JP3966643B2 - 湿分分離加熱器 - Google Patents

湿分分離加熱器 Download PDF

Info

Publication number
JP3966643B2
JP3966643B2 JP12017899A JP12017899A JP3966643B2 JP 3966643 B2 JP3966643 B2 JP 3966643B2 JP 12017899 A JP12017899 A JP 12017899A JP 12017899 A JP12017899 A JP 12017899A JP 3966643 B2 JP3966643 B2 JP 3966643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
heater
partition plate
plate
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12017899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000310401A (ja
Inventor
塚 孝 明 毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP12017899A priority Critical patent/JP3966643B2/ja
Publication of JP2000310401A publication Critical patent/JP2000310401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3966643B2 publication Critical patent/JP3966643B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/02Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler
    • F22B37/26Steam-separating arrangements
    • F22B37/268Steam-separating arrangements specially adapted for steam generators of nuclear power plants

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿り度の高い蒸気から湿分を除去し、さらにその蒸気を加熱するための湿分分離加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、原子力発電プラントにおいては、高圧タービンで仕事を終えた蒸気には12%程度の湿分が含まれている。この蒸気中の湿分を除去すると共に、より高温の過熱蒸気とするために湿分分離加熱器が使用されている。
【0003】
従来の湿分分離加熱器について図6及び図7を参照して説明する。図6に示したように湿分分離加熱器1は、横向き円筒形状の本体容器1a内に湿分分離器2とその上方の加熱器3とを内蔵している。加熱器3は、高圧タービン抽気により加熱する第1段加熱器3aと、原子炉から送られる主蒸気により加熱する第2段加熱器3bとから構成されている。この構造は、本体容器1aの長手方向の中心位置にある仮想の中央面A−Aに関して対称に配置されている。
【0004】
第1段及び第2段加熱器3a、3bは、内部を隔壁5a、5bによって隔離された加熱蒸気ヘッダ4a、4bと、本体容器1aの長手方向に沿って設けられ、加熱蒸気ヘッダ4a、4bに接続されたU字状伝熱管6a、6bとから構成される。また、第1段及び第2段加熱器3a、3bには、器外との連絡のために本体容器1aの鏡板40を貫通する加熱蒸気管7a、7b、ベント管8a、8b、ドレン管9a、9bが接続されている。
【0005】
本体容器1aの内部は、鏡板40側に設置された鏡側仕切板10と、湿分分離加熱器1の中央部に設置された中央側仕切板11と、によって仕切られている。加熱蒸気ヘッダ4a、4bは、鏡側仕切板10と鏡板40との間の空間(以下「ヘッダ空間」と言う。)41に位置しており、また、湿分分離器2及びU字状伝熱管6a、6bの熱交換に寄与する直管部48a、48bは、鏡側仕切板10と中央側仕切板11との間の空間(以下「加熱空間」と言う。)42に位置しており、さらに、U字状伝熱管6a、6bの曲管部(Uベンド部)49a、49bは、一対の中央側仕切板11同士(図6には一方の中央側仕切板のみを示す。)の間の空間(以下「中央空間」と言う。)43に位置している。
