JP2010179380A - インサート着脱式切削工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの低減を図るとともに高いインサート取付剛性を確保することができ、そして十分な量のクーラントを切屑に妨げられたりすることなく確実に切刃による切削部位に供給して、高い冷却、潤滑効果を得ることができるインサート着脱式切削工具を提供する。
【解決手段】工具本体1のヘッド部13に形成されたインサート取付座2に、切削インサート3を、切刃4をヘッド部13から突出させて、インサート取付座2の上下顎部21、22間に挟み込んで取り付けるとともに、工具本体1には、クーラントが供給されるクーラント穴41をヘッド部13に向けて延びるように形成して、インサート取付座2に臨んで、切削インサート3の上下顎部21、22間に配されるインサート側面33に間隔をあけて対向するように開口させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、工具本体の先端部に形成されたインサート取付座に切刃を備えた切削インサートが着脱可能に取り付けられるインサート着脱式切削工具に関するものである。
このようなインサート着脱式切削工具としては、回転する被削材に溝入れ加工等を行うものとして、例えば特許文献1〜4に、インサート取付座が工具本体先端部に設けられた上顎部と下顎部との間で切削インサートを挟み込むようにして取り付けるものとされ、このインサート取付座の上顎部やその基端部または下顎部に、切削インサートの切刃による切削部位を冷却、潤滑するクーラントを供給するクーラント穴が、切刃が突出する突出方向に向けて開口するように形成されたものが提案されている。
ここで、特許文献1、2に記載のインサート着脱式切削工具では、インサート取付座の上記上顎部と下顎部の双方に上記クーラント穴が、これら上下顎部の上記突出方向を向く面に開口するように形成されている。また、特許文献3に記載のインサート着脱式切削工具では、切削インサートの下面が着座させられる下顎部の着座面に上記突出方向に延びる凹溝が形成されて、この凹溝と切削インサート下面とでクーラント穴が形成されてクーラントが供給される。さらに、特許文献4に記載のインサート着脱式切削工具では、上顎部の基端部上側に開口したクーラント穴からクーラントを供給するようにしている。
なお、これら特許文献1〜4のうち、特許文献1、3には、回転する被削材に形成された加工穴の内周面を加工する内径加工工具が記載されるとともに、上記上顎部が、工具本体先端部にクランプネジによって取り付けられて切削インサートをクランプするクランプ駒とされたものが記載されており、このうち特許文献1には、下顎部も、工具本体先端部にクランプネジによって取り付けられるサポータに形成されたものが記載されている。
また、同特許文献1と特許文献2、4には、上顎部が下顎部と一体に形成されて弾性変形により切削インサートを挟み込むものも記載されており、さらに特許文献4には、これら上下顎部が、工具本体の先端部に着脱可能に取り付けられるアダプターに形成されたものが記載されている。
特開平7−227702号公報 国際公開第2008/066474号パンフレット 特開平7−237006号公報 特表平9−510149号公報
しかしながら、これら特許文献1〜4に記載のように、インサート取付座の上顎部や下顎部からクーラントを供給する場合、上顎部やその基端部から供給しようとしても、切削インサートの切刃によって生成される切屑がこの切刃のすくい面から上顎部に向けて流出してクーラントの切削部位への供給を妨げるため、効率的な切削部位の冷却、潤滑を行うことができない。
一方、下顎部からクーラントを供給するときでも、下顎部と切刃との間には切刃に連なる逃げ面が延びているため、これら下顎部と切刃との間に間隔があくことが避けられない。また、特に特許文献1、3に記載された内径加工工具などでは、この逃げ面の延長面よりも下顎部を後退させなければならないため、切刃による切削部位にクーラントが直接到達するような方向にクーラント穴を形成するのは困難となり、クーラントの供給が制限されざるを得ない。
