JP2010175829A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】起動及び停止時の操作の手間を省きつつ、停止時の電源の切り忘れを防止することができるヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】ユーザの眼に画像情報に基づいた画像光を入射してユーザに画像を視認させるヘッドマウントディスプレイにおいて、画像光を開口部から出射する画像形成部と、前記開口部を設けた筐体に回動自在に取付けられ、前記画像形成部から出射された画像光の少なくとも一部を反射してユーザの眼に入射する反射板と、前記反射板の回動位置を検出する検出部とを備え、前記検出部による検出結果に応じて前記画像形成部の起動及び停止を行うこととした。
【選択図】図4
【解決手段】ユーザの眼に画像情報に基づいた画像光を入射してユーザに画像を視認させるヘッドマウントディスプレイにおいて、画像光を開口部から出射する画像形成部と、前記開口部を設けた筐体に回動自在に取付けられ、前記画像形成部から出射された画像光の少なくとも一部を反射してユーザの眼に入射する反射板と、前記反射板の回動位置を検出する検出部とを備え、前記検出部による検出結果に応じて前記画像形成部の起動及び停止を行うこととした。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像表示装置に関し、特に、利用者の頭部に装着し、利用者の眼の前方に透過性を有するハーフミラーを設けたヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、利用者の眼の前方に大きな画像として視認されるように画像表示するヘッドマウントディスプレイがあり、これは、一般に、画像情報に基づいた画像光を出射する投影ユニットと、この投影ユニットの開口部から出射された画像光を反射して利用者の眼に入射する反射板を備えている。この反射板として透過性を有するハーフミラーを採用したヘッドマウントディスプレイは、投影ユニットから射出された画像光を利用者の眼に入射するだけでなく、ハーフミラーを通して前方の外光を同時に視認させることができる。このハーフミラーは、一般的に、投影ユニット又はこの投影ユニットを支持するフレームに一端が固定されている(例えば、特許文献1及び同2)。
しかしながら、ハーフミラーが画像光を利用者の眼に反射可能な位置に保持された状態、すなわち投影ユニット等から突出した状態でフレーム等に固定されていると、頭部への装着時や保管の際に破損するおそれがある。そこで、ハーフミラーを投影ユニットの開口部を塞ぐことができるように開閉自在とすることが考えられる。
ところが、ハーフミラーを回動させて投影ユニットの開口部を開閉可能とすると、ヘッドマウントディスプレイを使用する場合、これを起動する際の電源を入れる手間の他にハーフミラーを開く手間が必要となる。また、不使用時にはハーフミラーで投影ユニットの開口部を閉塞するようにしておいた場合、ヘッドマウントディスプレイの使用が終わって停止する際には、電源を切る手間とハーフミラーを閉じる手間が必要となる。さらに、電源を切る前にハーフミラーを閉じてしまうと、その後に電源を切り忘れるおそれもある。
ところが、ハーフミラーを回動させて投影ユニットの開口部を開閉可能とすると、ヘッドマウントディスプレイを使用する場合、これを起動する際の電源を入れる手間の他にハーフミラーを開く手間が必要となる。また、不使用時にはハーフミラーで投影ユニットの開口部を閉塞するようにしておいた場合、ヘッドマウントディスプレイの使用が終わって停止する際には、電源を切る手間とハーフミラーを閉じる手間が必要となる。さらに、電源を切る前にハーフミラーを閉じてしまうと、その後に電源を切り忘れるおそれもある。
そこで、本発明は上述の課題に鑑み、起動及び停止時の操作の手間を省きつつ、停止時の電源の切り忘れを防止することができるヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とする。
本発明においては上記課題を解決するために以下の手段を講じた。
(1)画像情報に基づいてユーザの眼に画像光を入射してユーザに画像を視認させるヘッドマウントディスプレイにおいて、画像光を開口部から出射する画像形成部と、前記開口部を設けた筐体に回動自在に取付けられ、前記画像形成部から出射された画像光の少なくとも一部を反射してユーザの眼に入射する反射板と、前記反射板の回動位置を検出する検出部と、を備え、前記検出部による検出結果に応じて前記画像形成部の起動及び停止を行うヘッドマウントディスプレイとした。
(2)上記(1)に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記反射板は、その回動により前記開口部を開閉し、前記反射板によって前記開口部が閉状態から開状態となったときに前記画像形成部を起動し、前記開口部が開状態から閉状態となったときに前記画像形成部を停止することを特徴とする。
(3)上記(2)に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記反射板は、開状態では前記筐体から突出し、閉状態では前記筐体に収納されることを特徴とする。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記検出部は、前記反射板が所定回動位置にあるときに当該反射板に押下されるスイッチであることを特徴とする。