【0006】
鏡側仕切板10には第1及び第2の鏡側開口部44a、44bが形成され、中央側仕切板11には第1及び第2の中央側開口部45a、45bが形成され、第1段及び第2段加熱器3a、3bは第1及び第2の鏡側開口部44a、44b及び第1及び第2の中央側開口部45a、45bに挿通されている。
【0007】
加熱器3と鏡側仕切板10との間及び加熱器3と中央側仕切板11との間には間隙が存在し、この間隙によって、高温蒸気による加熱器3の熱膨張を拘束しないようにすると共に、ヘッダ空間41、加熱空間42、及び中央空間43の各空間同士の間の圧力バランスを保つようにしている。なお、本体容器1a内の加熱器3等の内部構造物が熱膨張する際の基点は、加熱蒸気管7a、7b等が固定された本体容器1aの鏡板40の部分である。
【0008】
また、図7に示したように、湿分分離器2は2台が傾斜対向して配置されている。湿分分離器2と第1段及び第2段加熱器3a、3bとに被加熱蒸気を導く通路は、湿分分離加熱器1下部の被加熱蒸気入口12から上部の被加熱蒸気出口13にかけて流路仕切板14、15a、15bを順次配置して形成されている。そして、流路仕切板14と流路仕切板15aとで囲まれた空間が湿分分離器2の下流側と連通し、流路仕切板15aと流路仕切板15bとで囲まれた空間が第1段加熱器3aの下流側と連通している。ドレン流路16は、被加熱蒸気通路から隔離されており、底板17及び天井板18によって形成されている。
【0009】
図6及び図7に示したように、第1段及び第2段加熱器3a、3bを構成するU字状伝熱管6a、6bは、それらの長手方向に沿って一定の間隔で配置された伝熱管支え板19a、19bと被加熱蒸気の流路を形成する管束側板20a、20bとによって支持され、さらに、管束側板20a、20bに固設されたインナーレール21a、21bが、流路仕切板15a、15bに固設されたアウターレール22a、22bによって支持されている。この構造は、高温の加熱蒸気の流入に伴う第1段及び第2段加熱器3a、3bの熱膨張を、アウターレール22a、22b上でのインナーレール21a、21bの摺動により許容するものである。
【0010】
上記構成より成る従来の湿分分離加熱器1においては、鏡側仕切板10と中央側仕切板11とで仕切られた加熱空間42内で、被加熱蒸気入口12から流入する被加熱蒸気を図7中矢印23で示したように導き、湿分分離及び加熱により生成した過熱蒸気を被加熱蒸気出口13から低圧タービンに向けて送り出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の湿分分離加熱器1においては、図7において符号23で示した正常な蒸気の流れの他に、正常な熱交換を損なう漏洩経路(ショートパス)による蒸気の流れが存在する。
【0012】
すなわち、鏡側仕切板10と加熱器3との間隙及び中央仕切板11と加熱器3との間隙を通して、鏡側仕切板10と中央側仕切板11で仕切られた加熱空間42の蒸気が、図6中矢印24で示したようにヘッダ空間41に流れる漏洩経路、及び矢印25で示したように中央空間43に流れる漏洩経路が存在する。また、従来の湿分分離加熱器1では、図6に示したように、加熱空間42から中央空間43に流入した蒸気が被加熱蒸気出口13から直接器外に出ないようにするために、ショートパス防止用囲い板26が設けられている。
【0013】
また、湿分分離加熱器1内では、被加熱蒸気が円筒形本体容器1a下側を低温の飽和蒸気として流れ、円筒形本体容器1a上側を過熱蒸気として流れる。このため、円筒側本体容器1a及びその内部構造物は、上方に向かって高温になる温度勾配が生じ、その結果、本体容器中央部が本体容器両端部に比べて盛り上がる猫背変形を起こす。
【0014】
このような運転状態において、管束側板20a、20bに設けられたインナーレール21a、21bは、流路仕切板15a、15bに設けられたアウターレール22a、22bよりも温度が高くなる傾向にあり、この温度差に起因して両レール中央部付近においては、熱変形量に差ができるために両レールの接触面においてギャップが発生し、図7において符号27で示したような蒸気の漏洩が生じる。
【0015】
前記の如く従来の湿分分離加熱器1においては、蒸気の加熱領域である加熱空間42から、その両側のヘッダ空間41及び中央空間43への被加熱蒸気の漏洩経路(ショートパス)が多数存在し、湿分分離加熱器1の性能低下の要因となっていた。漏洩経路の存在にも係わらず所定の性能を満足させるためには、伝熱管本数を増やす必要があり、これは管束の大型化を引き起こす。管束の大型化は円筒型本体容器1aの胴径の増大をもたらし、湿分分離加熱器1の大型化をもたらしてしまう。
