JP2010168942A - 内燃機関の排気還流温度の制御装置及び制御方法 - Google Patents

内燃機関の排気還流温度の制御装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の還流排気温度の制御によNOxの放出量を低減する。
【解決手段】内燃機関1は排気の一部を吸気に還流するEGR通路30と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化するNOx触媒21と、を備える。EGR通路30はEGRクーラ34と、EGRクーラ34を迂回するバイパス通路37と、これらを切り換えるバイパス弁38を備える。コントローラ70によるバイパス弁38の制御により還流排気温度を調整する。コントローラ70はNOx触媒21の活性度が所定値より低い場合に、還流排気がEGRクーラ34を通るようにバイパス弁38を制御することで、内燃機関1が生成するNOxの量を減らす。
【選択図】図2

Description

この発明は、酸化窒素浄化触媒を備えた内燃機関における排気還流温度の制御に関する。
特許文献1は排気通路に炭化水素(HC)の浄化触媒を備えた内燃機関において、HC浄化触媒の活性度に応じて吸気温度を制御することで排気組成の改善を図る技術を開示している。すなわち、HC浄化触媒の活性度が低い場合には、吸気温度を上昇させることで、HC浄化触媒の活性化を早めるのである。
内燃機関は排気の一部を吸気に還流する排気還流(EGR)通路と、EGR通路の還流排気を冷却するEGRクーラと、EGRクーラを迂回するバイパス通路と、バイパス通路を開閉するバイパス弁と、を備えている。
HC浄化触媒の活性度が低い場合には、バイパス弁を開く。還流排気はEGRクーラを迂回し、バイパス通路を通すことで冷却されずに吸気通路に還流し、吸気通路から吸入される新気に混合し、内燃機関の吸気温度の上昇をもたらす。
特開2001−280123号公報
HC浄化触媒とともに、酸化窒素(NOx)触媒を吸気通路に備えた内燃機関において、特許文献1のバイパス弁制御を適用すると、吸気温度の上昇によりHC浄化触媒の活性化は促進されても、内燃機関のNOx生成量が増加し、NOx触媒の活性度やNOx吸着能力によっては、NOxを浄化しきれずに、一部のNOxが大気中に放出される可能性がある。
この発明は従来記述における以上の問題を解決すべくなされたもので、窒素酸化物の大気中への放出量をより低減できるバイパス弁の開閉制御を実現することを目的とする。
上記の課題を達成するために、この発明は、排気の一部を吸気に還流する排気還流通路と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化する窒素酸化物浄化触媒と、を備えた内燃機関の排気還流温度の制御装置において、排気還流通路の還流排気温度を調整する還流排気温度調整手段と、窒素酸化物浄化触媒の活性度を検出する活性度検出手段と、窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段を制御する制御手段と、を備えている。
この発明による排気還流温度の制御方法は、排気の一部を吸気に還流する排気還流通路と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化する窒素酸化物浄化触媒と、排気還流通路の還流排気温度を調整する還流排気温度調整手段と、を備えた内燃機関の排気還流温度の制御方法において、窒素酸化物浄化触媒の活性度を検出し、窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段を制御している。
窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い条件では、窒素酸化物浄化触媒の窒素酸化物浄化能力が低い。このような条件で、制御手段が還流排気温度調整手段を介して排気還流通路の還流排気温度を低下させることにより、内燃機関の吸気温度が低下する。吸気温度の低下は、内燃機関の運転により生成される窒素酸化物の生成量の減少をもたらす。窒素酸化物浄化触媒の窒素酸化物浄化能力が低い条件で、窒素酸化物の生成量が減少するので、内燃機関の運転に伴う窒素酸化物の大気中への放出量を減らすことができる。
