JP2010174517A - 構造物における付着物の除去方法とそれに用いる除去装置 - Google Patents

構造物における付着物の除去方法とそれに用いる除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハツリ作業をより安全に、かつ効率的に実施することのできる構造物における付着物の除去方法とその除去装置を提供する。
【解決手段】 ステージSに着脱自在に装着可能なフェンス部材Fと、このフェンス部材Fに付設される削岩機保持装置Dとを使用し、削岩機保持装置Dを構成する支柱10の下部を、フェンス部材Fの下部に任意位置に固定する。この支柱10の上部に、削岩機保持装置Dを構成する保持台20を装着し、固定位置において、支柱10の高さを調整し、保持台20上の削岩機Kを前後にスライド移動させ先端部を構造物内の付着物に近接させ、ついで、削岩機を作動させ、保持台20上において、削岩機Kを、前後方向、上下方向、水平方向に旋回させながら、付着物のハツリ作業を実施し、剥離した付着物を、構造物内の下方に配置したスロープを利用して構造物外に排出させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、内壁に設けられたライニング材や、内壁に付着した炭化物などの除去を効率的に、かつ安全に実施することのできる、構造物における付着物の除去方法とそれに用いる除去装置に関するものである。
構造物の中でも、高炉など比較的高さのある構造物において、その内壁に設けたレンガなどのライニング材を補修や取替えのために剥離する場合、あるいはC重油基材やアスファルトの原料である減圧残渣油を、高温で熱分解してガソリンなどを生産するに際し、内壁に付着する炭化物を定期的に除去する場合には、構造物内に仮設足場を構築し、削岩機を持った作業者が仮設足場に設けられた細長い作業台を利用して、削岩機によって前記付着物を剥離する作業が行われていた。
なお、この明細書においては、前記ライニング材や炭化物など、構造物内壁から剥離や除去する対象物は、すべて付着物と表現する。
しかしながら、この仮設足場を利用する手段には、横方向への作業員の移動は比較的容易であるが、上下方向への移動には難がある。
また、使用する削岩機は、総重量が20kg前後ときわめて重く、かつ激しい振動を伴うため、狭い作業台上での付着物のハツリ作業は、作業者の安全性の観点からは多くの問題があって、作業能率の悪いものであった。
そこで、近時は、前記仮設足場に代えて、例えば、特開平09−250249号公報(特許文献1)に示されるような、ゴンドラ式の足場を使用して、削岩機あるいはジェット噴出ノズルによる付着物の除去作業が行われるようになっている。
このゴンドラ式の足場ついては、基本的には、作業台となるゴンドラ(ステージとも称される。)を、ワイヤなどを使用して構造物内に宙吊りし、前記ワイヤを操作して、必要に応じて前記ゴンドラの面積を可変させながら下降させ、ゴンドラに乗った作業員が各種の作業を行うもので、多くの構造が提案されている。
一方、構造物内壁に付着した付着物の除去のための、ハツリ工事に使用する削岩機は、相当な重量を有しているので、体力を要するとともに、ハツリ作業に際しては、作業員がバランスを失わないように注意する必要がある。
また、ハツリ作業に際しては、削岩機の刃部を付着部に対し、相当の押圧力で押圧することが求められるので、作業員が削岩機に体重を掛ける必要もある。
したがって、削岩機によるハツリ作業を容易にするため、種々の提案がなされている。
例えば、実開平07−20277号公報(特許文献2)においては、鑿岩機を流体ジャッキと連結し、床面と天井面の間、対向する2つの側面の間、固定の支持点と対応する1つの側面との間に鑿岩機および流体ジャッキの組を配置し、流体ジャッキに流体圧力を供給することによって、流体ジャッキの台部を基点として、鑿岩機の刃先を所要箇所に押圧できるようにした鑿岩機が提案されている。
この鑿岩機によれば、鑿岩機本体に、支持装置として空気シリンダ等の流体ジャッキを取付け、流体ジャッキに圧力流体を供給することにより、流体ジャッキを固定された基点として、鑿岩機の刃先を鑿掘すべき箇所に押圧して鑿掘する。
