ブラケット部材10をボディフレーム20に対して仮固定することができる。
また、突起70の傾斜部73の傾斜上面73aが貫通孔22cの保持下面22b側の開口に係止され、傾斜部73の傾斜下面73bが貫通孔22cの保持上面22a側の開口に係止されることで、突起70の回転方向の移動も規制される。したがって、仮固定されたブラケット部材10が保持上面22a上を滑った場合には、ブラケット部材10の動きが規制されるので、ブラケット部材10をボディフレーム20に対して安定した状態で仮固定することができる。
また、突起70は、延設腕部61の延設方向に対して第1固定脚部41側(図4右側)へ向かって突設されているので、ブラケット部材10に重力が作用して鉛直方向へ移動される(滑る)とブラケット部材10の動きが規制され、ブラケット部材10をボディフレーム20に対して安定した状態で仮固定することができる。
次いで、図7及び図8を参照して、ブラケット部材10がボディフレーム20に仮固定される過程を説明する。図7(a)は、貫通孔22cに突起70が挿入されている状態を示した突起70の断面図であり、図7(b)は、ブラケット部材10がボディフレーム20へ締結されておらず突起70の先端上面72aが保持下面22bに当接された状態を示した突起70の断面図である。また、図7(c)は、ブラケット部材10がボディフレーム20へ締結され突起70が湾曲変形された状態を示した突起70の断面図である。
図8(a)は、ブラケット部材10(図1及び図2参照)がボディフレーム20に仮固定された状態における突起70の正面図であり、図8(b)は、ブラケット部材10がボディフレーム20に仮固定された状態において貫通孔22cに係止される突起70の正面図である。
図7(a)に示すように、突起70の先端である先端部72側から突起70を貫通孔22cに対して立てた状態で貫通孔22cに挿入する。次いで、図7(b)に示すように、貫通孔22cに挿入された突起70は、ブラケット部材10(図1及び図2参照)がボディフレーム20の配設位置(載置部21上方に第1固定脚部41と第2固定脚部51とが配設された位置)に配設されることで貫通孔22cに対して立てられた状態から寝かせられる。
この場合、貫通孔22cの保持下面22b側(図7下側)に先端上面72aが当接され、貫通孔22cの保持上面22a側(図7上側)に平行下面71aが当接される。
この状態では、ブラケット部材10(図1及び図2参照)の第1締結下面43a及びブラケット部材10の第2締結下面53aがボディフレーム20の第1載置面21aから離間しており、突起70へブラケット部材10の重量が作用する。
よって、ブラケット部材10の重量が、貫通孔22cの保持下面22bと先端上面72aとの接触圧、及び貫通孔22cの保持上面22aと平行下面71aとの接触圧を生じさせるので、接触圧により生じる摩擦力によってブラケット部材10(図1及び図2参照)をボディフレーム20(図1及び図2参照)に確実に仮固定することができる。
また、摩擦力のみでは、ボディフレーム20に対するブラケット部材10の位置が安定する前にブラケット部材10から手を離した場合には、ボディフレーム20に対するブラケット部材10の位置ずれが生じ易い。
これに対して本実施の形態のブラケット部材10では、上述したように、部位S1と部位S2と間の幅cの寸法値が幅aの寸法値より小さく、幅b1及び幅b2の寸法値より大きく設定されているので、ブラケット部材10がボディフレーム20に対して位置ずれを起こした場合に、図8(b)に示すように、突起70の部位S1と部位S2とが貫通孔22cの内壁(請求項3記載の「内周」に対応する)に引っ掛かる。よって、ボディフレーム20に対するブラケット部材10の配設位置が大きくずれることを防止することができる。
その結果、ボディフレーム20に対するブラケット部材10の位置が安定する前にブラケット部材10から手を離した場合であっても、ボディフレーム20に対するブラケット部材10の位置が大きくずれることを防止して、ブラケット部材10をボディフレーム20に組み付ける作業の効率向上を図ることができる。
また、突起70の突出方向に直交する面で切断した突起70の断面積は、同様の面で切断した延設締結部63の断面積より小さく設定されている。即ち、突起70と延設締結部63との厚さ寸法値(図6(a)上下方向寸法値)は同じ値に設定されており、図6(b)に示すように、突起70の幅dは、延設締結部63の幅e(リブ部64の延設締結部63側の端部とリブ部65の延設締結部63側の端部との間の寸法値)の二分の一より小さく三分の一より大きな寸法値に設定されている(1/3×e<d<1/2×e)。
そのため、図6(a)に示すように、線L上における貫通孔63cの幅fを延設締結部63の幅eの二分の1より小さく設定(f<1/2×e)すれば、突起70の断面積を線Lを含む面で切断した延設締結部63の断面積の最小値より小さくすることができる。
