JP2010181048A - 湿分分離加熱器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱管の長さにかかわらず、インナーレールとアウターレールとの間の漏洩経路を十分に小さくできる湿分分離加熱器を提案する。
【解決手段】湿分分離加熱器1のパッド部材40aa、40abは、管束側板34aの猫背変形を拘束するとともに、直管部18aの全長をL、加熱蒸気ヘッダ16aに最も近く配置されたパッド部材40aaから直管部18aの加熱蒸気ヘッダ16a側の端部までの距離をL1、曲管部19aに最も近く配置されたパッド部材40abから直管部18aの曲管部側19aの端部までの距離をL2としたとき、0.2≦L1/L、L2/L≦0.4となるよう配置される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、湿り度の高い蒸気から湿分を除去し、この湿分が除去された蒸気を加熱して過熱蒸気とする湿分分離加熱器に関する。
湿分分離加熱器は、原子力発電プラントの高圧タービンと低圧タービンとの間に設けられ、高圧タービンの排気(蒸気)に含まれる湿分を除去するとともに、湿分が除去された蒸気を加熱して過熱蒸気とする機能を有する。湿分分離加熱器は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、本体容器に流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、被加熱蒸気を過熱蒸気とする加熱器と、を備える。
従来、大容量原子力発電プラントでは、1基の湿分分離加熱器につき加熱器である管束が本体容器の一方の鏡板から延設されたSimplex型の湿分分離加熱器、または、1基の湿分分離加熱器につき加熱器である管束が本体容器の両方の鏡板から延設されたDuplex型の湿分分離加熱器が適用されてきた。
図9は、従来のSimplex型の湿分分離加熱器を示した概略図であり、図10は、従来のDuplex型の湿分分離加熱器を示した概略図である。
図11は、従来の湿分分離加熱器を示した縦断面図である。
先ず、図9に示すように、従来のSimplex型の湿分分離加熱器50は、横向き円筒形状の本体容器2と、本体容器2に収容された湿分分離器3および加熱器4とを備える。
本体容器2の内部は、第一仕切板6と、第二仕切板7とによって仕切られる。第一仕切板6と鏡板8との間には、ヘッダ空間10が区画される。第一仕切板6と第二仕切板7との間には、加熱空間11が区画される。本体容器2の下部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気入口13が設けられる。本体容器2の上部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気出口14が設けられる。第一仕切板6および第二仕切板7は、加熱器4が挿通された開口(図示省略)を有する。
湿分分離器3は、加熱空間11の底部に配置される。湿分分離器3は、本体容器2の底部に設けられた被加熱蒸気入口13から流入する被加熱蒸気の湿分を分離するものである。
加熱器4は、高圧タービン抽気によって加熱される第一段加熱器4aと、原子炉から送られる主蒸気によって加熱される第二段加熱器4bとから構成される。第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bは、それぞれ加熱蒸気ヘッダ16a、16bと、複数のU字状伝熱管17a、17bとから構成される。加熱蒸気ヘッダ16a、16bは、ヘッダ空間10に配置される。U字状伝熱管17a、17bの直管部18a、18bは、加熱空間11に配置され、被加熱蒸気を加熱する。U字状伝熱管17a、17bの曲管部19a、19bは、第二仕切板7と鏡板21との間に区画された空間22(加熱空間11の外側空間)に配置される。また、第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bには、湿分分離加熱器50外との連絡のために、それぞれ本体容器2の鏡板8を貫通した加熱蒸気管24a、24bと、ベント管25a、25bと、ドレン管26a、26bとが接続される。
次に、図10に示すように、従来のDuplex型の湿分分離加熱器60は、横向き円筒形状の本体容器61と、本体容器61に収容された湿分分離器3および加熱器4とを備える。従来のDuplex型の湿分分離加熱器60は、本体容器61の長手方向の中央位置にある仮想の中央面A−Aに関して対称に構成される。
