JP2010174593A - 張力付与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】張力付与装置において、ロック部材とアジャスタ部材との連結信頼性が低下することを抑制するとともに、ケーブルへかかる負荷の増大を抑制する。
【解決手段】張力付与装置は、ケーブル5Aが送り出されて第2の位置にロック部材33が位置した場合には、コイルバネ32が、板バネ34の付勢力に抗して第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合いを解除してアウターチューブ6の一端部6aをケーブル5Aの送り出し方向に送り出し可能である。ロック部材33が第2の位置に位置した状態でケーブル5Aが引き戻された場合には、板バネ34の付勢力によって第1の歯部31kと第2の歯部33dとが噛み合った状態で、ロック部材33が第2の位置から第1の位置へ移動する。
【選択図】図14

Description

本発明は、車両用開閉体駆動装置のケーブルに張力を付与する張力付与装置に関する。
従来、回転ドラムによってケーブルを送り出し及び引き戻しすることでウィンドウパネルを開閉駆動するウィンドウレギュレータとして、張力付与装置によってケーブルに張力を付与してケーブルの弛みを除去するようにしたものがある。
このような張力付与装置として、ケーブルが挿通されるアウターチューブと、アウターチューブの一端部に固定されたアジャスタ部材と、このアジャスタ部材を付勢するコイルバネと、アジャスタ部材と噛み合うロック部材と、を備えたものがある(例えば、特許文献1,2)。この張力付与装置では、ケーブルが送り出される時に、コイルバネの付勢力によってアジャスタ部材を押圧することで、アジャスタ部材とロック部材との噛み合い位置をずらしつつアウターチューブを押圧してアウターチューブを湾曲させ、これにより、ケーブルに張力を付与している。
米国特許第4657523号明細書 ドイツ国特許第19603893C1号明細書
しなしながら、特許文献1の張力付与装置では、ケーブル軸方向でのロック部材の位置が一定であるため、ケーブルの送り出し時にケーブルに張力を付与した後にケーブルが回転ドラムによって引き戻されると、ぴんと張った状態のケーブルにさらに引張力が作用するため、ケーブルに過剰な負荷が作用してしまうという問題がある。
これに対して、特許文献2の張力付与装置では、ケーブルの送り出し時に、ロック部材をケーブルの軸方向に対して斜めに押し出した後、ロック部材を引き戻すことで、ケーブルに加える張力量を予め小さくしている。これにより、ケーブルの送り出し時にケーブルに張力を付与した後にケーブルが回転ドラムによって引き戻されても、ケーブルに過剰な負荷が作用することが防止できるとされている。
しかしながら、特許文献2の張力付与装置では、ケーブルの送り出し時に、常にロック部材がアジャスタ部材から離間する方向に動くため、ロック部材とアジャスタ部材との噛み合いが不完全な状態となり、ロック部材とアジャスタ部材との連結信頼性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、張力付与装置において、ロック部材とアジャスタ部材との連結信頼性が低下することを抑制するとともに、ケーブルへかかる負荷の増大を抑制することを目的とする。
本発明の第1の態様は、ケーブルを送り出し及び引き戻しすることで開閉体を開閉駆動する車両用開閉体駆動装置に設けられて、前記ケーブルに張力を付与する張力付与装置であって、前記ケーブルが挿通されるアウターチューブと、第1の歯部を有し、前記アウターチューブの一端部に連結されて前記アウターチューブと一体となって前記ケーブルの移動方向に沿って往復動可能なアジャスタ部材と、前記アジャスタ部材を前記ケーブルの軸方向に付勢して前記アウターチューブに圧縮力を付与する第1の付勢部材と、前記第1の歯部に係脱可能な第2の歯部を有し、前記第2の歯部が前記第1の歯に噛み合った状態では前記アジャスタ部材と一体となって移動するロック部材と、前記第2の歯部が前記第1の歯部に噛み合う方向に前記ロック部材を付勢し、前記第2の歯部を前記第1の歯部に噛み合せる第2の付勢部材と、第1の位置と前記ケーブルの送り出し方向で前記第1の位置の前方に位置する第2の位置との間で、前記ロック部材を往復動可能に支持するロック部材支持部と、を備え、前記ケーブルが送り出されて前記第2の位置に前記ロック部材が位置した場合には、前記第1の付勢部材が、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