JP2009086532A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009086532A
JP2009086532A JP2007258900A JP2007258900A JP2009086532A JP 2009086532 A JP2009086532 A JP 2009086532A JP 2007258900 A JP2007258900 A JP 2007258900A JP 2007258900 A JP2007258900 A JP 2007258900A JP 2009086532 A JP2009086532 A JP 2009086532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light
display medium
display
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007258900A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sato
政寛 佐藤
Haruo Harada
陽雄 原田
Tsutomu Ishii
努 石井
Shigehiko Sasaki
茂彦 佐々木
Yasunori Saito
泰則 斉藤
Naoki Hiji
直樹 氷治
Kiyoutaro Tomota
恭太郎 友田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007258900A priority Critical patent/JP2009086532A/ja
Publication of JP2009086532A publication Critical patent/JP2009086532A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】画像表示媒体の光導電体層を利用して表示画像の読取りを行なうことができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】表示媒体10の表面に参照光光源38により参照光を照射する。これにより、表示媒体10の画像の有無に基づいて光導電体層18に入射される参照光の光量が変化し、表示媒体10のインピーダンスが変化する。透明電極14、20間のインピーダンスをインピーダンス測定部42により測定する。制御部32は参照光照射位置とインピーダンス測定値とを対応付けて記録しておき、インピーダンスが予め定められた閾値を越えたか否かにより画像の有無を判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来より、液晶を用いて画像を表示させる画像表示装置がある。このような画像表示装置の画像を読取る技術として、様々なものが開示されている。
原稿の画像を読取る技術としては、例えば、特許文献1には、液晶ディスプレイを有する画像表示読取装置において、基板と基板との間に光電変換膜を、基板と原稿との間に面発光素子を設け、面発光素子から照射され、反射型(紙)原稿の白地部分で反射した後、光電変換膜に入射した光により液晶が反転することにより原稿画像を検出する技術が開示されている。
一方、特許文献2には、光導電型液晶ライトバルブにおいて、液晶層及び光導電層を挟む電極間のインピーダンスを検出することにより書込光の強度を検出する技術が開示されている。
特開平05−276313号公報 特開平05−241186号公報
本発明は、画像表示媒体の光導電体層を利用して表示画像の読取りを行なうことができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像読取装置は、各々電極が形成された一対の基板間に、光の透過率の違いにより画像が表示される表示層及び入射光の照射に応じてインピーダンスが変化する光導電体層が積層された表示媒体の、前記表示層に隣接する基板の側から光を照射する光照射手段と、前記光照射手段による光の照射に同期して前記一対の基板に形成された電極間のインピーダンスの変化を表す値を測定する測定手段と、前記測定値に基づいて前記光照射手段による光の照射位置における画像の濃度を判定する判定手段と、前記光照射手段により光を照射した位置と、当該位置における画像の濃度を表す値とを対応付けて記録する記録手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像を読取ることを特徴とする。
請求項3に記載の画像読取装置は、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置において、前記光照射手段により光が照射される側の前記基板上に剥離可能に配置された透明シートの表面に記録された画像を読取ることを特徴とする。
請求項4に記載の画像読取装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置において、前記表示媒体の前記表示層に表示された画像を読取ることを特徴とする。
請求項5に記載の画像読取装置は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像読取装置において、前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像、前記表示媒体の前記表示層に表示された画像、前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像及び前記表示媒体の前記表示層に表示された画像の両方の画像のうち何れの画像を読取るかを選択する選択手段を更に備え、前記判定手段は、前記選択手段の選択結果に基づいて前記画像の濃度を判定することを特徴とする。
