JP2010172138A - 給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システム - Google Patents

給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】IGNスイッチをオフにした後における所定の時点から第2の蓄電池が補機に電力を供給可能な状態を維持できる時間に係る情報を提供可能な給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システムを提供する。
【解決手段】IGNスイッチがオフ状態になったことを検出すると、高電圧バッテリ4の残存容量である第1の蓄電容量W1と補機バッテリ14の残存容量である第2の蓄電容量W2とメモリ101に記憶されたバッテリ充電情報とから算出された、補機バッテリ14の初回充電を行うまでの時間T1と、高電圧バッテリ4の充電可能回数Nと、2回目以降の充電間隔時間T2とから、IGNスイッチがオフ状態になってから補機バッテリ14が補機群18にその動作可能電力を供給可能な状態を維持できる時間である給電維持時間Tkを算出し、このTkから放置可能日数DLを算出して、これを表示部17に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のイグニッション・スイッチをオフにした後における所定の時点から補機用の蓄電池が補機にその動作電力を供給可能な状態を維持できる時間に係る情報を表示する給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システムに関する。
従来、ハイブリッド車などにおいては、エンジン始動時に従来のスタータモータではなく高電圧バッテリを含む高電圧系に接続されたモータで始動する。そして、車両に搭載された補機への電力供給は高電圧バッテリからDC/DCコンバータによって降圧して行う。この場合に、DC/DCコンバータから降圧した下流側に補機用のバッテリ(例えば14V電源系)が配置されている。
また、イグニッション・スイッチ(以下、IGNスイッチと称す)がオフ状態になってから一定時間毎に、主(高電圧)バッテリから補機バッテリに充電を行う充電制御装置がある(特許文献1を参照)。
かかる充電制御装置は、主バッテリの残存容量が所定値以上ある場合は補機バッテリへ充電し、そうでない場合は補機バッテリへの充電を停止するようになっている。
従って、主バッテリの残存容量が所定値以上ある状態でIGNスイッチをオフ状態にした場合は、オフ状態になった後においても主バッテリから補機バッテリへの充電が行われる。そのため、主バッテリで充電可能な容量と補機バッテリの残存容量とで補機負荷へ電力を供給することができる。つまり、主バッテリの充電可能容量が尽きた後に補機バッテリの残存容量がある容量以下になると補機バッテリが過放電の状態となる。
一方、主バッテリの残存容量が所定値未満の状態でIGNスイッチをオフ状態にした場合は、オフ状態になった後において、主バッテリから補機バッテリへの充電が行われない。そのため、補機バッテリの残存容量だけで補機負荷へ電力を供給するので、この残存容量がある容量以下になると補機バッテリが過放電の状態となる。
特開2006−174619号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術では、IGNスイッチをオフ状態にした後に、高電圧バッテリによる充電を考慮した上での補機バッテリが過放電となるまでの時間情報をユーザに提供する機能が無い。そのため、IGNスイッチをオフ状態にした後に、ユーザは車両をどれだけの期間にわたって放置できるのかを知ることができず、且つ放置可能な期間を予測することも困難であった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、IGNスイッチをオフ状態にした後でもモータ駆動用の第1の蓄電池に蓄積された電力を用いて補機用の第2の蓄電池を充電できる充電手段を有した車両に対して、IGNスイッチをオフにした後における所定の時点から第2の蓄電池が補機に電力を供給可能な状態を維持できる時間に係る情報を提供可能な給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る給電時間情報提供装置は、第1の蓄電容量検出手段で検出した第1の蓄電池の蓄電容量と、第2の蓄電容量検出手段で検出した第2の蓄電池の蓄電容量とに基づき、給電維持時間算出手段でイグニッション・スイッチをオフ状態にした後における所定の時点から第2の蓄電池が補機に電力を供給可能な状態を維持できる供給維持時間を算出し、この供給維持時間に基づき給電時間情報提供手段で給電時間情報をユーザに提供する。
本発明によれば、供給時間情報提供手段が、第1の蓄電池の蓄電容量と第2の蓄電池の蓄電容量とに基づき算出した供給維持時間に係る供給時間情報をユーザに提供することができるので、ユーザは、イグニッション・スイッチをオフ状態にした後に、所定の時点から車両をどれだけの期間にわたって放置できるかを知る又は簡易に予測することができ、第2の蓄電池の過放電の発生を未然に防ぎ易くすることができるという効果が得られる。
本発明に係るバッテリコントローラを搭載したパラレルハイブリッド車両の概略構成図である。 ハイブリッド車両の制御システムの概略構成を示すブロック図である。 バッテリコントローラ10の詳細な構成を示すブロック図である。 充電制御部10cの機能構成を示すブロック図である。 メモリ101に記憶されているバッテリ充電情報の一例を示す図である。 充電制御処理を示すフローチャートである。 給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を示すフローチャートである。 バッテリコントローラ10’の詳細な構成を示すブロック図である。 充電制御部10c’の機能構成を示すブロック図である。 情報処理装置20の概略構成図である。 取得要求に応じた給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づき説明する。図1〜図7は、本発明に係る給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システムの第1実施形態を示す図である。
(構成)
まず、本発明に係るバッテリコントローラを搭載したハイブリッド車両の概略構成を図1に基づき説明する。ここで、図1は、本発明に係るバッテリコントローラを搭載したパラレルハイブリッド車両の概略構成図である。
かかるハイブリッド車両は、図1に示すように、エンジン1と、力行及び発電が可能なモータジェネレータ(電動機)2と、トルクコンバータを有する自動変速機3と、リチウムイオンバッテリで構成された300V系の高電圧バッテリ(第1の蓄電池)4と、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式のインバータ5と、システム・マスター・リレー6(以下、SMR6と称す)と、ハーネス7とを含んで構成される。
このハイブリッド車両は、更に、エンジンコントローラ8と、変速機コントローラ9と、バッテリコントローラ10と、MGコントローラ11と、ハイブリッドコントローラ12と、イグニッション・スイッチ13とを含んで構成される。
このハイブリッド車両は、更に、鉛シールバッテリで構成され、ランプ、エアコン、ワイパ、パワーウィンドウなどの12Vの電装品である補機群18に電力を供給する14V系の補機バッテリ(第2の蓄電池)14と、高電圧バッテリ4の電圧を補機バッテリ14の電圧に降圧して該補機バッテリ14に給電するDC/DCコンバータ15と、補機バッテリ14の充電制御用のタイマ16と、表示部17とを含んで構成される。
