JP2010175306A - 超音波測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象である穴部が、三次元測定機のプローブ等による測定が困難な深穴であっても、超音波を用いることで穴部の正確な位置を測定することができる超音波測定装置を提供すること。
【解決手段】シリンダヘッド2が有する直線状の穴部であるメインオイルホール3の位置を測定するための超音波測定装置1であって、超音波を送受信する超音波センサ10と、シリンダヘッド2に対してメインオイルホール3の深さ方向に沿う所定の外側面部であるヘッド上面部2a上で位置決めされ、超音波センサ10を、超音波の送受信方向がヘッド上面部2aに沿った所定の基準面(ベース上側面21c)に対して垂直方向となる姿勢で、かつ、前記基準面に平行な方向について、前記深さ方向に沿う方向である第一の方向(Z方向)、および第一の方向に直交する方向である第二の方向(X方向)に移動可能に支持する治具20とを備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばエンジンを構成するシリンダヘッドが有する深穴であるメインオイルホール等の穴部の位置を測定するための超音波測定装置に関する。
物体の形状や位置等を非接触で測定できることから、所定の構造物が有する欠陥の検査等として、超音波を用いた測定が行われている(例えば、特許文献1参照。)。このような超音波を用いた測定が、従来、例えば自動車エンジン等のエンジンを構成するシリンダヘッドが有する穴部を測定の対象として行われている。具体的には、次のとおりである。
すなわち、エンジンを構成するシリンダヘッドにおいては、オイル通路等として用いられる穴部が形成される。このような穴部の位置等の測定としては、接触式のプローブを備える三次元測定機を用いる方法がある。三次元測定機による測定は、プローブが穴部に挿入されて穴部の内周面に接触させられることで行われる。
しかし、シリンダヘッドが有する穴部には、メインオイルホール(各部への分岐通路が連通するメインとなるオイル通路)がある。メインオイルホールは、例えば400mm程度の加工長の深穴である。このため、メインオイルホールが測定対象となる場合、三次元測定機のプローブが穴奥まで届かない事態が生じる。つまりこの場合、プローブが届かない穴奥の部分については、測定が困難となる。この点、超音波を用いた測定によれば、穴部の外部から超音波を当てることで測定を行うことができることから、穴の深さによらずに測定を行うことができる。
一方で、従来における超音波を用いた測定は、測定対象である穴部がシリンダヘッドのメインオイルホールである場合、超音波の送受信を行う超音波センサがシリンダヘッドにおける所定の外側面部からメインオイルホールに対応する位置に沿って手作業で移動させられることにより行われている。具体的には、超音波センサがシリンダヘッドにおけるメインオイルホールの深さ方向に沿う所定の外側面部においてメインオイルホールに対応する位置の近傍を走査させられることで、メインオイルホールについて、外側面部からメインオイルホールまでの距離が一番短い場所(外側面部からメインオイルホールまでの肉厚が一番薄い場所)が、ピークホールド機能等によって測定される。
このような測定方法によれば、上下方向(超音波の送受信方向)についてのみの測定となることから、例えばメインオイルホールについての任意の断面位置における位置度等から導かれるメインオイルホールの正確な位置(三次元的な位置)の測定が困難である。つまり、従来における超音波を用いた測定においては、メインオイルホールの位置について超音波測定器の測定能力との関係においてある程度の範囲で目処をつけることはできるが、正確な位置の測定を行ううえでは十分ではない。そこで、穴奥の部分を含めたメインオイルホールの正確な位置の測定のため、現状では、シリンダヘッドを切断することによる破壊検査が行われている。こうした破壊検査は、生産性の低下を招く。
