JP2010172051A - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク回転用モータの小型化、薄型化、高信頼性、高精度化の中で、外部振動に対する高い剛性を備える軸受の固定構造を実現することが求められている。
【解決手段】ロータフレーム2の中央に形成した凹部15内に軸受8と係合部4aと被係合部24を収容し、調芯部材3を凹部15を内包しながらロータフレーム2に取り付け、軸受ハウジング9を、ブラケット13に一体に形成された軸受ハウジング基端部保持部16および、ブラケット13に固定された保持部材23に軸受ハウジング基端部保持部16の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部17の2箇所で保持した。
【選択図】図1

Description

本発明は主として、CD、DVDといった光ディスクなどのディスクを回転駆動させるディスク駆動装置に用いられるディスク回転用モータに関するものであり、詳しくは軸受保持構造、および軸受保持部材の締結に関するものである。
従来、薄型化、小型化を要求されるディスク駆動装置に用いられるディスク回転用モータに構成される軸受保持構造には、軸受と同材質の焼結部材を用いたものや、真鍮の切削加工部材を用いたものなど、さまざまなものが提案されてきたが、近年の急速な低価格化に対応するためには、軸受保持構造もできるだけ安価な部材の組合わせで構成していくことが必要となっている。また、同時に信頼性への要求も高まっており、特に車載用については耐衝撃性、耐振動性は重要な要求項目となっていることに加え、ブルーレイ等に代表される大容量メディアへの対応のため、組立精度への要求も厳しくなっている。
安価な部材を組合わせ、かつ高信頼性を確保する構成の代表的なものは、軸受保持機構を金属プレス加工品のみで構成する構造であり、そのような構造についても、これまでいくつかのものが提案されてきた。(例えば、特許文献1参照)
図6に上記特許文献1に記載された従来のディスク回転用モータの構造断面図を示す。図6において、ディスク回転用モータはロータ部101とステータ部102によって構成され、前記ステータ部102のブラケット103は、そのほぼ中央部にバーリング加工を施され、そのバーリング部104は、内径にシャフト105を回転自在に支承する軸受106を備え、軸受ハウジングとして機能している。
また、前記バーリング部104の入口にはロータ部101のスラスト方向の荷重を支持するスラストキャップ107が、耐摩耗特性を有するスラスト板108を伴い、圧入固定されている。
また、上記ブラケットの中央に凹部を形成し、この凹部の底面でスラスト方向にシャフトを支持する軸受保持構造が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
図7(a)に上記特許文献2に記載された従来のディスク回転用モータの構造断面図を示す。図7(a)において、ディスク回転用モータは、ロータ部117とステータ部118によって構成され、ステータ部118のブラケット119は、軸受124を収容保持した軸受ハウジング120の外周がそのほぼ中央部に嵌合する嵌合凹部121が形成され、その底面がスラスト板122を介してシャフト123をスラスト方向に支持している。図7(b)に示すように、嵌合凹部121内には軸受ハウジング120の基端が係合する溝部125が形成され、その溝部125内に溶接用の溶接用凸部126を形成することによって、ブラケット119と軸受ハウジング120は溶接により締結されている。
特開平8−289523号公報 特開2006−50889号公報
近年、ディスク駆動装置に用いられるディスク回転用モータは、さらなる小型化、薄型化に加え、低コスト化、高信頼性、高精度を要求されている。
しかしながら、図6に示すディスク回転用モータの軸受保持機構では、モータが小型化、薄型化するのに伴い、スラストキャップ107の圧入軸方向長さは短くなり、締結強度
が低下することから、ロータ部101のスラスト方向荷重の支持に対し、保持強度の不足に陥る。仮に接着による固定を併用するにしても、接着面積が小さくなるために十分な強度が期待できないことに加え、接着剤が軸受部に流出し、信頼性面等に悪影響を及ぼす可能性がある。また、溶接による固定は、その構成上、実施が困難である。