さらに、上述のように被削材に溝入れ加工を行うインサート着脱式切削工具において、特許文献1〜3に記載のように切刃によって加工された溝内に挿入される顎部にクーラント穴を形成する場合は、この顎部の幅が上記加工された溝の幅(切刃の幅)未満に制限されるため、十分な断面積のクーラント穴を形成することができずに必要なクーラント供給量を確保することができなくなるおそれがある。
また、特許文献1、2に記載のインサート着脱式切削工具では、この顎部に穴明け加工によってクーラント穴を形成しているが、このように幅が制限されざるを得ない顎部に穴明け加工を行うこと自体が容易ではない。しかも、こうして下顎部や上顎部に穴明け加工を施してクーラント穴を形成した場合や、特許文献3のように下顎部に凹溝を形成した場合でも、切削インサートを挟み込んで取り付ける上下顎部の肉厚が削がれることになるため、インサート取付剛性が損なわれて安定した加工に支障を来すおそれもある。
さらにまた、特許文献1、4に記載されたインサート着脱式切削工具では、軸状の工具本体の中心軸線方向(長手方向)に沿って形成されたクーラント穴を、一旦この中心軸線に対する径方向に曲折させて上記アダプターやサポータ、クランプ駒の冷却液用穴や切削液供給孔に連通させ、さらにこれら冷却液用穴や切削液供給孔も切刃に向けてクーラントを噴出するように曲折させて形成している。
ところが、このようなクーラント穴や冷却液用穴、切削液供給孔を曲折させて形成するには、工具本体やアダプター、サポータ、クランプ駒にその表面から上記中心軸線方向とその径方向に穴明け加工を行った後、こうして形成された穴の不要な外周面への開口部を埋め栓等で封止しなければならず、製造コストの増大を招くことになる。このような問題は、特許文献3に記載された工具でも同様であり、また特に工具本体の中心軸線に対して切刃が径方向に突出することになる上記内径加工工具では、クーラント穴も中心軸線方向から切刃の突出方向へと曲折させなければならないため、避けることができない。
本発明は、このような背景の下になされたもので、例えば回転する被削材に溝入れ加工を施すインサート着脱式切削工具において、幅が制限される上下顎部に穴明け加工を施したり、特に内径加工用の工具であっても、工具本体等にその中心軸線方向とこの中心軸線に対する径方向とに曲折する穴明け加工を施したり、さらに不要な開口部を封止したりする必要がなく、製造コストの低減を図るとともに高いインサート取付剛性を確保することができ、そして十分な量のクーラントを切屑に妨げられたりすることなく確実に切刃による切削部位に供給することが可能で、高い冷却、潤滑効果を得ることができるインサート着脱式切削工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、工具本体の先端部に形成されたインサート取付座に、切刃を備えた切削インサートが該切刃を上記工具本体先端部から突出させて着脱可能に取り付けられるインサート着脱式切削工具であって、上記インサート取付座は、上記工具本体先端部に設けられた上顎部と下顎部との間に上記切削インサートを挟み込んで取り付けるとともに、上記工具本体には、クーラントが供給されるクーラント穴が上記工具本体先端部に向けて延びるように形成されており、このクーラント穴は、該工具本体先端部において上記インサート取付座に臨んで、このインサート取付座に取り付けられた上記切削インサートの上記上顎部と下顎部との間に配されるインサート側面に間隔をあけて対向するように開口させられていることを特徴とするものである。
このような構成のインサート着脱式切削工具においては、クーラント穴が、上述のように上下顎部に挟まれた切削インサートの該上下顎部間に配されるインサート側面に対し、間隔をあけて対向するようにインサート取付座に臨んで開口しており、従ってこのクーラント穴の開口部から噴出したクーラントは、まず上記インサート側面に衝突させられ、次いでインサート側面とクーラント穴開口部との間隔部分を、このインサート側面に沿って案内されるように上下顎部間を流れ出て切刃による切削部位に達する。
