JP2010167801A - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般に、積載荷重が大きいほど、また、積載物の位置が高いほど、旋回走行時のモーメント荷重が大きくなり、フォークリフトが不安定となる傾向にある。そこで、走行中に荷物が安定し、安定した走行を確保することができる車両用操舵装置を提供する。
【解決手段】積載荷重Wが大きいほど、また積載部高さHが高いほど、すなわち積載負荷W・Hが大きいほど、伝達比R(θw /θh )を小さくする。また、車速Vが大きいほど、伝達比を小さくする。転舵輪としての後輪の実質的な転舵速度を小さくし、走行時にフォークリフトが受けるモーメント荷重を抑制する。
【選択図】図5

Description

本発明は荷役車両のための車両用操舵装置に関するものである。
従来、ハンドルの操舵角に対する転舵輪の転舵角の比である伝達比が固定比である荷役車両では、高速走行時に操舵角の微調整を可能とするため、伝達比を高く設定している。このため、最も使用頻度の高い低速走行時において、運転者は、ハンドルを数多く回さなければならず、運転者の作業負担が大きい。
そこで、フォークリフトにおいて、車両の走行速度に応じて、操舵部材の操作角度に対する、転舵機構の目標転舵角の設定比率を増減変化させる電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、運転者の好みに応じて、ハンドル操作度に対する転舵輪の転舵角の変化割合を変更するハンドル感度変更手段を設けた荷役車両が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
また、電子制御部による操舵制御を実行するフォークリフトにおいて、手動で、または車両の速度に基づいて、ハンドルの回転操作に対する転舵輪の反応感度を変更するようにしたフォークリフトが提案されている(例えば特許文献3を参照)。
特開2002−193131号公報(請求項1,2) 特開2003−306160号公報(請求項1) 特開2005−263392号公報(明細書の第72段落〜第75段落。図面の図14)
ところで、フォークリフト等の荷役車両は、その荷物の積載位置が車両の重心から離れた位置にあるため、荷物の重量によって車両に負荷されるモーメントが走行時に変化する。また、フォークの昇降による荷物のリフト高さによっても車両に負荷されるモーメントが大きく変化する。このため、特に重量の大きな荷物を高くリフトさせた状態では、車両に負荷されるモーメントが大きくなって車両の走行が不安定になる。
車両が重量の大きな荷物を積んでいるときに大きな操舵が行われると、車両が横方向に振られて、ふらつくおそれがある。特に、車両が高速で走行しているときに、注意が必要である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、走行中に荷物が安定し、安定した走行を確保することができる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、荷役装置(3)を備えた荷役車両(1)を操舵するための車両用操舵装置(9)において、操舵部材(10)の操舵角(θh )に対する転舵輪(6)の転舵角(θw )の比である伝達比(R)を変更可能な転舵機構(A1)と、上記転舵機構の動作を制御する制御手段(11)と、上記荷役装置の積載荷重(W)を検出する荷重検出手段(34)と、上記荷役装置の積載部高さ(H)を検出する積載部高さ検出手段(45)を備え、上記制御手段は、上記荷重検出手段によって検出された積載荷重および上記積載部高さ検出手段によって検出された積載部高さに基づいて、上記伝達比を変更する機能を有することを特徴とする。
また、上記制御手段は、上記荷重検出手段によって検出された積載荷重が大きいほど、上記伝達比を低くする場合がある(請求項2)。
また、上記制御手段は、上記積載部高さ検出手段により検出された積載部高さ(H)が高いほど、伝達比を低くする場合がある(請求項3)。
また、上記操舵部材と上記転舵輪との機械的な連結が断たれており、上記操舵部材の操舵角を検出する操舵角検出手段(14)を備え、上記転舵機構は、上記操舵角検出手段により検出された操舵角に応じて転舵輪を転舵する転舵アクチュエータ(12)を含む場合がある(請求項4)。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1記載の発明によれば、積載荷重および積載部高さに応じた適切な伝達比に変更することが可能となり、その結果、走行中の荷物を安定させて、車両の姿勢を安定させることができる。ひいては、車両の安定した走行を確保することができる。
