JP2010184528A - 車両のシートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック解除状態ではアッパレールがロアレールに対して滑らかにスライドし、ロック状態ではアッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制する。
【解決手段】ロック状態では、コイルスプリング58の付勢力によって、ロックレバー56の突出部56Jがアッパレール14と干渉し、下壁部14Cにおける車幅方向外側端部を下方へ押圧するようになっている。このため、アッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fにおける車幅方向外側端部が下方へ弾性変形し、アッパレール14の折り返し部14Fとロアレール12のロアレール12の下壁部12Cとによって、スライドピース44を挟持し、ロアレール12に対するアッパレール14のがたつきが無くなるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のシートスライド装置に関する。
従来、自動車等の車両のシートスライド装置では、ロック機構のロック爪をアッパレールの内側に揺動自在に取りつけており、ロック時には、ロック爪をばねによってロック方向に付勢して、ロアレールに取付けたロックプレートの嵌合孔に嵌合し、スライド操作時には、ロック爪をばねの力の抗して嵌合孔から引き抜く構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−196140号公報
しかしながら、上記構成のような車両のシートスライド装置では、アッパレールをロアレールに対して滑らかにスライドさせるためには、ロアレールに対してアッパレールのがた(遊び)が必要となる。一方、ロアレールに対してアッパレールを固定(ロック状態に)する場合には、ロアレールに対するアッパレールのがたつきが、アッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生原因となる。
本発明は上記事実を考慮し、ロック解除状態ではアッパレールがロアレールに対して滑らかにスライドし、ロック状態ではアッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる車両のシートスライド装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、車体のボデー側に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に組み付けられ、乗員着座用のシート側に連結されるアッパレールと、該アッパレールに設けられロック状態からロック解除状態へ操作することによって前記アッパレールの前記ロアレールに対する位置が調整可能となるロック手段と、該ロック手段に設けられ、前記ロック状態で前記アッパレールと干渉し前記ロアレールに対する前記アッパレールのがたつきを無くすと共に、前記ロック解除状態で前記アッパレールと干渉しない位置へ移動する突出部と、を有する。
請求項1に記載の車両のシートスライド装置では、アッパレールに設けたロック手段によってロアレールに対してアッパレールをロック状態とすると、ロック手段に設けた突出部がアッパレールと干渉し、ロアレールに対するアッパレールのがたつきをなくすため、アッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる。一方、ロック手段によってロアレールに対してアッパレールをロック解除状態とすると、突出部がアッパレールと干渉しない位置へ移動するため、アッパレールがロアレールに対して滑らかにスライドする。
請求項2に記載の発明は、車体のボデー側に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に組み付けられ、乗員着座用のシート側に連結されるアッパレールと、該アッパレールに設けられロック状態からロック解除状態へ操作することによって前記アッパレールの前記ロアレールに対する位置が調整可能となるロック手段と、該ロック手段に設けられ、前記ロック状態で前記ロアレールと干渉し前記ロアレールに対する前記アッパレールのがたつきを無くすと共に、前記ロック解除状態で前記ロアレールと干渉しない位置へ移動する突出部と、を有する。
請求項2に記載の車両のシートスライド装置では、アッパレールに設けたロック手段によってロアレールに対してアッパレールをロック状態とすると、ロック手段に設けた突出部がロアレールと干渉し、ロアレールに対するアッパレールのがたつきをなくすため、アッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる。一方、ロック手段によってロアレールに対してアッパレールをロック解除状態とすると、突出部がロアレールと干渉しない位置へ移動するため、アッパレールがロアレールに対して滑らかにスライドする。