(5)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記検出部は、前記反射板の位置を検出する非接触型センサであることを特徴とする。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記反射板の一端が前記開口部の一端に回動可能に軸支されていることを特徴とする。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記反射板を回動する駆動部を設けたことを特徴とする。
(8)上記(6)又は(7)に記載のヘッドマウントディスプレイにおいて、前記ハーフミラーの他端部に第1のマグネットが配設され、前記筐体には、前記開口部が閉状態となったときに前記反射板の他端部が対向する位置に第2のマグネットを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、画像光を反射してユーザの眼に入射する反射板を回動させることで画像形成部の起動及び停止がなされるため、例えば、別途電源スイッチなどの操作を行う必要が無くなり、画像形成部の起動及び停止を行う際の手間を省くことが可能となる。
以下、本発明に係るヘッドマウントディスプレイの一実施形態について、図面を用いて具体的に説明する。本実施形態では、ヘッドマウントディスプレイを網膜走査型ディスプレイとして説明する。
図1は、利用者の頭部に眼鏡型フレームを介して網膜走査型ディスプレイを装着した状態を上方から見た模式図である。図2は、眼鏡型フレームに網膜走査型ディスプレイを取り付ける状態を示す斜視図である。図3は網膜走査型ディスプレイの投影ユニットを利用者側から見た模式的な斜視図であり、図3(a)はハーフミラーが閉じた状態を、図3(b)はハーフミラーが開いた状態を夫々表す。図4は投影ユニットの内部の検出部を説明するための模式的な平面図であり、図4(a)はハーフミラーが閉じた状態を、図4(b)はハーフミラーが開いた状態を夫々表す。図5は、網膜走査型ディスプレイの起動及び停止を説明するためのフローチャートである。図6は、外部からの画像信号を受けてから、利用者の網膜上に画像を投影するまでの過程を説明するための網膜走査型ディスプレイの構成図である。
〔網膜走査型ディスプレイの概要〕
図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイの一例である本実施形態に係る網膜走査型ディスプレイ1は、画像光Z2を生成するための光源部となる本体ユニット10と、ユーザである利用者50の眼80の網膜上で走査される画像光Z2を出射する投影ユニット100と、投影ユニット100に取り付けられ、当該投影ユニット100から出射された画像光Z2を反射するハーフミラー150を反射板として備えている。
図1に示すように、ヘッドマウントディスプレイの一例である本実施形態に係る網膜走査型ディスプレイ1は、画像光Z2を生成するための光源部となる本体ユニット10と、ユーザである利用者50の眼80の網膜上で走査される画像光Z2を出射する投影ユニット100と、投影ユニット100に取り付けられ、当該投影ユニット100から出射された画像光Z2を反射するハーフミラー150を反射板として備えている。
本実施形態では、本体ユニット10と投影ユニット100とにより画像形成部を構成しており、これら本体ユニット10と投影ユニット100とをケーブル30により接続している。
本体ユニット10は、利用者50の胸ポケット等に収納可能であり、後述する制御部11や画像信号供給回路12(図6参照)を備え、外部から入力した画像信号等の画像情報に基づいて変調された画像形成用の光を生成することができる。この本体ユニット10で生成した光がケーブル30の光ファイバを介して投影ユニット100の投影部101に導かれ、投影部101から出射された画像光Z2がハーフミラー150により反射されて利用者の眼80に入射される。こうして、利用者50は、画像光Z2により形成される投影像と、ハーフミラー150を介して利用者50の眼80に入射される外光Z1により結像する外界の実像とを重ねて見ることができる。
なお、本実施形態では、反射板としてハーフミラー150を用いることにより、外光Z1が利用者50の眼80に入射するシースルー型のヘッドマウントディスプレイとしているが、ホログラム板(レーザ波長を反射)や反射フィルタ(レーザ波長のみ反射)、あるいは普通のミラーであっても構わない。
〔網膜走査型ディスプレイの具体的な構成〕
投影ユニット100は、図1及び図2に示すように、平面視略L字状の筐体110に収納されて構成されており、眼鏡型フレーム250に、後述する固定具130を介して装着されている。
投影ユニット100は、図1及び図2に示すように、平面視略L字状の筐体110に収納されて構成されており、眼鏡型フレーム250に、後述する固定具130を介して装着されている。
そして、利用者50の眼80の前方部分に位置する筐体110の先端面に開口部120を形成し、この開口部120の一方の開口縁にハーフミラー150の一端を回動自在に軸支して、開口部120を開閉自在としている。すなわち、ハーフミラー150は、その回動によって筐体110の開口部120を開閉することができ、開状態では前記筐体110から突出し、閉状態では前記筐体110に収納されることになる。したがって、ハーフミラー150は、この開口部120の開状態のときに出射された画像光Z2を反射させることができる。
