JP2005320940A - 内燃機関の排気還流システム - Google Patents

内燃機関の排気還流システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005320940A
JP2005320940A JP2004141293A JP2004141293A JP2005320940A JP 2005320940 A JP2005320940 A JP 2005320940A JP 2004141293 A JP2004141293 A JP 2004141293A JP 2004141293 A JP2004141293 A JP 2004141293A JP 2005320940 A JP2005320940 A JP 2005320940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
passage
egr
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004141293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Nakatani
好一郎 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004141293A priority Critical patent/JP2005320940A/ja
Publication of JP2005320940A publication Critical patent/JP2005320940A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/13Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
    • F02M26/42Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories having two or more EGR passages; EGR systems specially adapted for engines having two or more cylinders
    • F02M26/44Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories having two or more EGR passages; EGR systems specially adapted for engines having two or more cylinders in which a main EGR passage is branched into multiple passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/13Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
    • F02M26/36Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with means for adding fluids other than exhaust gas to the recirculation passage; with reformers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/13Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
    • F02M26/22Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with coolers in the recirculation passage
    • F02M26/23Layout, e.g. schematics
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/13Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
    • F02M26/39Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with two or more EGR valves disposed in series

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】 EGR通路、及び、該EGR通路と排気通路とをつなぐバイパス通路が設けられた内燃機関において、吸入空気の一部を排気通路に流入させることができる技術を提供する。
【解決手段】 EGR通路60内を還流する排気の量を調整するEGR弁62を、EGR通路60とバイパス通路70とが接続する接続部71よりも排気系40側のEGR通路60に設ける。そして、吸入空気の一部を排気通路42に流入させる必要がある場合には、ECU80により、EGR弁62を絞るとともに、バイパス弁73を開弁さる弁制御が実行される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の排気還流システムに関する。
従来の内燃機関において、過給機をバイパスしてEGR通路と排気通路とをつなぐバイパス通路と、該バイパス通路内を流れる排気ガス流量を調整する制御弁を備えた排気還流装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、吸入空気の一部を排気管の最上流部にバイパスすることにより、排気管内を流れる排気の温度を低減させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−82184号公報 特開2002−188450号公報 特開平9−88563号公報 特開2003−201828号公報
ところで、上述したような排気還流装置において、バイパス通路を用いることにより吸入空気の一部を排気通路に流入させるためには、EGR弁及び制御弁を開弁させる必要がある。しかしながら、EGR弁及び制御弁を開弁させた場合に、排気の圧力、すなわち、背圧が過給圧よりも高い状況では、吸入空気を排気通路へ流入させることが困難となってしまう。
