JP2010181577A - 電圧印加装置および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印加する記録電圧を、記録すべき画像に応じて変調して、光記録型表示媒体に画像の記録を行うこと。
【解決手段】記録装置は、制御部において、光照射部における走査光の走査と、電圧印加部における印加電圧の大きさとを同期して制御するとともに、印加電圧を画像情報に応じて変調することにより、光記録型の表示媒体である電子ペーパに画像を記録する。このとき、光導電層に光を照射する時に電圧印加を行うと、光電荷の発生効率が高くなることを利用して、画像の記録を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、電圧印加装置および記録装置に関する。
光記録型の表示媒体は、予め設定された記録電圧が印加され、記録電圧印加中に記録すべき画像に応じて光が照射されることにより、その画像が記録される。このような光記録型表示媒体に画像を記録する記録装置は、例えば、色を変えたい画素に相当する部分に光を照射し、その他の部分には照射されないようにして、照射する光の強度を変調することで画像を記録する(例えば、特許文献1)。
特開2007−17461号公報
本発明は、光記録型表示媒体に対する画像の記録を、記録すべき画像に応じて変調される記録電圧を印加して行うことを目的とする。
本発明の請求項1に係る電圧印加装置は、印加される電圧に応じて配向が変化する液晶層と、前記液晶層と直列に電圧を印加される感光層であって、光が照射された部分において、印加される電圧に応じた量の光電荷を発生し、前記光電荷の発生量に応じて前記液晶層に印加される電圧を変化させる感光層とを有し、前記液晶層の配向に応じた画像を表示する光記録型表示媒体に対して、電圧を印加する電圧印加手段と、前記感光層に光が照射される間に、前記電圧印加手段によって印加される電圧の大きさを、光記録型表示媒体に表示させる画像を示す画像情報に応じて制御する電圧制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る電圧印加装置は、請求項1の構成において、前記電圧制御手段は、前記液晶層の配向が変化するために必要な電圧印加時間以上にわたって、予め設定された電圧以上の電圧が印加され続けないように、電圧の大きさを変化させることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る記録装置は、請求項1または請求項2に記載の電圧印加装置と、前記感光層に対して、光を照射する照射手段とを具備することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る記録装置は、請求項3の構成において、前記照射手段は、前記感光層に対して、走査しながら光を照射し、前記電圧制御手段は、前記光の走査に同期して電圧の大きさを制御することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る記録装置は、請求項3または請求項4の構成において、前記照射手段は、予め設定された強度の光を照射することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る記録装置は、請求項3または請求項4の構成において、前記照射手段は、前記画像情報に応じて強度が変化する光を照射することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、光記録型表示媒体に対する画像の記録を、記録すべき画像に応じて変調される記録電圧を印加して行うことができる。
本発明の請求項2に記載の発明によれば、同構成を有しない場合に比べ、記録される画像の表示のコントラストを向上させることができる。
本発明の請求項3に記載の発明によれば、記録すべき画像に応じて変調して、光記録型表示媒体に画像の記録を行うことができる。
本発明の請求項4に記載の発明によれば、同構成を有しない場合に比べ、記録される画像の精度を向上させることができる。
本発明の請求項5に記載の発明によれば、同構成を有しない場合に比べ、画像記録のときの光照射の制御を容易にすることができる。
本発明の請求項6に記載の発明によれば、同構成を有しない場合に比べ、画像記録のときの記録電圧の制御を容易にすることができる。
