JP2010180015A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】ドレスガードのスカートガードへの取付構造を工夫して、ブラシの交換作業、およびステップの着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる乗客コンベアを得る。
【解決手段】ドレスガード10が、それぞれ、嵌合溝21fが上部壁面21cに凹設された上部壁面21cを有する長尺体に作製され、少なくとも一部にステップ3が通過可能な間隔をあけてスカートガード6に取り付けられた複数のホルダ装着体21と、それぞれ、ブラシ取付壁30a、嵌合突起30dが突設された上部壁30b、及び下部壁30cを有する長尺体に作製され、嵌合突起30dを嵌合溝21fに嵌合させて、ホルダ装着体21に装着された複数のブラシホルダ30と、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を発生させるホルダ付勢手段23と、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を消失させる嵌合解除力伝達手段24と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】ドレスガード10が、それぞれ、嵌合溝21fが上部壁面21cに凹設された上部壁面21cを有する長尺体に作製され、少なくとも一部にステップ3が通過可能な間隔をあけてスカートガード6に取り付けられた複数のホルダ装着体21と、それぞれ、ブラシ取付壁30a、嵌合突起30dが突設された上部壁30b、及び下部壁30cを有する長尺体に作製され、嵌合突起30dを嵌合溝21fに嵌合させて、ホルダ装着体21に装着された複数のブラシホルダ30と、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を発生させるホルダ付勢手段23と、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を消失させる嵌合解除力伝達手段24と、を備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、エスカレータなどの乗客コンベアに関し、特にスカートガードに取り付けられるドレスガードの取付構造に関するものである。
従来の乗客コンベアにおいては、内溝が形成された第1の基材体を、ビスを内溝内からスカートガードの垂直面に締着固定してステップの移動方向に沿って延設し、刷毛体が植立された第2の基材体を内溝にスライド式に嵌合させて第1の基材体に取り付けて、刷毛体がステップとスカートガードとの間の隙間を覆うように構成された安全装置が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された従来の乗客コンベアでは、ビスが第1の基材体の内溝内からスカートガードに締着固定されているので、ビスが内溝に嵌合された第2の基材体に隠れ、意匠性が向上されるとともに、第1の基材体及び第2の基材体が利用者の悪戯により取り外されることが防止される。
特許文献1では、第1の基材体の数について、詳細に記載されていないが、上階から下階に至る長さの第1の基材体を単体で構成してスカードガードに固定するのは困難である。つまり、複数の第1の基材体が上階から下階に至るまで隙間なくステップの移動方向に沿って延設されるように、第1基材体のそれぞれをスカートガードにビスで固定する必要がある。そして、例えば、第1の基材体と同じ長さの第2の基材体を複数用意し、複数の第2の基材体を第1の基材体の内溝に、順次、スライド式に嵌合させて第1の基材体に取り付ける必要がある。このため、従来の乗客コンベアでは、下記の問題が発生する。
例えば、ステップの移動方向の中央に位置する刷毛体が消耗した場合の交換作業について説明する。まず、最下端(または最上端でもよい)に位置する第2の基材体を、最下端に位置する第1の基材体の内溝内をスライド移動して取り外す。以降、最下端から2番目に位置する第2の基材体から、取り外し対象の第1の基材体に嵌合された第2の基材体までを、順次、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内を下方にスライド移動させ、最下端に位置する第1の基材体から取り外す。次いで、新しい刷毛体が植立された第2の基材体を、最下端に位置する第1の基材体の内溝内に挿入し、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内を所定位置までスライド移動する。さらに、取り外した第2の基材体を、同様にして、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内をスライド移動し、順次、元の第1の基材体に戻す。このように、刷毛体の交換作業が著しく煩雑なものとなり、交換作業性が低下し、作業時間が増大してしまう。
次いで、トラス内の保守点検作業について説明する。トラス内の保守点検作業では、ステップ3の取り外しが必要となる。このとき、第1の基材体および第2の基材体がステップの幅方向を減じる方向に突出してステップの着脱を阻害するので、ステップの着脱位置の第1の基材体及び第2の基材体を取り外すことになる。