次に、図2に基づき、ハイブリッド車両を制御する制御システムの概略構成を説明する。ここで、図2は、ハイブリッド車両の制御システムの概略構成を示すブロック図である。
図2の制御システムにおいて、エンジンコントローラ8は、点火時期、燃料噴射量、スロットル開度等を制御することにより、エンジントルクやエンジン回転数を制御するものである。
変速機コントローラ9は、種々の電磁ソレノイドバルブ(不図示)を制御することにより、変速比やロックアップを制御するものである。
バッテリコントローラ10は、高電圧バッテリ4の蓄電容量(第1の蓄電容量)と、補機バッテリ14の蓄電容量(第2の蓄電容量)とに基づき、タイマ16、SMR6、DC/DCコンバータ15を制御して、所定時間毎に補機バッテリ14の充電処理を制御するものである。更に、バッテリコントローラ10は、イグニッション・スイッチ13がオフ状態になったことを検出して、このときの高電圧バッテリ4の蓄電容量(第1の蓄電容量)と、補機バッテリ14の蓄電容量(第2の蓄電容量)とに基づき補機バッテリ14の充電制御処理と、給電維持時間の算出処理を実行する。そして、この算出した給電維持時間に基づき給電時間情報の提供処理を実行して、給電時間情報を表示部17に表示するものである。
MGコントローラ11は、インバータ5を介してモータジェネレータ2の力行時又は発電時のMGトルク(電動機トルク)を制御するものである。ここで、MGトルクは、正の値でモータジェネレータ2の力行運転となり、負の値でモータジェネレータ2の発電運転となる。
ハイブリッドコントローラ12は、ユーザのアクセル開度と、エンジンコントローラ8からのエンジン回転数と、変速機コントローラ9からの変速比、シフトポジション及び車速とを入力とする。更に、ハイブリッドコントローラ12は、バッテリコントローラ10からの充電状態、バッテリ電圧及びバッテリ入出力可能電力と、MGコントローラ11からのモータジェネレータ回転数、力行/発電可能トルク、モータジェネレータ温度及びインバータ電圧とを入力とする。そして、これらの入力に基づき、エンジンコントローラ8に対する目標エンジントルクと、MGコントローラ11に対する最終MGトルクとを出力するものである。
次に、図3に基づき、バッテリコントローラ10の詳細な構成を説明する。
ここで、図3は、バッテリコントローラ10の詳細な構成を示すブロック図である。
バッテリコントローラ10は、高電圧バッテリ4の端子電圧VB1及び端子電流IB1を測定する電圧計及び電流計を含んで構成される第1の測定部10aと、補機バッテリ14の端子電圧VB2及び端子電流IB2を測定する電圧計及び電流計を含んで構成される第2の測定部10bと、補機バッテリ14の充電制御及び給電時間情報の提供処理を行う充電制御部10cとを含んで構成される。
充電制御部10cは、補機バッテリ14の充電制御、給電維持時間の算出処理、給電時間情報の提供処理などの各種処理を実現するための専用のプログラムを実行するマイコン100と、専用のプログラム及びこのプログラムの実行に必要な情報を記憶するメモリ101と、マイコン100と各種装置とのデータの授受を行うI/F回路102と、補機バッテリ14に対する各回の充電を行うまでの時間を測定するタイマ103とを含んで構成される。
次に、図4に基づき、充電制御部10cの機能構成について説明する。ここで、図4は、充電制御部10cの機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、充電制御部10cは、その機能構成部として、高電圧バッテリ4の蓄電容量W1及び補機バッテリ14の蓄電容量W2とメモリ101に記憶されたバッテリ充電情報とに基づき補機バッテリ14の充電処理を制御する充電制御処理部100aと、第1の測定部10a及び第2の測定部10bの測定結果に基づき第1の蓄電容量W1及び第2の蓄電容量W2を検出するバッテリ容量検出部100bとを含んで構成される。
充電制御部10cは、更に、充電制御処理部100aで算出された初回充電までの時間T1、2回目以降の充電間隔時間T2及び2回目以降の充電可能回数Nに基づき給電維持時間Tkを算出する給電維持時間算出部100cと、給電維持時間Tkに基づき放置可能日数LDを算出し、算出したLDを表示部17に表示してユーザに提供する給電時間情報提供部100dとを含んで構成される。
ここで、図5は、メモリ101に記憶されているバッテリ充電情報の一例を示す図である。
メモリ101には、図5に示すように、バッテリ充電情報として、補機バッテリ14を充電時のDC/DCコンバータ15の消費電力Wd(/回)、高電圧バッテリ4の自己放電量Wu(/h)、補機バッテリ14の自己放電量We(/h)が記憶されている。
ここで、自己放電量Wuは、高電圧バッテリ4の自然放電量と、高電圧バッテリ4と常時接続している機器がある場合はその待機電流及び漏洩電流の1時間の合計となる。
また、自己放電量Weは、補機バッテリ14の自然放電量と、補機バッテリ14と常時接続している機器がある場合はその待機電流及び漏洩電流の1時間の合計となる。
メモリ101には、更に、バッテリ充電情報として、高電圧バッテリ4の保持すべき最低蓄電容量Wk1、補機バッテリ14の充電にかかる時間Tc、補機バッテリ14の保持すべき最低蓄電容量Wk2及び補機バッテリ14の1回の充電量Wcが記憶されている。
(充電制御処理)
次に、図6に基づき、充電制御部10cで実行される充電制御処理を説明する。
ここで、図6は、充電制御処理を示すフローチャートである。
マイコン100において専用のプログラムが実行され、充電制御処理が開始されると、図6に示すように、まずステップS100に移行する。
ステップS100では、充電制御処理部100aにおいて、IGNスイッチ13がオフ状態になったか否かを判定し、オフ状態になったと判定した場合(Yes)は、ステップS102に移行し、そうでない場合(No)は、オフ状態になるまで判定処理を継続する。
ステップS102に移行した場合は、充電制御処理部100aにおいて、メモリ101からバッテリ充電情報を読み出して不図示のRAMに記憶し、ステップS104に移行する。
ステップS104では、充電制御処理部100aにおいて、バッテリ容量検出部100bから現在の第1の蓄電容量W1及び第2の蓄電容量W2を取得して、ステップS106に移行する。
ここで、バッテリ容量検出部100bは、第1の測定部10aから取得した高電圧バッテリ4の端子電圧VB1及び端子電流IB1に基づき高電圧バッテリ4の蓄積容量(残存容量)を検出する。
例えば、端子電圧VB1を温度変化等を考慮して補正した値と、充放電電流IB1の積算値からバッテリ残存容量を検出する。
また、バッテリ容量検出部100bは、第2の測定部10bから取得した補機バッテリ14の端子電圧VB2及び端子電流IB2に基づき補機バッテリ14の蓄積容量(残存容量)を検出する。
ステップS106では、充電制御処理部100aにおいて、補機バッテリ14の初回充電を実行するまでの時間T1を算出し、この時間T1を給電維持時間算出部100cに出力して、ステップS108に移行する。
具体的に、時間T1は、補機バッテリ14の第2の蓄電容量W2と、最低蓄電容量Wk2と、1時間当たりの自己放電量Weとから下式(1)によって算出する。
T1=(W2−Wk2)/We (1)
つまり、補機バッテリ14の現在の蓄電容量W2から、最低限残すべき蓄電容量であるWk2を減算し、この減算値を補機バッテリ14の1時間当たりの自己放電量Weで除算することで、現在の容量W2が自己放電によってWk2になるまでの時間T1が求められる。