第1の歯部と前記第2の歯部との噛み合いを解除して前記アウターチューブの一端部を前記ケーブルの送り出し方向に送り出し可能であり、前記ロック部材が前記第2の位置に位置した状態で前記ケーブルが引き戻された場合には、前記第2の付勢部材の付勢力によって前記第1の歯部と前記第2の歯部とが噛み合った状態で、前記ロック部材が前記第2の位置から第1の位置へ移動することを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様の張力付与装置において、前記第1の位置に位置する前記ロック部材の前記第2の歯部と前記第1の歯部との噛み合いを維持する維持部を備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様の張力付与装置において、前記アジャスタ部材に設けられ、前記第1の歯部を補強する第1の補強部と、前記ロック部材に設けられ、前記第2の歯部を補強する第2の補強部と、前記アジャスタ部材に設けられ、前記第2の補強部に接離可能な第1の当接部と、前記ロック部材に設けられ、前記第1の補強部に接離可能な第2の当接部と、を備え、前記第1の補強部と前記第2の当接部とが当接するとともに前記第2の補強部と前記第1の当接部とが当接した状態では、前記第1の歯部と前記第2の歯部との噛み合い深さが最も深い状態となっており、前記第1の歯部の歯先が前記第2の歯部の歯底から離間しているとともに前記第2の歯部の歯先が前記第1の歯部の歯底から離間していることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1ないし第3の態様のいずれか一つの張力付与装置において、前記車両用開閉体駆動装置は、ウィンドウレギュレータであることを特徴とする。
本発明によれば、張力付与装置において、ロック部材とアジャスタ部材との連結信頼性が低下することを抑制することができるとともに、ケーブルへかかる負荷の増大を抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかるウィンドウレギュレータを示す側面図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を分解して示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を分解して示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置を分解して示す断面斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるアジャスタ部材及びロック部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるアジャスタ部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるロック部材を示す斜視図である。 図9のXII−XII線断面図である。 図9のXIII−XIII線断面図である。 本発明の一実施形態にかかる張力付与装置の動作を(a)〜(g)に示す動作説明図である。
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、本発明の張力付与装置を車両用のウィンドウレギュレータに適用した例である。
図1に示すように、車両用開閉体駆動装置としてのウィンドウレギュレータ1は、板状のベース部材2と、このベース部材2に取り付けられた駆動部3と、開閉体としてのウィンドウパネル(図示せず)を昇降可能(往復動可能)に支持し、ベース部材2に取り付けられた支持機構4と、複数のケーブル5を有して駆動部3の駆動力を支持機構4に伝達するケーブル部7と、を備えている。このウィンドウレギュレータ1は、概略的には、ケーブル5を送り出し及び引き戻しすることでウィンドウパネルを昇降(往復動)させるようになっている。ここで、ウィンドウパネルは、車両に形成された開口としてのウィンドウ用開口を往復動することで開閉する。
支持機構4は、ウィンドウパネルを支持する前後一対のキャリア部材10,11と、キャリア部材10,11が往復動可能に取り付けられた前後一対のガイドレール12,13と、を備えている。具体的には、キャリア部材10,11は、ガイドレール12,13に上下方向に往復動可能に取り付けられている。ここで、図1には、最下位置に位置するキャリア部材10,11を実線で示すとともに、途中位置及び最上位置に位置するキャリア部材10,11をそれぞれ二点鎖線で示してある。