まず、最下端(または最上端でもよい)に位置する第2の基材体を、最下端に位置する第1の基材体の内溝内をスライド移動して取り外す。以降、最下端から2番目に位置する第2の基材体から、取り外し対象の第1の基材体に嵌合された第2の基材体までを、順次、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内を下方にスライド移動させ、取り外し対象の第1の基材体の内溝全体を露出させる。そして、取り外し対象の第1の基材体を固定していたビスを外し、第1の基材体をスカートガードから取り外す。
まず、最下端(または最上端でもよい)に位置する第2の基材体を、最下端に位置する第1の基材体の内溝内をスライド移動して取り外す。以降、最下端から2番目に位置する第2の基材体から、取り外し対象の第1の基材体に嵌合された第2の基材体までを、順次、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内を下方にスライド移動させ、取り外し対象の第1の基材体の内溝全体を露出させる。そして、取り外し対象の第1の基材体を固定していたビスを外し、第1の基材体をスカートガードから取り外す。
そして、第1の基材体を取り外すことで形成された空間から、ステップを取外し、トラス内の保守点検作業が行われる。また、トラス内の保守点検作業が終了したら、ステップを取り付け、さらに、取り外した第1の基材体をスカートガードに取り付ける。さらに、スライド移動させた第2の基材体を、ステップの移動方向に沿って延設された第1の基材体の内溝内を上方にスライド移動させて、順次、元の位置に戻す。最後に、取り外した第2の基材体を、最下端に位置する第1の基材体の内溝に挿入し、安全装置を復元する。
このように、第1の基材体の一つを取り外す場合でも、最下端または最上端と取り外したい第1の基材体との間に位置する複数の第1の基材体に嵌合されている第2の基材体のすべてを順次スライド移動させる必要がある。また、取り外した第1の基材体を元の位置に再固定した後には、スライド移動させた第2の基材体を元の位置まで再びスライド移動させる作業が必要となる。このように、トラス内の保守点検作業におけるステップの着脱作業が著しく煩雑なものとなり、着脱作業性が低下し、作業時間が増大してしまう。
また、第1の基材体を強固にスカートガードに固定するには、複数のビスを用いる必要があり、ビスの締着やその解除に要する時間も増大し、第1の基材体の着脱作業がさらに長時間に及んでしまう。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ドレスガードのスカートガードへの取付構造を工夫して、ブラシの交換作業、およびステップの着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる乗客コンベアを得ることを目的とする。
この発明は、無端状に連結されて一対の乗降口の間を循環移動するステップと、ステップの両側にステップとの間に隙間を保ってステップの移動方向に沿って延設されたスカートガードと、スカートガードの表面側にステップの踏み面から離間して、かつステップの移動方向に沿って延設されたドレスガードと、を備えた乗客コンベアにおいて、ドレスガードは、それぞれ、当接面、当接面に相対する先端面、及び当接面と先端面との間を連結する上部壁面及び下部壁面を有する長尺体に作製され、かつ被嵌合部が上部壁面に凹設され、上部壁面を上方に向け、かつ当接面をスカートガードの表面に当接させ、一対の乗降口の一方から他方に至る間の少なくとも一部にステップが通過可能な間隔をあけ、ステップの移動方向に一列に配列されてスカートガードに取り付けられた複数のホルダ装着体と、それぞれ、ブラシ取付壁、ブラシ取付壁の上下縁部から相対するように延設された上部壁及び下部壁を有する断面C字状の長尺体に作製され、かつ、嵌合部が上部壁から下部壁側に突設されており、嵌合部を被嵌合部に嵌合させて、ホルダ装着体を内包するようにホルダ装着体に装着され、ステップの移動方向に隙間なく一列に配列された複数のブラシホルダと、ブラシホルダの長さ方向の全域に亘ってステップの幅寸法を減じる方向に突出するようにブラシ取付壁に植立されたブラシと、下部壁を下部壁面から離反する方向に付勢するように下部壁面に取り付けられ、嵌合部と被嵌合部との嵌合力を発生させるホルダ付勢手段と、ホルダ付勢手段による下部壁への付勢を解除する力をホルダ付勢手段に伝達して嵌合部と被嵌合部との嵌合力を消失させる嵌合解除力伝達手段と、を備えている。
本発明に係る乗客コンベアによれば、スカートガードに取り付けられたホルダ装着体の被嵌合部とブラシホルダの嵌合部とを嵌合させるだけで、ブラシホルダをホルダ装着体に装着でき、さらに、ホルダ付勢手段が、被嵌合部と嵌合部との嵌合力を発生させるので、ブラシホルダを安定してホルダ装着体に装着させることができる。また、所定のブラシホルダのホルダ装着体からの取り外しは、嵌合解除力伝達手段を用いて嵌合部と被嵌合部との嵌合力を消失させてホルダ装着体からブラシホルダを引き抜くだけで行える。
また、複数のホルダ装着体が、乗降口の一方から他方に至る間の少なくとも一部にステップを通過可能な間隔をあけてスカートガードに装着されているので、ホルダ装着体をスカートガードから取り外すことなく、ステップを着脱させることができる。
以上をまとめると、本発明に係る乗客コンベアによれば、ブラシの交換作業、およびステップの着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる。