本体容器61の内部は、第一仕切板6と、第二仕切板7とによって仕切られる。第一仕切板6と鏡板8との間には、ヘッダ空間10が区画される。第一仕切板6と第二仕切板7との間には、加熱空間11が区画される。互いに対向された第二仕切板7の間には、中央空間62(加熱空間11の外側空間)が区画される。本体容器2の下部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気入口13が設けられる。本体容器2の上部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気出口14が設けられる。第一仕切板6および第二仕切板7は、加熱器4が挿通された開口(図示省略)を有する。
湿分分離器3は、加熱空間11の底部に配置される。湿分分離器3は、本体容器2の底部に設けられた被加熱蒸気入口13から流入する被加熱蒸気の湿分を分離するものである。
加熱器4は、高圧タービン抽気によって加熱される第一段加熱器4aと、原子炉から送られる主蒸気によって加熱される第二段加熱器4bとから構成される。第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bは、それぞれ加熱蒸気ヘッダ16a、16bと、複数のU字状伝熱管17a、17bとから構成される。加熱蒸気ヘッダ16a、16bは、ヘッダ空間10に配置される。U字状伝熱管17a、17bの直管部18a、18bは、加熱空間11に配置され、被加熱蒸気を加熱する。U字状伝熱管17a、17bの曲管部19a、19bは、中央空間62に配置される。また、第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bには、湿分分離加熱器60外との連絡のために、それぞれ本体容器2の鏡板8を貫通した加熱蒸気管24a、24bと、ベント管25a、25bと、ドレン管26a、26bとが接続される。
図11に示すように、従来の湿分分離加熱器50、60は、本体容器2、61の底部に互いに傾斜対向させた2台の湿分分離器3が配置され、その上方に第一段加熱器4aが配置され、さらにその上方に第二段加熱器4bが配置される。2台の湿分分離器3の間には、底板27と、天井板28とから区画されたドレン流路29が形成される。
本体容器2、61の内部には、その下部の被加熱蒸気入口13から上部の被加熱蒸気出口14にかけて流路仕切板31、32a、32bが順次に配置され、湿分分離器3、第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bに被加熱蒸気を順次に導く流路が形成される。ドレン流路29は、被加熱蒸気の流路から隔離される。流路仕切板31と流路仕切板32aとで囲まれた空間は、湿分分離器3の下流側に連通される。流路仕切板32aと流路仕切板32bとで囲まれた空間は、第一段加熱器4aの下流側に連通される。
U字状伝熱管17a、17bは、その長手方向に沿って一定の間隔で配置された複数の伝熱管支え板33a、33bと、被加熱蒸気の流路を形成する管束側板34a、34bとで保持される。管束側板34a、34bには、インナーレール36a、36bが設けられる。一方、流路仕切板32a、32bには、アウターレール37a、37bが設けられる。管束側板34a、34bは、アウターレール37a、37bに載置されたインナーレール36a、36bによって保持される。インナーレール36a、36bは、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に沿ってアウターレール37a、37b上を摺動可能に構成される。この構造は、高温の加熱蒸気の流入にともなうU字状伝熱管17a、17bの熱膨張を、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの摺動により許容するものである。
このように構成された従来の湿分分離加熱器50、60は、加熱空間11において被加熱蒸気入口13から流入する被加熱蒸気を、湿分分離器3と、加熱器4とに順次に導き、湿分分離および加熱によって生成された過熱蒸気を被加熱蒸気出口14から低圧タービンに送り出す。
ところで、従来の湿分分離加熱器50、60の内部では、被加熱蒸気が本体容器2、61の下部に低温の飽和蒸気として流入し、本体容器2、61の上部から過熱蒸気として流出する。このため、本体容器2、61、および湿分分離器3や、加熱器4などの内部構造物には、上方に向かって高温になる温度勾配が生じる。この結果、本体容器2、61の中央部が、その両端部に比べて盛り上がる猫背変形を起こす。
また、従来の湿分分離加熱器50、60は、図11に破線矢Aで示した蒸気の流れの他に、正常な熱交換を損なう漏洩経路(ショートパス)による蒸気の流れが存在する(図示省略)。
このような運転状態において、管束側板34a、34bに設けられたインナーレール36a、36bは、流路仕切板32a、32bに設けられたアウターレール37a、37bよりも温度が高くなる傾向にある。この温度差に起因して、両レールの熱変形量に差ができるために、両レールの中央部付近において、相互の接触面にギャップが発生し、図11に破線矢Bで示した蒸気の漏洩が生じる。
