JP2010167951A - 車両用シートのシートリフタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 後突時にフリー側リンクの沈み込みによってシートフレームに捩れが生じ、その後の戻ろうとする反動による乗員の着座姿勢の崩れを招くため、ヘッドレスト等による乗員の保護性能が十分に機能しないおそれがある。
【解決手段】 後傾配置されたフリー側リンク16Fが上辺16aに歯状部18を有して形成されるとともに、歯状部に噛合可能なストッパピン20をその自由端部に有するストッパリンク22がフリー側リンクとの隣接位置で床体側枢着点を揺動支点としてシート後方に揺動可能に設けられている。そして、車両の後突時、非噛合位置からのストッパリンク22の後方慣性揺動のもとで、ストッパリンクのストッパピン20がフリー側リンクの歯状部18に噛合されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、床体側枢着点を揺動支点として左右一体揺動されるフロントリンクおよびリヤリンクを備えた車両用シートのシートリフタ、特に、リヤリンクの少なくとも左右いずれか一方をフリー側リンクとした車両用シートのシートリフタに関する。
自動車等のシートの高さ調整を行うシートリフタとして、たとえば、左右一体揺動の可能なフロント、リヤの各リンクをシートクッション下部の離間した前後位置に配した構成が一般的に知られている(たとえば特開2007−176222号公報等)。そして、この特開2007−176222号公報にシートリフタ装置として記載されているように、この種のシートリフタにおいては、左右のリヤリンクのうちのたとえばアウタ側(車体のアウタ側)がセクタギヤを一体に有する駆動側リンクとしてなり、セクタギヤに噛合されたピニオンギヤを操作ハンドル、操作レバー等の駆動手段により回転駆動させることにより、任意の方向へのリヤリンクの揺動、つまりはシートの昇降が可能となっている。
特開2007−176222号公報
ところで、この種のシートリフタは、通常、ブレーキユニットの制動力のもとでシート下降方向へのピニオンギヤの回転、つまりはリヤリンクの揺動を規制する構造となっている。そのため、自動車の後突時での乗員の慣性力による過大な荷重がシートバックからリヤリンクに集中的に作用しても、このピニオンギヤの噛合された側のリンク、つまり駆動側リンクにおいてはその下降方向へのリンクの揺動を十分に規制できる。しかし、セクタギヤを持たない、つまりブレーキユニットによる制動力を直接受けないフリー側リンクにおいては、後突時の過大な荷重による下降方向への揺動が避けられない。
このように、左右のリヤリンクのうちの一方をフリー側リンクとするシートリフタにおいては、後突時にフリー側リンクが沈み込もうとするため、この沈み込みによってシートフレームに捩れが生じる。そして、シートフレームの捩れは、その後の戻ろうとする反動による乗員の着座姿勢の崩れを招くため、ヘッドレスト等による乗員の保護性能が十分に機能しないおそれがある。
本発明は、後突時におけるシートフレームの捩れからの反動を抑制してヘッドレスト等の安全装置の保護性能を十分に高く保持できる車両用シートのシートリフタの提供を目的としている。
上記の目的のために、請求項1に係る本発明によれば、後傾配置された左右のリヤリンクのうち、左右いずれかとして規定されたフリー側リンクが上辺に歯状部を有して形成されるとともに、当該歯状部に噛合可能なストッパピンをその自由端部に有するストッパリンクがフリー側リンクとの隣接位置で床体側枢着点を揺動支点としてシート後方への揺動を可能に設けられている。そして、車両の後突時、非噛合位置からのストッパリンクの後方慣性揺動のもとでストッパリンクのストッパピンをフリー側リンクの歯状部に噛合可能としている。
また、請求項2に係る本発明によれば、ストッパリンクを付勢手段による所定の付勢力のもとでシート前方側の非噛合位置に付勢して保持し、後突時におけるこの付勢力に抗したストッパリンクの後方慣性移動により、ストッパリンク自由端部のストッパピンをフリー側リンクの歯状部に噛合可能としている。
請求項1に係る本発明では、ストッパリンクのストッパピンが、後突の際の後方慣性力によるフリー側リンクの沈み込みと共に生じるストッパピンの後方慣性揺動のもとでフリー側リンクの歯状部に噛合されるため、沈み込み位置からのフリー側リンクの戻りが阻止できる。つまり、シートフレームの捩れからの戻りの反動が乗員に作用しないため、ヘッドレスト等の安全装置の保護性能を十分に高く保持できる。