積載荷重が大きいほど、旋回走行時のモーメント荷重が大きくなり、車両が不安定となる傾向にある。これに対して、請求項2記載の発明では、積載荷重が大きいほど、伝達比を小さくして転舵輪の実質的な転舵速度を小さくすることができるので、上記のモーメント荷重を抑制して、車両の姿勢を安定させることができる、ひいては車両の走行を安定させることができる。
積載物の位置が高いほど、旋回走行時のモーメント荷重が大きくなり、車両が不安定となる傾向にある。これに対して、請求項3記載の発明では、積載物高さが高いほど、伝達比を小さくして転舵輪の実質的な転舵速度を小さくすることができるので、上記のモーメント荷重を抑制して、車両の姿勢を安定させることができ、ひいては車両の走行を安定させることができる。
請求項4記載の発明によれば、転舵アクチュエータの操舵制御により、伝達比を容易に変更することができる。
本発明の一実施の形態の車両用操舵装置を含む荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。 フォークを昇降させる動作原理を説明するための概略図である。 フォークリフトの電気的構成を示すブロック図である。 ECUによる主たる制御の流れを示すフローチャートである。 制御マップとして用いる操舵角−転舵角マップを示すグラフである。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。図1を参照して、フォークリフト1は、車体2と、その車体2の前部に設けられた荷役装置3と、車体2の後部に設けられたカウンタウェイト4と、車体2を支持する駆動輪としての前輪5および転舵輪としての後輪6と、例えばエンジンを含む車両の駆動源7と、油圧源としての油圧ポンプ8と、後輪6を転舵するための車両用操舵装置9とを備えている。
車両用操舵装置9は、ノブ付きの手回しハンドルである操舵部材10と転舵輪である後輪6との間の機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式の車両用操舵装置として構成されている。転舵輪として、単一の後輪6を車体2の左右方向の中央に設けてもよいし、車体2の左右にそれぞれ後輪6を設けてもよい。
車両用操舵装置9は、上記操舵部材10と、操舵部材10の操作に応じて転舵輪としての後輪6を転舵するための例えば電動モータからなり、制御手段としてのECU11(電子制御ユニット)によって駆動制御される転舵アクチュエータ12と、操舵部材10に操舵反力を付与する例えば電動モータからなり、ECU11によって駆動制御される反力アクチュエータ13とを備えている。また、車両用操舵装置9は、操舵部材10の操舵角を検出する操舵角センサ14と、後輪6の転舵角を検出する転舵角センサ15とを備えている。
転舵輪としての後輪6は、ほぼ鉛直な支持部材16によって回転可能に支持されている。その支持部材16は、車体2に保持された軸受17を介して、ほぼ鉛直な回転軸線C1の回りに回転可能に支持されている。
転舵アクチュエータ12の出力軸の回転は、伝達機構18を介して減速されて、支持部材16に伝達される。その伝達機構18は、転舵アクチュエータ12の出力軸とは同行回転する例えば駆動ギヤからなる駆動部材19と、回転軸線C1の回りに支持部材16とは同行回転可能に設けられ、上記駆動ギヤに噛み合う例えば従動ギヤからなる従動部材20とを有している。伝達機構18および転舵アクチュエータ12によって、転舵機構A1が構成されている。
図示していないが、エンジン等の駆動源7の動力は、トルクコンバータを経て、前後進切替および変速動作を行うトランスミッションに伝達され、さらに、デファレンシャルを経て左右の前輪5(駆動輪)に伝達されるようになっている。トランスミッションには、前進クラッチおよび後進クラッチが内蔵されている。
フォークリフト1は、運転座席21を含む運転室22を備えている。運転室22は、車体2上にフレーム23によって取り囲まれた状態で形成されている。
