JP2010180904A - 変速ショック低減方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクコンバータを有する自動変速機のロックアップ域を拡げる。
【解決手段】(a)で示す動作状態で変化するとき、ドライブシャフトには、ギア切換えが終了すると(t3)、トルコンによって、(c)で示すように、シリンダー発生レベルT0を超える所定レベルT1のトルクが伝達される。これのトルクが、時刻t4のロックアップ完了タイミングで放出され、駆動系に加振トルクが与えられるところ、(e)で示すような逆相トルクを発生することで、変速ショックを低減する。さらに、その逆相トルクは、駆動系の固有振動数によって、その発生タイミングを変化する。たとえば、4速の場合は振動周期がW4で時刻t5、3速の場合は長い振動周期W3の時刻t5’とする。これによって、振動のピークに逆相トルクを合わせることができ、前記ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、トルクコンバータを有する自動変速機において、変速ショック、特にロックアップ時のショックを低減するための方法および装置に関する。
前記のような自動変速機の変速時におけるショックを低減するための技術は従来から種々提案されている。それはショックとは反対の逆相トルクを逆相トルク発生手段で発生させるというものである。前記逆相トルクは、前記エンジンの燃料カットや点火進角を小さくする制御などで発生させることができ、その場合、前記逆相トルク発生手段としては、たとえば燃料噴射制御装置、点火時期制御装置、トラクション制御装置などで実現することができる。
たとえば、特許文献1には、CVTで減速フューエルカットから燃料噴射を再開する際に、変速比毎の噴射パターン(気筒毎に燃料噴射、非噴射を設定)で噴射制御を行うことで、車両の前後振動に対する逆相トルクを発生させ、前記前後振動を抑制するようにしたエンジンの燃料供給制御装置が提案されている。
特開平8−254139号公報
一方、前記トルクコンバータを有する自動変速機においては、従来は、変速時に車両サージング(車体前後振動)の発生し易い高負荷領域では、ロックアップ(ロックアップクラッチを直結状態にする)せず、前記トルクコンバータを介在した状態とすることで、前記車両サージングを抑えている。しかしながら、燃費の改善、すなわち前記トルクコンバータによるトルクロスを抑え、さらに走行性能の向上、すなわち前記トルクコンバータによる応答遅れを短くするために、ロックアップ域を拡げようとすると、ロックアップ時のショックが問題となる。
本発明の目的は、ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる変速ショック低減方法および装置を提供することである。
本発明の変速ショック低減方法は、トルクコンバータを有する自動変速機の変速時に逆相トルクを発生させて前記変速によって生じるショックを低減するための方法であって、前記逆相トルクを、変速後の変速段における駆動系の固有振動数に応じて設定することを特徴とする。
上記の構成によれば、エンジンなどの動力源からの出力を自動変速機を介して車輪などの出力端に与えるようにした駆動系において、前記自動変速機がトルクコンバータを有する場合、変速動作(ギア切換え)が終了して前記トルクコンバータがロックアップクラッチを締結する際に生じるショックを、前記エンジンなどで発生させた逆相トルクによって低減するにあたって、前記逆相トルクを、変速(ギア)段によって異なる前記駆動系の固有振動数に応じて設定する。
したがって、たとえばエンジンの燃料カットや点火進角の縮小などで前記逆相トルクを発生させるにあたって、固有振動の周期から、振動のピークに逆相トルクの発生タイミングを合わせることができ、前記ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる。これによって、自動変速機のロックアップ域を拡げ、車両における燃費や走行性能を向上することができる。