実開平5−55061号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、測定対象である穴部が、三次元測定機のプローブ等による測定が困難な深穴であっても、超音波を用いることで穴部の正確な位置を測定することができる超音波測定装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、シリンダヘッドが有する直線状の穴部の位置を測定するための超音波測定装置であって、超音波を送受信する超音波センサと、前記シリンダヘッドに対して前記穴部の深さ方向に沿う所定の外側面部上で位置決めされ、前記超音波センサを、前記超音波の送受信方向が前記外側面部に沿った所定の基準面に対して垂直方向となる姿勢で、かつ、前記基準面に平行な方向について、前記穴部の深さ方向に沿う方向である第一の方向、および該第一の方向に直交する方向である第二の方向に移動可能に支持する治具と、を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、測定対象である穴部が、三次元測定機のプローブ等による測定が困難な深穴であっても、超音波を用いることで穴部の正確な位置を測定することができる。
本発明の一実施形態に係る超音波測定装置の構成を示す平面図。 同じく正面一部断面図。 同じく側面図。 本発明の一実施形態に係る超音波測定装置の測定原理についての説明図。 本発明の実施例である測定バラつきの一例を示す図。
本発明は、超音波センサを備える装置構成において、超音波センサを、シリンダヘッドが有する深穴の深さ方向に沿う所定の基準面に沿って、互いに直交する二方向に移動可能に支持することで、深穴の正確な位置を測定しようとするものである。以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る超音波測定装置1は、自動車エンジンを構成するシリンダヘッド2をワーク(測定対象物)とするものである。つまり、超音波測定装置1は、シリンダヘッド2が有する穴部を測定対象とする。シリンダヘッド2は、例えばアルミニウム鋳造品であり、全体として略直方体状(厚板状)の外形を有する。
シリンダヘッド2は、超音波測定装置1による測定対象となる穴部として、メインオイルホール3を有する。メインオイルホール3は、エンジンにおける各部に向けて分岐する分岐オイル通路が連通する、メインとなるオイル通路を形成する穴部である。このため、メインオイルホール3は、シリンダヘッド2の長手方向(図1における左右方向、以下同じ。)の略全体にわたって直線状に形成される。
したがって、メインオイルホール3は、シリンダヘッド2の長手方向の寸法に対応して、例えば約400mm程度の加工長の深穴(穴径約10mm程度)として形成される。メインオイルホール3は、シリンダヘッド2の長手方向の一側(図1における右側)から他側(同図における左側)に向けて加工される。つまり、図1においては、シリンダヘッド2の長手方向のうち左に向かう方向が、メインオイルホール3の穴あけ方向(加工方向)に対応する。本実施形態に係るシリンダヘッド2は、互いに平行に形成される二つのメインオイルホール3を有する。なお、シリンダヘッド2が有するメインオイルホール3の数や設けられる位置は特に限定されるものではない。
このようにシリンダヘッド2が有する深穴であるメインオイルホール3の、シリンダヘッド2における位置が、超音波測定装置1によって測定される。つまり、本実施形態の超音波測定装置1は、シリンダヘッド2が有する直線状の穴部であるメインオイルホール3の位置を測定するためのものである。
図1〜図3に示すように、超音波測定装置1は、超音波を送受信する超音波センサ10と、超音波センサ10を所定の姿勢で所定の方向に移動可能に支持する治具20とを備える。
超音波センサ10は、円筒状のケース体11の一端側に、超音波の送受信を行う部分であるセンサ部12が設けられる構成を有する。センサ部12は、超音波の発信および受信を行う振動子である超音波振動子を有する。超音波振動子は、例えば圧電セラミック等により構成される。超音波振動子に電圧が印加されることにより、超音波振動子において電圧に応じた機械的変位が生じ、超音波振動子から固有の周波数の超音波が発振される。また、超音波振動子が受信する超音波によって超音波振動子に機械的な力が加わることで、その力に応じた起電力が発生する。このように、超音波センサ10は、超音波振動子を有するセンサ部12によって超音波を送受信する。