以上説明したように、本発明の請求項1、2に係る車両のシートスライド装置では、ロック解除状態ではアッパレールがロアレールに対して滑らかにスライドし、ロック状態ではアッパレールとロアレールとの合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる。
図4の1−1断面線に沿ったロック状態を示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のシートスライド装置のロック解除状態を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のシートスライド装置の要部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のシートスライド装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のシートスライド装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両のシートスライド装置が適用された自動車の車室内後部を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のシートスライド装置のロック状態を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のシートスライド装置のロック解除状態を示す図1に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両のシートスライド装置の要部を示す斜視図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車両のシートスライド装置の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印UPは車体上方方向を示し、矢印FRは車体前方方向を示し、INは車幅内側方向を示している。
図6に示すように、本実施形態のシートスライド装置10はロアレール12とアッパレール14とを備えており、シートスライド装置10によって乗員着座用リヤシート22のシートバック26のリクライニング角度が調整できるようになっている。
より具体的に説明すると、シートスライド装置10のロアレール12は自動車車体における車室内の後部側壁16に、その長手方向を車体前側上方から車体後側下方に沿って配置されており、長手方向両端部がボルト等の締結部材18によって固定されいる。また、アッパレール14にはストライカ23(図1参照)が設けられている。一方、乗員着座用のリヤシート22のシートクッション24の後端部には車体前後方向へ揺動可能にシートバック26が設けられている。このシートバック26における車幅方向外側壁部26Aの上部には、フックS(図1参照)が上下方向(図1の矢印R方向)へ回転可能に設けられており、このフックSがアッパレール14に設けたストライカ23に係合可能となっている。なお、シートクッション24の後端部24Aとシートバック26との連結部には、シートバック26を所定のリクライニング角度で保持する機構は無く簡単で安価な連結構造となっている。また、リヤシート22のシートクッション24は車室内の床部27に固定されている。
車体のリヤドア用開口部32の後方下部周縁32Aの近傍となる後部側壁16の部位16Aにはスライド操作部28が配設されている。このスライド操作部28とアッパレール14とはスライドケーブル30によって連結されており、スライド操作部28を操作することで、アッパレール14とロアレール12とをロック状態又はロック解除状態とすることができるようになっている。
従って、スライド操作部28を操作し、アッパレール14とロアレール12とをロック解除状態とすることによって、ロアレール12に対してアッパレール14がスライド可能になり、アッパレール14のロアレール12に対する位置が調整可能となることで、シートバック26を車体前後方向の所定の位置へ揺動させることができるようになっている。
図1に示すように、車体側に設けられるロアレール12は、車室内の後部側壁16への取付部を備えた基部12Aを備えている。ロアレール12の基部12Aの上端からは、車幅方向内側へ向かって延びる上壁部12Bが形成されており、ロアレール12の基部12Aの上端からは、車幅方向内側へ向かって延びる下壁部12Cが形成されている。また、ロアレール12の上壁部12Bの先端には、下方に向かって延びる上側壁部12Dが形成されており、ロアレール12の下壁部12Cの先端には、上方に向かって延びる下側壁部12Eが形成されている。さらに、ロアレール12の上側壁部12Dの下端には車幅方向外側(基部12Aに近づく方向)に延びる上ガイドフランジ12Fが形成されており、ロアレール12の下側壁部12Eの上端には車幅方向外側(基部12Aに近づく方向)に延びる下ガイドフランジ12Gが形成されている。