本発明は、上記したような事情に鑑みてなされたものであり、EGR通路、及び、該EGR通路と排気通路とをつなぐバイパス通路が設けられた内燃機関において、吸入空気の一部を排気通路に流入させることができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にあっては、EGR通路内を還流する排気の量を調整するEGR弁の配置について着目したもので、背圧が高くなるような状態においても、吸入空気の一部を排気通路に流入させることができる位置にEGR弁を配置したことを要旨とする。
本発明は、具体的には、内燃機関の排気系及び吸気系に接続し、排気系から吸気系に排気の一部を還流させるEGR通路と、
排気系と前記EGR通路とが接続する接続部よりも下流の排気系、及び、前記EGR通路をつなぐバイパス通路と、
前記バイパス通路に設けられ、該バイパス通路から排気系へ流入する排気の量を調整するバイパス弁と、
を備えた内燃機関の排気還流システムにおいて、
前記EGR通路内を還流する排気の量を調整するEGR弁を、前記EGR通路と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも排気系側の該EGR通路に設けたことを特徴とする。
このように構成することにより、背圧が高くなるような状態においては、EGR弁を閉弁することによって、背圧の影響を受けることなく、吸入空気の一部を排気通路に流入させることができるようになる。
ここで、EGR弁を閉弁させるタイミングとしては、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要がある場合に閉弁させるとよく、これは、機関運転状態に基づいて判定されるとよい。
すなわち、上記の構成において、内燃機関の運転状態を検出する機関運転状態検出手段と、
前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、吸気系から前記EGR通路及び前記バイパス通路を通して排気系へ吸入空気を流入させる必要があるか否かを判定するバイパス判定手段と、
前記バイパス判定手段により吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があると判定された場合に、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行う制御手段と、
をさらに備えるとよい。
また、排気系において、排気の流量を絞るような手段、例えば、排気絞り弁や、排気ブレーキなどが設けられているような場合や、排気浄化手段として適用されたパティキュレートフィルタが詰まってしまった(いわゆる、PM詰まりが生じた)場合などにおいては、排気系の圧力の方が吸気系の圧力よりも高くなってしまう場合がある。このような場合に、EGR弁を閉弁するとともに、バイパス弁を開弁する制御を行うと、排気系の排気が吸気系に流入してしまうことが懸念される。
そこで、上記の構成において、吸気系と前記EGR通路との接続部より上流の吸気系の吸入空気の圧力を検出する吸気圧検出手段と、
排気系と前記バイパス通路との接続部近傍の排気の圧力を検出する排気圧検出手段と、
前記吸気圧検出手段により検出された吸入空気の圧力が、前記排気圧検出手段により検出された排気の圧力よりも高いか否かを判定する圧力判定手段と、
をさらに備え、
前記圧力判定手段により、前記吸気圧検出手段により検出された吸入空気の圧力の方が、前記排気圧検出手段により検出された排気の圧力よりも高いと判定された場合であって、前記バイパス判定手段により吸気系から吸入空気を排気系へ流入させる必要があると判定された場合に、前記制御手段は、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行うとよい。
これにより、吸気系の圧力の方が排気系の圧力よりも高い場合に、EGR弁を閉弁しバイパス弁を開弁する制御が行われることとなり、排気系の排気が吸気系に流入してしまうことを抑制することができる。
ここで、排気を浄化するための排気浄化手段においては、排気浄化手段の温度が上昇し過ぎると、排気浄化率が低下してしまい、排気エミッションの悪化を招いてしまうことが懸念される。また、排気浄化手段の温度が過剰に上昇し過ぎると、熱劣化を生じさせてしまうおそれがある。このような場合には、排気浄化手段の温度を低下させることが必要となる。そこで、排気浄化手段の温度を低下させる必要がある場合には、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させることによって、排気浄化手段の温度を低下させるとよい。
すなわち、上記の構成において、排気系と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも下流の排気系に設けられ、排気を浄化する排気浄化手段と、
前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、前記排気浄化手段の温度を低下させる必要があるか否かを判定する温度判定手段と、
をさらに備え、
前記バイパス判定手段は、前記温度判定手段により前記排気浄化手段の温度を低下させる必要があると判定された場合に、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があると判定するとよい。
これにより、排気浄化手段の温度が上昇し過ぎることを抑制することができるので、排気浄化率が低下して排気エミッションの悪化してしまうことを抑制することができ、また、排気浄化手段の熱劣化の発生を抑制することが可能となる。
また、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させた場合においては、排気系の酸素量が増量する(酸素濃度が濃くなる)こととなる。この場合には、増量した酸素が、未燃燃料(例えば、HCやCO)などと排気浄化手段上で反応することにより、その反応熱で排気浄化手段の温度が上昇することとなる。したがって、排気浄化手段の温度を上昇させたいような状況において、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させるとよい。