加熱蒸気の漏洩経路の存在は、湿分分離加熱器の性能低下の要因となる。そこで、インナーレール36a、36bをアウターレール37a、37bとともに挟み込んで両レールの接触面に生じるギャップを抑制させるパッド部材を備えた湿分分離加熱器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−310401号公報
従来の湿分分離加熱器では、製造技術の面から加熱器に用いられる伝熱管の長さが10m前後に留まっていた。これにより、従来のSimplex型の湿分分離加熱器は、従来のDuplex型の湿分分離加熱器に比べて熱交換量を大きくすることが困難であった。このため、従来のDuplex型の湿分分離加熱器と同程度の熱交換量を有するSimplex型の湿分分離加熱器の適用例はあまりなかった。また、従来のSimplex型の湿分分離加熱器では、従来のDuplex型の湿分分離加熱器と同等の熱交換量を得るには設置台数を多く必要することとなるため、近年ではスペース効率の良いDuplex型の湿分分離加熱器が多く適用されている。
しかしながら、近年の技術進歩によって、20mに近い長大な伝熱管の生産が可能となった。これにより、従来のDuplex型の湿分分離加熱器と同程度の交換熱量を有するSimplex型の湿分分離加熱器の製造が可能となった。このような、長大な伝熱管を有するSimplex型の湿分分離加熱器は、従来のSimplex型の湿分分離加熱器における設置台数の問題を解消できるため、最もスペース効率がよい湿分分離加熱器となる。
ところが、長大な伝熱管を用いるために生じる新たな問題がある。
湿分分離加熱器は、本体容器の内部に生じる温度勾配によって、本体容器の中央部が、その両端部に比べて盛り上がる猫背変形を起こす。このような運転状態において、管束側板に設けられたインナーレールは、流路仕切板に設けられたアウターレールよりも高温となる傾向にある。
この温度差に起因して、両レールの熱変形量に差ができるために、両レールの中央部付近において、相互の接触面にギャップが発生する。また、被加熱蒸気(サイクル蒸気)の流速が速い場合は、加熱器の自重よりも被加熱蒸気の浮上力の方が大きくなるためU字状伝熱管が浮き上がり、両レールの接触面のギャップはさらに拡大する。
すなわち、長大な伝熱管を用いた加熱器は、両レールの熱変形量の差が大きくなるとともに、被加熱蒸気の浮上力によってU字状伝熱管が浮き上がるために、従来の湿分分離加熱器に比べ、より大きなギャップが発生する。
このようなギャップの増大は、湿分分離加熱器の性能低下に繋がるため、その防止策が必要となる。
本発明は、伝熱管の長さにかかわらず、インナーレールとアウターレールとの間の漏洩経路を十分に小さくできる湿分分離加熱器を提案する。
前記の課題を解決するため本発明は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の前記鏡板側に配置され、前記鏡板との間にヘッダ空間を区画する第一仕切板と、前記本体容器内に配置され、前記ヘッダ側仕切板との間に加熱空間を区画する第二仕切板と、前記加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、前記本体容器の底部から流入した前記被加熱蒸気が、まず前記湿分分離器に流入し、前記湿分分離器を通過した後に前記加熱器に流入するように前記加熱空間の内部を区画する流路仕切板と、前記加熱空間に配置され、前記加熱器の長手方向に沿って適当間隔に配設された複数の伝熱管支え板と、前記流路仕切板に載置され、前記加熱器の長手方向に沿って延設された前記加熱器を支持する管束側板と、前記加熱空間に配置された複数の拘束部材と、を備え、前記加熱器は、前記ヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置され、前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱する直管部と、前記加熱空間の外側空間に位置された曲管部と、から成り、前記管束側板は、前記管束側板に設けられたインナーレールを有し、前記流路仕切板は、前記インナーレールが前記U字状伝熱管の長手方向に沿って摺動可能に載置されたアウターレールを有し、前記拘束部材は、前記アウターレールとともに前記管束側板を挟み込み、前記管束側板の猫背変形を拘束するとともに、前記直管部の全長をL、前記加熱器ヘッダに最も近く配置された前記拘束部材から前記直管部の前記加熱器ヘッダ側の端部までの距離をL1、前記曲管部に最も近く配置された前記拘束部材から前記直管部の前記曲管部側の端部までの距離をL2としたとき、0.2≦L1/L、L2/L≦0.4となるよう配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、伝熱管の長さにかかわらず、インナーレールとアウターレールとの間の漏洩経路を十分に小さくできる湿分分離加熱器を提案できる。