請求項6に記載の画像読取装置は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の画像読取装置において、前記光照射手段は、一方向に複数の光源が配列されたアレイ光源と、前記アレイ光源と前記画像表示媒体とを、少なくとも前記光源が配列されている方向と異なる方向に相対的に移動させる走査手段と、を含むことを特徴とする。
請求項7に記載の画像読取装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像読取装置において、前記画像表示媒体の前記表示層に画像を表示させるための書込光が照射されるように前記光照射手段の駆動を切替える切替手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、画像表示媒体の光導電体層を利用して表示画像の読取りを行なうことができる、という効果を有する。
請求項2に記載の本発明によれば、表示媒体の基板の表面に記録された画像を読取ることができる、という効果を有する。
請求項3に記載の本発明によれば、剥離可能に配置された透明シートの表面に記録された画像を読取ることができる、という効果を有する。
請求項4に記載の本発明によれば、表示媒体の表示層に表示された画像を読取ることができる、という効果を有する。
請求項5に記載の本発明によれば、読取る画像の種類を選択することができる、という効果を有する。
請求項6に記載の本発明によれば、表示媒体の画像をドットマトリクスイメージとして画像情報を読取ることができる、という効果を有する。
請求項7に記載の本発明によれば、光照射手段により、画像を読取るための光と、画像を書込むための書込光とを照射することができる、という効果を有する。
[第1の実施の形態]
以下、図1〜図15を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1〜図11を参照して、表示媒体の基板上、例えば基板の表面上に記録された画像を読取る場合について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における画像読取装置により表示画像を読取る光書込型の表示媒体10の断面図を示している。表示媒体10は、画像に応じたアドレス光(書込光)の照射及び電圧の印加により画像を記録することが可能な表示媒体である。なお、本実施の形態では、表示媒体10は、透明基板12側からアドレス光が照射されるものである。
図1に示すように、表示媒体10は、表示面側から順に、透明基板12、透明電極14、表示層(液晶層)16、光導電体層18、遮光層19、透明電極20、及び透明基板22が積層されて構成されている。
透明基板12、22は、各機能層を基板間に保持し、表示媒体10の構造を維持するためのものである。透明基板12、22は、外力に耐える強度を有するシート形状の部材で構成され、表示面側の透明基板12は少なくとも入射光、参照光(詳細後述)及びアドレス光を透過する。透明基板12、22はフレキシブル性を有することが好ましい。具体的な材料としては、無機シート(例えば、ガラス・シリコン)、高分子フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート)等が挙げられる。外表面に、防汚膜、耐摩耗膜、光反射防止膜、ガスバリア膜等の公知の機能性膜を形成しても良い。
透明電極14、20は、電圧印加部(図4参照)から印加された電圧(書込電圧)を、表示媒体10内の各機能層へ印加するためのものである。透明電極14、20は、面均一な導電性を有し、表示面側の透明電極14は、少なくとも入射光、参照光、及びアドレス光を透過する。具体的には、金属(例えば、金、アルミニウム)、金属酸化物(例えば、酸化インジウム、酸化スズ、酸化インジウムスズ(ITO))、導電性有機高分子(例えば、ポリチオフェン系、ポリアニリン系)等で形成された導電性薄膜が挙げられる。表面に、密着力改善膜、光反射防止膜、ガスバリア膜等の公知の機能性膜を形成しても良い。
なお、透明基板12、22及び透明電極14、20は、本実施の形態では可視光全域にわたって透過性をもつものであるが、表示させる波長域のみ透過性を有するものであっても良い。
表示層16は、電場によって入射光のうち特定の色光の反射・透過状態を変調する機能を有し、選択した状態が無電場で保持できる性質のものである。表示層16としては、曲げや圧力等の外力に対して変形しない構造であることが好ましい。
本実施の形態では、表示層16は、一例として、コレステリック液晶17及び透明樹脂からなる自己保持型液晶複合体の液晶層で構成される。すなわち、複合体として自己保持性を有するためのスペーサ等を必ずしも必要としない液晶層であるが、これに限られるものではない。本実施の形態では、図1に示されるように、高分子マトリックス(透明樹脂、図示省略)中にコレステリック液晶17が分散した状態となっている。
コレステリック液晶17は、入射光のうち特定の色光の反射・透過状態を変調する機能を有し、液晶分子が螺旋状に捩れて配向しており、螺旋軸方向から入射した光のうち、螺旋ピッチに依存した特定の光を干渉反射する。電場によって配向が変化し、反射状態を変化させることができる。ドロップサイズが均一で、単層稠密に配置されていることが好ましい。
ここで、コレステリック液晶(カイラルネマチック液晶)17について図2を参照して具体的に説明する。コレステリック液晶17が示すプレーナ相は、螺旋軸に平行に入射した光を右旋光と左旋光とに分け、螺旋の捩れ方向に一致する円偏光成分をブラッグ反射し、残りの光を透過させる選択反射現象を起こす。プレーナ相のコレステリック液晶層による反射光は螺旋ピッチに依存した鮮やかな色を呈する。
正の誘電率異方性を有するコレステリック液晶17は、図2(A)に示すように、螺旋軸がセル表面に垂直になり、入射光に対して上記の選択反射現象を起こすプレーナ相、図2(B)に示すように、螺旋軸がほぼセル表面に平行になり、入射光を少し前方散乱させながら透過させるフォーカルコニック相、及び図2(C)に示すように、螺旋構造がほどけて液晶ダイレクタが電界方向を向き、入射光をほぼ完全に透過させるホメオトロピック相、の3つの状態を示す。
