JP2010174479A - ドアロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアのがたつきを抑制し、ドアの閉動作時におけるラッチとストライカの相対位置のずれを吸収し円滑なドア動作ができるドアロック装置の提供。
【解決手段】ストライカ3は、ストライカ3の進入方向において、ラッチ係合部20aに併設され、溝部と嵌合する荷重保持部6を備えている。荷重保持部6は、進入方向及び車両上下方向において、溝部と当接する保持面33を備えている。さらに、保持面33を有するケース30と、ケース30に収容された所定空間を有する吸収材とで構成されており、ケース30がベースプレートに対して移動可能となっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ドアロック装置に関するものである。
従来、ドアロック装置において、ドアのずれを防止するためにストライカ部に弾性体を用いる例として、特許文献1に示されるものが知られている。
この装置は、車両ボデーにストライカを設け、車両ドアに内設するラッチに係合すべくストライカが進入する開口部を有するロック体を設けているドアロック装置である。このストライカは、前脚と後脚によって構成されている。このストライカの前脚は、ロック体の開口部より進入してラッチと係合する。また、ストライカの後脚には、軟質樹脂で成形され、内部に板ばねが埋設されているくさび体を設けている。このくさび体は、弾性を有しており、さらに、くさび体の基部から延出して対向間隔が漸次に狭くなり先端を外方へ折り返した一対の弾接片を設けている。ストライカが開口部に進入した際に、この弾接片が開口部と密着することで、ストライカとロック体は位置ずれを生じることなく結合される。これにより、ドアの横ずれ振動や異音の発生およびストライカの摩耗を防止している。
実開平1−68483号公報
上記従来装置は、くさび体がストライカの進入方向に対して不動の構造であるために、進入方向へのずれを修正することができない。このことから進入方向へのずれが生じた場合に、くさび体は、開口部との係合状態が不均一となり、がたつきを抑制するための安定した荷重保持力を得ることができない。さらに、ドアがロック体の噛合い位置を超えることがあり、ロック体とくさび体との間に生じる摩擦力が過大となる。これにより、くさび体の耐久性が低下することやドアの閉まりが遅くなるおそれがある。
そこで、本発明は、荷重保持力をドアの横ずれ方向のみならずストライカ進入方向にも確保することで両方向のがたつきを抑制し、ドアの閉動作時におけるストライカ進入方向に対するラッチとストライカの相対位置のずれを吸収し、円滑なドア動作ができるドアロック装置を提案することを、技術課題とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、溝部を有するベースプレートと、前記ベースプレートに支持されたラッチと、前記ラッチに係合するストライカとを備えているドアロック装置において、前記ストライカは、前記溝部へ進入して前記ラッチと係合するラッチ係合部と、前記ラッチ係合部の前記溝部に対する進入方向において前記ラッチ係合部に対して併設され、前記溝部と嵌合する荷重保持部とを備え、前記荷重保持部が、前記進入方向及び前記進入方向と直交する前記ベースプレートとの平行方向において前記溝部で当接する保持面と、前記保持面を有するケースと、前記ケースに収容され所定空間を有する吸収材とを備え、前記ケースが、前記ベースプレートに対して移動可能に支持されていることを要旨とする。
同構成によれば、荷重保持部に力が加わると吸収材が形状変形しつつ、ベースプレートに対してケースが移動する。これにより、荷重保持部は、溝部に倣うように嵌合し、進入方向へ荷重保持力を生み出す。また、荷重保持部は、ケースの移動及び吸収材の形状変形によってケースと吸収材の間の係合が強くなる。これにより、荷重保持部は、溝部に対して安定した荷重保持力を得ることができ、溝部との嵌合を強固にする。したがって、荷重保持部は、溝部との間の進入方向及び進入方向と直交方向でベースプレートと平行方向のがたつきを抑制する。さらに、ケースの移動により溝部に進入する際の抵抗も軽減でき、ドアは滑らかに閉まることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載のドアロック装置において、前記ケースは、前記溝部に進入し前記進入方向において前記ラッチ係合部と隣接される先端部と、前記進入方向において前記先端部とは反対側に位置する末端部と、前記先端部と前記末端部の間に前記溝部と当接するテーパ状の前記保持面を備えていることを要旨とする。