【0016】
そこで、本発明の目的は、本体容器内の加熱空間からの被加熱蒸気の漏洩を防止して高性能化及び小型化を図り得る湿分分離加熱器を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明による湿分分離加熱器は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記鏡側開口部周囲の前記鏡側仕切板から延びる仕切板側ラビリンス板と前記鏡側仕切板に最も近い位置にある前記伝熱管支え板の周縁部から延びる支え板側ラビリンス板とによって、前記加熱器の熱膨張を前記鏡側仕切板にて拘束することなく、前記加熱空間から前記ヘッダ空間への前記鏡側開口部を介した前記被加熱蒸気の漏洩を抑制するラビリンス構造が形成されていることを特徴とする。
【0018】
本発明による湿分分離加熱器は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記鏡側開口部周囲の前記鏡側仕切板と前記鏡側仕切板に最も近い位置にある前記伝熱管支え板の周縁部との間を、伸縮部材を含む封止構造によって気密に連結すると共に、前記加熱空間と前記ヘッダ空間との間の圧力バランスを調整する圧力バランス孔を前記鏡側仕切板に形成し、前記加熱器の熱膨張を前記鏡側仕切板にて拘束することなく、前記加熱空間から前記ヘッダ空間への前記鏡側開口部を介した前記被加熱蒸気の漏洩を防止するようにしたことを特徴とする。
【0019】
また、前記加熱器は上下二段に配置された第1段加熱器及び第2段加熱器から成り、前記鏡側開口部は前記第1段及び第2段加熱器がそれぞれ挿通される第1鏡側開口部及び第2鏡側開口部から成り、前記第1及び第2鏡側開口部のいずれか一方に前記封止構造が設置されると共に、前記第1及び第2鏡側開口部のいずれか他方は前記圧力バランス孔として機能するように構成することもできる。
【0020】
本発明による湿分分離加熱器は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記曲管部の周囲を気密に包囲する曲管部に沿った曲面にて形成された曲管部カバーを前記中央側開口部周囲の前記中央側仕切板に設けて、前記加熱器の熱膨張を前記中央側仕切板にて拘束することなく、前記加熱空間から前記中央空間への前記中央側開口部を介した前記被加熱蒸気の漏洩を防止すると共に、前記中央空間と前記加熱空間との間の圧力バランスを保持するために、前記中央空間と前記加熱空間とを連通する連絡流路を前記中央側仕切板の上部に形成したことを特徴とする。
【0021】
本発明による湿分分離加熱器は、両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記本体容器の底部から流入した前記被加熱蒸気がまず初めに前記湿分分離器に流入し、前記湿分分離器を通過した後に前記加熱器に流入するように前記加熱空間の内部が流路仕切板によって区画されており、前記管束側板に設けられたインナーレールを前記流路仕切板に設けられたアウターレール上に移動可能に載置すると共に、前記インナーレールの熱変形を防止するパッド部材を前記インナーレールに当接したことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態による湿分分離加熱器について図1を参照して説明する。なお、本実施形態による湿分分離加熱器は図6及び図7に示した従来の湿分分離加熱器に構成を一部追加したものであり、以下では、従来の湿分分離加熱器と同一構成要素には同一符号を付すと共に従来の湿分分離加熱器と共通する部分については説明を省略する。
【0023】
図1は、本実施形態による湿分分離加熱器の第1段加熱器3aが鏡側仕切板10の鏡側開口部44aを貫通する部分を示した縦断面図である。なお、第2段加熱器3b(図6参照)においても図1と同様の構成が施されており、作用・効果も同様であるので、以下では、図1に示した第1段加熱器3aを例にとって説明する。
【0024】
図1に示したように本実施形態による湿分分離加熱器においては、鏡側開口部44a周囲の鏡側仕切板10からヘッダ空間41側に向けて仕切板側ラビリンス板28が延設されており、この仕切板側ラビリンス板28は第1段加熱器3aの管束全周にわたって設けられている。また、鏡側仕切板10に最も近い位置にある伝熱管支え板19aの周縁部からヘッダ空間41側に向けて断面コ字状の支え板側ラビリンス板29が延設されており、この支え板側ラビリンス板29は第1段加熱器3aの管束全周にわたって設けられている。