よって、突起70の強度を延設締結部63の強度よりも低く抑えて、図7(c)に示すように、突起70(特に傾斜部73)を保持上面22a側へ撓ませることができる。なお、線Lは、リブ部64の両側端部の内の延設締結部63側の端部とリブ部65の両側端部の内の延設締結部63側の端部とを結んだ仮想直線である。
例えば、突起70の強度が延設締結部63の強度と同等またはそれ以上の強度とされている場合には、寸法公差の影響で、第1締結下面43a及び第2締結下面53aが第1載置面21aから浮いた状態(ブラケット部材10をぶら下げた状態)とされると、突起70及び延設締結部63の両方、または、主に延設締結部63が撓むので、延設締結部63の耐久性が低下するという不具合がある。
これに対し本実施の形態では、突起70の強度を延設締結部63の強度よりも低く抑えて、突起70(特に傾斜部73)を保持上面22a側へ撓ませることで、延設締結部63の撓みを抑えることができる。よって、延設締結部63の撓みを抑えて、延設締結部63の耐久性の向上を図ることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態で挙げた数値(例えば、各構成の数量や寸法など)は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
また、第1実施の形態では、保持部22の貫通孔22cが正面視(図5(b)紙面垂直方向視)において長方形形状に構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、三角形状、五角形状および楕円形状に構成しても良い。
100 防振装置
10 ブラケット部材
30 キャップ金具
32 底部
40 脚金具(脚部)
61 延設腕部(腕部)
62 延設取付部(接続腕部)
63 延設締結部(締結腕部)
64 リブ部
65 リブ部
70 突起(延設突起部)
71 平行部
73 傾斜部
72 先端部
20 ボディフレーム(車体フレーム)
21 載置部(第1固定部材)
22 保持部(第2固定部材)
21a 第1載置面(脚部が固定される締結面)
22a 保持上面(腕部が固定される締結面)
22b 保持下面(底面)
22c 貫通孔(孔)
E インシュレータ(マウント装置)
a 幅(中央部の幅)
S1 部位(傾斜部の両側の一部)
S2 部位(傾斜部の両側の一部)

Claims (4)

  1. 車体フレームに締結固定されるブラケット部材と、前記ブラケット部材に連結されると共にエンジンに締結固定されるマウント装置とを備え、前記エンジンを前記車体フレームに支持する防振装置において、
    前記ブラケット部材は、前記マウント装置を保持する本体部と、前記本体部の外側壁から下方へ延設される一対の脚部と、前記本体部の外側壁から外方へ延設される腕部と、を備え、
    前記車体フレームは、前記一対の脚部が締結固定される締結面を有する第1固定部材と、前記腕部が締結固定される締結面を有する第2固定部材と、を備え、前記第2固定部材は、前記締結面に穿設される孔と、前記孔に連設され前記締結面の反対面となる底面と、を備える板状体として構成され、
    前記腕部は、前記第2固定部材の締結面に締結固定される締結腕部と、前記締結腕部から延設され前記本体部に接続される接続腕部と、前記締結腕部から前記接続腕部と反対側へ延設され前記車体フレームへの組み付け時に前記第2固定部材の孔に挿入される延設突起部と、を備える板状体として構成され、
    前記延設突起部は、前記締結腕部と平行に延設される平行部と、前記平行部から前記第2固定部材の板厚相当分だけ下降傾斜される傾斜部と、前記傾斜部から前記平行部と平行に延設される先端部と、を備えると共に、前記締結腕部よりも細幅に構成されていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記腕部は、前記締結腕部および接続腕部の縁部から立設されるリブ部を備えることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 請求項1又は2に記載の防振装置により前記エンジンが前記車体フレームに支持される車両において、
    前記第2固定部材の孔は、中央部の幅に対し、前記中央部から一方側および他方側へ離間するほど幅が狭くなる形状に構成され、
    前記孔に前記延設突起部が挿入された状態では、前記孔の一方側の内周または他方側の内周に前記延設突起部の傾斜部の両側が規制されることを特徴とする車両。
  4. 前記第1固定部材は、前記締結面が傾斜して構成され、
    前記第2固定部材の孔は、前記一方側および他方側を結ぶ方向が、前記第1固定部材の締結面の傾斜方向に対し、所定の角度を有していることを特徴とする請求項3記載の車両。
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