この発明の第1の実施形態による排気還流温度の制御装置を備えた圧縮着火式水冷内燃機関の概略構成図である。 この発明の第1の実施形態によるコントローラが実行するバイパス弁制御ルーチンを説明するフローチャートである。 この発明の第1の実施形態によるコントローラが格納する内燃機関の運転条件判別マップの特性を示すダイアグラムである。 この発明の第1の実施形態によるコントローラが格納するバイパス弁開閉マップの特性を示すダイアグラムである。 この発明の第2の実施形態による排気還流温度の制御装置を備えた圧縮着火式水冷内燃機関の概略構成図である。 この発明の第2の実施形態によるコントローラが実行するバイパス弁制御ルーチンを説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態によるコントローラが格納する内燃機関の運転条件判別マップの特性を示すダイアグラムである。 の発明の第2の実施形態によるコントローラが格納するバイパス弁開閉マップの特性を示すダイアグラムである。
図1を参照すると、車両用の4気筒圧縮着火式の内燃機関1は、吸気通路10から吸気弁4を介して各気筒に吸入した空気に、燃料噴射弁40が燃料を噴射することで気筒内に混合気を生成する。混合気は気筒内に収装されたピストン2の往復運動によって圧縮され、圧縮に伴う温度上昇により着火して燃焼する。燃焼により発生する燃焼ガスは排気弁5から排気通路20を通って排出される。内燃機関1は各気筒において吸気、圧縮、膨張、排気の各行程を順番に繰り返す、4ーストロークサイクルエンジンで構成される。
吸気通路10には吸気を過給するターボ過給器50のコンプレッサと、吸気流量を調整する吸気スロットル32が設けられる。吸気通路10は吸気コレクタ11を介して各気筒に接続される。
排気通路20にはターボ過給器50の排気タービンと、排気中の酸化窒素(NOx)を浄化するNOx触媒21とが設けられる。NOx触媒21は摂氏250ー400度で活性化し、リーン雰囲気のもとで排気中のNOxを吸着する一方、吸着したNOxを同じ温度領域のリッチ雰囲気で脱離させつつ還元する、いわゆるリーンNOxトラップ(LNT)触媒で構成される。
ターボ過給器50の排気タービンの上流からは、排気の一部を吸気コレクタ11に還流する排気還流(EGR)通路30が排気通路20に接続される。
EGR通路30には還流排気を冷却するEGRクーラ34と、排気還流(EGR)流量を調整する排気還流(EGR)弁31が設けられる。さらにEGRクーラ34をバイパスするバイパス通路37と、バイパス通路37とEGRクーラ34との間でEGR通路30の流れを切り換えるパイパス弁38とが設けられる。
燃料噴射弁40は燃料噴射装置の一部をなす。燃料噴射装置は内燃機関1のクランク軸により駆動される高圧燃料ポンプ43と、高圧燃料ポンプ43が吐出した高圧燃料を一時的に貯留するコモンレール41とを備える。高圧燃料ポンプ43から吐出された高圧燃料は燃料配管42を介してコモンレール41に供給される。燃料噴射弁40はコモンレール41に接続され、入力されるパルス幅変調信号に応じて開くことでコモンレール41に貯留された燃料を気筒内に噴射する。
燃料噴射弁40の燃料噴射、EGR弁31の開度、高圧燃料ポンプ43の運転、吸気スロットル32の開度、パイパス弁38の開閉制御はコントローラ70からの出力信号によりそれぞれ制御される。
コントローラ70は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたプログラム可能なマイクロコンピュータで構成される。コントローラを複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。
燃料噴射弁40の燃料噴射、EGR弁31の開度、高圧燃料ポンプ43の運転、及び吸気スロットル32の開度の各制御はそれぞれ公知の制御アルゴリズムに基づき行なわれる。これらの制御については説明を省略し、この発明が主題とするパイパス弁38の開閉制御について以下に説明する。