本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した軸方向断面図。 本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の加熱器とパッド部材との位置関係を示した概略図。 本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器のパッド部材の設置位置と、インナーレールとアウターレールとの間に生じるギャップとの関係を示した図。 本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器のパッド部材の設置位置と、被加熱蒸気出口における過熱蒸気の温度との関係を示した図。 本発明の第2実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した縦断面図。 本発明の第3実施形態に係る湿分分離加熱器の要部の概略構成を示した縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る湿分分離加熱器の要部の概略構成を示した縦断面図。 従来のSimplex型の湿分分離加熱器を示した概略図。 従来のDuplex型の湿分分離加熱器を示した概略図。 従来の湿分分離加熱器を示した縦断面図。
以下、本発明に係る湿分分離加熱器の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係る湿分分離加熱器の第1実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した軸方向断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る湿分分離加熱器1は、Simplex型の湿分分離加熱器である。湿分分離加熱器1は、横向き円筒形状の本体容器2と、本体容器2に収容された湿分分離器3および加熱器4とを備える。
本体容器2の内部は、第一仕切板6と、第二仕切板7とによって仕切られる。第一仕切板6と鏡板8との間には、ヘッダ空間10が区画される。第一仕切板6と第二仕切板7との間には、加熱空間11が区画される。本体容器2の下部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気入口13が設けられる。本体容器2の上部には、加熱空間11に連通された被加熱蒸気出口14が設けられる。第一仕切板6および第二仕切板7は、加熱器4が挿通された開口(図示省略)を有する。
湿分分離器3は、加熱空間11の底部に配置される。湿分分離器3は、本体容器2の底部に設けられた被加熱蒸気入口13から流入する被加熱蒸気の湿分を分離するものである。
加熱器4は、高圧タービン抽気によって加熱される第一段加熱器4aと、原子炉から送られる主蒸気によって加熱される第二段加熱器4bとから構成される。第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bは、それぞれ加熱蒸気ヘッダ16a、16b(加熱器ヘッダ)と、複数のU字状伝熱管17a、17bとから構成される。加熱蒸気ヘッダ16a、16bは、ヘッダ空間10に配置される。U字状伝熱管17a、17bの直管部18a、18bは、加熱空間11に配置され、被加熱蒸気を加熱する。U字状伝熱管17a、17bの曲管部19a、19bは、第二仕切板7と鏡板21との間に区画された空間22(加熱空間11の外側空間)に配置される。また、第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bには、湿分分離加熱器1外との連絡のために、それぞれ本体容器2の鏡板8を貫通した加熱蒸気管24a、24bと、ベント管25a、25bと、ドレン管26a、26bとが接続される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した縦断面図である。
図2に示すように、湿分分離加熱器1は、本体容器2の底部に互いに傾斜対向させた2台の湿分分離器3が配置され、その上方に第一段加熱器4aが配置され、さらにその上方に第二段加熱器4bが配置される。2台の湿分分離器3の間には、底板27と、天井板28とから区画されたドレン流路29が形成される。
本体容器2の内部には、その下部の被加熱蒸気入口13から上部の被加熱蒸気出口14にかけて流路仕切板31、32a、32bが順次に配置され、湿分分離器3、第一段加熱器4aおよび第二段加熱器4bに被加熱蒸気を順次に導く流路が形成される。ドレン流路29は、被加熱蒸気の流路から隔離される。流路仕切板31と流路仕切板32aとで囲まれた空間は、湿分分離器3の下流側に連通される。流路仕切板32aと流路仕切板32bとで囲まれた空間は、第一段加熱器4aの下流側に連通される。