ステップS108では、充電制御処理部100aにおいて、初回充電に必要な容量W3を算出し、この容量W3を給電維持時間算出部100cに出力して、ステップS110に移行する。
具体的に、容量W3は、高電圧バッテリ4の1時間当たりの自己放電量Wuと、時間T1と、1回の充電量Wcと、充電時のDC/DCコンバータ15の消費電力Wdとから下式(2)によって算出する。
W3=(Wu×T1)+Wc+Wd (2)
つまり、補機バッテリ14が充電を必要とするまでの時間T1が経過するまでに高電圧バッテリ4が自己放電する容量(Wu×T1)と、補機バッテリ14の1回の充電量Wcと、DC/DCコンバータ15の消費電力Wdとの合計が、初回充電に必要な容量W3となる。
ステップS110では、第1の蓄電容量W1から高電圧バッテリ4の最低蓄電容量Wk1を減算した容量(W1−Wk1)が、初回の充電に必要な容量W3以上か否かを判定し、W3以上であると判定した場合(Yes)は、ステップS112に移行し、そうでない場合(No)は、充電に必要な容量が不足していることを給電維持時間算出部100cに通知して、ステップS132に移行する。
ステップS112に移行した場合は、充電制御処理部100aにおいて、補機バッテリ14の2回目以降の充電間隔時間T2を算出し、この時間T2を給電維持時間算出部100cに出力して、ステップS114に移行する。
具体的に、充電間隔時間T2は、補機バッテリ14の1回の充電量Wcと、補機バッテリ14の1時間当たりの自己放電量Weとから下式(3)によって算出する。
T2=Wc/We (3)
本実施形態では、補機バッテリ14の1回の充電量がWcと決まっているので、このWcを1時間当たりの自己放電量Weで除算することで、充電後の補機バッテリ14の蓄電容量(Wc+Wk2)が自己放電によって最低蓄電容量Wk2になるまでの時間T2が求められる。
ステップS114では、充電制御処理部100aにおいて、高電圧バッテリ4の充電可能回数Nを算出して、ステップS116に移行する。
具体的に、まず、高電圧バッテリ4の自己放電量Wuと、充電間隔時間T2と、補機バッテリ14の1回の充電量Wcと、DC/DCコンバータ15の消費電力Wdとから下式(4)によって、まず2回目以降に1回の充電に必要な容量W4を算出する。そして、充電可能回数Nは、このW4と、高電圧バッテリ4の第1の蓄電容量W1と、最低蓄電容量Wk1とを用いて、下式(5)によって算出する。
W4=(Wu×T2)+Wc+Wd (4)
N=(W1−Wk1)/W4 (5)
つまり、2回目以降に補機バッテリ14が充電を必要とするまでの時間T2が経過するまでに高電圧バッテリ4が自己放電する容量(Wu×T2)と、補機バッテリ14の1回の充電量Wcと、DC/DCコンバータ15の消費電力Wdとの合計が、2回目以降に1回の充電に必要な容量W4となる。
ステップS116では、充電制御処理部100aにおいて、タイマ16の制御を開始して、ステップS118に移行する。
ステップS118では、充電制御処理部100aにおいて、タイマ16の出力信号に基づき、時間T1が経過したか否かを判定し、T1が経過したと判定した場合(Yes)は、ステップS120に移行し、そうでない場合(No)は、T1が経過するまで判定処理を続行する。
ステップS120に移行した場合は、充電制御処理部100aにおいて、高電圧バッテリ4の電力を用いて補機バッテリ14を充電する処理を制御し、補機バッテリ14の充電が完了したらタイマ16をリセットして、ステップS122に移行する。
具体的に、充電制御処理部100aは、I/F回路102を介して、各種制御信号を送信し、まず、SMR6をオフ状態の場合はオン状態にして、DC/DCコンバータ15に高電圧バッテリ4の電力供給端子を接続する。更に、DC/DCコンバータ15を制御して、300V系の高電圧バッテリ4の電圧を14V系の補機バッテリ14の電圧に降圧し、この降圧した電圧の電力を補機バッテリ14に供給することで充電を行う。この充電時には、高電圧バッテリ4から、1回の充電量Wcと、DC/DCコンバータ15の消費電力Wdとの合計容量(Wc+Wd)が失われる。また、この1回の充電において、充電時間Tcが経過する。
このようにして充電が完了し、ステップS122に移行すると、充電制御処理部100aにおいて、充電可能回数Nが1以上か否かを判定し、1以上であると判定した場合(Yes)は、ステップS124に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS132に移行する。
ステップS124に移行した場合は、充電制御処理部100aにおいて、タイマ16からの出力信号に基づき、時間T2が経過したか否かを判定し、T2が経過したと判定した場合(Yes)は、ステップS126に移行し、そうでない場合(No)は、T2が経過するまで判定処理を続行する。
ステップS126に移行した場合は、充電制御処理部100aにおいて、上記ステップS120と同様に、高電圧バッテリ4の電力を用いて補機バッテリ14を充電する処理を制御し、補機バッテリ14の充電が完了したらタイマ16をリセットして、ステップS128に移行する。
ステップS128では、充電制御処理部100aにおいて、充電回数n(初期値0)に1を加算して、ステップS130に移行する。
ステップS130では、充電制御処理部100aにおいて、充電回数nがN以上になったか否かを判定し、N以上になったと判定した場合(Yes)は、ステップS132に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS122に移行する。
ステップS132に移行した場合は、高電圧バッテリ4が補機バッテリ14を充電できない状態であると判断して充電制御処理を終了する。
なお、上記図6のフローチャートは、IGNスイッチ13がオフ状態になった後に行われる充電制御処理であって、IGNスイッチ13がオン状態のときは、例えば、補機バッテリ14の残存容量がWk2以下になったときに、高電圧バッテリ4の電力を用いた補機バッテリ14の充電を実行する。
(給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理)
次に、図7に基づき、充電制御部10cで実行される給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を説明する。
ここで、図7は、給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を示すフローチャートである。
マイコン100において専用のプログラムが実行され、給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理が開始されると、図7に示すように、まずステップS200に移行する。
ステップS200では、給電維持時間算出部100cにおいて、充電制御処理部100aから、初回充電までの時間T1、2回目以降の充電間隔時間T2及び2回目以降の充電可能回数Nを取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合(Yes)は、ステップS202に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS208に移行する。
ステップS202に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、給電維持時間Tkを算出し、このTkを給電時間情報提供部100dに出力して、ステップS204に移行する。
具体的に、充電制御処理部100aから取得した、時間T1、T2、充電可能回数Nと、メモリ101から取得した充電時間Tcとから下式(6)によって算出する。