以上をまとめると、本発明に係る乗客コンベアによれば、ブラシの交換作業、およびステップの着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガード周りを示す要部斜視図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガード周りを示す要部断面図、図3は図2において、A方向からドレスガードを見た要部断面図、図4はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガードの要部分解斜視図、図5〜図7はそれぞれこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガードのスカートガードへの取り付け作業を説明する図、図8はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるブラシホルダのホルダ装着体からの取り外し作業を説明する図である。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガード周りを示す要部斜視図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガード周りを示す要部断面図、図3は図2において、A方向からドレスガードを見た要部断面図、図4はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガードの要部分解斜視図、図5〜図7はそれぞれこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるドレスガードのスカートガードへの取り付け作業を説明する図、図8はこの発明の一実施の形態に係るエスカレータにおけるブラシホルダのホルダ装着体からの取り外し作業を説明する図である。
図1において、乗客コンベアとしてのエスカレータ1は、無端状に連結されて、一方の乗降口2と他方の乗降口(図示せず)との間を循環移動するステップ3と、ステップ3の移動方向に沿ってステップ3の幅方向の両側に立設された一対の欄干4と、欄干4に案内されてステップ3と同期して移動するハンドレール7と、を備えている。一対の欄干4は、ステップ3の移動方向に沿ってステップ3の幅方向の両側に立設された欄干パネル5、及びステップ3の幅方向の両側にステップ3との間の隙間を保ってステップ3の移動方向に沿って延設されて、欄干パネル5とステップ3とを仕切るスカートガード6などを備えている。また、エスカレータ1は、スカートガード6のステップ3側の表面に、ステップ3の踏み面3aから離間して、ステップ3の移動方向に沿って一方の乗降口2から他方の乗降口に至るように延設されたドレスガード10を備えている。
次いで、ドレスガード10の構成について説明する。
図1〜図4において、ドレスガード10は、一対の欄干4のそれぞれのスカートガード6に装着されている。
そして、ドレスガード10は、ステップ3の移動方向に沿って一方の乗降口2から他方の乗降口に至るまで、互いに間隔をあけてスカートガード6に装着された複数のホルダ装着体21と、ホルダ装着体21に嵌合してホルダ装着体21に支持され、ステップ3の踏み面3aから離間して、ステップ3の移動方向に沿って一方の乗降口2から他方の乗降口に至るように隙間なく連設される複数のブラシホルダ30と、を備えている。
図1〜図4において、ドレスガード10は、一対の欄干4のそれぞれのスカートガード6に装着されている。
そして、ドレスガード10は、ステップ3の移動方向に沿って一方の乗降口2から他方の乗降口に至るまで、互いに間隔をあけてスカートガード6に装着された複数のホルダ装着体21と、ホルダ装着体21に嵌合してホルダ装着体21に支持され、ステップ3の踏み面3aから離間して、ステップ3の移動方向に沿って一方の乗降口2から他方の乗降口に至るように隙間なく連設される複数のブラシホルダ30と、を備えている。
さらに、ドレスガード10は、ホルダ装着体21とブラシホルダ30との嵌合力を発生し、ブラシホルダ30をホルダ装着体21に安定して支持させるホルダ付勢手段23と、ホルダ付勢手段23によるブラシホルダ30とホルダ装着体21との嵌合力を消失させる力をホルダ付勢手段23に伝達可能にホルダ付勢手段23に連結された嵌合解除力伝達手段24と、ブラシホルダ30に植立されたブラシ40と、を備える。
以下、一方の乗降口2を、下階の乗降口2とする。
以下、一方の乗降口2を、下階の乗降口2とする。
スカートガード6には、ホルダ装着体21の取り付けに用いられる図示しない貫通孔が、ステップ3の移動方向に沿って複数形成されている。
そして、ホルダ装着体21は、図2及び図4に示されるように、スカートガード6に押しあてられる当接面21a、当接面21aと相対する先端面21b、及び当接面21aと先端面21bとを連結する上部壁面21cと下部壁面21dを有し、概略断面台形の長尺体に作製されている。また、下部壁面21dの主要部は、当接面21aから垂直に延出する付勢手段取付面21eにより構成されている。また、上部壁面21cは、当接面21aから先端面21bに向かうにつれて、下部壁面21dとの距離が近づくように傾斜している。