パイパス弁38の開閉制御のために、コントローラ70には車両が備えるアクセルペダルの踏み込み量Accを検出するアクセルペダル踏み込み量センサ61、エンジン回転速度と内燃機関1のクランク角CAを検出するクランク角センサ60、内燃機関1の冷却水温を検出する水温センサ13、NOx触媒21のベッド温度を検出する温度センサ22がそれぞれ信号回路で接続される。
コントローラ70はこれらのセンサからの入力信号に基づき、内燃機関1の運転条件を判定する。内燃機関1の運転条件がNOx触媒21のNOxトラップと還元に適した条件であれば、コントローラ70はバイパス弁38を閉じて、還流排気をEGRクーラ34により冷却する。内燃機関1の運転条件がNOx触媒21のNOxトラップと還元に適した条件に達していない場合には、コントローラ70はNOx触媒21のNOx吸着量と活性度を求め、求めた結果に応じてバイパス弁38を開き、還流排気をEGRクーラ34で冷却せずに吸気コレクタ11に還流する。
以上の制御を実現するために、コントローラ70は図2に示すバイパス弁制御ルーチンを実行する。このルーチンは内燃機関1の運転中に一定の時間間隔、例えば10ミリ秒間隔、で繰り返し実行される。
ステップS1でコントローラ70は、エンジン回転速度、エンジン負荷、及びエンジン冷却水温を読み込む。エンジン回転速度はクランク角センサ60からの入力信号から求められる。エンジン負荷にはアクセルペダル踏み込み量センサ61が検出したアクセルペダルの踏み込み量Accを適用する。エンジン冷却水温は水温センサ13からの入力信号から求められる。
ステップS2でコントローラ70は、あらかじめROMに格納された図3に示す特性を有するマップを参照して、エンジン回転速度、エンジン負荷、及びエンジン冷却水温から内燃機関1の運転条件が領域Cに該当するかどうかを判定する。
ここで、領域Aは冷却水温が摂氏40度以下で、かつエンジン負荷とエンジン回転速度が図の一点鎖線に囲まれた範囲に存在する領域である。領域Bは、冷却水温が摂氏40度以上60度未満で、かつエンジン負荷とエンジン回転速度が図の破線に囲まれた範囲に存在する領域である。領域Cは領域Aと領域Bのいずれにも該当しない領域である。領域CにおいてはNOx触媒21によるNOxのトラップと還元に適した条件が得られる。
ステップS2の判定の結果、内燃機関1の運転条件が領域Cに該当する場合は、コントローラ70は吸気温度がそれ以上に上昇しないように、ステップS3でバイパス弁38を閉じて、還流排気をEGRクーラ34により冷却する。ステップ3の処理の後、コントローラ70はルーチンを終了する。
一方、ステップS2の判定の結果、内燃機関1の運転条件が領域Aまたは領域Bに該当する場合は、コントローラ70はステップS4でNOx触媒21の触媒活性度とNOx吸着量を計算する。
NOx触媒21の触媒活性度は温度センサ22が検出するNOx触媒21のベッド温度に基づき判定する。
NOx触媒21のNOx吸着量は次のようにして求める。すなわち、内燃機関1のエンジン回転速度とエンジン負荷、EGR率などのパラメータを用いた公知の推定演算により、内燃機関1が生成するNOx生成量を求める。あらかじめ、パラメータとNOx生成量との関係をマップにしておき、パラメータからマップを参照してNOx生成量を求めることも可能である。一方、NOx触媒21が吸着したNOxは、燃料噴射制御を通じた公知のリッチスパイクにより排気組成を理論空燃比相当値よりリッチに誘導することで、NOx触媒21からの離脱し、NOx触媒21の触媒作用により還元される。この処理をNOx触媒21の再生制御と称し、再生の結果、NOx触媒21から除去されたNOx量をNOx触媒21の再生量と称する。NOx触媒21の再生量はNOx触媒21のベッド温度から推定可能である。
以上の方法により求めたNOx生成量とNOx再生量はそれぞれ単位時間当たりの値である。コントローラ70はNOx生成量からNOx再生量を差し引くことでNOx触媒21の時間当たりのNOx吸着量を計算する。そして、時間当たりのNOx吸着量の累積値を計算することで現時点におけるNOx触媒21のNOx吸着量を計算する。