荷役装置3は、車体2によって、下端部24aを中心として傾動可能に支持された左右一対のアウターマスト24と、そのアウターマスト24によって昇降可能に支持されたインナーマスト25と、アウターマスト24によって昇降可能に支持されたリフトブラケット26と、そのリフトブラケット26に取り付けられ、荷物を積載する積載部としての左右一対のフォーク27とを備えている。
アウターマスト24の所定部と車体2の所定部との間に、チルトシリンダ28が介在している。チルトシリンダ28は、車体2の所定部に揺動可能に連結された一端を有するシリンダ本体29と、シリンダ本体29の他端から突出するロッド30とを有している。ロッド30の先端は、アウターマスト24の所定部に揺動可能に連結されている。チルトシリンダ28のロッド30の伸縮動作に伴って、アウターマスト24が、直立姿勢および傾動姿勢に変位されるようになっている。
また、アウターマスト24をガイドとしてインナーマスト25を昇降させるためのリフトシリンダ31が設けられている。リフトシリンダ31は、アウターマスト24に固定されたシリンダ本体32と、シリンダ本体32から突出するロッド33とを有している。ロッド33の先端は、インナーマスト25の所定部に設けられた取付部25aに固定されている。
リフトシリンダ31のシリンダ本体32の下部には、荷役装置3の積載荷重を検出するための荷重検出手段としての荷重センサ34が取り付けられている。荷重センサ34からの信号は、ECU11に入力されるようになっている。
運転室22の前部において、運転室22の底面22a上には、操作スタンド35が設けられており、運転室22の後部には、上記運転座席21が固定されている。
上記操作スタンド35には、運転者が手で操作するための複数の操作要素として、上記操作部材10と、フォーク27を昇降させるための昇降操作レバー36と、アウターマスト24を揺動させるためチルト操作レバー37と、前進/後進切替レバー38とが設けられている。また、操作スタンド35には、主に後方を確認するための確認ミラー39が固定されている。また、操作スタンド35には、図示しない各種のスイッチ類が設けられている。
また、操作スタンド35の基部近傍において、運転室22の底面22a上には、運転者が足で操作するための複数の操作要素として、アクセルペダル40、ブレーキペダル41、クラッチペダル42が設けられている。アクセルペダル40、ブレーキペダル41およびクラッチペダル42は、実際には紙面に垂直な方向(車両の左右方向に相当)に横並びで並べて配置されているが、図1では、模式的に示してある。また、図1では、操作要素としての昇降操作レバー36、チルト操作レバー37、前進/後進切替レバー38のレイアウトについても、模式的に示してある。
フォーク27を昇降させる動作の原理を概念的に示す図2を参照して、インナーマスト25の上部には、スプロケット43が回転可能に支持されており、そのスプロケット43には、チェーン44が巻き掛けられている。そのチェーン44の一端44aが、アウターマスト24に設けられた固定部24bに固定され、チェーン44の他端44bが、リフトブラケット26に固定されている。これにより、リフトブラケット26およびフォーク27が、チェーン44を用いて懸架されている。
リフトシリンダ31のロッド33の伸長に伴って、インナーマスト25が上昇すると、スプロケット43がアウターマスト24の固定部24bに対して上昇し、チェーン44を介して、リフトブラケット26および積載部としてのフォーク27を上昇させる。地表面48に対するフォーク27の上昇量は、リフトシリンダ31のロッド33の伸長量の2倍となる。
積載部としてのフォーク27の高さを検出する積載部高さ検出手段としてのストロークセンサ45が設けられており、ストロークセンサ45からの信号は、ECU11に入力されるようになっている。ストロークセンサ45としてロータリエンコーダを用いるようにしてもよい。
具体的には、チェーン44の他端44bに一端が係止されたワイヤ46が、アウターマスト24に回転可能に支持されたワイヤドラム47に巻き取られており、フォーク27とともにチェーン44の他端44bが昇降すると、ワイヤ46がワイヤドラム47から巻き出されたり、巻き戻されたりする。このとき、ECU11は、ワイヤドラム47の回転数をストロークセンサ45としてのロータリエンコーダで検出し、その検出値に基づいてワイヤ46のワイヤドラム47からの巻き出し量を算出し、その算出値に基づいて、地表面48からのフォーク10の高さである積載部高さHを検出する。