同構成によれば、ケースのテーパ状の保持面によって、荷重保持部は溝部への進入が容易となる。溝部への進入の際、保持面は、溝部の開口端部と点接触及び線接触の少なくとも一方の状態で当接し、ストライカの進入方向及び進入方向と直交方向でベースプレートに平行方向に対して力を伝えることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2記載のドアロック装置において、前記保持面は、前記先端部から前記末端部に向けて前記ケースの前記平行方向における幅を漸増させる斜面に配設されていることを要旨とする。
同構成によれば、ストライカが溝部に進入する時に生じる、ストライカとラッチの相対位置のずれを修正するために、剛性のあるケースが変位する。この時、ケースの斜面が、溝部と点接触及び線接触の少なくとも一方の状態で当接する。荷重保持部は、溝部から受ける力を、斜面が分散して吸収材へと伝えるので、溝部への進入が容易となる。この結果、ケースを溝部に沿うように確実に移動できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2及び請求項3のいずれかに記載のドアロック装置において、前記ケースは、ガラス繊維を混入している樹脂材で構成されていることを要旨とする。
同構成によれば、ガラス繊維が混入されていない樹脂材に比べて、摩擦係数が低く、ケースの表面の滑りが良くなる。これにより、荷重保持部は、嵌合位置へ侵入することが容易となる。さらに、耐摩耗性や剛性も優れているために、閉動作時にドアから受ける衝撃に対する荷重保持部の耐久性を増すことができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2記載のドアロック装置において、前記ケースは、前記進入方向及び前記進入方向に直交方向の内壁によって前記所定空間を形成し、前記内壁は、前記先端部を構成する先端壁と、前記保持面が形成される側壁と、前記末端部を構成する末端壁とを有し、前記側壁は少なくとも前記先端壁から末端壁に向けて前記ケースの前記平行方向における幅を漸増させることを要旨とする。
同構成によれば、ケースの内部は、テーパ状の保持面に対応した側壁を備えており、しかも、少なくとも先端壁から末端壁に向けてケースの進入方向に直交方向でベースプレートに平行方向に対して、側壁の幅が漸増している。これにより、側壁は、保持面が受ける力をストライカの進入方向の逆方向及び進入方向の直交方向でベースプレートと平行方向へ分解して吸収材に伝えることができる。さらに、側壁は、進入方向及び進入方向と直交方向でベースプレートに平行方向への荷重保持力を吸収材から得る。よって、側壁は、この荷重保持力を合力として保持面へと伝達することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載のドアロック装置において、前記吸収材は、前記ケースの内部において前記先端壁と前記側壁に当接し前記内壁との間に前記所定空間を有する押圧部と、前記押圧部から延在し前記側壁と対向する斜面を有する伝達部と、前記伝達部から延在し前記側壁と前記末端壁のうち少なくとも一つの面に当接している圧力保持部を備え、前記伝達部の斜面が、少なくとも前記荷重保持部と前記溝部の嵌合時に前記側壁と当接することを要旨とする。