また、本発明の変速ショック低減方法は、さらに前記変速後の変速段ならびにトルクコンバータのスリップ中の入力または出力回転数の変化に応じて前記逆相トルクの大きさを補正することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記逆相トルクを、一概に決定するのではなく、さらに変速後の変速(ギア)段ならびにトルクコンバータのロックアップに至るまでのスリップ中の入力回転数、すなわち好ましくはエンジン回転数の変化または出力回転数の変化に応じて決定する。
したがって、前記逆相トルクのタイミングに加えて、大きさも適切に設定することができる。
さらにまた、本発明の変速ショック低減方法は、前記トルクコンバータの入力または出力回転数の変化は、ロックアップ動作開始時点から予め定める時間が経過した時点から、前記ロックアップ動作の終了よりも予め定める時間だけ以前の時点までの期間に亘る変化であることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記トルクコンバータの入力または出力回転数の変化を測定するための期間として、ロックアップ動作開始から所定時間およびロックアップ動作終了より所定時間だけ前の期間を除いて測定する。
したがって、変動の激しい期間を除外して、前記回転数の変化を正確に測定し、逆相トルクの大きさをより正確に決定することができる。
また、本発明の変速ショック低減方法は、前記ロックアップ動作開始時点からロックアップ動作終了時点までの期間を計測し、その計測結果に応じて前記予め定める時間を変更または補正することを特徴とする。
上記の構成によれば、ロックアップ動作の所要時間は、毎回同じとは限らず、経年、温度或いはバッテリ電圧などによって変化する。このため、その所要時間を計測し、その計測結果に応じて、前記予め定める時間を変更または補正することで、前記トルクコンバータの入出力回転数の変化を測定するための期間をより適切に設定することができる。
さらにまた、本発明の変速ショック低減装置は、トルクコンバータを有する自動変速機の変速時に、逆相トルク発生手段で逆相トルクを発生させて前記変速によって生じるショックを低減させるための装置であって、前記逆相トルクを発生させるべき変速段に対応して予め設定され、その変速段における駆動系の固有振動数に応じた逆相トルクを記憶している記憶手段と、前記自動変速機が切換わるべき変速段を検出する変速位置検出手段と、前記自動変速機の変速動作終了を検出するタイミング検出手段と、前記変速位置検出手段で検出されている変速段に対応した前記逆相トルクを前記記憶手段から読出し、前記タイミング検出手段で検出されたタイミングから、前記逆相トルク発生手段に逆相トルクを発生させる制御手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、エンジンなどの動力源からの出力を自動変速機を介して車輪などの出力端に与えるようにした駆動系において、前記自動変速機がトルクコンバータを有する場合、変速動作(ギア切換え)が終了して前記トルクコンバータがロックアップクラッチを締結する際に生じるショックを、逆相トルク発生手段で発生した逆相トルクによって低減するにあたって、前記逆相トルクを発生させるべき変速段毎に異なる前記駆動系の固有振動数に応じて、適切な、少なくともタイミングおよび好ましくはそれに加えて大きさの逆相トルクの波形を予め作成して記憶手段に記憶させておく一方、変速位置検出手段で前記自動変速機が切換わるべき変速段、すなわち変速後の変速段を前記自動変速機の制御手段などから取得しておき、前記逆相トルク発生手段を制御する制御手段は、前記変速位置検出手段で検出されている変速段に対応した前記逆相トルクを前記記憶手段から読出し、タイミング検出手段で前記自動変速機の変速動作終了が検出されると、前記逆相トルク発生手段に逆相トルクを発生させる。前記逆相トルクは、前記エンジンの燃料カットや点火進角を小さくする制御などで発生させることができ、前記逆相トルク発生手段としては、たとえば燃料噴射制御装置、点火時期制御装置、トラクション制御装置などで実現することができる。
したがって、前記逆相トルクを発生させるにあたって、固有振動の周期から、振動のピークに逆相トルクの少なくとも発生タイミングを合わせることができ、前記ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる。これによって、自動変速機のロックアップ域を拡げ、車両における燃費や走行性能を向上することができる。