その際、垂直な壁面や天井等の鑿掘に際して、重量のある鑿岩機を任意の向きにて容易に保持することができるとともに、流体ジャッキによって、鑿岩機の刃先に対する押圧力が得られるので、鑿掘作業をより一層軽減することができる。
また、刃先の取換頻度も1/10程に少なくなって経済的で、対象物に向けての、鑿岩機の刃先の、方向の調節も簡単にでき、かつ作業の能率向上を図ることができるとされている。
また、実用新案登録第3096540号公報(特許文献3)においては、作業者が直接に削岩機を持たずとも、削孔作業が正確且つ効率的に行えるようにした振動障害防止効果のある、削岩機ガイド装置を提供することを目的としたものである。
そのため、特許文献3の削岩機用ガイド装置は、直線状の棹部と、この棹部に摺動自在に取付けられたスライド台部と、削岩機をスライド台部上に固定するための固定具と、削岩機の先端の向きを棹部と平行な向きに支持するセンターガイド部と、前記スライド台を前進させる手巻きウィンチ機構と、前記棹部の先端の位置を定めるための掛止具と、前記棹部の後端側を吊り上げて支持するためワイヤロープとを備える削岩機ガイド本体と、削岩機ガイド本体の先端部の位置を支持するアタッチメントとから構成されている。
かかる構成からなる削岩機用ガイド装置は、作業者が直接に削岩機に触れず、振動が作業者に殆ど伝達しないため、長時間の作業が行えるとともに、振動障害が防止され、疲れが少ないなどの作用効果を生じるとされている。
さらに、特許第3869205号公報(特許文献4)においては、作業員の安全の確保と、労力の軽減などを目的とする、削孔方法と、削孔補助装置および削孔装置が提案されている。
この特許文献4に記載の削孔装置は、案内支柱を持つ削孔用ガイド、および削孔用ガイドにその案内支柱に沿って移動自在に設けられた、削岩機を保持する部分を持つ削岩機取付台を備えた削孔補助装置と、前記削岩機取付台に取付けられる削岩機とを備えたものである。
具体的には、削孔補助装置の削孔用ガイドを削孔すべき場所の近傍に立てて配置し、削孔用ガイドにその案内支柱に沿って昇降自在に設けられた取付台に削岩機を取付け、この削岩機を削孔用ガイドの案内支柱に沿って下降可能な状態として、削岩機を作動させ、削岩機で発生する打撃力を、掘削ロッドに伝達させて削孔すると云うものである。
特開平09−250249号公報(図1) 実開平07− 20277号公報(請求項1,図1〜図6) 実用新案登録第3096540号公報(請求項1,段落0020,図1〜図3) 特許第3869205号公報(請求項1,図1,図11〜図12)
特許文献2に記載の削岩機は、エアシリンダなどの流体ジャッキに削岩機本体を取付けて、前記流体ジャッキを固定される基点としている。
したがって、重量のある流体ジャッキの固定部位を、その都度を選択する必要があるとともに、固定場所と削岩機の刃先が当接する壁面との間に距離がある大型の構造物においては、重量のある削岩機を保持ないし固定する付属品を別途必要とし、かつ振動を伴う削岩機においては、固定状態を安定して保持させるには問題がある。
また、特許文献3に記載の削岩機用ガイド装置は、急峻な崖の斜面や垂直面の壁面に対して孔を形成するためのもので、削孔作業に際しては、削岩機をスライド自在に保持する棹部の先端を保持するアタッチメントを、孔を形成する急峻な崖の斜面や垂直面の壁面の近傍に事前に固定することが求められる。
また、前記棹部の後端部は、ワイヤロープなどで吊下げる方式のため、激しい振動を発生する削岩機では、棹部が前後左右に揺れ、安定した状態で削孔作業を実施することが難しく、剥離させる付着物のように削岩機を大きく移動させる必要のある、ハツリ作業には使用することができない。
さらに、特許文献4に記載の削孔装置も、前記特許文献3に記載の削岩機用ガイド装置と同様の構成を有するもので、削孔用ガイドの後端部及び/又はその先端部を、ロープを使用して固定させる必要があって、激しい振動の伴うハツリ作業には使用することができないものである。
この発明はかかる削岩機の使用実態に鑑み、削岩機を使用する作業員への負担を軽減しながら、ハツリ作業をより安全に、かつ効率的に実施することのできる、構造物における付着物の除去方法と、この除去方法に用いる除去装置を提供せんとするものである。
前記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設される削岩機保持装置とを使用し、