また、詳しくは後述するが、投影ユニット100の筐体110の内部には、ハーフミラー150による開口部120の開閉を検出する検出部7が設けられており、この検出部7は前記ケーブル30を介して制御部11と接続している。本実施形態では、この制御部11が画像形成部(本体ユニット10及び投影ユニット100)の給電についても制御している。
投影ユニット100の投影部101は、光ファイバを介して入射された画像形成用の光を2次元方向に走査する光スキャナ部103と、この光スキャナ部103に光ファイバから入射した画像光を導くリレー光学系104と、光スキャナ部103から走査された画像光Z2を筐体110の開口部120から出射するリレー光学系105を備えている。そして、開口部120から出射された画像光Z2が、ハーフミラー150により反射されて利用者の眼80に入射されることになる。なお、投影部101の構成については、後に図6を参照して詳述する。
図1〜図3に示すように、ハーフミラー150は、その一端が開口部120の前方端部に縦方向に配設された回転軸301によって回動可能に軸支され、開口部120を開閉自在としている。
ハーフミラー150は、回転軸301を中心として水平方向に回動し、図1及び図3に示すように、開口面に対し90度以内の角度で開くように構成されている。したがって、ハーフミラー150を開方向に所定角度回動させ、開口部120が開状態のときに、当該開口部120から出射された画像光Z2をハーフミラー150により反射して利用者の眼80に入射させることができる。他方、網膜走査型ディスプレイ1の不使用時などは、ハーフミラー150を閉じて開口部120を覆えば、この開口部120内にごみなどが溜まることを防止することができる。なお、図3(b)に示すように、ハーフミラー150を閉じて収納状態としたときに接する開口部120の利用者側の縦端面を水平方向に湾曲させており、ハーフミラー150との接触を線接触としてハーフミラー150を閉じた時のハーフミラー150への接触負荷を可及的に小さくしている。
また、ハーフミラー150は、投影ユニット100の筐体110の上面から突出した回転軸301に連設されており、利用者50がその回転軸301をつまんで回転させることで回動する。すなわち、利用者50が任意にハーフミラー150を回動させて開口部120の開閉を行うことができる。
かかるハーフミラー150による開口部120の開閉は、筐体110の内部に設けられた検出部7により検出することができる。そして、制御部11が、検出部7による検出結果に応じて網膜走査型ディスプレイ1の起動及び停止、すなわち、画像形成部(本体ユニット10及び投影ユニット100)の起動及び停止を行っている。なお、検出部7や制御部11には、常時、必要なだけの給電が行われているものとする。
このように、ハーフミラー150による開口部120の開閉によって、網膜走査型ディスプレイ1は起動及び停止するため、網膜走査型ディスプレイ1を利用する際に、例えば、別途電源スイッチなどの操作を行う必要が無く、網膜走査型ディスプレイ1の起動及び停止を行う際の手間を省くことができる。
本実施形態における検出部7は、ハーフミラー150によって開口部120が閉状態又は開状態のときに当該ハーフミラー150に押下される機械的なスイッチ構造を有している。具体的には、図4に示すように、投影ユニット100の開口部120の内側に、ハーフミラー150の回動角度を決定するストッパー400を配設し、このストッパー400の前端側(開口部120側)に、回動するハーフミラー150の位置によって動作するボタンスイッチ402を設けている。
ストッパー400は、筐体110の内部の上面から縦板を垂設して形成され、ハーフミラー150が回転軸301を中心に回動したときに、画像光Z2を利用者50の眼80に導入できる位置で止まるように位置している。すなわち、ハーフミラー150の後端面401がストッパー400と接することでハーフミラー150の回動が規制され、開口部120のハーフミラー150による開口度が規制される。
そして、このストッパー400に設けられたボタンスイッチ402は、図4に示すように、ハーフミラー150が閉状態の場合はオフの状態であるが、ハーフミラー150が全開状態のときにはハーフミラー150の後端面401により押下されてオン状態となる。このボタンスイッチ402の機械的に動作によるオンオフ信号が制御部11によって検知され、制御部11による給電制御機能により本体ユニット10及び投影ユニット100を含む網膜走査型ディスプレイ1の起動及び停止が行われる。すなわち、電源のオン、オフがなされる。
また、ハーフミラー150の後端面401とボタンスイッチ402の頭部を接点とし、ハーフミラー150が開く方向に回動してハーフミラー150の後端面401がボタンスイッチ402の頭部に接してこれを押下げると電気回路が形成されて電源が入るような構成とすることも考えられる。この場合、ハーフミラー150が閉じる方向に回動して後端面401がボタンスイッチ402と離れると網膜走査型ディスプレイ1の電源が切れて停止するのである。この場合、制御部11を介することなく、網膜走査型ディスプレイ1の起動、停止を行うことができる。なお、ここで停止とは、網膜走査型ディスプレイ1の電源を完全に遮断する場合の他、待機電力が供給されている場合であれば、その待機状態に移行する場合を含む。