図3はフォークリフト1の主たる電気的構成を示すブロック図である。図3を参照して、ECU11には、操舵部材10の操舵角θhを検出するための操舵角センサ14、転舵輪としての後輪6の転舵角θwを検出するための転舵角センサ15、車速を検出するための車速センサ49、積載部としてのフォーク27の積載荷重Wを検出するための荷重検出手段としての荷重センサ34、積載部としてのフォーク27の高さである積載部高さHを検出するための積載部高さ検出手段としてのストロークセンサ45、昇降操作レバー36の位置を検出するための昇降操作レバー位置センサ50、チルト操作レバー37の位置を検出するためのチルト操作レバー位置センサ51、および前進/後進切替レバー38の切替に応じて作動する前進/後進切替スイッチ52のそれぞれから信号が入力されるようになっている。
また、ECU11から、転舵アクチュエータ12、反力アクチュエータ13、油圧ポンプ8からリフトシリンダ31への作動油の供給を制御する電磁式の比例制御弁からなる昇降用制御弁53、油圧ポンプ8からチルトシリンダ28への作動油の供給を制御する電磁式の比例制御弁からなるチルト用制御弁54、前進クラッチを係合/離脱させるための油圧シリンダに作動油の供給を制御する電磁式比例制御弁からなる前進クラッチ用制御弁55、および後進クラッチを係合/離脱させるための油圧シリンダに作動油の供給を制御する電磁式比例制御弁からなる後進クラッチ用制御弁56のそれぞれに信号が出力されるようになっている。
ECU11は種々の制御を実行する。例えば、ECU11は、路面反力に応じた操舵反力を操舵部材10に与えるためのトルクを反力アクチュエータ13によって発生させるべく、操舵角センサ14から入力された操舵角および車速センサ49から入力された車速に基づいて、反力アクチュエータ13を駆動制御する(すなわち反力制御を実施する)。
また、ECU11は、昇降操作レバー位置センサ50から入力された昇降操作レバー36の位置に応じて、油圧ポンプ8からリフトシリンダ31への作動油の供給を制御する昇降用制御弁53に制御信号を出力する。
また、ECU11は、チルト操作レバー位置センサ51から入力されたチルト操作レバー37の位置に応じて、油圧ポンプ8からチルトシリンダ28への作動油の供給を制御するチルト用制御弁54に制御信号を出力する。
また、ECU11は、前進/後進切替スイッチ52が前進へ切り替えられることに応じて前進クラッチ用制御弁55に制御信号を出力し、前進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
また、ECU11は、前進/後進切替スイッチ52が後進へ切り替えられることに応じて後進クラッチ用制御弁56に制御信号を出力し、後進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
図4はECU11の主たる動作を示すフローチャートである。図4を参照して、ECU11は、まず、荷重センサ34からの信号に基づいてフォーク27の積載荷重Wを検出し(ステップS1)、ストロークセンサ45からの信号に基づいて、フォーク27の高さである積載部高さHを検出する(ステップS2)。
次いで、ステップS3において、検出された積載荷重Wに検出された積載部高さHを乗じて、積載負荷W・Hを演算し、ステップS4において、積載負荷W・Hのレベルに応じた、操舵角−転舵角マップ(図5を参照)を選択する。
検出された積載荷重Wが0のときは、積載負荷W・Hも0となる。積載荷重Wが大きいほど、また積載部高さHが高いほど、積載負荷W・Hが大きくなる。積載荷重Wが小さいほど、また積載部高さHが低いほど、積載負荷W・Hが小さくなる。
次いで、ステップS5において、車速センサ49からの信号に基づいて車速Vを検出し、ステップS6において、検出された車速Vに応じた係数を、上記選択されたマップの傾きに乗じて、補正マップ(図5において、一点鎖線で示す)を作成する。マップの傾きが、伝達比R(R=θw /θh)に相当する。具体的には、車速Vが小さいほど、マップの傾き(伝達比)を大きくし、車速Vが大きいほど、マップの傾きを小さくするようにマップを補正する。
すなわち、積載荷重Wおよび積載部高さHが一定(積載負荷W・Hが一定)の場合、車速Vが小さいほど、マップの傾きが大きく、車速Vが大きいほど、マップの傾きが小さくなる。また、車速Vおよび積載部高さHが一定の場合、積載荷重Wが小さいほどマップの傾きが大きく、積載荷重Wが大きいほど、マップの傾きが小さくなる。また、車速Vおよび積載荷重Wが一定の場合、積載部高さHが低いほど、マップの傾きが大きく、積載部高さHが高いほど、マップの傾きが小さくなる。
