JP2010184190A - バンパ減容機 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンパの再資源化コストの低減しつつバンパの効率的な保管運搬を実現するバンパ減容機を提供することである。
【解決手段】上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、平行配置されるとともに互いに反対方向へ回転駆動される一対のローラ3,4を備え、ローラ3,4間に挿入されるバンパBを平板状に扁平させるバンパ減容機1であって、一方のローラ3の外周に軸方向に添って連続する山形の複数の刃6を周方向に所定ピッチをもって設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、バンパ減容機に関する。
近年、地球環境保護や資源の枯渇の観点から、資源再利用の機運が高まっており、自動車の車体前後に装着される樹脂製のバンパも再資源化可能な樹脂であることから、廃車からバンパを回収してこれを樹脂製品の材料として再利用することが望まれている。
バンパを廃車から回収して再資源化する場合、一般には、自動車を解体処理場にて解体してバンパを取外し、取外し済みのバンパをリサイクル施設へ運搬し、リサイクル施設にてバンパを再資源化することになる。
このように、バンパを再資源化するには、取外し作業を行う施設と、再資源化する施設を経なくてはならないため、バンパを解体処理場からリサイクル施設へ運搬する必要が生じるとともに、ある程度の量のバンパを解体処理場にて保管しておく必要がある。
しかしながら、バンパは複雑な形状であるがゆえに積み重ねるなどしても嵩張ってしまうため、解体処理場にて保管場所を確保することが難しく、運搬効率も悪く運送コストが大きくなってしまう問題がある。
この問題を解決するために、バンパを細かく裁断してチップ状の樹脂とし保管および運搬の際の体積を減じる、すなわち、減容するバンパ減容機が提案されるに到っている。
このバンパ減容機にあっては、複数のカッターを備えた一対の回転軸を備え、各回転軸を回転させてカッターでバンパを噛み込むとともに、カッターでバンパを裁断するようにしている。
詳しくは、このバンパ減容機は、外周に八つの刃を備えた複数のカッターが軸方向に間隔を空けて設けた一対の回転軸を備え、互いの回転軸のカッターが互い違いとなるように、すなわち、各回転軸が互いのカッター間に対を成す相手の回転軸のカッターが入り込むように平行配置されており、バンパを細かく裁断するために、一方の回転軸上のカッターとこれに隣り合う他方の回転軸上のカッターとの間に殆ど隙間を設けず、また、各回転軸の各カッター外周と当該各カッターに対抗する相手方の回転軸のカッター間の外周との間にも隙間を殆ど設けないようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、このバンパ減容機では、複雑な形状のバンパを細かく裁断して、運搬保管に便利なチップ状の樹脂を得るようにしている。
特開2003−135989号公報
上記した従来のバンパ減容機では、バンパを細かいチップ状の樹脂とするのでバンパの体積を大幅に減容することができる点で優れているのであるが、バンパの材質は画一的ではなく、PP(ポリプロピレン)の他、ABS樹脂、PU(ポリウレタン)といった種々の樹脂によって形成されており、必ず材質を示す刻印がなされているが裁断後はバラバラとなって刻印のある部分が他の部位と切り離されてしまい、材質が不明となってしまうため、材質毎に仕分けして裁断処理しなければならず、仕分けを徹底しないとバンパ減容後に異なる種類の樹脂がチップ化されて混合されてしまうことになる。
この再資源化の段階で再生材料に異なる材質の再生材料が混合されてしまった場合、再生された再生材料を用いた樹脂製品の機械的物性が著しい低下するといった不具合を生じる場合がある。
