JP2010177286A - 半導体受光素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体受光素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受光に起因しないpn接合容量を低減し、かつ、素子の小サイズ化に有利な半導体受光素子を提供する。
【解決手段】本実施形態の半導体受光素子1は、n型半導体基板101と、n型半導体基板101に形成されたメサ状の受光領域110と、受光領域110の上面に設けられた受光面119と、受光領域110上に形成されたp型電極112と、を有する。受光領域110は、p型コンタクト層を備える。p型コンタクト層は、受光面119の直下に形成されている。p型電極112は、受光面119内に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体受光素子に関する。
近年の技術の発展に伴い、光通信、光計測、光情報処理等の分野における高速且つ大容量化は必須であり、受光素子においては、高速応答に優れた半導体受光素子の開発が不可欠である。例えば、これらの半導体受光素子においては、素子特性の他にも、使用環境やパッケージ設計の自由度等の点から高い信頼性や低コスト化が可能な高い生産性が要求されている。波長1μm〜1.6μm帯の半導体受光素子の例としては、化合物半導体からなるPINフォトダイオード(以下、PIN−PDという。)(例えば、非特許文献1、非特許文献2、特許文献1)やアバランシェフォトダイオード(以下、APDという。)(例えば、特許文献2、非特許文献3、特許文献3)等がある。これらの半導体受光素子では、非特許文献1、特許文献2、非特許文献2のようなプレーナ型構造、擬似プレーナ型構造、または、特許文献1、特許文献3のようなメサ型構造が採用されている。
上記の半導体受光素子は、光が入射する方向により、表面入射構造、裏面入射構造、および、端面入射構造のいずれかに区分される。このうち表面入射構造は、半導体エピタキシャル層表面側より光を入射させる。そのため、フリップチップ実装の必要がなく、実装性に優れ、低コスト化に有利な構造である。例えば、非特許文献2、特許文献1および特許文献2に記載される半導体受光素子は、表面入射構造を採用する。
なお、半導体受光素子に関する技術として、特許文献4乃至6記載のものもある。特許文献4には、第1導電型の第1電極と光吸収層上に形成された第2導電型の第2電極とを備えるフォトダイオードにおいて、アース接続された第2導電型の第3電極を第2電極の周りに形成した半導体受光素子が記載されている。また、この第3電極としては、第2電極の形成位置を中心とするリング上の第2導電型の電極を使用することが記載されている。特許文献4の技術によれば、第2電極の周囲に設けられた第3電極の作用により、フォトダイオードにおける容量を低減することができることが記載されている。
特許文献5には、ボンディングパッドと受光素子を結ぶ配線を受光素子の半導体層上でエアブリッジ構造とすることによって、配線容量の低減を可能とすることが記載されている。
特許文献6には、受光部及び電極を形成するパッド部が、基板上の分離された位置に、同じ選択成長により形成され、パッド部と受光部とがエアブリッジ配線を介して接続することが記載されている。これにより、製造工程の容易な半導体受光素子を得ることができると記載されている。
特開2008−16535号公報 特開2005−285921号公報 特開2000−22197号公報 特開平02−026082号公報 特開平01−175776号公報 特開平08−097461号公報
ELECTRONICS LETTERS,Vol.20,No.16,pp.654-656,1984 2007 International Conference on Indium Phosphide and Related Materials Conference Proceedings,TuB3-5,pp.87-90 IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, Vol.8 No.6 pp.827-829,1996
しかしながら、上記文献記載の表面入射構造の半導体受光素子においては、素子の低容量化が難しく、周波数特性の向上において不利であった。
図11は、一般的な表面入射構造のメサ型APDの斜視図である。図12は、一般的な表面入射構造のメサ型APDの上面図である。図13は、図12で示すメサ型APDのD−D'断面図である。図11から図13に示す半導体受光素子9は、メサ状の半導体層で形成された受光領域1110と、受光領域1110のメサ上面である受光面1119と、受光領域1110上に形成された第1電極1112と、受光領域1110外部に形成された第2電極1115で構成される。
半導体受光素子9は、n型InP基板1101上にn型InPバッファ層1102、InAlAs増倍層1103、p+型InAlAs電界緩和層1104、InGaAs光吸収層1105、p型InAlAsキャップ層1106、p型InGaAsコンタクト層1107を順次積層した構造である。
受光面1119は、ウェットエッチングあるいはドライエッチングによるメサ構造の上面に設けられる。メサ部分の側壁は、保護膜1111により被覆されている。