ステップS5でコントローラ70は、求めたNOx触媒21の触媒活性度とNOx吸着量に基づき、あらかじめROMに格納された図4に示す特性のバイパス弁開閉マップを参照して、NOx触媒21の状態がバイパス弁38を閉鎖すべき領域aとバイパス弁38を開放すべき領域bのいずれに該当するかを判定する。図4のマップの特性として、触媒活性度が高いほど領域bの確率が高く、NOx吸着量が多いほど領域aの確率が高なる。言い換えれば、領域aでは排気中のNOxがNOx触媒21にトラップされずにNOx触媒21をすり抜ける確率が高く、領域bでは排気中のNOxがNOx触媒21をすり抜けずにNOx触媒21にトラップされる確率が高い。
ステップS5でNOx触媒21の状態が領域aにあると判定した場合には、コントローラ70はステップS6でバイパス弁38を閉鎖する。一方、ステップS5でNOx触媒21の状態が領域bにあると判定した場合には、コントローラ70はステップS7でバイパス弁38を開放する。ステップS6またはS7の処理の後、コントローラ70はルーチンを終了する。
以上の制御により、内燃機関1の運転条件が図3の領域Aまたは領域Bにあり、かつNOx触媒21の状態が領域bにある場合にのみ、コントローラ70はバイパス弁38を開いてEGRクーラ34による還流排気の冷却が行なわれないようにする。領域bでは、排気中のNOxがNOx触媒21をすり抜けずにNOx触媒21にトラップされる確率が高い。この条件では還流排気を冷却して吸気温度を下げる必要はなく、あえて吸気温度を下げると内燃機関1は一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)などの他の有害成分の排出量を増大させる可能性がある。したがって、NOx触媒21の状態が領域bにある場合にはバイパス弁38を開放することで、吸気温度が下がらないようにするのである。
一方、内燃機関1の運転条件が図3の領域Aまたは領域Bにあり、かつNOx触媒21の状態が領域aにある場合には、コントローラ70はバイパス弁38を閉じてEGRクーラ34による還流排気の冷却を行なう。領域aでは、排気中のNOxがNOx触媒21にトラップされずにNOx触媒21をすり抜ける確率が高い。したがって、還流排気の冷却により吸気温度を下げて内燃機関1のNOx生成量を低下させるのである。
以上のように、この発明による燃機関の排気還流温度の制御装置は、バイパス弁38の開閉制御によりNOx触媒21のNOx処理能力が低い環境で、還流排気の温度を低下させないようにすることで、内燃機関1のNOx生成を抑制するので、内燃機関1の運転に伴って大気中に放出されるNOx量を低減することができる。

図5を参照してこの発明の第2の実施形態を説明する。
図5を参照すると、内燃機関1は排気通路20にNOx触媒21と直列にHC触媒23を備える。HC触媒23は排気中のHCを吸着する一方、約摂氏200度で活性化し、吸着したHCをリーン雰囲気で離脱させつつ触媒作用で酸化する機能を備えた触媒である。
コントローラ70は、NOx触媒21の機能の機能を損なわずにHC触媒23の機能を最適化できるようにバイパス弁38の開閉を通じて還流排気温度を制御する。
この制御のために、コントローラ70は第1の実施形態の各センサからの入力信号に加えて、HC触媒23のベッド温度を検出する温度センサ24からの入力信号に基づき、図6に示すバイパス弁制御ルーチンを実行する。
図6を参照すると、ステップS11でコントローラ70は、エンジン回転速度、エンジン負荷、及びエンジン冷却水温を読み込む。エンジン回転速度はクランク角センサ60からの入力信号から求められる。エンジン負荷にはアクセルペダル踏み込み量センサ61が検出したアクセルペダルの踏み込み量Accを適用する。エンジン冷却水温は水温センサ13からの入力信号から求められる。
ステップS12でコントローラ70は、あらかじめROMに格納された図3に示す特性を有するマップを参照して、エンジン回転速度、エンジン負荷、及びエンジン冷却水温から内燃機関1の運転条件が領域Cに該当するかどうかを判定する。なお、ステップS11とS12の処理は第1の実施形態のステップS1とS2の処理と同一である。
ステップS12で内燃機関1の運転条件が領域Cに該当する場合は、コントローラ70は吸気温度がそれ以上に上昇しないように、ステップS22でバイパス弁38を閉じて、還流排気をEGRクーラ34により冷却する。ステップS22の処理の後、コントローラ70はルーチンを終了する。