キャリア部材10,11は、ウィンドウパネルの下部を支持する。キャリア部材10,11は、ガイドレール12,13に摺動可能に嵌合しているとともに、これらキャリア部材10,11は、同時に上下方向に沿って移動するように、ケーブル5に連結されている。このキャリア部材10,11は、ケーブル5によって駆動、具体的には引っ張られることによりガイドレール12,13に沿って移動し、ウィンドウパネルをガイドレール12,13に沿って移動させる。
ガイドレール12,13は、ベース部材2に固定されて上下方向に延在しており、キャリア部材10,11を上下方向に案内する。ガイドレール12,13の上端部及び下端部には、ケーブル5を支持する第1ないし第4のケーブルガイド14,15,16,17が取り付けられている。
ケーブル部7は、3本のケーブル5(5A,5B,5C)を有している。これらの各ケーブル5は、アウターチューブ6に挿入されている、これらケーブル5は、前後一対のガイドレール12,13の間にてクロスするように、ケーブルガイド14,15,16,17に掛け渡されている。具体的には、3本のケーブル5のうちの一つである第1のケーブル5Aは、駆動部3から下方に延出し第2のケーブルガイド15を経由して前側のキャリア部材10に至り、駆動部3と前側のキャリア部材10とを連結している。3本のケーブル5のうちの別の一つである第2のケーブル5Bは、駆動部3から上方に延出し第3のケーブルガイド16を経由して後側のキャリア部材11に至り、駆動部3と後側のキャリア部材11とを連結している。3本のケーブル5のうちの残りの一つである第3のケーブル5Cは、前側のキャリア部材10から上方へ延出し第1のケーブルガイド14及び第4のケーブルガイド17を経由して後側のキャリア部材11に至り、前側のキャリア部材10と後側のキャリア部材11とを連結している。
駆動部3は、前後一対のガイドレール12,13間に配置されている。駆動部3は、駆動源である正逆回転可能なモータと、このモータに減速装置を介して連結された回転ドラムと、回転ドラム等を収容したケース21と、を備えている。回転ドラムには、第1のケーブル5Aと第2のケーブル5Bとが送り出し及び引き戻し可能に巻回されて連結されている。そして、回転ドラムは、モータによって正回転駆動されることで、一方のケーブル5(具体的には、第1のケーブル5A)を引き戻すとともに他方のケーブル5(具体的には、第2のケーブル5B)を送り出し、モータによって逆回転駆動されることで、一方のケーブル5(具体的には、第1のケーブル5A)を送り出すとともに他方のケーブル(具体的には第2のケーブル5B)を巻き込んで引き戻す。
ケース21は、図1ないし図3に示すように、回転ドラムを回転可能に収容するドラム収容部21aと、ドラム収容部21aに連通していてケーブル5が挿通されるケーブル挿通部21bと、を有している。ドラム収容部21aは、ベース部材2に向けて開口する有底筒状に形成されている。ケーブル挿通部21bには、ベース部材2に向けて開口するケーブル用開口21jが形成されており、このケーブル用開口21jを通過させてケーブル挿通部21b内にケーブル5を挿通可能となっている。
また、ウィンドウレギュレータ1には、ケーブル5Aに張力を付与する張力付与装置50が設けられている。
かかる構成のウィンドウレギュレータ1において、キャリア部材10,11が最下位置よりも上方に位置した状態で、モータに駆動されて回転ドラムが正回転すると、第1のケーブル5Aが回転ドラムに引き戻されるとともに第2のケーブル5Bが回転ドラムから送り出される。これにより、第1のケーブル5Aが前側のキャリア部材10を下方へ引っ張るとともに第3のケーブル5Cが後側のキャリア部材11を下方に引っ張る。これにより、前後のキャリア部材10,11が、同時に下降して、ウィンドウパネルを下降させる。一方、キャリア部材10,11が最上位置よりも下方に位置した状態で、モータに駆動されて回転ドラムが逆回転すると、第1のケーブル5Aが回転ドラムから送り出されるとともに第2のケーブル5Bが回転ドラムに引き戻される。これにより、第2のケーブル5Bが後側のキャリア部材11を上方へ引っ張るとともに第3のケーブル5Cが前側のキャリア部材10を上方に引っ張る。これにより、前後のキャリア部材10,11が、同時に上昇して、ウィンドウパネルを上昇させる。