U字状伝熱管17a、17bは、その長手方向に沿って一定の間隔で配置された複数の伝熱管支え板33a、33bと、被加熱蒸気の流路を形成する管束側板34a、34bとによって保持される。管束側板34a、34bには、インナーレール36a、36bが設けられる。一方、流路仕切板32a、32bには、アウターレール37a、37bが設けられる。管束側板34a、34bは、アウターレール37a、37bに載置されたインナーレール36a、36bによって保持される。インナーレール36a、36bは、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に沿ってアウターレール37a、37b上を摺動可能に構成される。この構造は、高温の加熱蒸気の流入にともなうU字状伝熱管17a、17bの熱膨張を、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの摺動により許容するものである。
流路仕切板32a、32bには、それぞれパッド支持片39a、39bが設けられ、パッド支持片39a、39bには、それぞれパッド部材40a、40b(拘束部材)が設けられる。パッド部材40a、40bは、それぞれのアウターレール37a、37bとともに、管束側板34a、34bを挟み込み、管束側板34a、34bの猫背変形を拘束する。具体的には、パッド部材40a、40bは、それぞれのアウターレール37a、37bとともに、それぞれのインナーレール36a、36bを挟み込む。パッド部材40a、40bは、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に複数箇所設けられる。パッド部材40a、40bは、それぞれのインナーレール36a、36bに当接させても良く、また、それぞれのインナーレール36a、36bとの間に隙間を設けても良い。パッド部材40a、40bとインナーレール36a、36bとの間に隙間を設けることで、インナーレール36a、36bの、摺動性がより確保されるとともに、加熱器4の変形が許容され、パッド部材40a、40bに生じる反力を抑制できる。
図3は、本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器の加熱器とパッド部材との位置関係を示した概略図である。
図4は、本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器のパッド部材の設置位置と、インナーレールとアウターレールとの間に生じるギャップとの関係を示した図である。
図3および図4に示すように、複数のパッド部材40a、40bのうち、加熱蒸気ヘッダ16a、16bに最も近く配置されたパッド部材40aa、40baと、曲管部19a、19bに最も近く配置されたパッド部材40ab、40bbとは、[数1]の関係になるよう配置される。
[数1]
0.2≦L1/L、L2/L≦0.4
L:直管部18a、18bの全長
L1:パッド部材40aa、40baから直管部18a、18bの加熱蒸気ヘッダ16a、16b側の端部までの距離
L2:パッド部材40ab、40bbから直管部18a、18bの曲管部19a、19bの端部までの距離
すなわち、図4に示すように、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの間に生じるギャップ(図4中、破線d)は、パッド部材40aa、40baおよびパッド部材40ab、40bbを[数1]の関係で配置させることによって、極力小さくすることが可能である。このとき、パッド部材40aa、40baおよびパッド部材40ab、40bbに生じる反力(図4中、実線n)も、他の部位に設置するのに比べて極力小さくすることが可能である。
図5は、本発明の第1実施形態に係る湿分分離加熱器のパッド部材の設置位置と、被加熱蒸気出口における過熱蒸気の温度との関係を示した図である。
図5に示すように、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの間に生じるギャップ(図5中、破線d)は、パッド部材40aa、40baおよびパッド部材40ab、40bbを[数1]の関係で配置させることによって、極力小さくすることが可能である。このとき、被加熱蒸気出口14における過熱蒸気の温度(図5中、実線t)は、加熱器4と加熱蒸気との間で十分な熱交換が行われることを表す。
このように構成された湿分分離加熱器1は、パッド部材40a、40bによってインナーレール36a、36bの変形(撓み)が拘束され、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの熱変形量の差、および本体容器2内を流れる被加熱蒸気の浮上力による加熱器4の浮き上がりに起因して生じる両レール間のギャップが低減される。このとき、パッド部材40a、40bを[数1]のように配置させることで、両レール間のギャップ、およびパッド部材40a、40bに生じる反力を極力小さくできる。また、湿分分離加熱器1は、両レール間のギャップを極力小さくできるので、両レール間の漏洩経路による性能低下を十分に抑制できる。
