JP2010176031A - 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット - Google Patents

光学シート及びこれを用いたバックライトユニット Download PDF

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Abstract

【課題】光学的機能、特に光拡散機能、光線の法線方向への変角機能及びその制御機能が格段に高い光学シート及びこれを用いたバックライトユニットの提供を図るものである。
【解決手段】本発明は、表面が光反射性を有するシート状の基材と、この基材の上面から下面に貫設され、上面側に形成される出光部と下面側に形成される入光部とを有する複数の光誘導孔とを備える光学シートである。上記光誘導孔の出光部の平均面積(S)の入光部の平均面積(S)に対する面積比(S/S)は1以上10000以下、出光部の充填率は70%以上100%以下であるとよい。上記基材の平均厚さは、5μm以上5mm以下、上記出光部の平均面積(S)は25μm以上25mm以下であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光拡散、光線の法線方向への変角等の光学的諸機能を有し、特に液晶表示装置用のバックライトユニットに好適な光学シート及びこれを用いたバックライトユニットに関するものである。
液晶表示装置は、液晶層を背面から照らすバックライト方式が普及し、液晶層の下面側にエッジライト型(サイドライト型)、直下型等のバックライトユニットが装備されている。かかるエッジライト型のバックライトユニット70は、一般的には図11(a)に示すように、光源としての棒状のランプ71と、このランプ71に端部が沿うように配置される方形板状の導光板72と、この導光板72の表面側に積層される複数枚の光学シート73とを装備している。この光学シート73は、屈折、光拡散等の特定の光学的機能を有するものであり、具体的には(1)導光板72の表面側に配設され、主に光拡散機能や集光機能を有するマイクロレンズシート74、(2)マイクロレンズシート74の表面側に配設され、主に法線方向側への屈折機能を有するプリズムシート75などが該当する。
このバックライトユニット70の機能を説明すると、まず、ランプ71より導光板72に入射した光線は、導光板72裏面の反射ドット又は反射シート(図示されず)及び各側面で反射され、導光板72表面から出射される。導光板72から出射した光線は、マイクロレンズシート74に入射し、表面に設けられたマイクロレンズ界面にて拡散され、出射される。その後、マイクロレンズシート74から出射された光線は、プリズムシート75に入射し、表面に形成されたプリズム部76によって、略真上方向にピークを示す分布の光線として出射される。バックライトユニット70は、このようにランプ71から出射された光線が、光学シート73によって拡散され、略真上方向にピークを示すように屈折され、さらに上方の図示していない液晶層全面を照明するものである。
また図示していないが、上述の導光板72の導光特性や光学シート73の光学的機能などを考慮し、マイクロレンズシートやプリズムシートなどの光学シート73をさらに多く配設したバックライトユニットもある。
上記従来のマイクロレンズシート74としては、一般的には図11(b)に示すように複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイ77を表面に備えており、裏面は平面形状を有している(例えば、特開2004−191611号公報等参照)。このようにマイクロレンズシート表面に設けられたこのマイクロレンズ界面において、ランプから発せられた光線は、正面側への集光、拡散、法線方向側への変角等される。
しかし、このマイクロレンズシートの集光、光拡散、法線方向への変角等の光学的機能は、表面形状及び屈折率によって定まるため、機能向上には一定の限界がある。特に、直下型バックライトにおいては、光学シートの光拡散機能が十分では無い場合にはランプイメージの消去効果が少なく、ランプイメージが液晶画面表面に現れてしまうという不都合が存在する。従って、従来のバックライトユニット70では、高額でかつ取り扱いが困難であるにも関わらず、複数枚の光学シートを備える必要がある。このように複数枚の光学シートを備えた場合、液晶表示装置としての輝度が低下するという不都合が存在するとともに、バックライトユニットの薄型化を阻害する。また、光線の出射方向の制御のためには、マイクロレンズの表面形状を調整する必要があるが、この調整及びこの調整による出射方向の制御は技術的に困難である。
特開2004−191611号公報
本発明はこれらの不都合に鑑みてされたものであり、光学的機能、特に光拡散機能、光線の法線方向への変角機能及びその制御機能が格段に高い光学シート及びこれを用いたバックライトユニットの提供を図るものである。
上記課題を解決するためになされた発明は、
表面が光反射性を有するシート状の基材と、
この基材の上面から下面に貫設され、上面側に形成される出光部と下面側に形成される入光部とを有する複数の光誘導孔と
を備える光学シートである。
当該光学シートによれば、基材下面側に位置する光誘導孔の入光部から光誘導孔に入射した光が、光誘導孔の壁面に入射する際に当該光学シートの法線方向に反射され、出光部から出射されるため、光線を効果的に法線方向へ立ち上げることができる。また、当該光学シートによれば、入光部から入光しなかった光線も、基材下面によって反射され、当該光学シートの下面側に設けられる反射シートによって反射されることにより再度利用されるとともに光拡散性を高めることができる。従って当該光学シートによれば、正面輝度を高め、光線の損失を低減させることができるとともに、複数回の反射により拡散性及び均一性が高まり、光源のランプイメージの消去効果を高めるとともに、広視野角を有する出射光を照射させることができ、更には出射光の輝度ムラを低減させることができる。
上記光誘導孔の出光部の平均面積(S)の入光部の平均面積(S)に対する面積比(S/S)は1以上10000以下であるとよい。当該光学シートによれば、光誘導孔の出光部及び入光部が上記面積比を有することにより、出光部から出射する光線の拡散性及び指向性を容易に制御することができる。