また、本発明の変速ショック低減装置は、前記トルクコンバータの入出力回転数を検出する回転数検出手段を備え、前記制御手段は、前記変速位置検出手段で検出されている変速段ならびに回転数検出手段で検出されている前記トルクコンバータのスリップ中の入力または出力回転数の変化に応じて前記逆相トルクの大きさを補正することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記逆相トルクを、一概に決定するのではなく、さらに変速後の変速(ギア)段ならびにトルクコンバータのロックアップに至るまでのスリップ中の入力回転数、すなわち好ましくはエンジン回転数の変化、または出力回転数の変化に応じて決定する。
したがって、前記逆相トルクの大きさを、適切に設定することができる。
本発明の変速ショック低減方法および装置は、以上のように、トルクコンバータを有する自動変速機が変速動作(ギア切換え)を終了して前記トルクコンバータがロックアップクラッチを締結する際に生じるショックをエンジンなどで発生させた逆相トルクによって低減するにあたって、前記逆相トルクを、変速(ギア)段によって異なる駆動系の固有振動数に応じて設定する。
それゆえ、振動のピークに逆相トルクの発生タイミングを合わせることができ、前記ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる。これによって、自動変速機のロックアップ域を拡げ、車両における燃費や走行性能を向上することができる。
本発明の実施の一形態に係る自動車のパワートレーンを概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の一形態に係る変速ショック低減動作を説明するための波形図である。 パワートレーンコントロールモジュールにおいて、上述のような変速ショックの低減動作を実現する部分の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係るパワートレーンコントロールモジュールにおいて、変速ショックの低減を実現する部分の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係る変速ショック低減動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の他の形態に係る変速ショック低減動作を説明するためのフローチャートである。 ロックアップタイミングのばらつきによる変速ショック成分(トルク)の大きさおよびタイミングのばらつきを説明するための波形図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係る自動車のパワートレーン(駆動系)を概略的に示すブロック図である。なお、簡略化のために、ブレーキに関する部分は省略している。このパワートレーンでは、動力源であるエンジン1からの出力を、自動変速機2からドライブシャフト3を介して出力端である車輪4に伝達するようになっている。このパワートレーンは、パワートレーンコントロールモジュール(以下、PCM)11によって制御される。PCM11は、マイクロコンピュータに、入出力装置や記憶装置などの周辺装置を備えて構成される。この図1の例では、パワートレーン全体がPCM11で制御されているけれども、エンジン1、自動変速機2およびABS(アンチロックブレーキシステム)などが、個別の制御装置によって制御されていてもよい。
スロットル開度センサで検出されたエンジン1のスロットル弁の角度θおよび回転センサで検出された該エンジン1の回転数neは、前記PCM11に入力され、このPCM11は、それらの検出結果および冷却水温度や吸入空気温度などの他のセンサの検出結果に応答して、エンジン1の各気筒に対する燃料噴射量およびタイミングを決定し、燃料噴射弁に噴射信号fを与えるとともに、点火タイミングを決定し、点火信号sを与える。なお、上記回転数neは、正確には単位時間当りの回転数、すなわち回転速度であるが、本件明細書中では、単に回転数として記す。