上記の3つの状態のうち、プレーナ相とフォーカルコニック相とは、無電界で双安定に存在することができる。従って、コレステリック液晶17の相状態は、液晶層に印加される電界強度に対して一義的に決まらず、プレーナ相が初期状態の場合には、電界強度の増加に伴って、フォーカルコニック相、ホメオトロピック相の順に変化する。一方、液晶層に印加した電界強度を急激に零にした場合には、プレーナ相とフォーカルコニック相はそのままの状態を維持し、ホメオトロピック相は、プレーナ相に変化する。
このようなコレステリック液晶17を用いた表示媒体10では、コレステリック液晶17の双安定現象を利用して、(A)プレーナ相による選択反射状態と、(B)フォーカルコニック相による透過状態とを、スイッチングすることによって、無電界でのメモリー性を有するブラック・ホワイトのモノクロ表示、または無電界でのメモリー性を有するカラー表示を行なう。
外部印加電圧の大きさに応じてコレステリック液晶17は、プレーナ相状態(P状態)またはホメオトロピック相状態(H状態)を初期状態とした場合にはP状態、フォーカルコニック相状態(F状態)、H状態と変化し、F状態を初期状態とした場合には、F状態、H状態と変化し、その最終状態がP状態及びF状態では、印加電圧を除した後も維持されるが、H状態では、P状態に相変化する。従って、露光/非露光に関わらず、印加電圧の大きさにより、最終的な相状態としてP状態ないしF状態が選択される。
コレステリック液晶17として使用可能な具体的な液晶としては、ネマチック液晶や、スメクチック液晶(例えば、シッフ塩基系、アゾ系、アゾキシ系、安息香酸エステル系、ビフェニル系、ターフェニル系、シクロヘキシルカルボン酸エステル系、フェニルシクロヘキサン系、ビフェニルシクロヘキサン系、ピリミジン系、ジオキサン系、シクロヘキシルシクロヘキサンエステル系、シクロヘキシルエタン系、シクロヘキサン系、トラン系、アルケニル系、スチルベン系、縮合多環系)、またはこれらの混合物に、カイラル剤(例えば、ステロイド系コレステロール誘導体、シッフ塩基系、アゾ系、エステル系、ビフェニル系)を添加したもの等が挙げられる。
光導電体層18は、内部光電効果をもち、透過光(アドレス光、参照光)の照射強度に応じてインピーダンス特性が変化する特性を有する層である。アドレス光に対して、対称駆動になることが好ましく、電荷発生層(CGL、図示省略)が電荷輸送層(CTL、図示省略)の上下に積層された3層構造がより好ましい。
光導電体層18としては、無機半導体材料として、アモルファスシリコンや、ZnSe、CdS等の化合物半導体から構成される層、有機半導体材料として、アントラセン、ポリビニルカルバゾール等から構成される層、光照射によって電荷を発生する電荷発生材料及び電界によって電荷移動を生ずる電荷輸送材料の混合物や積層体から構成されるいわゆるOPC(有機光導体)層等が挙げられる。
電荷発生層は、アドレス光を吸収して光キャリアを発生させる機能を有する層である。主に、電荷輸送層の上側に積層されている電荷発生層が表示面の透明電極14から書込面側の透明電極20の方向に流れる光キャリア量を、下側の電荷発生層が書込面側の透明電極20から表示面側の透明電極14の方向に流れる光キャリア量を、それぞれ決定している。電荷発生層としては、アドレス光を吸収して励起子を発生させ、電荷発生層内部、又は電荷発生層/電荷輸送層海面で自由キャリアに効率よく分離させられるものが好ましい。
電荷輸送層は、電荷発生層で発生した光キャリアが注入されて、印加された電場方向にドリフトする機能を有する層である。一般に電荷輸送層は、電荷発生層の数10倍の厚みを有するため、電荷輸送層の要領、電荷輸送層の暗電流、及び電荷輸送層内部の光キャリア電流が、光導電体層18全体の明暗インピーダンスを決定付けている。電荷輸送層は、電荷発生層からの自由キャリアの注入が効率よく発生し(電荷発生層とイオン化ポテンシャルが近いことが好ましい)、注入された自由キャリアができるだけ高速にホッピング移動するものがより好ましい。暗時のインピーダンスを高くするため、熱キャリアによる暗電流は低い方が好ましい。
本実施の形態の表示媒体10では、光導電体層18と透明電極20との間に遮光層19が積層されている。遮光層19は、画像表示時に表示媒体10の非表示面側から入射する外光と表示画像とを光学分離し、画質の劣化を防ぐ。
遮光層19は、具体的には、無機顔料(例えば、カドミウム系、クロム系、コバルト系、マンガン系、カーボン系)、または有機染料や有機顔料(アゾ系、アントラキノン系、インジゴ系、トリフェニルメタン系、ニトロ系、フタロシアニン系、ペリレン系、ピロロピロール系、キナクリドン系、多環キノン系、スクエアリウム系、アズレニウム系、シアニン系、ピリリウム系、アントロン系)を光導電体層18に直接成膜する乾式法か、あるいはこれらを高分子バインダー(例えば、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアクリル樹脂等)とともに適当な溶剤に分散ないし溶解させて塗布液を調整し、これを塗布し乾燥させて成膜する湿式塗布法等により形成することができる。
図3に、図1に示される構造の表示媒体(液晶デバイス)10の等価回路の回路図を示す。C1、C2及びR1、R2は、それぞれ表示層16及び光導電体層18の静電容量及び抵抗値である。C3及びR3は、表示層16及び光導電体層18以外の構成要素の等価静電容量及び等価抵抗値である。
表示媒体10の透明電極14と透明電極20との間に電圧印加部から印加される電圧をVとすると、各構成要素には、各構成要素間のインピーダンス比によって決まる分圧、V1、V2、及びV3が印加される。より具体的には、電圧が印加された直後には各構成要素の容量比で決定される分圧が生じ、時間経過とともに各構成要素の抵抗値比で決定される分圧へと緩和していく。