上記出光部の充填率は、70%以上100%以下であるとよい。このような出光部の充填率を有する当該光学シートによれば、バックライトからの光線を、光損失を抑えて出光部から出射させることができる、また当該光学シートの上面全面から均一に出射させることができるため、正面輝度を高めかつ輝度ムラを低減させることができる。
上記基材の平均厚さ(h)は、5μm以上5mm以下であるとよい。このような基材の平均厚さ(h)を有する当該光学シートによれば、光学ユニットの薄型化の要求に対応しつつ高い光学機能を発揮させることができる。
上記出光部の平均面積(S)は25μm以上25mm以下であるとよい。上記範囲の出光部を有する当該光学シートによれば、一定の基材強度及び制御機能を確保しつつ、出射光の輝度を高めかつ輝度ムラを低減させることができる。
上記出光部及び入光部は、円形、楕円形、正方形、菱形又は長方形のいずれかの形状であるとよい。出光部及び入光部が上記形状を有することにより、出光部と入光部の面積及びその充填率を高めることができ、その結果輝度を高めるとともに容易に制御することができる。さらには、楕円、正方形、菱形又は長方形の形状を開口部が有することにより、出射光が拡散異方性を有することができる。
上記光誘導孔の壁面の傾斜角は、入光部から出光部にかけて一定、漸増又は漸減する構造を有していることが好ましい。光誘導孔の壁面の傾斜角が上記構造を有していることにより、光線を法線方向に極めて効果的に変角させることができるとともに、指向性を容易に制御することができる。
上記基材の表面の反射率は50%以上であることが好ましい。このように高い反射率を基材全面が有していることで、光源からの光のロスを減少させ、効率的に光を利用することができる上、複数回の反射が可能となることで、拡散性及び面均一性が向上し輝度ムラが低減される。
出光部の中心点(R)と入光部の中心点(R)を結ぶ中心線が基材平面に対して垂直となるとよい。このように、光誘導孔が基材に対して垂直方向に貫設されることで、光源から発せられる光線を法線方向に極めて効果的に変角させることができる。
または、出光部の中心点(R)と入光部の中心点(R)を結ぶ中心線が基材平面に対して傾斜してもよい。このように光誘導孔が基材に対して斜め方向に貫設されることで、光源から発せられる光線の立ち上げ角度を任意の方向に調整することができる。
上記光誘導孔の配設パターンは正三角形格子パターン又は正方形格子パターンであることが好ましい。この正三角形格子パターン及び正方形格子パターンは、光誘導孔をより密に配設することができるため、当該光学シートの光誘導孔及びその出光部充填率が容易に高められ、光拡散、法線方向への変角等の光学的機能が格段に向上される。
上記中心線を含む任意の平面による光誘導孔の断面において、
出光部と壁面とがなす2つの頂点を点Aと点B、
入光部と壁面とがなす2つの頂点のうち点Aと隣接する側の頂点を点C、点Bと隣接する側の頂点を点D、
点Aの直線CDに対する垂点を点E及び
点Bの直線CDに対する垂点を点Fとし、
∠ACD=θ、∠BDF=θ’、∠ADE=φ及び∠BCF=φ’とした場合に、
θ及びθ’が常に60°以上90°以下で、
φ及びφ’が常に30°以上90°以下であるとよい。
各光誘導孔においてθ、θ’、φ及びφ’が上記範囲である当該光学シートによれば、光誘導孔に入射する光線の大部分が壁面に入射することにより、光線を法線方向に反射させることができるため、出光部から極めて高い正面輝度を有する光線を出射することができる。
または、上記θ及びθ’が常に30°以上60°以下で、上記φ及びφ’が常に20°以上60°以下であってもよい。各光誘導孔においてθ、θ’、φ及びφ’が上記範囲である当該光学シートによれば、光誘導孔の壁面の勾配が小さく形成されているため、壁面に入射した光線の法線方向への反射角が浅くなり、出光部から広視野角かつ拡散性の高いの光線を出射させることができる。
上記θ、θ’、φ及びφ’は、常に|θ−θ’|≦5°かつ|φ−φ’|≦5°を満たしていることが好ましい。θ、θ’、φ及びφ’が上記範囲である光誘導孔は対称性が高く形成されているため、当該光学シートによれば、光の拡散方向及び法線方向への立ち上げ方向に等方性を有し、正面輝度が高く法線方向への指向性に優れた光線を出射させることができる。
各光誘導孔におけるθの最大値と最小値との差又は上記φの最大値と最小値との差を10°以上50°以下となるように光誘導孔が形成されてもよい。上記範囲でθ又はφに幅がある光誘導孔を有する当該光学シートによれば、光線の拡散異方性を生じさせることができる。
各光誘導孔においてθが最大となるときの上記中心線lを含む平面を平面α、θをθα及びφをφαとし、
上記中心線を含み平面αと直交する平面βによる光誘導孔の断面において、
θをθβ及びφをφβとした場合に、
θα、θβ、φα及びφβが、10°≦θα−θβ≦50°又は20°≦φα−φβ≦60°を満たしていることが好ましい。
上記関係式を満たす光誘導孔を有する当該光学シートは、縦方向と横方向によって光拡散性及び光出射角度を変えることができるため、拡散異方性を有し、光学シートに対する方向によって視野角を変化させることができる。
上記基材の平均厚さ(h)は、(√S−√S)/2以上(√S−√S)以下であるとよい。基材の平均高さ(h)と、出光部の平均面積(S)及び入光部の平均面積(S)が上記関係を満たすことにより、入光部への光線の入射角と光誘導孔の壁面の傾斜角が調整され、極めて優れた光線の法線方向への変角機能を発揮することができ、かつ指向性を高めることができる。
上記基材の上面又は下面に積層される透明な合成樹脂層を備えていることも好ましい。このような合成層を備えていることで、当該光学シートの光学的機能を保ちつつ、光学シートの強度を高めることができる。
従って、ランプから発せられる光線を分散させてその表面側に当該光線を導く液晶表示装置用のバックライトユニットにおいて、光拡散機能、光線の法線方向への変角機能及びその制御機能が格段に高い当該光学シートを備えることにより、輝度の統一化及び高度化により品質が高められる。