これに対し図7(a)に示すディスク回転用モータの軸受保持機構は、ブラケット119に形成された嵌合凹部121へ軸受124を収容保持した軸受ハウジング120を嵌合させて取り付け、ブラケット119でシャフト123のスラスト方向荷重を支持するように構成されている。この構成により、ロータ部117のスラスト方向荷重に対する支持剛性を大きくできるので高い信頼性を得ることが可能となる。また、ブラケット119に形成された軸受ハウジング120の嵌合凹部121の底面に、さらに軸受ハウジング120の嵌合溝を設けることによって、溶接による固定の際に発生するスパッタの軸受部への侵入、あるいは接着による固定の際に流出する接着剤の侵入を防いで溶接、あるいは接着による締結の信頼性を高めることができる。しかしながら、軸受ハウジング120の基端のみしか締結されていないため、振動が加わった際に軸受ハウジング120の出力側の端面が弾性変形する可能性があり、車載用等の過大な振動が発生する機器では信頼性が高いとは言い難い。
また、モータが小型化、薄型化するのに伴い軸受124の軸方向寸法が短くなるため、シャフト123の振れ回りの増加、あるいは軸受124に加わる負荷荷重の増大により、軸受寿命の低下が生じ易くなるという課題がある。
上記課題を解決するために本発明は、ディスクを搭載するターンテーブル部が一体に形成されたロータフレームとディスクを芯出し支持する調芯部材と前記ロータフレームに取り付けられたロータマグネットと前記ロータフレームの中央に固定されたシャフトとを有するロータ部と、前記シャフトを支承する軸受とこの軸受を保持する円筒形状の軸受ハウジングと前記ロータマグネットと対向して配置され巻線が施されたコアと前記軸受ハウジングを保持するブラケットとを備えるステータ部とからなるディスク回転用モータにおいて、前記軸受ハウジングの軸方向上側端面には、径方向外側に向かって被係合部が一体に形成され、前記ロータフレームには、前記被係合部と係合する係合部が形成された抜け止め部材が固定され、前記ロータフレームの内側開口部の中央に前記軸受の一部を収納する凹部が開口方向と逆側に突き出して形成され、この凹部内に前記軸受ハウジングの被係合部および前記抜け止め部材の係合部が収容され、前記調芯部材が径方向内側に前記凹部を内包しながら前記ロータフレームに取り付けられ、前記ブラケットには、前記軸受ハウジングの軸方向下側の基端部を収容保持する有底円筒形状の軸受ハウジング基端部保持部が一体に形成され、この軸受ハウジング基端部保持部の底部に挿入されたスラスト板を介して前記シャフトをスラスト方向に支持しており、さらに、前記ブラケットには前記軸受ハウジング基端部保持部の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部を備える保持部材が固定され、前記軸受ハウジングを前記軸受ハウジング基端部保持部と前記軸受ハウジング保持部の2箇所で保持するように形成したものである。
また、上記構成に加えて、軸受ハウジング保持部と軸受ハウジングの円筒状部との間に光硬化型の接着剤を充填し、軸受ハウジング保持部の軸方向上側の端部に軸方向上側に向けて拡径する拡径部を形成し、回転中心に対する拡径部の軸方向下側端と上側端を結ぶ第1の傾斜角を、回転中心に対する拡径部の軸方向下側端と軸受ハウジングの被係合部の外周とを結ぶ第2の傾斜角より大きく形成したものである。
さらに、保持部材に軸受ハウジング保持部の軸方向下端から径方向外側に延設した第1の平坦部とこの第1の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して形成し前記コアの径方向
の位置を定める第1の円筒部とこの第1の円筒部の軸方向下端から径方向外側に延設し前記コアを取り付ける第2の平坦部とこの第2の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して前記コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部を形成したものである。
そして、保持部材に軸受ハウジング保持部の軸方向下端に形成した前記コアの径方向の位置を定める第1の円筒部とこの第1の円筒部の軸方向下端から径方向外側に延設して前記コアを取り付ける平坦部とこの平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して前記コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部を形成したものである。
本発明によれば、軸受ハウジング基端部保持部および、軸受ハウジング基端部保持部の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部の2箇所で軸受ハウジングを保持することにより、径方向の外力に対して軸受の保持剛性を高めることができるので、車載用に代表される過振動に対して耐性を高めることができる。