アドレス光の強度に応じて光導電体層18の抵抗値R2が変化するため、露光と非露光によって表示層16に印加される実行電圧を制御することができる。露光時には光導電体層18の抵抗値R2が小さくなって表示層16に印加される実行電圧は大きくなり、逆に非露光時には光導電体層18の抵抗値R2が大きくなって表示層16に印加される実行電圧は小さくなる。
ここで、光導電体層18のインピーダンスZ2は(1)式のようになる。
Figure 2009086532
また、表示媒体10の合成インピーダンスZは(2)式のようになる。
Figure 2009086532
次に、図4を参照して本実施の形態における画像読取装置30及び画像表示装置50について詳細に説明する。図4は、本実施の形態における画像読取装置30及び画像表示装置50の概略構成図である。
画像表示装置50は、表示媒体10、制御部32、電圧印加部40、アドレス光駆動部52、及びアドレス光光源54を備えて構成されている。
アドレス光光源54は、制御部32からの画像に応じた入力信号に基づくアドレス光パターン(光画像パターン)を表示媒体10(詳しくは、光導電体層18)に照射する。アドレス光光源54により照射されるアドレス光としては、光導電体層18の吸収波長域内にピーク強度を持ち、できるだけバンド幅の狭い光であることが望ましい。
アドレス光光源54としては、例えば、冷陰極管、キセノンランプ、ハロゲンランプ、発光ダイオード(LED)、EL、レーザ等の光源が一次元のアレイ状に配置されたたもの等が用いられる。
アドレス光駆動部52は、制御部32からの指示に従って、アドレス光光源54を図4中矢印Aで示した方向(主走査方向)及び矢印A方向と直交する副走査方向(図5、矢印B参照)へ移動する。アドレス光駆動部52は、例えば、パルスモータ等を含んで構成され、パルスモータの駆動によりアドレス光光源54を図4中矢印Aで示した方向及び副走査方向へ移動させる。
画像表示装置50において電圧印加部40は、透明電極14及び透明電極20に制御部32の指示に従って、表示媒体10に画像を書込むための書込電圧を印加する画像書込用電圧を発生する回路であり、例えば、高電圧アンプ等が用いられる。書込電圧の電圧値は、少なくともアドレス光光源54により画像に応じた画像光が表示媒体10に照射された状態で書込電圧が透明電極間に印加された場合に、表示媒体10に画像を記録することができる電圧値に設定される。
画像表示装置50において制御部32は、所定速度でアドレス光光源54が図4中矢印Aで示した方向及び矢印A方向と直交する副走査方向へ移動するようにアドレス光駆動部52に指示すると共に、入力された画像データに基づく画像光がアドレス光源54により表示媒体10に照射されるように制御する。また、透明電極14、20に画像書込電圧が印加されるように制御する。
なお、このような画像表示装置50の具体的な一例として、電子ペーパー等が挙げられる。
画像読取装置30は、制御部32、参照光駆動部34、参照光照射部36、電圧印加部40、及びインピーダンス測定部42を備えて構成されている。
参照光照射部36は、制御部32からの入力信号に基づいて、表示媒体10の表面(詳しくは、透明基板12上)に形成された画像を読取るための参照光を表示媒体10に照射する参照光光源38を含んで構成されている。
参照光光源38としては、例えば、冷陰極管、キセノンランプ、ハロゲンランプ、発光ダイオード(LED)、EL、レーザ等の光源が一次元のアレイ状に配置されたもの等が用いられる。
参照光駆動部34は、制御部32からの指示に従って、参照光光源38が図4中矢印Aで示した方向(主走査方向)及び矢印A方向と直交する副走査方向(図5、矢印B参照)へ参照光を照射するように、参照光照射部36を移動する。参照光駆動部52は、例えば、パルスモータ等を含んで構成され、パルスモータの駆動により参照光照射部36(参照光光源38)を図4中矢印Aで示した方向及び副走査方向へ移動させる。
なお、本実施の形態では、図5(A)に示すように、参照光駆動部34により参照光照射部36(参照光光源38)を移動させているが、表示媒体10の表面全体に参照光が照射できるように、参照光光源38と表示媒体10とが相対的に移動可能であればよく、図5(B)に示すように、参照光光源38を固定し、表示媒体10の方を移動させるような構成であっても良いし、参照光光源38と表示媒体10との両者共移動させるような構成であっても良い。
また、参照光光源38が複数の光源を備えたアレイ光源であり、表示媒体10の図5矢印Aで示す方向一列分を一度に照射できる場合、矢印B方向にのみ移動させるようにすればよい。
電圧印加部40は、透明電極14及び透明電極20に制御部32の指示に従って、表示媒体10の表面に形成された画像を読取るために、透明電極14、20間のインピーダンスを測定するための読取電圧を印加する画像読取電圧発生回路である。画像読取電圧は、透明電極14、20間のインピーダンスをインピーダンス測定部42で測定する間(参照光照射部36から表示媒体10に参照光が照射されている間)、透明電極間に印加される。
なお、本実施の形態では、画像読取電圧の印加及び画像書込電圧の印加はいずれも、電圧印加部40により行なうようにしているが、それぞれ別の電圧印加部により印加されるようにしても良い。
インピーダンス測定部42は、制御部32からの指示に従って、透明電極14及び透明電極20間のインピーダンスを測定するインピーダンス測定回路であり、例えば、透明電極14及び透明電極20間に微少電圧(画像読取電圧)を印加しておき、流れる電流を計測することにより、インピーダンスを測定する。なお、説明を簡略にするために以降では、インピーダンスを測定する、と説明するが、実際にインピーダンスそのものを算出しなくとも、光の照射時に画像の濃度に基づいて生じたインピーダンスの変化を表す量(例えば電流値)を測定し、これを後で説明する画像の濃度の判断に用いてもよい。