ここで、基材の「表面」とは、シート状の基材の形状を形成する外面の全面をいい、上面、下面及び光誘導孔の壁面を含む概念である。基材の「上面」とは、相対的な概念であり、通常光学シートとして液晶表示装置用バックライトに用いる際に液晶層側となる基材の一面をいう。また、基材の「下面」とは、上記上面とは異なる他の一面であり、通常光学シートとして液晶表示装置用バックライトユニットに用いる際に導光板側となる基材の一面をいう。光誘導孔の「出光部」とは、基材上面側の光誘導孔の開口部分をいう。光誘導孔の「入光部」とは、通常、基材下面側の光誘導孔の開口部をいい、光誘導孔においてシート状基材平行方向の断面積が最小となる断面部分が出光部と下面側の開口部との間に存在する場合は当該最小断面部分をいう。出光部及び入光部の「面積」とは、シート状基材平行方向の出光部及び入光部の断面積をいう。出光部の「充填率」とは、表面投影形状における単位面積当たりの出光部の面積比を意味する。出光部及び入光部の「中心点」とは、出光部及び入光部が円の場合はその円の中心付近、楕円の場合は2つの焦点の中点付近、正方形、菱形又は長方形の場合は2つの対角線の交点付近のことをいう。「正三角形格子パターン」とは、上面を同一形状の正三角形に区分し、その正三角形の各頂点にマイクロレンズを配設するパターン、「正方形格子パターン」とは、上面を同一形状の正方形に区分し、その正方形の各頂点にマイクロレンズを配設するパターンを意味する。
以上説明したように、本発明の光学シートによれば、光学的機能、特に光拡散機能、光線の法線方向への変角機能及びその制御機能を格段に高くすることができる。従って当該光学シートによれば、光源からの光を効率よく正面方向へ出射させることができるため、正面輝度が高まり、視野角及び輝度の制御も容易に行うことができる。更には、当該光学シートによれば、高い光拡散性を有することにより、広視野角を有し、光源のランプイメージの消去効果を高め、輝度ムラを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る光学シートを示す模式的斜視図(a)及び模式的断面図(b) 図1の光学シートの光誘導孔を示す模式的斜視図 図1の光学シートを備えるバックライトユニットを示す模式的断面図 図1の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的斜視図 図4の光学シートの光誘導孔を示す模式的斜視図 図1及び図4の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図 図1、図4及び図6の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図 図1、図4、図6及び図7の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図 図1、図4、図6、図7及び図8の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図 図1、図4、図6、図7、図8及び図9の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図 従来の一般的なエッジライト型バックライトユニットを示す模式的斜視図(a)及び従来の一般的なマイクロレンズシートを示す模式的断面図(b)
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る光学シートを示す模式的斜視図及び模式的断面図、図2は図1の光学シートの光誘導孔を示す模式的斜視図、図3は図1の光学シートを備えるバックライトユニットを示す模式的断面図、図4は図1の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的斜視図、図5は図4の光学シートの光誘導孔を示す模式的斜視図、図6乃至図10は図1、図4及び図6乃至図10の他の光学シートとは互いに異なる形態に係る光学シートを示す模式的断面図である。
図1の光学シートは、基材2と、この基材2の上面から下面に貫設される複数の光誘導孔3とを備えている。
基材2は、表面が光反射性を有している。この表面の反射率としては、50%以上、好ましくは70%以上、特に好ましくは90%以上であるとよい。表面が上記反射率を有していることで、光源からの光の損失を抑え、効率よく法線方向へ拡散性の高い光を出射させることができ、出射光の輝度を高めることができる。
表面に光反射性を備えるためには、基材2が光反射性を有する白色合成樹脂から成形されている、あるいは基材2表面に白色合成樹脂あるいは金属からなる反射層がコーティングされるとよい。基材2が白色合成樹脂から形成されている、あるいは白色合成樹脂が表面にコーティングされている場合、基材2に入射された光線は、基材2表面にて拡散反射されるため、出射光の拡散性及び均一性を更に高めることができる。一方、基材表面に金属がコーティングされている場合、基材2に入射された光線は、基材2表面にて鏡面反射されるため、出射光の指向性を高めることができる。
基材2が白色合成樹脂から形成されている場合、この白色合成樹脂は、白色顔料や微小気泡を分散含有している。この基材2に使用可能な合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビニル等が挙げられる。中でも、耐熱性に優れるポリエチレンテレフタレートが好ましい。なお、含有する白色顔料としては、酸化チタン(チタン白)、酸化亜鉛(亜鉛華)、炭酸鉛(鉛白)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム(白亜)等を用いることができる。中でも、隠蔽性向上効果が大きい酸化チタンが好ましい。
上記白色顔料及び微小気泡の平均径としては、0.1μm以上30μm以下、好ましくは0.1μm以上10μm以下、特に好ましくは0.2μm以上0.4μm以下であることが好ましい。白色顔料の場合、径が上記範囲以上であれば、基材2への分散性が良好であり、均質なシートを得ることができる。また、白色顔料及び微小気泡の径が上記範囲以下であれば基材2と白色顔料又は微小気泡との界面が緻密に形成されるので、当該光学シート1に高い光反射性を付与することができる。更には、微小粒子又は気泡の屈折率はその径と大きな関係があり、波長の1/2前後で光散乱が最大となる。つまり、微細粒子又は気泡はその径の2倍の波長域の光線を最も高い割合で反射する。従って380nm〜780nmの可視光全域で高い反射率を保つには、径がその波長の1/2となる190nm〜390nmであることが特に好ましい。
