JP2010179765A - 車両用シートのバックボード部材 - Google Patents

車両用シートのバックボード部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2010179765A
JP2010179765A JP2009024920A JP2009024920A JP2010179765A JP 2010179765 A JP2010179765 A JP 2010179765A JP 2009024920 A JP2009024920 A JP 2009024920A JP 2009024920 A JP2009024920 A JP 2009024920A JP 2010179765 A JP2010179765 A JP 2010179765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backboard
seat
stay
headrest
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009024920A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Chiba
典子 千葉
Kyoko Mori
香子 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2009024920A priority Critical patent/JP2010179765A/ja
Publication of JP2010179765A publication Critical patent/JP2010179765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】よりシンプルな構成のバックボード部材を、ヘッドレストとの干渉を回避しつつ車両用シートに取付けることにある。
【解決手段】バックボード部材8は、モニタ部材30の昇降動作を許容する開口部と、ステー部材21,22を挿設可能なサポート部61,62を有して、モニタ部材30の昇降を開口部によって許容しつつシートバック6の後面を覆うとともに、ステー部材21,22をサポート部61,62に挿設することにより、ヘッドレスト20を取付け可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートのバックボード部材に関し、より詳しくは、ヘッドレストとモニタ部材を備える車両用シートのバックボード部材に関する。
この種の車両用シートでは、シートバックの上方に、ステー部材(棒状)を介してヘッドレストが取付けられる。またシートバック後面には、バックボード部材とモニタ部材が取付けられる。
このモニタ部材は、専ら車両用シート後側で視聴される視聴覚装置(平板状)である。そしてモニタ部材は、典型的にシートバック上部に昇降可能とされて配設されており、使用時にはヘッドレスト側に上昇し、未使用時にはシートバック上部に下降する。
ところで上記構成では、シートの見栄えなどを考慮して、未使用時のモニタ部材(シートバック上部)をバックボード部材で覆うことが望ましい。しかしシートバック上部にバックボード部材を取付ける際に、ヘッドレストのステー部材が邪魔となる(両部材が干渉する)ことがあった。
そこで特許文献1では、ステー部材を挿設可能なサポート部材(筒状)と、バックボード部材を備え、このバックボード部材が、サポート部材を挿入可能な孔部を有する。
そしてシートバック上部にバックボード部材を配設したのち、その孔部にサポート部材を挿入する。そしてサポート部材にステー部材を挿設することで、ステー部材とバックボード部材の干渉を回避しつつ、シートバック上部に両部材を配設することができる。
特開2000−125980号公報
しかしながら上記公知技術では、バックボード部材とサポート部材が別体であることから、部品点数が比較的多く、これら部材を取付ける作業が思いのほか面倒であった。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、よりシンプルな構成のバックボード部材を、ヘッドレストとの干渉を回避しつつ車両用シートに取付けることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートのバックボード部材は、ヘッドレストとモニタ部材を備える車両用シートに用いられる。ヘッドレストは、ステー部材を介してシートバックの上部に取付けられ、モニタ部材は、昇降可能とされてシートバックの後面に取付けられる。
そして本発明では、バックボード部材を、(モニタ部材を被覆可能な状態で)シートバックに配設する。このときヘッドレストとの干渉を回避しつつ、シートバック上部にバックボード部材を取付けるのであるが、この種のバックボード部材は極力シンプルな構成であることが望ましい。