受光領域1110外のn型バッファ層1102上には第2電極1115が形成されている。外部回路と接続するため、第1電極用ボンディングパッド1114および第2電極用ボンディングパッド1117が形成されている。第1電極用ボンディングパッド1114は、引き出し配線1113を介して第1電極1112と電気的に接続されている。また、第2電極用ボンディングパッド1117は、引き出し配線1116を介して第2電極1115と電気的に接続されている。受光面1119はAR(Anti-Reflection)コート1118で被覆されている。
一般的に表面入射構造における第1電極1112は、光の入射部分を確保するために受光面1118を取り囲むリング状またはそれに順ずる形状に形成される。
図11から図13で図示するように、リング形状の電極1112を有する表面入射構造の半導体受光素子9においては、受光面1119の外周に形成するリング形状の第一電極1112により、入射光が遮光される。しかしながら、第一電極1112直下の領域やプロセス上必要となる第一電極1112の外側のプロセスマージン1120となる部分にもpn接合容量が発生する。したがって、リング形状の電極1112により、実際に受光する面積よりも大きなpn接合容量が素子容量に含まれてしまう。ITOやZnOなどの透明電極は入射光を透過できるが、透明電極を採用すると、光通信などで多く用いられる波長1〜1.6μm帯においては、接触抵抗を下げると光吸収が大きくなり、光吸収を抑えた構成をとると接触抵抗が下がらない、というトレードオフの問題があった。
また、図11から図13で例示する一般的な半導体受光素子は、プロセスマージン1120を有するため、素子の小サイズ化という観点からも不利な構造であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、pn接合容量を低減し、かつ、素子の小サイズ化に有利な半導体受光素子を提供することにある。
本発明によれば、
半導体基板と、
前記半導体基板に形成された半導体層と、
前記半導体層の上面に設けられた受光面と、
前記半導体層上に形成された第一電極と、
を有し、
前記半導体層が第一導電型の半導体層を備え、
前記第一導電型の半導体層が、前記受光面の直下に形成され、
前記第一電極が、前記受光面内に配置されている半導体受光素子
が提供される。
また、本発明によれば、
半導体基板に半導体層を形成する工程と、
前記半導体層の上面に受光面を設ける工程と、
前記半導体層上に第一電極を形成する工程と、
を含み、
前記半導体層を形成する前記工程において、第一導電型の半導体層を備える前記半導体層を前記受光面の直下に形成し、
前記第一電極を形成する前記工程において、前記第一電極を前記受光面内に配置する半導体受光素子の製造方法
が提供される。
本発明によれば、受光に起因しないpn接合容量を低減できるため、素子容量を低減し、半導体受光素子の周波数特性を向上させることができる。また、素子を小サイズ化することができる。
第1の実施形態の半導体受光素子の斜視図である。 第1の実施形態の半導体受光素子の上面図である。 図2で示す半導体受光素子のA−A'断面図である。 図4(a)は、実施の形態に係るエアブリッジ配線を示す斜視図である。図4(b)〜(d)が図4(a)のB−B'断面図である。 第2の実施形態の半導体受光素子の斜視図である。 第2の実施形態の半導体受光素子の上面図である。図6(a)は、第2の実施形態の半導体受光素子全体の上面図である。図6(b)は、受光領域周辺の上面図である。 図6で示す半導体受光素子のC−C'断面図である。 第3の実施形態である半導体受光素子を示す断面図である。 第1の実施形態の半導体受光素子の変形例を示す断面図である。 実施の形態に係るエアブリッジ配線の変形例を示す図である。 本発明に関連する半導体受光素子の斜視図である。 本発明に関連する半導体受光素子の上面図である。 図12で示す半導体受光素子のD−D'断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の半導体受光素子の斜視図である。図2は、第1の実施形態の半導体受光素子の上面図である。図3は、図2で示す半導体受光素子のA−A'断面図である。本実施形態の半導体受光素子1は、n型半導体基板101と、n型半導体基板101に形成されたメサ状の受光領域110と、受光領域110のメサ上面である受光面119と、受光領域110上に形成されたp型電極(第一電極)112と、を有する。受光領域110は、p型コンタクト層107(第一導電型の半導体層)を備える。p型コンタクト層107は、受光面119の直下全面にわたって形成されている。p型電極112は、受光面119内に配置されている。
具体的には、本実施形態において、受光面119に一個のp型電極112が形成されている。図2で示すように、p型電極112の中心が、受光面119の中心に位置する。図1及び図2では、受光面119が円形状である例を示すが、受光面119は、楕円状であっても矩形であってもよい。
受光面119に対するp型電極112の面積比は20%以下とすると好ましく、より好ましくは10%以下とする。こうすることで、pn接合容量の低減による応答速度の向上という効果や、素子サイズの縮小による低コスト化および省スペースという効果を良好に得ることができる。