したがって、再生材料の分別は厳密に行われなくてはならず、上記の如くバンパがチップ化されると、解体処理場にて再生材料を材質毎に分類する作業が必要となるばかりか、材質毎に分別して管理し、保管し、運搬することになるため、解体処理業場における作業が煩雑となり、バンパ以外の再生材料も持ち込まれるであろうリサイクル施設においても同様に分別管理することになるため、バンパの回収から再資源化までにかかるコストが多くなってしまう。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、バンパの再資源化コストを低減しつつバンパの効率的な保管運搬を実現するバンパ減容機を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、平行配置されるとともに互いに反対方向へ回転駆動される一対のローラを備え、ローラ間に挿入されるバンパを平板状に扁平させるバンパ減容機であって、一方のローラの外周に軸方向に添って連続する山形の複数の刃を周方向に所定ピッチをもって設けたことを特徴とする。
本発明のバンパ減容機によれば、ローラの刃とローラの外周とでバンパを挟み込むことで、バンパに局所的に大きな圧力を作用させてバンパの内側に設けられたリブや突起を押しつぶすとともに、また、バンパの刃で挟み込んだ部位に適度な刃型をつけて、バンパが弾性によってもとの形状へ復元することなく扁平させることができる。
そして、バンパ減容機は、バンパをバラバラに裁断することなく一纏りの状態で扁平させることができ、扁平されたバンパは幾重にも積層することができるため、運搬に際して嵩張らず運搬効率を良好なものとすることができ、バンパの刻印を確認できる状態で扁平されることから解体処理施設およびリサイクル施設にて材質を確認することができ、保管するにしても嵩張らないので再資源化に関するコストを低減することができる。
さらに、バンパ減容機の刃がローラの軸方向に沿って山形が連続する形状となっているので、扁平したバンパをローラで巻き込んでしまう虞が無いとともに、バンパを密に押圧して効果的に扁平させることができるだけでなく、ローラ間を通過するバンパを安定して直進させてバンパを短手方向にしっかり押圧できることになる。
本発明の一実施の形態におけるバンパ減容機の断面図である。 本発明の一実施の形態におけるバンパ減容機の側方断面図である。 一実施の形態のバンパ減容機で扁平させたバンパの略図である。 本発明の一実施の形態の一変形例におけるバンパ減容機のローラの正面図である。
以下、図に示した本発明の実施の形態を説明する。本発明の一実施の形態におけるバンパ減容機1は、図1および図2に示すように、ハウジング2と、ハウジング2に平行に配置されて回転自在に軸支されるとともにハウジング2内に収容される一対のローラ3,4とを備えて構成されており、図2中上方配置されるローラ3は反時計回りに、図2中下方配置されるローラ4は時計周りに回転駆動されるようになっている。
そして、一方のローラ3は、外周に所定ピッチをもって設けられて軸方向に添って連続する山形の複数の刃6を備えている。より詳細には、ローラ3は、回転軸3aと、環状であって外周に所定ピッチで配置され回転方向に対して傾斜して山形の一辺を形成する部分刃5aを備えて回転軸3aの外周に装着される複数の刃輪5を備えており、各刃輪5の部分刃5aが大きな隙間を空けることなく軸方向に連なって山形の刃6を形成している。つまり、隣り合う刃輪5の部分刃5aの傾斜の向きは反対となるように設定されており、二つの刃輪5の部分刃5aを連続させると一つの山形の形状の刃を形成するようになっている。
また、刃輪5の内周には、キー溝5bが設けられ、当該キー溝5b内に回転軸3aに設けたキー3bを挿入することによって、回転軸3aに対して刃輪5が回り止めされている。なお、この場合、16枚の刃輪5が回転軸3aに列を成して装着されており、これらの刃輪5は、後述するハウジング2の軸受部10a,10bに挟持されて軸方向への移動が規制されて回転軸3aに一体とされている。このように、刃6が回転軸3aに刃輪5を装着することでローラ3に設けられるようにしているので、刃6の一部が劣化したり破損したりする場合に、ローラ3の全体を交換するのではなく、交換が必要な刃輪5のみを交換すれば足りるので、ローラ3に刃6を直接に設ける場合に比較して経済的となる。