同構成によれば、吸収材は、押圧部と伝達部と圧力保持部で構成されている。この吸収材は、ケースと係合することによってケースの移動を規制している。しかし、ケースの保持面に力が加わると吸収材が変形するので、ケースの移動及び形状変形が起こる。その際に、押圧部は、ケースの先端壁から力を受けて変形し、所定空間に収納される。この時、進入方向のずれに対し、進入方向へのケースの移動量に応じて吸収材の形状が変形するので、荷重保持部は所定の荷重を維持できる。さらに、伝達部は、吸収材が形状変形することで得た力をケースの保持面へと効率よく伝達できる。また、圧力保持部は、吸収材に加わる力に対して反力を発生することで、吸収材の形状変形を促進する。
請求項1乃至6に記載の発明では、荷重保持力をストライカの進入方向に直交方向でベースプレートに平行方向のみならずストライカ進入方向にも確保することで両方向のドアのがたつきを抑制し、ドアの閉動作時におけるストライカ進入方向に対するラッチとストライカの相対位置のずれを吸収し円滑なドア動作ができるドアロック装置となる。
車両外側からみたドアの正面図。 ドアの平面図。 ロック装置とストライカの嵌合時の平面図。 ストライカの概略図。 ストライカの正面図。 ストライカのA−A断面図。 ストライカのB−B断面図。
以下、本発明を具現化した一実施形態を図面に従って説明する。なお、図中において、ストライカ3の進入方向を進入方向、ストライカ3の進入方向と直交方向を車両前後方向、ストライカ3の進入方向と直交方向でベースプレート12と平行方向を車両上下方向とする。
図1に示されるように、車体1には、ヒンジ連結されて乗降口1aを開閉する、スウィングタイプのドア2が設けられている。このドア2は、乗降口1aの車両後方側に固定されたストライカ3と、ドア2の後方側端部に設けられたロック装置4とが係合することにより、半閉状態又は全閉状態に保持される。このロック装置4は、図2に示すように、ドア2の外側及び内側にそれぞれ設けられたアウトサイドドアハンドル5a及びインサイドドアハンドル5bにそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドルの操作によりストライカ3との係合が解除されてドア2を回動可能にする。
次に本実施形態に係るロック装置4について説明する。
図3に示すように、ロック装置4は、ロック固定穴11によってドア2のストライカ3と対向する位置に固定されるベースプレート12を備えている。ここで、図2に示すように、ベースプレート12にあるラッチ支持軸13によって、ストライカ3と係合するラッチ14が回動可能に支持されている。また、ベースプレート12の車内側の一部が折り曲げられおり、この折り曲げられた車内側のベースプレート12からストライカ3と対向するベースプレート12に架けて、溝部17が設けられている。そして、ドア2の閉め動作を行った際に、ストライカ3は、この溝部17に進入する。この溝部17は、ストライカ3とラッチ14の噛合い位置から車内側に向けて進入方向へ沿って延びる直線の溝と、この直線の溝から車内側に向けて幅が漸増する溝と、この幅が漸増する溝から開口端部にかけて、噛合い位置から延びる溝より幅の広い直線の溝で形成されている。また、ベースプレート12には、溝部17を挟んでラッチ支持軸13の反対側にポール支持軸18が設けられている。そして、このポール支持軸18によって、ポール19が回動可能に支持されている。
また、ラッチ14は、ストライカ3を保持するための係合凹部15を備えている。この係合凹部15には、ポール19に係合するための第1爪部16a及び第2爪部16bが設けられている。また、ラッチ14は、ベースプレート12に一端が保持されたラッチ付勢ばね(図示略)によって、図3示反時計回り方向へ回動するように付勢されている。
また、このポール19は、ベースプレート12に一端が保持されたポール付勢ばね(図示略)によって図3示反時計回り方向へ回動するように付勢されている。
次に本実施形態に係るストライカ3について説明する。
図4、5に示すように、ストライカ3は、車体1に固定するためにストライカ固定穴22を有しているベース材21を備えている。このストライカ固定穴22によって、ストライカ3は、車体1においてドア2のロック装置4と対向する位置に固定されている。このベース材21においてロック装置4と対向する面には、進入方向に沿ってラッチ係合部20a、ラッチ非係合部20b、荷重保持部6の順に配設されている。