また、軸受ハウジング保持部の軸方向上側の端部に拡径部を形成して、この拡径部を接着剤の溜部とするとともに、回転中心に対する拡径部の軸方向下側端と上側端を結ぶ第1の傾斜角を、回転軸に対する拡径部の軸方向下側端と軸受ハウジングの被係合部の外周とを結ぶ第2の傾斜角より大きく形成することにより、接着剤として作業性が良好かつ高い接着強度が得られる紫外線硬化型の接着剤を使用した場合、照射される紫外線が拡径部の軸方向上側に位置する軸受ハウジングの被係合部に遮られないので、紫外線を接着剤塗布部の奥迄浸透させることができる。これにより、接着剤を確実に硬化させることができるので、締結強度の増大が期待できる。
そして、保持部材に軸受ハウジング保持部の軸方向下端から径方向外側に延設した第1の平坦部とこの第1の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して形成し、前記コアの径方向の位置を定める第1の円筒部とこの第1の円筒部の軸方向下端から径方向外側に延設し前記コアを取り付ける第2の平坦部とこの第2の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して前記コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部を形成することにより、保持部材がコアの径方向および軸方向高さの位置を定める機能も兼ね備えるので、部品点数の削減を図ることができる。加えて、保持部材をプレス加工により形成する場合、同一方向に複数の絞り加工を施して第1の円筒部および第2の円筒部そして軸受ハウジング保持部を形成するので、軸受ハウジング保持部の軸方向の位置を高くすることが容易となり、軸受ハウジングをより軸方向上側で保持することができるため、さらに軸受の保持剛性を高めることができる。
ここで、保持部材は、軸受ハウジング保持部以外にコアの径方向の位置を定める第1の円筒部と、コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部と、コアを取り付ける平坦部を形成すれば良く、平坦部は必ずしも2箇所形成する必要は無い。また保持部材は、軸受ハウジング保持部の内径寸法とブラケットに対する直角度、第1の円筒部の外形寸法と軸受ハウジング保持部の内径中心に対する同芯度、第2の円筒部の高さ寸法、コアを取り付ける平坦部のブラケットに対する平行度、以外は高い寸法精度を必要としない。従って、例えば、軸受ハウジング保持部の外形部、第2の円筒部等に抜きテーパが有っても良いのでプレス加工で容易に作成することができる。
さらに、ロータフレームの内側開口部の中央に開口方向と逆側に突き出して形成された凹部内に、軸受の一部と軸受ハウジングの被係合部および抜け止め部材の係合部を収容し、調芯部材の径方向内側に凹部を内包しながらロータフレームに取り付ける構成にすることにより、軸受の軸方向寸法を確保しながら、薄型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータの構造断面図である。図1においてディスク回転用モータは、ディスクを搭載するターンテーブル部1が一体に形成されたロータフレーム2とターンテーブル部1と共にディスクを支持する調芯部材3とロータフレーム2に固定された係合部4aを有する抜け止め部材4とロータフレーム2の内周面に取り付けられたロータマグネット5とロータフレーム2の中央に固定されたシャフト6とを有するロータ部7と、シャフト6を支承する軸受8とこの軸受8を保持する円筒形状の軸受ハウジング9とロータマグネット5と対向して配置され巻線11が施されたコア12と軸受ハウジング9とコア12を保持するブラケット13とブラケット13の中央底部に配置され軸方向にシャフト6を支承するスラスト板10とを備えるステータ部14とにより構成される。
軸受ハウジング9はメッキ鋼板をプレス一体成型により円筒形状に成形され、その円筒部の内側に軸受8を挿入して保持している。そして、軸受ハウジング9の軸方向上側端面には、径方向外側に向かって被係合部24が一体的に形成されている。この被係合部24が抜け止め部材4の係合部4aと係合することにより、ロータ部7がステータ部14から抜け出すことを防止する抜け止めを構成している。
ロータフレーム2の内側開口部の中央に、軸受8を収納する凹部15が開口方向と逆側に突き出して形成され、この凹部15内に軸受ハウジング9の被係合部24および抜け止め部材4の係合部4aが収容されている。そして、調芯部材3は径方向内側に凹部15を内包するようにロータフレーム2に取り付けられている。この様に構成することにより、軸受8と調芯部材3の軸方向高さを一部重ねることができるので、薄型化を図りながら軸受8の軸方向寸法を大きく確保することができる。