一方、自動変速機2は、エンジン1の出力トルクTeが伝達されるトルクコンバータ21と、その入出力を直結するロックアップクラッチ22と、トルクコンバータ21およびロックアップクラッチ22からの出力トルクTtが伝達されるトランスミッション23とを備えて構成される。トランスミッション23は、複数の変速ギアを切換えることで、トルクコンバータ21およびロックアップクラッチ22からの出力回転を減速または増速して前記ドライブシャフト3に伝達するもので、その動力の伝達を断接するワンウェイクラッチや、バンドブレーキの機構なども備えている。前記PCM11は、前記スロットル弁の角度θおよび車速センサで検出された車速vなどに基づいて前記トランスミッション23のギア段の切換えを行うとともに、回転センサで検出されたトルクコンバータ21の入力回転数、すなわち前記エンジン1の回転数neおよびトルクコンバータ21の出力(タービン)回転数ntに応答して、制御信号L/Uでロックアップクラッチ22の断接を制御する。
上述のように構成されるパワートレーンにおいて、注目すべきは、変速ショック低減装置であるPCM11は、トルクコンバータ21を有する自動変速機2の変速時に逆相トルクを発生させて前記変速によって生じるショックを低減するにあたって、前記逆相トルクを、変速後の変速段における駆動系の固有振動数に応じて設定することである。具体的には、前記PCM11は、トランスミッション23からドライブシャフト3や図示しないディファレンシャルギアおよび車輪4などの固有振動数に応じて、予め定めるパルス状の逆相トルクを、タイミングを制御して出力する。前記ショックは、主にロックアップクラッチ22の締結時に発生し、たとえば3速以上でロックアップするものとすると、前記固有振動数は、たとえば3速で5Hz、4速で6Hz、5速で7Hzと、トランスミッション23の出力段のギアが小径化する程、高くなっている。
そして、前記逆相トルクの例としては、エンジン1の発生トルクTeを減少させる方向のトルクの例として、エンジン1の燃料制御(前記噴射信号fの制御)や点火進角の縮小(前記点火信号sの制御)或いはオルターネータなどの応答の速い補機5のON/OFF(ON/OFF信号)などで実現することができ、逆相トルク発生手段としては、前記PCM11や、個別の燃料噴射制御装置、点火時期制御装置、トラクション制御装置などで実現することができる。
図2は、前記逆相トルクによるショック低減(制振)動作を説明するための波形図であり、シフトアップにより、車速vが大きく変化しない例を示している。図2(a)は、前記自動変速機2の動作状態を示し、3速から4速へのシフトアップ動作を示している。そのシフトアップには、3速でロックアップ状態にあるロックアップクラッチ22を時刻t1〜t2間に切断し、次の時刻t2〜t3間でトランスミッション23を4速に切換え、時刻t3〜t4間でロックアップクラッチ22の締結動作を行い、終了となる。
図2(b)は、このときのエンジン回転数neおよびトルクコンバータ21のタービン(出力)回転数ntを示し、この図2(b)の例は、緩い下り坂から上り坂の例を示し、急な下り坂の場合は、前記回転数ne,ntの関係が入れ替わることもある。また、図2(c)は、トルクコンバータ21およびロックアップクラッチ22からの出力トルクTt(ドライブシャフト3の回転トルクTdsに比例)を示し、図2(d)は、エンジン1の出力トルクTeの内の慣性トルク成分(すなわち、回転数の変化率dne/dtおよび−dnt/dtに比例)を示し(ただし極性反転させている)、図2(e)は前記逆相トルクを示す。
時刻t1でロックアップクラッチ22が切断されると、ドライバビリティから吹け上がらないようTeを低下させ、エンジン回転数neは、凡そ図のように制御される。一方、ロックアップ解除により車両を駆動するTtが変化し、この時の車速vの変化とともに、トルクコンバータ21のタービン回転数ntが変化する(この場合は低下)。
そして、時刻t2〜t3間でトランスミッション23が切換えられると、車速vが大きく変わらないまま、ギアが高くなるので、タービン回転数ntは大きく落ち込む。その後、時刻t3で切換えが終了し、これに合わせて、再び、車両走行を維持させるためのTt=T0(シリンダー発生レベル)となるように、Teを制御する。続く、時刻t3〜t4間のロックアップクラッチ22の締結動作中、すなわちスリップ中のneとntが一致する間は、neはエンジンの回転慣性に逆らってntに近付いてゆくため、Te−慣性トルクを発生する。よってTdsには、T0にTe−慣性トルク分を加えた、T1が加わる。