また、上部壁面21cの当接面21a近傍の部位に開口する被嵌合部としての嵌合溝21fが、ホルダ装着体21の長手方向の全域に亘って形成されている。また、図4に示されるように、先端面21bから当接面21aに至る一対の貫通孔21gが、孔方向を先端面21b及び当接面21aに直交させてホルダ装着体21に長手方向に互いに間隔をあけて形成されている。
また、ホルダ付勢手段23及び嵌合解除力伝達手段24は同一の板ばねを曲げ加工して作製され、ホルダ装着体21の長手方向に所定の間隔をあけて付勢手段取付面21eに取り付けられている。
そして、ホルダ付勢手段23は、矩形平板状のホルダ押圧部23a、及びホルダ押圧部23aの長手方向の一端からホルダ押圧部23aの一面側に湾曲して延出する取付部23bを有している。
以下、ホルダ押圧部23aの長手方向の他端(取付部23bと反対側の端部)をホルダ押圧部23aの先端とする。また、ホルダ付勢手段23の幅方向をホルダ押圧部23aの短手方向に一致する方向とする。
以下、ホルダ押圧部23aの長手方向の他端(取付部23bと反対側の端部)をホルダ押圧部23aの先端とする。また、ホルダ付勢手段23の幅方向をホルダ押圧部23aの短手方向に一致する方向とする。
また、嵌合解除力伝達手段24は、ホルダ押圧部23aの一面側に延出するようにホルダ押圧部23aの先端に連結されている。
嵌合解除力伝達手段24は、ホルダ押圧部23aの先端からホルダ押圧部23aにおおよそ垂直に延出する連結部24a、及び連結部24aの延出端から連結部24aにおおよそ垂直に、かつ、取付部23bと反対側に延在する嵌合解除操作部24bにより構成されている。
嵌合解除力伝達手段24は、ホルダ押圧部23aの先端からホルダ押圧部23aにおおよそ垂直に延出する連結部24a、及び連結部24aの延出端から連結部24aにおおよそ垂直に、かつ、取付部23bと反対側に延在する嵌合解除操作部24bにより構成されている。
そして、取付部23bの他面が付勢手段取付面21eの先端面21b側の部位に固定されて、ホルダ付勢手段23がホルダ装着体21に装着されている。このとき、ホルダ付勢手段23の幅方向がホルダ装着体21の長手方向に一致し、取付部23bの先端がホルダ押圧部23aから当接面21a側に向かって延在するように、ホルダ付勢手段23の向きが調整されている。
そして、ホルダ押圧部23aの一面を付勢手段取付面21eに対向させる方向にホルダ押圧部23aの他面を押圧し、取付部23bとホルダ押圧部23aとの接続部周辺がU字状に湾曲するようにホルダ付勢手段23を弾性変形させると、ホルダ付勢手段23の弾性力は以下のように作用する。即ち、ホルダ付勢手段23の弾性力は、おおよそホルダ付勢手段23の湾曲部位付近を支点として、ホルダ押圧部23aの先端が付勢手段取付面21eから離れる方向にホルダ押圧部23aを回動させる方向に作用する。
また、ホルダ付勢手段23の大きさは、付勢手段取付面21eとホルダ押圧部23aの一面とが対向するようにホルダ付勢手段23を弾性変形させた場合に、嵌合解除操作部24bの先端が、当接面21aから突出せず、かつ、当接面21aの近傍に位置するように設定されている。
ブラシホルダ30は、矩形平板形状のブラシ取付壁30aと、ブラシ取付壁30aの長手方向に平行な両縁部から延出して相対する上部壁30b及び下部壁30cと、を備え、概略断面C字状の長尺体に作製されている。
また、上部壁30bは、ブラシ取付壁30aからの延出端から下部壁30c側に向かって突設された嵌合部としての嵌合突起30dを有している。また、下部壁30cは、ブラシ取付壁30aからの延出端から上部壁30b側に向かって突設された突出部30eを有している。
そして、ブラシホルダ30には、嵌合突起30d及び突出部30eの間に開口するホルダ内包凹部30fが、ブラシホルダ30の長手方向の全域に亘って形成されている。
なお、ブラシホルダ30の長さは、ホルダ装着体21の長さの2倍程度の長さとなっている。また、嵌合突起30dは、嵌合溝21fに略隙間なく嵌合可能な形状に形成されている。
また、上部壁30bは、ブラシ取付壁30aからの延出端から下部壁30c側に向かって突設された嵌合部としての嵌合突起30dを有している。また、下部壁30cは、ブラシ取付壁30aからの延出端から上部壁30b側に向かって突設された突出部30eを有している。
そして、ブラシホルダ30には、嵌合突起30d及び突出部30eの間に開口するホルダ内包凹部30fが、ブラシホルダ30の長手方向の全域に亘って形成されている。
なお、ブラシホルダ30の長さは、ホルダ装着体21の長さの2倍程度の長さとなっている。また、嵌合突起30dは、嵌合溝21fに略隙間なく嵌合可能な形状に形成されている。
また、ブラシ40が、ブラシ取付壁30aの外面から突出するようにブラシホルダ30の長手方向の全域に亘ってブラシ取付壁30aに植立されている。
次いで、ドレスガード10のスカートガード6への取り付け方法について説明する。
まず、一対の欄干4のうちの一方のスカートガード6に、ドレスガード10を取り付ける方法を説明する。
ホルダ装着体21の上部壁面21cが下部壁面21dの上方に配置されるように、また、ホルダ装着体21の長手方向がステップ3の移動方向に一致するようにホルダ装着体21の向きを調整する。なお、ホルダ付勢手段23は、予め、ホルダ装着体21に取り付けられている。
まず、一対の欄干4のうちの一方のスカートガード6に、ドレスガード10を取り付ける方法を説明する。