半導体受光素子1は、外部回路と接続するため、受光面119の外部にp型電極112用のボンディングパッド114(第一導電型のパッド)を備えていてもよい。p型電極112の引き出し配線として、エアブリッジ配線113を用い、p型電極112とボンディングパッド114とを電気的に接続する。このとき、エアブリッジ配線113は、受光面119を跨ぐように形成させる。エアブリッジ配線113により光が遮光されると、受光に起因しないPN接合面を増加させることになってしまう。しかしながら、受光面119を跨ぐようにエアブリッジ配線113を形成することで、受光に起因しないpn接合容量を低減することができる。
図4は、エアブリッジ配線113を示す図である。図4(a)がエアブリッジ配線113を斜視図である。図4(b)〜(d)が図4(a)のB−B'断面図である。図4(b)〜(d)で示すように、p型電極112側のエアブリッジ配線113は、受光面119に対向する側の配線幅を相対的に狭くする。こうすることで、入射光の回り込みが向上し、受光面119における光の受光を妨げない構成となる。また、配線の上面側の配線幅を相対的に広くすることで配線の断面積が広くできるため、配線の抵抗を低減することが可能となる。
半導体受光素子1は、表面入射構造のメサ型APDである。以下、半導体受光素子1の一例について詳細に説明する。
半導体受光素子1は、n型InP基板101上にn型InPバッファ層102、InAlAs増倍層103、p+型InAlAs電界緩和層104、InGaAs光吸収層105、p型InAlAsキャップ層106、p型InGaAsコンタクト層107を順次積層したメサ状の半導体層で形成された受光領域110を有する。
受光領域110は、ウェットエッチングあるいはドライエッチングによるメサ構造で形成される。受光領域110のメサ上面は受光面119である。メサ部分の側壁は、保護膜111により被覆されている。p型InGaAsコンタクト層107上には第一電極であるp型電極112が形成され、エアブリッジ配線113により受光面119外の保護膜111上に形成されたp型電極用ボンディングパッド114と接続されている。このp型電極112は、円形の受光面119の中央に形成されており、受光面119の全外周部分から等距離の位置となっている。
受光領域110外のn型InPバッファ層102上には第2電極であるn型電極115が形成されている。また、外部回路との接続のため、保護膜111上のn型電極用ボンディングパッド117が形成されている。n型電極115とn型電極用ボンディングパッド117とは、引き出し配線116を介して電気的に接続されている。受光面119はp型電極112以外の部分は全てARコート118で被覆されている。
つづいて、半導体受光素子1の製造方法について、図3を参照しつつ説明する。はじめに、ガスソースMBE、固体ソースMBE、MO−MBEなどを用いてn型半導体基板101上にエピタキシャル層(半導体層102〜107)を形成する。
ついで、ブロム系などのエッチング液を用いたウェットエッチングまたはドライエッチングにより、上記エピタキシャル層にメサ状の受光領域110を形成する。
ついで、受光領域110の上面にARコート118を形成する。また、メサ側壁およびメサ底面を保護膜111で覆う。保護膜111は、SiOxあるいはSiNxなどの無機絶縁膜やポリイミドあるいはBCBなどの有機絶縁膜により形成することができる。
ついで、Ti/Pt/AuやAu/Ge/NiあるいはAuZnなどの電極金属を真空蒸着することでp型電極112およびn型電極115を形成する。p型電極112は、受光面119内に配置させ、受光面119の外周から離隔した位置に形成させる。
ついで、エアブリッジ配線113を介して、p型電極112と保護膜111上のp型電極用ボンディングパッド114とを電気的に接続する。また、引き出し配線116を介してn型電極115と保護膜111上のn型電極用ボンディングパッド117とを電気的に接続する。こうすることで、半導体受光素子1を得る。
つづいて、本実施形態の半導体受光素子1の作用効果について説明する。本実施形態では、p型電極112が形成された受光面119の直下にp型半導体層(p型コンタクト層107)を形成する。これにより、受光領域110に均一に電界をかけることができる。一方、受光面119内にp型電極112を配置するため、受光に寄与しないp型電極112の面積分のpn接合面を従来よりも減少させることができる。したがって、受光に起因しないpn接合容量を低減させて素子の低容量化を図ることができる。また、受光面119内にp型電極112を配置することで、リング状の電極で必要であるプロセスマージンを不要とし、素子を小サイズ化することもできる。よって、半導体受光素子1によれば、半導体受光素子の素子容量を低下して周波数特性を向上させつつ、素子を小サイズ化することができる。