このため、切削インサートのすくい面から上顎部に向けて流れ出る切屑によってクーラントの供給が妨げられたり、たとえ当該インサート着脱式切削工具が内径加工工具であっても切削インサートの逃げ面によってクーラントの供給が制限されたりするようなことがなく、しかもクーラント穴の大きさが上下顎部の幅により制限されたりすることもないので、十分な量のクーラントを切刃および該切刃による被削材の切削部位に確実かつ直接的に到達させて、効率的な冷却、潤滑を図ることができる。
また、こうしてクーラント穴が、インサート取付座の上下顎部間に配されるインサート側面に間隔をあけて対向して開口するように工具本体に形成されることにより、クーラント穴を上下顎部自体に形成する必要もなくなる。このため、これら上下顎部の肉厚が削がれるのを防ぐことができて上下顎部に高い強度を確保することができるので、これら上下顎部に挟み込まれてインサート取付座に取り付けられる切削インサートの取付剛性の向上を図ることができる。
さらに、このようにインサート側面に対向して開口するクーラント穴は、切削インサートを取り外した状態におけるインサート取付座の上下顎部の間を通して、工具本体にドリル等により穴明け加工を施すだけで、容易に形成可能である。例えば、上述した内径加工用のインサート着脱式切削工具のように、上記工具本体は中心軸線に沿って延びる軸状に形成されているとともに、この工具本体の先端部においては、上記切刃が上記中心軸線に対する径方向に突出するように上記切削インサートが取り付けられていても、クーラント穴はこの中心軸線方向に延びるように形成するだけで、切削インサートのインサート側面に対向するように開口させることができるので、クーラント穴を複雑に曲折させたり、不要な開口部を封止したりする必要がなくなり、一層低コストの内径加工工具を提供することが可能となる。
ここで、このクーラント穴は、例えば上記インサート側面に直交する方向に開口していても良いが、このインサート側面側に向かうに従い、上記切削インサートの切刃が突出する方向に向かうように開口させることにより、このクーラント穴開口部から噴出したクーラントを、より多く確実にインサート側面によって切刃が突出する方向に案内して切削部位に到達させることができる。
また、回転する被削材の内外径加工あるいは端面加工を問わず、工具本体を切刃が突出する方向に送り出して被削材に溝加工や突っ切り加工を施す場合、上記切削インサートにおいては、切刃により形成された溝の内壁面との間にクリアランスを確保するために、上記クーラント穴と対向させられるインサート側面が、該インサート側面側の上記切刃の端部に対して後退するように形成される。そこで、このような場合に本発明を適用すれば、上記インサート側面に沿って案内されるクーラントを、上記溝内壁面との間に確保されるクリアランス部分を介して、上記溝の奥に位置した切刃、および該切刃による切削部位(溝底面)にさらに確実に供給することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、被削材に溝入れ加工を施す場合や内径加工を行う場合でも、工具製造コストを低減するとともにインサート取付剛性を確保しつつ、十分な量のクーラントを確実に切刃と被削材の切削部位に供給することができ、該切刃や切削部位の効率的な冷却、潤滑を図って円滑かつ安定した切削を促すことが可能となる。
本発明のインサート着脱式切削工具の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態の平面図である。 図1に示す実施形態を切刃4の突出方向側から見た側面図である。 図1に示す実施形態を切刃4の突出方向の反対側から見た側面図である。 図1に示す実施形態を中心軸線O方向先端側から見た図である。 図1に示す実施形態を中心軸線O方向後端側から見た図である。 図1に示す実施形態の工具本体1先端部(ヘッド部13)の拡大斜視図である。 図1に示す実施形態の工具本体1先端部(ヘッド部13)の拡大平面図である。
図1ないし図8は、回転する被削材の回転軸線に沿って形成された加工穴の内周面に溝入れ加工を施す内径加工用のインサート着脱式切削工具に本発明を適用した場合の一実施形態を示すものである。本実施形態においては、その工具本体1が中心軸線Oに沿って延びる外形略円柱形の軸状をなし、この工具本体1の中心軸線O方向の先端部(図2、3において右側部分、図4においては左側部分)に形成されたインサート取付座2に、溝入れ加工用の切削インサート3がその切刃4を工具本体1から突出させるようにして着脱可能に取り付けられて構成されている。