ホルダ装着体21の上部壁面21cが下部壁面21dの上方に配置されるように、また、ホルダ装着体21の長手方向がステップ3の移動方向に一致するようにホルダ装着体21の向きを調整する。なお、ホルダ付勢手段23は、予め、ホルダ装着体21に取り付けられている。
次いで、ホルダ装着体21の当接面21aをスカートガード6の装着箇所に当接させ、スカートガード6の貫通孔と貫通孔21gが相対するようにホルダ装着体21を配置する。そして、ホルダ装着体21及びスカートガード6の貫通孔にサラねじ41をホルダ装着体21側から挿通させ、サラねじ41の先端からナット42を螺着してホルダ装着体21をスカートガード6に取り付ける。
以下、下階の乗降口2から上階の乗降口に至るまで、ステップ3の移動方向に沿って互いに間隔をあけて一列に配列されるように、複数のホルダ装着体21を同様にスカートガード6に締着固定する。なお、図5に示されるように、隣接するホルダ装着体21のホルダ装着体21の間隔dは、ホルダ装着体21の間に、ステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な長さに設定されている。また、ホルダ装着体21をスカートガード6に装着した直後、図6に示されるように、ホルダ付勢手段23のホルダ押圧部23aは、スカートガード6と相対するように付勢手段取付面21eから延出している。
次いで、上部壁30bが下部壁30cの上方に来るように、かつ、ブラシホルダ30の長手方向がステップ3の移動方向に一致するように、ブラシホルダ30の向きを調整する。言い換えれば、ブラシ取付壁30aの上下縁部から上部壁30b及び下部壁30cが相対して延設された状態となるようにブラシホルダ30の向きを調整する。
さらに、ブラシホルダ30の開口をホルダ装着体21の先端面21bに相対させる。次いで、図6に示されるように、ブラシホルダ30の嵌合突起30dを上部壁面21cの上方に配置し、突出部30eをホルダ押圧部23aにスカートガード6と反対側から当接させる。
そして、嵌合突起30dをホルダ装着体21の上部壁面21cに沿わせつつ、ホルダ装着体21の主要部がブラシホルダ30のホルダ内包凹部30fに挿入されるように、ブラシホルダ30をスカートガード6に向けて押し込む。
このとき、ホルダ押圧部23aが突出部30eに押圧されて、図7に示されるように、ホルダ付勢手段23は、取付部23bとホルダ押圧部23aとの接続部周辺がU字状に湾曲されるように弾性変形する。そして、ホルダ付勢手段23には、おおよそホルダ付勢手段23の湾曲部位付近を支点として、ホルダ押圧部23aの先端を付勢手段取付面21eから離反させる方向にホルダ押圧部23aを回動させる方向の弾性力が働く。
また、突出部30eがホルダ押圧部23aを押圧する部位は、ブラシホルダ30がスカートガード6に近づくほど、ホルダ押圧部23aの先端に向かう。
このとき、ホルダ押圧部23aが突出部30eに押圧されて、図7に示されるように、ホルダ付勢手段23は、取付部23bとホルダ押圧部23aとの接続部周辺がU字状に湾曲されるように弾性変形する。そして、ホルダ付勢手段23には、おおよそホルダ付勢手段23の湾曲部位付近を支点として、ホルダ押圧部23aの先端を付勢手段取付面21eから離反させる方向にホルダ押圧部23aを回動させる方向の弾性力が働く。
また、突出部30eがホルダ押圧部23aを押圧する部位は、ブラシホルダ30がスカートガード6に近づくほど、ホルダ押圧部23aの先端に向かう。
そして、嵌合突起30dと嵌合溝21fとが嵌合可能な位置までブラシホルダ30をスカートガード6側に押し込み、嵌合突起30dと嵌合溝21fとを嵌合させる。嵌合突起30dと嵌合溝21fとは、略隙間なく嵌合されるので、嵌合溝21fの溝に沿った方向を除き、ブラシホルダ30がホルダ装着体21の上部壁面21cに沿って移動することが規制される。
また、嵌合突起30dが嵌合溝21fに嵌合可能な位置までブラシホルダ30がスカートガード6側に押し込まれる直前に、突出部30eが、ホルダ押圧部23aの先端を超える。そして、ホルダ押圧部23aは、その先端が下部壁30cに当接する状態まで復元する。このとき、ホルダ付勢手段23の他端側がスカートガード6側に湾曲した状態で、下部壁30cに当接し、ホルダ付勢手段23が、下部壁30cを下部壁面21dから離反する方向に付勢する付勢力を発生するようになっている。つまり、ホルダ付勢手段23が、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を発生させ、嵌合突起30dが嵌合溝21fに押しこまれる。そして、ブラシホルダ30は、図2に示されるように、ホルダ装着体21をホルダ内包凹部30fに内包するようにホルダ装着体21に安定した状態で装着される。
このとき、ブラシホルダ30は、スカートガード6の表面よりステップ3の幅方向を減じる方向にスカートガード6の表面から突出し、ブラシホルダ30の長さ方向の全域にわたってブラシホルダ30に植立されたブラシ40は、ステップ3の幅寸法を減じる方向にブラシホルダ30のブラシ取付壁30aから突出する。
なお、連結部24aがブラシホルダ30の突出部30eと相対する。これにより、ホルダ付勢手段23を下部壁30cで押圧して弾性変形させるようにブラシホルダ30を持ち上げて、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合を解除しても、突出部30eが連結部24aに引っ掛かるので、ブラシホルダ30をホルダ装着体21から外せないようになっている。