制御部32は、所定速度で参照光照射部36(参照光光源38)が図4中矢印Aで示した方向及び矢印A方向と直交する主走査方向へ移動するように参照光駆動部34に指示すると共に、画像表示媒体10の表面に形成された画像を読取るための参照光が参照光光源38により表示媒体10に照射されるように制御する。また、透明電極14、20に読取電圧が印加されるように制御すると共に、透明電極14及び透明電極20間のインピーダンスを測定するように制御する。さらに、参照光照射位置と当該位置におけるインピーダンスの測定値とを対応づけ、後述するように当該位置のインピーダンスを画像濃度に対応付けてドットマトリクスイメージとして画像情報を記憶する。
なお、本実施の形態では、画像読取装置30の制御及び画像表示装置50の制御はいずれも、制御部32により行なうようにしているが、それぞれ別の制御部により制御されるようにしても良い。
次に、本実施の形態の画像読取装置30による表示媒体10の表面に形成された画像の読取りについて、図6〜図11を参照して詳細に説明する。
図6は、表示媒体10の表面(詳細には透明基板12上)に参照光が照射された状態を説明する模式図である。図6(A)は、表示媒体10の表面に画像が形成されていない部分に参照光が照射された場合を示しており、(B)は、画像部分に参照光が照射された場合を示しており、(C)は、一部に画像を含む部分に参照光が照射された場合をそれぞれ示している。なお、図6において表示媒体10は、説明に必要な部分のみ示し、その他の部分の記載は省略している。図6(A)に示すように、画像が形成されていない部分に照射された場合、参照光光源38から照射された参照光は全て、表示媒体10の表面に照射され、光導電体層18に入射する。図6(B)に示すように、画像60が形成されている部分に照射された場合、参照光は、表示媒体10(光導電体層18)に入射しない。また、図6(C)に示すように、例えば、参照光光源54のスポットの一部に画像60が含まれる等、画像60及び画像60が形成されていない部分の両方に参照光が照射された場合、画像60が形成されている部分に照射された参照光は、光導電体層18に入射しないが、画像60が形成されていない部分に照射された参照光は、表示媒体10の表面に照射され、光導電体層18に入射する。従って、図6(A)の場合に比べて(C)の場合の方が、光導電体層18に入射する参照光の光量は、形成されている画像の大きさ(面積)に応じて少なくなる。さらに、図6(C)の場合に比べて(B)の場合の方が、光導電体層18に入射する参照光の光量は少なくなる。
インピーダンスの変化を説明するため、図7に表示媒体10の等価回路を示す回路図を示す。なお、図7は、図3で示した表示媒体10の等価回路図を簡略化したものであり、表示層16及び光導電体層18以外の構成要素の等価静電容量及び等価抵抗は省略している。また、本実施の形態において、光導電体層18における参照光の光量変化による抵抗値の変化に比べて、静電容量の変化は少ないため、ここでは表示層16及び光導電体層18の静電容量は省略して回路図を簡略化している。また、R4は参照光スポット領域外の光導電体層18の抵抗値を、R5は参照光スポット領域内の光導電体層18の抵抗値をそれぞれ表している。R4は一定であるが、R5はスポットに占める画像の大きさにより変化する。
図7に示す回路図において、光導電体層18のインピーダンスZ2は(3)式のようになる。
Figure 2009086532
また、表示媒体10の合成インピーダンスZは(4)式のようになる。
Figure 2009086532
光導電体層18は、参照光が照射されないと抵抗値が大きくなるため、参照光スポット領域内に画像が形成されていると抵抗値R5は大きくなる。また、参照光の光量にかかわらず、表示層16の抵抗値R1と参照光スポット領域外の光導電体層18の抵抗値R4は変化しない。従って、表示媒体10の表面に画像60が形成されている場合、表示媒体の10の合成インピーダンスZ(透明電極14と透明電極20との間のインピーダンス)は大きくなる。
さらに、図8を参照して画像の読取りの具体的な一例について詳細に説明する。図8(A)は、参照光照射光源54からの参照光照射時間と、表示媒体10上における参照光照射位置との関係の具体的な一例を示すグラフである。また、図8(A)に対応して、(B)は、参照光照射時間と、インピーダンス測定部42で測定した透明電極14と透明電極20との間のインピーダンスの測定値との関係の具体的な一例を示すグラフである。
画像の濃度は、測定されたインピーダンスの値に応じて変換する。例えば画像を二値(白黒)で表現したデータとする場合には、予め定められた閾値を越えたか否かにより判定する。多値とする場合には、測定されたインピーダンスの大きさに基づいて例えば0〜255の値を割り当てる。本実施の形態では、制御部32は、インピーダンスZが閾値を越えた場合に画像が有ると判定する。閾値は、例えば、光導電体層18に参照光が照射されない場合のインピーダンスZの値に基づいて予め定められる。
このように、参照光照射位置が時間変化するので、インピーダンスZの時間変化から画像表示媒体10表面内の光の照射位置における画像の濃度が分かり、ドットマトリクスデータの画像情報が取得できる。そのため、本実施の形態では、制御部32は、参照光を照射した位置と当該位置におけるインピーダンスZの測定値を画素の濃度に変換した変換値とを対応付けて記録する。
本実施の形態の画像読取装置30では、表示媒体10の表面に参照光が照射されるスポットサイズ(照射領域)を透明電極14、20の面積より小さいサイズとすることにより、透明電極14、20の面積よりも細かい解像度で画像が読取れる。
参照光の照射領域と透明電極14、20との関係について図9を参照して具体的に説明する。なお、図9に示した具体的な数値は、透明電極14、20の大きさや、また、表示層16の仕様や設計等によっても異なるものであり、図9は透明電極14、20の大きさが10mm×150mmの場合の一例を示している。