ここで、上述のように内径加工用の溝入れ工具である本実施形態のインサート着脱式切削工具では、この切削インサート3は、上記切刃4を工具本体の中心軸線Oに対する径方向外周側(図2、8において下側、図5において左側、図6においては右側)に突出させるようにしている。
また、工具本体1は鋼材等により一体に形成されていて、その後端部(図2、図3において左側部分、図4においては右側部分)が中心軸線Oを中心とした略円柱状のままのシャンク部11とされ、ただしその上下面部には中心軸線Oに平行かつ互いにも平行で、上記切刃4が突出する突出方向に沿った一対の平坦な切欠面12が形成されている。そして、これらの切欠面12によって回り止めされた状態でシャンク部11が保持されることにより、当該工具本体1は工作機械に固定される。
一方、この工具本体1の先端部はヘッド部13とされ、このヘッド部13の上記突出方向側を向く側面14は、そのシャンク部11側の後端部が、該シャンク部11と略同径の円筒面状をなし、ただしその中心線は上記突出方向とは反対側の上記中心軸線Oに対する径方向内周側に偏心させられていて、これにより、この側面14の後端部は、シャンク部11の上記突出方向を向く面からこの径方向に一段後退するようにされている。
これに対して、ヘッド部13の上記突出方向とは反対側を向く側面15は、シャンク部11よりも外径の大きな円筒面状をなしており、ただしその中心線は上記中心軸線Oよりも上記突出方向側に偏心していて、これにより該側面15のうち上記突出方向と反対側を向く周方向中央部は、やはりシャンク部11の突出方向反対側を向く面から、上記側面14の後退量よりは小さな後退量で、僅かに一段後退させられている。なお、この側面15の上記周方向中央部には、中心軸線O方向に延びる楕円球面状に凹んだ有底の窪み(ディンプル)16が形成されている。
その一方で、このように後退した上記周方向中央部に対する側面15の周方向両側の上下面部は、図6に示すようにシャンク部11よりも僅かに突出して上記側面14と交差させられている。さらに、これら側面14、15が交差するヘッド部13の上面部には、このヘッド部13の先端面17、すなわち工具本体1の最先端面から、中心軸線O方向後端側に向かうに従い径方向外周側(上方)に向かうように傾斜する傾斜平面18が形成されており、この傾斜平面18はヘッド部13後端側のシャンク部11の手前で切り上げられている。ただし、これらの側面14、15は、シャンク部11よりも突出していなくてもよく、さらにこのような偏心した側面14、15を形成せずに、シャンク部11と同一の中心軸線Oで構成した円筒面状のヘッド部13の周面としてもよい。
また、上記先端面17は中心軸線Oに垂直な平面状とされるとともに、この先端面17から中心軸線O方向後端側に向けては、該先端面17における中心軸線Oとの交点よりも僅かに上側とヘッド部13の両側面14、15とに開口して上記傾斜平面18に平行に延びるスリット19が形成されており、このスリット19の上記先端面17への開口部に沿って上記インサート取付座2が形成されている。ここで、スリット19は、傾斜平面18とともに、上記切欠面12に対して上記突出方向からその反対側に向かうに従い僅かに上向きに傾斜させられているとともに、該スリット19奥の先端側を向く底面は、同じく上記突出方向からその反対側に向かうに従い僅かに先端側に向かうように傾斜させられている。
こうしてスリット19が形成されることにより、ヘッド部13の先端側は上下に分割させられ、このうちヘッド部13の先端に臨む部分がそれぞれ上記インサート取付座2を構成する上下顎部21、22とされる。さらに、分割されたヘッド部13上部には、上記傾斜平面18から該傾斜平面18およびスリット19に垂直にクランプネジ23が挿通され、このクランプネジ23がスリット19を貫通してヘッド部13下部にねじ込まれることにより、ヘッド部13上部が弾性変形して上顎部21が下顎部22側に接近し、インサート取付座2に着座させられた上記切削インサート3がこれら上下顎部21、22によって挟み込まれるように取り付けられる。