また、図2に示されるように、スカートガード6とブラシホルダ30の突出部30eとの間には、隙間αが形成されており、隙間αの上方に嵌合解除操作部24bが配置されている。
また、図2に示されるように、スカートガード6とブラシホルダ30の突出部30eとの間には、隙間αが形成されており、隙間αの上方に嵌合解除操作部24bが配置されている。
以下、複数のブラシホルダ30を、下階の乗降口2から上階の乗降口に至るまで、ステップ3の移動方向に沿って隙間なく連設されるように、ホルダ装着体21に同様に装着する。
さらに、複数のホルダ装着体21及び複数のブラシホルダ30を、他方の欄干4のスカートガード6にも同様に装着する。
以上により、ドレスガード10の取り付けが完了する。
以上により、ドレスガード10の取り付けが完了する。
次いで、上記のように構成されたドレスガード10において、ステップ3の移動方向の所定位置に配置されたブラシホルダ30の取り外し方法について説明する。例えば、ステップ3の移動方向の中央に位置するブラシホルダ30を新規に交換する場合について説明する。
図8に示されるように、下部壁30cの突出部30eとスカートガード6との間の隙間αに挿入可能な厚さであり、かつ、剛性を有する長尺の押圧板44を用意する。そして、押圧板44の長手方向の一端側を隙間αの下方から挿入して、嵌合解除操作部24bに当接させ、嵌合解除操作部24bを下部壁面21d側に向かって押し込む。これにより、ホルダ押圧部23aの先端が下部壁30cから離れ、付勢手段取付面21eに近づくようにホルダ付勢手段23が湾曲し、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力は消失する。
この状態を維持して、ブラシホルダ30をスカートガード6の表面に沿って上方に移動させ、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合を解除する。このとき、突出部30eと連結部24aとの相対しない程度に、嵌合解除操作部24bが付勢手段取付面21e側に押し込まれている。
次いで、ブラシホルダ30をスカートガード6と反対側に引っ張り出すことで、ブラシホルダ30が、ホルダ装着体21から取り外される。
次いで、ブラシホルダ30をスカートガード6と反対側に引っ張り出すことで、ブラシホルダ30が、ホルダ装着体21から取り外される。
そして、新規のブラシ40が取り付けられた新規のブラシホルダ30を、上述したのと同様にホルダ装着体21に装着することで、ブラシホルダ30の交換作業が終了し、ドレスガード10が復元する。
次いで、トラス(図示せず)内の保守点検作業におけるステップ3の着脱について説明する。
ステップ3の移動方向に関し、隣接するホルダ装着体21の間のいずれかをステップ3の着脱位置として設定する。
ステップ3の着脱位置にあるブラシホルダ30を上述のブラシホルダ30の取り外し方法と同様にホルダ装着体21から取り外す。
ステップ3の移動方向に関し、隣接するホルダ装着体21の間のいずれかをステップ3の着脱位置として設定する。
ステップ3の着脱位置にあるブラシホルダ30を上述のブラシホルダ30の取り外し方法と同様にホルダ装着体21から取り外す。
次いで、ブラシホルダ30を取り外すことで形成された空間を利用して、ステップ3を取外し、トラス内の保守点検作業を行う。トラス内の保守点検作業が終了したら、ステップ3を、ブラシホルダ30を取り外すことで形成された空間を利用して、再度取り付ける。さらに、取り外したブラシホルダ30を、ドレスガード10のスカートガード6への取り付け方法での説明と同様にホルダ装着体21に取り付けることで、ドレスガード10が復元し、トラス内の保守点検作業が終了する。
この実施の形態によれば、複数のホルダ装着体21が、互いの間にステップ3を通過可能な間隔をあけてスカートガード6に装着されている。そして、ブラシホルダ30は、嵌合突起30dをホルダ装着体21の嵌合溝21fに嵌合させ、かつ、ホルダ装着体21を内包するようにホルダ装着体21に装着されている。また、ホルダ付勢手段23が、下部壁30cを下部壁面21dから離反させる方向に付勢し、嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を発生させるように下部壁面21dに取り付けられている。さらに詳細には、ホルダ付勢手段23は、板ばねからなり、その一端側が下部壁面21dの付勢手段取付面21eに固定されている。そして、ブラシホルダ30をホルダ装着体21に装着したときに、ホルダ付勢手段23の他端側がスカートガード6側に湾曲して下部壁30cに当接し、ホルダ付勢手段23が、下部壁30cを下部壁面21dから離反する方向に付勢する付勢力を発生するようになっている。
また、嵌合解除力伝達手段24は、ホルダ付勢手段23による下部壁30cへの付勢を解除する力をホルダ付勢手段23に伝達して嵌合突起30dと嵌合溝21fとの嵌合力を消失させるように作製されている。さらに詳細には、嵌合解除力伝達手段24は、ホルダ付勢手段23の他端側に連結され、下部壁面21d側への押圧操作により、ホルダ付勢手段23を湾曲させてホルダ付勢手段23の先端側を下部壁30cから離反させるように構成されている。