すなわち、上記の構成において、排気系と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも下流の排気系に設けられ、排気を浄化する排気浄化手段と、
前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、前記排気浄化手段に酸素を供給する必要があるか否かを判定する酸素供給判定手段と、
をさらに備え、
前記バイパス判定手段は、前記酸素供給判定手段により前記排気浄化手段に酸素を供給する必要があると判定された場合に、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があると判定するとよい。
これにより、排気浄化手段に酸素を供給する必要がある場合には、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させることにより、より確実に、より早く排気浄化手段に酸素を供給することができる。したがって、排気浄化手段の温度を上昇させる昇温制御を実行したいような場合においても、より確実に、より早く昇温制御を実行することができる。ここで、昇温制御とは、排気浄化手段としてパティキュレートフィルタが適用される場合における当該パティキュレートフィルタに捕集されている煤等の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を除去するPM再生処理制御や、排気浄化手段として吸蔵還元型NOx触媒が適用される場合における当該吸蔵還元型NOx触媒の硫黄被毒回復制御における昇温制御時等を例示することができる。
また、上記の構成において、排気系と前記EGR通路との接続部よりも下流の排気系であって、かつ、排気系と前記バイパス通路との接続部よりも上流の排気系に設けられ、ノズルベーンを有して内燃機関から排出される排気により駆動されて吸入空気を圧縮する可変容量型過給機をさらに備え、
前記制御手段は、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行う場合に、さらに、前記ノズルベーンの開度をより閉じ側に調整するとよい。
EGR弁を閉弁するとともに、バイパス弁を開弁する制御を行うことにより、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させた場合には、内燃機関の気筒内に流入する吸気量が減少することとなってしまい、過給圧の低下を招くことが懸念される。そこで、EGR弁を閉弁するとともに、バイパス弁を開弁する制御を行う場合に、さらに、ノズルベーンの開度をより閉じ側に調整することにより、過給圧の低下を抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記EGR通路を流れる排気を冷却するEGRクーラを、前記EGR弁よりも排気系側の前記EGR通路に設けてもよい。
EGRクーラは、熱媒体を介して内燃機関と熱交換を行う熱交換器としての機能を有す
るもので、機関冷間時には、内燃機関から排出された排気がEGRクーラに流入することによってEGRクーラの温度が上昇し、これにより、熱媒体を介して内燃機関の温度を上昇させることができる。すなわち、内燃機関の早期暖機化を図ることができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
本発明によれば、EGR通路、及び、該EGR通路と排気通路とをつなぐバイパス通路が設けられた内燃機関において、吸入空気の一部を排気通路に流入させることができる技術を提供することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関1の概略構成を示す図である。内燃機関1は、燃料供給系10、気筒(燃焼室)20、吸気系30及び排気系40等を主要部として構成される直列4気筒のディーゼルエンジンである。まず、本実施の形態に係る内燃機関1の基本構造及び機能について説明する。
燃料供給系10は、サプライポンプ11、コモンレール12、燃料噴射弁13、機関燃料通路14等を備えて構成される。
サプライポンプ11は、燃料タンク(図示略)から汲み上げた燃料を高圧にし、機関燃料通路14を介してコモンレール12に供給する。コモンレール12は、サプライポンプ11から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各燃料噴射弁13に分配する。燃料噴射弁13は、その内部に電磁ソレノイド(図示略)を備えた電磁弁であり、適宜開弁して気筒20内に燃料を噴射供給する。
吸気系30は、各気筒20内に供給される吸入空気の通路(吸気通路31)を形成する。また、吸気通路31には、該吸気通路31内を流れる吸気の流量を調整する吸気絞り弁32が設けられている。この吸気絞り弁32は、その開度を無段階に調節することのできる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を変更し、同吸入空気の供給量(流量)を調整する機能を有する。
一方、排気系40は、各気筒20から排出される排気ガスの通路を形成する。排気ガスの通路としては、排気の流れ方向に沿って上流から下流にかけ、エキゾーストマニホールド41、排気通路42が順次配設されている。
また、この内燃機関1には、可変ノズルベーン式の可変容量型過給機(ターボチャージャ)50が設けられている。ターボチャージャ50は、シャフト51を介して連結された回転体52,53を備える。一方の回転体(タービンホイール)52は排気系40内の排気に晒され、他方の回転体(コンプレッサホイール)53は、吸気系30内の吸気に晒される。このような構成を有するターボチャージャ50は、タービンホイール52が受ける排気流(排気圧)を利用してコンプレッサホイール53を回転させ、吸気圧を高めるといったいわゆる過給を行う。また、タービンホイール52が設けられるタービンハウジング54には、タービンハウジング54内の排気通路(ノズル通路)の断面積を変更させるノズルベーンが内装されている。