実施形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る電子ペーパの構成を示す図である。 実施形態に係る印加電圧と、液晶分圧との関係の一例を示す図である。 液晶分圧と反射率の関係の一例を示す図である。 画像の記録における走査光の走査について説明する図である 画像の記録における印加電圧の変化の態様を示す図である。 変形例1に係る印加電圧と、液晶分圧との関係の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る記録装置100の構成を示すブロック図である。記録装置100は、記録装置100に保持された電子ペーパ200に対して、画像情報に応じた画像を記録する装置である。記録装置100は、制御部110、操作部120、光照射部130、電圧印加部140および情報取得部150を備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置やメモリなどの記憶手段を備え、記録装置100の各部の動作を制御する。操作部120は、利用者が記録装置100に対して選択、確認、取り消しなどの指示を行うための操作を行うタッチパネル、キーボードなどの操作手段であって、操作内容を示す情報を制御部110に出力する。
光照射部130は、電子ペーパ200に対して画像を記録するときに、光を照射する光源を有している。この光源は半導体レーザなどであって、光源から発生した光を、回転するポリゴンミラーなどの反射物に反射させて、電子ペーパ200に対してスポット上の光を照射する。光照射部130は、制御部110の制御により、スポット状の光が電子ペーパ200を走査して照射するように制御される。なお、この光源は、複数のLED(Light Emitting Diode)が線状に配置され、画像を記録する解像度に応じた範囲に各LEDの光を収束するレンズを備えたLEDアレイであってもよいし、面状の光源であってもよい。
電圧印加部140は、制御部110の制御により、図示しない電極を介して電子ペーパ200に記録電圧を印加する。記録装置100に電子ペーパ200が保持されているときに、電圧印加部140が記録電圧の印加を行うと、後述する電子ペーパ200の透明電極220、260間に電位差が生じるようになっている。この記録電圧は、制御部110により時刻の進行とともに変化するように制御され、この変化は上記光照射部130における光の走査と同期するように制御されている。記録電圧の変化の態様については後述する。
情報取得部150は、図示しない記憶手段、外部装置から、制御プログラム、画像を示す画像情報など各種情報を取得する。この例においては、有線、無線などによる通信手段を用いて外部装置からの情報取得の機能を実現している。なお、外部装置より、各種情報を取得する手段は、通信手段に限らず、USBメモリ、メモリカードなどの半導体メモリ、CD、DVDなどの光ディスクなどから取得するインターフェースであってもよい。以上が記録装置100の構成についての説明である。
図2は、本発明の実施形態に係る光記録型の表示媒体である電子ペーパ200の構成を示す図である。電子ペーパ200は、予め設定された記録電圧が印加されているときに照射された光に応じて記録される画像を表示する表示媒体であって、フィルム基板210、270、透明電極220、260、光導電層230、着色層240、および表示層250を有し、これらによって画像が表示されるように構成されている。電子ペーパ200においては、画像の記録が複数回行えるようになっている。電子ペーパ200に画像を記録するには、透明電極220、260間に電圧が印加された状態で、光を照射する。
フィルム基板210、270は、電子ペーパ200の表面を保護するために設けられた層である。例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)である。フィルム基板210は画像を記録するための記録光、初期化するためのリセット光を照射する側に設けられている。フィルム基板270は、記録された画像を使用者が観察する側に設けられている。透明電極220、260は、例えば、ITO(酸化インジウム錫)を有する層である。透明電極220、260のそれぞれは、図示しない電極を有している。その電極に電圧が印加されると、透明電極220、260間に電位差が生じる。
光導電層230は、照射される光の強度に応じて光電荷が発生することにより、その導電率を異ならせる導電体を有する感光層である。この光導電層230は、光照射のときに印加される記録電圧が大きいと、発生する光電荷も大きくなるようになっている。詳細は後述する。光導電層230は、例えば、有機光導電体を用いる。着色層240は、表示層250が光を透過する場合に観察される層であり、黒などのあらかじめ決められた色になっている。