図11〜図13で示す従来の表面入射構造の半導体受光素子9では、素子の低容量化が難しく、周波数特性の向上において不利であるという問題があった。この原因は、受光面1119の外周を囲むように形成されたリング形状の第一電極1112にあった。受光領域1110において第一電極1112直下の領域は電極メタルによって入射光が遮光されるため受光に寄与しない。しかしながら、第一電極1112の面積分や製作上必要となる電極1112の外側のプロセスマージン1120にもpn接合容量が発生する。このため、リング形状の電極1112を有する素子では実際に受光する面積よりも大きなpn接合容量が素子容量に含まれてしまい、素子の低容量化が難しかった。
例えば、受光領域1110のメサ上面を直径50μmの円形とし、第一電極1112の幅を5μm、プロセスマージン1120を3μmとした場合、受光領域1110のメサ上面の面積3.42×10−5cmに対して第一電極1112およびプロセスマージン1120部分の面積は1.46×10−5cmである。したがって、受光に寄与しない第一電極1112およびプロセスマージン1120部分が受光領域1110のメサ上面の面積の43%を占めることとなり、この面積に相当する余分なpn接合容量が素子容量を増やしていた。具体的には、半導体受光素子9の1cm当たりのpn接合容量が12nFの半導体構造を有するAPDの場合、素子全体のpn接合容量は、0.428pFであり、受光に寄与しないリング状の第1電極1112部分とプロセスマージン1120部分に相当するpn接合容量は0.183pFもある。
一方、半導体受光素子1においては、p型電極112を受光面119内に配置する。こうすることで、受光に関与しないプロセスマージン1120をなくすことができる。たとえば、受光領域110のメサ上面の直径を50μmとし、p型電極112の直径を5μmとした場合、受光面119の面積は1.96×10−5cmである。p型電極112により遮光される部分の面積は0.02×10−5cmであるから、1cm当たりのpn接合容量が12nFの半導体層構造を有するAPDの場合、受光領域110全体のpn接合容量は0.245pFである。一方、受光に寄与しないp型電極112部分に相当するpn接合容量は0.0025pFであり、受光領域110全体の1%程度にすることができる。したがって、受光面に配置するp型電極112の面積を小さくすることで、余分なpn接合容量の付加を小さくすることができる。
このように半導体受光素子1では、従来の半導体光受光素子に対して大幅なpn接合容量低減という効果が得られる。また、半導体受光素子1では、CR時定数による帯域制限が存在するため、素子容量の低減による応答速度の向上という効果を得ることができる。
また、図11〜図13で示す従来の表面入射構造の半導体受光素子9では、素子の小サイズ化に不利であるという問題もあった。この原因は、受光面1119の外周を囲むように受光領域1110のメサ上面に形成されたリング形状の第一電極1112にあった。これにより、受光面1119において受光する部分の面積に加えて第一電極1112の面積と製作上必要となる電極外側のプロセスマージン1120の面積が必要となっていた。
たとえば、受光領域1110のメサ上面を直径50μmの円形とし、第一電極1112の幅を5μm、プロセスマージン1120を3μmとした場合、半導体受光素子9のメサ上面の面積は3.42×10−5cmであった。
一方、半導体受光素子1によれば、p型電極112を受光面119内に配置する。こうすることで、受光に関与しないプロセスマージン1120をなくすことができる。たとえば、受光領域110のメサ上面の直径を50μmとし、p型電極112の直径を5μmとした場合、受光領域110のメサ上面の面積は1.98×10−5cmである。したがって、光を受光できる面積は同じであるにも関わらず、受光領域110のメサ上面の面積は受光領域1110のメサ上面に比べて40%以上低減される。したがって、素子の小サイズ化に有利となり、コスト低減やモジュールの省スペース化が可能となる。
また、半導体受光素子1は、受光面119上に形成されたp型電極112と受光領域110外に形成されたp型電極112用ボンディングパッド114とがエアブリッジ配線113を介して接続される。そのため、半導体表面上に直接形成された配線と比べて入射光が配線下の受光面に対して回り込み易く、入射光の遮光が低減される。したがって、受光に関与しない部分を増加させずに外部回路と接続することができ、受光領域110内での光吸収の均一性を保持することができる。
以上のように、半導体受光素子1によれば、高性能かつ高信頼特性を有し、製造が容易な半導体受光素子を提供することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態の半導体受光素子の斜視図である。図6は、第2の実施形態の半導体受光素子の上面図である。図6(a)は、第2の実施形態の半導体受光素子全体の上面図であり、図6(b)は、受光面619周辺の上面図である。図7は、図6で示す半導体受光素子のC−C'断面図である。本実施形態の半導体受光素子2は、受光面619に4つのp型電極(第一電極)612が互いに離隔して形成されている。図6(a)で示すように受光面619は円形状である。図6(b)で示すように、各p型電極612の中心間の距離(r)が互いに等しく、かつ、p型電極612の中心と受光面619の外周との間の最短距離(r)が等しい位置に、p型電極612がそれぞれ配置されている。