図9に示すように、参照光を照射しない場合に比べて、参照光スポット領域が10mm×10mmの場合では画像有無による透明電極間抵抗の変化は58.9%減少し、1mm×1mmの場合では2.43%減少し、0.1mm×0.1mmの場合では0.025%減少する。このように、参照光スポット領域が小さい、即ち高解像度で画像を読取る場合は、画像有無による透明電極間抵抗の変化率が低いため、インピーダンス測定部42によるインピーダンスZの測定は高精度で行なうことが好ましい。一方、低解像度で画像を読取る場合は、インピーダンスZの測定を低精度で行なっても良い。
図10は、参照光の光強度(光量)と光導電体層18のインピーダンス値との具体的な一例を示している。具体的な数値は、光導電体層18の設計等により異なるが、参照光の光強度が大きくなるほど、光導電体層18のインピーダンスは小さくなる。そのため透明基板上の画像を読取る際は、参照光の光強度は大きい方が望ましい。
なお、本実施の形態においては、透明基板上の画像を読取る際、画像読取中は、表示層16のコレステリック液晶17の状態が一定であることが好ましい。表示層16内での光の散乱抑制のためには、適切な電圧を透明電極14、20に印加してコレステリック液晶17をホメオトロピック相に維持することがより好ましい。
また、本実施の形態では、表示層16としてコレステリック液晶を用いた場合について説明したが、これに限らず、強誘電性液晶等を用いても良い。
また、本実施の形態では透明電極14、20が1個の場合について説明したが、これに限らず、2個以上の分割電極であっても良い。
次に、図11、図12、及び図13を参照して、表示層16に表示された画像を読取る場合について詳細に説明する。図11は表示層16に表示された画像の読取りを説明する模式図である。図11(A)は表示層16(コレステリック液晶17)がフォーカルコニック相の場合を示しており、(B)は液晶がプレーナ相の場合をそれぞれ示している。図11(A)に示すように、表示層16(コレステリック液晶17)がフォーカルコニック相の場合、即ち、画像が表示されている場合、表示媒体10の諸設計によっても異なるが、参照光の殆どが透過し、光導電体層18に入射する。一方、図11(B)に示すようにコレステリック液晶17がプレーナ相の場合、即ち、画像が表示されていない場合、参照光の一部は反射され、一部のみが光導電体層18に入射する。従って、図11(A)に比べて(B)の場合の方が、光導電体層18に入射する参照光の光量は少なくなる。
従って、コレステリック液晶17がフォーカルコニック相の場合の表示媒体10のインピーダンスに比べて、プレーナ相の場合の表示媒体10のインピーダンスの方が大きくなる。表示層16に表示された画像を読取る際の、参照光照射時間と、インピーダンス測定部42の測定値との関係の具体的な一例を図12に示す。ここでは画像の濃度を白黒の二値で読取るものとし、画像の濃度(画素の白黒)は、予め定められた閾値を越えたか否かにより判定する。この場合、制御部32は、インピーダンスZが閾値を越えない場合に画像が有ると判定する。閾値は、例えば、コレステリック液晶17がプレーナ相である場合の表示媒体10のインピーダンスZの値に基づいて予め定められる。
次に表示層16に表示された画像を読取るときの、最適な参照光量について説明する。図13は、透明基板上に画像がない場合において、表示層16の状態がプレーナからフォーカルコニックに変化したときの透明電極14、20の間(表示媒体10)のインピーダンスZの変化率と参照光の光量との関係の具体的な一例を示すグラフである。このときの透明電極14、20の間のインピーダンスZは(5)式のようになる。なお、単位面積(電極面積)あたりの未露光時抵抗値は、表示層16の液晶の状態がプレーナ相かフォーカルコニック相かにより異なった値となる。
Figure 2009086532
表示層16の液晶の状態がプレーナ相かフォーカルコニック相かによる光導電体層18のインピーダンス変化は、光導電体層18に到達する参照光の光量の大きさの違いによるものである。どこで変化率が最大となるかは、光導電体層18の抵抗変化曲線や、参照光のスポットサイズ、表示層16の抵抗値に依存するため、一概には決まらないが、図13に示したような参照光の光量と表示層16の状態によるインピーダンス変化との関係を予め得ておき、変化率が最大となるときの参照光量を用いることが好ましい。
さらに、図14を参照して、表示層16に表示された画像と表示媒体10の表面に形成された画像とを読取る場合について詳細に説明する。
この場合、表示層16(コレステリック液晶17)のみに画像が有る場合は、参照光の殆どが光導電体層18に入射する(図12(A)参照)。一方、表示媒体10の表面に画像が形成されている場合は、参照光は光導電体層18に入射されない(図6(B)参照)。さらに、全く画像が表示されていない場合は、参照光の一部のみが光導電体層18に入射する(図12(B)参照)。
従って、全く画像が表示されていない場合の表示媒体10のインピーダンスに比べて、コレステリック液晶17のみに画像が有る場合のインピーダンスは小さくなり、表示媒体10の表面に画像が形成されている場合のインピーダンスはコレステリック液晶17の状態にかかわらず大きくなる。表示媒体10の表面及び表示層16に表示された画像を読取る際の、参照光照射時間と、インピーダンス測定部42の測定値との関係の具体的な一例を図14に示す。画像の有無は、予め定められた閾値A及び閾値Bに基づいて判定する。この場合、制御部32は、インピーダンスZが閾値Aを越えない場合にコレステリック液晶17のみに画像が有ると判定する。また、閾値Bを越えた場合に表示媒体10の表面のみ、または表示媒体10の表面及びコレステリック液晶17の両者に画像が有ると判定する。閾値A及び閾値Bは、例えば、コレステリック液晶17がプレーナ相である場合、即ち画像が無い場合の表示媒体10のインピーダンスZの値に基づいて予め定められる。