前記削岩機保持装置を構成する上下方向に伸縮可能な支柱の下部を、前記フェンス部材の下部に横方向にスライド自在に保持させるとともに、
前記支柱の上部に、前記削岩機保持装置を構成する保持台を、支柱に対して水平方向に旋回可能で、かつ支柱を支点に上下動自在に装着させ、
前記フェンス部材に沿って、前記支柱の固定位置を設定したのち、
当該固定位置において、前記支柱の高さを調整し、前記保持台を前後方向にスライド移動させて、保持台に固定した削岩機の先端部を、構造物内の付着物に近接させたのち、前記保持台に付設したスイッチを操作して削岩機を作動させ、
しかるのち、前記保持台上の削岩機を前後動させ、あるいは支柱を中心に削岩機の先端部を上下方向に、もしくは水平方向に一定範囲内で旋回させながら、構造物内壁の付着物のハツリ作業を実施すること
を特徴とする構造物における付着物の除去方法である。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設する削岩機保持装置とからなるものであって、
前記削岩機保持装置は、
前記フェンス部材下部に水平に配されたガイド部材と係合して、横方向にスライドする横移動ガイドを下部に有する外筒と、この外筒内において上下方向に昇降する内筒とからなる支柱と、
前記支柱内筒の頂部に装着され、一定範囲内で水平回転する旋回台と、
前記内筒の旋回台上にブラケットを介して軸支され、このブラケットの軸を支点として上下動するとともに、左右一対のガイドレールと、このガイドレールに嵌挿され、長手方向に沿って前後動するスライダーとを上部に有する矩形状の保持台と、
前記保持台のスライダーに着脱自在に装着される削岩機と、
前記保持台に装着される、削岩機作動用の油圧シリンダ、前記スライダーを操作する操作ハンドルおよび前記削岩機の作動用のスイッチと
から構成されることを特徴とする構造物における付着物の除去装置である。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置において、
前記フェンス部材は、
前記ステージの構造物内壁側の縁部に配置される矩形状のガードフェンスと、このガードフェンスの左右側面に配置されるサブフェンスとから構成されるもので、前記ガードフェンスは、その下方には、前記ステージと平行して、前記横移動ガイドと係合するガイド部材を有すること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置において、
前記フェンス部材は、
構造物内に設けられた仮設足場の、垂直方向に配された支柱間に装着固定される矩形状のガードフェンスからなるもので、前記ガードフェンスは、その下方には、仮設足場に設けられた作業台に平行して、前記支柱の横移動ガイドと係合するガイド部材を有すること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置において、
前記支柱は、
外筒の一部側面には、上部開口部から下方に向かってスリットが形成され、内筒の外側面の、前記スリットの基端と対応する部位には、スリットから突出する係合片が突設されるとともに、この係合片に油圧シリンダのロッド先端を係合させる係合板が設けられたもので、前記外筒に沿って配置された油圧シリンダの作動によって、前記ロッドが上下動して内筒が伸縮するよう構成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置において、
前記保持台は、
矩形状のベース部材の裏面には、前記内筒のキャップ頂部に配された一対のブラケットに軸支されるブラケットが垂設され、その上面には、長手方向に沿って一対のガードレールが間隔を存して配置されるとともに、このガイドレールにスライダーが装着されたものであること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の構造物における付着物の除去装置において、
前記スライダーは、
前記ベース部材に配置された一対のガードレール間に、スライド自在に保持されるものであって、その上面に削岩機の本体部を着脱自在に保持する機能を有するとともに、前記削岩機を駆動する油圧シリンダの固定するための固定板を有するものであること
を特徴とするものである。