次に、張力付与装置50について詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、張力付与装置50は、駆動部3に設けられている。張力付与装置50は、図3ないし図5に示すように、アウターチューブ6の一端部6aを第1の付勢部材であるコイルバネ32によってアウターチューブの他端部側へ付勢してアウターチューブ6を湾曲化させる(湾曲度を大きくする)ことによりアウターチューブ6内の第1のケーブル5Aに張力を付与し、これにより、第1のケーブル5Aの弛みの発生を抑制するものである。ここで、第1のケーブル5Aが挿通されたアウターチューブ6の他端部は、第2のケーブルガイド15に固定されており、このアウターチューブ6は湾曲している。
張力付与装置50は、詳しくは、図3ないし図8に示すように、アウターチューブ6の一端部6aに連結されたアジャスタ部材31と、このアジャスタ部材31を付勢しているコイルバネ32と、アジャスタ部材31に係脱可能なロック部材33と、このロック部材33をアジャスタ部材31に向けて付勢している第2の付勢部材である板バネ34と、を備えている。ここで、図6ないし図8は、張力付与装置50を示す分解斜視図であるが、図6は、張力付与装置50の各部を分離して示している一方、図7は、ロック部材33に板バネ34が組み付けられるとともに、アジャスタ部材31に、コイルバネ32、第1のケーブル5A及びアウターチューブ6が組み付けられた状態を示し、図8は、ロック部材33及び板バネ34がケース21に組み付けられるとともに、アジャスタ部材31に、コイルバネ32、第1のケーブル5A及びアウターチューブ6が組み付けられた状態を示している。
アジャスタ部材31、コイルバネ32、ロック部材33及び板バネ34は、ケース21内に収容されている。ケース21には、ケーブル挿通部21bの一部が拡径されて機構収容部21cが形成されている。機構収容部21cには、アジャスタ部材31及びコイルバネ32を収容する第1の収容部21dと、ロック部材33及び板バネ34を収容するロック部材支持部としての第2の収容部21eが形成されている。また、第1の収容部21dにおけるケーブル挿通部21bの端末には、端末開口21fが形成されているとともに、第1の収容部21dの側壁には挿入用開口21gが形成されている。
アジャスタ部材31は、図4,図9及び図10に示すように、筒状に形成されており、その筒内部31aに第1のケーブル5Aが移動可能に挿通されている。アジャスタ部材31には、その筒内部31aに挿入されたアウターチューブ6の一端部6aがその端面と筒内部31aの底壁とを当接させるように連結されている。アジャスタ部材31の外周部には、第1の歯部31kが設けられており、この第1の歯部31kは、第1のケーブル5Aの軸方向に沿って配列された複数の歯31jを有して構成されている。このアジャスタ部材31は、アウターチューブ6と一体となってケーブル5Aの移動方向に沿って往復動可能に、第1の収容部21dに収容されている。
コイルバネ32は、図4に示すように、第1の収容部21dにおける端末開口21f側とは反対側の端部に形成されたバネ支持部21mと、このバネ支持部21mに対向してアジャスタ部材31に形成されたバネ支持部31bとの間に介在して配置されている。コイルバネ32は、アジャスタ部材31を第1のケーブル5Aの軸方向に付勢してアウターチューブ6に圧縮力を付与する圧縮バネとして機能する。このコイルバネ32には、第1のケーブル5Aが挿通されている。
ロック部材33には、図11に示すように、アジャスタ部材31の第1の歯部31kに係脱可能な第2の歯部33dが形成されている。第2の歯部33dは、歯31jに係脱可能に噛み合う複数の歯33cを有して構成されている。
ロック部材33は、第2の歯部33dが第1の歯部31kに噛み合った状態ではアジャスタ部材31と一体となって移動する。詳しくは、ロック部材33は、第1の位置(図4,図5,図14(a))と、第1のケーブル5Aの送り出し方向で第1の位置の前方に位置する第2の位置(図14(c),(e))との間で、往復動可能に第2の収容部21eに収容支持されている。ロック部材33は、第1の位置では、第2の収容部21eの第1の規制面21kに当接し、第2の位置では、第2の収容部21eの第2の規制面21iに当接して位置決めされる。ここで、ロック部材33は、弾性を有するクッション部33eを有しており、第1の位置では、このクッション部33eが第2の収容部21eの第1の規制面21kに当接し、当接音を低減する。