また、上記ボタンスイッチ402を、ストッパー400にではなく、ストッパー400と対向したハーフミラー150の回転軸301側の開口部120の縁に設け、ハーフミラー150により開口部120が閉じた状態のときにハーフミラー150の後端面401がボタンスイッチ402を押下げる構成とすることも可能である。
この場合、図3(b)に示すように、不使用時や装着時などにおいてハーフミラー150を閉じた状態を維持するためのマグネットを投影ユニット100に設けた構成とするとよい。
すなわち、図3(b)に示すように、回転軸301側を一端とするハーフミラー150の他端部、すなわち、ハーフミラー150が開いた状態で、利用者側から見て右側端部となる位置に第1のマグネット550を配設する一方、開口部120が閉状態となったときに、開口部120の縁などであって、ハーフミラー150の他端部と対向する位置に第2のマグネット551を配設するのである。
すなわち、図3(b)に示すように、回転軸301側を一端とするハーフミラー150の他端部、すなわち、ハーフミラー150が開いた状態で、利用者側から見て右側端部となる位置に第1のマグネット550を配設する一方、開口部120が閉状態となったときに、開口部120の縁などであって、ハーフミラー150の他端部と対向する位置に第2のマグネット551を配設するのである。
なお、第1のマグネット550及び第2のマグネット551の各位置は、ハーフミラー150と開口部120の縁部とが対向する位置関係にあれば適宜設けることができる。本実施形態では、図3(b)に示すように、互いに矩形板状とした第1、第2のマグネット550,551をハーフミラー150の端部と、この端部に対向する開口部120の内縁に設けている。また、ハーフミラー150の上縁又は下縁に第1のマグネット550を設置し、開口部120の対向する部分に第2のマグネット551を設けることもできる。さらに、ハーフミラー150と開口部120の縁とを一部マグネットとして、ハーフミラー150を閉じた状態を維持することもできる。
このように、第1、第2のマグネット550,551を投影ユニット100に配置することにより、例えばハーフミラー150の閉止動作の際に、第1、第2のマグネット550,551同士が接近すると、磁力によってハーフミラー150が急激に開口部120側に引きつけられ、確実に開口部120を閉じる。このとき、ハーフミラー150の後端面401が、ストッパー400と対向する開口部120の縁に設けられたボタンスイッチ402を押下げる。したがって、ボタンスイッチ402の押し下げストロークなどは、ハーフミラー150が開口部120に近接する僅かなストロークで足りるため、検出部7をコンパクトに構成することができる。また、この場合は、ハーフミラー150を磁力に抗して回動して開口部120から離隔させると、押し下げられていたボタンスイッチ402が即座に復帰するため、検出部7のレスポンスの向上が図れる。
当然ではあるが、かかるマグネット550,551については、検出部7の構成とは関係なく配設することができ、磁力によってハーフミラー150を投影ユニット100の筐体110側にしっかりと保持することができる。したがって、収納の際や装着の際にはハーフミラー150の出っ張りなどがなくなるため、ミラーによる投影ユニット100を含む画像形成部をコンパクトな状態に維持することができ、なおかつハーフミラー150の破損を防止することができる。
このようにハーフミラー150の回動に連動して網膜走査型ディスプレイ1の起動及び停止を行うことができるのでハーフミラー150の回動の他に、別途、電源をオン又はオフする手間が省ける。また、ハーフミラー150を閉じれば電源が切れるので電源スイッチの切り忘れが生ずることがなく、これにより、無駄な電力の消費を防止することができる。また、ハーフミラー150が開状態であって、筐体110から突出した状態の使用状態から、ハーフミラー150を閉じて電源をオフすると、ハーフミラー150は筐体110側に収納された状態となるため、ハーフミラー150が突出状態のままで電源オフとするものに比べ、携行時や保管時において、ハーフミラー150を破損するおそれが可及的に減少する。
また、開口部120をハーフミラー150で閉じると、開口部120内への塵などの侵入を防止できるとともに、このハーフミラー150の破損や反射面等にごみが付着することを防止することができる。しかも、コンパクトな状態で収納することができる。
ところで、上述のボタンスイッチ402は、検出部7の一例であって、圧力スイッチ、誘電型スイッチ、磁気型スイッチなど各種のスイッチを採用できる。例えば、検出部7は、上述したボタンスイッチ402を備えた機械式ではなく、例えばハーフミラー150の回動位置を検出する静電容量型センサなどの非接触型センサをスイッチとして採用することができる。
この場合、たとえば、ストッパー400の略中央近傍で、ハーフミラー150の後端面401とは当接することのない位置にコンデンサを構成する一対の電極を設ける一方、ハーフミラー150の後端面401に金属箔や金属片などを貼着するなどして金属部分を形成しておき、これを検出体とする。これにより、ハーフミラー150の後端面401がストッパー400のセンサと接近又は離反することによってストッパー400側の電極の間の静電容量の変化を検出回路が検出し、検出信号を受けた本体ユニット10に設けた制御部11のCPU200(図6参照)が、網膜走査型ディスプレイ1を起動、停止するための電源オン、電源オフの処理を実行するように構成するのである。