ステッフS12で内燃機関1の運転条件が領域Cに該当しない場合は、コントローラ70はステップS13で、エンジン回転速度、エンジン負荷、及びエンジン冷却水温から、あらかじめROMに格納された図7に示す特性のマップを参照して、内燃機関1の運転条件が領域Xに該当するか領域Yに該当するかを判定する。図7のマップにおいて、領域Xは内燃機関1の排気中に含まれるNOxとHCの重量比NOx/HCが所定値以下となる低負荷かつ低回転速度の領域であり、領域Yは内燃機関1の排気中に含まれるNOxとHCの重量比NOx/HCが所定値を上回る、領域Xより負荷または回転速度が高い領域である。
ステップS13の判定の結果、内燃機関1の運転条件が領域Xに該当する場合には、コントローラ70はステップS14−S17でHC触媒23の状態に応じたバイパス弁38の開閉制御を行なう。低負荷かつ低回転速度の領域Xでは、内燃機関1のNOx生成量は少なく、HC触媒の早期の活性化が望まれる。そこで、コントローラ70はHC触媒23の状態に応じてバイパス弁38の開閉制御を行なう。
ステップS13の判定の結果、内燃機関1の運転条件が領域Yに該当する場合には、コントローラ70はステップS18−S21でNOx触媒21の状態に応じたバイパス弁38の開閉制御を行なう。領域Xより負荷または回転速度が高い領域Yでは、内燃機関1のNOx生成量が多く、一方、HC触媒23はすでに活性温度に達していると考えられる。そこで、領域Yではコントローラ70はNOx触媒21の状態に応じてバイパス弁38の開閉制御を行なう。
ステップS14では、コントローラ70はHC触媒23の触媒活性度とHC吸着量を計算する。
HC触媒23の触媒活性度は温度センサ24が検出するHC触媒23のベッド温度に基づき判定する。
HC触媒23は次の性質をもつ。すなわち、HC触媒23はNOx触媒21と異なり、ベッド温度が活性温度の摂氏約200度に達しない暖機運転下でもトラップ機能を発揮し、排気中のHCをトラップする。一方、ベッド温度が活性温度に達すると、トラップしたHCを脱離させ、リーン雰囲気で酸化する。ベッド温度が活性温度の摂氏約200度に達した後は、内燃機関1の運転が継続される限り、ベッド温度は活性温度を下回らず、HC吸着量は増加しない。
以上の性質をもつHC触媒23のHC吸着量は次のようにして求める。すなわち、内燃機関1のエンジン回転速度とエンジン負荷、EGR率などのパラメータを用いた公知の推定演算により、内燃機関1が生成するHC生成量を求める。あらかじめ、パラメータとHC生成量との関係をマップにしておき、パラメータからマップを参照してHC生成量を求めることも可能である。求めたHC生成量は単位時間当たりの値であるので、累積値を計算することで現時点におけるHC触媒23のHC吸着量を計算する。なお、HCのトラップ条件ではHC触媒23はトラップしたHCの酸化を行なわず、また活性温度に達した後はHC触媒23はHCのトラップを行なわない。したがって、領域XにおいてはHC生成量を積算するのみでHC触媒23のHC吸着量を計算できる。
ステップS14でコントローラ70は、ステップS13でもとめたHC触媒23の活性度とHC吸着量に基づき、あらかじめROMに格納された図8に示す特性のマップを参照して、HC触媒23の状態がバイパス弁38を閉鎖すべき領域aとバイパス弁38を開放すべき領域bのいずれに該当するかを判定する。
図8のマップの特性として、触媒活性度が高いほど領域aの確率が高く、HC吸着量が多いほど領域bの確率が高なる。言い換えれば、領域aでは触媒活性化を急ぐ必要はなく、領域bでは早期に触媒活性度を高める必要がある。コントローラ70はしたがって、領域aの場合にはステップS16でバイパス弁38を閉鎖して還流排気をEGRクーラ34で冷却する。コントローラ70はまた、領域bの場合にはステップS17でバイパス弁38を開放して、還流排気にEGRクーラ34を迂回させ、吸気温度の上昇を促進する。
ステップS14−S17の制御により、内燃機関1の暖機運転が促進され、HC触媒23は早期に活性温度に到達する。ステップS16またはS17の処理の後、コントローラ70はルーチンを終了する。
一方、内燃機関1の運転条件が領域Yに該当する場合に行なわれるステップS18−S21の処理は、第1の実施形態のステップS4−S7の処理と同一である。