基材2が表面に白色合成樹脂あるいは金属からなる反射層をコーティングされている場合、基材2本体の材質としては特に限定されるものではない。加工性、耐熱性等を考慮して、上記同様、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビニル等が挙げられる。
基材2中には帯電防止剤を含有するとよい。このように帯電防止剤が混練された合成樹脂から基材2を形成することで、当該光学シート1に帯電防止効果が発現され、ゴミを吸い寄せたり、他の光学シート等との重ね合わせが困難になる等の静電気の帯電により発生する不都合を防止することができる。また、帯電防止剤を表面にコーティングすると表面のベタツキや汚濁が生じてしまうが、このように基材2中に耐電防止剤を混練することでかかる弊害は低減される。この帯電防止剤としては特に限定されるものではなく例えばアルキル硫酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオン系帯電防止剤、第四アンモニウム塩、イミダゾリン化合物等のカチオン系帯電防止剤、ポリエチレングリコール系、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアリン酸エステル、エタノールアミド類等のノニオン系帯電防止剤、ポリアクリル酸等の高分子系帯電防止剤などが用いられる。中でも、帯電防止効果が比較的大きいカチオン系帯電防止剤が好ましく、少量の添加で帯電防止効果が奏される。
また、基材2中に紫外線吸収剤を含有するとよい。このように紫外線吸収剤を含有する基材2を形成することで、当該光学シート1に紫外線カット機能が付与され、バックライトユニットのランプから発せられる微量の紫外線をカットし、紫外線による液晶層の破壊を防止することができる。
かかる紫外線吸収剤としては、紫外線を吸収し、効率よく熱エネルギーに変換できるもので、かつ、光に対して安定な化合物であれば特に限定されるものではなく公知のものを使用することができる。中でも、紫外線吸収機能が高く、上記基材2を構成する合成樹脂との相溶性が良好で、合成樹脂中に安定して存在するサリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤及びシアノアクリレート系紫外線吸収剤が好ましく、これらの群より選択される1種又は2種以上のものを用いるとよい。また、紫外線吸収剤としては、分子鎖に紫外線吸収基を有するポリマー(例えば、(株)日本触媒の「ユーダブルUV」シリーズなど)も好適に使用される。かかる分子鎖に紫外線吸収基を有するポリマーを用いることで、基材2を構成する合成樹脂との相溶性が高く、紫外線吸収剤のブリードアウト等による紫外線吸収機能の劣化を防止することができる。
基材2を形成する合成樹脂に対する上記紫外線吸収剤の含有量の下限としては0.1質量%、特に1質量%、さらに3質量%が好ましく、紫外線吸収剤の上記含有量の上限としては10質量%、特に8質量%、さらに5質量%が好ましい。これは、合成樹脂に対して紫外線吸収剤の質量比が上記下限より小さいと、光学シート1の紫外線吸収機能を効果的に奏することができないためであり、逆に、紫外線吸収剤の質量比が上記上限を超えると基材2を形成する合成樹脂に悪影響を及ぼし、基材2の強度、耐久性等の低下をもたらすことからである。
上記紫外線吸収剤に代え又は紫外線吸収剤と共に、紫外線安定剤(分子鎖に紫外線安定基が結合した基材ポリマーを含む)を使用することも可能である。この紫外線安定剤により、紫外線で発生するラジカル、活性酸素等が不活性化され、紫外線安定性、耐候性等を向上させることができる。この紫外線安定剤としては、紫外線に対する安定性が高いヒンダードアミン系紫外線安定剤が好適に用いられる。なお、紫外線吸収剤と紫外線安定剤を併用することで、紫外線による劣化防止及び耐候性が格段に向上する。
基材2表面に反射層としてコーティングする金属としては、銀もしくはアルミニウムが好ましい。特に、銀反射層を真空蒸着、スパッタリングあるいはイオンプレーティング等のドライプロセスを用いて薄膜成形し、基材2本体の表面にコーティングする方法が特に好ましい。
なお、銀反射層等の光沢性金属表面は非常に傷つきやすく、また酸化劣化等も発生しやすい状態にあるため、表面に保護膜として紫外線硬化性アクリル樹脂塗料を塗布する等して傷つき等による光学特性の悪化を防止するのが好ましい。
また、反射層として白色合成樹脂をコーティングする方法としては、白色顔料からなる塗料をコーティングすることが好ましい。当該白色顔料としては、酸化チタン(チタン白)、酸化亜鉛(亜鉛華)、炭酸鉛(鉛白)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム(白亜)などを用いることができる。この塗料に含有される場合の白色顔料の粒径も、基材2に直接含有される上記白色顔料と同様のサイズが好ましい。
基材2の平均厚さとしては、5μm以上5mm以下、好ましくは10μm以上500μm以下、特に好ましくは50μm以上200μm以下であるとよい。基材2の平均厚さが上記範囲未満であるとカールが発生しやすくなってしまうことがあり、また後述する光誘導孔3の光学機能を十分に発揮及び制御することが困難となるとともに、基材2の強度が低下し光学シートの長期使用が困難となる。逆に、基材2の厚みが上記範囲を超える場合は、バックライトユニットの厚みが大きくなって液晶表示装置の薄型化の要求に反することにもなる。
光誘導孔3は、上面側に形成される円形状の出光部4、下面側に形成される円形状の入光部5及び壁面6を有し、略均等の大きさ(出光部4及び入光部5の面積)及び間隔で基材2に複数貫設されている。光誘導孔3の出光部4の平均面積(S)としては25μm以上25mm以下、好ましくは100μm以上250000μm、特に好ましくは2500μm以上40000μm以下であるとよい。出光部4の面積が上記範囲未満であると、光誘導孔3への光線の出射効率が下がるため照射輝度が低下し、上記範囲を超えると光拡散性が低下し、輝度ムラが生じるおそれがある。