また、ロック部材33には、凹部33bが形成されている。この凹部33bは、第2の収容部21eに形成された係合片21hと係脱可能であり、これら凹部33bと係合片21hとは、維持部55を構成しており、第1の位置に位置するロック部材33の第2の歯部33dとアジャスタ部材31の第1の歯部31kとの噛み合いを維持する。具体的には、ロック部材33が第1の位置に位置した状態では、凹部33bと係合片21hとが係合して、第1のケーブル5Aの軸方向と直交する方向へのロック部材33の移動を阻止する。一方、ロック部材33が第2の位置に位置した状態では、凹部33bと係合片21hとの係合が解除され、第1のケーブル5Aの軸方向と直交する方向へのロック部材33の移動が許容される。
ここで、図12及び図13に示すように、アジャスタ部材31には、第1の歯部31kを補強するリブ状の第1の補強部31mが設けられる一方、ロック部材33には、第2の歯部33dを補強するリブ状の第2の補強部33hが設けられている。そして、アジャスタ部材31には、ロック部材33の第2の補強部33hに接離可能な第1の当接部31nが設けられ、ロック部材33には、アジャスタ部材31の第1の補強部31mに接離可能な第2の当接部33iが設けられている。そして、第1の補強部31mと第2の当接部33iとが当接するとともに第2の補強部33hと第1の当接部31nとが当接した状態では、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合い深さが最も深い状態となっており、第1の歯部31k(歯31j)の歯先が第2の歯部33dの歯底から離間しているとともに第2の歯部33d(歯33c)の歯先が第1の歯部31kの歯底から離間している。
板バネ34は、ロック部材33に形成されたバネ取付部33aに固定されて、第2の収容部21eの内面とロック部材33との間に介在している。板バネ34は、ロック部材33の歯33cがアジャスタ部材31の歯31jに噛み合う方向にロック部材33を付勢し、第2の歯部33dを第1の歯部31kに噛み合せる。この板バネ34は、ロック部材33とともにケーブル移動方向に移動する。また、板バネ34は、ロック部材33の歯33cがアジャスタ部材31の歯31jに噛み合う方向にロック部材33を常に付勢しており、ロック部材33とアジャスタ部材31との間におけるガタツキ(異音)の発生を抑えている。
この張力付与装置50の組み立てにおいては、ロック部材33に板バネ34を取り付けた後、ロック部材33を挿入用開口21gから第2の収容部21eに収容する。そして、ロック部材33の組み付け孔とケース21の組み付け孔とに組み付けピンを貫通させ、ロック部材33を所定の組み付け位置に仮保持する。次に、予め第1のケーブル5A及びアウターチューブ6を挿通したアジャスタ部材31に予め第1のケーブル5Aを挿通したコイルバネ32を組み付け、これらを端末開口21fから第1の収容部21dへ挿入する。そして、ロック部材33の組み付け孔とケース21の組み付け孔とから組み付けピンを抜き取る。これにより、板バネ34に押圧されたロック部材33がアジャスタ部材31と噛み合う。なお、ロック部材33をアジャスタ部材31と噛み合わない位置に仮保持するため、アジャスタ部材31を第1の収容部21dへ容易に組み付けることができる。
この張力付与装置50の動作について図14を参照しながら説明する。ここで、図14中の矢印は、ケーブル5Aの移動方向を示している。
ロック部材33が第1の位置に位置しアジャスタ部材31にロック部材33が固定された状態(図14(a))から、第1のケーブル5Aが送り出されると、板バネ34の付勢力によって一体化されたアジャスタ部材31及びロック部材33が、コイルバネ32の付勢力によって第1のケーブル5Aの移動方向と同じ方向に移動(前進)する(図14(b))。このとき、アジャスタ部材31の移動によってアウターチューブ6の一端部6aが押圧されて第1のケーブル5Aの移動方向と同じ方向に移動し、アウターチューブ6の湾曲度が増大し、こにより、第1のケーブル5Aに張力が付与され、第1のケーブル5Aの弛みの発生が抑制される。そして、ロック部材33が第2の収容部21eの第2の規制面21iに当接して、それ以上のケーブル送り出し方向へのロック部材33の移動(前進)が阻止される(図14(c))。
この状態で第1のケーブル5Aに除去すべき弛みが発生する場合には、コイルバネ32の付勢力によってアジャスタ部材31が、板バネ34の付勢力に抗してロック部材33を押し下げて前進し、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合いが一つずれる(図14(d)〜(e))。即ち、この時、コイルバネ32が、板バネ34の付勢力に抗して第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合いを解除する。このアジャスタ部材31の前進によってアウターチューブ6の一端部6aが第1のケーブル5Aの移動方向と同じ方向に移動し、アウターチューブ6の湾曲度がさらに増大し、第1のケーブル5Aに更に張力が付与される。このようなアジャスタ部材31の前進運動は、第1のケーブル5Aの弛みが除去されるまで行われる。