Tk=T1+(N+1)×(Tc+T2) (6)
つまり、初回充電までの時間T1に、2回目以降に充電可能な回数Nに1を加算した値と時間T2に充電時間Tcを加算した値との乗算値を加算することで、IGNスイッチ13がオフ状態になってから(厳密には、第1及び第2の蓄電容量W1及びW2を取得した時点から)補機バッテリ14が最低蓄電容量Wk2になるまでの時間である給電維持時間Tkを算出する。つまり、補機バッテリ14は、給電維持時間Tkを超えて放置されると、やがて容量がWk2未満となって補機群18にその動作電力の供給をすることができなくなる。ここで、Wk2をある程度余裕のある容量に設定することで補機バッテリ14の過放電の発生をより余裕をもって防ぐことができる。
但し、厳密には充電中に高電圧バッテリ4及び補機バッテリ14が自己放電する容量も考慮する必要がある。
ステップS204では、給電時間情報提供部100dにおいて、給電維持時間Tkから、IGNスイッチをオフ状態にした後に、車両を放置可能な日数である放置可能日数LDを算出して、ステップS206に移行する。
具体的に、放置可能日数LDは、給電維持時間Tkを24で割って算出する。即ち、下式(7)によって算出する。
LD=Tk/24 (7)
つまり、補機バッテリ14が補機群18にその動作可能な電力を供給し続けられる時間である給電維持時間Tkを、24(1日の時間)で除算して、放置可能日数LDを算出する。
ステップS206では、給電時間情報提供部100dにおいて、ステップS204で算出した放置可能日数LDを給電時間情報として表示部17に表示して処理を終了する。
一方、ステップS208に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、時間T1を取得後に、充電制御処理部100aから充電に必要な容量の不足通知があったか否かを判定し、あったと判定した場合(Yes)は、ステップS210に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS200に移行する。
ステップS210に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、給電維持時間Tkを取得したT1として、ステップS204に移行する。
つまり、高電圧バッテリ4の残存容量が不足していて補機バッテリ14に充電を行うことができないため、補機バッテリ14が容量W2からWk2となるまでの時間T1を給電維持時間Tkとしている。
(動作)
次に、上記第1実施形態の動作を従来技術と比較しつつ説明する。
IGNスイッチをオフ状態にした後でも高電圧バッテリの電力を用いて補機バッテリを充電できる構成のハイブリッド車両又は電気自動車では、IGNスイッチをオフ状態にして車両を放置するときに、補機バッテリの残存容量だけでなく高電圧バッテリの残存容量によっても放置可能な時間が変わってくる。
しかしながら、従来では、高電圧バッテリの充電量を考慮した補機バッテリの放置可能な時間情報をユーザに提供するものはなかった。そのため、IGNスイッチをオフにした後に、ユーザは車両をどれだけの期間にわたって放置できるのかを知ることができず、且つ放置可能な期間を予測することも困難であった。
そこで、本実施形態では、IGNスイッチ13がオフ状態になったことを検出すると、高電圧バッテリ4の充電を考慮して補機バッテリ14が補機群18にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持し続けられる時間(給電維持時間Tk)を算出すると共に、算出したTkに基づき放置可能日数LDを算出し、このLDを車載の表示部17に表示してユーザに提供するようにした。
具体的には、IGNスイッチ13がオフ状態になったことを検出したときに、まず、充電制御処理部100aにおいて、バッテリ容量検出部100bから、高電圧バッテリ4の残存容量である第1の蓄電容量W1と、補機バッテリ14の残存容量である第2の蓄電容量W2とを取得し、メモリ101からバッテリ充電情報を取得する。そして、取得したW1及びW2とバッテリ充電情報とに基づき、上式(1)及び(2)から初回充電までの時間T1、初回充電に必要な容量W3を算出する。更に、算出したT1を給電維持時間算出部100cに出力する(ステップS100〜S108)。
次に、充電制御処理部100aにおいて、高電圧バッテリ4の第1の蓄電容量W1から最低蓄電容量Wk1を減算した容量がW3以上のときに、上式(3)〜(5)から、2回目以降の充電までの間隔時間である充電間隔時間T2と、2回目以降の充電可能回数Nとを算出する。そして、算出したT2及びNを給電維持時間算出部100cに出力する。また、第1の蓄電容量W1から最低蓄電容量Wk1を減算した容量がW3未満のときに、給電維持時間算出部100cに充電に必要な容量の不足の通知を行う(ステップS110〜S114)。
一方、給電維持時間算出部100cは、充電制御処理部100aから時間T1、T2及び充電可能回数Nを取得したときは、メモリ101から充電時間Tcを取得し、上式(6)に従って給電維持時間Tkを算出する。更に、このTkから上式(7)に従ってLDを算出し、このLDを表示部17に表示する(ステップS200の「Yes」〜S206)。また、時間T1を取得後に容量不足の通知を受けたときには、給電維持時間TkをT1として、このTkから上式(7)に従ってLDを算出し、このLDを表示部17に表示する(ステップS200の「No」、S208〜S210、S204〜S206)。
これにより、ユーザは、IGNスイッチ13をオフ状態にした後に、高電圧バッテリ4からの充電が考慮された、補機バッテリ14が補機群18にその動作電力を供給可能な状態を維持できる時間、即ち車両を放置可能な日数を認識することができる。従って、ユーザは、放置可能日数を覚えておくことで、補機バッテリ14が補機群18にその動作電力を供給できなくなる前に確実に充電を行うことができる。また、表示された放置可能日数がユーザが希望する放置日数(例えば、出張期間など)より少ない場合は、ユーザが長期放置の準備として、事前に高電圧バッテリ4及び補機バッテリ14の充電が必要であると判断することができる。
上記第1実施形態において、SMR6、DC/DCコンバータ15及び充電制御部10cから構成される補機バッテリ14の充電システムは、請求項1の充電手段に対応する。
また、上記第1実施形態において、第1の測定部10a、第2の測定部10b及びバッテリ容量検出部100bは、請求項1に記載の第1の蓄電容量検出手段及び第2の蓄電容量検出手段に対応する。
また、上記第1実施形態において、マイコン100及び給電維持時間算出部100cによる給電維持時間の算出処理は、請求項1又は3の給電維持時間算出手段に対応し、マイコン100、給電時間情報提供部100d及び表示部17による給電時間情報の提供処理は、請求項1又は4の給電時間情報提供手段に対応する。
(第1実施形態の効果)
(1)第1の蓄電容量検出手段が、車輪を駆動するモータに電力を供給する第1の蓄電池の蓄電容量である第1の蓄電容量を検出し、第2の蓄電容量検出手段が、補機用の第2の蓄電池の蓄電容量である第2の蓄電容量を検出し、給電維持時間算出手段が、第1及び第2の蓄電容量に基づきイグニッション・スイッチをオフ状態にした後における所定の時点から第2の蓄電池が補機に電力を供給可能な状態を維持できる供給維持時間を算出し、給電時間情報提供手段が、供給維持時間に基づき給電時間情報をユーザに提供するようにした。
これによって、ユーザは、給電時間情報提供手段によって提供される給電時間情報から、イグニッション・スイッチをオフ状態にした後における所定の時点から車両をどれだけの期間にわたって放置できるかを知ることができる又は簡易に予測することができるという効果が得られる。