なお、刃輪5の設置数は、刃輪5の軸方向幅の設定によって任意に設定することができ、16列に限定されるものではない。
他方のローラ4は、この場合、円柱形をしており、最外周が最もローラ3の刃6の外縁に近付く際に、刃6との間に僅かな隙間、実際には、0.0mmを超え0.5mm以下となる隙間を介して対向するようになっている。このように設定されることで、ローラ3の刃6とローラ4の外周とでバンパBを挟み込んだ際に、バンパBをバラバラに破断することなく上記の挟み込みによってバンパBに刃型をつけることができる。
また、一方のローラ3は刃6を備え、他方のローラ4は刃を備えない円柱形とされているので、ローラ3の刃6とローラ4の外周とでバンパBを挟み込んでバンパBを扁平させることになるため、刃輪5における刃6の間隔であるピッチは狭いほど、バンパBを挟み込む箇所を密にして扁平効果を高めることができる。なお、一つの刃輪5の外周に設けられる刃6の数が多いほどバンパBの扁平には有利ということになるが、刃6の数を多くしすぎるとコスト上昇を招くので、コストとの兼ね合いによってピッチを決定するとよい。また、刃輪5における刃6の数は、必ずしもそれぞれで同じとなるように統一しなくともよい。
そして、上記の一方のローラ3と他方のローラ4は、ともに、モータMによって駆動されるようになっており、具体的には、一方のローラ3と他方のローラ4とはこれらの端部に設けた歯車7,8によって構成される歯車機構Hによって一方の回転が他方に伝達されるようになっており、モータMは、直接的には一方のローラ3の一端に回転の伝達が可能なように連結されており、モータMを駆動すると、一方のローラ3と他方のローラ4の双方を回転駆動できるようになっている。なお、モータMは、他方のローラ4を回転駆動するようにしてもよいし、また、減速機を介して上記ローラ3,4の一つに連結されるようにしてもよい。
そして、この場合、モータMを駆動すると、一方のローラ3の最外周である刃5の先端の周速度(回転速度)と、他方のローラ4の最外周の周速度(回転速度)とが等しくなるようになっており、一方のローラ3の最外周の直径と他方のローラ4の最外周の直径の比によって、上記の歯車機構Hのギア比を設定するようにすればよい。なお、モータMは、電動機でもよいし油圧モータとされてもよい。
また、ハウジング2は、この実施の形態の場合、箱型とされるとともに、上下に分割されて一方のローラ3を回転自在に保持するとともにモータMを保持するブロック10と、他方のローラ4を回転自在に保持するブロック11とを備えて構成されている。
このブロック10は、ローラ3の一端を回転自在に軸支する軸受部10aとローラ3の他端を回転自在に軸支する軸受部10bと、これら軸受部10a,10bを連結する天板10cとを備えて構成され、他方のブロック11は、ローラ4の一端を回転自在に軸支する軸受部11aとローラ4の他端を回転自在に軸支する軸受部11bと、これら軸受部11a,11bを連結する底板11cとを備えて構成される。
これらブロック10,11は、軸受部10a,11aの背面側となる図2中右端と軸受部10b,11bの背面側となる図2中右端でヒンジ結合されて、ブロック10はブロック11に対して二箇所のヒンジ部12を中心に揺動可能とされており、軸受部10a,11a間と軸受部10b,11b間にスペーサ13を挿入することでローラ3,4の軸間距離を調節することができるようになっている。なお、軸受部10a,11a,10b,11bの正面側には図1および図2中に示すように、フランジ10d,11dが設けられており、このフランジ10d,11d同士をボルトおよびナットで挟み込むことで、ブロック10,11の姿勢が固定的に維持されるようになっている。
なお、このようにローラ3,4間の軸間距離を調節できるようになっているため、歯車機構Hにおける歯車7,8はインボリュート歯車であることが好ましい。