なお、図15に示すように、読取画像選択部46を設けておき、これにより、表示媒体10の基板12上に記録された画像、表示層16に表示された画像、及び表示層16に表示された画像と表示媒体10の基板12上に記録された画像の何れの画像を読取るかが選択可能な構成とすることができる。何れの画像を読取るかの選択は、例えば、ユーザ等により行なっても良い。制御部32は、読取り画像選択部46の選択結果に基づいて、画像の読取りを行なう。
[第2の実施の形態]
以下、図16を参照して、参照光とアドレス光を同一の光源から照射させる切替部を備えた場合の画像読取り装置について説明している。
図16は、本実施の形態における画像読取装置70及び画像表示装置80の概略構成図である。なお、本実施の形態は、第1の実施の形態と略同様の構成であるので、同一部分には、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
画像表示装置80は、表示媒体10、制御部32、電圧印加部40、駆動部74、光照射部76を備えて構成されている。光照射部76は光電78を含んで構成されている。
画像読取装置70は、制御部32、切替部72、駆動部74、光照射部76、電圧印加部40、及びインピーダンス測定部42を備えて構成されている。
なお、駆動部74は第1の実施の形態の参照光駆動部34及びアドレス光駆動部52に対応し、光照射部76は参照光照射部36に対応し、光源78は参照光光源38及びアドレス光光源54に対応している。
切替部72は、制御部32からの指示に従って、画像表示装置80の表示媒体10(表示層16)に画像を書込む場合は光照射部76によりアドレス光が照射されるように、また、画像読取装置70により画像を読取る場合は光照射部76により参照光が照射されるように切替えを行なう。なお、画像を書込む場合には、制御部32はさらに表示媒体10に書き込みに必要となる大きさの電圧を印加し、これに同期して画像状の光照射を行なわせる。
本発明の第1の実施の形態に係る表示媒体の断面図である。 表示層であるコレステリック液晶の分子配向と光学特性の関係を示す模式説明図であり、(A)はプレーナ相、(B)はフォーカルコニック相、(C)はホメオトロピック相の各相を示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る表示媒体の等価回路を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態における画像読取装置及び画像表示装置の概略構成図である。 参照光照射部(参照光光源)と表示媒体との相対移動を説明するための説明図であり、(A)は参照光照射部(参照光光源)が移動する場合、(B)は表示媒体が移動するが場合を示すものである。 画像の読取りを説明するための説明図であり、(A)は表示媒体の表面(透明基板上)に画像が形成されていない部分に参照光が照射された場合、(B)は画像部分に照射された場合、(C)は一部に画像を含む部分に照射された場合を示すものである。 インピーダンスの変化を説明するために表示媒体の等価回路を簡略的に示した回路図である。 画像の読取りの具体的な一例を説明するためのグラフであり、(A)は参照光照射時間と参照光照射位置との関係の具体的な一例、(B)は参照光照射時間とインピーダンスとの関係の具体的な一例を示すものである。 参照光の照射領域と各部分の抵抗値等との関係の具体的な一例を示す説明図である。 参照光の光強度(光量)と光導電体層のインピーダンス値との関係の具体的な一例を示すグラフである。 画像の読取りを説明するための説明図であり、(A)は液晶がフォーカルコニック相の場合、(B)は液晶がプレーナ相の場合を示すものである。 液晶に表示された画像を読取る際の参照光照射時間とインピーダンスとの関係の具体的な一例を示すグラフである。 表示層の画像を読取る際の、参照光の光量と、参照光スポット領域がプレーナかフォーカルコニックかによる透明電極間(表示媒体)のインピーダンスの変化率との関係の具体的な一例を示すグラフである。 表示媒体の表面及び液晶に表示された画像を読取る際の参照光照射時間とインピーダンスとの関係の具体的な一例を示すグラフである。 読取り画像選択部を備えた場合の画像読取装置及び画像表示装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施の形態における画像読取装置及び画像表示装置の概略構成図である。
符号の説明
10 表示媒体
12、22 透明基板
14、20 透明電極
16 表示層(液晶層)
18 光導電体層
30、70 画像読取装置
32 制御部
34 参照光駆動部
36 参照光照射部
38 参照光光源
40 電圧印加部
42 インピーダンス測定部
46 読取画像選択部
50、80 画像表示装置
72 切替部

Claims (7)

  1. 各々電極が形成された一対の基板間に、光の透過率の違いにより画像が表示される表示層及び入射光の照射に応じてインピーダンスが変化する光導電体層が積層された表示媒体の、前記表示層に隣接する基板の側から光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段による光の照射に同期して前記一対の基板に形成された電極間のインピーダンスの変化を表す値を測定する測定手段と、
    前記測定値に基づいて前記光照射手段による光の照射位置における画像の濃度を判定する判定手段と、