このラッチ係合部20aは、棒形状となっており、ストライカ3の進入の際にラッチ14と係合する。そして、このラッチ係合部20aとラッチ非係合部20bは、同素材で繋がっており、略U字型の係合部を形成している。ここで、実施例では、ラッチ係合部20aとラッチ非係合部20bによって略U字型に形成されたストライカ3であるが、ストライカ3の形状はこの形態に限定されない。
また、ストライカ3は、ベース材21から延在し、ベース材21と同一部材の支持部23を備えている。そして、荷重保持部6は、支持部23によって支持されている。そして、支持部23には、嵌合時にロック装置4の溝部17から受ける力によって、荷重保持部6の脱落を防止するためのピン52が係合されている。そして、支持部23は、進入方向に貫通しているピン52を係合するための係合穴24を設けている。また、荷重保持部6には、溝部17と当接するケース30があり、ケース30の内部に吸収材40を収納している。さらに、ケース30と吸収材40との間に所定空間Sが介在している。
この荷重保持部6のケース30は、ガラス繊維が混入された樹脂材を用いている。図6のA−A断面に示すように、このケース30には、進入方向においてラッチ非係合部20bと隣接する先端部31があり、この先端部31と対向するように末端部32が設けられている。この末端部32は、先端部31よりも車両の前後方向に長く、ケース30においてベース材21側に段部32aを形成している。そして、段部32aを含む末端部32は、支持部23と当接している。さらに、ケース30の先端部31の両端から幅が漸増するような斜面34が延びている。そして、テーパ状の保持面33が斜面34から延在している。この保持面33が溝部17の開口端部と当接した際に、保持面33はテーパ形状であることから、ストライカ3の進入方向及び車両上下方向に対して力を伝えることができる。
また、ケース30の末端部32の段部32aには、長孔51が設けられている。この長孔51は、ストライカ3の進入方向に貫通している孔であり、車両上下方向に長手が延びている。また、図7のB−B断面に示すように、長孔51は、支持部23に設けられた進入方向へ貫通している係合穴24と列設されている。そして、長孔51内部には、支持部23の係合穴24に係合されているが、ケース30とは係合されていないピン52がある。この長孔51の内部のピン52は、荷重保持部6の回動の際に支点となる。さらに、段部32aに長孔51を設けることで、回動部分と支点の距離が離れる。このため、荷重保持部6の回動範囲は拡大する。
また、ケース30の内部は、先端部31を構成する先端壁35と、末端部32を構成する末端壁37を備えている。そして、ケース30の内部は、先端壁35から末端壁37に向けて幅が漸増するような側壁36が介在し、略台形の形状をした内壁を形成している。このケース30には、先端壁35と末端壁37と側壁36によって形成された内壁と同形状の収容口(図示略)が備えられている。そして、吸収材40は、この収容口からケース30の内部に収納される。
また、荷重保持部6の吸収材40は、押圧部41と伝達部42と圧力保持部43で構成されている。この押圧部41は、先端壁35と一部が当接しており、その当接部分の両端から側壁36に向けて末広がりに延在し、側壁36と当接している。そして、押圧部41は、ケース30との間に所定空間Sを備えている。さらに、伝達部42は、押圧部41から延在し、側壁36に当接するような斜面45を有している。また、圧力保持部43は、進入方向と逆方向へ2つの突部43aが延びている。そして、この突部43aは、側壁36及び末端部32に当接している。この圧力保持部43の突部43aの間には、末端壁37に当接するように支持部23を圧入できる空間が形成されている。また、押圧部41と伝達部42の間(中央部)には、肉抜き部44が設けられている。
また、図6のA−A断面に示すように、支持部23は、圧力保持部43と末端壁37の間の空間に圧入されている。この支持部23は、圧力保持部43において進入方向と逆方向に延びる2つの突部43aの間で車両上下方向の面に当接する面及び末端壁37に当接する面が設けられている。そして、支持部23には、圧力保持部43と当接する面の両端から末端壁37と当接する面に向けて幅が漸増する斜面が延びている。