このように構成されたバンパ減容機1にあっては、モータMを正転させると、一方のローラ3が図2中反時計周りに設定され、他方のローラ4が図2中時計回りに設定されることで、バンパBを長手方向に沿って図2中左方からローラ3,4間に挿入するとローラ3,4の回転によってバンパBをローラ3,4間に引き込みつつ、ローラ3,4でバンパBを扁平させ、最終的には図2中右方から扁平されたバンパBを排出することができるようになっている。なお、モータMを逆転すると、ローラ3,4で噛み込んだバンパBを上記とは逆に左方から右方へ排出させることができるようになっている。
ここで、バンパBは、車体の前部あるいは後部を衝撃から守るために概ね両端が車体側へ向けて突出するコ字状であって、また、断面もコ字状とされており、車体への取り付けやバンパB自体への照明機器の取り付けのため、あるいは、空気取り入れのためなどで、内側にリブや複雑な形状の突起等が設けてあるとともに、弾性を備えた樹脂材料で形成されているため、単なる円柱状の一対のローラで圧延する方法を採用しても、弾性によってもとの形状が戻ってしまい、十分に扁平させることは難しい。これに対して、本実施の形態のバンパ減容機1では、一方のローラ3に刃6を設け、この刃6とローラ4の外周とでバンパBを挟み込むことで、バンパBに局所的に大きな圧力を作用させてバンパBの内側に設けられたリブや突起を押しつぶすとともに、また、バンパBの刃6で挟み込んだ部位に適度な刃型をつけて、バンパBが弾性によってもとの形状へ復元することなく扁平させることができる。
そして、バンパ減容機1は、上述の如く、バンパBをバラバラに裁断することなく一纏りの状態で扁平させることができ、扁平されたバンパBは幾重にも積層することができるため、運搬に際して嵩張らず運搬効率を良好なものとすることができ、バンパBの刻印を確認できる状態で扁平されることから解体処理施設およびリサイクル施設にて材質を確認することができ、保管するにしても嵩張らないので再資源化に関するコストを低減することができる。
そして、このバンパ減容機1にあっては、ローラ3に設けた刃6が軸方向に沿って山形が連続する形状をしており、バンパBを押しつぶした際に、刃6がバンパBを噛み込んでしまうことがないので、刃6でバンパBを押しつぶした後の刃離れがよく、バンパBをローラ3で巻き込んでしまって、バンパBを排出できなくなる虞も無い。なお、この場合、部分刃5aを連続させて一つの刃6を形成しているが、上述のように部分刃5aの端部も隣の刃輪5の部分刃5aと大きな隙間を空けることなく連続しているので、部分刃5aの端部においてバンパBのか見込みを生じる虞も無い。
さらに、部分刃5aは、それ自体が山形に形成されるのではなく、山型の一辺を形成するのみで、隣の部分刃5aと対となって山形を形成するようになっているため、直接に山形の部分刃5aを形成する必要が無く、刃輪5の製造コストを低減できる。
また、刃6が軸方向に山形を連続させた形状となっているので、単にローラ3の軸方向に沿う刃をもつものに比較して、バンパBの短手方向から見たときに、全く押圧されない箇所の出現を減らすことができ、バンパBを上記した実施の形態に比較してより確実に扁平させることができる。つまり、ローラ3の軸方向に沿う刃では図3中破線に示すように、バンパBをの短手方向で全く押圧されない部位が多く出現するが、バンパ減容機1では、図3中実線に示すように、連続する山形の刃型をバンパBに形成するので、全く押圧されない部位の長手方向の総延長を少なくすることができ、バンパBを密に押圧して効果的に扁平させることができる。
ここで、刃6の山の頂部における鋭角側の角度が180度に近付く程、山の高さが低くなり刃6が回転方向に直交する方向に近付くゆえ、バンパBの非押圧部位の長手方向の総延長が大きくなり、また、上記鋭角側の角度が0度に近付く程、断面コ字状のバンパBを短手方向に押し広げにくくなり、バンパBの扁平効果が減少するので、上記角度は、20度から60度程度の範囲に設定されるとバンパBを効果的に扁平させることができることが経験的に解かっている。