これに対して、時刻t4でロックアップクラッチ22が完全に締結すると、Te−慣性トルクの発生分が無くなり、出力トルクTtは前記シリンダー発生レベルT0に急激に減少する。これらのトルク変動分が、ドライブシャフト3などを加振させるトルクとなり、図2(a)において実線で示すように、回転数ne,ntが脈動することになる。これに対して、図2(e)で示すような前記逆相トルクを発生することで、図2(a)において1点鎖線で示すように、前記回転数ne,ntの脈動を抑え、変速ショックを低減することができる。
本実施の形態では、前記逆相トルクは、燃料制御で発生させるものとする。したがって、前記時刻t4でトルクTtが減少していることから、その時刻t4から、前記回転数ne,ntの脈動の周期Wの1/4だけずれた、すなわち回転加速度が最大値となる時刻t5から、前記逆相トルクを発生させるものとする。
ここで注目すべきは、前記回転数ne,ntの脈動の周期Wは、前述のように駆動系の固有振動数によって異なり、この図2の例では前述のように4速であるので、W4=1/6secである。これに対して、たとえば固有振動数が5Hzの3速になると、図2(e)において破線で示すように、周期はW3に長くなる。したがって、前記逆相トルクも、図2(e)において、破線で示すように、前記時刻t5から遅れたt5’のタイミングから発生される。
なお、ロックアップクラッチ22の締結が完了したか否かは、前記回転数ne,ntの差Δnが所定回転数、たとえば2rpm以下となったか否かなどから判定することができる。また、逆相トルクを燃料カット制御で発生する場合には、混合気が燃料噴射弁からシリンダーまでの吸気管を通過する時間だけ応答遅れを生じ、また実際に燃料をカットしても、管壁での付着分によっても応答遅れを生じたりする。このように逆相トルク発生手段であるアクチュエータの実際の駆動から逆相トルクの発生までに時間を要して、ロックアップ完了の時刻t4からでは制御が間に合わない場合、図2(e)において仮想線で示すように、半周期ずれた(3W/4)時刻t6からのタイミングで、極性(正負)を反転した逆相トルクを発生するようにすればよい(燃料噴射量の増大、進角量の増大)。また、逆相トルクの発生開始タイミング(或いは逆相トルクの中心位置)も、前述の時刻t4を基準として、期間W/4または3W/4に、応答遅れの補正時間を加算した後の時点とするようにしてもよい。さらにまた、必要な逆相トルクに対して、前記逆相トルク発生手段で発生できる逆相トルクが小さい場合には、複数の周期に分散して逆相トルクを発生するようにしてもよい。
ところで、時刻t3〜t4間のスリップ期間Wslipが、駆動系の固有振動数の周期程度以下に短い場合は、逆相トルクの発生タイミングを、その時刻t3〜t4間のおおよそ中間位置とし、逆相トルクの極性(正負)を入替えて対応することができる。
図3は、前記PCM11において、上述のような変速ショックの低減を実現する部分の機能的構成を示すブロック図である。制御部12には、自動変速機2内の変速位置検出部で検出されている変速段の位置情報に、ロックアップクラッチ22のロックアップ動作の開始を表すフラグが入力される。また、前記エンジン1からは、回転センサで検出されたトルクコンバータ21の入力回転数、すなわち前記エンジン1の回転数neおよびトルクコンバータ21の出力(タービン)回転数ntが入力され、タイミング検出部13にてロックアップ完了が判定されて制御部12へ入力される。
一方、記憶部14には、予め実験などで求められ、ロックアップすべき変速段、図3では3,4,5速のそれぞれに対して、固有振動周期W3,W4,W5のそれぞれに対応するトルクT3,T4,T5を発生させるための噴射信号fのパターン(パルス状)や、点火信号sのパターン(パルス状)およびトルク発生タイミングまでの遅延時間τ3,τ4,τ5(前記W/4に相当)が記憶されている。なお、実際には、固有振動周期W3,W4,W5にトルクT3,T4,T5の値は記憶されていなくてもよく、実際に制御に用いるパラメータである噴射信号fや点火信号sのパターンに、トルク発生タイミングまでの遅延時間τ3,τ4,τ5(前記W/4に相当)が記憶されていればよい。これらのパラメータは、予め実験などで求められる。