表示層250は印加される電圧に応じて配向が変化することにより光の反射状態を異ならせる表示素子を含む液晶層であって、バインダー樹脂中にマイクロカプセル状のコレステリック液晶表示素子を分散させたものである。コレステリック液晶表示素子は、電圧が印加されていないときの配向状態として、プレーナ配向状態とフォーカルコニック配向状態とになりうる。コレステリック液晶表示素子は、プレーナ配向状態の場合は光を反射して、あらかじめ決められた色を呈し、フォーカルコニック配向状態にある場合は光を透過して着色層240の色を呈する。これらの配向状態の制御については後述する。
ここで、光導電層230と表示層250とは直列に記録電圧が印加されて分圧され、光導電層230において光電荷が発生すると、表示層250に印加される電圧が変化して増加する。次に、光照射と記録電圧との関係により、光導電層230において発生する光電荷の量が変化することについて、一例を示して説明する。
図3は、透明電極220、260間に印加される記録電圧(以下、印加電圧という)と、表示層250に印加される電圧(以下、液晶分圧)との関係の一例を示す図である。図3(a)は、縦軸が液晶分圧を示し、横軸が時刻を示す。図3(b)は、縦軸が印加電圧を示し、横軸が時刻を示す。
まず、光照射によっても印加電圧を変化させない場合について説明する。図3(b)の実線で示すように、印加電圧が200から600msにわたって400Vで変化しないものとし、400msにおいて10ms光が照射されたものとする。図3(a)の実線で示すように、液晶分圧は、光照射前にあっては200Vであるが、光照射により光導電層230において光電荷が発生し、液晶分圧がV2に向上する。そして、印加電圧が切れると、表示層250は液晶分圧V2に応じた配向状態となる。
次に、光照射のときに印加電圧を変化させる場合について説明する。図3(b)の破線で示すように、光照射がされる400msにおいて、印加電圧を10msの期間にわたり800Vへ変化させる。図3(a)の破線で示すように、液晶分圧は、光照射前にあっては、上記のように200Vであるが、光照射時に印加電圧を増加させたときには、印加電圧が400Vに戻っても、液晶分圧はV2より大きいV1までしか下がらない。
このように、光導電層230の光電荷発生効率は、光照射時における電界強度に依存し、光照射時に印加電圧を増加させると、光導電層230の光電荷発生効率が向上して、光導電層230と直列に記録電圧が印加される表示層250に係る液晶分圧が増加することになる。次に、表示層250における液晶分圧とコレステリック液晶表示素子の各配向状態との関係についての説明をする。
図4は、表示層250の液晶分圧とコレステリック液晶表示素子の配向による反射率の関係を示す図であり、縦軸は反射率、横軸は液晶分圧を示す。プレーナ配向状態とは、表示層250のコレステリック液晶表示素子の螺旋軸がセル表面に垂直になり、入射光に対して選択反射現象を起こす状態である。フォーカルコニック配向状態とは、コレステリック液晶表示素子の螺旋軸がセル表面に平行になり、入射光を透過させる状態である。ホメオトロピック配向状態とは、コレステリック液晶表示素子の螺旋軸がほどけ液晶ダイレクタが電界方向を向き、入射光を透過させる状態である。
プレーナ配向状態とフォーカルコニック配向状態は、無電界で双安定に存在する。液晶分圧が増加していくと、フォーカルコニック配向状態となり、しきい値電圧Vfhを超えると、ホメオトロピック配向状態となる。ホメオトロピック配向状態において、印加電圧を切って液晶分圧を予め設定された時間より短い時間(以下、単に短時間という)で急激にゼロにすると、プレーナ配向状態に変化し、プレーナ配向状態として維持され安定する。
ここで、図3および図4を用いて、この例における液晶分圧V1、V2としきい値電圧Vfhとの関係について説明する。制御部110は、V1>Vfh>V2となるように、光照射部130によって照射される光の強度、電圧印加部140によって印加される記録電圧の変化の態様を制御する。
このようにV1とV2を設定すると、液晶分圧がV1のとき、表示層250のコレステリック液晶表示素子は、ホメオトロピック配向状態になる。その後、液晶分圧が短時間でゼロになると、上述の通り、ホメオトロピック配向状態は、プレーナ配向状態となり安定し、例えば、白色を表示する。
一方、液晶分圧がV2のとき、表示層250のコレステリック液晶表示素子は、フォーカルコニック配向状態となる。その後、液晶分圧が低下しても、フォーカルコニック配向状態は維持され安定し、例えば、着色層240の黒色を表示する。
すなわち、制御部110は、電子ペーパ200への画像の記録のときには、白色を表示させたい画素が光照射部130からの光によって照射されているときに、印加する記録電圧を上昇させるように制御し、液晶分圧がVfhを越えるようにする。一方、黒色を表示させたい画素については、印加する記録電圧を上昇させないように制御し、液晶分圧がVfhを越えないようにする。以上が、電子ペーパ200の構成の説明である。