【0025】
そして、仕切板側ラビリンス板28の凸形状と支え板側ラビリンス板29の凹形状とによって、加熱空間42からヘッダ空間41への被加熱蒸気の漏洩を抑制するラビリンス構造46が形成されている。また、仕切板側ラビリンス板28と支え板側ラビリンス板29との配置関係は、第1段加熱器3aが熱膨張したときに両ラビリンス板28、29が接触しないように構成されている。
【0026】
上記構成より成る本実施形態おいては、鏡側仕切板10と伝熱管支え板19aとの間隙30を介して矢印24に示したように流れる被加熱蒸気は、両ラビリンス板28、29によるラビリンス構造46内を通過することになるので、流路抵抗が大きくなり、これにより間隙30を介した加熱空間42からヘッダ空間41への被加熱蒸気の漏洩を抑制することができる。
【0027】
また、両ラビリンス板28、29は第1段加熱器3aが熱膨張したときに接触しないように構成されているので、第1段加熱器3aの熱膨張による変位が許容されると共に、加熱空間42とヘッダ空間41との間の圧力バランスが間隙30を介して保持される。
【0028】
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態による湿分分離加熱器について図2及び図3を参照して説明する。なお、本実施形態は、上述した第1実施形態に対して構成を一部追加したものであり、以下では、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0029】
図2に示したように本実施形態においては、支え板側ラビリンス板29と鏡側仕切板10との間が、伸縮自在の薄板状エキスパンション(伸縮部材)31によって気密に連結されており、この薄板状エキスパンション31及び両ラビリンス板28、29によって封止構造47が構成されている。なお、封止構造47は、第1及び第2の鏡側開口部44a、44b(図6参照)の両方に設置されている。
【0030】
また、加熱空間42とヘッダ空間41との間の圧力バランスを調整するために、図3に示したように鏡側仕切板10の上部に圧力バランス孔32が形成されている。なお、圧力バランス孔32は、第1段加熱器3aの上流側、第1段加熱器3aと第2段加熱器3bとの間、又は湿分分離器2と第1段加熱器3aとの間のいずれの位置に形成することもできる。
【0031】
上記構成より成る本実施形態によれば、封止構造47によって間隙30からの被加熱蒸気の漏洩を完全に阻止することができる。また、第1加熱器3aが熱膨張した場合にはその変位を薄板状エキスパンション31で受けることができるので、第1加熱器3aの熱膨張による変位が拘束されることがない。さらに、鏡側仕切板10に圧力バランス孔32を形成したので、間隙30を薄板状エキスパンション31により完全に密封しても器内の圧力バランスを保持することができる。
【0032】
また、本実施形態においては第1及び第2の鏡側開口部44a、44bの両方に対して封止構造47を設けるようにしたが、一変形例としては、第1及び第2の鏡側開口部44a、44bのいずれか一方にのみ封止構造47を設置し、いずれか他方を圧力バランス孔32として機能させることもできる。この場合には、鏡側仕切板10に圧力バランス孔を別途形成する必要がなくなる。
【0033】
第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態による湿分分離加熱器について図4を参照して説明する。なお、本実施形態は、上述した第1又は第2実施形態に対して構成を一部追加したものであり、以下では、第1又は第2実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0034】
図4に示したように本実施形態においては、曲管部(Uベンド部)49a、49bの周囲が、中央側開口部45a、45b周囲の中央側仕切板11に設けた曲管部カバー(Uベンドカバー)33によって気密に包囲されている。また、中央空間43と加熱空間42とを連通する連絡流路50が中央側仕切板11の上部に形成されており、中央空間43は被加熱蒸気出口13及び加熱空間42の上部領域と連通している。
【0035】
上記構成より成る本実施形態によれば、曲管部カバー33によって中央側開口部45a、45bを気密に封止するようにしたので、第1及び第2加熱器3a、3bの熱膨張を拘束することなく、加熱空間42から中央空間41への中央側開口部45a、45bを介した被加熱蒸気の漏洩を防止できると共に、従来必要であったショートパス防止用囲い板26(図6参照)が不要となる。
【0036】