また、ブラケット13は、軸受ハウジング9の軸方向下側の基端部を収容保持する有底円筒形状の軸受ハウジング基端部保持部16が一体に形成され、この軸受ハウジング基端部保持部16の底部に挿入されたスラスト板10を介してシャフト6をスラスト方向に支持している。この構成により、上記図7(a)、(b)に示した従来のディスク回転用モータと同様に、ロータ部7のスラスト方向荷重に対する支持剛性を大きくできる。
さらに、ブラケット13には、磁性材料からなる保持部材23が固定されている。保持部材23の中央には、プレス成型により軸方向上側に突き出して、軸受ハウジング保持部17が形成され、また、軸受ハウジング保持部17の軸方向下端から径方向外側に向かって第1の平坦部18が延設され、この第1の平坦部18の外縁から軸方向下側に突き出して第1の円筒部19が形成され、この第1の円筒部19の軸方向下端から径方向外側に向かって第2の平坦部20が延設され、この第2の平坦部20の外縁から軸方向下側に突き出して第2の円筒部21が形成されている。
ここで、軸受ハウジング保持部17は、軸受ハウジング9の円筒部の軸方向寸法の少なくとも2分の1より軸方向上側を収容するように形成され、軸受ハウジング保持部17と軸受ハウジング9の円筒部との間には、光硬化型の接着剤(例えば紫外線硬化型接着剤)が充填され、紫外線照射により硬化して締結されている。この構成により、軸受ハウジング9は軸受ハウジング基端部保持部16および、軸受ハウジング基端部保持部16の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部17の2箇所で保持されるので、径方向の外力に対して軸受の保持剛性を高めることができる。
また、軸受ハウジング保持部17の軸方向上側の端部には、軸方向上側に向けて拡径する拡径部22が形成されており、接着剤の溜部を形成している。
図2に拡径部22および軸受ハウジング保持部17と軸受ハウジング9の円筒部との間に充填された紫外線硬化型接着剤を紫外線Vを照射して硬化させる工程を示す。図1に示すディスク回転用モータのロータ部7をステータ部14に挿入する前段階で紫外線Vを回転軸に対して傾斜した方向から照射する。そして図2に示すように、拡径部22は照射される紫外線Vが拡径部22の軸方向上側に位置する軸受ハウジング9の被係合部24に遮られないように構成することにより、紫外線Vを接着剤塗布部の奥迄浸透させることができる。このため、回転中心に対する拡径部22の軸方向下側端と上側端を結ぶ第1の傾斜角θ1は、回転軸に対する拡径部22の軸方向下側端と軸受ハウジング9の被係合部24の外周とを結ぶ第2の傾斜角θ2より大きく形成されている。これにより、接着剤を確実に硬化させることができるので、締結強度の増大が期待できる。
また、保持部材23の第1の平坦部18には、ロータフレーム2をスラスト方向に吸引する吸引マグネット25が取り付けられ、保持部材23がその磁路を形成している。
そして、コア12が保持部材23の第1の円筒部19に挿入されて径方向の位置を定めながら第2の平坦部20に取り付けられている。コア12の軸方向の高さは、保持部材23の第2の円筒部21により定められている。
また、軸受ハウジング9の軸方向下側の基端部を径方向内側に折り曲げてL字形状部9aを形成し、このL字形状部9aをブラケット13の軸受ハウジング基端部保持部16の底部と密着させることにより、接着剤塗布部の気密性が高まり、接着剤が軸受8の内部に流出することを防止できる。さらに、光硬化型の接着剤が嫌気性を兼ね備える場合には、軸受ハウジング9の円筒部と軸受ハウジング基端部保持部16の間の空隙に充填された接着剤を、確実に硬化させることが可能となる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2に係るディスク回転用モータの構造断面図である。図1に示した実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付与している。図1と異なるのは、保持部材26の形状および吸引マグネット25がコア12に取り付けられている点である。
図3において、保持部材26は、その中央には、プレス成型により軸方向上側に突き出して、軸受ハウジング保持部17が形成され、また、軸受ハウジング保持部17の軸方向下端にコア12の径方向の位置を定める第1の円筒部19が形成され、この第1の円筒部19の軸方向下端から径方向外側に向かって平坦部27が延設され、この平坦部27の外縁から軸方向下側に突き出して第2の円筒部21が形成されている。そして、軸受ハウジング保持部17は、軸受ハウジング9の円筒部の軸方向寸法の少なくとも2分の1より軸方向上側を収容するように形成されている。