    前記光照射手段により光を照射した位置と、当該位置における画像の濃度を表す値とを対応付けて記録する記録手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像を読取ることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記光照射手段により光が照射される側の前記基板上に剥離可能に配置された透明シートの表面に記録された画像を読取ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記表示媒体の前記表示層に表示された画像を読取ることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像、前記表示媒体の前記表示層に表示された画像、前記光照射手段により光が照射される側の前記基板の表面に記録された画像及び前記表示媒体の前記表示層に表示された画像の両方の画像のうち何れの画像を読取るかを選択する選択手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記選択手段の選択結果に基づいて前記画像の濃度を判定することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記光照射手段は、一方向に複数の光源が配列されたアレイ光源と、
    前記アレイ光源と前記画像表示媒体とを、少なくとも前記光源が配列されている方向と異なる方向に相対的に移動させる走査手段と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像表示媒体の前記表示層に画像を表示させるための書込光が照射されるように前記光照射手段の駆動を切替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像読取装置。
JP2007258900A 2007-10-02 2007-10-02 画像読取装置 Withdrawn JP2009086532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258900A JP2009086532A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007258900A JP2009086532A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009086532A true JP2009086532A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40659983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007258900A Withdrawn JP2009086532A (ja) 2007-10-02 2007-10-02 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009086532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065078A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011065078A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4661406B2 (ja) 液晶デバイスの駆動方法、および液晶デバイス駆動装置
JP4207559B2 (ja) 光変調媒体および光変調方法
US8035587B2 (en) Method apparatus for driving liquid crystal device and apparatus for driving liquid crystal device
JP4765478B2 (ja) 積層型光変調素子の駆動方法、および積層型光変調素子の駆動装置
JP2008197433A (ja) 光変調素子、並びにその駆動方法および駆動装置
JP4666046B2 (ja) 光書き込み装置、及びプログラム
JP5076593B2 (ja) 光記録装置、光記録方法、及び画像表示装置
JP5044998B2 (ja) 反射型液晶表示素子の駆動方法、および反射型液晶表示素子の駆動装置
JP4586868B2 (ja) 液晶デバイスの駆動方法、および液晶デバイスの駆動装置
JP5151022B2 (ja) 光変調素子およびその駆動方法
JP2009086532A (ja) 画像読取装置
JP5228973B2 (ja) スクリーン装置、画像投影システム、及び画像投影方法
JP2009175263A (ja) 光書き込み型画像形成装置、光書き込み型画像形成装置用制御装置
US8334949B2 (en) Optical recording display medium and recording apparatus
US7976911B2 (en) Liquid crystal layer and display medium
US20090002274A1 (en) Optically writable display medium, optical writing device, and image display apparatus
JP5141238B2 (ja) 光書き込み型画像形成装置、光書き込み型画像形成装置用制御装置、光書き込み型表示媒体初期化制御装置
JP2010002506A (ja) 光書込型表示装置、書込装置、及び光書き込み方法
JP2008090056A (ja) 光変調媒体、光書き込み装置及び光書き込み方法
JP2009237211A (ja) 液晶デバイスの駆動方法および駆動装置
JP5051326B2 (ja) 反射型液晶表示素子の駆動方法、および反射型液晶表示素子の駆動装置
JP2010091916A (ja) 光書き込み装置、及びプログラム
JP2010091915A (ja) 画像再生装置、光書き込み装置、及びプログラム
JP2009075330A (ja) 画像表示装置
JP2010197896A (ja) 光書き込み型表示媒体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20110715

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761