そして、制御部12は、タイミング検出部13で、|ne−nt|=Δn≦2rpmから、ロックアップ完了が検出されると、自動変速機2からの変速段の情報に対応した制御パラメータを記憶部14から読出し、燃料噴射制御部や点火制御部などで実現される逆相トルク発生部15に与え、所望の逆相トルクを発生させる。
このように構成することで、自動変速機2のロックアップクラッチ22を締結する際に生じるショックをエンジン1などで発生させた逆相トルクによって低減するにあたって、前記逆相トルクを、変速(ギア)段によって異なる駆動系の固有振動数に応じた適切な大きさおよびタイミングに設定することができ、振動のピークに逆相トルクを一致させ、前記ロックアップによる変速ショックを適切に低減することができる。これによって、自動変速機2のロックアップ域を拡げ、車両における燃費や走行性能を向上することができる。
図4は、本発明の実施の他の形態に係るPCM11aにおいて、変速ショックの低減を実現する部分の機能的構成を示すブロック図である。この図4の構成は、前述の図3の構成に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態では、前記逆相トルクの大きさが、予想されるトルク変動の大きさに応じて変化されることである。
図5は、本発明の実施の他の形態に係る変速ショック低減(制振)動作を説明するための波形図である。この図5も、前述の図2に類似し、図5(a)〜(e)の各パラメータは、図2(a)〜(e)にそれぞれ対応している。先ず注目すべきは、前述のように逆相トルクの大きさが変速(ギア)段によって一概に決定されるのではなく、その変速(ギア)段に、スリップ期間Wslipにおけるエンジン1の回転数neまたはトルクコンバータ21の出力(タービン)回転数ntの変化率(傾き)dne/dt,dnt/dtから決定されることである。したがって、或る変速(ギア)段での逆相トルクTは、
T=C*dne/dt
である。ただし、Cは、エンジンに関する定数で、計算や実験によって求められる。
図5の場合、時刻t3〜t4間のエンジン1の回転数変化率dne/dtは、凡そロックアップ後の加速トルクに逆比例し、タービン回転数変化率dnt/dtはロックアップ後の加速トルクに比例する。時刻t4でロックアップクラッチ22が完全に締結して、dne/dtが0となり、この時、余剰となったTe−慣性トルクが駆動系を加振する。以下、エンジン1の回転数変化率dne/dtを例にするが、タービン回転数変化率dnt/dtでも、得られる逆相トルクの極性が異なるだけである。そして、得られた逆相トルクTは、前述の実施の形態ではパルスで与えられたのに対して、本実施の形態では、図5(e)で示すようにサイン波で与えられ、その付与期間はW/2周期とする。なお、付与期間を長くして、逆相トルクTを分散してもよい。
また注目すべきは、前記回転数変化率(傾き)dne/dtが求められるのは、ロックアップ動作開始時点(時刻t3)から予め定める時間W11が経過した時点(時刻t11)から、前記ロックアップ動作の終了(時刻t4)よりも予め定める時間W12だけ以前の時点(時刻t12)までの期間W13であることである。すなわち、ロックアップ動作開始(時刻t3)から所定時間W11およびロックアップ動作終了(時刻t4)より所定時間W12だけ前の期間を除いて、確実にスリップして伝達している期間W13だけ測定を行う。
このため本実施の形態のPCM11aでは、制御部12aには自動変速機2からロックアップ動作の開始タイミングを表すフラグが与えられており、このタイミングで前記時刻t3を規定する。一方、エンジン1の回転数neは、割込み処理などで適宜検出されて制御部12aに取込まれており、制御部12aは、前記時間W11が経過した時点(時刻t11)での回転数を回転数ne11として設定する。同様に、さらに前記時間W13が経過した時点(時刻t12)での回転数を回転数ne12として設定する。そして、これらの回転数のデータから、下記のようにして前記回転数変化率(傾き)dne/dtが求められる。