図3に示す本発明の実施の形態2における保持部材26の平坦部27は、図1に示す実施の形態1における保持部材23の第2の平坦部20に相当し、保持部材23における第1の平坦部18は、保持部材26では軸受ハウジング保持部17の軸方向下端と第1の円筒部19との接続部であり、特に明確に平坦部として形成する必要は無く、斜面あるいは曲面であっても良い点で構成が異なっている。
ここで、保持部材26は、軸受ハウジング保持部17の内径寸法とブラケット13に対する直角度、第1の円筒部19の外形寸法と軸受ハウジング保持部17の内径中心に対する同芯度、第2の円筒部21の高さ寸法、コア12を取り付ける平坦部27のブラケット
13に対する平行度、以外は高い寸法精度を必要としない。従って、例えば、軸受ハウジング保持部17の外側部、軸受ハウジング保持部17以外の内側部、第2の円筒部21等に抜きテーパが有っても良いのでプレス加工で容易に作成することができる。
本実施の形態は、モータの外径寸法が小さく実施の形態1の様にコア12の内側に広い空間を確保できず、この空間部分に広い平坦部を形成できない場合に有効である。
そして、本実施の形態においても実施の形態1と同様に、軸受ハウジング保持部17と軸受ハウジング9の円筒部との間には、光硬化型の接着剤(例えば紫外線硬化型接着剤)が充填され、紫外線照射により硬化して締結されている。図4のように拡径部22は照射される紫外線Vが拡径部22の軸方向上側に位置する軸受ハウジング9の被係合部24に遮られないように構成することにより、紫外線Vを接着剤塗布部の奥迄浸透させることができる。このため、回転中心に対する拡径部22の軸方向下側端と上側端を結ぶ第1の傾斜角θ1は、回転軸に対する拡径部22の軸方向下側端と軸受ハウジング9の被係合部24の外周とを結ぶ第2の傾斜角θ2より大きく形成されている。これにより、接着剤を確実に硬化させることができるので、締結強度の増大が期待できる。この構成により、軸受ハウジング9は軸受ハウジング基端部保持部16および、軸受ハウジング基端部保持部16の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部17の2箇所で保持されるので、径方向の外力に対して軸受の保持剛性を高めることができる。
(実施の形態3)
図5(a)、(b)に本発明の実施の形態3に係るディスク回転用モータを示す。
図5(a)はその要部断面図、図5(b)は要部平面図である。
図5(a)、(b)に示すように、図1あるいは図3に示した上記実施の形態1または実施の形態2のディスク回転用モータと異なるのは、ブラケット13に形成された軸受ハウジング基端部保持部16の底面部の軸受ハウジング9のL字形状部9aが接触する面の付近に、複数の貫通穴28を形成した点である。この構成により、軸受ハウジング基端部保持部16と軸受ハウジング9との空隙部に充填した紫外線硬化型接着剤が、毛細管現象により軸受ハウジング基端部保持部16の底面部の軸受ハウジング9のL字形状部9aが接触する面迄浸透した場合に、ブラケット13の下側から貫通穴28を介して紫外線Vを照射することによって確実に硬化させることが可能となり、紫外線硬化による締結強度のより一層の増大が期待できる。
光メディア用スピンドルモータ等、小型化、薄型化に加え、高信頼性、高精度、低価格が求められるモバイル機器用。および車載用ブラシレスモータに有用である。
本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータの構造断面図 本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータの要部断面図 本発明の実施の形態2に係るディスク回転用モータの構造断面図 本発明の実施の形態2に係るディスク回転用モータの要部断面図 (a)本発明の実施の形態3に係るディスク回転用モータの要部断面図、(b)本発明の実施の形態3に係るディスク回転用モータの要部平面図 従来のディスク回転用モータを示す構造断面図(1) (a)従来のディスク回転用モータを示す構造断面図(2)、(b)従来のディスク回転用モータの要部斜視図
1 ターンテーブル部
2 ロータフレーム
3 調芯部材
4 抜け止め部材
4a 係合部
5 ロータマグネット
6、105、123 シャフト
7、101、117 ロータ部
8、106、124 軸受
9、120 軸受ハウジング
9a L字形状部
10、108、122 スラスト板
11 巻線
12 コア
13、103、119 ブラケット