一方、ロアレール12に移動可能に係合するアッパレール14は、シートバック26における車幅方向外側壁部26Aの上部と対向する基部14Aを備えており、この基部14Aにストライカ23が固定されている。また、アッパレール14の基部14Aの上端からは、車幅方向外側に延び、ロアレール12の上ガイドフランジ12Fと下ガイドフランジ12Gとの間を通りロアレール12の内部まで延出された上壁部14Bが形成されており、アッパレール14の基部14Aの上端からは、車幅方向外側に延び、ロアレール12の上ガイドフランジ12Fと下ガイドフランジ12Gとの間を通りロアレール12の内部まで延出された下壁部14Cが形成されている。
アッパレール14の上壁部14Bの車幅方向外側端部には、車体上方側へ略U字形へ折り返した折り返し部14Dが形成されており、折り返し部14Dの車幅方向内側端部(先端部)14Eと上壁部14Bとの間に、ロアレール12の上ガイドフランジ12Fが、がた(遊び)を持って挿入されている。同様に、アッパレール14の下壁部14Cの車幅方向外側端部には、車体下方側へ略U字形に折り返した折り返し部14Fが形成されており、折り返し部14Fの車幅方向内側端部(先端部)14Gと下壁部14Cとの間に、ロアレール12の下ガイドフランジ12Gが、がた(遊び)を持って挿入されている。
ロアレール12の上壁部12Bとアッパレール14の折り返し部14Dとの間には、樹脂等の低摩擦材でなるスライドピース34が設けられている。また、スライドピース34は車体前後方向を長手方向とする長尺形状となっており、上面34A及び下面34Bの幅方向中央部にはそれぞれ凹溝36が形成されている。スライドピース34の上面34Aの凹溝36には、ロアレール12の上壁部12Bに形成した凸部38が係合しており、下面34Bの凹溝36には、アッパレール14の折り返し部14Dに形成した凸部40が係合している。
従って、スライドピース34は、ロアレール12の凸部38とアッパレール14の凸部40とに当接することで、アッパレール14がロアレール12に対して円滑にスライドするようになっている。
一方、ロアレール12の下壁部12Cとアッパレール14の折り返し部14Fとの間にも、樹脂等の低摩擦材でなるスライドピース44が設けられている。また、スライドピース44は車体前後方向を長手方向とする長尺形状となっており、上面44A及び下面44Bの幅方向中央部にはそれぞれ凹溝46が形成されている。上面44Aの凹溝46には、アッパレール14の折り返し部14Gに形成した凸部48が係合しており、下面44Bの凹溝46には、ロアレール12の下壁部12Cに形成した凸部50が係合している。
従って、スライドピース44は、ロアレール12の凸部50とアッパレール14の凸部48とに当接することで、アッパレール14がロアレール12に対して円滑にスライドするようになっている。
図5に示すように、アッパレール14の折り返し部14Dに設けた凸部40の前端部と後端部にはそれぞれ車体上方へ凸のストッパ40Aが形成されており、これらのストッパ40Aの間にスライドピース34が挿入されている。なお、アッパレール14の折り返し部14Fに設けた凸部48の前端部と後端部にもそれぞれ車体下方へ凸のストッパ(図示なし)が形成されており、これらの間にスライドピース44が挿入されている。
アッパレール14の上壁部14Bには、車体前後方向に所定の間隔で貫通穴55が形成されている。また、貫通穴55の上方となるアッパレール14の折り返し部14Dの部位にはそれぞれ切欠54が形成されている。一方、ロアレール12の上側壁部12Dの下部から上ガイドフランジ12Fには、貫通穴55及び切欠54と対向するロック穴57が車体前後方向に沿って複数形成されている。
アッパレール14にはスライドロック機構51が設けられている。スライドロック機構51のブラケット52は平面視で略コ字状となっており、前壁部52Aと後壁部52Bとの車幅方向内側端に互いに離間する方向に形成されたフランジ52C、52Dが形成されている。これらのフランジ52C、52Dはアッパレール14の基部14Aにそれぞれピン61によって取付けられている。また、ブラケット52の前壁部52Aと後壁部52Bとの間にはロック手段としてのロックレバー56が取付けられている。
図3に示すように、ロックレバー56は矩形板状の基部56Aを備えており、基部56Aの前壁部56Bの車幅方向外側端部には、車体前方へ向かって軸部56Cが突出している。また、基部56Aの後壁部56Dの車幅方向外側端部には、車体後方へ向かって軸部56Eが突出している。これらの軸部56C、56Eはブラケット52の前壁部52A、後壁部52B(図5参照)にそれぞれ回転可能に軸支されている。さらに、ロックレバー56の軸部56C、56Eには、それぞれ付勢手段としてのコイルスプリング58が取付けられている。
図1に示すように、コイルスプリング58の一方の端部58Aは、ロックレバー56の基部56Aの下面に係止されている。また、コイルスプリング58の他方の端部58Bは、アッパレール14の下壁部14Cに係止されており、ロックレバー56を軸部56C、56Eを中心に図1の反時計回転方向(矢印A方向)へ付勢している。