dne/dt=−(ne12−ne11)/(t12−t11)
したがって、逆相トルクTは、
T=C*dne/dt=−C*(ne12−ne11)/(t12−t11)
から求められる。
こうして、変動の激しい期間W11,W12を除外して、前記回転数neの変化率dne/dtを正確に測定し、逆相トルクTの大きさをより正確に決定することができる。
さらにまた注目すべきは、制御部12aは、前記ロックアップ動作開始時点(時刻t3)からロックアップ動作終了時点(時刻t4)までの前記スリップ期間Wslipを計測し、その計測結果に応じて前記予め定める時間W13を変更または補正することである。このため、制御部12aは、前記自動変速機2からのロックアップ動作の開始タイミングを表すフラグに応答して前記スリップ期間Wslipの計測を開始し、タイミング検出部13からロックアップ完了を表す出力が入力された時点で計測を終了し、計測結果を前記スリップ期間Wslipとして記憶部14aに記憶する。そして、次回の同じ変速(ギア)段への変速動作時に、このスリップ期間Wslipを読出し、前記期間W12を減算した時点を回転数変化率(傾き)dne/dtの測定終了時点(時刻t12)に設定する。
これは、ロックアップ動作の所要時間は、毎回同じとは限らず、経年、温度或いはバッテリ電圧などによって変化することに対応したものであり、その所要時間Wslipを計測し、計測結果に応じて、前記期間W13を変更または補正することで、該期間W13をより適切に設定することができる。
前記スリップ期間Wslipのデータは、次回に上述のようにそのまま用いられてもよく、所定数のサンプルでの平均値が用いられてもよい。このスリップ期間Wslipは、変速(ギア)段毎に、変速動作の度に学習され、図4で示すように前記記憶部14aに記憶される。本実施の形態では、前記記憶部14aにはまた、前記変速(ギア)段毎に、固定値のトルク変換係数Cや遅延時間τおよび所定期間W11,W13が記憶される。
図6は、上述のような本発明の実施の他の形態に係る変速ショック低減(制振)動作を説明するためのフローチャートである。ステップS1では、制御部12aは、自動変速機2からのロックアップ動作の開始タイミングを表すフラグが入力されているか否かを所定の周期Δtでモニタし、入力されるとステップS2に移り、前記自動変速機2から変速(ギア)段の情報を受信する。
ステップS3では、制御部12aは、記憶部14aのメモリマップから、前記変速(ギア)段に対応した変換係数C、および所定期間Wslip,W11,W13を取込む。前記ロックアップ完了の判定閾値Δnを変速(ギア)段に応じて変更する場合には、このステップS3で合わせて取込むようにすればよい。これによって、ステップS4では、現在の時刻tをロックアップ制御の開始時刻t3に設定(校正)するとともに、その時刻t3から前記所定期間Wslip,W11,W13後の時刻をそれぞれt4,t11,t12に設定する。
ステップS5では、前記所定の周期Δt毎に、現在の時刻tが前記回転数ne11のサンプルタイミング(t11)となったか否かを判断して待機し、サンプルタイミング(t11)となった時点でステップS6に移って、現在の時刻tをサンプルタイミング(t11)に設定(校正)するとともに、回転数センサで検出されている現在の回転数ne(t)が前記回転数ne11に設定される。その後、同様にステップS7では、前記所定の周期Δt毎に回転数ne12のサンプルタイミング(t12)の判定が行われ、サンプルタイミング(t12)となった時点でステップS8に移って、現在の時刻tをサンプルタイミング(t12)に設定(校正)するとともに、現在の回転数ne(t)が前記回転数ne12に設定される。
こうして、回転数ne11,ne12が求められると、ステップS9で、前記所定の周期Δt毎に、|ne−nt|=Δn≦2rpmのロックアップ完了判定が行われ、完了と判定されると、現在の時刻tをロックアップ完了時刻t4に設定するとともに、スリップ期間Wslipが、Wslip=t4−t3から求められ、前記記憶部14aに記憶される。