次に、記録装置100における電子ペーパ200に対する画像の記録動作について、図5、図6を用いて説明する。記録装置100に電子ペーパ200が保持され、利用者による操作部120の操作により画像の記録が指示されると、制御部110は、記録すべき画像の画像情報を情報取得部150において取得させる。そして、制御部110は、その画像情報に応じて光照射部130および電圧印加部140を制御する。
図5は、画像の記録の一例を示す図である。図5(a)は、電子ペーパ200の画像が記録される領域を示す図である。この例においては、9個の画素を想定し、画素(1)から(9)は画素の番号を示す。図5(b)は、光照射部130から電子ペーパ200に対して照射されるスポット状の走査光130aの走査順を示す図である。この図に示すように、走査光130aは、画素(1)→(2)→・・・→(9)の順に走査するように制御部110によって制御される。この例においては、各画素に照射される走査光130aは
予め設定された強度に制御されている。
図5(c)は、画像情報が示す画像、すなわち電子ペーパ200に記録されるべき画像を示す図である。画素(1)、(3)、(4)、(6)、(9)は白色表示すなわちプレーナ配向状態にすべき画素であり、画素(2)、(5)、(7)、(8)は黒色表示すなわちフォーカルコニック配向状態にすべき画素である。
図6は、図5に示すように各画素に走査光130aが照射され、画像を記録するときに、電圧印加部140において印加される記録電圧の変化の態様を示す図である。この図の縦軸は印加電圧を示し、縦軸は時刻を示す。また、横軸に記載されている照射位置については、その時刻に走査光130aが照射されている画素の番号を示している。ここで、照射されている画素とは、例えば、走査光130aの中心の位置を含む画素とすればよい。なお、この記録電圧は、直流の記載となっているが、これを振幅とした交流駆動としてもよい。
また、図中のVaは、液晶分圧がV2になる印加電圧であり、図3における400Vに相当する。一方、Vbは、液晶分圧がV1になるように電圧を上昇させるときのピークとなる印加電圧であり、図3における800Vに相当する。ここで、各画素に対応する部分の液晶分圧は、V1、V2になるように制御されるが、印加電圧の変動により液晶分圧も変動する。したがって、各画素に対応する部分における液晶分圧は電圧の印加中における平均値がしきい値Vfhより大きくなる(V1)か、しきい値Vfhより小さくなる(V2)となるように、印加電圧のVa、Vbが制御されている。
また、印加電圧がVbに上昇したときに、黒色表示となるべき画素がホメオトロピック配向状態になることを防ぐため、コレステリック液晶表示素子の配向状態が変化するために必要な電圧印加時間以上にわたって、液晶分圧がしきい値Vfhを超えた状態が続かないように、制御部110によって印加電圧が変化するように制御される。なお、印加電圧がVbである期間が続いても、光が照射されたときに印加電圧がVaであれば、印加電圧がVaのときに光が照射された場所における液晶分圧がVfhを超えないように、VfhとVaとVbとの関係が設定されていてもよい。
図5(a)は、各画素における印加電圧をVbとする期間が、各画素への走査光130aの照射期間にわたったものとする場合を示し、図5(b)は、印加電圧をVbとする期間が、その照射期間の一部の期間となる場合、すなわち予め設定されたデューディ比で印加電圧をVbとする場合を示している。この例においては、制御部110は、図5(a)に示す変化の態様で印加電圧を制御するが、図5(b)に示すように制御してもよい。いずれにしても、印加電圧をVbとする時間は、光導電層230において光電荷を発生させ、液晶分圧をV1とするために必要な時間より長くするとともに、上述したように、コレステリック液晶表示素子の配向状態が変化するために必要な電圧印加時間より短くすればよい。なお、印加電圧をVbとする時間に応じて、走査光130aの走査速度、強度を設定してもよい。
まず、印加電圧をVaとすると、各画素はフォーカルコニック配向状態となる。制御部110は、走査光130aが画素(1)に照射されるときに、印加電圧を一時Vbとする。これにより画素(1)における液晶分圧はV1となる。このとき画素(1)は、フォーカルコニック配向状態からホメオトロピック配向状態となる。走査光130aが画素(2)に照射されるときには、印加電圧はVaに維持され、液晶分圧がV2となる。このとき画素(2)は、フォーカルコニック配向状態が続く。そして画素(9)まで印加電圧の制御が行われ、電圧印加部140における電圧印加を停止すると、ホメオトロピック配向状態であった画素は、プレーナ配向状態となり白色表示され、フォーカルコニック配向状態であった画素は、そのまま黒色表示となり、電子ペーパ200は、図5(c)に示す表示となり、画像が記録される。なお、図5(c)においては、画素単位で白、黒の表示としているが、これは簡易的に示したものであって、白色表示となる画素においても、印加電圧がVbである期間に走査光130aが照射された領域以外は黒色のままとなる。