また、中央空間43と加熱空間42とを連通する連絡流路50が中央側仕切板11の上部に形成されているので、中央空間43と加熱空間42との間の圧力バランスを保持することができる。
【0037】
第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態による湿分分離加熱器について図5を参照して説明する。なお、本実施形態は、上述した第1乃至第3実施形態に対して構成を一部追加したものであり、以下では、第1乃至第3実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0038】
図5に示したように本実施形態においては、複数のU字状伝熱管6a、6bは、それらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板19a、19bとU字状伝熱管6a、6bの長手方向に沿って延設された管束側板20a、20bとによって支持されている。また、本体容器1aの底部から流入した被加熱蒸気がまず初めに湿分分離器2に流入し、この湿分分離器2を通過した後に第1段加熱器3aに流入し、しかる後に第2段加熱器3bに流入するように、加熱空間42の内部が流路仕切板14、15a、15bによって区画されている。
【0039】
さらに、管束側板20a、20bにはインナーレール21a、21bが固設され、一方、流路仕切板15a、15bにはアウターレール22a、22bが固設されている。インナーレール21a、21bはアウターレール22a、22b上に摺動可能に載置されている。これにより、第1段及び第2段加熱器3a、3b及びインナーレール21a、21bの熱膨張による変位が、アウターレール22a、22b上でのインナーレール21a、21bの摺動動作によって許容される。
【0040】
そして、本実施形態においてはさらに、インナーレール21a、21bの熱変形を防止するためのパッド部材34a、34bが、インナーレール21a、21bの上方から複数箇所にて当接されている。パッド部材34a、34bは、流路仕切板15a、15bに固設されたパッド支持片35a、35bによって支持されている。
【0041】
上記構成より成る本実施形態においては、インナーレール21a、21bの熱変形量がアウターレール22a、22bの熱変形量よりも大きいことに起因して生じるレール中央部での両レール間のギャップは、パッド部材34a、34bによりインナーレール21a、21bの変形(撓み)が拘束されるために生じなくなる。これにより、インナーレール21a、21bとアウターレール22a、22bとの間に生じたギャップからの被加熱蒸気の漏洩を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による湿分分離加熱器によれば、鏡側開口部を介して流れる被加熱蒸気は、仕切板側ラビリンス板及び支え板側ラビリンス板によるラビリンス構造内を通過することになるので、流路抵抗が大きくなり、これにより加熱空間からヘッダ空間への被加熱蒸気の漏洩を抑制することができる。
【0043】
本発明による湿分分離加熱器によれば、伸縮部材を含む封止構造によって、鏡側開口部を介した被加熱蒸気の漏洩を完全に阻止することができると共に、加熱器が熱膨張した場合にはその変位を伸縮部材で受けることができるので、加熱器の熱膨張による変位が拘束されることがない。
【0044】
本発明による湿分分離加熱器によれば、曲管部カバーによって中央側開口部を気密に封止したので、加熱空間から中央空間への中央側開口部を介した被加熱蒸気の漏洩を防止できると共に、従来必要であったショートパス防止用囲い板が不要となる。
【0045】
本発明による湿分分離加熱器によれば、インナーレールの熱変形量がアウターレールの熱変形量よりも大きいことに起因して生じるレール中央部での両レール間のギャップは、パッド部材によりインナーレールの変形が拘束されるために生じなくなり、これにより、インナーレールとアウターレールとの間に生じたギャップからの被加熱蒸気の漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による湿分分離加熱器の要部を示した軸方向断面図。
【図2】本発明の第2実施形態による湿分分離加熱器の要部を示した軸方向断面図。
【図3】本発明の第2実施形態による湿分分離加熱器の圧力バランス孔の位置を示した縦断面図。
【図4】本発明の第3実施形態による湿分分離加熱器の要部を示した軸方向断面図。
【図5】本発明の第4実施形態による湿分分離加熱器の要部を示した縦断面図。
【図6】従来の湿分分離加熱器の概略構成を示した軸方向断面図。
【図7】図6に示した従来の湿分分離加熱器の縦断面図。