そこで本発明では、上述のバックボード部材が、モニタ部材の昇降動作を許容する開口部と、ステー部材を挿設可能なサポート部を有する。
そしてバックボード部材は、モニタ部材の昇降を開口部によって許容しつつシートバックの後面を覆う。さらにステー部材をサポート部(第一ボード部と一体のサポート部)に挿設することにより、シートバックに対してバックボード部材とヘッドレストを(両部材の干渉を極力抑えて)取付けることができる。
第2発明の車両用シートのバックボード部材は、第1発明に記載のバックボード部材であって、ヘッドレストが、シート幅方向に並列する一対のステー部材を有するとともに、バックボード部材が一対のサポート部を有する。
そこで本発明では、一対のステー部材の一方に設けた第一係合部が、一対のサポート部の一方に設けた第二係合部に係合することで、シートバックに対してヘッドレストを取付ける構成とした。本発明では、バックボード部材とサポート部が一体化されている為、サポート部のシートバックへの取付け違いを防止することができる。さらに一方のステー部材を一方のサポート部に係合させる(他方のサポート部に挿入しても係合しない)構成とすることで、ヘッドレストを、その前後の向きを極力間違えることなくシートバックに取付けることができる。
本発明の第1発明によれば、よりシンプルな構成のバックボード部材を、ヘッドレストとの干渉を回避しつつ車両用シートに取付けることができる。また第2発明によれば、ヘッドレストを適切な向きで取付けることができる。
車両用シート一部の分解斜視図である。 バックフレームとパッド部材の斜視図である。 バックボード部材裏面の斜視図である。 シートバック一部の後方斜視図である。 シートバック一部の縦断面図である。 (a)は、サポート部の側面図であり、(b)は、サポート部の縦断面図である。 シートバック一部の前方斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。各図には、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを適宜付す。
図1を参照して、本実施例の車両用シート2は、シートクッション4とシートバック6を有し、例えばフロントシートとして使用することができる。車両用シート2の後側には、図示しない他のシート(リアシート)が配置することがある。
このシートバック6の上部には、一対のステー部材21,22を介してヘッドレスト20(詳細構成は後述)が取付けられる。またシートバック6後面には、バックボード部材8(詳細構成は後述)とモニタ部材30が配設される(図4を参照)。
ここでモニタ部材30は、平板状のモニタ本体32と、モニタ本体32を取囲む枠部材34と、図示しない昇降装置を有し、シートバック6上部に昇降可能とされて配設される。そしてモニタ部材30は、使用時にはヘッドレスト20側に上昇し、未使用時にはシートバック6上部に下降する構成である(図5を参照)。
そして上述のシート構成では、シートの見栄えなどを考慮して、未使用時のモニタ部材30をバックボード部材8で覆うことが望ましい。しかしシートバック6上部にバックボード部材8を配設する際には、ヘッドレスト20(一対のステー部材21,22)が邪魔となる。
そこで本実施例では、シンプルな構成のバックボード部材8を、ヘッドレスト20との干渉を回避しつつ、シートバック6上部に取付けることとした。以下、シートの各構成について説明する。
[シートバック]
シートバック6は、略アーチ状(正面視)のバックフレーム10と、シート外形をなすパッド部材6Pと、表皮材6Sを有する(図2及び図5を参照)。
このバックフレーム10は、上部骨格をなす上部フレーム12と、側部骨格をなす一対の側部フレーム14,14と、下部骨格をなす下部フレーム16を有する。下部フレーム16には、表皮材6Sの末端を係止するための係止ワイヤ16dが一対設けてある。
そしてバックフレーム10後側は、バックボード部材8を取付け可能な部位(第一取付け部12a、第二取付け部14b、第三取付け部14c)を有する。
第一取付け部12aは、上部フレーム12に並列する一対の筒部材である。この第一取付け部12a(一対の筒部材)は、後述のサポート部60(筒状)よりも短尺であり、サポート部60を挿入可能な貫通孔12hを有する。
また第二取付け部14bは、側部フレーム14(中央付近)に設けた一対の平板部材である。この第二取付け部14bは、後述の第二ボード部70を締結するための締結孔Hを有して、側部フレーム14からシート内方に張り出す。
そして第三取付け部14cは、側部フレーム14(上部付近)に設けた一対の平板部材である。この第三取付け部14cは、後述のグリップ部材40を締結するための締結孔Hを有して、側部フレーム14からシート内方に張り出す。