このように、本発明の実施形態に係る記録装置100は、制御部110において、光照射部130における走査光130aの走査と、電圧印加部140における印加電圧の大きさとを同期して制御するとともに、印加電圧を画像情報に応じて変調することにより、光記録型の表示媒体である電子ペーパ200に画像を記録する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな形態で実施可能である。
<変形例1>
上述した実施形態においては、図3に示すように、液晶分圧V1、V2は、時刻の経過に対して、その値が変動しないものとして説明したが、図7に示すように、液晶分圧V1からV1Eに、また、V2からV2Eに減少する場合について説明する。
図7は、本変形例における印加電圧と、液晶分圧との関係の一例を示す図である。実施形態においては、制御部110は、V1>Vfh>V2となるように光照射部130、電圧印加部140を制御していたが、本変形例の場合には、V1E>Vfhであり、V2E<Vfhとなるように制御すればよい。
<変形例2>
上述した実施形態においては、制御部110は、光照射部130からの走査光130aの強度を、予め設定された強度になるように制御していたが、記録すべき画像を示す画像情報に応じて、この強度を変化させるように制御してもよい。この場合は、図5を例とすれば、白色とすべき画素に走査光130aが照射されている間は強度を大きくし、黒色とすべき画素に照射されている間は強度を小さく、または発光を停止させてもよい。また、白色とすべき画素に走査光130aが照射されている間であって、走査光130aの中心が画素の中心に近いほど強度が大きくなるようにしてもよい。
<変形例3>
上述した実施形態においては、記録すべき画像は、各画素において白色または黒色の2階調としたが、さらに階調を増やしてもよい。この場合は、表示層250の反射率が、記録すべき画像の階調に対応する反射率になる液晶分圧になるように、印加電圧におけるVb、または走査光130aの強度を変化させればよい。
100…記録装置、110…制御部、120…操作部、130…光照射部、130a…走査光、140…電圧印加部、150…情報取得部、200…電子ペーパ、210,270…フィルム基板,220,260…透明電極、230…光導電層、240…着色層、250…表示層

Claims (6)

  1. 印加される電圧に応じて配向が変化する液晶層と、前記液晶層と直列に電圧を印加される感光層であって、光が照射された部分において、印加される電圧に応じた量の光電荷を発生し、前記光電荷の発生量に応じて前記液晶層に印加される電圧を変化させる感光層とを有し、前記液晶層の配向に応じた画像を表示する光記録型表示媒体に対して、電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記感光層に光が照射される間に、前記電圧印加手段によって印加される電圧の大きさを、光記録型表示媒体に表示させる画像を示す画像情報に応じて制御する電圧制御手段と
    を具備することを特徴とする電圧印加装置。
  2. 前記電圧制御手段は、前記液晶層の配向が変化するために必要な電圧印加時間以上にわたって、予め設定された電圧以上の電圧が印加され続けないように、電圧の大きさを変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧印加装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電圧印加装置と、
    前記感光層に対して、光を照射する照射手段と
    を具備することを特徴とする記録装置。
  4. 前記照射手段は、前記感光層に対して、走査しながら光を照射し、
    前記電圧制御手段は、前記光の走査に同期して電圧の大きさを制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記照射手段は、予め設定された強度の光を照射する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記照射手段は、前記画像情報に応じて強度が変化する光を照射する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の記録装置。
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