これら上下顎部21、22のうち、上顎部21においては、ヘッド部13上部の上記側面14と先端面17と傾斜平面18とが交差する角部が上記突出方向に向かうに従い傾斜平面18に対して後退するように切り欠かれるとともに、先端面17における上記突出方向の反対側には、スリット19の側面15側への開口部と僅かに間隔をあけて中心軸線O方向先端側から見て略半円形をなして先端面17に開口する逃げ部24が後端側に向けて凹むように形成されている。そして、この逃げ部24から上記突出方向に向けての上顎部21の下面部は、該突出方向側から見て下向きに凸となる断面凸V字状に形成されて、後述する切削インサート3の上面部に当接して押圧可能な押圧面25とされている。
一方、下顎部22は、ヘッド部13の上記先端面17を含んだ最先端部のスリット19よりも下側部分が、ヘッド部13の上記突出方向とは反対側を向く側面15がなすシャンク部11よりも外径の大きな円筒面をそのまま突出方向側に延長するようにした中心軸線Oに垂直な概略半円板状に形成されており、その上記突出方向側の突端は、ヘッド部13の上記突出方向側を向く側面14や、シャンク部11の同じく突出方向側を向く外周面よりも突出させられている。そして、この突端から上記突出方向の反対側に向けての下顎部22の上面部は、該突出方向側から見て上向きに凸となる断面凸V字状に形成されて、後述する切削インサート3の下面部が密着して着座可能な着座面26とされている。
なお、この着座面26は、上下顎部21、22に挟み込まれる切削インサート3の上記上下面部間の寸法に合わせて、スリット19を先端面17に延長したその開口部よりも下側に一段後退して位置し、このスリット19と同様に上記切欠面12に対して上記突出方向からその反対側に向けて該スリット19と平行に僅かに上向きに傾斜させられている。また、こうして一段下側に後退した着座面26とスリット19の開口部との間は、上記突出方向側から見て断面L字状に切り欠かれて、これによりインサート取付座2の上記中心軸線O方向後端側には該中心軸線Oに垂直な壁面27が僅かな間隔をあけて形成され、スリット19はこの壁面27に開口させられることになる。これに対して、上顎部21の上記押圧面25は、この壁面27におけるスリット19の開口部に略沿うようにして、上記突出方向からその反対側に向けて、やはりスリット19や着座面26と平行に僅かに上向きに傾斜させられている。
また、この着座面26の上記突出方向とは反対側には、中心軸線O方向先端側から見て略半円形をなして先端面17に開口して該着座面26に対して凹むとともに中心軸線O方向後端側にも凹む逃げ部28と、同じく中心軸線O方向先端側から見て上顎部21の上記逃げ部24がなす半円に同心となるような凹円弧状をなして先端面17に開口して中心軸線O方向後端側に凹む逃げ部29とが間隔をあけて形成されている。従って、これらの逃げ部28、29が間隔をあけた部分には、上記中心軸線O方向に延びる突条部が形成されることになって、その突頂部は、上記突出方向を向いて、次述する切削インサート3の上記突出方向とは反対側に向けられる端面に当接可能な当接部30とされる。
このように形成されたインサート取付座2に取り付けられる切削インサート3は、超硬合金等の硬質材料により外形が断面略方形の横長角棒状に形成されている。そして、この切削インサート3の長手方向に沿った上面部31の中央と下面部32とは、該長手方向に垂直な断面が凹V字状に形成されていて、上述のようにヘッド部13上部を弾性変形させてインサート取付座2の上下顎部21、22により切削インサート3を挟み込んだ際に、その断面凸V字状をなす上記押圧面25と着座面26とに互いのV字の二等分線を一致させるようにして当接可能とされている。
また、これら上面部31中央から下面部32にかけて延びる切削インサート3の一対のインサート側面33は、上記長手方向に沿って互いに平行、かつこれら上面部31中央および下面部32の断面がなす凹V字の二等分線とも平行となるような平面状とされている。さらに、これらインサート側面33は、下面部32側でこのような平面状のまま切削インサート3の上記長手方向全長に亙って延び、この長手方向の両端部で該長手方向に垂直とされた切削インサート3の下面部32側の端面34にそれぞれ直交させられている。