そしてバックフレーム10前側に、図示しない支持部材を介してパッド部材6Pを配設する(図1を参照)。そして表皮材6Sの上端を上部フレーム12に固定する。また表皮材6Sの下端(フック部材6F)を下部フレーム16の係止ワイヤ16dに係止して、パッド部材6P前面を表皮材6Sで被覆する(図6及び図7を参照)。
そしてバックフレーム10後側(表皮材6Sで覆われない露出状態)に、モニタ部材30を昇降可能に配設したのち、後述のバックボード部材8とヘッドレスト20を取付けることとなる。
[ヘッドレスト]
ヘッドレスト20は、略矩形の本体部材23(パッド部材20P、表皮材20S)と、一対のステー部材(第一ステー部材21、第二ステー部材22)を有する(図1及び図5を参照)。第一ステー部材21と第二ステー部材22(いずれも棒状部材)は、シート幅方向に並列配置して本体部材23の下部に固定される。
そして第一ステー部材21(一対のステー部材の一方)は、後述するサポート部60と係合可能な第一係合部24を有する(図6を参照)。この第一係合部24は、第一ステー部材21の内壁に設けた凹状部分(縦断面視で三角状)であり、略水平の上端面26と、下方傾斜状の下端面28を有する。そして本実施例では、複数の第一係合部24が、第一ステー部材21の軸長さ方向に並列して形成されている。
[バックボード部材]
バックボード部材8は、グリップ部材40と、第一ボード部50(開口部58及びサポート部60)と、第二ボード部70を有する(図2を参照)。以下、各部材の詳細を、その取付け手順とともに詳述する。
(グリップ部材)
グリップ部材40は、略U字状(上方視)の部材であり、棒状の把持部42と、一対の固定部44,44を有する(図1及び図3を参照)。把持部42は、例えばリアシートの乗員が把持可能な部位であり、やや凸状に湾曲する。
また一対の固定部44,44は、把持部42の両側から突出する略L字状(側面視)の平板部材であり、バックフレーム10を臨む面側に締結孔Hを有する。
そしてバックフレーム10にグリップ部材40を取付けるに際して、把持部42をシート後方に向けつつ、一対の固定部44,44を第三取付け部14cに対面配置する(図2及び図3を参照)。そして第三取付け部14cと固定部44を締結具にて締結することにより、バックフレーム10にグリップ部材40を直接固定することができる。
(第一ボード部)
第一ボード部50は、バックフレーム10の上部形状に対応した略矩形(正面視)の枠部材である(図1、図3及び図4を参照)。この第一ボード部50は、上部フレーム12を覆う上面部50uと、側部フレーム14を覆う側面部50lと、バックフレーム10の後側を覆う後面部50bを有する。
この第一ボード部50は、その下部側(縦断面クランク状)に、第二ボード部70に接合するための第一接合部52(平板状の部分)を有する。
そして第一ボード部50は、グリップ部材40を挿入可能な挿入孔54と、挿入孔54を被覆可能なカバー部材56(平板状)と、後述する開口部58及びサポート部60を有する。
挿入孔54は、第一ボード部50の後面部50bに形成された孔部(シート後方に向けて開口する孔部)である。この挿入孔54にグリップ部材40を挿設したのち、カバー部材56で挿入孔54を塞ぐこととなる(図4及び図5を参照)。
(開口部)
開口部58は、第一ボード部50の後面部50b(挿入孔54よりも上部側)に形成された孔部である。この開口部58は、上述のモニタ部材30の昇降動作を許容する孔部(シート上方に向けて開口する孔部)であり、蓋部材59によって開閉可能である(図5を参照)。
この蓋部材59は、略L字状(縦断面)の平板部材であり、その下部両端が、開口部58(側壁)に対して回転可能に軸支される。そして蓋部材59は、開口部58を覆う閉め状態と、シート後方に傾倒する開き状態との間を変位可能である。
(サポート部)
サポート部60(第一サポート部61、第二サポート部62)は、第一ボード部50の上面に設けられた筒部材である(図2、図5及び図6を参照)。
これら第一サポート部61と第二サポート部62は、上述のステー部材21,22の配設位置に対応して、シート幅方向に並列配置して上面部50uに形成されている。
そしてサポート部60は、上面の凹状部位からシート下方に延設して、ステー部材21(22)を挿設可能な挿設孔60hと、第一取付け部12aに係止可能な係止爪63を有する。挿設孔60hは、サポート部60を上下に貫通する貫通孔である。
また係止爪63は、押圧によりサポート部60内方に撓み変形可能であり、係止爪63の上部側には爪部63aが設けられている(図6を参照)。この爪部63aは、第一サポート部61の径方向外方に突出して、第一取付け部12aの下端に係止可能な部位である(図5を参照)。そして本実施例では、サポート部60内方に係止爪63を撓ませることで、第一取付け部12aと爪部63aの係止を解除することができる(図7を参照)。