【符号の説明】
1a 本体容器
2 湿分分離器
3、3a、3b 加熱器
4a、4b 加熱器ヘッダ
6a、6b U字状伝熱管
10 鏡側仕切板
11 中央側仕切板
14、15a、15b 流路仕切板
19a、19b 伝熱管支え板
20a、20b 管束側板
21a、21b インナーレール
22a、22b アウターレール
28 仕切板側ラビリンス板
29 支え板側ラビリンス板
31 薄板状エキスパンション(伸縮部材)
32 圧力バランス孔
33 曲管部カバー(Uベンドカバー)
34a、34b パッド部材
35a、35b パッド支持片
40 鏡板
41 ヘッダ空間
42 加熱空間
43 中央空間
44a、44b 鏡側開口部
45a、45b 中央側開口部
46 ラビリンス構造
47 封止構造
48a、48b 直管部
49a、49b 曲管部(Uベンド部)
50 連絡流路

Claims (4)

  1. 両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記鏡側開口部周囲の前記鏡側仕切板から延びる仕切板側ラビリンス板と前記鏡側仕切板に最も近い位置にある前記伝熱管支え板の周縁部から延びる支え板側ラビリンス板とによって、前記加熱器の熱膨張を前記鏡側仕切板にて拘束することなく、前記加熱空間から前記ヘッダ空間への前記鏡側開口部を介した前記被加熱蒸気の漏洩を抑制するラビリンス構造が形成されていることを特徴とする湿分分離加熱器。
  2. 両端が鏡板により封止された横向き円筒形状の本体容器と、前記本体容器内の中央部に配置された一対の中央側仕切板と、前記本体容器内の前記各鏡板の側に配置された一対の鏡側仕切板と、前記中央側仕切板と前記鏡側仕切板との間の加熱空間の底部に配置され、前記本体容器の底部から流入した被加熱蒸気の湿分を分離する湿分分離器と、前記湿分分離器の上方に配置された加熱器と、を備え、前記加熱器は、前記鏡側仕切板と前記鏡板との間のヘッダ空間に配置された加熱器ヘッダと、前記加熱器ヘッダに接続された複数のU字状伝熱管と、を有し、前記U字状伝熱管は、前記加熱空間に位置して前記湿分分離器を通過した前記被加熱蒸気の加熱に寄与する直管部と、一対の前記中央仕切板の間の中央空間に位置する曲管部と、から成り、前記鏡側仕切板には前記加熱器を挿通するための鏡側開口部が形成されており、前記中央側仕切板には前記加熱器を挿通するための中央側開口部が形成されており、複数の前記U字状伝熱管はそれらの長手方向に沿って適当間隔にて配設された複数の伝熱管支え板と前記U字状伝熱管の長手方向に沿って延設された管束側板とによって支持されており、前記鏡側開口部周囲の前記鏡側仕切板と前記鏡側仕切板に最も近い位置にある前記伝熱管支え板の周縁部との間を、伸縮部材を含む封止構造によって気密に連結すると共に、前記加熱空間と前記ヘッダ空間との間の圧力バランスを調整する圧力バランス孔を前記鏡側仕切板に形成し、前記加熱器の熱膨張を前記鏡側仕切板にて拘束することなく、前記加熱空間から前記ヘッダ空間への前記鏡側開口部を介した前記被加熱蒸気の漏洩を防止するようにしたことを特徴とする湿分分離加熱器。
  3. 前記加熱器は上下二段に配置された第1段加熱器及び第2段加熱器から成り、前記鏡側開口部は前記第1段及び第2段加熱器がそれぞれ挿通される第1鏡側開口部及び第2鏡側開口部から成り、前記第1及び第2鏡側開口部のいずれか一方に前記封止構造が設置されると共に、前記第1及び第2鏡側開口部のいずれか他方は前記圧力バランス孔として機能することを特徴とする請求項2記載の湿分分離加熱器。
  4. 前記本体容器の底部から流入した前記被加熱蒸気がまず初めに前記湿分分離器に流入し、前記湿分分離器を通過した後に前記加熱器に流入するように前記加熱空間の内部が流路仕切板によって区画されており、前記管束側板に設けられたインナーレールを前記流路仕切板に設けられたアウターレール上に移動可能に載置すると共に、前記インナーレールの熱変形を防止するパッド部材を前記インナーレールに当接したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の湿分分離加熱器。
JP12017899A 1999-04-27 1999-04-27 湿分分離加熱器 Expired - Lifetime JP3966643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12017899A JP3966643B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 湿分分離加熱器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12017899A JP3966643B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 湿分分離加熱器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000310401A JP2000310401A (ja) 2000-11-07