また、内燃機関1には、吸気通路31とエキゾーストマニホールド41とを連通する排気還流通路(以下、EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路という)60が設けられている。このEGR通路60は、排気の一部を適宜吸気通路31に戻す機能を有する。
EGR通路60には、同通路60内を流れるガス(以下、EGRガスという)の流れ方向(図1中において矢印Aで示す)に沿って上流(排気系40側)から下流(吸気系30側)にかけ、EGRクーラ61、EGR弁62が、順次配設されている。
EGRクーラ61は、EGR通路60の周囲を取り巻くように設けられ、EGRガスを冷却するための熱交換器である。機関冷間時などEGRクーラ61の温度が低下している場合においては、内燃機関1から排出された排気がEGRクーラ61に流入することにより、EGRクーラ61の温度が上昇することとなる。これにより、熱交換によって機関の冷却水の温度を上昇させることができるので、内燃機関の暖機性の向上、燃料消費率の向上を図ることが可能となる。EGR弁62は、無段階に開閉される電子制御弁(開閉弁)であり、EGRガスの流量(以下、EGR量という場合もある)を自在に調整することができる。なお、排気系40において、エキゾーストマニホールド41とEGR通路60との接続部(排気の一部がEGR通路60に分流する分流部)63よりも下流にターボチャージャ50が設けられていることになる。
また、内燃機関1には、EGR通路60と排気通路42とを連通するバイパス通路70が設けられている。
バイパス通路70とEGR通路60とが接続する接続部(EGR通路60を流れるEGRガスの一部がバイパス通路70に分流する分流部)71は、EGR通路60においてEGRクーラ61及びEGR弁62よりも下流(吸気系30側)に設けられている。
また、バイパス通路70と排気通路42とが接続する接続部(バイパス通路70を流れるEGRガスが排気通路42に合流する合流部)72は、排気通路42においてターボチャージャ50よりも下流に設けられている。
そして、バイパス通路70には、EGR通路60からバイパス通路70を介して排気通路42に流入するEGRガスの流量を調整するバイパス弁73が設けられている。このバイパス弁73は、その開度を無段階に調節することのできる電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下においてEGRガスの流路面積を変更し、EGRガスの流量を調整する機能を有する。
また、排気通路42においては、排気中に含まれるNOx(窒素酸化物)、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)、粒子状物質(PM:Particulate Matter)等を浄化する排気浄化装置(排気浄化手段、以下、触媒という)43が設けられている。触媒43は、バイパス通路70と排気通路42とが接続する接続部72よりも下流に設けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)80が併設されている。このECU80は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びバックアップRAM等からなる論理演算回路を備え、各種センサの信号に基づいて、例えば、内燃機関1の運転状態を検出し、内燃機関1の各種構成要素を統括制御する。
ECU80には、内燃機関1に取り付けられたクランクポジションセンサ(図示略)、内燃機関1内を循環する冷却水の温度(冷却水温)に応じた信号を出力する水温センサ81、吸気系30を通じて気筒20に導入される空気の流量(吸入空気量)に応じた信号を出力するエアフロメータ(図示略)、運転者によるアクセルペダル(図示略)の踏込量に応じた信号を出力するアクセルポジションセンサ(図示略)等、各種センサが電気配線を介して接続され、上記した各種センサの出力信号がECU80に入力されるようになっている。
また、ECU80は、一定時間毎に実行すべき基本ルーチンにおいて、各種センサの出力信号の入力、機関回転数の演算、負荷の演算、燃料噴射量の演算、燃料噴射時期の演算などを実行する。基本ルーチンにおいてECU80が入力した各種信号やECU80が演算して得られた各種制御値は、該ECU80のRAMに一時的に記憶される。
更に、ECU80は、各種のセンサやスイッチからの信号の入力、一定時間の経過、或いはクランクポジションセンサからのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理において、RAMから各種制御値を読み出し、それら制御値に従って燃料噴射弁13,EGR弁62,バイパス弁73,ターボチャージャ50(ノズルベーン)などを制御する。ここで、ECU80や内燃機関1の運転状態に関する情報を提供する各種センサは、本発明に係る制御手段や機関運転状態検出手段やバイパス判定手段や圧力判定手段や温度判定手段や酸素供給判定手段を構成している。
次に、本実施の形態の特徴について説明する。
本実施の形態において、EGR弁62は、上述したように、EGR通路60において、EGRクーラ61よりも下流(吸気系30側)であって、かつ、バイパス通路70との接続部71よりも上流(排気系40側)に設けられている。
このようにEGR弁62を配設することにより、EGR弁62を絞る(閉弁する)ことで、EGR通路60においてバイパス通路70とEGR通路60との接続部71よりも排気系40側で、EGR通路60を塞ぐことができる。すなわち、EGR通路60において、エキゾーストマニホールド41から吸気通路31側に向かうEGRガスの流れを、接続部71よりも排気系40側でとめることができる。
このような状態で、さらに、バイパス弁73を開弁することによって、吸気通路31を流れる吸入空気の一部を、図1に示す矢印Bのように、EGR通路60→接続部71→バイパス通路70の順に通して排気通路42に流入させることができる。
そして、ECU80により吸入空気を排気通路42に流入させる必要があるかどうかを判定させて、吸入空気を排気通路42に流入させたい場合には、内燃機関1から排出される排気の圧力、いわゆる背圧が大きくなるような場合があっても、EGR弁62を絞ることで接続部71よりも排気系40側でEGR通路60を塞ぐことができるので、吸入空気が背圧の影響によって吸気通路31側に戻されることなく吸入空気を排気通路42に流入させることができる。