超音波センサ10が有するセンサ部12は、ケーブル等を介して超音波測定装置1が備える操作制御部(図示略)に接続される。操作制御部においては、センサ部12における超音波の送信時間や強度等を制御する制御部や、センサ部12を介して得られる信号の処理を行う処理部や、処理した信号を映像として表示する表示部や、これら各部についての操作を行うための操作部等が備えられる。
治具20は、基体として、アルミベース21を有する。アルミベース21は、アルミニウムを材料とする矩形板状の外形を有する部材であり、矩形板状の外形に沿う矩形状の開口部(以下「ベース開口部」という。)21aを有する(図1参照)。したがって、アルミベース21は、ベース開口部21aを縁取る額縁状の形状を有する。
ベース開口部21aは、厚板状の外形を有するシリンダヘッド2における板面部に相当する一側(図2において上側)の外側面部である上面部(以下「ヘッド上面部」という。)2a側からの方向視(図1参照、以下「平面視」とする。)で、二つのメインオイルホール3が存在する範囲を含む大きさ(面積)を有する。ヘッド上面部2aは、シリンダヘッド2において、メインオイルホール3の深さ方向に沿う外側面部である。
治具20は、超音波測定装置1による測定に際し、シリンダヘッド2に対してヘッド上面部2a上で位置決めされる。具体的には、治具20は、板状の部材であるアルミベース21の板面の方向が、ヘッド上面部2aの面方向と略平行となるように、シリンダヘッド2に対して位置決めされる。位置決めされた状態の治具20においては、アルミベース21における一側(図2において下側)の板面(以下「ベース下側面」という。)21bがヘッド上面部2aに接触した状態となる。
ここで、治具20は、平面視において、ベース開口部21aの範囲内に、シリンダヘッド2が有する二つのメインオイルホール3が含まれるように位置決めされる。つまり、治具20がシリンダヘッド2に対して位置決めされた状態においては、ヘッド上面部2aにおける二つのメインオイルホール3が存在する範囲に対応する部分が、平面視でベース開口部21aを介して露出した状態となる。
治具20のシリンダヘッド2に対する位置決めには、位置決めピン22が用いられる(図1参照)。位置決めピン22は、アルミベース21に形成される孔部を貫通するとともに、シリンダヘッド2に対してヘッド上面部2a側から係合する。本実施形態では、位置決めピン22は、アルミベース21における一側(図1において下側)の辺部において、アルミベース21の長手方向(図1における左右方向)に所定の間隔を隔てて二箇所に設けられる。
なお、位置決めピン22について、その設けられる位置や個数は特に限定されない。また、位置決めピン22は、メインオイルホール3の設けられる位置や数等が異なる複数種類のシリンダヘッドに対応するため、複数の配置パターンで設けられてもよい。つまりこの場合、アルミベース21において、シリンダヘッドの種類に応じて、ワークとなるシリンダヘッドに対応する配置パターンの位置決めピン22が用いられる。ただし、この場合、ベース開口部21aは、治具20が各種類のシリンダヘッドに対して位置決めされた状態において、ワークとしてのシリンダヘッドが有するメインオイルホール3が前記のとおりベース開口部21aの範囲内に含まれるように形成される。このように、位置決めピン22がシリンダヘッドの種類に応じて複数の配置パターンで設けられることにより、治具20の汎用性が向上する。
以下の説明では、治具20について、シリンダヘッド2に位置決めされた状態を「位置決め状態」という。また、以下の説明では、位置決め状態の治具20に対してシリンダヘッド2が存在する側(図2において下側)を下側とし、その反対側(同図において上側)を上側として、上下方向を規定する。
治具20は、位置決め状態において、アルミベース21の上側の板面(以下「ベース上側面」という。)21c側に、超音波センサ10を支持する。また、前記のとおりベース下側面21bがヘッド上面部2aに接触した状態で位置決め状態となる治具20は、超音波センサ10を、ヘッド上面部2aに対向させた状態で支持する。つまり、超音波センサ10は、治具20により、位置決め状態の治具20におけるアルミベース21の上側において、所定の姿勢で所定の方向に移動可能に支持される。