図3に示すように、ロックレバー56の基部56Aにおける前後両端部には上方に向かってロック歯56F、56Gが前後方向に間隔を開けて形成されている。また、ロックレバー56の基部56Aにおけるロック歯56Fと、ロック歯56Gとの間にはケーブル係合部56Hが形成されており、図1に示すように、ロックレバー56のケーブル係合部56Hにはスライドケーブル30の端部30Aが係合されている。なお、スライドケーブル30のチューブ30Bはブラケット31を介してアッパレール14の基部14Aに固定されている。
また、ロックレバー56には突出部56Jが形成されており、この突出部56Jはロックレバー56の基部56Aにおける車幅方向外側端部近傍の下面の車体前後方向中央部から車体下方側に向かって突出形成されている。
従って、図1に示すように、コイルスプリング58の付勢力によって、スライドロック機構51がロック状態にある場合には、ロックレバー56のロック歯56F、56Gがアッパレール14のブラケット52、ロアレール12のロック穴57及びアッパレール14の切欠54を貫通しており、アッパレール14がロアレール12に対してスライドできないようにしている。また、ロック状態では、コイルスプリング58の付勢力によって、ロックレバー56の突出部56Jがアッパレール14の下壁部14Cにおける車幅方向外側端部を下方(図1の矢印A方向)へ押圧するため、アッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fにおける車幅方向外側端部が下方へ弾性変形し(撓み)、アッパレール14の折り返し部14Fとロアレール12のロアレール12の下壁部12Cとによって、スライドピース44を挟持するようになっている。このため、ロック状態では、ロアレール12に対するアッパレール14のがたつきが無くなるようになっている。
図2に示すように、スライドロック機構51がロック解除状態にある場合には、コイルスプリング58の付勢力に抗してスライドケーブル30の引張力よって、ロックレバー56が図2の時計回転方向(矢印B方向)へ回転した位置にある。このため、ロックレバー56のロック歯56F、56Gがアッパレール14のブラケット52、ロアレール12のロック穴57及びアッパレール14の切欠54から抜けて、アッパレール14がロアレール12に対してスライドできるようになる。また、ロック解除状態では、コイルスプリング58の付勢力に抗してスライドケーブル30の引張力よって、ロックレバー56の突出部56Jがアッパレール14の下壁部14Cから離間した位置にあるため、アッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fにおける車幅方向外側端部が上方へ戻る。このため、ロック解除状態では、ロアレール12に対してアッパレール14にがた(遊び)が発生し、ロアレール12に対してアッパレール14が円滑にスライドするようになっている。
次に、本の実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、スライド操作部28を操作することで、リヤシート22のシートバック26に設けたシートスライド装置10をロック状態とすると、図1に示すように、コイルスプリング58の付勢力によって、ロックレバー56が図1の反時計回転方向(矢印A方向)へ回転する。このため、ロックレバー56のロック歯56F、56Gがアッパレール14のブラケット52、ロアレール12のロック穴57及びアッパレール14の切欠54を貫通する。この結果、アッパレール14がロアレール12に対してスライドできなくなり、リヤシート22のシートバック26が車体前後方向へ揺動しなくなり、所定のリクライニング角度に固定される。
また、ロック状態では、コイルスプリング58の付勢力によって、ロックレバー56の突出部56Jがアッパレール14に干渉し、下壁部14Cにおける車幅方向外側端部を下方(図1の矢印A方向)へ押圧する。このため、アッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fにおける車幅方向外側端部が下方へ弾性変形し(撓み)、アッパレール14の折り返し部14Fとロアレール12のロアレール12の下壁部12Cとによって、スライドピース44を挟持する。この結果、ロック状態では、ロアレール12に対するアッパレール14のがたつきが無くなり、車両走行中におきる、シートスライド装置10のアッパレール14とロアレール12との合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる。