このようにして、吸気通路31を流れる吸入空気の一部を排気通路42に流入させることできるようになると、これにより、触媒43の温度を低下させたり、触媒43の温度を上昇させたりすることが可能となる。
以下に、触媒43の温度を低下させたり、触媒43の温度を上昇させたりする場合について説明する。
まず、触媒43の温度を低下させる場合について説明する。触媒43の温度を低下させる場合とは、例えば、排気温度が高く、触媒43の浄化ウィンドウを外れてしまうような場合である。
図2は、触媒43の浄化ウィンドウを示す図である。排気温度が高くなり、排気の温度が図に示すa(所定温度)以上となった場合には、触媒の排気浄化率が低下してしまい、排気エミッションの悪化を招くおそれがある。
したがって、排気温度が図2に示すa以上となった場合には、ECU80により、EGR弁62を閉弁するとともにバイパス弁73を開弁する弁制御を実行させる。これには、例えば、ECU80は、触媒43に流入する排気の温度を検出する排気温度センサ44の検出値が図2に示すa以上であるかどうかを判定する。そして、ECU80が排気温度センサ44の検出値がa以上であるかと判定した場合、ECU80は、触媒43の温度を低下させる必要がある(吸入空気を排気通路42に流入させる必要がある)と判定し、EGR弁62を絞るとともに、バイパス弁73を開弁させる。この場合、ECU80は、本発明に係る制御手段や機関運転状態検出手段やバイパス判定手段や温度判定手段を構成している。
このようにECU80により弁制御が実行されることにより、吸気通路31を流れる吸入空気の一部を排気通路42に流入させることできるので、排気通路42に流入した吸入空気が触媒43に流入することによる冷却効果によって、触媒43の温度を低下させることが可能となる。したがって、触媒43の温度が上昇し過ぎることを抑制することができるので、触媒43の排気浄化率が低下してしまうことを抑制する(高温側での排気浄化性能を確保する)ことができ、排気エミッションの悪化を抑制することが可能となる。
なお、図2に示す関係は、図1に示すように接続部72と触媒43との間の排気通路42に設けられた排気温度センサ44により検出された排気温度、及び、触媒43の排気浄化率の関係を示すものであるが、触媒43の下流に設けた排気温度センサや、触媒43の温度を検出または推定するために設けた床温センサの検出値や、水温センサ81の検出値に対する、触媒43の排気浄化率の関係を示す図(マップ)を用いてもよい。
次に、触媒43の温度を上昇させる場合について説明する。触媒43の温度を上昇させる場合とは、例えば、PM再生処理制御(いわゆるPM強制再生)や、硫黄被毒回復制御(いわゆるS被毒再生)において、強制的に触媒温度を所定温度(例えば、600℃)以上に上昇させる場合である。
ここで、PM再生処理制御について説明する。排気中に含まれる煤等のPMを捕集するためのパティキュレートフィルタ(以下、フィルタという場合もある)を触媒43が有する場合においては、フィルタが捕集可能なPM量には限りがあるため、フィルタに捕集されているPMを該フィルタから適宜除去させる必要がある。そこで、フィルタに捕集されているPMを除去する方法(PM再生処理)として、フィルタ内が酸化雰囲気(すなわち、酸素過剰な雰囲気)の状態で、PMが酸化可能な温度域までフィルタを昇温させる(昇温制御)ことにより、PMを酸化・除去している。
また、硫黄被毒回復制御について説明する。内燃機関1の燃料には硫黄成分が含まれているのが通常であり、排気中にはNOxの他、このような燃料中の硫黄成分を起源とする硫黄成分(SOx(硫黄酸化物)やSなど)も存在する。排気中に存在する硫黄成分は、NOxに比べてより高い効率で触媒43(この場合には、吸蔵還元型NOx触媒であると好ましい)に吸収され、しかも、同触媒に吸蔵されているNOxを放出するために十分な
条件下(排気中の酸素濃度が所定値を下回る条件下)にあっても当該触媒から容易には放出されない。このため、機関運転の継続に伴い、排気中の硫黄成分が徐々にNOx触媒に堆積していく、いわゆる硫黄被毒が生じることとなる。
そこで、硫黄被毒を防止或いは抑制するための方策として、NOx触媒の温度を上昇させ(昇温制御)、排気の空燃比(排気空燃比)を理論空燃比(ストイキ)若しくはストイキより少し濃いリッチと、リーンとを交互に繰り返す制御(硫黄被毒回復制御)が行われる。
また、昇温制御について説明する。昇温制御としては、燃料噴射弁13により行われる、内燃機関1の圧縮上死点近傍で気筒20内に燃料を噴射する通常の主燃料噴射(主噴射)に加えて、排気行程中又は膨張行程中に気筒20内に燃料を副次的に噴射するポスト噴射又は吸気行程もしくは排気行程の上死点近傍で気筒20内に燃料を噴射するビゴム噴射等の副噴射を行うことが有効である。
ポスト噴射においては、排気行程中又は膨張行程中に噴射された燃料が未燃燃料として触媒43に流入し、触媒43との反応熱により該触媒の温度が上昇する。一方、ビゴム噴射においては、吸気行程又は排気行程の上死点近傍で噴射された燃料がその後の行程で蒸発して着火し易いものとなり燃焼を安定させるので、主噴射時期を遅延させることによりピストン運動に消費されるエネルギ量が減少し、それに伴い温度上昇した排気が触媒43に到達することにより該触媒の温度が上昇する。更に噴射された燃料の未燃分が触媒43に供給され、それが触媒上で酸化反応を起こし、以って該触媒の温度が上昇する。
副噴射の量及び噴射時期は、アクセル開度と機関回転数と副噴射量又は副噴射時期との関係を予め導き出してマップ化しておきROMに記憶させておけば、そのマップとアクセル開度と機関回転数とから算出することができる。
また、燃料を排気系40に直接添加供給する燃料添加弁を設けることによっても、上述した副噴射と同様、未燃燃料を触媒43に流入させることができるので、未燃燃料と触媒43との反応熱により該触媒の温度を上昇させることができる。燃料添加弁による燃料添加では、一度に添加することのできる燃料量や添加タイミングの自由度が、副噴射による場合よりも大きい。
ここで、PM再生処理制御や硫黄被毒回復制御が実行される条件について説明する。
