JP5403334B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
また、ステアリングホイールにおいて、リング部に複数の圧力センサを埋設し、上記圧力センサが検出した押圧力をステアリングホイールの回動開始予測信号とする、ステアリングホイールが提案されている(例えば特許文献2を参照。)。
ところで、片手でノブを用いてハンドル操作を行う場合、ノブがハンドルのどの回転位置にあるかで、運転者にとってノブへの力の掛け具合が変わってくる。すなわち、ハンドルにおけるノブの位置に応じて、運転者がノブに対して力を掛け易い場合と掛け難い場合とがあり、運転者の作業負担が大きくなっていた。
ところで、ノブが操舵部材の上部または下部に変位しているときは、ノブが操舵部材の左部または右部に変位しているときと比較して、運転者がノブに力を掛け難い傾向にある。
図1は本発明の一実施の形態の荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。図1を参照して、フォークリフト1は、車体2と、その車体2の前部に設けられた荷役装置3と、車体2の後部に設けられたカウンタウェイト4と、車体2を支持する駆動輪としての前輪5および転舵輪としての後輪6と、例えばエンジンを含む車両の駆動源7と、油圧源としての油圧ポンプ8と、後輪6を転舵するための車両用操舵装置9とを備えている。
車両用操舵装置9は、上記操舵部材10と、操舵部材10の操作に応じて転舵輪としての後輪6を転舵するための例えば電動モータからなり、制御手段としてのECU11(電子制御ユニット)によって駆動制御される転舵アクチュエータ12と、操舵部材10に操舵反力を付与する例えば電動モータからなり、ECU11によって駆動制御される反力アクチュエータ13とを備えている。また、車両用操舵装置9は、操舵部材10の操舵角を検出する操舵角センサ14と、後輪6の転舵角を検出する転舵角センサ15とを備えている。
転舵アクチュエータ12の出力軸の回転は、伝達機構18を介して減速されて、支持部材16に伝達される。その伝達機構18は、転舵アクチュエータ12の出力軸とは同行回転する例えば駆動ギヤからなる駆動部材19と、回転軸線C1の回りに支持部材16とは同行回転可能に設けられ、上記駆動ギヤに噛み合う例えば従動ギヤからなる従動部材20とを有している。伝達機構18および転舵アクチュエータ12によって、転舵機構A1が構成されている。
フォークリフト1は、運転座席21を含む運転室22を備えている。運転室22は、車体2上にフレーム23によって取り囲まれた状態で形成されている。
運転室22の前部において、運転室22の底面22a上には、操作スタンド35が設けられており、運転室22の後部には、上記運転座席21が固定されている。
具体的には、チェーン44の他端44bに一端が係止されたワイヤ46が、アウターマスト24に回転可能に支持されたワイヤドラム47に巻き取られており、フォーク27とともにチェーン44の他端44bが昇降すると、ワイヤ46がワイヤドラム47から巻き出されたり、巻き戻されたりする。このとき、ECU11は、ワイヤドラム47の回転数をストロークセンサ45としてのロータリエンコーダで検出し、その検出値に基づいてワイヤ46のワイヤドラム47からの巻き出し量を算出し、その算出値に基づいて、地表面48からのフォーク10の高さである積載部高さHを検出する。
また、ホイール61には、操舵部材10が操舵中立位置にあるときに、操舵部材10の左部に位置するノブ63が取り付けられている。通例、運転者は、ノブ63を握って、操舵部材10を回転操作するようになっている。ノブ63は、操舵部材10の中心軸線C2(ステアリングシャフト60の中心軸線に一致)に平行に延びるアーム64の先端に連結されており、卵形形状の中空のブロックに形成されている。
図5はフォークリフト1の主たる電気的構成を示すブロック図である。図5を参照して、ECU11には、操舵部材10の操舵角θH を検出するための操舵角センサ14、転舵輪としての後輪6の転舵角θW を検出するための転舵角センサ15、車速Vを検出するための車速センサ49、積載部としてのフォーク27の積載荷重Wを検出するための荷重検出手段としての荷重センサ34、積載部としてのフォーク27の高さである積載部高さHを検出するための積載部高さ検出手段としてのストロークセンサ45、昇降操作レバー36の位置を検出するための昇降操作レバー位置センサ50、チルト操作レバー37の位置を検出するためのチルト操作レバー位置センサ51、前進/後進切替レバー38の切替に応じて作動する前進/後進切替スイッチ52、およびグリップセンサ65のそれぞれから信号が入力されるようになっている。操舵角センサ14は、操舵部材10のノブ63の位置を検出するノブ位置検出手段としても機能する。
具体的には、ECU11は、所定の操舵角−操舵反力マップ(図示せず)をノブ63が把持されない非把持時マップ(図示せず)として記憶しているとともに、図6に示す操舵角−操舵反力マップをノブ63が把持されたときに対応する把持時マップとして記憶している。
また、ECU11は、チルト操作レバー位置センサ51から入力されたチルト操作レバー37の位置に応じて、油圧ポンプ8からチルトシリンダ28への作動油の供給を制御するチルト用制御弁54に制御信号を出力する。
また、ECU11は、前進/後進切替スイッチ52が後進へ切り替えられることに応じて後進クラッチ用制御弁56に制御信号を出力し、後進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