超音波センサ10は、治具20により、超音波の送受信方向が上下方向となる姿勢で支持される。つまり、超音波センサ10は、位置決め状態の治具20において、センサ部12が下側となる姿勢で支持される。かかる姿勢で支持された状態の超音波センサ10においては、超音波の送受信方向がヘッド上面部2aに沿った所定の基準面に対して垂直方向となる。
ここで、超音波センサ10の支持に関する所定の基準面(以下「支持基準面」という。)は、本実施形態では、治具20を構成するアルミベース21の板面(ベース下側面21bおよびベース上側面21c、以下同じ。)に対応する。したがって、超音波センサ10は、治具20において、超音波の送受信方向が、アルミベース21の板面に対して垂直方向となる姿勢で支持される。また、位置決め状態の治具20においては、アルミベース21の板面は、メインオイルホール3の深さ方向に沿う外側面部であるヘッド上面部2aの面方向と略平行となることから、アルミベース21の板面に対する垂直方向には、メインオイルホール3の径方向が含まれる。
超音波センサ10は、治具20において移動可能に設けられるセンサ支持部23により姿勢が保持された状態で支持される。センサ支持部23は、超音波センサ10を支持するための支持孔23aを有する。支持孔23aは、位置決め状態の治具20における上下方向に形成される貫通孔である。つまり、超音波センサ10は、センサ支持部23の支持孔23aにケース体11の部分を貫通させた状態で支持される。
超音波センサ10は、治具20により、支持基準面に平行な方向について、メインオイルホール3の深さ方向に沿う方向(図1、矢印A1参照)と、かかる方向に対して垂直な方向(同図、矢印A2参照)に移動可能に支持される。つまり、超音波センサ10は、位置決め状態の治具20において、シリンダヘッド2の長手方向およびシリンダヘッド2の短手方向(図1における上下方向、以下同じ。)に移動可能に支持される。
つまり、本実施形態では、シリンダヘッド2の長手方向が、支持基準面に平行な方向について、メインオイルホール3の深さ方向に沿う方向である第一の方向に対応する。また、シリンダヘッド2の短手方向が、支持基準面に平行な方向について、第一の方向に直交する方向である第二の方向に対応する。以下では、説明の便宜上、第一の方向に対応するシリンダヘッド2の長手方向(矢印A1参照)をZ方向とし、第二の方向に対応するシリンダヘッド2の短手方向(矢印A2参照)をX方向とする。
超音波センサ10は、X方向およびZ方向について、少なくとも、前記のとおりベース開口部21aを介して露出した状態となるメインオイルホール3が存在する範囲に対応する部分を含む範囲で移動可能に設けられる。本実施形態では、超音波センサ10は、X方向およびZ方向について、ベース開口部21aを含む範囲で移動可能とされる。
超音波センサ10は、位置決め状態の治具20において、所定の移動機構(以下「X方向移動機構」という。)24により、X方向に直線移動可能に設けられる。X方向移動機構24は、超音波センサ10を支持するセンサ支持部23を直線移動させることで、超音波センサ10を直線移動させる。
X方向移動機構24は、アルミベース21の短手方向(位置決め状態20の治具20におけるX方向に対応、以下「X方向」ともいう。)を長手方向とするベース板部25を有する。センサ支持部23は、X方向に架け渡された状態で回転可能に支持されるネジ軸26と、このネジ軸26に螺合するナット部27とを含む構成により、X方向に移動可能に設けられる。
すなわち、ナット部27は、ネジ軸26が回転すると、ネジ軸26の軸方向(X方向)に沿って直線的に移動する。このようにネジ軸26に沿って移動するナット部27が、センサ支持部23と一体的に構成される。つまり、ネジ軸26に沿うナット部27の移動にともなってセンサ支持部23もX方向に移動する。センサ支持部23およびナット部27を含む部分のX方向についての移動は、ベース板部25に対して設けられる側板部28等によってガイドされる。