この発明にかかる構造物における付着物の除去方法は、構造物内壁の付着物の除去に際して、仮設足場あるいは昇降するステージにフェンス部材を敷設し、このフェンス部材に横移動可能に支柱を配置するとともに、前記支柱の上部に付着物を除去するための削岩機を保持する削岩機保持装置を、前後方向および上下方向可能に配置し、前記削岩機を作業員が直接駆動させながら、構造物内壁の付着物を一定範囲内で除去できるので、作業員のハツリ作業が安全で、かつきわめて容易となる。
特に、重量のある削岩機は常時支柱に保持されているので、作業員の負担が大幅に改善されるとともに、支柱を上下および横方向に所定の範囲内で容易に移動させることができるので、1ケ所で広い範囲の付着物除去が可能となる。
また、削岩機は、支柱上においても、一定範囲内において、上下方向および左右方向、前後方向に移動可能であるため、付着物に対する削岩作業がきわめて容易となるので、作業効率を大幅に向上させることができる。
また、この発明にかかる構造物における付着物の除去装置は、構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設する削岩機保持装置とで構成し、前記削岩機保持装置を構成する支柱には、上下への伸縮機能と、左右方向への横移動機能を具備させているので、1ケ所の作業場において広い範囲の付着物を除去することが可能となる。
また、前記支柱に保持させる削岩機は、適切に削岩機の刃部を付着物に当てることができるよう、支柱の上端部に保持される保持台に対して、前後方向に移動可能とするとともに、支柱を移動させることなく上下方向と水平方向に可動可能に設けているので、前記フェンス部材に沿った支柱の大きな可動範囲に加え、より小さな範囲での削岩機の移動が行えるので、除去効率を向上させることができる。
さらに、前記フェンス部材も岩機保持装置も、構成が容易で安全性が高く、取扱が容易であるので、作業員も熟練度を必ずしも要しないなど実用的な効果を奏するものである。
以下、この発明にかかる構造物における付着物の除去装置(以下、単に「除去装置」ともいう。)の実施例を、添付の図面に基づいて具体的に説明し、かつ実施例に示した除去装置を使用した構造物における付着物の除去方法を述べる。
なお、この発明は実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を変更しない範囲内で種々変更することが可能なものである。
この発明にかかる除去装置は、構造物内に構築される仮設足場TS、又は構造物内に昇降自在に、かつ構造物の軸線に対して水平に配されるステージSに着脱自在に配置されるフェンス部材Fと、このフェンス部材Fに移動自在に装着される削岩機保持装置Dとから構成されるものである。
図1は、この発明にかかる除去装置を構成するフェンス部材Fの一例を示す概略説明図であって、構造物内に設けられる仮設足場を構成する縦パイプP,Pに設けられるフェンス部材Fは、左右一対の枠材1,1と、この枠材1,1間を連結する上下の連結材2,3からなる矩形状のガードフェンスで構成される。
このガードフェンスの左右の枠材1,1は、それぞれ側面部に前記縦パイプP,Pを係合させるための取付け部材1aを有し、前記連結材2は、後述する支柱10を垂直状態に保持する保持片10cと係合するための係合縁2aを有するものである。
また、前記フェンス部材Fは、その下部に所要の径のパイプからなるガイド部材4を、裏面側に有するもので、前記フェンス部材Fには、着脱自在にかつ水平状態で配置されるものである。
このガイド部材4のフェンス部材Fへの装着は、ガイド部材4が左右の左右一対の枠材1,1と直交する状態、すなわち、作業員が載る仮設足場に対して水平状態で着脱自在なものであれば、具体的な構成については特段の制限はないものである。
図2に示されるフェンス部材Fは、構造物内に昇降自在に配置されるステージSの先端部に着脱自在に配置されるもので、構造物の内壁と相対する矩形状の正面に位置するガードフェンス5と、このガードフェンス5の左右に配される矩形状のサブフェンス6とから構成されている。
このフェンス部材Fは、安全上の観点からは、背面にもサブフェンス7を設けて全体をボックス状とすることが好ましい。