また、フリー側リンクの上辺に歯状部を設けるとともに、この歯状部に噛合可能なストッパピンを自由端部に有したストッパリンクをフリー側リンクとの隣接位置に設ければ足りるため、構成の複雑化およびコストの上昇等が防止できる。
請求項2に係る本発明では、ストッパリンクを付勢手段による所定の付勢力のもとでシート前方側の非噛合位置に付勢し保持しているため、通常時におけるストッパリンクのガタツキが防止できる。さらに、後突時におけるこの付勢力に抗したストッパリンクの後方慣性移動により、ストッパリンク自由端部のストッパピンをフリー側リンクの歯状部に噛合可能としているため、通常時の誤動作が防止できる。
フリー側リンクサイドから見た本発明の一実施例に係る車両用シートのシートリフタの概略正面図を示す。 車両用シートのシートリフタの初期位置でのフリー側リンクの概略正面図を示す。 車両用シートのシートリフタの作動位置でのフリー側リンクの概略正面図を示す。
リヤリンクのフリー側リンクの上辺にストッパリンクのストッパピンの噛合可能な歯状部を設けるとともに、このストッパリンクをフリー側リンクとの隣接位置でシート後方への揺動を可能に設けている。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を詳細に説明する。図1はフリー側リンクサイドから見た本発明の車両用シートのシートリフタの概略正面図、図2、図3は、車両用シートのシートリフタの初期位置および作動位置でのフリー側リンクの概略正面図をそれぞれ示す。
図1、図2に示すように、本発明のシートリフタ10においては、後傾配置されたリヤリンク16のうちのフリー側リンク16Fの上辺16aに歯状部18が形成されるとともに、この歯状部に噛合可能なストッパピン20を先端部に有するストッパリンク22が、フリー側リンク16Fとの隣接位置でシート後方への揺動可能に設けられている。
ここでいうシートリフタ10は、床体側枢着点を揺動支点として後傾配置状態から左右一体揺動されるフロントリンク14およびリヤリンク16を備えるものであり、その基本構造は特開2007−176222号公報にシートリフタ装置として記載されているようによく知られている。
通常、リヤリンク16のうちのセクタギヤを有しない、いわゆるフリー側リンク16Fは車両用シート24の車体に対するインナ側に規定され、ここでは図示を省略しているが、車体のアウタ側に配された、セクタギヤを一体に有してなる駆動側リンクに対する駆動操作により、任意の方向にシートを昇降可能にシートリフタ10は構成されている。
なお、図1に示すように、この実施例においては、フロントリンク14、リヤリンク16の下端が、床体側部材、たとえばシートスライド装置26のアッパレール28に固定されたブラケット29に対し枢支ピン30、31によって揺動自在に連結されており、この枢支ピン30、31が、フロントリンク、リヤリンクの揺動支点となる床体側枢着点としてそれぞれ具体化されている。また、左右のフロントリンク14の自由端間、および左右のリヤリンク16の自由端間が、連結シャフト34、35によってそれぞれ一体的に連結され、この連結シャフトの延出端をシートクッションフレーム38の左右のサイドフレーム38a間に架設して軸支することにより、この連結シャフト34、35がフロントリンク14、リヤリンク16の各シート側枢支点としてそれぞれ具体化されている。
ここで、図1、図2に示すように、この発明においては上述のように、フリー側リンク16Fの上辺16aに歯状部18が形成されるとともに、この歯状部に噛合可能なストッパピン20を自由端部に有するストッパリンク22が、フリー側リンク16Fとの隣接位置でシート後方に揺動可能に設けられている。
ストッパリンク22は、アッパレールのブラケット29に対する枢支ピン42によるその下端部の枢着により、シート前後方向への揺動を可能に連結され、付勢手段、たとえば引張コイルばね44の付勢力によって前方での歯状部18との非噛合位置に保持されている。
そして、車両の後突が発生すると、乗員の後方慣性移動により、リヤリンクのフリー側リンク16Fが、シートクッションフレーム38等のシートフレームの捩れを伴いながら沈み込むとともに、ストッパリンク22が、その慣性移動により、引張コイルばね44の付勢力に抗して図3で実線に示すようにシート後方に揺動される。その後、フリー側リンク16Fは、シートフレームの捩れの反動により初期位置方向に戻ろうとするが、このフリー側リンクの歯状部18は後方慣性揺動したストッパリンクのストッパピン20とその戻り力のもとで噛合するため、沈み込み後の反動によるフリー側リンクの戻りはストッパピン、歯状部の噛合によって阻止される。