そして、上記のように構成されたドレスガード10は、スカートガード6に取り付けられたホルダ装着体21の嵌合溝21fとブラシホルダ30の嵌合突起30dとを嵌合させるだけで、ブラシホルダ30をホルダ装着体21に装着できる。さらに、ホルダ付勢手段23が、嵌合溝21fと嵌合突起30dとの嵌合力を発生させるので、ブラシホルダ30を安定してホルダ装着体21に装着することができる。また、ブラシホルダ30は、嵌合解除操作部24bを上方に押し上げ、嵌合溝21fと嵌合突起30dとの嵌合力を消失させてホルダ装着体21からブラシホルダ30を引き抜くだけで行える。このように、簡易な作業でブラシ40が植立された所望のブラシホルダ30のみを、スカートガード6に着脱することができる。
また、複数のホルダ装着体21が、乗降口2の一方から他方に至るまで、互いの間にステップ3を通過可能な間隔をあけてスカートガード6に装着されているので、ホルダ装着体21をスカートガード6から取り外すことなく、ステップ3を着脱させることができる。これにより、ステップ3を取り外してトラス(図示せず)内の保守点検などを行う場合に、保守点検の作業を簡略化できる。
以上をまとめると、エスカレータ1によれば、ブラシ40の交換作業、およびステップ3の着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる。
以上をまとめると、エスカレータ1によれば、ブラシ40の交換作業、およびステップ3の着脱作業における作業負荷を軽減し、作業効率を高め、かつ、作業時間を短縮できる。
また、このように構成されたエスカレータ1では、利用者は、ステップ3の幅方向の幅方向の両側でステップ3の移動方向に延在しているドレスガード10を確認し、自然とステップ3の幅方向中央に移動することになる。そこで、利用者の荷物などがステップ3とスカートガード6との間の隙間に挟まれるような事態が未然に回避される。
また、利用者の荷物などがステップ3の幅方向の端部に近づくと、荷物などがブラシ40に接触し、摺接音が発生するので、利用者は、荷物などがステップの幅方向の端部に近づいたことを認識できる。そこで、利用者は、荷物などをステップ3の幅方向の中央寄りに置き換えることができ、荷物などがステップ3とスカートガード6との間の隙間に挟まれるような事態が未然に回避される。
また、利用者の荷物などがステップ3の幅方向の端部に近づくと、荷物などがブラシ40に接触し、摺接音が発生するので、利用者は、荷物などがステップの幅方向の端部に近づいたことを認識できる。そこで、利用者は、荷物などをステップ3の幅方向の中央寄りに置き換えることができ、荷物などがステップ3とスカートガード6との間の隙間に挟まれるような事態が未然に回避される。
なお、上記実施の形態では、ドレスガード10はステップ3の幅方向の両側に配設されているスカートガード6に取り付けられるものとして説明したが、ドレスガード10は、ステップ3の幅方向の一側に配設されているスカートガード6に取り付けられるものでもよい。
また、複数のホルダ装着体21は、互いの間にステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な間隔をあけてスカートガード6に取り付けるものとして説明したが、隣接するホルダ装着体21の間隔のすべてが、ステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な間隔に設定されている必要はない。隣接する少なくとも1組のホルダ装着体21の間隔が、ステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な間隔を有していれば、他の隣接するホルダ装着体21の間隔は、ステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な間隔より狭くてもよい。つまり、複数のホルダ装着体21は、一対の乗降口2の一方から他方に至る間の少なくとも一部に、ステップ3の幅方向の端部を通過させることが可能な間隔を有するようにステップ3の移動方向に沿って一列に配列されていればよい。
また、ホルダ付勢手段23と嵌合解除力伝達手段24は、同一の板ばねを用いて一体に作製するものとして説明したが、嵌合解除力伝達手段24は、例えば、ホルダ付勢手段23より剛性の高い異なる材料を用いて作製し、溶接などによってホルダ付勢手段23に連結してもよい。
また、被嵌合部は、上部壁面21cにホルダ装着体21の長手方向の全域に亘って凹設された嵌合溝21fであるものとして説明したが、被嵌合部は、上部壁面21cに30の長手方向の所定の範囲に凹設した一つの嵌合溝や、上部壁面21cにホルダ装着体21の長手方向に互いに離間して凹設した複数の嵌合溝であってもよい。このように被嵌合部をホルダ装着体21に形成することにより、ブラシホルダ30をホルダ装着体21に装着したときに、ブラシホルダ30がホルダ装着体21の長手方向にスライド移動することが規制されて、ブラシホルダ30をホルダ装着体21に装着しやすくなる。
また、被嵌合部は、上部壁面21cに凹設された嵌合溝21fであるものとして説明したが、被嵌合部は、上部壁面21cの当接面21a側の部位を、当接面21a側が段状に低くなるように加工した嵌合切り欠きであってもよい。
また、被嵌合部は、上部壁面21cに凹設された嵌合溝21fであるものとして説明したが、被嵌合部は、上部壁面21cの当接面21a側の部位を、当接面21a側が段状に低くなるように加工した嵌合切り欠きであってもよい。