また、このフェンス部材Fの下方には、図1のフェンス部材Fと同様に、所要の径のパイプからなるガイド部材4が、構造物の内壁側に、ステージSに対して水平となるようにして着脱自在に設けられたものである。
図3は、この発明にかかる除去装置を構成する削岩機保持装置Dの一例を示す全体斜視図であって、垂直方向に伸縮する支柱10と、この支柱10の上端部に保持される保持台20とから構成されている。
前記支柱10は、所要の径と長さとを有するパイプからなる外筒10aと、この外筒10a内に保持されるパイプからなる内筒10bとからなるもので、前記外筒10aの下端部には、外筒10aと直交する状態で、所要の径と長さを有するパイプからなる横移動ガイド11が一体的に付設されている。
前記外筒10aは、図4(b)で明らかなように、上縁開口部から下方に向かって所要幅でキー溝14(幅約20mm×長さ約350mm)が形成されている。
なお、この外筒10aの外周部には、図3に示すように、支柱10を上下方向に伸縮させるための油圧シリンダ12、前記横移動ガイド11を水平方向に駆動させるための電磁弁13、前記油圧シリンダ12を作動させるための電磁弁19などが付設されている。
前記内筒10bは、前記外筒10aの内径とほぼ等しい外径を有し、かつ外筒10aの長さのほぼ1/2弱程度の長さを有するもので、その下端部には、図5で特に明らかなように、前記外筒10aに形成されたキー溝14と係合する板状のキー15が、縦方向に一体的に付設されている。
このキー15の上部には、前記油圧シリンダ12のピストン12aと連結する連結板16が、前記内筒10bを前記外筒10a内に装着したとき、連結板状体16の内縁部が外筒11aの外周面と周接するよう設けられている。
この内筒10bの外筒10aに対するストローク幅は、実施例においては約300mmに設定されている。
さらに、内筒10bの上部開口部には、図6で明らかなように、旋回台17(約120mmφ)が設けられるとともに、この旋回台17上に一対のブラケット18が配置されている。
このブラケット18は、図6に示されるように、後述する保持台20の下面に設けられたブラケット21と図示しない軸によって連結され、前記軸を支点として保持台20が上下動するように構成されている。
なお、内筒10bに設けられる旋回台17は、前記内筒10bの上部開口部に固定される固定板10dに対してのみ旋回可能に装着されるもので、後述するコークガンKが不用意に大きく水平回転しないよう、一定の範囲内でのみ水平回転できるよう構成されているものである。
前記保持台20は、図7で明らかなように、長手方向に沿う側縁部を下方に折り曲げて形成した矩形状のベース部材21(幅約150mm×長さ約900mm程度)の上面部に、前記側縁部に沿って左右一対のガイドレール22,22(長さ約900mm)が配されるとともに、基端側には、削岩機K(コークガンKとも称す。)を作動させるためのスイッチ23と、保持台20を制御するための操作ハンドル24が配置されている。
なお、前記ガイドレール22,22は、いずれもその両端部は保持板25によって保持されるもので、このガイドレール22,22には、それぞれ後述のスライダー26,26(長さ約560mm)が外嵌される。
また、前記操作ハンドル24も、図7で明らかなように、前記ガイドレール22,22に係合保持されるものである。
前記ガイドレール22,22に外嵌されるパイプからなる一対のスライダー26は、図8で明らかなように、基端部にコークガンKを作動させるための油圧シリンダ27の一端部を固定するための固定板28と、先端部にコークガンKの先端部を保持するためのU字状の固定具29を、それぞれ配した連結板30によって一体化され、保持台20を構成するものである。
かかる構成のコークガンKの固定台は、前記各スライダー26,26を、前記ガイドレール22,22にそれぞれ外嵌させることによって、前後方向(板状体21の長さ方向)に約35mm前後スライド移動することが可能となる。
しかるのち、図3に示されるように、前記操作ハンドル24と固定板30との間に油圧シリンダ27を介装固定させるとともに、前記固定板30とU字状の固定具29の間にコークガンKを装着固定し、図示のように削岩機保持装置Dを構成する。