半導体受光素子2は、表面入射構造のメサ型APDである。以下、半導体受光素子2の一例について詳細に説明する。
半導体受光素子2は、n型InP基板601上にn型InPバッファ層602、InAlAs増倍層603、p+型InAlAs電界緩和層604、InGaAs光吸収層605、p型InAlAsキャップ層606、p型InGaAsコンタクト層607を順次積層した半導体層で形成された受光領域610を有する。受光領域610はウェットエッチングあるいはドライエッチングによるメサ構造で形成される。受光領域610のメサ上面は受光面619である。
受光領域610のメサ部分の側壁は、保護膜611により被覆されている。p型InGaAsコンタクト層607には第1電極である4個からなるp型電極612が形成され、エアブリッジ配線613により受光領域610外の保護膜611上に形成されたp型電極用引き出し配線625と接続されている。
このp型電極612は、図6(b)に示すように各電極を中心にした抵抗が一定値R以下となる半径rの範囲を重ね合わせた領域(換言すると、電極までの抵抗が一定値R以下の範囲630)が受光面619全面をカバーするように、各電極を等距離かつ各電極と受光する範囲の外周との最短距離が等しく配置されている。
受光領域610外のn型InPバッファ層602上には第二電極であるn型電極615が形成されており、保護膜611上のn型電極用ボンディングパッド617と電気的に接続されている。受光面619は、p型電極612以外の部分は全てARコート618で被覆されている。
半導体受光素子2では、各p型電極612は、光キャリアの発生位置から電極までの抵抗が一定値R以下となる半径rの範囲630の中央に位置している。光キャリアの発生位置から最も近い電極までの距離は、光電流に対する受光面の面方向の抵抗となり、その抵抗値はp型の半導体層のシート抵抗と最も近い電極までの距離で決まる値である。つまり、p型InGaAsコンタクト層607のシート抵抗と光キャリアの発生位置からp型電極612までの距離とで光電流に対する抵抗値Rが決まる。また、この抵抗値Rは距離が遠いほど大きくなることは自明である。発生した光キャリアの電極への到達時間は受光領域に依存する上述の抵抗値Rの影響を受けるため、最終的には光キャリアの発生位置から最も近い電極までの距離は素子の応答速度や信号の立ち上がり、立下り時間を左右する。したがって、この距離の縮小により応答速度の向上が可能になる。
また、半導体受光素子2では、エアブリッジ配線613により受光領域610外の保護膜611上に形成されたp型電極用引き出し配線625と接続されている。そのため、入射光が配線下の受光面に対して回り込み易く、受光に関与しない部分が低減され、受光面での受光感度のバラツキが改善される。
エアブリッジ配線613は、より最適には、図4に示すエアブリッジ配線113と同様に受光面619表面に近い側が細く、上部に広がる形状にする。こうすることで、入射光の回り込みを向上し、配線の抵抗を低減することが可能である。
半導体受光素子2は、半導体受光素子1と同様の製造方法により得られる。
(第3の実施形態)
図8は第3の実施形態である半導体受光素子3を示す断面図である。半導体受光素子3は、表面入射構造のメサ型PIN−PDである。
n型InP基板1001上にn型InPバッファ層1002、アンドープInGaAs層1003、p型InP層1004、p型InGaAsコンタクト層1005を順次積層した構造である。半導体層で形成された受光領域1010は、ウェットエッチングあるいはドライエッチングによるメサ構造で形成される。受光領域1010のメサ上面が受光面1019である。メサ部分の側壁は、保護膜1011により被覆されている。受光面1019内には第一電極であるp型電極1012が形成され、エアブリッジ配線1013により受光領域1010外の保護膜1011上に形成されたp型電極用ボンディングパッド1014と電気的に接続されている。
このp型電極1012は、円形の受光面1019の中央に形成されており、受光面1019の全外周部分から等距離の位置となっている。受光領域1010外のn型InPバッファ層1002上には第二電極であるn型電極1015が形成されており、n型電極用引き出し配線1016を介して保護膜1011上のn型電極用ボンディングパッド1017と電気的に接続されている。受光面1019は、p型電極1012以外の部分は全てARコート1018で被覆されている。
かかる表面入射構造のメサ型PIN−PDにおいては、受光面1019上に形成されたp型電極1012は円形の受光面1019中央に形成されているので、このp型電極1012から受光面1019外周までの距離は外周上のどの位置に対しても等しい。従って、半導体受光素子1と同様に、受光面1019内において均一な光応答を得ることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、半導体受光素子1では、p型コンタクト層107が受光面119の直下一面にわたって形成されている。しかしながら、p型コンタクト層107は電極金属とのコンタクト抵抗低減のため形成されている。そのため、図9の断面図に示すように第一電極512金属直下以外の領域のp型InGaAsコンタクト層507を除去してもよい。特に通信などで多く用いられる波長1μm〜1.6μm帯においてはInGaAsでの吸収が大きいことからInGaAsコンタクト層507の除去により受光感度の向上が可能である。この場合においても、受光面519の直下にわたってp型キャップ層506が形成されることになる。そのため、均一に電界をかけることができ、立ち上がり電圧を低下させて、応答速度を向上させることができる。