(2)放置可能な期間を認識又は予測することができるので、第2の蓄電池が過放電を起こすのを未然に防ぎやすくなるという効果が得られる。
(3)前記給電時間情報を、前記所定の時点から前記第2の蓄電池が前記補機にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持し続けられる日数の情報としたので、ユーザは、提供された給電時間情報から、イグニッション・スイッチをオフ状態にした後における所定の時点から車両をどれだけの日数にわたって放置できるかを知ることができるという効果が得られる。
(4)前記給電維持時間算出手段が、前記第1の蓄電容量と、前記第2の蓄電容量と、前記第2の蓄電池を充電するときに前記充電手段で消費される電力量と、前記第1の蓄電池の自己放電量と、前記第2の蓄電池の自己放電量とに基づき前記給電維持時間を算出するようにした。
これによって、充電手段で消費される電力量も考慮した給電維持時間を算出することができるので、より正確な給電時間情報を提供することができるという効果が得られる。
(5)前記給電時間情報提供手段が、前記給電時間情報を表示部への表示よってユーザに提供するようにした。
これによって、ユーザは、イグニッション・スイッチをオフ状態にした後に、表示部に表示された放置可能な日数などの給電時間情報を目視で簡易に認識することができるという効果が得られる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づき説明する。図8〜図11は、本発明に係る給電時間情報提供装置及び給電時間情報提供システムの第2実施形態を示す図である。
(構成)
本実施形態は、上記第1実施形態のバッテリコントローラ10に代えて、バッテリコントローラ10’を備えている点が異なる。このバッテリコントローラ10’は、上記第1実施形態の充電制御部10cに、無線送受信機104を追加すると共に、その機能構成部に、無線信号制御部100eが追加された構成となっている。
更に、外部の情報処理装置20からの給電時間情報の取得要求を含む無線信号に応じて、取得要求を受信後における給電維持時間Tk’を算出すると共に、給電時間情報として取得要求の受信後における放置可能日数LD’を算出し、このLD’を含む無線信号を情報処理装置20に送信する構成となっている。それ以外の構成は、上記第1実施形態と同様となる。
以下、上記第1実施形態と異なる部分を詳細に説明し、同じ部分は同じ符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態は、上記第1実施形態と同様にパラレルハイブリッド車両に本発明に係るバッテリコントローラ10’を搭載した。更に、この車両と、無線送受信機能及び給電時間情報の表示機能を有する情報処理装置20とから給電時間情報提供システムを構成している。
まず、図8に基づき、本実施形態のバッテリコントローラ10’の構成を説明する。
ここで、図8は、バッテリコントローラ10’の詳細な構成を示すブロック図である。
バッテリコントローラ10’は、図8に示すように、第1の測定部10aと、第2の測定部10bと、充電制御部10c’とを含んで構成される。
充電制御部10c’は、無線信号の送受信処理、給電維持時間の算出処理、給電時間情報の提供処理などの各種処理を実現するための専用のプログラムを実行するマイコン100と、メモリ101と、I/F回路102と、タイマ103と、情報処理装置20との間で無線信号の送受信を行う無線送受信機104とを含んで構成される。
次に、図9に基づき、充電制御部10c’の機能構成について説明する。ここで、図9は、充電制御部10c’の機能構成を示すブロック図である。
図9に示すように、充電制御部10c’は、その機能構成部として、充電制御処理部100aと、バッテリ容量検出部100bと、給電維持時間算出部100cと、給電時間情報提供部100dと、無線送受信機104の動作制御と、そこで受信した無線信号に含まれる取得要求などに対する処理を行う無線信号制御部100eとを含んで構成される。
本実施形態の給電維持時間算出部100cは、マイコン100からの給電維持時間の算出指令に応じて、情報処理装置20からの取得要求を含む無線信号を受信後における給電維持時間Tk’を算出する。更に、給電時間情報提供部100dは、算出指令に応じて給電維持時間算出部100cで算出された給電維持時間Tk’に基づき、取得要求の受信時からの放置可能日数LD’を算出する。
無線信号制御部100eは、無線送受信機104が取得要求を含む無線信号を受信したときに、給電維持時間Tkの算出指令を給電維持時間算出部100cに出力する。更に、給電時間情報提供部100dで算出された放置可能日数LD’を含む無線信号を無線送受信機104に送信させる処理を行う。
次に、図10に基づき、情報処理装置20の概略構成を説明する。ここで、図10は、情報処理装置20の概略構成図である。
情報処理装置20は、図10に示すように、取得要求送信処理、給電時間情報表示処理などの各処理を実現するための専用のプログラムを実行するマイコン20aと、専用のプログラム及びこのプログラムの実行に必要な情報を記憶するメモリ20bと、無線信号の送受信を行う無線送受信機20cと、液晶パネルを含んで構成される表示部20dとを含んで構成される。
ここで、上記取得要求送信処理は、不図示の操作部の操作に応じて、バッテリコントローラ10’に給電時間情報の取得要求を含む無線信号を送信する処理である。
また、上記給電時間情報表示処理は、バッテリコントローラ10’からの給電時間情報を含む無線信号の受信に応じてその給電時間情報を表示部20dに表示する処理である。
なお、情報処理装置20としては、ユーザが所持する携帯電話、表示部を有するイモビライザのコントローラなどが該当し、これらに、給電時間情報の提供に必要な情報の無線送受信及び表示処理を実行する専用のプログラムをインストールして構成することが可能である。
(取得要求に応じた給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理)
次に、図11に基づき、充電制御部10c’で実行される、情報処理装置20からの取得要求に応じた給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を説明する。なお、この処理は、上記第1実施形態で説明した、給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を実行後の処理となる。つまり、ユーザが車両を降車後の処理となる。
ここで、図11は、取得要求に応じた給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理を示すフローチャートである。
マイコン100において専用のプログラムが実行され、取得要求に応じた給電維持時間の算出処理及び給電時間情報の提供処理が開始されると、図11に示すように、まずステップS300に移行する。
ステップS300では、無線信号制御部100eにおいて、無線送受信機104の受信した無線信号に基づき給電時間情報の取得要求を含む無線信号を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(Yes)は、ステップS302に移行し、そうでない場合(No)は、受信するまで判定処理を継続する。
ステップS302に移行した場合は、無線信号制御部100eにおいて、給電維持時間Tk’の算出指令を、給電維持時間算出部100cに出力して、ステップS304に移行する。