かかる構成を有する削岩機保持装置Dは、前記保持台20を分離した状態で、フェンス部材Fの下方に水平に配置されたガイド部材4に、前記支柱10の下端部に配置された横移動ガイド11を外嵌させ、前記外筒10aの上部に形成した保持片10cを、フェンス部材Fの上部の連結材2に形成された係合片2aと係合させて、支柱10を垂直に保持する。
ついで、内筒10bの頂部に保持台20を、旋回台17に設けたブラケット18と、ベース部材21に設けたブラケット21によって上下動自在に装着したのち、保持台20上にコークガンKと油圧シリンダ27を可動可能にセットして、フェンス部材Fに削岩機保持装置Dを装着させる。
使用に際しては、図2で示すように、作業員が保持台20の操作ハンドル24とスイッチ23をそれぞれ把持し、コークガンKの先端部が構造物の内壁に達するよう、操作ハンドル24を、ガイドレール22,22に沿って前後方向に移動させながら操作し、コークガンKの先端部が構造物の内壁に達した状態で、スイッチ23をONにして、付着物のハツリ作業を始めるものである。
このハツリ作業に際しては、その進捗状況に応じて、電磁弁19を操作して油圧シリンダ12を作動させ、支柱10の高さを随時変更し、あるいは旋回台17を利用して保持台20を水平方向に回転させ、さらには、ブラケット18,21を連結する軸を支点として保持台20を上下動させてハツリ作業の範囲を変えて行う。
さらに、前記操作で一定範囲内のハツリ作業が終了すると、電磁弁13を操作して横移動ガイド11をフェンス部材Fのガイド部材4に沿って移動させ、新たな内壁に対し、前記操作を繰り返しながらハツリ作業を行うものである。
なお、ハツリ作業によって剥離除去した付着物は自然落下し、構造物内の下方に配置したスロープを利用して構造物外に排出される。
この除去装置を使用したハツリ作業は、フェンス部材Fの高さを適切に設計することによって、作業員のハツリ姿勢に無理な負担がかかることがない。
また、コークガンKの操作に際しては、コークガンKの高さ位置を支柱10の高さを調整することによって、付着物とコークガンKとの距離は、操作ハンドル24を前後動させることによって、狭い範囲のハツリ部位の変更に際しては、保持台20の上下動操作と、旋回台17の旋回範囲の変更によって対応することができるので、作業員は位置を変更することなく広い範囲のハツリ作業を行うことができる。
さらに、一定範囲内のハツリ作業が終了すると、電磁弁13を作動させるだけで、コークガンKを保持する支柱10自体の固定位置を容易に変更することができるので、作業位置の変更を簡単に行うことができる。
さらにまた、ハツリ作業に使用されるコークガンKは、間接的にフェンス部材Fに支持されるので、作業員がハツリ作業に際して構造物の内壁側に転落するおそれが解消され、安全な状態でハツリ作業を行うことができるなど、多大な利点を奏するものである。
この発明の構造物における付着物の除去装置は、構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設する削岩機保持装置とからなるものであるが、ある程度の高さを有する構造物の外壁の付着物に対するハツリ作業などに利用することが可能なものである。
この発明にかかる構造物における付着物の除去装置を構成するフェンス部材の一例を示す概略説明図である。 同フェンス部材の他の例を示す概略説明図である。 この発明にかかる構造物における付着物の除去装置を構成する削岩機保持装置の一例を示す概略説明図である。 図3に示す支柱の外筒を示す概略説明図である。 同内筒を示す概略説明図である。 支柱と保持台との関係を示す概略説明図である。 前記保持台を構成するベース部材の概略説明図である。 同保持台を構成するスライダーの概略説明図である。
1 枠材
2,3 連結材
4 ガイド部材
F フェンス部材
P,P 縦パイプ
TS 仮設足場
S ステージ
10 支柱
10a 外筒
10b 内筒
11 横移動ガイド
14 キー溝
16 連結板
17 旋回台
D 削岩機保持装置
K コークガン
18,21 ブラケット
20 保持台
22 ガイドレール
23 コークガン用のスイッチ
24 操作ハンドル
26 スライダー

Claims (7)

  1. 構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設される削岩機保持装置とを使用し、
    前記削岩機保持装置を構成する上下方向に伸縮可能な支柱の下部を、前記フェンス部材の下部に横方向にスライド自在に保持させるとともに、