さらに第一サポート部61は、第一係合部24(第一ステー部材21)と係合可能な第二係合部64を有する(図6を参照)。
この第二係合部64は、第一サポート部61内に突出する係合片65(平板状)と、第一サポート部61材の内壁に設けた凹部66と、この係合片65を凹部66内に侵入させる操作部67を有する。
そして係合片65は、図示しない付勢部材によって凹部66から挿設孔60h内に突出する。この係合片65が、第一係合部24(上端面26)と係合することにより、第一ステー部材21と第一サポート部61が係合する。また本実施例では、操作部67を操作して、付勢部材に抗して係合片65を凹部66内に収納することにより、第一ステー部材21と第一サポート部61の係合を解除することができる。
(第二ボード部)
第二ボード部70は、バックフレーム10の下部形状に対応した略矩形(正面視)の枠部材である(図1、図3〜図5を参照)。この第一ボード部50は、側部フレーム14を覆う側面部70lと、バックフレーム10の後側を覆う後面部70bを有する。
そして第二ボード部70の上端には、第二接合部72と、一対の第二被取付け部78,78が設けられている。
第二被取付け部78は、第二ボード部70裏面から突出する平板部材である。この第二被取付け部78は、略L字状(側面視)をなし、バックフレーム10(第二取付け部14b)を臨む面側に締結孔Hを有する(図3を参照)。
そして第二接合部72は、第一ボード部50(第一接合部52)と接合するための部位であり、複数の接合片74と、接合溝76を有する。複数の接合片74(縦断面L字状)は、第二ボード部70後面に所定間隔をあけて配設される。
また接合溝76は、接合片74と第二ボード部70裏面との間に形成される溝部である。この接合溝76に、上述の第一接合部52が嵌り込むことで、第一ボード部50と第二ボード部70が接合する。
[取付け作業]
図1〜図5を参照して、第一ボード部50をバックフレーム10に取付ける。このとき一対のサポート部60を第一取付け部12aに挿入して、係止爪63を、第一取付け部12aの下端に係止する。そして挿入孔54にグリップ部材40を挿設したのち、カバー部材56で挿入孔54を塞いで、シートバック6の上部側に第一ボード部50を取付ける。このとき、第一ボード部50と一対のサポート部60が一体化されている為、第一ボード部50の取付け作業によって、各サポート部61,62をシートバック6の適切な位置に取付けることができる(左右逆に取付けるなどの間違いがない)。
つぎに第一接合部52と第二接合部72によって、第二ボード部70と第二ボード部70を接合する。そして第二被取付け部78を第二取付け部14bに対面配置したのち、締結具(ボルト等)にて締結することにより、バックフレーム10の下部側に第二ボード部70を取付ける。
そして図5及び図6を参照して、一対のサポート部60(第一ボード部50と一体)にステー部材21,22を挿設することにより、シートバック6上部にヘッドレスト20を取付ける。このとき第一係合部24と第二係合部64によって、第一ステー部材21と第一サポート部61を係合する。こうすることで、ヘッドレスト20の前後の向きを極力間違えることなく、シートバック6に取付けることができる。
さらに本実施例では、複数の第一係合部24が、第一ステー部材21の軸長さ方向に並列して形成されている。このため第一係合部24と第二係合部64の係合位置を変更することにより、ヘッドレスト20のシート高さ位置の調節が可能となる。
なおバックボード部材8とヘッドレスト20の取付け作業は、バックフレーム10とバックボード部材8の取付け作業の前に行ってもよく、後に行ってもよい。
そして図5を参照して、バックボード部材8の開口部58を開き状態とすることで、ヘッドレスト20側にモニタ部材30を上昇させることができる。またシートバック6上部にモニタ部材30を下降させたのち、開口部58を閉じ状態とすることで、バックボード部材8によって未使用時のモニタ部材30を覆うことができる。
このようにバックボード部材8(第一ボード部50)は、モニタ部材30の昇降動作を開口部58によって許容しつつ、シートバック6後面を覆う。そして第二ボード部70によってシートバック6の下部側を被覆することにより、通常のバックボード部材と遜色のない性能を発揮する。
[取外し作業]
図7を参照して、バックフレーム10から第二ボード部70を取外したのち、バックフレーム10前側のパッド部材6Pと表皮材6Sをめくり上げる。そして係止爪63をサポート部60内に撓ませて、第一取付け部12aと爪部63aの係止を解除しつつ、バックフレーム10から第一ボード部50を取外す。