PM再生処理制御が実行される条件としては、パティキュレートフィルタに捕集されているPM量が、所定量以上であるという条件を例示することができる。当該所定量は、PMがパティキュレートフィルタに捕集されることによりパティキュレートフィルタの目詰まりを起こし、この目詰まりが排気抵抗の増加を生じさせ、内燃機関の出力低下を生じさせてしまう量である。パティキュレートフィルタに捕集されているPM量が所定量以上であるか否かを判定する方法としては、内燃機関の運転状態、例えば、機関回転数と負荷とPM量との関係を予め導き出しマップ化しておき、そのマップと機関回転数と負荷とからPM量を算出し、前回のPM再生処理制御実行終了時から内燃機関の運転状態に基づいて算出されるPM量を積算していくことによって推定する方法、パティキュレートフィルタの前後差圧(フィルタより上流の排気圧力とフィルタより下流の排気圧力との差圧)が所定圧以上であるときにパティキュレートフィルタに捕集されているPM量が所定量以上であると判定する方法、あるいは、前回のPM再生処理制御実行終了時からの燃料噴射量(吸入空気量等でもよい)の積算値が所定量以上であるときにパティキュレートフィルタに捕集されているPM量が所定量以上であると判定する方法等を例示することができる。
また、硫黄被毒回復制御が実行される条件としては、硫黄被毒が解消されていない期間が所定期間に達しているか、あるいは硫黄被毒が解消されていない間に車輌が走行した距離が所定距離に達しているか等の条件を例示することができる。
そして、本実施の形態において、ECU80は、所定時間毎に上記のような昇温制御が実行されているか(実行されるか)どうかを判定している。昇温制御が実行されている(実行される)と判定された場合には、酸素を供給する必要があると判定して、EGR弁62を絞るとともに、バイパス弁73を開弁させる弁制御を実行する。この場合、ECU80は、本発明に係る制御手段や機関運転状態検出手段やバイパス判定手段や酸素供給判定手段を構成している。
このようにECU80により弁制御が実行されることにより、吸気通路31を流れる吸入空気の一部を排気通路42に流入させることできる。これにより、PM再生処理制御や硫黄被毒回復制御における昇温制御時等のような、未燃燃料が増加した状況において、触媒43に流入する酸素量を増量させることができる。そして、増量した酸素が、未燃燃料と触媒43上で反応することにより、その反応熱で触媒43の温度が上昇することとなる。
したがって、PM再生処理制御や硫黄被毒回復制御における昇温制御をより確実に、より早く実行することが可能となる。
次に、ECU80により、EGR弁62、及び、バイパス弁73に加えてさらに、ターボチャージャ50のノズルベーンの開度が制御される場合について説明する。
ECU80は、EGR弁62を絞るとともにバイパス弁73を開弁させる場合には、さらに、ターボチャージャ50のノズルベーンの開度をより絞る制御を行なうとよい。
これにより、EGR弁62を絞るとともにバイパス弁73を開弁させることにより、吸気通路31を流れる吸入空気の一部を排気通路42に流入させた場合に懸念される、気筒20に流入する吸気量の減少を抑制することができるので、過給圧の低下を抑制することが可能となる。
さらに、このような場合には、バイパス弁73の開度を調整することによって、過給圧が目標値となるように制御することも可能である。
また、ECU80は、燃焼の悪化やPMの増大が生じない範囲でNOxやスモークの抑制効果が最大になるようにEGR率(気筒20に吸入される吸気に含まれるEGRガスの割合、すなわち、EGR量/(吸入空気(新気)量+EGR量)をEGR率という)を内燃機関1の運転状態に応じて制御している。しかしながら、機関運転状態によっては、気筒20に流入する吸気量が減少したときに、ECU80により上述した弁制御が実行されている場合には、EGR率を制御することが困難となり、スモークなどの発生による排気エミッションの悪化を招くことが懸念される。このような場合には、EGR弁62を開弁することによってEGR量を増量させ、気筒20に流入する吸気量を増量させる必要が生じる。
したがって、機関運転状態や、排気エミッションに悪影響を与えない範囲において、EGR率(EGR量)の制御や、吸入空気を排気通路42に流入させるための弁制御が実行されるとよい。
これには、例えば、EGR率が機関運転状態に応じて最適な値となるよう予め実験等に
基づいて設定しておき、さらに、弁制御を実行すべき機関運転状態の領域(機関運転領域)を予め実験等に基づいて求めておくことにより、機関運転状態を表すパラメータ(例えば、機関回転数、負荷、排気温度など)の関係をマップ化しておくとよい。このようなマップを用いることにより、機関運転状態に基づいて、弁制御を実行して排気通路42に吸入空気を流入させる方を優先させるか、弁制御を実行せずにEGR量の確保を優先させるかを、機関運転状態や排気エミッションに悪影響を与えない範囲で設定することができる。
また、このようなマップは、さらに触媒43の状態も考慮して、より効果的な制御となるように予め実験等により設定しておくとよい。例えば、EGR量を増量させたいと同時に触媒の温度も低下させたい場合において、EGR量の制御によりEGR量を増量させた場合の効果(例えば、NOxの低減)と、弁制御により触媒の温度を低下させた場合の効果(排気浄化率の向上)とを比較して、より効果が得られる制御が実行されるように設定するとよい。
なお、上述したパティキュレートフィルタにおいてPM詰まりが生じた場合や、内燃機関1の排気系40において、排気絞り弁や、排気ブレーキなどが設けられているような場合には、吸気系30の圧力よりも排気系40の圧力の方が高くなってしまう場合が生じる可能性がある。
このような場合には、吸気通路31とEGR通路60との接続部64より上流の吸気通路31の吸入空気の圧力を検出するセンサ(吸気圧検出手段)と、排気通路42とバイパス通路70との接続部72近傍の排気の圧力を検出するセンサ(排気圧検出手段)とを設けるとよい。そして、これらセンサの検出値から、ECU80が、吸入空気の圧力が、排気の圧力よりも高いか否かを判定し(圧力判定手段)、吸入空気の方が高いと判定した場合であって、吸気系30から吸入空気を排気系40へ流入させる必要がある場合に、上述した弁制御を行うとよい。
これにより、排気通路42の排気が吸気通路31に流入してしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関の概略構成を示す図。 触媒の浄化ウィンドウを示す図。