したがって、本実施形態に係る湿分分離加熱器1によれば、U字状伝熱管17a、17bの長さにかかわらず、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの間の漏洩経路を十分に小さくできる。
なお、本実施形態に係る湿分分離加熱器1は、Simplex型の湿分分離加熱器を例に説明したが、Duplex型の湿分分離加熱器に適用することもできる。
[第2の実施形態]
本発明に係る湿分分離加熱器の第2実施形態について図6を参照して説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る湿分分離加熱器の概略構成を示した縦断面図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Aの流路仕切板32a、32bには、それぞれパッド支持片39Aa、39Abが設けられ、パッド支持片39Aa、39Abには、それぞれパッド部材40Aa、40Ab(拘束部材)が設けられる。パッド部材40Aa、40Abは、それぞれのアウターレール37a、37bとともに、管束側板34a、34bを挟み込み、管束側板34a、34bの猫背変形を拘束する。具体的には、パッド部材40Aa、40Abは、それぞれの管束側板34a、34bの上端部に延設され、それぞれのアウターレール37a、37bとともに、それぞれの管束側板34a、34bの上半部とインナーレール36a、36bとを挟み込む。パッド部材40Aa、40Abは、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に複数箇所設けられる。パッド部材40Aa、40Abは、それぞれの管束側板34a、34bに当接させても良く、また、それぞれの管束側板34a、34bとの間に隙間を設けても良い。パッド部材40Aa、40Abと管束側板34a、34bとの間に隙間を設けることで、インナーレール36a、36bの、摺動性がより確保されるとともに、加熱器4の変形が許容され、パッド部材40Aa、40Abに生じる反力を抑制できる。
複数のパッド部材40Aa、40Abのうち、加熱蒸気ヘッダ16a、16bに最も近く配置されたパッド部材40Aaa、40Abaと、曲管部19a、19bに最も近く配置されたパッド部材40Aab、40Abbとは、[数1]の関係になるよう配置される。
このように構成された湿分分離加熱器1Aは、パッド部材40Aa、40Abによって管束側板34a、34bの変形(撓み)が拘束され、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの熱変形量の差、および本体容器2内を流れる被加熱蒸気の浮上力による加熱器4の浮き上がりに起因して生じる両レール間のギャップが低減される。このとき、パッド部材40Aa、40Abを[数1]のように配置させることで、両レール間のギャップ、およびパッド部材40Aa、40Abに生じる反力を極力小さくできる。また、湿分分離加熱器1Aは、両レール間のギャップを極力小さくできるので、両レール間の漏洩経路による性能低下を十分に抑制できる。
したがって、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Aによれば、U字状伝熱管17a、17bの長さにかかわらず、インナーレール36a、36bとアウターレール37a、37bとの間の漏洩経路を十分に小さくできる。
なお、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Aは、Simplex型の湿分分離加熱器を例に説明したが、Duplex型の湿分分離加熱器に適用することもできる。
[第3の実施形態]
本発明に係る湿分分離加熱器の第3実施形態について図7を参照して説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る湿分分離加熱器の要部の概略構成を示した縦断面図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Bの本体容器2の内部には、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に沿って一定の間隔で配置された複数の伝熱管支え板33A(拘束部材)が設けられる。
伝熱管支え板33Aは、流路仕切板32のアウターレール37とともに、管束側板34を挟み込み、管束側板34の猫背変形を拘束する拘束部材である。具体的には、伝熱管支え板33Aは、アウターレール37とともに、インナーレール36を挟み込む。伝熱管支え板33Aは、インナーレール36に当接させても良く、また、インナーレール36との間に隙間を設けても良い。伝熱管支え板33Aとインナーレール36との間に隙間を設けることで、インナーレール36の、摺動性がより確保されるとともに、加熱器4の変形が許容され、伝熱管支え板33Aに生じる反力を抑制できる。