また上記作業に前後して、一対のサポート部60からステー部材21,22を抜き出すことにより、バックボード部材8からヘッドレスト20を取外す。このとき第一ステー部材21をシート上方に抜き出す動作によって、第一係合部24の下端面28が係合片65を凹部66内に押し込むため、第一係合部24と第二係合部64の係合が自然に解除される(操作部67を操作する必要がない)。
以上説明したとおり、本実施例によれば、よりシンプルな構成のバックボード部材8を、ヘッドレスト20との干渉を回避しつつ車両用シート2に取付けることができる。
また本実施例では、バックボード部材8と一対のサポート部60が一体化されている為、各サポート部61,62のシートバック6への取付け違いを防止することができる。さらに第一ステー部材21が第一サポート部61に係合する(第二サポート部62に挿入しても係合しない)構成である。このためバックボード部材8によれば、ヘッドレスト20を適切な向きで(前後の向きを極力間違えることなく)シートバック6に取付けることができる。
また本実施例によれば、バックボード部材8とサポート部60を同時にシートバック6に取付けられるため、バックボード部材8の取付け工程数を削減することができる。
そして本実施例によれば、第一ボード部50と第二ボード部70を順序良く取外すこと(比較的簡単な作業)によって、バックフレーム10からバックボード部材8をスムーズに取外すことができる。
本実施形態の車両用シートのバックボード部材は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、第一ボード部50と第二ボード部70(二つの枠体を接合する例)を用いた。これとは異なり、一つの枠体でバックボード部材を構成してもよく、3つ以上の枠体でバックボード部材を構成してもよい。
なおバックボード部材は、シートバック上部側を被覆可能な構成(形状と寸法)を有しておればよいが、シートバック下部側を被覆可能な構成を有することが好ましい。またバックボード部材は、シートバック後面の全面を被覆してもよく、シートバック後面の一部を被覆する構成でもよい。
(2)また本実施形態では、ヘッドレスト20に一対のステー部材21,22を設けた。ステー部材の配設数は、単数であってもよく、3本以上の複数であってもよい。またサポート部の配設数は、ステー部材の配設数に応じて適宜変更することができる。
(3)また本実施例では、第一係合部24と第二係合部64によって、第一ステー部材21と第一サポート部61を係合可能とした。これとは異なり、第一ステー部材と第一サポート部から各係合部を省略してもよい(シンプルな構成としてもよい)。
なお第一係合部24の配設数は、複数でもよく単数でもよい。同様に第二係合部64の配設数も、単数でもよく複数でもよい。
(4)また本実施形態では、バックボード部材8にグリップ部材40を設けた(使い勝手の良い構成とした)。これとは異なり、グリップ部材40と挿入孔54と蓋部材59を省略したバックボード部材を用いてもよい(シンプルな構成としてもよい)。
なおグリップ部材40は、バックボード部材8と別体でもよく、バックボード部材8と一体でもよい。
(5)またバックフレーム10におけるバックボード部材8を取付け可能な部位(第一取付け部12a、第二取付け部14b、第三取付け部14c)は各種の構成を取り得る。すなわち各取付け部の形状、寸法及び形成数は適宜変更することが可能である。
またバックフレーム10とバックボード部材8の取付けに際しては、クリップ、クランプ及びボルト等の各種締結具を用いることができる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
6P パッド部材
6S 表皮材
8 バックボード部材
10 バックフレーム
20 ヘッドレスト
21 第一ステー部材
22 第二ステー部材
23 本体部材
24 第一係合部
30 モニタ部材
40 グリップ部材
50 第一ボード部
52 第一接合部
56 カバー部材
58 開口部
61 第一サポート部
62 第二サポート部
64 第二係合部
70 第二ボード部
72 第二接合部

Claims (2)

  1. シートバックの上部にステー部材を介して取付けられるヘッドレストと、前記シートバックの後面に昇降可能とされて取付けられるモニタ部材を備える車両用シートのバックボード部材において、
    前記バックボード部材が、前記モニタ部材の昇降動作を許容する開口部と、前記ステー部材を挿設可能なサポート部を有して、前記モニタ部材の昇降を前記開口部によって許容しつつ前記シートバックの後面を覆うとともに、前記ステー部材を前記サポート部に挿設することにより、前記ヘッドレストを取付け可能である車両用シートのバックボード部材。
  2. 前記ヘッドレストが、シート幅方向に並列する一対のステー部材を有するとともに、前記バックボード部材が一対のサポート部を有し、