次に本実施形態に係るドアロックの動作について説明する。
図3に示すように、ドア2の閉動作に伴い、ストライカ3が溝部17に沿って係合凹部15に進入し、ロック装置4のラッチ14の第1爪部16aとストライカ3のラッチ係合部20aが当接する。当接後に、ラッチ係合部20aは、ラッチ付勢ばねに抗してラッチ14が時計回り方向側へ回動するように第1爪部16aを押す。そして、ポール19は、図2に示す開方向側から第1爪部16aに係合することで、ラッチ14の回動を規制する。これにより、ラッチ係合部20aは、係合凹部15によって溝部17に沿った開方向への移動を規制される。この時、ドア2は半閉状態となるが、荷重保持部6は溝部17へ進入していない。
次にさらなるドア2の閉動作に伴い、ストライカ3がさらに係合凹部15に進入すると、ラッチ係合部20aは第1爪部16aを押す。そして、ラッチ係合部20aにより、ラッチ14がラッチ付勢ばねに抗して時計回り方向側へさらに回動する。そして、ポール19は、第1爪部16aから離れ第2爪部16bと開方向側から係合し、ラッチ14の回動は規制される。これにより、ラッチ係合部20aは、係合凹部15によって溝部17に沿った開方向への移動がさらに規制される。この時、ドア2は全閉状態となり、荷重保持部6は溝部17と嵌合する。
また、半閉状態又は全閉状態において、ポール19がポール付勢ばねに抗して反時計回り方向に回動されると、ポール19による第1爪部16a又は第2爪部16bの係止が解除される。この際に、ラッチ14は、ラッチ付勢ばねに付勢されているので、係合凹部15によりストライカ3のラッチ係合部20aを押し出し、反時計回り方向に回動する。そして、ストライカ3が係合凹部15による移動規制を解除されることで、ドア2は開放可能となる。
次に本実施形態に係る荷重保持部6の作動について説明する。
ドア2が全閉状態となる際に、ストライカ3の荷重保持部6とベースプレート12の溝部17とが嵌合する。嵌合時に、荷重保持部6の保持面33は、溝部17と当接している。この保持面33は、テーパ形状をしている。このため、保持面33は、溝部17から受けるストライカ3の進入方向と逆方向及び車両上下方向の力を加えられる。そして、この力はケース30を介して吸収材40へと伝わる。
この時、保持面33に力が加わることで、ケース30は進入方向と逆方向に移動する。そして、吸収材40の押圧部41には、ケース30が移動することによって先端壁35から進入方向と逆方向に力が加えられる。さらに、進入方向に漸増する幅を持つ側壁36は、吸収材40と当接する面に対して進入方向と逆方向及び車両上下方向へと力を分解して伝える。
また、圧力保持部43と末端壁37に囲まれている支持部23は、圧力保持部43から進入方向と逆方向及び車両上下方向の力を受ける。この力に対して、支持部23は反力を発生させる。このとき、剛性が高い金属製の支持部23は、吸収材40に対して効率よく反力を発生させることができる。
よって、吸収材40は、ケース30から受ける力と支持部23からの反力により形状変形(以下に示す、圧縮及び膨張)を起こす。すると、吸収材40には、先端壁35と側壁36と支持部23から進入方向及び車両上下方向へ圧縮しようとする力が加えられる。しかし、吸収材40では、ケース30の移動による先端壁35から受ける力及び支持部23からの反力によって、進入方向への圧縮力が車両上下方向への圧縮力よりも大きくなる。このために、吸収材40は、進入方向に圧縮されて、車両上下方向へ膨張する。この膨張は、荷重保持部6を支える荷重保持力となる。そして、この荷重保持力は、吸収材40の伝達部42の斜面45を通して、ケース30の内部の側壁36に伝わり、ケース30を介して保持面33へと伝達される。その後、保持面33によって、荷重保持力は、進入方向及び車両上下方向へと分解されて溝部17へ伝達される。これにより、溝部17から保持面33に加わる力に応じて吸収材40が形状変形することで、荷重保持力は一定の力関係を維持できる。そして、溝部17に対して一定の力を加えることで、荷重保持部6は、溝部17との嵌合を強めることができる。したがって、荷重保持部6は、ドア2のがたつきを抑制することができる。