その後、ステップS11において、前記回転数ne11,ne12から前記式に従って逆相トルクTが求められ、ステップS12では、変速(ギア)段に従って、前記記憶部14aから、逆相トルクTの発生タイミングまたは中心タイミングτが読出され、それらに対応して、ステップS13で実際に逆相トルクTが発生される。なお、前記ステップS11で求められる逆相トルクTは、ステップS12でのトルク発生タイミングτに対応して、極性が設定される。また、前記逆相トルクTの大きさに発生タイミングまたは中心タイミングτが決定されると、所定時間、たとえば前記周期Δt毎に、係数を乗算したり、テーブル読出しを行うことで、図5で示すようなサインカーブの逆相トルクを発生することができる。
このようにして、エンジン1の回転数neの変化率dne/dtに応じて逆相トルクTの大きさを決定することで、該逆相トルクTの大きさを適切に設定することができる。これは、図7(a)で示すように自動変速機2の動作状態が変化する場合、図7(b)で示すように、時刻t41,t42,t3のいずれでロックアップを完了するかによって、図7(d)で示すようにエンジン1のトルクTeの内、慣性トルクの放出期間および大きさが異なり、ドライブシャフト3のトルクTdsを加振するトルクの発生期間および大きさが異なるためである。なお、この図7は、運転者のアクセル開度操作は一定のままで、エンジン1の出力を一定に保つために、電子スロットルが図7(c)で示すように開度θを制御する場合を示している。
1 エンジン
2 自動変速機
3 ドライブシャフト
4 車輪
5 補機
11、11a パワートレーンコントロールモジュール(PCM)
12,12a 制御部
13 タイミング検出部
14,14a 記憶部
21 トルクコンバータ
22 ロックアップクラッチ
23 トランスミッション

Claims (6)

  1. トルクコンバータを有する自動変速機の変速時に逆相トルクを発生させて前記変速によって生じるショックを低減するための方法であって、
    前記逆相トルクを、変速後の変速段における駆動系の固有振動数に応じて設定することを特徴とする変速ショック低減方法。
  2. さらに前記変速後の変速段ならびにトルクコンバータのスリップ中の入力または出力回転数の変化に応じて前記逆相トルクの大きさを補正することを特徴とする請求項1記載の変速ショック低減方法。
  3. 前記トルクコンバータの入力または出力回転数の変化は、ロックアップ動作開始時点から予め定める時間が経過した時点から、前記ロックアップ動作の終了よりも予め定める時間だけ以前の時点までの期間に亘る変化であることを特徴とする請求項2記載の変速ショック低減方法。
  4. 前記ロックアップ動作開始時点からロックアップ動作終了時点までの期間を計測し、その計測結果に応じて前記予め定める時間を変更または補正することを特徴とする請求項3記載の変速ショック低減方法。
  5. トルクコンバータを有する自動変速機の変速時に、逆相トルク発生手段で逆相トルクを発生させて前記変速によって生じるショックを低減させるための装置であって、
    前記逆相トルクを発生させるべき変速段に対応して予め設定され、その変速段における駆動系の固有振動数に応じた逆相トルクを記憶している記憶手段と、
    前記自動変速機が切換わるべき変速段を検出する変速位置検出手段と、
    前記自動変速機の変速動作終了を検出するタイミング検出手段と、
    前記変速位置検出手段で検出されている変速段に対応した前記逆相トルクを前記記憶手段から読出し、前記タイミング検出手段で検出されたタイミングから、前記逆相トルク発生手段に逆相トルクを発生させる制御手段とを含むことを特徴とする変速ショック低減装置。
  6. 前記トルクコンバータの入力または出力回転数を検出する回転数検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記変速位置検出手段で検出されている変速段ならびに回転数検出手段で検出されている前記トルクコンバータのスリップ中の入力または出力回転数の変化に応じて前記逆相トルクの大きさを補正することを特徴とする請求項5記載の変速ショック低減装置。
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