光誘導孔3の出光部4の平均面積(S)の入光部5の平均面積(S)に対する面積比(S/S)としては、1以上10000以下、好ましくは2以上1000以下、さらに好ましくは4以上500以下であるとよい。光誘導孔3の出光部4と入光部5がこのような面積比で構成されていることにより、光源からの光線を光誘導孔3の入光部5から入光された際、壁面6によって法線方向に反射させることができるため、光源からの光を効率よく拡散及び法線方向へ立ち上げることができる。なお、出光部4の面積(S)の入光部5の面積(S)に対する面積比(S/S)が1に近づくほど、指向性の高い光を出光部4から出射させることができ、面積比(S/S)を大きくするに従い指向性を抑え広視野角に出射させることができる。このように当該光学シート1によれば、必要とする機能及び用途等に応じて、面積比(S/S)を調整することにより、指向性及び視野角の制御を容易に行うことができる。
光誘導孔3は、比較的密にかつ幾何学的に配設されている。光誘導孔3は、基材2の上面において正方形格子パターンで配設されている。従って、光誘導孔3のピッチは全て一定である。この配設パターンは、基材2の強度を確保しつつ光誘導孔3を均一かつ密に配設することができ、当該光学シート1の光拡散機能、変角機能等の光学的機能及び出射光の面均一性を高めることができる。
出光部4の充填率としては、70%以上100%以下、好ましくは85%以上100%以下であるとよい。このように出光部4の充填率の高い当該光学シートによれば、上面全面から光源からの光線を効率よく出射させることができるため、光線の損失を抑え、正面輝度を高めることができる。
図1に示す光学シート1の出光部4は正方形格子パターンかつ円形状に設けられているため、充填率は最大でも80%を超えることはないが(正方形に内接する円の面積の割合は、π/4≒0.79)、後述する図4に示す光学シート11のように出光部14を菱形等に設けることにより、出光部14の充填率を最大の100%とすることが可能となる。
壁面6は、傾斜角が入光部5から出光部4にかけて一定である構造を有しており、光誘導孔3はいわゆる円錐台形状となっている。当該手段によれば、壁面6の傾斜角が一定であることにより、光線の壁面6による反射が一様となり、出射光の拡散性及び均一性を高め、輝度ムラを低減することができる。
図2に示すように、光誘導孔3は、出光部4の中心点(R)と入光部5の中心点(R)を結ぶ中心線lが基材2平面に対して垂直となるように貫設されている。このように、光誘導孔3が基材2に対して垂直方向に貫設されていることで、入光部5から入射する光源からの光線を壁面6によって法線方向に効果的に変角させることができるため、極めて高い正面輝度を有し、法線方向に指向性の高い出射光を出射することができる。
中心線lを含む任意の平面による光誘導孔3の断面において、出光部4と壁面6がなす2つの頂点を点Aと点B、入光部5と壁面6がなす2つの頂点のうち点Aと隣接する側の頂点を点C、点Bと隣接する側の頂点を点D、点Aの直線CDに対する垂点を点E及び点Bの直線CDに対する垂点を点Fとし、∠ACE=θ、∠BDF=θ’、∠ADE=φ及び∠BCF=φ’とした場合において、θ及びθ’が常に30°以上60°以下、φ及びφ’が常に20°以上60°以下となるように形成されている。
光誘導孔3のθ、θ’、φ及びφ’が上記範囲であることにより壁面6の勾配が小さく形成される当該光学シート1によれば、入光部5から光が入射した際に、壁面6による法線方向への反射における反射角を浅くすることができる。光誘導孔3のθ及びφの角度を小さくすると指向性の低い光線を出射することができ、逆にθ及びφの角度を大きくすることで指向性の高い光線を出射することができる。従って当該光学シート1によれば、出光部4から出射する光線の方向が、中心線l方向(光学シート1においては法線方向)を中心に広角度を有する(指向性が低い)こととなり、出光部4から広視野角の光線を出射することができる。
光誘導孔3は、θ、θ’、φ及びφ’が常に|θ−θ’|≦5°かつ|φ−φ’|≦5°、好ましくは|θ−θ’|≦2°かつ|φ−φ’|≦2°、特に好ましくはθ=θ’かつφ=φ’の関係式を満たしているように形成されている。θ、θ’、φ及びφ’が上記範囲である光誘導孔3は対称性が高く形成されているため、当該光学シート1によれば、光の拡散方向及び法線方向への立ち上げ方向に等方性を有し、正面輝度の高い光線を出光部4から出射させることができる。
基材2の平均厚さ(h)と光誘導孔3の出光部平均面積(S)及び入光部平均面積(S)の関係としては、(√S−√S)/2≦h≦(√S−√S)であるとよい。出光部4及び入光部5の形状を略正方形であると近似した場合、各開口部の平方根は各開口部の一辺の長さを表す。さらに、出光部4の中心が入光部5の中心上に位置するように貫設され、光誘導孔3の壁面6が一定の傾斜を有している(傾斜角が出光部4から入光部5まで一定)である当該光学シート1においては、θとhとS及びSがtanθ=2h/(√S−√S)の関係式で表される。ここで、光源からの光線を入光部5から入射させて、壁面6にて法線方向へ反射させるにはθ=60°(tanθ=√3)であることが最も効果的であり、1≦tanθ≦2の範囲内で効果的に行うことができる。すなわち、hとSとSが、(√S−√S)/2≦h≦(√S−√S)の関係を満たしている当該光学シート1は、斜め方向を含むあらゆる方向から入光部5へ入射する光源からの光線を効率的に法線方向へ立ち上げることができる。
図3に示すエッジライト型バックライトユニットは、導光板7と、この導光板の一辺に配設される線状ランプ8と、導光板の表面側に重ねて配設される光学シート1とを備えている。当該バックライトユニットによれば、ランプ8から発せられ導光板7表面から出射される光線は、光学シート1の入光部5へ入射される。入光部5へ入射した光線は、所定の傾斜角θ又はθ’を有する壁面6に入射し、法線方向へ反射される。また、直接入光部5へ入射されなかった光線は、基材2の下面によって反射され、再度導光板7によって反射される。従って、最終的に全ての光線が入光部5へ入射され、出光部4から出射されることとなる。このように当該バックライトユニットによれば、ランプ8から発せられる全ての光線が、光学シート1表面から法線方向を中心とした方向へ出射され、又複数回の反射により拡散性の高い光線に変換される。ランプ8から発せられ、導光板7表面から出射される光線は、法線方向に対して所定角度傾斜した比較的強いピークを有しているが、当該バックライトユニットによれば、正面側への拡散機能、法線方向側への変角機能が格段に高い当該光学シート1により、輝度の均一化が図られ、広い視野角を有する光となって出射される。従って、当該バックライトユニットは、従来必要であった光学シート(ビーズ塗工シート等)の装備枚数の低減化が図られ、薄型化、高品質化及び低コスト化が促進される。又、当該バックライトユニットは、光拡散性が高いため、ランプイメージ消去効果が高い。さらには、光学シート装備枚数の低減化により、輝度の向上が促進される。