また、上記電極を、開口部120の縁で、ハーフミラー150の後端面401とは当接することのない位置に設けて、やはりハーフミラー150の後端面401の金属部分を検出体として静電容量の変化を検出する構成とすることができる。この場合も、制御部11は、ハーフミラー150が閉じたときに網膜走査型ディスプレイ1が停止し、ハーフミラー150が開いたときに起動するように制御する。なお、検出部7を静電容量型センサで構成する場合、この静電容量型センサには常時、必要なだけの給電が行われているものとする。
また、上記電極を、開口部120の縁で、ハーフミラー150の後端面401とは当接することのない位置に設けて、やはりハーフミラー150の後端面401の金属部分を検出体として静電容量の変化を検出する構成とすることができる。この場合も、制御部11は、ハーフミラー150が閉じたときに網膜走査型ディスプレイ1が停止し、ハーフミラー150が開いたときに起動するように制御する。なお、検出部7を静電容量型センサで構成する場合、この静電容量型センサには常時、必要なだけの給電が行われているものとする。
このように、検出部7を非接触型センサとすると、電源のオン、オフの制御を制御部11により容易に実効することができるとともに、機械式のスイッチのような接点部分がなく、部材の磨耗もないため耐久性を高めることができる。
なお、非接触型のセンサとして、ハーフミラー150の動作と同期してその回動位置を検出できるように構成したものであれば、上述した静電容量型センサの他、例えば、光の透過や反射によって物の有無の判別を行うフォトセンサ(フォトインタラプタ)や、ハーフミラー150の回転角度によりオン、オフの判断をする回転角度センサなどを採用することもできる。
図5を参照して、網膜走査型ディスプレイ1の起動、停止の制御について説明する。なお、ここでは、検出部7を静電容量型センサで構成した場合としている。
待機状態(ステップS1)において、利用者50が回転軸301を操作してハーフミラー150が開かれていき、ハーフミラー150の後端面401がストッパー400に接近すると、検出部7の検出回路が静電容量の変化を検出信号として制御部11に送信する。制御部11のCPU200は、これにより、検出部7のスイッチがオン状態になったと判断し(ステップS2のYES)、CPU200は、電源制御回路206(図6参照)を介して給電制御を実行して網膜走査型ディスプレイ1を起動させるために電源をオンする(ステップS3)。なお、ハーフミラー150の回動によって検出部7のスイッチがオン状態にならない限り、投影ユニット100等は待機状態となる(ステップS2のNO)。
その後、CPU200は、焦点位置の調整など起動時の諸動作を行い(ステップS4)、本体ユニット10は、例えばパーソナルコンピュータなどの外部装置から供給される画像信号に基づいた画像光を生成し、ケーブル30を介して投影ユニット100に送り、投影ユニット100は画像光Z2を開口部120から出射する(ステップS5)。こうして、利用者50は所望する画像を視認することができる。
その後、CPU200は、焦点位置の調整など起動時の諸動作を行い(ステップS4)、本体ユニット10は、例えばパーソナルコンピュータなどの外部装置から供給される画像信号に基づいた画像光を生成し、ケーブル30を介して投影ユニット100に送り、投影ユニット100は画像光Z2を開口部120から出射する(ステップS5)。こうして、利用者50は所望する画像を視認することができる。
利用者50がハーフミラー150を閉じる方向へ回動させるとハーフミラー150の後端面401がストッパー400から離れて静電容量が変化する。この変化を検出部7の検出回路がCPU200に検出信号として送信すると、CPU200は、検出部7のスイッチがオフ状態になったと判断し(ステップS6のYES)、電源制御回路206を介して投影ユニットを含む網膜走査型ディスプレイ1の電源をオフとして画像表示機能を停止させ(ステップS7)、待機状態に戻る。なお、ハーフミラー150の回動によって検出部7のスイッチがオフ状態にならない限り、画像光Z2は出射され続ける(ステップS6のNO)。
ところで、上述したように電源のオン、オフを制御する制御部11は、本体ユニット10に設けられており、この本体ユニット10と投影ユニット100とを接続するケーブル30には、画像光Z2及び制御信号を転送する光ファイバに加え、検出部7に電力を供給するライン等が組み込まれている。
〔網膜走査型ディスプレイの電気的構成〕
次に、網膜走査型ディスプレイ1が、外部からの画像信号を受けてから、利用者50の網膜上に映像を投影するまでの過程について図6を用いて説明する。なお、ビーム光は画像光の概念を含むものとする。
次に、網膜走査型ディスプレイ1が、外部からの画像信号を受けてから、利用者50の網膜上に映像を投影するまでの過程について図6を用いて説明する。なお、ビーム光は画像光の概念を含むものとする。