符号の説明
1 内燃機関
10 燃料供給系
11 サプライポンプ
12 コモンレール
13 燃料噴射弁
14 機関燃料通路
20 気筒
30 吸気系
31 吸気通路
32 吸気絞り弁
40 排気系
41 エキゾーストマニホールド
42 排気通路
43 触媒
44 排気温度センサ
50 ターボチャージャ
51 シャフト
52 タービンホイール
53 コンプレッサホイール
54 タービンハウジング
60 EGR通路
61 EGRクーラ
62 EGR弁
63,64,71,72 接続部
70 バイパス通路
73 バイパス弁
80 ECU
81 水温センサ

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気系及び吸気系に接続し、排気系から吸気系に排気の一部を還流させるEGR通路と、
    排気系と前記EGR通路とが接続する接続部よりも下流の排気系、及び、前記EGR通路をつなぐバイパス通路と、
    前記バイパス通路に設けられ、該バイパス通路から排気系へ流入する排気の量を調整するバイパス弁と、
    を備えた内燃機関の排気還流システムにおいて、
    前記EGR通路内を還流する排気の量を調整するEGR弁を、前記EGR通路と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも排気系側の該EGR通路に設けたことを特徴とする内燃機関の排気還流システム。
  2. 内燃機関の運転状態を検出する機関運転状態検出手段と、
    前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、吸気系から前記EGR通路及び前記バイパス通路を通して排気系へ吸入空気を流入させる必要があるか否かを判定するバイパス判定手段と、
    前記バイパス判定手段により吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があると判定された場合に、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行う制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流システム。
  3. 吸気系と前記EGR通路との接続部より上流の吸気系の吸入空気の圧力を検出する吸気圧検出手段と、
    排気系と前記バイパス通路との接続部近傍の排気の圧力を検出する排気圧検出手段と、
    前記吸気圧検出手段により検出された吸入空気の圧力が、前記排気圧検出手段により検出された排気の圧力よりも高いか否かを判定する圧力判定手段と、
    をさらに備え、
    前記圧力判定手段により、前記吸気圧検出手段により検出された吸入空気の圧力の方が、前記排気圧検出手段により検出された排気の圧力よりも高いと判定された場合であって、前記バイパス判定手段により吸気系から吸入空気を排気系へ流入させる必要があると判定された場合に、前記制御手段は、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気還流システム。
  4. 排気系と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも下流の排気系に設けられ、排気を浄化する排気浄化手段と、
    前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、前記排気浄化手段の温度を低下させる必要があるか否かを判定する温度判定手段と、
    をさらに備え、
    前記バイパス判定手段は、前記温度判定手段により前記排気浄化手段の温度を低下させる必要があると判定された場合に、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があると判定することを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の排気還流システム。
  5. 排気系と前記バイパス通路とが接続する接続部よりも下流の排気系に設けられ、排気を浄化する排気浄化手段と、
    前記機関運転状態検出手段により検出された内燃機関の運転状態に基づいて、前記排気浄化手段に酸素を供給する必要があるか否かを判定する酸素供給判定手段と、
    をさらに備え、
    前記バイパス判定手段は、前記酸素供給判定手段により前記排気浄化手段に酸素を供給する必要があると判定された場合に、吸気系から排気系へ吸入空気を流入させる必要があ
    ると判定することを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関の排気還流システム。
  6. 排気系と前記EGR通路との接続部よりも下流の排気系であって、かつ、排気系と前記バイパス通路との接続部よりも上流の排気系に設けられ、ノズルベーンを有して内燃機関から排出される排気により駆動されて吸入空気を圧縮する可変容量型過給機をさらに備え、
    前記制御手段は、前記EGR弁を閉弁するとともに、前記バイパス弁を開弁する制御を行う場合に、さらに、前記ノズルベーンの開度をより閉じ側に調整することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流システム。
  7. 前記EGR通路を流れる排気を冷却するEGRクーラを、前記EGR弁よりも排気系側の前記EGR通路に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流システム。
JP2004141293A 2004-05-11 2004-05-11 内燃機関の排気還流システム Withdrawn JP2005320940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141293A JP2005320940A (ja) 2004-05-11 2004-05-11 内燃機関の排気還流システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004141293A JP2005320940A (ja) 2004-05-11 2004-05-11 内燃機関の排気還流システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005320940A true JP2005320940A (ja) 2005-11-17