さらに、刃6が軸方向に沿って連続する山形に設定されることで、ローラ3がバンパBをローラ4と協働して挟み込んだ際に、バンパBが刃6の山形で挟み込まれた部位が山の頂部を境に反対向きに逃げようとするので、山形の一つ一つにて短手方向に反対向きの力を作用させることができ、それゆえ、バンパBは安定して直進して排出されることになって、バンパBを短手方向にしっかり押圧できることになる。
また、ローラ4の周速度についてであるが、ローラ4の外周の周速度がローラ3の刃6の先端の周速度に一致していない場合、ローラ4とローラ3の周速度差によってバンパBが引きずられて安定した直進性を得られない場合があるので、ローラ3,4の外縁の周速度を一致させておくことが好ましい。
また、バンパBを安定して直進させるには、図4に示すように、他方のローラ4の外周に外周に軸方向に沿ってローラ3の刃6のピッチより狭いピッチで配置される溝4aを設けるようにしてもよい。
この場合には、ローラ3がバンパBをローラ4と協働して挟み込んだ際に、軸方向に沿う溝4aの縁がバンパBを噛んでバンパBがローラ3,4に対して傾斜しようとするのを抑えるように働くので、バンパBは直進することになる。また、溝4aのピッチがローラ3の刃6間の周方向の間隔より狭く設定されているので、ローラ3の刃6でバンパBを挟み込む機会より、溝4aの縁がバンパBを噛む機会を多くすることができ、バンパBは安定して直進することになる。
なお、バンパBの内側をローラ4へ向けても、バンパBを扁平させることも可能であるが、バンパBをローラ3,4間に挿入するに当たり、刃6を備えたローラ3側へバンパBの内側を向けるとよく、そうすることで、刃6をバンパBの内側に設けたリブ等に直接当てて押し潰すことができ、バンパBをより一層扁平しやすくなる。
しかるに、この場合、図1中上方のローラ3に刃6を設けてあるので、バンパBを縦にして下端側からローラ3,4間に挿入するとよく、バンパBを縦にして上端側からローラ3,4間に挿入する場合には、ローラ3をローラ4より下方へ配置しておくとよい。また、このバンパ減容機1は、ローラ3,4は、地面に対して平行させて使用するだけで無く、傾けて使用することも可能で、ローラ3,4の回転軸を鉛直方向へ向けて、すなわち、図1を左右いずれかに90度回転させた状態でも使用することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、バンパを扁平させて再資源化コストを低減するバンパ減容機に利用することができる。
1 バンパ減容機
2 ハウジング
3 一方のローラ
3a 回転軸
3b キー
4 他方のローラ
4a 溝
5 刃輪
6 刃
7,8 歯車
10,11 ブロック
10a,10b,11a,11b 軸受部
10c 天板
10d,11d フランジ
11c 底板
12 ヒンジ部
13 スペーサ
B バンパ
H 歯車機構
M モータ

Claims (4)

  1. 平行配置されるとともに互いに反対方向へ回転駆動される一対のローラを備え、ローラ間に挿入されるバンパを平板状に扁平させるバンパ減容機であって、一方のローラの外周に軸方向に添って連続する山形の複数の刃を周方向に所定ピッチをもって設けたことを特徴とするバンパ減容機。
  2. 一方のローラは、回転軸と、外周に所定ピッチをもって設けられて回転方向に対して傾斜して山形の一辺を形成する部分刃を備えるとともに回転軸の外周に軸方向に並べて装着される複数の刃輪とを備え、回転軸に装着される各刃輪の部分刃を連続させて山形の刃を形成したことを特徴とする請求項1に記載のバンパ減容機。
  3. 他方のローラの周速度と一方のローラの周速度とが一致していることを特徴とする請求項1または2に記載のバンパ減容機。
  4. 他方のローラは、軸方向に沿い、かつ、一方のローラの刃のピッチより狭いピッチで設置される溝を外周に備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバンパ減容機。
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