本実施形態の網膜走査型ディスプレイ1の電気的構成は図6に示すとおりであり、ハーフミラー150が開動作され、網膜走査型ディスプレイ1が起動して本体ユニット10に外部からの画像信号Sが入力されると、画像信号Sが、画像信号入力I/F6、制御部11を経て、画像信号供給回路12に送られる。画像信号供給回路12は画像信号Sの供給を受けると、赤,緑,青の各色のレーザ光を出力させるためのR画像信号13r,G画像信号13g,B画像信号13bを出力するとともに、水平駆動回路42cへ水平駆動信号18を、垂直駆動回路44cへ垂直駆動信号19を出力する。Rレーザドライバ15,Gレーザドライバ16,Bレーザドライバ17は各々入力されたR画像信号13r,G画像信号13g,B画像信号13bに基づいてRレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23に対してそれぞれの駆動信号を出力し、この駆動信号に基づいて、Rレーザ21,Gレーザ22,Bレーザ23はそれぞれ強度変調されたレーザ光を発生し、各々をコリメート光学系24に出力する。
また、画像信号供給回路12は、後述するガルバノミラー42aの駆動状態を示すBD信号(図示せず)に応じて、レーザ光を発生し、各々をコリメート光学系24に出力するタイミングを制御する。つまり、このような網膜走査型ディスプレイ1(画像信号供給回路12)は、ガルバノミラー42aなどにビーム光を出射させるタイミングを制御することとなる。
点光源である各レーザ21,22,23から発生されるレーザ光は、このコリメート光学系24によってそれぞれが平行光にコリメートされ、さらに、ダイクロイックミラー25に入射されて1つのビーム光となるよう合成された後、結合光学系26によってケーブル30内の光ファイバに入射されるよう導かれる。
ケーブル30内の光ファイバによって伝搬されたビーム光は、投影ユニット100の投影部101に送られ、第1のリレー光学系104であるコリメート光学系によって平行光にコリメートされて光スキャナ部103に射出される。
点光源である各レーザ21,22,23から発生されるレーザ光は、このコリメート光学系24によってそれぞれが平行光にコリメートされ、さらに、ダイクロイックミラー25に入射されて1つのビーム光となるよう合成された後、結合光学系26によってケーブル30内の光ファイバに入射されるよう導かれる。
ケーブル30内の光ファイバによって伝搬されたビーム光は、投影ユニット100の投影部101に送られ、第1のリレー光学系104であるコリメート光学系によって平行光にコリメートされて光スキャナ部103に射出される。
光スキャナ部103では、水平走査系42に出射されたビーム光がガルバノミラー42aの偏向面42bに入射される。ガルバノミラー42aの偏向面42bに入射したビーム光は水平同期信号に同期して水平方向に走査されて第2のリレー光学系43を介し、垂直走査系44のガルバノミラー44aの偏向面44bに入射する。第2のリレー光学系43ではガルバノミラー42aの偏向面42bとガルバノミラー44aの偏向面44bとが共役の関係となるように調整されている。
ガルバノミラー44aは、ガルバノミラー42aが水平駆動信号18に同期することと同様に垂直駆動信号19に同期して、その偏向面44bが入射光を垂直方向に反射するように往復振動をしており、このガルバノミラー44aによってビーム光は垂直方向に走査される。
ガルバノミラー44aは、ガルバノミラー42aが水平駆動信号18に同期することと同様に垂直駆動信号19に同期して、その偏向面44bが入射光を垂直方向に反射するように往復振動をしており、このガルバノミラー44aによってビーム光は垂直方向に走査される。
水平走査系42及び垂直走査系44によって垂直方向及び水平方向に2次元に走査されたビーム光は、ガルバノミラー44aの偏向面44bと、利用者の瞳孔81とが共役の関係となるように設けられた第3のリレー光学系105、ハーフミラー150により利用者の眼80の瞳孔81へ入射され、網膜82上に投影される。利用者はこのように2次元走査されて網膜82上に投影されたビーム光(画像光Z2)による画像を認識することができる。なお、光スキャナ部103における、水平走査系42のガルバノミラー42aと、垂直走査系44のガルバノミラー44aとは、名称を同じくして説明したが、光を走査するように其の反射面が揺動(回転)させられるものであれば、共振タイプ、非共振タイプ等、圧電駆動、電磁駆動、静電駆動等いずれの駆動方式によるものであってもよい。
また、図6に示すように、制御部11は、CPU200、ROM201、RAM202、表示する画像を記憶しておくVRAM203を備えている。そして、これらCPU200、ROM201、RAM202及びVRAM203は、データ通信用のバス204にそれぞれ接続されており、このデータ通信用のバス204を介して各種情報の送受信を行っている。
上記CPU200は、ROM201に記憶されている処理プログラムを実行することにより、制御部11としての各種機能を実行する。例えば本実施形態においては、前述したように、制御部11は、投影ユニット100内に構成したハーフミラー150の開閉を検出部7で検出すると、検出した信号に基づいて、網膜走査型ディスプレイ1の動作の起動と停止を行うための電力の供給を制御する給電制御機能を担っている。
また、制御部11は、画像信号入力I/F6を介して入力した画像信号Sから画像を構成する各画素の画像データを内部のVRAM203に展開し、水平駆動信号18に同期したタイミングでVRAM203に展開した画像データを順次読み出して画像信号供給回路12へ出力する。
図6中、符号205で示したものはバッテリーであり、電源制御回路206により制御されている。そして、この電源制御回路206は制御部11により制御されている。
(投影ユニットの取付構造)
ここで、投影ユニット100の眼鏡型フレーム250への取付構造について説明する。平面視略L字状の筐体110に収納された投影ユニット100は、図2及び図3に示ように、眼鏡型フレーム250のフロント部252の端部近傍であって、テンプル部254との枢支部連結部に隣接位置に設けた装着部251に、固定具130を介して装着されている。