すなわち、ステップS18で前述の方法で、NOx触媒21の活性度とNOx吸着量を計算し、ステップS19においてNOx触媒21の活性度とNOx吸着量が領域aに該当する場合には、コントローラ70はステップS20でバイパス弁38を閉じてEGRクーラ34による還流排気の冷却を行なう。ステップS19においてNOx触媒21の活性度とNOx吸着量が領域bに該当する場合には、コントローラ70はステップS21でバイパス弁38を開いてEGRクーラ34による還流排気の冷却が行なわれないようにする。ステップS20またはS21の処理の後、コントローラ70はルーチンを終了する。
この実施例によれば、内燃機関1が排気通路10にNOx触媒21とHC触媒23とを備える場合でも、内燃機関1の運転状態とそれぞれの触媒の特性に応じた最適の吸気温度制御を行なうことができる。
以上、この発明をいくつかの特定の実施形態を通じて説明してきたが、この発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。当業者にとっては、クレームの技術範囲でこれらの実施形態にさまざまな修正あるいは変更を加えることが可能である。
例えば、NOx触媒21として、LNT触媒に代えて尿素添加式浄化触媒 (SCR触媒)を用いた内燃機関にもこの発明は適用可能である。SCR触媒はNOxのトラップは行なわず、NOxの選択還元を行なう触媒である。LNT触媒の活性温度が摂氏250ー400度であるのに対して、SCR触媒の活性温度は摂氏350ー450度である。また、SCR触媒はNOxを吸着しないので、図2のルーチンのステップS4と、図6のルーチンのステップS18では、温度センサ22の検出するベッド温度と活性温度との比較に基づく触媒活性度のみを計算し、図2のルーチンのステップS5と、図6のルーチンのステップS19では、それぞれ触媒活性度のみに基づき領域aと領域bの判定を行なう。このような設計変更を加えることでこの発明はSCR触媒を用いた内燃機関にも適用可能である。
以上の各実施形態においては、制御に必要なパラメータをそれぞれセンサを用いて検出しているが、この発明はパラメータの取得方法には依存せず、パラメータを用いてクレームされた制御を実行する、内燃機関の排気還流温度のいかなる制御装置及び制御方法にも適用可能である。
1 内燃機関
13 水温センサ
21 NOx触媒
22 温度センサ
23 HC触媒
24 温度センサ
30 EGR通路
34 EGRクーラ
37 バイパス通路
38 バイパス弁
60 クランク角センサ
61 アクセルペダル踏み込み量センサ
70 コントローラ

Claims (12)

  1. 排気の一部を吸気に還流する排気還流通路と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化する窒素酸化物浄化触媒と、を備えた内燃機関の排気還流温度の制御装置において、
    排気還流通路の還流排気温度を調整する還流排気温度調整手段と、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度を検出する活性度検出手段と、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  2. 内燃機関の運転条件を検出する手段をさらに備え、制御手段は内燃機関の運転条件が所定条件を満たす場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段をさらに制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  3. 所定条件は内燃機関の負荷が所定負荷を上回るか、内燃機関の回転速度が所定速度を上回る場合に成立する、ことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  4. 制御手段は、内燃機関の運転条件が所定条件を満たさず、かつ窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値以上である場合に、排気還流通路の還流排気を上昇させるように還流排気温度調整手段をさらに制御する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  5. 