14、102、118 ステータ部
15 凹部
16 軸受ハウジング基端部保持部
17 軸受ハウジング保持部
18 第1の平坦部
19 第1の円筒部
20 第2の平坦部
21 第2の円筒部
22 拡径部
23、26 保持部材
24 被係合部
25 吸引マグネット
27 平坦部
28 貫通穴
104 バーリング部
107 スラストキャップ
121 嵌合凹部
125 溝部
126 溶接用凸部
V 紫外線照射
θ1、θ2 傾斜角

Claims (7)

  1. ディスクを搭載するターンテーブル部が一体に形成されたロータフレームとディスクを芯出し支持する調芯部材と前記ロータフレームに取り付けられたロータマグネットと前記ロータフレームの中央に固定されたシャフトとを有するロータ部と、前記シャフトを支承する軸受とこの軸受を保持する円筒形状の軸受ハウジングと前記ロータマグネットと対向して配置され巻線が施されたコアと前記軸受ハウジングを保持するブラケットとを備えるステータ部とからなるディスク回転用モータにおいて、前記軸受ハウジングの軸方向上側端面には、径方向外側に向かって被係合部が一体に形成され、前記ロータフレームには、前記被係合部と係合する係合部が形成された抜け止め部材が固定され、前記ロータフレームの内側開口部の中央に前記軸受の一部を収納する凹部が開口方向と逆側に突き出して形成され、この凹部内に前記軸受ハウジングの被係合部および前記抜け止め部材の係合部が収容され、前記調芯部材が径方向内側に前記凹部を内包しながら前記ロータフレームに取り付けられ、前記ブラケットには、前記軸受ハウジングの軸方向下側の基端部を収容保持する有底円筒形状の軸受ハウジング基端部保持部が一体に形成され、この軸受ハウジング基端部保持部の底部に挿入されたスラスト板を介して前記シャフトをスラスト方向に支持しており、さらに、前記ブラケットには前記軸受ハウジング基端部保持部の軸方向上側に突き出して形成された円筒形状の軸受ハウジング保持部を備える保持部材が固定され、前記軸受ハウジングを前記軸受ハウジング基端部保持部と前記軸受ハウジング保持部の2箇所で保持するように形成されたディスク回転用モータ。
  2. 軸受ハウジング保持部と軸受ハウジングの円筒状部との間に光硬化型の接着剤が充填し、軸受ハウジング保持部の軸方向上側の端部に軸方向上側に向けて拡径する拡径部を形成し、回転中心に対する拡径部の軸方向下側端と上側端を結ぶ第1の傾斜角を、回転中心に対する拡径部の軸方向下側端と軸受ハウジングの被係合部の外周とを結ぶ第2の傾斜角より大きく形成したことを特徴とする請求項1に記載のディスク回転用モータ。
  3. 保持部材には軸受ハウジング保持部の軸方向下端から径方向外側に延設した第1の平坦部とこの第1の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して形成して前記コアの径方向の位置を定める第1の円筒部とこの第1の円筒部の軸方向下端から径方向外側に延設して前記コアを取り付ける第2の平坦部とこの第2の平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して前記コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部が形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスク回転用モータ。
  4. 保持部材には軸受ハウジング保持部の軸方向下端に形成した前記コアの径方向の位置を定める第1の円筒部とこの第1の円筒部の軸方向下端から径方向外側に延設して前記コアを取り付ける平坦部とこの平坦部の外縁から軸方向下側に突き出して前記コアの高さ方向の位置を定める第2の円筒部が形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のディスク回転用モータ。
  5. 軸受ハウジングの軸方向下側の基端部を径方向内側に折り返してL字形状部を形成し、このL字形状部と軸受ハウジング基端部保持部の底部とを接触させたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディスク回転用モータ。
  6. 軸受ハウジング保持部の底部の軸受ハウジング基端部付近に複数の貫通穴を形成したことを特徴とする請求項5に記載のディスク回転用モータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のディスク回転用モータを搭載したディスク駆動装置。
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