次に、本実施形態に係る荷重保持部6(ケース30)の変位(以下に示す、移動及び回動)の詳細について説明する。
荷重保持部6のケース30は、吸収材40と係合しているので少なくとも進入方向と逆方向への移動及び車両上下方向への回動が規制されている。しかし、荷重保持部6と溝部17が嵌合して保持面33に力が加わる。すると、この溝部17から受けた力は、保持面33からケース30を介して先端壁35から押圧部41に伝達される。この力を伝達された押圧部41によって、押圧部41と伝達部42の間の肉抜き部44が押しつぶされ、吸収材40が肉抜き部44による空間を埋める。この肉抜き部44の作動により、ケース30は移動規制が解除されて、移動及び回動が可能となる。そして、ケース30は、吸収材40から受ける反発力が少なく、移動を滑らかに行うことができる。さらにケース30に力が加わると、押圧部41はつぶれることや曲がる等の形状変形をする。そして、この形状変形した押圧部41がケース30との間に介在する所定空間Sへと収容されることで、ケース30の移動及び回動の範囲は拡大される。
例えば、溝部17と荷重保持部6が嵌合して、ケース30の保持面33に対して進入方向と逆方向へと力が加わった際に、溝部17から受ける力が、先端壁35を介して押圧部41に伝えられる。この時、押圧部41から受けた力によって、肉抜き部44が進入方向と逆方向へつぶれる。これにより、ケース30は、押圧部41(吸収材40)による進入方向と逆方向への移動規制が解除され、進入方向と逆方向へと移動する。また、相対位置のずれによって、荷重保持部6の先端部31及び斜面34付近に車両上下方向に力が加わると、押圧部41には、当接しているケース30の先端壁35から車両上下方向の力が加わる。そして、肉抜き部44が傾きながらつぶれることによって、押圧部41が力の加わる方向に傾き、ケース30は車両上下方向に倣うように回動可能となる。また、肉抜き部44がつぶれることにより、所定空間Sは回動方向に広がる。この所定空間Sを利用し、押圧部41がつぶれたり、曲がったり等の形状変形をすることで、ケース30の移動及び回動の範囲は拡大する。
さらに、相対位置のずれがある場合、ケース30の斜面34は、溝部17と点接触及び線接触の少なくとも一方の状態で当接する。この時、斜面34は、溝部17から受ける力を分散させて、ケース30の内部の吸収材40へと伝達することができる。すると、吸収材40が溝部17から受ける力に応じて形状変形するので、ケース30の移動及び回動は滑らかになる。これにより、荷重保持部6は、ケース30の移動及び回動と斜面34によって、相対位置のずれを修正しつつ、溝部17に倣うように進入することができる。
上記したような、本発明の実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)実施形態では、ストライカ3に荷重保持部6を一体化したことによって、ロック装置4の溝部17と荷重保持部6が嵌合し、進入方向及び車両上下方向のがたつきを抑制することができる。
(2)実施形態では、溝部17と嵌合する荷重保持部6を備えており、荷重保持部6のケース30と吸収材40は係合している。このケース30と吸収材40が形状変形等をすることで、ケース30が移動及び回動する。これにより、荷重保持部6は、溝部17に倣うように嵌合できる。そして、荷重保持部6は、溝部17との間の摩擦力によって進入方向へ荷重保持力を生み出すことができる。また、ケース30の移動及び吸収材40の形状変形によって、ケース30と吸収材40の間の係合が強くなる。すると、荷重保持部6は、溝部17に対して安定した荷重保持力を得ることができ、溝部17との嵌合を強固にできる。したがって、荷重保持部6は、溝部17に対して進入方向及び車両上下方向へ荷重保持力を加えることができる。これにより、荷重保持部6と溝部17の間のがたつきは抑制される。また、ケース30の移動は、荷重保持部6が溝部17に進入する際の抵抗を軽減し、ドア2の閉まりを滑らかにすることができる。
(3)実施形態では、ケース30は、テーパ状の保持面33を備えている。このテーパ形状によって、荷重保持部6の溝部17への進入が容易となっている。さらに、この保持面33は、溝部17と点接触及び線接触の少なくとも一方の状態で当接し、溝部17に対してストライカ3の進入方向及び車両上下方向へ力を伝えることができる。