ネジ軸26は、回転ハンドル29によって回転させられる。回転ハンドル29は、X方向における一側(図1において下側)の端部において、ネジ軸26に対して同軸回転するように連結された状態で設けられる。回転ハンドル29は、把持部29aを有する。つまり、把持部29aが把持されて回転ハンドル29が手動により回転させられることで、超音波センサ10がX方向に直線移動させられる。
また、超音波測定装置1においては、超音波センサ10のX方向の移動についての移動量が計測されて把握される。このため、X方向移動機構24においては、測長ユニット30が備えられる。測長ユニット30は、長尺状(直線状)の部材である尺部31と、この尺部31に沿ってスライド移動するスライド部32とを有する。
尺部31は、ベース板部25に対して固定された状態でX方向に配される。スライド部32は、尺部31を貫通させた状態で、尺部31に沿ってスライド移動する。スライド部32は、センサ支持部23と一体的に構成される。つまり、センサ支持部23の移動にともなうスライド部32の所定の位置を基準とする尺部31に沿う移動量により、超音波センサ10のX方向の移動量が計測される。測長ユニット30としては、例えばいわゆるデジタルノギスを応用した構成が用いられる。
超音波センサ10は、治具20において、X方向移動機構24がアルミベース21の長手方向(位置決め状態の治具20におけるZ方向に対応、以下「Z方向」ともいう。)に平行移動可能に設けられることにより、Z方向に直線移動可能に設けられる。
X方向移動機構24は、アルミベース21のベース上側面21c上に設けられるレール部33およびガイド部34に係合した状態で、Z方向にスライド移動可能に設けられる。レール部33は、アルミベース21における一側(図1において上側)の辺部においてZ方向に配される。ガイド部34は、アルミベース21における他側(図1において下側)の辺部においてZ方向に配される。
X方向移動機構24は、その一端側(図1において上側)の部分が、レール部33によって支持され、他端側(同図において下側)の部分が、ガイド部34によって支持される。つまり、X方向移動機構24は、アルミベース21に対して、X方向にベース開口部21aの両側に架け渡された状態で、Z方向に平行移動可能に支持される。
X方向移動機構24は、レール部33に対して、スライダ35を介して係合した状態で支持される。つまり、スライダ35は、X方向移動機構24のレール部33に対する係合支持部を構成する。スライダ35は、ベース板部25の下側においてベース板部25に対して固定された状態で設けられる。
また、X方向移動機構24は、ガイド部34に対して、ガイドステー36を介して係合した状態で支持される。つまり、ガイドステー36は、X方向移動機構24のガイド部34に対する係合支持部を構成する。ガイドステー36は、ベース板部25から下側に延設されるステー部分である。
このようにZ方向にスライド移動するX方向移動機構24については、Z方向の位置における位置決めが行われる。X方向移動機構24のZ方向についての位置決めは、位置固定用ハンドル37によって行われる。位置固定用ハンドル37は、回動操作されることによってスライダ35をレール部33に対して固定させるように構成される。つまり、位置固定用ハンドル37は、スライダ35を介してX方向移動機構24をレール部33に対して固定することにより、X方向移動機構24をZ方向について位置決めする。
このような構成により、位置固定用ハンドル37による位置決めが解除された状態でZ方向にスライド移動するX方向移動機構24が、任意の位置において位置固定用ハンドル37の操作によって位置決めされる。こうしたX方向移動機構24のZ方向についての移動および位置決めは、手動操作により行われる。
以上のように、治具20は、超音波センサ10を、超音波の送受信方向が支持基準面に対して垂直方向となる姿勢で、かつ、Z方向およびX方向に移動可能に支持する。そして、超音波測定装置1においては、治具20によって移動可能に支持される超音波センサ10による超音波の送受信が、ベース開口部21aを介してシリンダヘッド2(ヘッド上面部2a)に対して行われる。これにより、シリンダヘッド2におけるメインオイルホール3の位置の測定が行われる。