    前記支柱の上部に、前記削岩機保持装置を構成する保持台を、支柱に対して水平方向に旋回可能で、かつ支柱を支点に上下動自在に装着させ、
    前記フェンス部材に沿って、前記支柱の固定位置を設定したのち、
    当該固定位置において、前記支柱の高さを調整し、前記保持台を前後方向にスライド移動させて、保持台に固定した削岩機の先端部を、構造物内の付着物に近接させたのち、前記保持台に付設したスイッチを操作して削岩機を作動させ、
    しかるのち、前記保持台上の削岩機を前後動させ、あるいは支柱を中心に削岩機の先端部を上下方向に、もしくは水平方向に一定範囲内で旋回させながら、構造物内壁の付着物のハツリ作業を実施すること
    を特徴とする構造物における付着物の除去方法。
  2. 構造物内に設置される架設足場又は構造物内を上下動するステージに着脱自在に装着可能なフェンス部材と、このフェンス部材に付設する削岩機保持装置とからなるものであって、
    前記削岩機保持装置は、
    前記フェンス部材下部に水平に配されたガイド部材と係合して、横方向にスライドする横移動ガイドを下部に有する外筒と、この外筒内において上下方向に昇降する内筒とからなる支柱と、
    前記支柱内筒の頂部に装着され、一定範囲内で水平回転する旋回台と、
    前記内筒の旋回台上にブラケットを介して軸支され、このブラケットの軸を支点として上下動するとともに、左右一対のガイドレールと、このガイドレールに嵌挿され、長手方向に沿って前後動するスライダーとを上部に有する矩形状の保持台と、
    前記保持台のスライダーに着脱自在に装着される削岩機と、
    前記保持台に装着される、削岩機作動用の油圧シリンダ、前記スライダーを操作する操作ハンドルおよび前記削岩機の作動用のスイッチと
    から構成されることを特徴とする構造物における付着物の除去装置。
  3. 前記フェンス部材は、
    前記ステージの構造物内壁側の縁部に配置される矩形状のガードフェンスと、このガードフェンスの左右側面に配置されるサブフェンスとから構成されるもので、前記ガードフェンスは、その下方には、前記ステージと平行して、前記横移動ガイドと係合するガイド部材を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置。
  4. 前記フェンス部材は、
    構造物内に設けられた仮設足場の、垂直方向に配された支柱間に装着固定される矩形状のガードフェンスからなるもので、前記ガードフェンスは、その下方には、仮設足場に設けられた作業台に平行して、前記支柱の横移動ガイドと係合するガイド部材を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置。
  5. 前記支柱は、
    外筒の一部側面には、上部開口部から下方に向かってスリットが形成され、内筒の外側面の、前記スリットの基端と対応する部位には、スリットから突出する係合片が突設されるとともに、この係合片に油圧シリンダのロッド先端を係合させる係合板が設けられたもので、前記外筒に沿って配置された油圧シリンダの作動によって、前記ロッドが上下動して内筒が伸縮するよう構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置。
  6. 前記保持台は、
    矩形状のベース部材の裏面には、前記内筒のキャップ頂部に配された一対のブラケットに軸支されるブラケットが垂設され、その上面には、長手方向に沿って一対のガードレールが間隔を存して配置されるとともに、このガイドレールにスライダーが装着されたものであること
    を特徴とする請求項2に記載の構造物における付着物の除去装置。
  7. 前記スライダーは、
    前記ベース部材に配置された一対のガードレール間に、スライド自在に保持されるものであって、その上面に削岩機の本体部を着脱自在に保持する機能を有するとともに、前記削岩機を駆動する油圧シリンダの固定するための固定板を有するものであること
    を特徴とする請求項6に記載の構造物における付着物の除去装置。
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