    前記一対のステー部材の一方に設けた第一係合部が、前記一対のサポート部の一方に設けた第二係合部に係合する構成とした請求項1に記載の車両用シートのバックボード部材。
JP2009024920A 2009-02-05 2009-02-05 車両用シートのバックボード部材 Pending JP2010179765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009024920A JP2010179765A (ja) 2009-02-05 2009-02-05 車両用シートのバックボード部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009024920A JP2010179765A (ja) 2009-02-05 2009-02-05 車両用シートのバックボード部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010179765A true JP2010179765A (ja) 2010-08-19

Family

ID=42761636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009024920A Pending JP2010179765A (ja) 2009-02-05 2009-02-05 車両用シートのバックボード部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010179765A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116284A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2016132279A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
JP2017030622A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 テイ・エス テック株式会社 中折れシートバック
JP2018090144A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116284A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
JP2016132279A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
JP2017030622A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 テイ・エス テック株式会社 中折れシートバック
JP2018090144A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5362482B2 (ja) 車両用スライドレール装置
JP2004090694A (ja) チャイルドシートの取付構造
JP2006110013A (ja) ハンガー付き椅子
JP3944851B2 (ja) 着脱式自動車用シート
JP6852582B2 (ja) 乗物用シート
US9187023B2 (en) Utility vehicle
JP5767994B2 (ja) 車両用シート
JP5870892B2 (ja) 車両用シート
JP2007118660A (ja) 車両用シートスライド装置およびその組み立て方法
JP2010179765A (ja) 車両用シートのバックボード部材
US10525855B2 (en) Vehicle seat
JP5512194B2 (ja) 車両用シート
US20100140985A1 (en) Backrest with headrest sleeve for attaching a component
JP6935209B2 (ja) 張材の張設構造及び椅子
JP6355201B2 (ja) 表皮固定構造及びアームレスト
JP5792081B2 (ja) 車両用シート
JP5380218B2 (ja) 車両用シートの収納装置
JP5389375B2 (ja) シート支持構造
JP4593407B2 (ja) カバーユニット及びカバー取付け構造
JP5880330B2 (ja) シートバックフレームの製造方法
JP2015093092A (ja) 椅子
JP5906964B2 (ja) バックル保持構造
JP5812619B2 (ja) 窓台
JP5433546B2 (ja) ヘッドレストの支持構造
JP5878312B2 (ja) マット用留め具の取付構造およびその留め具