本実施形態に係る超音波測定装置1による測定原理について、図4を用いて説明する。なお、以下では、説明の便宜上、支持基準面に対する垂直方向(上下方向)をY方向とする。
超音波測定装置1によるメインオイルホール3の位置の測定は、メインオイルホール3の深さ方向(Z方向)についての複数箇所での断面(メインオイルホール3を横切る方向の断面、以下同じ。)におけるメインオイルホール3の位置(以下「断面位置」という。)が測定されることで行われる。つまり、超音波測定装置1によれば、Z方向についての複数箇所におけるメインオイルホール3の断面位置に基づいて、メインオイルホール3全体としてのシリンダヘッド2における三次元的な位置が測定される。
したがって、超音波測定装置1によるメインオイルホール3の位置の測定としては、Z方向についての任意の位置でのメインオイルホール3の断面位置の測定(以下「断面位置測定」という。)が複数回行われる。断面位置測定は、次のようにして行われる。
断面位置測定は、Z方向の所定の位置において、超音波を送受信する超音波センサ10がX方向に移動させられることにより行われる(図4、矢印A3参照)。したがって、断面位置測定は、X方向移動機構24が位置固定用ハンドル37によってZ方向について所定の位置決めに位置決めされた状態において、超音波を送受信する超音波センサ10がX方向移動機構24によってX方向に移動させられることにより行われる。
断面位置測定においては、メインオイルホール3の断面位置として、断面(X−Y平面に対応)におけるX方向における中心の位置と、同じくY方向における中心の位置とが測定される。すなわち、図4に示すように、メインオイルホール3の断面形状は、円形状となる。そこで、断面位置測定においては、メインオイルホール3の断面形状である円形状についての中心位置が、メインオイルホール3の断面位置として測定される。ここで、図4に示す断面において、断面位置測定によって測定されるメインオイルホール3の断面位置、つまりメインオイルホール3の断面形状における中心の位置を測定位置MP(X方向における位置:x0、Y方向における位置:y0)とする。
ところで、超音波は、異なる物質の境界面で反射する性質を有する。このため、ヘッド上面部2aに対して超音波センサ10から発信された超音波は、メインオイルホール3が存在する部分においては、シリンダヘッド2の部分とメインオイルホール3の内部(空気部分)との境界面、つまりメインオイルホール3の内周面3aの位置で反射する。
そこで、超音波センサ10から発信された超音波の跳ね返り時間(発信から受信までの時間)により、ヘッド上面部2aからメインオイルホール3までのシリンダヘッド2部分の厚み(以下「ヘッド部分肉厚」という。)、つまりヘッド上面部2aからメインオイルホール3の内周面3aの位置までの距離(符号D1参照)が測定される。
したがって、メインオイルホール3の断面位置についてのX方向における中心の位置(x0)は、X方向において、メインオイルホール3の内周面3aの位置からの超音波の反射波が受信できる範囲における中心の位置として測定される。すなわち、X方向に移動する超音波センサ10において受信されるメインオイルホール3からの超音波の反射波は、X方向においてメインオイルホール3の両端部よりも外側の範囲において途切れる(検出されなくなる。)。
そこで、X方向について、メインオイルホール3からの超音波の反射波が得られる範囲(符号D2参照)における中心の位置(符号C参照)が、X方向における中心の位置(x0)として測定される。なお、X方向における中心位置の測定に際しては、治具20が備える測長ユニット30が用いられる。
また、メインオイルホール3の断面位置についてのY方向における中心の位置(y0)は、ヘッド部分肉厚についての最小値に基づいて測定される。すなわち、X方向移動機構24により、超音波の送受信を行う超音波センサ10がX方向に移動させられながら、ピークホールド機能等により、ヘッド部分肉厚についての最小値が測定される。
そして、Y方向における中心の位置(y0)が、ヘッド部分肉厚の最小値と、メインオイルホール3の半径の値との和として測定される。なお、超音波によるヘッド部分肉厚の測定、つまりY方向における中心の位置の測定に際しては、例えば支持基準面であってヘッド上面部2aに接触するベース下側面21bの位置が基準とされる。