ここで、投影ユニット100の眼鏡型フレーム250への取付構造について説明する。平面視略L字状の筐体110に収納された投影ユニット100は、図2及び図3に示ように、眼鏡型フレーム250のフロント部252の端部近傍であって、テンプル部254との枢支部連結部に隣接位置に設けた装着部251に、固定具130を介して装着されている。
固定具130は、開口部分を後方に向けた平面視略コ字状としたヘアピン状の取付け部133を上部に形成した矩形状板体からなり、投影ユニット100のL字状の筐体110の折曲内側面の後部に設けられている。
一方、図2に示すように、眼鏡型フレーム250の装着部251には板状のガイド板253が垂節されており、このガイド板253に、上記固定具130の略コ字状の取付け部133を係合することにより、取付け部133の開口部分の隙間にガイド板253が嵌入して、筐体110が眼鏡型フレーム250にしっかりと係止される構成となっている。
一方、図2に示すように、眼鏡型フレーム250の装着部251には板状のガイド板253が垂節されており、このガイド板253に、上記固定具130の略コ字状の取付け部133を係合することにより、取付け部133の開口部分の隙間にガイド板253が嵌入して、筐体110が眼鏡型フレーム250にしっかりと係止される構成となっている。
固定具130は、図3に示すように、ねじ131を介して筐体110に取り付けられているが、図示するように、固定具130には、ねじ131を螺合するためのねじ孔132を上下方向に複数個形成しており、そのねじ孔132のいずれかを選択することにより、投影ユニット100に対する固定具130の位置を上下に調整することができる。この調整によって、眼鏡型フレーム250に対する投影ユニット100の高さを調節することができる。
また、固定具130は、投影ユニット100の不使用時などには、図3の矢印fで示すように、ねじ131による取付部を中心に回転させ、投影ユニット100の上面より突出しないように収納状態にすることができる。このとき、コ字状の開口部分が下向きになった取付け部133を利用して、コ字状の開口部分を眼鏡型フレーム250のフロント部252やテンプル部254に係止することができる。
また、予め、固定具130の取付け部133を、利用者の頭側部側を折曲させた下向きに開口したフック状に形成しておくことで、固定具130を回転させることなく、眼鏡型フレーム250に係止することもできる。
このように、本実施形態では、投影ユニット100を、眼鏡型フレーム250に対して着脱自在にしているが、投影ユニット100を眼鏡型フレーム250に装着した場合にのみ、検出部7はハーフミラー150による開口部120の開閉を検出できる構成とすることもできる。
例えば、取付け部133の略コ字状部分の内側面に、眼鏡型フレーム250のガイド板253が嵌合されたときに作動する装着検出スイッチ(図示せず)を設けておき、この装着検出スイッチがオンしたときに発信される装着信号を、投影ユニット100を介して本体ユニット10の制御部11に送信可能な構成としておくとともに、制御部11は、装着信号を受信しない限り、検出部7からのオンオフ信号を受け付けないようにしておくのである。
かかる構成により、投影ユニット100が眼鏡型フレーム250に装着されていないときに、何かの拍子にハーフミラー150が開いてしまい、利用者50の意に反して網膜走査型ディスプレイ1が起動してしまい、画像光Z2が射出されてしまうようなことを防止することができる。なお、かかる構成とした場合、固定具130は筐体110への取付けは、前述したねじ131とねじ孔132によるものではなく、例えば、無段階に高さ調整できる連結軸を介して筐体110と固定具130とを連結しておくとよい。さらに、この連結軸内に、投影ユニット100に接続されたケーブル部と接続する信号線を通し、これを前記装着検出スイッチと接続しておくことで、装着検出スイッチからの装着信号を制御部11に送信することができる。
〔他の実施形態〕
図7は、他の実施形態に係る投影ユニット100の説明図である。上述してきた実施形態では、ハーフミラー150の開閉を、利用者の手動によるものとしたが、これを手動ではなく、図示するように、ハーフミラー150の回転軸301に連動連結したモータなどからなる駆動部300を設け、この駆動部300によってハーフミラー150の開閉を行うこともできる。なお、この実施形態において、駆動部300を設ける以外の構成要素については、上述してきた実施態様と共通であり、共通する構成要素については共通の符号を付して、ここでの説明は省略する。
図7は、他の実施形態に係る投影ユニット100の説明図である。上述してきた実施形態では、ハーフミラー150の開閉を、利用者の手動によるものとしたが、これを手動ではなく、図示するように、ハーフミラー150の回転軸301に連動連結したモータなどからなる駆動部300を設け、この駆動部300によってハーフミラー150の開閉を行うこともできる。なお、この実施形態において、駆動部300を設ける以外の構成要素については、上述してきた実施態様と共通であり、共通する構成要素については共通の符号を付して、ここでの説明は省略する。