このように第1のケーブル5Aに張力を付与した状態から、第1のケーブル5Aが引き込まれると、第1のケーブル5Aの動きによって、アウターチューブ6の一端部6aがコイルバネの付勢力に抗してアジャスタ部材31を押圧し、アジャスタ部材31及びロック部材33が一体となって第1のケーブル5Aの引き込み方向へ移動(後進)する(図14(f))。これにより、第1のケーブル5Aへ付与した張力の一部が除去される。そして、ロック部材33が第1の位置に至り、クッション部33eが第2の収容部21eの第1の規制面21kに当接してそれ以上の移動(後進)が阻止される(図14(g))。この状態では、凹部33bと係合片21hとが噛み合い、ロック部材33の第2の歯部33dとアジャスタ部材31の第1の歯部31kとの噛み合いが維持され、アジャスタ部材31のそれ以上の後進が阻止される。
以上説明したように、本実施形態の張力付与装置50では、第1のケーブル5Aが送り出されて第2の位置にロック部材33が位置した場合には、コイルバネ32が、板バネ34の付勢力に抗して第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合いを解除してアウターチューブ6の一端部6aを第1のケーブル5Aの送り出し方向に送り出し可能であり、ロック部材33が第2の位置に位置した状態で第1のケーブル5Aが引き戻された場合には、板バネ34の付勢力によって第1の歯部31kと第2の歯部33dとが噛み合った状態で、ロック部材33が第2の位置から第1の位置へ移動する。したがって、第1のケーブル5Aが引き戻される場合には、第1のケーブル5Aへ付与した張力の一部が除去されるので、第1のケーブル5Aへかかる負荷の増大を抑制することができる。この時、ロック部材33が第2の位置から第1の位置へ移動する場合には、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合いが板バネ34の付勢力によって維持されるので、ロック部材33とアジャスタ部材31との連結信頼性が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1の位置に位置するロック部材33の第2の歯部33dとアジャスタ部材31の第1の歯部31kとの噛み合いを維持部55が維持するので、ロック部材33が第1の位置に位置した状態で第1のケーブル5Aが引き込まれた場合のアジャスタ部材31の移動を阻止することができる。
また、本実施形態では、アジャスタ部材31に第1の補強部31mが設けられるとともに、ロック部材33に第2の補強部33hが設けられているので、第1の歯部31k及び第2の歯部33dの変形を抑制して、第1の歯部31k及び第2の歯部33dの噛み合い信頼性の向上を図ることができ、よって、ロック部材33とアジャスタ部材31との連結信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの噛み合い深さが最も深い状態にあっても、第1の歯部31kの歯先が第2の歯部33dの歯底から離間しているとともに第2の歯部33dの歯先が第1の歯部31kの歯底から離間しているので、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの相互の歯先の潰れを抑制して第1の歯部31k及び第2の歯部33dの噛み合い信頼性の向上を図ることができ、よって、ロック部材33とアジャスタ部材31との連結信頼性の向上を図ることができる。さらに、第1の歯部31kと第2の歯部33dとの相互の歯先の潰れを抑制することのみに対して言えば、アジャスタ部材31とロック部材33とのいずれか一方にのみ補強部を設け、補強部を設けなかった他方に前記補強部に接離可能な当接部を設けることでも抑制できる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、本実施形態では、車両用開閉体駆動装置としてウィンドウレギュレータを例に説明したが、これに限ることなく、車両用開閉体駆動装置としては、車両のオートスライドドアにおいてスライドドア本体を前後方向にスライド駆動するものであっても良いし、車両のバックドアを開閉するものであっても良い。