次いで、ステップS7において、操舵角センサ14からの信号に基づいて操舵角θh を検出し、ステップS8において、上記補正されたマップを用いて、検出された操舵角θh に基づく目標転舵角θw * を決定する。
次いで、ステップS9において、転舵角センサ15からの信号に基づいて転舵角θw(実転舵角) を検出し、ステップS10において、上記転舵角θw (実転舵角)を目標転舵角θw * に近づけるように、転舵アクチュエータ12を駆動制御する(すなわち転舵制御を実施する)。
本実施の形態によれば、積載荷重Wおよび積載部高さHに応じた適切な伝達比R(θw /θh )に変更することが可能となり、その結果、走行中の荷物を安定させて、フォークリフト1の姿勢を安定させることができる。ひいては、フォークリフト1の安定した走行を確保することができる。
一般に、積載荷重が大きいほど、また、積載物の位置が高いほど、旋回走行時のモーメント荷重が大きくなり、フォークリフトが不安定となる傾向にある。これに対して、本実施の形態では、積載荷重Wが大きいほど、また積載部高さHが高いほど、すなわち積載負荷W・Hが大きいほど、伝達比R(θw /θh )を小さくして転舵輪としての後輪6の実質的な転舵速度を小さくすることができるので、上記のモーメント荷重を抑制して、フォークリフト1の姿勢を安定させることができる、ひいてはフォークリフト1の走行を安定させることができる。
また、車両用操舵装置9が、操舵部材10と転舵輪としての後輪6との機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式の車両用操舵装置として構成されているので、転舵アクチュエータ12の転舵制御により、伝達比R(θw /θh )を容易に変更することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
1…フォークリフト(荷役車両)、2…車体、3…荷役装置、6…後輪(転舵輪)、9…車両用操舵装置、10…操舵部材、11…ECU(制御手段)、12…転舵アクチュエータ、13…反力アクチュエータ、14…操舵角センサ(操舵角検出手段)、15…転舵角センサ(転舵角検出手段)、18…伝達機構、34…荷重センサ(荷重検出手段)、45…ストロークセンサ(積載部高さ検出手段)、A1…転舵機構、θh …操舵角、θw …転舵角、θw * …目標転舵角、H…積載部高さ、W…積載荷重、W・H…積載負荷

Claims (4)

  1. 荷役装置を備えた荷役車両を操舵するための車両用操舵装置において、
    操舵部材の操舵角に対する転舵輪の転舵角の比である伝達比を変更可能な転舵機構と、 上記転舵機構の動作を制御する制御手段と、
    上記荷役装置の積載荷重を検出する荷重検出手段と、
    上記荷役装置の積載部高さを検出する積載部高さ検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記荷重検出手段によって検出された積載荷重および上記積載部高さ検出手段によって検出された積載部高さに基づいて、上記伝達比を変更する機能を有することを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、上記制御手段は、上記荷重検出手段によって検出された積載荷重が大きいほど、上記伝達比を低くすることを特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項1または2において、上記制御手段は、上記積載部高さ検出手段により検出された積載部高さが高いほど、伝達比を低くすることを特徴とする車両用操舵装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、上記操舵部材と上記転舵輪との機械的な連結が断たれており、
    上記操舵部材の操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、
    上記転舵機構は、上記操舵角検出手段により検出された操舵角に応じて転舵輪を転舵する転舵アクチュエータを含むことを特徴とする車両用操舵装置。
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