バックライトユニットとしては、光学シート1のみならず、光学ユニットとして当該光学シート1と光拡散シート(ビーズ塗工シート等)とを重畳させて用いることもできる。このように当該光学シート1と光拡散シートとを重畳させることで、当該光学シート1の光学的機能と光拡散シートの光拡散機能の相乗効果により、光拡散機能、法線方向側への変角機能等の光学的機能を更に高めることができる。
あるいは、光学ユニットとして、光学シート1と、マイクロレンズシート又はプリズムシートとを重畳させて用いることもできる。このように当該光学シートとマイクロレンズシート又はプリズムシートとを重畳させることによっても、当該光学シート1の光学的機能と、マイクロレンズシート又はプリズムシートの高い光学的機能(透過光線に対する正面側への集光機能、拡散機能、法線方向側への変角機能等)の相乗効果により、上記光学的機能を更に高めることができる。
図4に示す光学シート11は、基材2と、この基材2の上面から下面に貫設される複数の光誘導孔13とを備えている。基材2は、上記光学シート1と同様であるため同一番号を付して説明を省略する。
光誘導孔13は、菱形形状の出光部14、菱形形状の入光部15及び壁面16を有し、出光部14の充填率が100%となるように形成されている。このように光誘導孔13の出光部14を菱形状とすることで、出光部14の充填率を最大の100%にまで高めることができるため、容易に充填率を調整することができ、出射する光線の輝度を容易に制御及び高めることができる。なお、このように出光部の充填率を100%にするには、出光部の形状を菱形形状のみならず、正方形、長方形、平行四辺形等の四角形、正三角形又は正六角形等としてもよいし、異なる形状の出光部の組み合わせとしてもよい。
また、光学シート11は、図5に示すとおり、各光誘導孔13においてθが最大となるときの中心線lを含む平面を平面α、θをθα及びφをφαとし、上記中心線lを含み平面αと直交する平面βによる光誘導孔13の断面において、θをθβ及びφをφβとした場合に、θα、θβ、φα及びφβの関係が、10°≦θα−θβ≦50°又は20°≦φα−φβ≦60°を満たすように形成されている。上記関係式を満たす各光誘導孔13を有する当該光学シート11は、光誘導孔13の開口角度を縦方向(平面β方向)より横方向(平面α方向)に大きく形成されているため、横方向(平面α方向)に広角度に光線を出射させることができる。すなわち当該光学シート11によれば、縦方向と横方向で視野角の異なる液晶表示装置を提供することができる。なお、θα−θβ及びφα−φβの値が上記範囲未満の場合は、縦横の角度差が小さく十分な特徴を発揮することができず、上記範囲を超える場合は拡散異方性が強すぎるため、輝度ムラ等が生じてしまう。
さらには、当該光学シート11によれば、各光誘導孔13において平面α及び平面βの方向以外の方向に、θ及びφの角度が更に小さくなる方向が存在する。このように、光誘導孔の形状を菱形意外にも様々な形状(正方形、長方形、楕円形等)とすることによりθ及びφの角度を調整することができ、用途に応じた光拡散性等の光学的機能を調整することができる。つまり、一つの光誘導孔においても、θ及びφの角度を小さくするとその方向において指向性の低い光線を出射することができ、逆にθ及びφの角度を大きくするとその方向において指向性の高い光線を出射することができる。この際、θの最大値と最小値の幅又はφの最大値と最小値の幅は、10°以上50°以下であるとよい。この幅が10°未満であれば十分な拡散異方性を発揮することができず、50°を超える場合には、拡散異方性が強すぎるために輝度ムラ等が生じてしまう。
図6に示す光学シート21は、基材2と複数の光誘導孔23とを備えている。基材2は上記光学シート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
光誘導孔23は、壁面26が入光部25から出光部24にかけて傾斜角が漸増する構造を有している。出光部24及び入光部25の形状としては特に限定されない。壁面26は当該構造を有しているため、入光部25からの入射光の集光機能を有しており、光誘導孔23に入射した光線は、急角度で法線方向に反射されることとなる。従って当該光学シート21によれば、光拡散性及び法線方向への変角性に加え、集光性を高めることができ、指向性及び正面輝度の極めて高い光を照射することができる。
図7に示す光学シート31は、基材2と複数の光誘導孔33とを備えている。基材2は上記光学シート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
光誘導孔33は壁面36が、入光部35から出光部34にかけて傾斜角が漸減する構造を有している。出光部34及び入光部35の形状としては特に限定されない。壁面36は当該構造を有しているため入射光の分散機能を有しており、入光部35から光誘導孔33に入射した光線は、壁面36によって浅い角度で法線方向に反射されることとなる。従って、このような壁面36を有する当該光学シート31によれば、指向性を抑えることができ、極めて広い出射角度幅及び光拡散性を有する光線を照射することができる。
上記光学シート21及び光学シート31のように、θ、θ’、φ及びφ’の設定に代えて、光誘導孔の壁面傾斜構造を調整することにより、出射光の光拡散性、指向性及び出射角度幅の制御を行うこともできる。
図8に示す光学シート41は、基材2と複数の光誘導孔43とを備えている。基材2は上記光学シート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
各光誘導孔43は、出光部44の中心点(R)と入光部45の中心点(R)を結ぶ中心線lが基材2平面に対して傾斜するように貫設される。この際、θ、θ’、φ及びφ’の間にθ≠θ’及びφ≠φ’の関係式が成立する。このように、各光誘導孔43が基材2平ら面に対して斜め方向に貫設されている(θ≠θ’及びφ≠φ’の関係式が成立している)ことで、光線の立ち上げ方向を調整することが可能となり、具体的には中心線lの方向に光線を出射させることができる。なお、上述のとおり、θ、θ’、φ及びφ’の値を調整することで、中心線l方向における指向性も制御することができる。従って当該光学シート41によれば、任意の方向に出射させることができ、かつ指向性を制御することができる。このような光学シートは、例えば、一定方向からの視認が多いカーナビ用液晶表示装置等に備える光学シートとして好適に用いることができる。