駆動部300としては、例えば、前述した制御部11により制御するステッピングモータを採用することができる。この場合、ステッピングモータの軸が投影ユニット100の筐体110に設けられたハーフミラー150の回転軸301に連動連結される。取り付ける位置は、図示するように回転軸301が突出した筐体110の上面でもよいし、その逆に、筐体110の下部面であってもよい。また、画像光Z2の射出に支障がなければ、開口部120の内側であってもよい。
このように、ステッピングモータなどの駆動部300を設ける場合、例えば本体ユニット10にはステッピングモータを動作させるための周知技術である分相回路、同モータを駆動する直流電源、ハーフミラー150の回転角度を決めるパルス発信機、巻線に流す電流を順次切り替える駆動回路等が設けられ、また、本体ユニット10のケース外面には、モータの電源を入れるスイッチが設けられる。
ステッピングモータによる実際の動作例について説明すると、例えば、利用者50が本体ユニット10に設けたハーフミラー150の開閉スイッチを「開く」側に入れる。すると、本体ユニット10からの信号が制御部11のCPU200に送信され、CPU200によりステッピングモータの電源が入り、ハーフミラー150が開く。これにより、上述してきたように、検出部7によって投影ユニット100の開口部120が開放されたことを検出し、この検出信号に基づいて、制御部11が網膜走査型ディスプレイ1を起動させ、画像光Z2が投影ユニット100から出射される。
他方、画像光Z2の出射を中止したいときは、本体ユニット10に設けたハーフミラー150の開閉スイッチを「閉じる」側に入れる。すると、再びステッピングモータの電源が入り、今度はステッピングモータの軸が逆回転して、ハーフミラー150が閉じ、同時に検出部7によって開口部120が閉止されたことが検出され、その検出信号に基づいて、制御部11が投影ユニット100を含む網膜走査型ディスプレイ1の電源をオフして停止させる。こうして、画像光Z2の出射は終了する。
このように、ハーフミラー150を電動の駆動部300で回動させることにより、ハーフミラー150に接触せずにハーフミラー150を開くことができるため、ハーフミラー150の汚れを防止できる。また、ステッピングモータの回転によるものなので、ハーフミラー150を適切な位置に自動的に回動させることができる。
なお、上述の実施形態では、網膜走査型ディスプレイ1は左眼用であったが、右眼用であってもよい。また、ハーフミラー150の動きに連動して光源及び画像の供給スイッチ等のオンオフができるものであれば、両眼用であってもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 網膜走査型ディスプレイ
7 検出部
10 本体ユニット
11 制御部
30 ケーブル
50 利用者
80 利用者の眼
100 投影ユニット
120 開口部
130 固定具
250 眼鏡型フレーム
Z1 外光
Z2 画像光
7 検出部
10 本体ユニット
11 制御部
30 ケーブル
50 利用者
80 利用者の眼
100 投影ユニット
120 開口部
130 固定具
250 眼鏡型フレーム
Z1 外光
Z2 画像光
Claims (8)
- 画像情報に基づいてユーザの眼に画像光を入射してユーザに画像を視認させるヘッドマウントディスプレイにおいて、
画像光を開口部から出射する画像形成部と、
前記開口部を設けた筐体に回動自在に取付けられ、前記画像形成部から出射された画像光の少なくとも一部を反射してユーザの眼に入射する反射板と、
前記反射板の回動位置を検出する検出部と、を備え、
前記検出部による検出結果に応じて前記画像形成部の起動及び停止を行うことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。 - 前記反射板は、その回動により前記開口部を開閉し、
前記反射板によって前記開口部が閉状態から開状態となったときに前記画像形成部を起動し、前記開口部が開状態から閉状態となったときに前記画像形成部を停止することを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。 - 前記反射板は、開状態では前記筐体から突出し、閉状態では前記筐体に収納されることを特徴とする請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記検出部は、前記反射板が所定回動位置にあるときに当該反射板に押下されるスイッチであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記検出部は、前記反射板の位置を検出する非接触型センサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記反射板の一端が前記開口部の一端に回動可能に軸支されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記反射板を回動する駆動部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
- 前記ハーフミラーの他端部に第1のマグネットが配設され、
前記筐体には、前記開口部が閉状態となったときに前記反射板の他端部が対向する位置に第2のマグネットを配置したことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ。
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