ステップS304では、給電維持時間算出部100cにおいて、無線信号制御部100eからの算出指令が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した場合(Yes)は、ステップS306に移行し、そうでない場合(No)は、入力されるまで判定処理を継続する。
ステップS306に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、バッテリ容量検出部100bから、補機バッテリ14の残存容量である第2の蓄電容量W2を取得して、ステップS308に移行する。
ステップS308では、給電維持時間算出部100cにおいて、メモリ101からバッテリ充電情報を読み出し、読み出したバッテリ充電情報をRAMに記憶して、ステップS310に移行する。
ステップS310では、給電維持時間算出部100cにおいて、ステップS306で取得したW2は最低蓄電容量Wk2よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定した場合(Yes)は、ステップS312に移行し、そうでない場合(No)は、補機バッテリ14の残存容量が極めて少ないためすぐに処理を終了する。
ステップS312に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、補機バッテリ14の第2の蓄電容量W2と、1時間当たりの自己放電量Weと、最低蓄電容量Wk2とから、上式(1)によって、W2がWk2になるまでの時間T3を算出して、ステップS314に移行する。
ステップS314では、給電維持時間算出部100cにおいて、RAMから充電制御処理部100aにおいて算出された充電可能回数Nを取得して、ステップS316に移行する。
ここで、本実施形態では、充電制御処理部100aにおいて算出された、最新の充電可能回数N、充電回数n及び充電間隔時間T2をRAMに保持するようになっている。この場合に、RAMは、フラッシュメモリ等の情報の保持に電力を要さないものが望ましい。
ステップS316では、給電維持時間算出部100cにおいて、ステップS314で取得した充電可能回数Nが1以上か否かを判定し、1以上であると判定した場合(Yes)は、ステップS318に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS326に移行する。
ステップS318に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、RAMから充電制御処理部100aにおいて算出された充電回数nを取得して、ステップS320に移行する。
つまり、充電可能回数Nが1以上であることから、現時点で何回充電が行われたのかを知るために、充電回数nを取得する。
ステップS320では、給電維持時間算出部100cにおいて、ステップS318で取得した充電回数nは、充電可能回数N未満か否かを判定し、N未満であると判定した場合(Yes)は、ステップS322に移行し、そうでない場合(No)は、ステップS324に移行する。
ステップS322に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、RAMから時間T2を取得すると共にメモリ101から充電時間Tcを取得し、給電維持時間Tk’を算出して、ステップS326に移行する。
具体的に、給電維持時間Tk’は、時間T3と、充電可能回数Nと、充電回数nと、時間T2と、充電時間Tcとから下式(8)によって算出する。
Tk’=T3+(N−n)×(T2+Tc) (8)
つまり、第2の蓄電容量W2を取得した時点から次の充電までの時間T3に、充電可能回数Nから充電回数nに1を加算した値を減算しこの値に更に1を加算した値を、時間T2に充電時間Tcを加算した値で乗算した時間を加算することで、情報処理装置20から取得要求を受けてから補機バッテリ14が最低蓄電容量Wk2になるまでの時間である給電維持時間Tk’を算出する。
但し、上記第1実施形態の給電維持時間Tkと同様に、厳密には充電中に高電圧バッテリ4及び補機バッテリ14が自己放電する容量、更に、無線送受信処理で消費する容量なども考慮する必要がある。
ステップS326では、給電時間情報提供部100dにおいて、給電維持時間Tk’から、取得要求を受信後に車両を放置可能な日数である放置可能日数LD’を算出し、該算出したLD’を給電時間情報として無線信号制御部100eに出力して、ステップS328に移行する。
具体的に、放置可能日数LD’は、給電維持時間Tk’を24で割って算出する。即ち、下式(9)によって算出する。
LD’=Tk’/24 (9)
つまり、情報処理装置20から取得要求を受信してから、補機バッテリ14が補機群18にその動作可能な電力を供給し続けられる時間である給電維持時間Tk’を、24(1日の時間)で除算して、放置可能日数LD’を算出する。
ステップS328では、無線信号制御部100eにおいて、給電時間情報提供部100dから入力された放置可能日数LD’を含む無線信号を無線送受信機104に送信させて処理を終了する。
一方、ステップS324に移行した場合は、給電維持時間算出部100cにおいて、給電維持時間Tk’を、ステップS312で算出した時間T3として、ステップS326に移行する。
つまり、取得要求を受信した時点で高電圧バッテリ4の残存容量が不足していて補機バッテリ14に充電を行うことができないため、補機バッテリ14が現在の蓄電容量W2からWk2となるまでの時間T3を給電維持時間Tk’としている。
(動作)
次に、上記第2実施形態の動作を従来技術と比較しつつ説明する。
上記第1実施形態と同様に、IGNスイッチをオフ状態にした後でも高電圧バッテリの電力を用いて補機バッテリを充電できる構成のハイブリッド車両又は電気自動車において、従来では、高電圧バッテリの充電量を考慮した補機バッテリの放置可能な時間情報をユーザに提供するものはなかった。そのため、IGNスイッチをオフにした後に、ユーザは車両をどれだけの期間にわたって放置できるのかを知ることができず、且つ放置可能な期間を予測することも困難であった。
そこで、本実施形態では、IGNスイッチ13がオフ状態になったことを検出すると、高電圧バッテリ4の充電を考慮して補機バッテリ14が補機群18にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持し続けられる時間(給電維持時間Tk)を算出すると共に、算出したTkに基づき放置可能日数LDを算出し、このLDを車載の表示部17に表示してユーザに提供するようにした。
更に、本発明では、IGNスイッチ13がオフ状態となりユーザが降車後における任意の時点において、ユーザの所持する情報処理装置20によって、給電時間情報の取得要求を含む無線信号を、車載のバッテリコントローラ10’に送信することができるようにした。更に、車載のバッテリコントローラ10’において、情報処理装置20からの取得要求を受信したときに、受信してから高電圧バッテリ4の充電を考慮して補機バッテリ14が補機群18にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持し続けられる時間(給電維持時間Tk’)を算出すると共に、算出したTk’に基づき放置可能日数LD’を算出し、このLD’を含む無線信号を情報処理装置20に送信するようにした。
また、情報処理装置20において、バッテリコントローラ10’から受信した放置可能日数LD’に基づき、LD’を表示部20dに表示するようにした。