一方、切削インサート3の上面部31側の両端部には、断面凹V字状とされた中央部よりも下面部32側に一段後退した位置に、それぞれすくい面35が形成されている。これらのすくい面35は、本実施形態では上記長手方向両端側に向かうに従い漸次幅広となる等脚台形状とされており、その長手方向両端縁には溝入れ加工に使用される上記切刃4が、インサート側面33に垂直な方向に延びて、上記端面34よりも上記長手方向に突出し、かつ該切刃4の両端部も一対のインサート側面33からそれぞれ突出するようにして形成されている。また、切削インサート3の両端部において、このすくい面35の外周縁からこれら両インサート側面33および端面34にかけては、上記切刃4の逃げ面36も含めて、下面部32側に向かうに従い漸次後退するように形成されている。
このような切削インサート3は、上記クランプネジ23を緩めてインサート取付座2の上下顎部21、22を開いた状態で、その上面部31中央と下面部32の凹V字を押圧面25と着座面26の凸V字にそれぞれ摺接させるようにして、両端部の切刃4のうちの一方を上記突出方向に向け、該突出方向側から中心軸線Oに垂直な径方向に沿ってインサート取付座2に挿入され、他方の切刃4側の上記端面34が中心軸線Oを越えてインサート取付座2の上記当接部30に当接したところで、中心軸線Oに対する径方向に位置決めされて該インサート取付座2に着座させられる。そして、さらに上記クランプネジ23をねじ込んでヘッド部13上部を弾性変形させることにより、押圧面25が上面部31を押圧して上下顎部21、22に挟み込まれるように切削インサート3はクランプされ、インサート取付座2に取り付けられる。
こうして切削インサート3がインサート取付座2に取り付けられた状態で、切削インサート3の上記インサート側面33は工具本体1の中心軸線Oに垂直となるように配置され、かつ上記突出方向に向けられた切刃4が図5に示すようにこの中心軸線Oから最も径方向外周に突出するように配置される。また、インサート取付座2の中心軸線O方向後端側に配置された上記壁面27は、この中心軸線O方向後端側に向けられる切削インサート3のインサート側面33と僅かな間隔をあけて対向配置されることになる。
そして、工具本体1には、クーラントが供給されるクーラント穴41が工具本体1先端部のヘッド部13に向けて延びるように形成されており、このクーラント穴41は、ヘッド部13においてインサート取付座2に臨んだ上記壁面27に開口させられている。すなわち、このクーラント穴41は、インサート取付座2に取り付けられた切削インサート3の、上下顎部21、22間に配される上記中心軸線O方向後端側に向けられたインサート側面33に、間隔をあけて対向するように開口させられている。
ここで、本実施形態におけるクーラント穴41は、工具本体1後端側のシャンク部11の後端面から中心軸線Oに沿って延び、ヘッド部13において中心軸線O方向先端側に向かうに従い上記突出方向に向かうように曲折させられて、壁面27における上記スリット19の開口部よりも僅かに下側で着座面26よりは僅かに上側の位置に、ヘッド部13の上記側面14寄りに開口させられており、従ってこのクーラント穴41は、対向するインサート側面33側に向かうに従い上記突出方向側を向くように開口させられることになる。なお、クーラント穴41は、シャンク部11内で中心軸線Oに沿って延びる部分で大径の断面円形穴とされる一方、ヘッド部13内で曲折された部分ではこれよりも小径のやはり断面円形穴とされている。
このように構成されたインサート着脱式切削工具においては、上記インサート取付座2に取り付けられた切削インサート3の上記突出方向に突出させられた切刃4により、被削材の加工穴内周面に溝入れ加工を施す際に、シャンク部11後端面から上記クーラント穴41を介してクーラントを供給すると、クーラントは上記壁面27におけるクーラント穴41の開口部から噴出して、この開口部に対向するように配置された切削インサート3の上記中心軸線O方向後端側に向けられたインサート側面33に衝突する。そして、このインサート側面33に沿って案内されるようにして、該インサート側面33と上記壁面27との間の間隔部分を上記突出方向に向けて流出し、該突出方向に位置する上記切刃4および該切刃4による被削材の切削部位に到達する。