シートフレームの捩れからの反動がストッパリンク22によるフリー側リンク16Fの揺動規制により阻止されるため、後突時、乗員の後方慣性移動による過剰な荷重がリヤリンク16に集中的に作用してその荷重のもとでフリー側リンクがシート後部の沈み込み方向に強制的に揺動されても、シートフレームの捩れからの反動は乗員に作用し難くなる。
このように、後突時におけるシートクッションフレーム38等のシートフレームの捩れの反動が乗員に作用し難いことから、後突時の乗員の着座姿勢の崩れが防止され、ヘッドレスト等による保護性能が十分に高く保持できる。
また、フリー側リンクの上辺16aに歯状部18を設けるとともに、この歯状部に噛合可能なストッパピン20を自由端部に有するストッパリンク22をフリー側リンクとの隣接位置で揺動可能に設ければ足り、構成の複雑化およびコストの上昇等が防止できる。
さらに、この実施例においては、ストッパリンク22を引張コイルばね44の付勢力のもとでシート前方側の非噛合位置に保持しているため、通常時におけるストッパリンク22のガタツキが防止できる。そして、後突時における引張コイルばね44の付勢力に抗したストッパリンク22の後方慣性移動により、ストッパリンク自由端部のストッパピン20がフリー側リンクの歯状部18に噛合されるため、走行時のガタツキ等に起因する通常時の誤動作が防止できる。
なお、実施例においては、ストッパリンク22に付勢力を付与する付勢手段として引張コイルばね44を具体化しているが、ストッパリンクに付勢力を付与すれば足りるため、これに限定されず、たとえば、ねじりばね等の他のばね部材を付勢手段として利用してもよい。
また、フリー側リンクの歯状部18は、ストッパピン20の噛合可能な形状であれば足りるため、図示のものに限定されない。しかしながら、図示のように歯状部18を複数の歯部の組み合わせとして具現化すれば、フリー側リンク16Fの種々の角度におけるストッパピン20との噛合が得られるため、フリー側リンクの戻り量、つまりはシートフレームの反動がいずれの角度においても小さくすることができる。従って、歯状部18を複数の歯部の組み合わせとすれば、後突時の乗員の着座姿勢の崩れが防止できる。
上述した実施例はこの発明を説明するためのものであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造などの施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
一般的には、シートスライド装置に設けられたシートリフタがその対象とされるが、これに限定されず、たとえばシートスライド装置を介さずに床面等に直接支持されたシートリフタにもこの発明が応用できる。
10 車両用シートのシートリフタ
16F リヤリンクのフリー側リンク
18 歯状部
20 ストッパピン
22 ストッパリンク
44 引張コイルばね(付勢手段)

Claims (2)

  1. 床体側枢着点を揺動支点として左右一体揺動されるフロントリンクおよびリヤリンクによってシートを昇降可能に支持し、そのうちのリヤリンクの左右のいずれかとして規定した駆動側リンクに対する駆動操作により、シートを任意に昇降させる車両用シートのシートリフタにおいて、
    後傾配置された上記左右のリヤリンクのうち、左右いずれかとして規定されたフリー側リンクが上辺に歯状部を有して形成されるとともに、当該歯状部に噛合可能なストッパピンをその自由端部に有するストッパリンクがフリー側リンクとの隣接位置で床体側枢着点を揺動支点としたシート後方への揺動を可能に設けられ、
    車両の後突時、非噛合位置からの上記ストッパリンクの後方慣性揺動のもとで、当該ストッパリンクのストッパピンを上記フリー側リンクの歯状部に噛合可能としたことを特徴とする車両用シートのシートリフタ。
  2. 前記ストッパリンクが付勢手段による所定の付勢力のもとでシート前方側の非噛合位置に保持され、後突時におけるこの付勢力に抗したストッパリンクの後方慣性移動により、ストッパリンク自由端部のストッパピンを前記フリー側リンクの歯状部に噛合可能とした請求項1記載の車両用シートのシートリフタ。
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