具体的には、上記第1実施形態で説明したLDの表示処理後において、無線送受信機104が情報処理装置20からの給電時間情報の取得要求を含む無線信号を受信したときに、まず、無線信号制御部100eにおいて、給電維持時間の算出指令を給電維持時間算出部100cに出力する(ステップS300〜S302)。給電維持時間算出部100cは、算出指令が入力されると、まず、現在の補機バッテリ14の残存容量である第2の蓄電容量W2を、バッテリ容量検出部100bから取得し、次いで、メモリ101からバッテリ充電情報を取得する(ステップS304〜S308)。
そして、第2の蓄電容量W2が最低蓄電容量Wk2よりも大きいときは、現在のW2が自己放電によってWk2になるまでの時間T3を算出し、Wk2以下のときは、直ちに処理を終了する(ステップS310〜ステップS312)。時間T3を算出した場合は、次に、RAMから充電可能回数Nを取得し、Nが1以上のときは、更にRAMから充電回数nを取得して、nがN未満か否かを判定する(ステップS314〜S320)。
一方、Nが1未満のときは、給電維持時間算出部100cにおいて、時間T3を給電維持時間Tk’とし、給電時間情報提供部100dにおいて、Tk’から、上式(9)に従って、放置可能日数LD’を算出する(ステップS316の「No」〜S328)。
また、nがN未満のときは、給電維持時間算出部100cにおいて、RAMから充電間隔時間T2を取得し、時間T3、充電可能回数N、充電回数n、時間T2及び充電時間Tcから、上式(8)に従って、給電維持時間Tk’を算出し、給電時間情報提供部100dにおいて、Tk’から、上式(9)に従って、放置可能日数LD’を算出する(ステップS322、S326〜S328)。
また、「n=N」のときは、給電維持時間算出部100cにおいて、時間T3を給電維持時間Tk’とし、給電時間情報提供部100dにおいて、Tk’から、上式(9)に従って、放置可能日数LD’を算出する(ステップS320の「No」、S324〜S328)。
そして、放置可能日数LD’が算出されると、無線信号制御部100eにおいて、無線送受信機104に、LD’を含む無線信号を情報処理装置20に送信させる(ステップS328)。
一方、情報処理装置20は、放置可能日数LD’を含む無線信号を無線送受信機20cで受信すると、マイコン20aで実行される専用のプログラムによって、放置可能日数LD’を表示部20dに表示する。
これにより、IGNスイッチ13をオフ状態にした後でも高電圧バッテリ4の電力を用いて補機バッテリ14を充電できる構成のハイブリッド車両又は電気自動車において、ユーザは、IGNスイッチ13をオフ状態にして降車後において、所定の時点から補機バッテリ14が補機群18にその動作電力を供給可能な状態を維持できる時間、即ち車両を放置可能な日数を認識することができる。
従って、ユーザは、上記第1実施形態の効果に加えて、降車後に、IGNスイッチ13をオフ状態にした後からの放置可能日数を忘れてしまった場合でも、情報処理装置20を操作して無線信号を送信するだけで、その時点からの放置可能日数を取得することができる。
上記第2実施形態において、SMR6、DC/DCコンバータ15及び充電制御部10cから構成される補機バッテリ14の充電システムは、請求項1又は6の充電手段に対応する。
また、上記第2実施形態において、マイコン100、無線送受信機104、給電時間情報提供部100d及び無線信号制御部100eによる給電時間情報の提供処理は、請求項5の給電時間情報提供手段に対応する。
また、上記第2実施形態において、マイコン20a、無線送受信部20c及び無線信号制御部100eによる、給電時間情報の取得要求を含む無線信号の送信処理は、請求項6の取得要求送信手段に対応する。
また、上記第2実施形態において、マイコン20a、給電時間情報の表示部20dへの表示処理は、請求項6の給電時間情報報知手段に対応する。
(第2実施形態の効果)
(1)給電時間情報提供手段が、無線信号送受信部で無線信号を送受信し、算出指令送信部で当該無線信号送受信部で給電時間情報の取得要求を含む無線信号を受信したときに給電維持時間算出手段に給電維持時間の算出指令を送信し、給電時間情報送信制御部で算出指令に対して給電維持時間算出手段で算出した給電維持時間に基づきこの給電時間情報を含む無線信号を送信するようにした。
これによって、無線送受信機能を有した外部装置によって、給電時間情報の提供指示を出し、且つ給電時間情報を取得することができるので、ユーザは、降車後においても、所望のタイミングで給電時間情報を得て、この給電時間情報から、放置可能な期間を認識又は予測することができるという効果が得られる。
(2)車両に搭載された給電時間情報提供装置の給電時間情報提供手段が、無線信号送受信部で情報処理装置からの無線信号を送受信し、算出指令送信部で当該無線信号送受信部で給電時間情報の取得要求を含む無線信号を受信したときに給電維持時間算出手段に給電維持時間の算出指令を送信し、給電時間情報送信制御部で算出指令に対して給電維持時間算出手段で算出した給電維持時間に基づきこの給電時間情報を含む無線信号を情報処理装置に送信するようにした。
また、携帯型の情報処理装置は、取得要求送信手段で車両に搭載された給電時間情報提供装置に給電時間情報の取得要求を含む無線信号を送信し、給電時間情報報知手段で給電時間情報提供装置から無線送信された給電時間情報を含む無線信号に基づき、給電時間情報を報知するようにした。
これによって、ユーザは、降車後においても、携帯電話やイモビライザのコントローラなどの携帯型の情報処理装置を用いて、所望のタイミングで簡易に給電時間情報を得て、この給電時間情報から、放置可能な期間を認識又は予測することができるという効果が得られる。
なお、上記各実施形態において、給電時間情報として、放置可能日数を提供する構成を説明したが、この構成に限らず、例えば、IGNスイッチ13をオフ状態としたとき又は取得要求を受信したときの、高電圧バッテリ4の充電可能な容量及び補機バッテリ14の残存容量の合計容量の情報を提供する構成や、この情報に加えて放置可能日数を提供する構成など他の情報を提供する構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、給電維持時間Tkを、上式(6)を用いて算出する構成としたが、この構成に限らず、例えば、最低蓄電容量Wk1及びWk2を多目に見積もっておき、単純に、高電圧バッテリの容量W1からWkを減算した容量と補機バッテリの残存容量を合計した容量の自然放電時間から給電維持時間Tkを算出する構成にするなど、他の算出方法を用いた構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、給電時間情報を、表示部に表示することでユーザに提供する構成としたが、この構成に限らず、音声による提供や、音声と表示部への表示との双方による提供など、他の提供方法を用いる構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、高電圧バッテリ4及び補機バッテリ14の蓄電容量を検出するときに、これらの端子電圧及び端子電流を用いて検出する構成としたが、この構成に限らない。
例えば、定期的に充放電電流を積算して初期値に対し加減算することにより電流積算による残存容量を求める方法や、大電流放電時に電流および端子電圧から内部抵抗を求め、この内部抵抗から電池の放電率を求め、この放電率に基づいて内部抵抗推定による残存容量を求める方法など他の方法を用いる構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、本発明をパラレル方式のハイブリッド車両に適用する構成としたが、この構成に限らず、シリーズ方式のハイブリッド車両、パラレル方式とシリーズ方式とを合わせたスプリット方式のハイブリッド車両、電気自動車など、IGNスイッチをオフにした後に、高電圧バッテリによって補機バッテリを充電できる構成とすることができる車両であれば、どのような車両に適用してもよい。