Family

ID=35468388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004141293A Withdrawn JP2005320940A (ja) 2004-05-11 2004-05-11 内燃機関の排気還流システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005320940A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071217A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nissan Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置
WO2016207112A1 (en) * 2015-06-23 2016-12-29 Volvo Truck Corporation An internal combustion engine system
KR101905554B1 (ko) 2012-12-13 2018-11-21 현대자동차 주식회사 배기 가스 재순환 시스템 및 이를 제어하는 방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071217A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Nissan Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置
KR101905554B1 (ko) 2012-12-13 2018-11-21 현대자동차 주식회사 배기 가스 재순환 시스템 및 이를 제어하는 방법
WO2016207112A1 (en) * 2015-06-23 2016-12-29 Volvo Truck Corporation An internal combustion engine system
CN107810315A (zh) * 2015-06-23 2018-03-16 沃尔沃卡车集团 内燃发动机系统
US20180171903A1 (en) * 2015-06-23 2018-06-21 Volvo Truck Corporation An internal combustion engine system
CN107810315B (zh) * 2015-06-23 2021-03-26 沃尔沃卡车集团 内燃发动机系统
US11022055B2 (en) 2015-06-23 2021-06-01 Volvo Truck Corporation Internal combustion engine system for exhaust gas recovery

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8079212B2 (en) Exhaust purifying apparatus and exhaust purifying method for internal combustion engine
JP4119927B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
RU2390642C2 (ru) Устройство и способ очистки выхлопных газов для двигателей внутреннего сгорания
US7963101B2 (en) Exhaust gas purifying device for an internal combustion engine
JP4857957B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6589365B2 (ja) 排出ガス浄化システム
JP2005264821A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP4379314B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4435300B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010163924A (ja) 内燃機関の制御装置
EP1515014A1 (en) Exhaust purifying apparatus of internal combustion engine
JP5240514B2 (ja) エンジンの排気還流装置
JP2005320940A (ja) 内燃機関の排気還流システム
JP4500765B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5915856B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2010106753A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2010106750A (ja) 車両の排気浄化装置
JP4727472B2 (ja) 排気浄化装置
JP4144504B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2006274985A (ja) 排気後処理装置
JP2007040223A (ja) 排気浄化装置
JP6447214B2 (ja) 内燃機関の排気ガス浄化システム、内燃機関及び内燃機関の排気ガス浄化方法
JP2005048701A (ja) エンジンの排気浄化装置
JP5915855B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP3899945B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807