なお、図9では、半導体受光素子1の変形例である半導体受光素子5を示す。半導体受光素子5は、n型InP基板501上にn型InPバッファ層502、InAlAs増倍層503、p+型InAlAs電界緩和層504、InGaAs光吸収層505、p型InAlAsキャップ層506、p型InGaAsコンタクト層507を順次積層した半導体層で形成された受光領域510を有する。受光領域510のメサ上面が受光面519である。
受光領域510は、ウェットエッチングあるいはドライエッチングによるメサ構造で形成される。受光領域510のメサ上面が受光面519である。受光領域510のメサ部分の側壁は、保護膜511により被覆されている。p型InGaAsコンタクト層507上に第一電極であるp型電極512が形成され、エアブリッジ配線513により受光領域510外の保護膜511上に形成されたp型電極用ボンディングパッド514と接続されている。このp型電極512は、円形の受光面519の中央に形成されており、受光面519の全外周部分から等距離の位置となっている。
受光領域510外のn型InPバッファ層502上には第二電極であるn型電極515が形成されており、保護膜511上のn型電極用ボンディングパッド517と引き出し配線516を介して電気的に接続されている。受光面519においてp型電極512以外の部分は全てARコート518で被覆されている。
また、半導体受光素子2においても、p型InGaAsコンタクト層607の目的は電極金属とのコンタクト抵抗低減である。そのため、第一電極金属直下以外の領域のp型InGaAsコンタクト層607を除去してもよい。
また、上記の実施形態では、いずれも、第一電極であるp型電極と第一電極用ボンディングパッドをエアブリッジ配線で接続している。しかしながら、エアブリッジ配線に換えて、第1電極912用引き出し配線として図10に示すような受光面上に形成された台形状の絶縁膜からなる台座921の上に形成された引き出し配線913を採用してもよい。こうすることで、入射光が配線下の受光面に対して回り込み易く、配線により遮光されないようにすることができる。したがって、受光に関与しない部分が低減され、受光面での受光感度のバラツキが改善される。
ここで、上記絶縁膜からなる台座上に電極配線を形成する構造での製造方法は、前述の製造方法において、ARコート518を形成する工程の前に、ARコート518と同質の絶縁膜を成膜し、エッチングをへることで、受光領域上に配線用の台座を形成する。
また、上記実施形態では、メサ型の半導体受光素子に対してn型半導体基板を用いたが、半絶縁性半導体基板を用いても良い。
また、上記実施形態では、いずれもAPDおよびPINフォトダイオードについて述べているが、表面入射構造の半導体受光素子であれば、他のフォトダイオードにおいても同等の効果が得られる。
また、上記実施形態では、いずれもメサ型について述べているが、表面入射構造の半導体受光素子であれば、プレーナ型あるいは擬似プレーナ型でも良い。
また、上記実施形態では、InP、InAlAs、InGaAsの化合物半導体層により形成される半導体受光素子を例示しているが、In、Ga、Al、As、P、Sb、Nからなる群から選ばれる化合物半導体で構成されていてもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
以下に、本発明の具体的な実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
第1の実施例について図1から図3に基づいて説明する。n型InP基板101上にn型InPバッファ層102を約1μm、InAlAs増倍層103を0.2μm〜0.5μm、p+型InAlAs電界緩和層104を0.05μm以下、InGaAs光吸収層105を0.5μm〜1μm、p型InAlAsキャップ層106を0.3μm、p型InGaAsコンタクト層107を0.1μm、のように順次ガスソースMBE法により積層した。次に直径50μmの円形受光領域110の外側をn型InPバッファ層102の内部に到達するようにブロム系などエッチャントによりエッチングして受光領域110を形成し、ついで受光領域110のメサ側壁をSiNxの保護膜111により被覆した。受光領域110上の中央に第1電極であるp型電極112を形成し、受光領域110外のn型InPバッファ層102上に第2電極であるn型電極115を形成した。次に受光領域110上面においてp型電極112以外の部分は全てARコート118で被覆し、受光面119を形成した。ついで、p型電極112をエアブリッジ配線113により受光領域110外の保護膜111上に形成された第1電極用ボンディングパッド114と電気的に接続し、n型電極115を受光領域110外の保護膜111上に形成されたn型電極用ボンディングパッド117と電気的に接続した後、n型InP基板101を100〜150μm程度に研磨した。以上のプロセスにより本発明の第1の実施例の表面入射構造のメサ型APDを作製した。