次いで、ステップS6では、決定された目標操舵反力TH * に基づいて、反力アクチュエータ13を駆動制御する(すなわち反力制御を実行する)。
また、ノブ63が図7(a)および(c)に示すように操舵部材10の上部または下部に変位しているときは、ノブ63が図7(d)および(b)に示すように操舵部材10の左部または右部に変位しているときと比較して、運転者がノブ63に力を掛け難い傾向にあるという事情に鑑み、ノブ63が操舵部材の上部または下部に変位している場合の操舵反力TH を、ノブ63が操舵部材10の左部または右部に変位している場合の操舵反力TH よりも小さくするようにした。これにより、運転者の負担を実質的に軽減する。これにより、運転者は、ノブ63の位置に拘らず、略一定の操作力でノブ63を介して操舵部材10を操作することが可能となる。
図1〜図8の実施の形態では、操舵部材10と転舵輪としての後輪6との間の機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式の車両用操舵装置9において、ノブ63の位置に応じて操舵反力TH を変更する例を示したが、これに限らず、本発明を、図9〜図12に示すように、操舵部材10と転舵輪としての後輪6とが機械的または油圧的に連結された車両用操舵装置9Aに適用し、ノブ63の位置に応じて操舵補助力TA の大きさを変更するようにしてもよい。
操舵補助力アクチュエータ73のトルク(操舵補助力TA )が第3ギヤ75を介して転舵機構A2の第2ギヤ69に与えられ、転舵輪としての後輪6の操舵(転舵)を補助するようになっている。
図11はECU11の主たる動作を示すフローチャートである。図11を参照して、ECU11は、まず、グリップセンサ65からの信号の入力があるか否かを検出し(ステップS1)、グリップセンサ65からの信号の入力がある場合(ステップS1にてYESの場合)には、図12に示す把持時マップを選択(ステップS2)した後、ステップS4に移行する。一方、グリップセンサ65からの信号の入力がない場合(ステップS1にてNOの場合)には、非把持時マップを選択(ステップS3)した後、ステップS4に移行する。
次いで、ステップS6では、決定された目標操舵補助力TA * に基づいて、操舵補助力アクチュエータ73を駆動制御する(すなわち操舵補助制御を実行する)。
具体的には、ノブ63が操舵部材の上部または下部に変位している場合の操舵補助力TA を、ノブ63が操舵部材10の左部または右部に変位している場合の操舵補助力TA よりも大きくするようにした。これにより、運転者の負担を実質的に軽減することができる。これにより、運転者は、ノブ63の位置に拘らず、略一定の操作力でノブ63を介して操舵部材10を操作することが可能となる。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば把持検出手段として、図13(a)に示すようにアーム64の曲げを検出する歪みセンサからなるグリップセンサ65Aや、図13(b)に示すようにノブ63の表面に負荷される押圧力を検出する圧力センサからなるグリップセンサ65Bや、図13(c)に示すような押しボタンスイッチからなるグリップセンサ65Cを用いるようにしてもよい。また、これらのタイプの異なるグリップセンサ65,65A,65B,65Cを2つ以上組み合わせて用いるようにしてもよい。
Claims (3)
- 転舵輪との間の機械的な連結が断たれた操舵部材のホイールに取り付けられ、操舵部材を回転操作するためのノブと、
上記ノブの位置を検出するノブ位置検出手段と、
上記ノブ位置検出手段により検出されたノブの位置に応じて、操舵部材への操舵反力を制御する反力制御を実行する制御手段と、
上記操舵部材に操舵反力を付与するための反力アクチュエータとを備え、
上記制御手段は、運転者から上記ホイールの中心軸線に沿って操舵部材を見たときに、ノブが操舵部材のホイールの周方向最上部および周方向最下部に変位している場合の操舵反力を、ノブが操舵部材のホイールの周方向最左部および周方向最右部に変位している場合の操舵反力よりも小さくするように、且つ操舵反力がホイールの半回転の周期で変化するように、上記反力アクチュエータを反力制御することを特徴とする車両用操舵装置。 - 転舵輪と機械的に連結された操舵部材のホイールに取り付けられ、操舵部材を回転操作するためのノブと、
上記ノブの位置を検出するノブ位置検出手段と、
上記ノブ位置検出手段により検出されたノブの位置に応じて、転舵機構への操舵補助力を制御する操舵補助制御を実行する制御手段と、
操舵補助力を発生する操舵補助力アクチュエータとを備え、
上記制御手段は、運転者から上記ホイールの中心軸線に沿って操舵部材を見たときに、ノブが操舵部材のホイールの周方向最上部および周方向最下部に変位している場合の操舵補助力を、ノブが操舵部材のホイールの周方向最左部および周方向最右部に変位している場合の操舵補助力よりも大きくするように、且つ操舵補助力がホイールの半回転の周期で変化するように、操舵補助力アクチュエータを操舵補助制御することを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1または2において、上記ノブが把持されたことを検出する把持検出手段を備え、
上記制御手段による反力制御または操舵補助制御は、上記把持検出手段によって上記ノブの把持が検出されることを条件として行われることを特徴とする車両用操舵装置。
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