図9に示す光学シート51は、基材2と、複数の光誘導孔3と、基材2の下面側に積層される透明な合成樹脂層52とを備えている。基材2と光誘導孔3とは、上記光学シート1と同様であるので同一番号を付して説明を省略する。
合成樹脂層52は、透明、特に無色透明の合成樹脂から形成されている。かかる合成樹脂層52に用いられる合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビニル、放射線硬化型樹脂等が挙げられる。
合成樹脂層52の厚み(平均厚み)は、特には限定されないが、例えば5μm以上5mm以下、好ましくは10μm以上500μm以下、特に好ましくは50μm以上200μm以下とされる。合成樹脂層52の厚みが上記範囲未満であると、バックライトユニット等において熱に曝された際にカールが発生しやすくなってしまう、取扱いが困難になる等の不都合が発生する。逆に、合成樹脂層52の厚みが上記範囲を超えると、液晶表示装置の輝度が低下してしまうことがあり、またバックライトユニットの厚みが大きくなって液晶表示装置の薄型化の要求に反することにもなる。
当該光学シート51によれば、基材2の下面側に合成樹脂層52が積層されているため輝度や光学機能を保ちつつ、複雑な形状を有する基材2の構造を固定することにより、光学シート51の強度を高めることができるため、光学シート51の長期信頼性が向上し、長期使用を可能とすることができる。
次に、光学シート1の製造方法について説明する。光学シート11、21、31及び41製造方法については光学シート1と同様に製造することができるため省略する。また、光学シート51については、下記の方法で光学シート1を製造した後に合成樹脂層52を積層することによって製造することができる。当該光学シート1の製造方法としては、上記構造のものが形成できれば特に限定されるものではなく、種々の方法が採用される。当該光学シート1の製造方法としては、シート状の基材2を形成した後に光誘導孔3を形成する方法とシート状の基材2と光誘導孔3とを一体成形する方法とが可能であり、具体的には、
(a)光誘導孔3の反転形状(基材2の厚さよりも光誘導孔3の反転形状の高さを高く設定)を有するシート型に基材2となる合成樹脂を所定の厚さに積層し、そのシート型を剥がすことにより当該光学シートを形成する方法、
(b)別に用意したシート上に基材2となる合成樹脂を積層し、基材2に対して上記と同様の反転形状を有するシート型又はロール型に押さえつけて、光誘導孔3を形成した後にシートを剥がすことにより当該光学シートを形成する方法、
(c)光誘導孔3の反転形状を有する金型に溶融樹脂を注入する射出成型法、
(d)シート化された樹脂を再加熱して前記と同様の金型と金属板との間に挟んでプレスして光誘導孔3を転写する方法、
(e)シート化された基材2を、エッチング、レーザー照射、打ち抜き形成等により光誘導孔を設けることにより当該光学シートを形成する方法
などがある。
上記(a)乃至(d)の方法においては、光誘導孔3が基材2両面に十分に貫通しない場合があるが、そのことも想定して、上記(a)乃至(d)の方法で光誘導孔3の概形を形成した後、エッチング等により光誘導孔3の最終的な形成を行ってもよい。
上記(c)の射出成型法や、(d)のプレス成形等においては、図10に示す光学シート61を成形することもできる。光学シート61は、基材2と、光誘導孔3と、基材2の下面側に形成される凹部62とを備えている。基材2及び光誘導孔3は、上記光学シート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
凹部62は、光誘導孔3の入光部5の各非配設部分に、曲面状に、基材2の肉厚が全面において略一定となるように形成されている。ここで基材2の肉厚とは、基材2における上面側の表面と、下面側の表面との断面垂直方向の距離をいう。当該凹部62を有する光学シート61によれば、光源からの光線のうち入光部5に入射されなかったものが、凹部62に入射される。凹部62は、表面が曲面状に形成されているため、凹部62に入射した光線は、あらゆる方向に反射され、光が拡散される。この反射された光は光学シート61の裏面に設けられた反射シートによって反射されるため、最終的には入光部5に入射される。従って、当該光学シート61によれば、凹部62と反射シート間を光線が複数反射されることにより、光線の指向性が低下するため、面均一性及び拡散性の高い光線を光学シート61上面(出光部4)から出射することができる。
なお、本発明の光学シートは上記実施形態に限定されるものではなく、光学シート1において、光誘導孔3が、θ及びθ’が常に60°以上90°以下で、φ及びφ’が常に30°以上90°以下となるように形成されていてもよい。θ、θ’、φ及びφ’が上記範囲で大きな角度を有し光誘導孔3の壁面6が急勾配に形成されている当該光学シート1によれば、光誘導孔3に入射する光線の大部分を壁面6により法線方向に反射させることができる。従って、出光部4すなわち光学シート1の表面から出射する光線は法線方向を中心に出射角度の狭い光線となりるため、極めて高い正面輝度及び指向性を有する光線を出射することができる。
また、光学シート1において、光誘導孔3を正三角形格子パターンで配設してもよい。この配設パターンは、円形の出光部を有する光誘導孔3を最も密に配設することができ、当該光学シートの光拡散機能、変角機能等の光学的機能及び面均一性を高めることができる。
また、光学シート11、21、31、41及び61の下面側又は上面側に合成樹脂層を積層させることもできる。このような光学シートにおいても、光学シート51と同様に、合成樹脂層によって基材2の構造を固定することにより、光学シートの強度を高めることができるため、光学シートの長期信頼性が向上し、長期使用を可能とすることができる。
更には、光誘導孔の出光部及び入光部を異なる形状にすることや、大きさや充填率をシートの場所によって変化、調整させることもできる。また、光誘導孔をネック形状とすることにより、光誘導孔の入光部を光誘導孔の中間に形成することもできる。これらのような光学シートによって、出射光の拡散異方性や正面輝度等の光学的要素を調整することができる。