本素子では、接合容量が大幅に低減でき、最大帯域10GHzの高速な特性が得られた。
(実施例2)
第2の実施例について図5から図7に基づいて説明する。n型InP基板601上にn型InPバッファ層602を約1μm、InAlAs増倍層603を0.2μm〜0.5μm、p+型InAlAs電界緩和層604を0.05μm以下、InGaAs光吸収層605を0.5μm〜1μm、p型InAlAsキャップ層606を0.3μm、p型InGaAsコンタクト層607を0.1μm、のように順次ガスソースMBE法により積層した。ただし、本素子のp型InAlAsキャップ層606およびp型InGaAsコンタクト層607はシート抵抗が上述の実施例1の素子の半分程度になるようにドーピング濃度を設定している。次に直径50μmの円形受光領域610の外側をn型InPバッファ層602の内部に到達するようにブロム系などエッチャントによりエッチングして受光領域610を形成し、ついで受光領域610のメサ側壁をSiNxの保護膜611により被覆した。受光領域610上に第1電極である4個からなるp型電極612を形成し、受光領域610外のn型InPバッファ層602上に第2電極であるn型電極615を形成した。次に受光領域610上面においてp型電極612以外の部分は全てARコート618で被覆し、受光面619を形成した。ついで、各p型電極をエアブリッジ配線613により受光領域610外の保護膜611上に形成されたp型電極用ボンディングパッド614と電気的に接続し、n型電極615を受光領域610外の保護膜611上に形成されたn型電極用ボンディングパッド617と電気的に接続した後、n型InP基板601を100〜150μm程度に研磨した。以上のプロセスにより本発明の第2の実施例の表面入射構造のメサ型APDを作製した。
本素子では、接合容量が大幅に低減でき、最大帯域10GHzの高速な特性が得られた。
(実施例3)
第3の実施例について図8に基づいて説明する。n型InP基板1001上にn型InPバッファ層1002を1〜1.5μm、アンドープInGaAs層1003を1μm〜2μm、p型InP層1004を0.3μm〜0.5μm、p型InGaAsコンタクト層1005を0.1μm、のように順次ガスソースMBE法により積層した。次に直径50μmの円形受光領域1010の外側をn型InPバッファ層1002の内部に到達するようにブロム系などエッチャントによりエッチングして受光領域1010を形成し、ついで受光領域1010のメサ側壁をSiNxの保護膜1011により被覆する。受光領域1010上の中央に第1電極であるp型電極1012を形成し、受光領域1010外のn型InPバッファ層1002上に第2電極であるn型電極1015を形成する。次に受光領域1010上面においてp型電極1012以外の部分は全てARコート1018で被覆し、受光面1019を形成した。ついで、エアブリッジ配線1013により受光領域1010外の保護膜1011上に形成されp型電極用ボンディングパッド1014と電気的に接続し、n型電極1015を受光領域1010外の保護膜1011上に形成されたn型電極用ボンディングパッド1017と電気的に接続した後、n型InP基板1001を100〜150μm程度に研磨した。以上のプロセスにより本発明の第3の実施例の表面入射構造のメサ型PIN−PDが作製した。
本素子では、接合容量が大幅に低減でき、最大帯域10GHz以上の高速な特性が得られた。
なお、以下の態様も本発明は適用可能である。
(1)半導体基板上に形成された半導体層の表面を受光面として用いる構造を備えた半導体受光素子において、受光領域上に形成された第1電極と、少なくとも第1電極直下に第1電導型コンタクト層および第1電導型キャップ層とを備え、前記第1電極領域の中心が前記受光領域の受光面上に受光する範囲の外周から等距離であり、かつ最大になるように配置されること特徴とする半導体受光素子。
(2)半導体基板上に形成された半導体層の表面を受光面として用いる構造を備えた半導体受光素子において、受光領域上に形成された複数個の電極からなる第1電極と、少なくとも第1電極直下に第1電導型コンタクト層および第1電導型キャップ層とを備え、前記第1電極を成す各電極の隣接する電極領域の中心間の距離が等しく、かつ第1電極を成す各電極領域の中心と受光する範囲の外周との最短距離が等しく配置されることを特徴とする半導体受光素子。
(3)前記第1電極が、受光領域をまたぐ空中配線構造からなる第1電極用引き出し配線によって受光領域外部に形成された第1電極用ボンディングパッドと電気的に接続されていることを特徴とする(1)、(2)に記載の半導体受光素子。
(4)前記第1電極が、受光面上に形成された絶縁膜からなる台座上に形成された第1電極用引き出し配線によって受光領域外部に形成された第1電極用ボンディングパッドと電気的に接続されていることを特徴とする(1)、(2)に記載の半導体受光素子。
1 半導体受光素子
2 半導体受光素子
3 半導体受光素子
5 半導体受光素子
9 半導体受光素子
101 n型半導体基板
102 n型バッファ層
103 増倍層
104 p+型電界緩和層
105 光吸収層
106 p型キャップ層