窒素酸化物浄化触媒は、活性状態のリーン雰囲気で排気中の窒素酸化物を吸着する機能と、吸着した窒素酸化物を活性状態のリッチ雰囲気で脱離させ還元する機能とを兼ね備えた触媒で構成される、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  6. 窒素酸化物浄化触媒は尿素添加式浄化触媒である、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  7. 窒素酸化物浄化触媒の窒素酸化物吸着量を検出する窒素酸化物吸着量検出手段をさらに備え、制御手段は窒素酸化物浄化触媒の窒素酸化物吸着量が所定量を上回る場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段をさらに制御することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  8. 還流排気温度調整手段は、排気還流通路の還流排気を冷却する排気還流クーラと、排気還流通路の還流排気を排気還流クーラを迂回して流下させるバイパス弁とで構成される、ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  9. 排気の一部を吸気に還流する排気還流通路と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化する窒素酸化物浄化触媒と、排気中の炭化水素を第2の所定の活性温度以下で吸着し、吸着した炭化水素を第2の所定の活性温度以上の温度領域で酸化する炭化水素浄化触媒と、を備えた内燃機関の排気還流温度の制御装置において、
    排気還流通路の還流排気温度を調整する還流排気温度調整手段と、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度を検出する活性度検出手段と、
    炭化水素浄化触媒の活性度を検出する第2の活性度検出手段と、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い場合に排気還流通路の還流排気温度を低下させる還流排気温度調整手段の制御と、炭化水素浄化触媒の活性度に基づく還流排気温度調整手段の制御とを、内燃機関の運転条件に応じて選択的に適用する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  10. 制御手段は、内燃機関が所定の低負荷低回転速度領域で運転されている場合に、炭化水素浄化触媒の活性度に基づく還流排気温度調整手段の制御を適用し、内燃機関の回転速度または負荷が所定の低負荷低回転速度領域を上回る場合に、窒素酸化物浄化触媒の活性度に基づく還流排気温度調整手段の制御を適用する、ことを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  11. 炭化水素浄化触媒の炭化水素吸着量を検出する炭化水素吸着量検出手段をさらに備え、制御手段は内燃機関が所定の低負荷低回転速度領域で運転されている場合に、炭化水素浄化触媒の炭化水素吸着量と活性度に基づき還流排気温度調整手段を制御する、ことを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の排気還流温度の制御装置。
  12. 排気の一部を吸気に還流する排気還流通路と、排気中の窒素酸化物を所定の活性温度領域で浄化する窒素酸化物浄化触媒と、排気還流通路の還流排気温度を調整する還流排気温度調整手段と。を備えた内燃機関の排気還流温度の制御方法において、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度を検出し、
    窒素酸化物浄化触媒の活性度が所定値より低い場合に、排気還流通路の還流排気温度を低下させるように還流排気温度調整手段を制御する、
    ことを特徴とする内燃機関の排気還流温度の制御方法。
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