(4)実施形態では、相対位置のずれにより、剛性のあるケース30が回動する。この時、漸増する斜面34が、溝部17と点接触及び線接触の少なくとも一方の状態で当接する。荷重保持部6は、溝部17から受ける力を斜面34が分散し、ケース30の内部の吸収材40へ伝達するので、溝部17への進入が容易となる。これにより、ケース30は、溝部17に沿うように移動できる。
(5)実施形態では、ガラス繊維が混入された樹脂材であるケース30は、ガラス繊維が混入されていない樹脂材よりも剛性があり、摩擦係数が低く、ケース30の表面での溝部17の滑りが良くなる。これにより、荷重保持部6は、嵌合位置へ侵入することが容易となる。さらに、耐摩耗性や剛性も優れているために、閉動作時にドア2から受ける衝撃に対する荷重保持部6の耐久性を増すことができる。
(6)実施形態では、ケース30の内部は、車両上下方向の幅が漸増する側壁36を備えている。この側壁36は、保持面33が溝部17から受ける力をストライカ3の進入方向の逆方向及び車両上下方向へ分解して、吸収材40に伝えることができる。さらに、側壁36は、吸収材40から得た進入方向及び車両上下方向の荷重保持力を保持面33へと伝達することができる。
(7)実施形態では、吸収材40は、押圧部41と伝達部42と圧力保持部43で構成されている。ケース30が移動した際に、押圧部41がつぶれる及び曲がることで、ケースの移動及び回動の範囲が拡大される。これにより、進入方向の相対位置のずれによる進入方向へのケース30の移動量に応じて、吸収材40は形状を変形することができる。このために、荷重保持部6は、溝部17に対して所定の荷重を維持できる。また、伝達部42は、吸収材40が圧縮及び膨張することで得た力を、ケース30の保持面33へと効率よく伝達できる。さらに、圧力保持部43は、吸収材40に加わる力に対して反力を発生し、吸収材40の圧縮及び膨張作用を促進することができる。
(8)実施形態では、支持部23がストライカ3から延在し、荷重保持部6を支持している。そして、支持部23は、金属製であるため剛性が高い。これにより、荷重保持部6は、ドア2の閉動作時の衝撃に対する耐久性や、ストライカ3の進入方向及び車両上下方向のドア2のがたつきによる、ストライカ3とロック装置4の荷重変動に対する耐久性を増すことができる。さらに、支持部23は、吸収材40から受けた力に対して反力を生み出すことができる。この反力は、金属製の支持部23によって効率よく吸収材40へと伝えられる。これにより、支持部23は、ケース30の可動時にケース30と共に吸収材40を圧縮させることができ、荷重保持力となる膨張を促進することにも繋がる。
(9)実施形態では、支持部23が、吸収材40の圧力保持部43に圧入されている。この支持部23によって、荷重保持部6は支持されている。これにより、荷重保持部6は、ベースプレート12に対して移動可能となっている。
(10)実施形態では、ケース30が収容口を有することで、ケース30の内部へ吸収材40を収納することが容易となる。
(11)実施形態では、荷重保持部6の吸収材40の一部に肉抜き部44を設けている。これにより、ドア2の閉動作時に肉抜き部44がつぶれて、吸収材40の形状変形が容易となる。特に、押圧部41は、ケース30の先端壁35から受ける力を肉抜き部44がつぶれることによって軽減され、先端壁35へ反発する力も軽減することができる。このため、ケース30の移動速度が速くなり、ドア2の閉まり方が滑らかになる。