また、嵌合突起30d及び突出部30eの間に開口するホルダ内包凹部30fが、ブラシホルダ30の長手方向の全域に亘って形成されているブラシホルダ30の形状を断面C字状と説明したが、ブラシホルダ30が断面C字状であるとは以下のものとして定義する。つまり、ブラシ取付壁30aをスカートガード6と反対に向けたときにスカートガード6の表面に対向する開口を有するホルダ内包凹部を備え、ホルダ装着体21をホルダ内包凹部に内包可能にブラシホルダ30が形成されているものを、ブラシホルダ30が断面C字状であるものと定義する。
また、本発明は、エスカレータに適用するものとして説明しているが、例えば、乗客コンベアとしての動く歩道に適用しても、同様の効果を得ることができる。
1 エスカレータ(乗客コンベア)、2 乗降口、3 ステップ、3a 踏み面、6 スカートガード、10 ドレスガード、21 ホルダ装着体、21a 当接面、21b 先端面、21c 上部壁面、21d 下部壁面、21f 嵌合溝(被嵌合部)、23 ホルダ付勢手段、24 嵌合解除力伝達手段、30 ブラシホルダ、30a ブラシ取付壁、30b 上部壁、30c 下部壁、30d 嵌合突起(嵌合部)。
Claims (2)
- 無端状に連結されて一対の乗降口の間を循環移動するステップと、上記ステップの両側に上記ステップとの間に隙間を保って上記ステップの移動方向に沿って延設されたスカートガードと、上記スカートガードの表面側に上記ステップの踏み面から離間して、かつ上記ステップの移動方向に沿って延設されたドレスガードと、を備えた乗客コンベアにおいて、
上記ドレスガードは、
それぞれ、当接面、上記当接面に相対する先端面、及び上記当接面と上記先端面との間を連結する上部壁面及び下部壁面を有する長尺体に作製され、かつ被嵌合部が上記上部壁面に凹設され、上記上部壁面を上方に向け、かつ上記当接面を上記スカートガードの表面に当接させ、上記一対の乗降口の一方から他方に至る間の少なくとも一部に上記ステップが通過可能な間隔をあけ、上記ステップの移動方向に一列に配列されて上記スカートガードに取り付けられた複数のホルダ装着体と、
それぞれ、ブラシ取付壁、上記ブラシ取付壁の上下縁部から相対するように延設された上部壁及び下部壁を有する断面C字状の長尺体に作製され、かつ、嵌合部が上記上部壁の上記下部壁側に突設されており、上記嵌合部を上記被嵌合部に嵌合させて、上記ホルダ装着体を内包するように上記ホルダ装着体に装着され、上記ステップの移動方向に隙間なく一列に配列された複数のブラシホルダと、
上記ブラシホルダの長さ方向の全域に亘って上記ステップの幅寸法を減じる方向に突出するように上記ブラシ取付壁に植立されたブラシと、
上記下部壁を上記下部壁面から離反する方向に付勢するように上記下部壁面に取り付けられ、上記嵌合部と上記被嵌合部との嵌合力を発生させるホルダ付勢手段と、
上記ホルダ付勢手段による上記下部壁への付勢を解除する力を上記ホルダ付勢手段に伝達して上記嵌合部と上記被嵌合部との嵌合力を消失させる嵌合解除力伝達手段と、
を備えることを特徴とする乗客コンベア。 - 上記ホルダ付勢手段は、一端側が上記下部壁面に固定され、上記ブラシホルダを上記ホルダ装着体に装着したときに、上記スカートガード側に湾曲して他端側が上記下部壁面に当接し、上記下部壁を上記下部壁面から離反する方向に付勢する付勢力を発生するように構成された板ばねであり、
上記嵌合解除力伝達手段は、上記板ばねの他端側に連結され、上記下部壁面側への押圧操作により上記板ばねを湾曲させて上記板ばねの先端側を上記下部壁から離反させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009025075A JP2010180015A (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009025075A JP2010180015A (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 乗客コンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010180015A true JP2010180015A (ja) | 2010-08-19 |
Family
ID=42761852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009025075A Pending JP2010180015A (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010180015A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013086910A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 乗客コンベアの欄干装置 |
CN104843573A (zh) * | 2015-05-08 | 2015-08-19 | 吴江骏达电梯部件有限公司 | 一种新型电梯毛刷 |
-
2009
- 2009-02-05 JP JP2009025075A patent/JP2010180015A/ja active Pending
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