従って、このようなインサート着脱式切削工具によれば、こうしてインサート取付座2の上下顎部21、22に挟まれた切削インサート3のインサート側面33に沿ってクーラントが供給されるため、切削インサート3の切刃4によって生成されてすくい面35から上面部31を経て上顎部21に向け流れる切屑によってクーラントの供給が妨げられたりすることがない。また、切刃4の逃げ面36やこれに連なる上記端面34によって切刃4へのクーラントの供給方向が制限されたりすることもないので、より直接的かつ確実にクーラントを切刃4および切削部位に供給することができる。
しかも、当該インサート着脱式切削工具が上述のような溝入れ工具であって、上下顎部21、22の幅が加工する溝の幅等によって制限されざるを得ない場合でも、このクーラント穴41の、特に壁面27における開口部の大きさは制限を受けることはない。このため、十分な量のクーラントを上述のように確実かつ直接に切刃4や切削部位に供給することができるので、これら切刃4や被削材の切削部位の効率的な冷却、潤滑を図ることができ、さらに上下顎部21、22にクーラント穴を形成する必要もないことから、インサート取付座2における切削インサート3の取付剛性も向上させることができて、これらにより安定的かつ円滑な切削を促すことが可能となる。
また、こうして幅が制限されざるを得ない上下顎部21、22にクーラント穴を形成する必要がないために、クーラント穴41を形成するのも容易となって、当該インサート着脱式切削工具の製造コストの低減を図ることもできる。すなわち、特に本実施形態の内径加工用のインサート着脱式切削工具のように、工具本体1は加工穴に挿入可能なように中心軸線Oに沿った軸状とされる一方で、切刃4はこの加工穴の内周を切削可能なように上記中心軸線Oに対する径方向に突出するように配置される場合に、上下顎部21、22からクーラントを供給しようとすると、シャンク部11の後端面から中心軸線Oに沿って形成したクーラント穴に、ヘッド部13の先端面17からこのクーラント穴に連通する穴を形成し、さらにこの穴に連通して突出方向側に開口する穴を上下顎部21、22内に形成した後、ヘッド部13の先端面17の穴開口部を埋め栓等によって封止する必要があるが、本実施形態では中心軸線Oに沿った大径の穴に連通する穴を、上下顎部21、22の間を通してドリル等により上記壁面27から穿設して中心軸線O方向に延びるクーラント穴41を形成すればよく、クーラント穴41を複雑に曲折させたり不要な開口部を封止したりする必要がないため、製造工程の簡略化や部品数の削減を図ることができる。
また、本実施形態では、このクーラント穴41のインサート側面33に対向して開口する部分が、中心軸線Oから該中心軸線O方向先端側に向かうに従い切刃4の上記突出方向側に向かうように延びており、従って壁面27の開口部から噴出したより多くのクーラントを切刃4およびその切削部位に供給することができる。この点、例えばこのクーラント穴41の開口部は、中心軸線O方向に平行すなわちインサート側面33には垂直に開口していたり、場合によっては中心軸線O方向先端側に向かうに従い上記突出方向と反対側に向かうように延びていたりしても、噴出したクーラントの少なくとも一部は突出した切刃4に供給されるが、直接的に供給される供給量は少なくなってしまう。
さらに、本実施形態のインサート着脱式切削工具は上述のように溝入れ加工用のものであって、この溝入れ加工を行う切刃4の両端部は、切削インサート3の両インサート側面33よりも突出していて、加工された溝の内壁面とインサート側面33との間にクリアランスが確保されている。言い換えれば、クーラント穴41と対向させられるインサート側面33は、該インサート側面33側の切刃4の端部に対して後退するように形成されることになるため、本実施形態によれば、このインサート側面33に沿って案内されるクーラントを、これらインサート側面33と上記内壁面との間のクリアランス部分を介して、加工された溝の奥に位置する切刃4および該溝の溝底である切削部位にさらに確実に到達するように供給することが可能となる。