複数の伝熱管支え板33Aのうち、加熱蒸気ヘッダ16a、16bに最も近く配置された伝熱管支え板33Aと、曲管部19a、19bに最も近く配置された伝熱管支え板33Aとは、[数1]の関係になるよう配置される。
このように構成された湿分分離加熱器1Bは、伝熱管支え板33Aによってインナーレール36の変形(撓み)が拘束され、インナーレール36とアウターレール37との熱変形量の差、および本体容器2内を流れる被加熱蒸気の浮上力による加熱器4の浮き上がりに起因して生じる両レール間のギャップが低減される。このとき、伝熱管支え板33Aを[数1]のように配置させることで、両レール間のギャップ、および伝熱管支え板33Aに生じる反力を極力小さくできる。また、湿分分離加熱器1Bは、両レール間のギャップを極力小さくできるので、両レール間の漏洩経路による性能低下を十分に抑制できる。
したがって、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Bによれば、U字状伝熱管17a、17bの長さにかかわらず、インナーレール36とアウターレール37との間の漏洩経路を十分に小さくできる。
なお、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Bは、Simplex型の湿分分離加熱器を例に説明したが、Duplex型の湿分分離加熱器に適用することもできる。
[第4の実施形態]
本発明に係る湿分分離加熱器の第4実施形態について図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第4実施形態に係る湿分分離加熱器の要部の概略構成を示した縦断面図である。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Cの本体容器2の内部には、U字状伝熱管17a、17bの長手方向に沿って一定の間隔で配置された複数の伝熱管支え板33A(拘束部材)が設けられる。
伝熱管支え板33Aは、流路仕切板32のアウターレール37とともに、管束側板34を挟み込み、管束側板34の猫背変形を拘束する拘束部材である。具体的には、伝熱管支え板33Aは、管束側板34の上端部に延設され、アウターレール37とともに、それぞれの管束側板34の上半部とインナーレール36とを挟み込む。伝熱管支え板33Aは、それぞれの管束側板34に当接させても良く、また、それぞれの管束側板34との間に隙間を設けても良い。伝熱管支え板33Aと管束側板34との間に隙間を設けることで、インナーレール36a、36bの、摺動性がより確保されるとともに、加熱器4の変形が許容され、伝熱管支え板33Aに生じる反力を抑制できる。
インナーレール36を挟み込む。伝熱管支え板33Aは、インナーレール36に当接させても良く、また、インナーレール36との間に隙間を設けても良い。伝熱管支え板33Aとインナーレール36との間に隙間を設けることで、インナーレール36の、摺動性がより確保されるとともに、加熱器4の変形が許容され、伝熱管支え板33Aに生じる反力を抑制できる。
複数の伝熱管支え板33Aのうち、加熱蒸気ヘッダ16a、16bに最も近く配置された伝熱管支え板33Aと、曲管部19a、19bに最も近く配置された伝熱管支え板33Aとは、[数1]の関係になるよう配置される。
このように構成された湿分分離加熱器1Cは、伝熱管支え板33Aによって管束側板34の変形(撓み)が拘束され、インナーレール36とアウターレール37との熱変形量の差、および本体容器2内を流れる被加熱蒸気の浮上力による加熱器4の浮き上がりに起因して生じる両レール間のギャップが低減される。このとき、伝熱管支え板33Aを[数1]のように配置させることで、両レール間のギャップ、および伝熱管支え板33Aに生じる反力を極力小さくできる。また、湿分分離加熱器1Cは、両レール間のギャップを極力小さくできるので、両レール間の漏洩経路による性能低下を十分に抑制できる。
したがって、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Cによれば、U字状伝熱管17a、17bの長さにかかわらず、インナーレール36とアウターレール37との間の漏洩経路を十分に小さくできる。
なお、本実施形態に係る湿分分離加熱器1Cは、Simplex型の湿分分離加熱器を例に説明したが、Duplex型の湿分分離加熱器に適用することもできる。
1、1A、1B、1C 湿分分離加熱器
2 本体容器
3 湿分分離器
4 加熱器
4a 第一段加熱器
4b 第二段加熱器
6 第一仕切板
7 第二仕切板
8 鏡板
10 ヘッダ空間
11 加熱空間
13 被加熱蒸気入口
14 被加熱蒸気出口
16、16a、16b 加熱蒸気ヘッダ
17a、17b U字状伝熱管
18a、18b 直管部