(12)実施状態では、長孔51の中のピン52がケース30と係合されず、支持部23と係合している。これにより、荷重保持部6は、ケース30の進入方向の移動を制限することなく垂直方向のケース30のずれを抑制できる。このため、ドア2の閉動作時において溝部17と嵌合する際に、ピン52はケース30の進入方向への移動を滑らかにできる。また、車両上下方向に長手に設けられている長孔51は、荷重保持部6の移動を許容するので車両上下方向の回動範囲が広がる。したがって、荷重保持部6は、進入方向及び車両上下方向の相対位置のずれに対して自身の位置を修正することができる。さらに、ドア2を閉じる際の荷重保持部6への衝撃に対して、ピン52が長孔51に引っ掛かることで、ケース30は、支持部23から脱落を防止される。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態においては、吸収材40と支持部23が一体型であっても良い。このように変更しても、荷重保持部6は、進入方向への移動を損ねることなく、荷重保持力を得ることができる。さらに、このように変更することは、部品点数を削減でき、圧入等の組み付け工数も削減できる。
・前記実施形態においては、先端部31から末端方向にかけて延びる斜面34は、曲面であっても良い。このように変更しても、曲面にすることで荷重保持部6は、先端方向から末端方向へ滑らかな移動が可能となり、ケース30への負荷を軽減しながら保持面33を最適な位置まで導くことができる。
・前記実施形態においては、荷重保持部6を有するストライカ3とラッチ14を有するロック装置4によるドアロック装置であれば良い。例えば、バックドアやスライドドアにおいて車体1側にストライカ3が固定されており、ドア2側にロック装置4が固定されているドアロック装置等である。このように変更しても、荷重保持部6が溝部17に嵌合することで、がたつきを抑制することができる。
2…ドア、3…ストライカ、4…ロック装置、6…荷重保持部、14…ラッチ、17…溝部、20a…ラッチ係合部、23…支持部、30…ケース、33…保持部、34…斜面、40…吸収材、41…押圧部、42…伝達部、43…圧力保持部、44…肉抜き部、45…斜面、51…長孔、52…ピン。

Claims (6)

  1. 溝部を有するベースプレートと、該ベースプレートに支持されたラッチと、該ラッチに係合するストライカとを備えているドアロック装置において、
    前記ストライカは、前記溝部へ進入して前記ラッチと係合するラッチ係合部と、該ラッチ係合部の前記溝部に対する進入方向において前記ラッチ係合部に対して併設され、前記溝部と嵌合する荷重保持部とを備え、
    該荷重保持部が、前記進入方向及び前記進入方向と直交する前記ベースプレートとの平行方向において前記溝部で当接する保持面と、該保持面を有するケースと、該ケースに収容され所定空間を有する吸収材とを備え、
    前記ケースが、前記ベースプレートに対して移動可能に支持されていることを特徴としたドアロック装置。
  2. 前記ケースは、前記溝部に進入し前記進入方向において前記ラッチ係合部と隣接される先端部と、前記進入方向において前記先端部とは反対側に位置する末端部と、前記先端部と前記末端部の間に前記溝部と当接するテーパ状の前記保持面を備えていることを特徴とした請求項1記載のドアロック装置。
  3. 前記保持面は、前記先端部から前記末端部に向けて前記ケースの前記平行方向における幅を漸増させる斜面に配設されていることを特徴とした請求項2記載のドアロック装置。
  4. 前記ケースは、ガラス繊維を混入している樹脂材で構成されていることを特徴とした請求項2及び請求項3のいずれかに記載のドアロック装置。
  5. 前記ケースは、前記進入方向及び該進入方向に直交方向の内壁によって前記所定空間を形成し、前記内壁は、前記先端部を構成する先端壁と、前記保持面が形成される側壁と、前記末端部を構成する末端壁とを有し、
    前記側壁は少なくとも前記先端壁から末端壁に向けて前記ケースの前記平行方向における幅を漸増させることを特徴とする請求項2記載のドアロック装置。
  6. 前記吸収材は、前記ケースの内部において前記先端壁と前記側壁に当接し前記内壁との間に前記所定空間を有する押圧部と、該押圧部から延在し前記側壁と対向する斜面を有する伝達部と、該伝達部から延在し前記側壁と前記末端壁のうち少なくとも一つの面に当接している圧力保持部を備え、
    前記伝達部の斜面が、少なくとも前記荷重保持部と前記溝部の嵌合時に前記側壁と当接することを特徴とした請求項5記載のドアロック装置。
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