また、上記各実施形態において、給電維持時間算出部100c、給電時間情報提供部100dは、充電制御処理部100aの算出結果を利用して、給電維持時間Tk,Tk’、給電時間情報LD,LD’の算出を行う構成としたが、この構成に限らず、給電維持時間算出部100c、給電時間情報提供部100dにおいて、充電制御処理部100aと同様の算出処理を並列で行う構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、高電圧バッテリ4を、リチウムイオンバッテリで構成したが、この構成に限らず、鉛シールバッテリ、ニッケル水素バッテリ、キャパシタなど他の構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、補機バッテリ14を、鉛シールバッテリで構成したが、この構成に限らず、リチウムイオンバッテリ、ニッケル水素バッテリ、キャパシタなど他の構成としてもよい。
また、上記各実施形態において、高電圧バッテリ4を300V系のバッテリとし、補機バッテリ14を14V系のバッテリとしたが、この構成に限らず、高電圧バッテリ4を、例えば100V以上で任意の系(144V、288V系など)などとしてもよいし、補機バッテリ14を、28V系、42V系などの高電圧バッテリ4よりも低電圧の範囲で任意の系としてもよい。
また、上記各実施の形態において、補機用のバッテリとして14V系の1系統のみの構成としたが、補機の電源系統が2系統以上(例えば、14V系及び42V系の2系統など)ある車両の場合に、本発明を2系統以上の補機バッテリに適用させることも可能である。この場合は、2系統以上の補機バッテリの残存容量と、これらへの高電圧バッテリからの充電可能容量、充電時の消費電力等を考慮して給電維持時間の算出及び放置可能日数の算出などを行う。
また、上記第2実施形態において、情報処理装置20から取得要求を送信することで、給電維持時間情報を取得する構成としたが、この構成に限らず、バッテリの容量が所定量以下となったときに、情報処理装置20に対して放置可能日数の自動送信、又は充電を促すメッセージの自動送信などを行う構成としてもよい。
また、上記第2実施形態において、情報処理装置20は、給電時間情報(放置可能日数LD’)を表示部20dに表示することでユーザに報知する構成としたが、この構成に限らず、情報処理装置20が音声出力機能を備えている場合は、スピーカからの音声出力によって報知したり、音声出力と、表示部20dへの表示との双方によって報知したりするなど、他の報知構成としてもよい。
また、上記各実施形態は、本発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。また、上記の説明で用いる図面は、図示の便宜上、部材ないし部分の縦横の縮尺は実際のものとは異なる模式図である。
また、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1…エンジン(内燃機関)、2…モータジェネレータ(電動機)、4…高電圧バッテリ、5…インバータ、6…SMR、10,10’…バッテリコントローラ、10a…第1の測定部、10b…第2の測定部、10c,10c’…充電制御部、13…IGNスイッチ、14…補機バッテリ、15…DC/DCコンバータ、16…タイマ、17,20d…表示部、20…情報処理装置、20a,100…マイコン、20b,101…メモリ、20c,104…無線送受信機、100a…充電制御処理部、100b…バッテリ容量検出部、100c…給電維持時間算出部、100d…給電時間情報提供部、100e…無線信号制御部

Claims (6)

  1. 車両の車輪を駆動するモータに電力を供給する第1の蓄電池と、前記車両の補機に電力を供給する第2の蓄電池と、前記第1の蓄電池に蓄積された電力を用いて前記第2の蓄電池の充電を行う充電手段とを備え、前記車両のイグニッション・スイッチがオフ状態になった後でも前記充電手段によって前記第2の蓄電池を充電可能な車両に用いられる、前記第2の蓄電池が前記補機に対してその動作電力を供給可能な状態を維持できる時間に係る情報である給電時間情報をユーザに提供する給電時間情報提供装置であって、
    前記第1の蓄電池に蓄積されている電力の容量を検出する第1の蓄電容量検出手段と、
    前記第2の蓄電池に蓄積されている電力の容量を検出する第2の蓄電容量検出手段と、
    前記第1の蓄電容量検出手段で検出した容量である第1の蓄電容量と、前記第2の蓄電容量検出手段で検出した容量である第2の蓄電容量とに基づき、前記車両のイグニッション・スイッチがオフ状態になった後における所定の時点から前記第2の蓄電池が前記補機にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持できる時間である給電維持時間を算出する給電維持時間算出手段と、
    前記給電維持時間に基づき前記給電時間情報をユーザに提供する給電時間情報提供手段と、を備えることを特徴とする給電時間情報提供装置。
  2. 前記給電時間情報は、前記所定の時点から前記第2の蓄電池が前記補機にその動作可能な電力を供給可能な状態を維持し続けられる日数の情報であることを特徴とする請求項1に記載の給電時間情報提供装置。
  3. 前記給電維持時間算出手段は、前記第1の蓄電容量と、前記第2の蓄電容量と、前記第2の蓄電池を充電するときに前記充電手段で消費される電力量と、前記第1の蓄電池の自己放電量と、前記第2の蓄電池の自己放電量とに基づき前記給電維持時間を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電時間情報提供装置。
  4. 前記給電時間情報提供手段は、前記給電時間情報を表示部への表示よってユーザに提供することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の給電時間情報提供装置。
  5. 前記給電時間情報提供手段は、無線信号を送受信する無線信号送受信部と、当該無線信号送受信部で前記給電時間情報の取得要求を含む無線信号を受信したときに前記給電維持時間算出手段に前記給電維持時間の算出指令を送信する算出指令送信部と、前記算出指令に対して前記給電維持時間算出手段で算出した前記給電維持時間に基づき前記給電時間情報を含む無線信号を送信する給電時間情報送信制御部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の給電時間情報提供装置。
  6. 車輪を駆動するモータに電力を供給する第1の蓄電池と、補機に電力を供給する第2の蓄電池と、前記第1の蓄電池に蓄積された電力を用いて前記第2の蓄電池の充電を行う充電手段と、請求項5に記載の給電時間情報提供装置とを備え、イグニッション・スイッチがオフ状態になった後でも前記充電手段によって前記第2の蓄電池を充電可能な車両と、
    携帯型の情報処理装置とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記車両に搭載された前記給電時間情報提供装置に前記給電時間情報の取得要求を含む無線信号を送信する取得要求送信手段と、
    前記給電時間情報提供装置から無線送信された前記給電時間情報を含む無線信号に基づき、前記給電時間情報を報知する給電時間情報報知手段とを備えることを特徴とする給電時間情報提供システム。
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