一方、スライド操作部28を操作することで、シートスライド装置10をロック解除状態とすると、図2に示すように、コイルスプリング58の付勢力に抗してスライドケーブル30の引張力よって、ロックレバー56が図2の時計回転方向(矢印B方向)へ回転する。このため、ロックレバー56のロック歯56F、56Gがアッパレール14のブラケット52、ロアレール12のロック穴57及びアッパレール14の切欠54から抜けて、アッパレール14がロアレール12に対してスライド可能となり、アッパレール14のロアレール12に対する位置が調整可能となる。このため、リヤシート22のシートバック26が車体前後方向へ揺動可能となる。
この際、本実施形態では、コイルスプリング58の付勢力に抗してスライドケーブル30の引張力よって、ロックレバー56の突出部56Jがアッパレール14の下壁部14Cから離間する。このため、アッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fにおける車幅方向外側端部が上方へ戻るため、ロック解除状態では、ロアレール12に対してアッパレール14にがた(遊び)が発生する。この結果、ロアレール12に対してアッパレール14が円滑にスライドする。
[第2実施形態]
次に、本発明の車両のシートスライド装置の第2実施形態を図7〜図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態では、ロックレバー56の基部56Aにおける車幅方向外側端部近傍における下面の車体前後方向中央部に車体下方側に向かって突出部56Kが突出形成されている。
図8に示すように、ロックレバー56の突出部56Kと対向するアッパレール14の下壁部14C及び折り返し部14Fの車幅方向外側端部には切欠60が形成されている。
図7に示すように、ロックレバー56の突出部56Kは、シートスライド装置10のロック状態で、アッパレール14の切欠60に侵入可能な長さに設定されていると共に、アッパレール14の切欠60に侵入したロックレバー56の突出部56Kが、車幅方向外側に向かって延設されたロアレール12の下ガイドフランジ12Gに干渉し、下ガイドフランジ12Gを車幅方向内側(図7の矢印C方向)へ押圧するようになっている。
従って、ロック状態では、ロアレール12に対してアッパレール14のがたつきが無くなる。この結果、車両走行中にシートスライド装置10のアッパレール14とロアレール12との合わせ部からの異音の発生を防止又は抑制することができる。
一方、スライド操作部28を操作することで、リヤシート22のシートバック26に設けたシートスライド装置10をロック解除状態とすると、図8に示すように、コイルスプリング58の付勢力に抗してスライドケーブル30の引張力よって、ロックレバー56が図8の時計回転方向(矢印B方向)へ回転した位置となる。このため、ロックレバー56の突出部56Kがロアレール12の下ガイドフランジ12Gから離れ、アッパレール14の切欠60から抜ける。このため、ロック解除状態では、ロアレール12に対してアッパレール14にがた(遊び)が発生する。この結果、ロアレール12に対してアッパレール14が円滑にスライドする。
〔上記実施形態の補足説明〕
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本発明の車両のシートスライド装置はシートのシートクッションを車体床部に対してスライドさせるシートスライド装置にも適用可能である。
10 シートスライド装置
12 ロアレール
14 アッパレール
22 リヤシート
26 シートバック
28 スライド操作部
30 スライドケーブル
34 スライドピース
44 スライドピース
51 スライドロック機構
56 ロックレバー(ロック手段)
56J ロックレバーの突出部
56K ロックレバーの突出部

Claims (2)

  1. 車体のボデー側に固定されたロアレールと、
    該ロアレールにスライド自在に組み付けられ、乗員着座用のシート側に連結されるアッパレールと、
    該アッパレールに設けられロック状態からロック解除状態へ操作することによって前記アッパレールの前記ロアレールに対する位置が調整可能となるロック手段と、
    該ロック手段に設けられ、前記ロック状態で前記アッパレールと干渉し前記ロアレールに対する前記アッパレールのがたつきを無くすと共に、前記ロック解除状態で前記アッパレールと干渉しない位置へ移動する突出部と、
    を有する車両のシートスライド装置。
  2. 車体のボデー側に固定されたロアレールと、
    該ロアレールにスライド自在に組み付けられ、乗員着座用のシート側に連結されるアッパレールと、
    該アッパレールに設けられロック状態からロック解除状態へ操作することによって前記アッパレールの前記ロアレールに対する位置が調整可能となるロック手段と、
    該ロック手段に設けられ、前記ロック状態で前記ロアレールと干渉し前記ロアレールに対する前記アッパレールのがたつきを無くすと共に、前記ロック解除状態で前記ロアレールと干渉しない位置へ移動する突出部と、
    を有する車両のシートスライド装置。
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