以上のように、断面位置測定においては、メインオイルホール3の断面位置についてのX方向およびY方向それぞれにおける中心の位置(x0、y0)が測定される。そして、このような断面位置測定が、Z方向について適宜の間隔ごとに複数箇所で行われることにより、メインオイルホール3全体としてのシリンダヘッド2における三次元的な位置が測定される。これにより、メインオイルホール3の曲がり具合等が検出される。
メインオイルホール3の断面位置についてのX方向およびY方向それぞれにおける中心の位置が測定されることで、各断面におけるメインオイルホール3についての位置度の測定が行われる。なお、X−Y平面における位置度は、{(X+Y1/2}×2により計算される。
本実施形態に係る超音波測定装置1によれば、測定対象の穴部が、三次元測定機のプローブ等による測定が困難な深穴であるメインオイルホール3であっても、超音波を用いることでメインオイルホール3の正確な位置を測定することができる。
すなわち、本実施形態に係る超音波測定装置1による測定においては、メインオイルホール3の断面位置について、X方向およびY方向それぞれにおける中心の位置を測定することができる。これにより、メインオイルホール3の深さにかかわらず、メインオイルホール3についての任意の断面位置における位置度等から導かれるメインオイルホール3の正確な位置(三次元的な位置)の測定が可能となる。
図5は、本発明の実施例として、本発明に係る超音波測定装置による測定バラつきの一例(測定例)を示すものである。本実施例は、Z方向における所定の位置について、X方向についてのメインオイルホール3の位置(メインオイルホール3の断面位置についてのX方向における中心の位置(x0参照))を25回測定した結果である。図5に示すグラフにおいて、横軸は測定回を示し、縦軸は各回についてのX方向における中心の位置を示す。なお、縦軸で示されるX方向における中心の位置は、所定の基準位置(X=0)からの距離(mm)である。
本測定例においては、25回の測定による測定バラつきとして、最大バラつきで3σ=0.085という値が得られた(σ:標準偏差)。かかる値は、X方向(水平方向)のバラつきとして、φ0.17(=0.17mm)と位置度換算される。また、Y方向(垂直方向)のバラつきとしては、実験によりφ0.2(=0.2mm)という値が得られている。
したがって、メインオイルホール3の断面位置のバラつき(X−Y平面におけるバラつき)としては、X方向およびY方向それぞれについてのバラつきを合わせて、二乗平均(={(0.17)+(0.2)1/2)であるφ0.26(=0.26mm)という値が導かれる。つまり、メインオイルホール3の断面位置については、φ0.26のバラつきで測定可能となる。
本実施例に係るメインオイルホール3については、深穴のため、位置度規格φ1.4(=1.4mm)の位置が測定される。これに対し、本測定例により得られた測定バラつきについてのφ0.26という値は、メインオイルホール3の位置の測定に際して十分な測定精度が得られる値である。本測定例からわかるように、本発明に係る超音波測定装置によれば、メインオイルホール3の位置の測定に際して十分な測定精度が得られる。
1 超音波測定装置
2 シリンダヘッド
2a ヘッド上側面部(外側面部)
3 メインオイルホール(穴部)
10 超音波センサ
20 治具
21b ベース下側面
21c ベース上側面

Claims (1)

  1. シリンダヘッドが有する直線状の穴部の位置を測定するための超音波測定装置であって、
    超音波を送受信する超音波センサと、
    前記シリンダヘッドに対して前記穴部の深さ方向に沿う所定の外側面部上で位置決めされ、前記超音波センサを、前記超音波の送受信方向が前記外側面部に沿った所定の基準面に対して垂直方向となる姿勢で、かつ、前記基準面に平行な方向について、前記穴部の深さ方向に沿う方向である第一の方向、および該第一の方向に直交する方向である第二の方向に移動可能に支持する治具と、
    を備えることを特徴とする超音波測定装置。
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