19a、19b 曲管部
21 鏡板
22 空間
24a、24b 加熱蒸気管
25a、25b ベント管
26a、26b ドレン管
27 底板
28 天井板
29 ドレン流路
31 流路仕切板
32 流路仕切板
32a、32b 流路仕切板
33a、33b、33A 伝熱管支え板
34、34a、34b 管束側板
36、36a、36b インナーレール
37、37a、37b アウターレール
39a、39b、39Aa、39Ab パッド支持片
40a、40b、40aa、40ba、40ab、40bb、
40Aa、40Ab、40Aaa、40Aba、40Aab、40Abb パッド部材
50 従来のSimplex型の湿分分離加熱器
60 従来のDuplex型の湿分分離加熱器
61 本体容器
62 中央空間

Claims (7)

  1. 両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、
    前記本体容器内の前記鏡板側に配置され、前記鏡板との間にヘッダ空間を区画する第一仕切板と、
    前記本体容器内に配置され、前記ヘッダ側仕切板との間に加熱空間を区画する第二仕切板と、
    前記加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、
    前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、
    前記本体容器の底部から流入した前記被加熱蒸気が、まず前記湿分分離器に流入し、前記湿分分離器を通過した後に前記加熱器に流入するように前記加熱空間の内部を区画する流路仕切板と、
    前記加熱空間に配置され、前記加熱器の長手方向に沿って適当間隔に配設された複数の伝熱管支え板と、
    前記流路仕切板に載置され、前記加熱器の長手方向に沿って延設された前記加熱器を支持する管束側板と、
    前記加熱空間に配置された複数の拘束部材と、を備え、
    前記加熱器は、
    前記ヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、
    前記加熱器ヘッダに接続されたU字状伝熱管と、を有し、
    前記U字状伝熱管は、
    前記加熱空間に位置され、前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱する直管部と、
    前記加熱空間の外側空間に位置された曲管部と、から成り、
    前記管束側板は、前記管束側板に設けられたインナーレールを有し、
    前記流路仕切板は、前記インナーレールが前記U字状伝熱管の長手方向に沿って摺動可能に載置されたアウターレールを有し、
    前記拘束部材は、
    前記アウターレールとともに前記管束側板を挟み込み、前記管束側板の猫背変形を拘束するとともに、
    前記直管部の全長をL、前記加熱器ヘッダに最も近く配置された前記拘束部材から前記直管部の前記加熱器ヘッダ側の端部までの距離をL1、前記曲管部に最も近く配置された前記拘束部材から前記直管部の前記曲管部側の端部までの距離をL2としたとき、
    0.2≦L1/L、L2/L≦0.4
    となるよう配置されたことを特徴とする湿分分離加熱器。
  2. 前記拘束部材は、
    前記流路仕切板に設けられ、前記アウターレールとともに前記インナーレールを挟み込むパッド部材で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の湿分分離加熱器。
  3. 前記拘束部材は、
    前記流路仕切板に設けられ、前記管束側板の上部に延設され、前記アウターレールとともに前記管束側板と前記インナーレールとを挟み込むパッド部材で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の湿分分離加熱器。
  4. 前記拘束部材は、前記アウターレールとともに前記インナーレールを挟み込むように形成された前記伝熱管支え板で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の湿分分離加熱器。
  5. 前記拘束部材は、前記管束側板の上部に延設され、前記アウターレールとともに前記管束側板と前記インナーレールとを挟み込むように形成された前記伝熱管支え板で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の湿分分離加熱器。
  6. 前記インナーレールと前記拘束部材との間には、隙間が有ることを特徴とする請求項2または4に記載の湿分分離加熱器。
  7. 前記管束側板の上部と前記拘束部材との間には、隙間が有ることを特徴とする請求項3または5に記載の湿分分離加熱器。
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