JP3966643B2 true JP3966643B2 (ja) 2007-08-29

Family

ID=14779859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12017899A Expired - Lifetime JP3966643B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 湿分分離加熱器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3966643B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101495805B (zh) 2006-08-28 2011-09-07 三菱重工业株式会社 水分分离器
JP5248357B2 (ja) * 2009-02-03 2013-07-31 株式会社東芝 湿分分離加熱器
JP6386243B2 (ja) * 2014-03-27 2018-09-05 三菱日立パワーシステムズ株式会社 湿分分離加熱器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000310401A (ja) 2000-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02242088A (ja) 蒸気復水器
EP2649396B1 (en) Heat exchanger
US10415888B2 (en) Heat exchanger for exchanging heat between two fluids, use of the exchanger with liquid metal and gas, application to a fast neutron nuclear reactor cooled with liquid metal
US4245588A (en) Vapor generating system having a division wall penetrating a furnace boundary wall formed in part by angularly extending fluid flow tubes
JP3966643B2 (ja) 湿分分離加熱器
KR101255926B1 (ko) 습기 분리 가열기
US3885621A (en) Vent condenser for a feedwater heater
US4537157A (en) Vertical, collector-type high-pressure feed water preheater, with a desuperheater casing
JPH04124501A (ja) 排熱回収ボイラ
JP2007205170A (ja) 湿分分離加熱器
JP2002081612A (ja) 給水加熱器
US4386583A (en) Moisture separator reheater apparatus
JPH0344964Y2 (ja)
JP2021076315A (ja) 多管式復水器
JP2012063119A (ja) 湿分分離加熱器
JPS6284207A (ja) 湿分分離再熱装置
JP2989425B2 (ja) 伝熱管の支持装置
JPH04252812A (ja) 湿分分離加熱器
JPS63116005A (ja) 湿分分離再熱器
JPH0718532B2 (ja) 湿分分離再熱器
JPS61282708A (ja) 湿分分離再熱器
JP2653611B2 (ja) 湿分分離加熱装置
JP3805895B2 (ja) 4パス型多管式貫流ボイラ
JP3171511B2 (ja) 湿分分離加熱器
JPH05312994A (ja) 湿分分離加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070529

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term