ただし、本実施形態では、このように内径加工用の溝入れ工具に本発明を適用した場合について説明したが、外径加工用や端面加工用の、切刃の突出方向が軸状の工具本体の中心軸線方向と同方向とされたインサート着脱式切削工具に本発明を適用することも可能である。また、溝入れ工具以外の、例えば回転する被削材の内外周面や端面を仕上げ加工する工具やねじ切り工具、あるいは特に外径加工の場合は突っ切り加工用の工具として本発明を適用することも可能である。
さらに、本実施形態では、上下顎部21、22によって切削インサート3を挟み込むインサート取付座2までが、工具本体1のシャンク部11からヘッド部13にかけて一体に形成されているが、例えばこれら上下顎部21、22をインサート取付座2の奥側で一体に形成したヘッド部材を工具本体1とは別体に形成してその先端部に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。この場合には、クーラント穴41が開口する上記壁面27を工具本体1側に形成することにより、上下顎部21、22間の間隔にも拘わらずに、より大きな開口径のクーラント穴41をインサート取付座2に臨んで開口するように形成することができる。
さらにまた、このように上下顎部21、22によって切削インサート3を挟み込んで取り付けるにしても、上顎部21を弾性変形させるのではなく、例えば特許文献1、3に記載されたように、工具本体先端部にクランプネジによって取り付けられて切削インサートをクランプする、工具本体や下顎部とは別体のクランプ駒を上顎部としてもよく、また下顎部22についても、特許文献2記載されたように、工具本体先端部にクランプネジによって取り付けられる別体のサポータに形成されたものであってもよい。
1 工具本体
2 インサート取付座
3 切削インサート
4 切刃
11 シャンク部
13 ヘッド部
19 スリット
21 上顎部
22 下顎部
23 クランプネジ
25 押圧面
26 着座面
27 インサート取付座2に臨むヘッド部13の壁面
30 当接部
31 切削インサート3の上面部
32 切削インサート3の下面部
33 切削インサート3のインサート側面
34 切削インサート3の端面
35 すくい面
36 逃げ面
41 クーラント穴
O 工具本体1の中心軸線

Claims (4)

  1. 工具本体の先端部に形成されたインサート取付座に、切刃を備えた切削インサートが該切刃を上記工具本体先端部から突出させて着脱可能に取り付けられるインサート着脱式切削工具であって、上記インサート取付座は、上記工具本体先端部に設けられた上顎部と下顎部との間に上記切削インサートを挟み込んで取り付けるとともに、上記工具本体には、クーラントが供給されるクーラント穴が上記工具本体先端部に向けて延びるように形成されており、このクーラント穴は、該工具本体先端部において上記インサート取付座に臨んで、このインサート取付座に取り付けられた上記切削インサートの上記上顎部と下顎部との間に配されるインサート側面に間隔をあけて対向するように開口させられていることを特徴とするインサート着脱式切削工具。
  2. 上記クーラント穴は、上記インサート側面側に向かうに従い、上記切削インサートの切刃が突出する方向に向かうように開口させられていることを特徴とする請求項1に記載のインサート着脱式切削工具。
  3. 上記切削インサートにおいて、上記クーラント穴と対向させられる上記インサート側面は、該インサート側面側の上記切刃の端部に対して後退させられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインサート着脱式切削工具。
  4. 上記工具本体は中心軸線に沿って延びる軸状に形成されるとともに、上記工具本体先端部においては、上記切刃が上記中心軸線に対する径方向に突出するように上記切削インサートが取り付けられており、上記クーラント穴は上記中心軸線方向に延びて、上記インサート側面に間隔をあけて対向するように開口させられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のインサート着脱式切削工具。
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