また、本実施形態では、ウィンドウレギュレータとして、ガイドレールを2本備える所謂ダブルレール式のウィンドウレギュレータを例に説明したが、ウィンドウレギュレータとしては、ガイドレールが1本だけの所謂シングルレール式のウィンドウレギュレータであっても良い。
また、本実施形態では、張力付与装置を第1のケーブルに対して設けた例を説明したが、これに限ることなく、張力付与装置を第2のケーブルや第3のケーブルに体して設けても良い。
また、本実施形態では、第2の付勢部材として板バネを例に説明したが、これに限ることなく、第2の付勢部材は、例えば、圧縮バネ、トーションバネであっても良い。
また、本実施形態では、第2の付勢部材の設置として、ロック部材への固定設置を例に説明したが、これに限ることなく、例えば、第2の付勢部材を、第2の収容部の内面に固定設置しても良いし、ロック部材と第2の収容部の内面とのどちらにも固定せずに、ロック部材と第2の収容部の内面との間に設置するのみでも良い。
1 ウィンドウレギュレータ(車両用開閉体駆動装置)
5(5A,5B,5C) ケーブル
6 アウターチューブ
21 ケース
21e 第2の収容部(ロック部材支持部)
31 アジャスタ部材
31k 第1の歯部
31m 第1の補強部
31n 第1の当接部
32 コイルバネ(第1の付勢部材)
33 ロック部材
33d 第2の歯部
33h 第2の補強部
33i 第2の当接部
34 板バネ(第2の付勢部材)
50 張力付与装置
55 維持部

Claims (4)

  1. ケーブルを送り出し及び引き戻しすることで開閉体を開閉駆動する車両用開閉体駆動装置に設けられて、前記ケーブルに張力を付与する張力付与装置であって、
    前記ケーブルが挿通されるアウターチューブと、
    第1の歯部を有し、前記アウターチューブの一端部に連結されて前記アウターチューブと一体となって前記ケーブルの移動方向に沿って往復動可能なアジャスタ部材と、
    前記アジャスタ部材を前記ケーブルの軸方向に付勢して前記アウターチューブに圧縮力を付与する第1の付勢部材と、
    前記第1の歯部に係脱可能な第2の歯部を有し、前記第2の歯部が前記第1の歯に噛み合った状態では前記アジャスタ部材と一体となって移動するロック部材と、
    前記第2の歯部が前記第1の歯部に噛み合う方向に前記ロック部材を付勢し、前記第2の歯部を前記第1の歯部に噛み合せる第2の付勢部材と、
    第1の位置と前記ケーブルの送り出し方向で前記第1の位置の前方に位置する第2の位置との間で、前記ロック部材を往復動可能に支持するロック部材支持部と、
    を備え、
    前記ケーブルが送り出されて前記第2の位置に前記ロック部材が位置した場合には、前記第1の付勢部材が、前記第2の付勢部材の付勢力に抗して前記第1の歯部と前記第2の歯部との噛み合いを解除して前記アウターチューブの一端部を前記ケーブルの送り出し方向に送り出し可能であり、
    前記ロック部材が前記第2の位置に位置した状態で前記ケーブルが引き戻された場合には、前記第2の付勢部材の付勢力によって前記第1の歯部と前記第2の歯部とが噛み合った状態で、前記ロック部材が前記第2の位置から第1の位置へ移動することを特徴とする張力付与装置。
  2. 前記第1の位置に位置する前記ロック部材の前記第2の歯部と前記第1の歯部との噛み合いを維持する維持部を備えることを特徴とする請求項1に記載の張力付与装置。
  3. 前記アジャスタ部材に設けられ、前記第1の歯部を補強する第1の補強部と、
    前記ロック部材に設けられ、前記第2の歯部を補強する第2の補強部と、
    前記アジャスタ部材に設けられ、前記第2の補強部に接離可能な第1の当接部と、
    前記ロック部材に設けられ、前記第1の補強部に接離可能な第2の当接部と、
    を備え、
    前記第1の補強部と前記第2の当接部とが当接するとともに前記第2の補強部と前記第1の当接部とが当接した状態では、前記第1の歯部と前記第2の歯部との噛み合い深さが最も深い状態となっており、前記第1の歯部の歯先が前記第2の歯部の歯底から離間しているとともに前記第2の歯部の歯先が前記第1の歯部の歯底から離間していることを特徴とする請求項1又は2に記載の張力付与装置。
  4. 前記車両用開閉体駆動装置は、ウィンドウレギュレータであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の張力付与装置。
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