以上のように、本発明の光学シートは、液晶表示装置のバックライトユニットの構成要素として有用であり、特に透過型液晶表示装置に用いるのに適している。
1 光学シート
2 基材
3 光誘導孔
4 出光部
5 入光部
6 壁面
7 導光板
8 ランプ
11 光学シート
13 光誘導孔
14 出光部
15 入光部
16 壁面
21 光学シート
23 光誘導孔
24 出光部
25 入光部
26 壁面
31 光学シート
33 光誘導孔
34 出光部
35 入光部
36 壁面
41 光学シート
43 光誘導孔
44 出光部
45 入光部
51 光学シート
52 合成樹脂層
61 光学シート
62 凹部
70 バックライトユニット
71 ランプ
72 導光板
73 光学シート
74 マイクロレンズシート
75 プリズムシート
76 プリズム部
77 マイクロレンズアレイ
出光部の中心点
入光部の中心点
l 中心線
α θが最大となるときの中心線lを含む平面
β 中心線lを含み平面αと直交する平面

Claims (19)

  1. 表面が光反射性を有するシート状の基材と、
    この基材の上面から下面に貫設され、上面側に形成される出光部と下面側に形成される入光部とを有する複数の光誘導孔と
    を備える光学シート。
  2. 上記光誘導孔の出光部の平均面積(S)の入光部の平均面積(S)に対する面積比(S/S)が1以上10000以下である請求項1の光学シート。
  3. 上記出光部の充填率が、70%以上100%以下である請求項2に記載の光学シート。
  4. 上記基材の平均厚さ(h)が、5μm以上5mm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の光学シート。
  5. 上記出光部の平均面積(S)が25μm以上25mm以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学シート。
  6. 上記出光部及び入光部が、円形、楕円形、正方形、菱形又は長方形のいずれかの形状である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学シート。
  7. 上記光誘導孔の壁面の傾斜角が、入光部から出光部にかけて一定、漸増又は漸減する構造を有している請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学シート。
  8. 上記基材の表面の反射率が50%以上である請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光学シート。
  9. 上記出光部の中心点(R)と上記入光部の中心点(R)を結ぶ中心線が基材平面に対して垂直となる請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光学シート。
  10. 上記出光部の中心点(R)と上記入光部の中心点(R)を結ぶ中心線が基材平面に対して傾斜する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光学シート。
  11. 上記光誘導孔の配設パターンが正三角形格子パターン又は正方形格子パターンである請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光学シート。
  12. 上記中心線を含む任意の平面による光誘導孔の断面において、
    出光部と壁面とがなす2つの頂点を点Aと点B、
    入光部と壁面とがなす2つの頂点のうち点Aと隣接する側の頂点を点C、点Bと隣接する側の頂点を点D、
    点Aの直線CDに対する垂点を点E及び
    点Bの直線CDに対する垂点を点Fとし、
    ∠ACD=θ、∠BDF=θ’、∠ADE=φ及び∠BCF=φ’とした場合に、
    θ及びθ’が常に60°以上90°以下で、
    φ及びφ’が常に30°以上90°以下である請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光学シート。
  13. 上記θ及びθ’が常に30°以上60°以下で、
    上記φ及びφ’が常に20°以上60°以下である請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光学シート。
  14. 上記θ、θ’、φ及びφ’が、常に|θ−θ’|≦5°かつ|φ−φ’|≦5°を満たす請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の光学シート。
  15. 各光誘導孔におけるθの最大値と最小値との差又はφの最大値と最小値との差が、10°以上50°以下である請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の光学シート。
  16. 各光誘導孔においてθが最大となるときの上記中心線を含む平面を平面α、θをθα及びφをφαとし、
    上記中心線を含み平面αと直交する平面βによる光誘導孔の断面において、
    θをθβ及びφをφβとした場合に、
    θα、θβ、φα及びφβが、10°≦θα−θβ≦50°又は20°≦φα−φβ≦60°を満たす請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の光学シート。
  17. 上記基材の平均厚さ(h)が、(√S−√S)/2以上(√S−√S)以下である請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の光学シート。
  18. 上記基材の上面又は下面に積層される透明な合成樹脂層を備えている請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の光学シート。
  19. ランプから発せられる光線を分散させてその表面側に当該光線を導く液晶表示装置用のバックライトユニットにおいて、
    請求項1から請求項18のいずれか1項に記載の光学シートが具備されていることを特徴とする液晶表示装置用のバックライトユニット。
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