107 p型コンタクト層
110 受光領域
111 保護膜
112 p型電極
113 エアブリッジ配線
114 p型電極用ボンディングパッド
115 n型電極
116 n型電極用引き出し配線
117 n型電極用ボンディングパッド
118 ARコート
119 受光面
501 n型半導体基板
502 n型バッファ層
503 増倍層
504 p+型電界緩和層
505 光吸収層
506 p型キャップ層
507 p型コンタクト層
510 受光領域
511 保護膜
512 p型電極
513 エアブリッジ配線
514 p型電極用ボンディングパッド
515 n型電極
516 引き出し配線
517 n型電極用ボンディングパッド
518 ARコート
519 受光面
601 n型半導体基板
602 n型バッファ層
603 増倍層
604 p+電界緩和層
605 光吸収層
606 p型キャップ層
607 p型コンタクト層
610 受光領域
611 保護膜
612 p型電極
613 エアブリッジ配線
614 p型電極用ボンディングパッド
615 n型電極
617 n型電極用ボンディングパッド
618 ARコート
619 受光面
625 p型電極用引き出し配線
630 電極までの抵抗が一定値R以下の範囲
912 第一電極
913 第一電極用引き出し配線
921 台座
1001 n型半導体基板
1002 n型バッファ層
1003 n型半導体層
1004 p型半導体層
1005 p型コンタクト層
1010 受光領域
1011 保護膜
1012 p型電極
1013 エアブリッジ配線
1014 p型電極用ボンディングパッド
1015 n型電極
1016 n型電極用引き出し配線
1017 n型電極用ボンディングパッド
1018 ARコート
1019 受光面
1101 n型半導体基板
1102 n型バッファ層
1103 増倍層
1104 p+電界緩和層
1105 光吸収層
1106 p型キャップ層
1107 p型コンタクト層
1110 受光領域
1111 保護膜
1112 第一電極
1113 第一電極用引き出し配線
1114 第一電極用ボンディングパッド
1115 第二電極
1116 第二電極用引き出し配線
1117 第二電極用ボンディングパッド
1118 ARコート
1119 受光面
1120 プロセスマージン

Claims (10)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成された半導体層と、
    前記半導体層の上面に設けられた受光面と、
    前記半導体層上に形成された第一電極と、
    を有し、
    前記半導体層が第一導電型の半導体層を備え、
    前記第一導電型の半導体層が、前記受光面の直下に形成され、
    前記第一電極が、前記受光面内に配置されている半導体受光素子。
  2. 前記第一導電型の半導体層が第一導電型のコンタクト層または第一導電型のキャップ層である請求項1に記載の半導体受光素子。
  3. 前記受光面に一の前記第一電極が形成され、
    前記受光面が円形状であり、
    前記一の前記第一電極の中心が、前記受光面の中心に位置する請求項1または2に記載の半導体受光素子。
  4. 前記受光面に複数の前記第一電極が互いに離隔して形成され、
    前記受光面が円形状であり、
    前記第一電極の中心間の距離が互いに等しく、かつ、前記第一電極の中心と前記受光面の外周との間の最短距離が等しい位置に、前記第一電極がそれぞれ配置されている請求項1または2に記載の半導体受光素子。
  5. 前記受光面に対する前記第一電極の面積比が20%以下である請求項1乃至4いずれかに記載の半導体受光素子。
  6. 前記半導体層の外部に形成された前記第一電極と同電位のパッドと、
    前記第一電極と前記パッドとを電気的に接続するエアブリッジ配線と、
    をさらに有し、
    前記エアブリッジ配線は、前記受光面を跨ぐ請求項1乃至5いずれかに記載の半導体受光素子。
  7. 前記エアブリッジ配線は、前記受光面に対向する側の配線幅が相対的に狭い請求項6に記載の半導体受光素子。
  8. 前記半導体層の外部に形成された前記第一電極と同電位のパッドと、
    前記第一電極と前記パッドとを電気的に接続する引き出し配線と、
    をさらに有し、
    前記受光面と前記引き出し配線との間に台形状の絶縁膜が形成されている請求項1乃至5いずれかに記載の半導体受光素子。
  9. 前記半導体層がメサ状に形成されている請求項1乃至8いずれかに記載の半導体受光素子。
  10. 基板に半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層の上面に受光面を設ける工程と、
    前記半導体層上に第一電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記半導体層を形成する前記工程において、第一導電型の半導体層を備える前記半導体層を前記受光面の直下に形成し、
    前記第一電極を形成する前記工程において、前記第一電極を前記受光面内に配置する半導体受光素子の製造方法。
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