JP2010167525A - テーパークリーナー - Google Patents
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Abstract
【課題】機械主軸のテーパー内周面や、工具の円錐状管の内周テーパー部分の清掃は、深さや形状が異なり、竹や木の棒を使って行うことは均一性を保てなかった。また専用工具を使うと清掃部分が剛性材で形成されるため、1つのテーパークリーナーの清掃対象主軸や管は内径やテーパー形状が異なると使用できない課題があった。
【解決手段】清掃部2と握り部3とを有し、清掃部2が、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21を有し、テーパー形状部分21に複数の清掃面部20を形成し、複数の清掃面部20同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成であるテーパークリーナーによる。清掃部2は、複数の清掃面部20の間に空隙部分4を設けるとともに清掃部2の先端中央部分が開口している構成であるテーパークリーナーによる。
【選択図】図1
【解決手段】清掃部2と握り部3とを有し、清掃部2が、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21を有し、テーパー形状部分21に複数の清掃面部20を形成し、複数の清掃面部20同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成であるテーパークリーナーによる。清掃部2は、複数の清掃面部20の間に空隙部分4を設けるとともに清掃部2の先端中央部分が開口している構成であるテーパークリーナーによる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ボール盤、フライス盤、マシンニングなどの機械の主軸のテーパー状内周面や、工具の円錐状管の内周テーパー部分に付着した汚れを除くためのテーパークリーナーに関する。
従来ボール盤、フライス盤、マシンニングなどの機械の主軸のテーパー状内周面や、工具の円錐状管の内周テーパー部分に付着した油やゴミ等の汚れは、布を巻き付けた竹や木の棒で内面の片側に押し当てて除く方法が取られている(従来技術1)。
また、別な方法(従来技術2)として管の内周テーパー部分に合わせた円錐台状(又は円柱形状)の管内クリーニング専用工具によって油や汚れの除去を行っていた。従来技術2の管内クリーニング専用工具は、清掃対象である管のテーパー状内周面に対応した形状及び寸法を有する金属製、硬質樹脂製等の剛性の円錐台形、円柱形の外側に薄い布状の帯を貼り付けた清掃部を有している。
また、様々な太さの直管の内周の管径に合わせられるように清掃部部分を先端側にスライドさせて径の大きさを縮小させ、より内径の小さな管の内周部分に合わせてクリーニングする管内クリーニング専用工具(従来技術3)も知られている。
従来技術1のように布を巻き付けた竹や木の棒では、第1に布を外周に均等に巻き付けることが難しく表面の均一性を常に保つことが難しかった。また、機械の主軸のテーパー状内周面や、工具の円錐状管の内周テーパー部分の深さや形状が異なり、竹や木の棒の太さに対して管内径が大きい場合、布による内周面の押圧が片側面や部分内周面にしか掛からないため除去に要する必要な力が逃げてしまい、汚れが落ちにくい課題があった。更に外形が表面が均一でないため不安定で内周面にどのように当たっているかが作業者に解りにくい課題があった。
また、従来技術2のような専用工具であると清掃対象である管のテーパー状内周面に対応した形状及び寸法を有する剛性材で形成されるため、1つのテーパークリーナーの清掃対象主軸や管は内径やテーパー形状が異なると使用できない課題があった。更に外側に貼り付けられ固定されている薄い布状の帯に、油やゴミが直ぐに付着して使用できなくなるため、貼り付けられている布状の帯を剥がして新たな布状の帯を貼り付けて使用するため、貼り替え作業などが必要であり製造費用がかかり製造効率が悪い課題があった。
更に従来技術3のようにスライドさせて管の内径に合わせて使用する管内クリーニング専用工具は、テーパー形状の管の内部をクリーニングすることはできない課題があった。
上記課題を解決するために、清掃部と握り部とを有し、清掃部が、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分を有し、テーパー形状部分に複数の清掃面部を形成し、複数の清掃面部同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成であることを特徴とするテーパークリーナーを提案する。
また、清掃部が、複数の清掃面部の間に空隙部分を設けることによって互いの清掃面部同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成である0008欄に記載のテーパークリーナーを提案する。
更に、清掃部が、複数の清掃面部の間に空隙部分を設けるとともに清掃部の先端中央部分が開口している構成である0008欄又は0009欄に記載のテーパークリーナーを提案する。
更に又、清掃部と握り部が、一定の材質で一体的に形成される0008欄又は0009欄又は0010欄に記載のテーパークリーナーを提案する。
この発明によれば、清掃部が布状体を外側に巻き付けた状態において清掃対象管内周面に接し得る複数の清掃面部を有し、複数の清掃面部同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成であるため、清掃対象管の内周面に均等に外側に巻かれた布状体が管内径方向に弾性力を持って接することが出来、管内周面の油やゴミを均等に清掃することができる。
更に、複数の清掃面部同士の間隔が互いの方向に、管に挿入した場合管内径方向に伸縮可能で弾性があるため、清掃対象管内径が多少相違した管でも清掃することができる効果がある。
更に又、清掃面部同士の間隔が互いの方向に、すなわち管内径方向に伸縮可能であり弾性があるため、外側に巻く布状体の厚さが多少異なっていても管内周面への当たりが均等に行うことができる。したがって、従来頻繁に行われる機械の主軸管内の清掃作業の精度が向上することによりその機械の精度の保持し続けることができる。更に、清掃作業時間を短縮することができる。また外側に巻いて使用する布状体は、一般に使用されている柔らかい衣類用の布でよく使い捨てにできるため常に新しい布を巻いてきれいな状態で使用することができる。
また、請求項3に係る発明のように、清掃部が複数の清掃面部の間に空隙部分を設けることによって、清掃対象管が、その内部に部材を有する場合でも挿入して清掃することが可能になった。又清掃時に回転させた場合、ねじれに対して柔軟性を持つ構造になる。更に請求項4に係る発明のように、清掃部の握り部側端部に管挿入止め部を設けることによって管端面の清掃を行うことができる。
この発明のテーパークリーナーの9つの実施形態(1a乃至1i)について、第1実施形態の斜視図を示す図1、第2実施形態の斜視図を示す図2、第3実施形態の斜視図を示す図3、第4実施形態の斜視図を示す図4、第5実施形態の斜視図を示す図5、第6実施形態の斜視図を示す図6、第7実施形態の斜視図を示す図7、第8実施形態の斜視図を示す図8、第9実施形態の斜視図を示す図9に基づいて説明する。但し布状体8は図10においてのみ示す。
この発明の第1実施形態のテーパークリーナー1aは、合成樹脂素材によって清掃部2aと握り部3aを一体的に形成しており、清掃部2aの握り部3a側端部に管挿入止め部5aを形成している。管挿入止め部5aは、この第1実施形態では、清掃部2aと握り部3aとの境に設けられた段差であり、段差面が管挿入止め部5aである。
清掃部2aは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる中空の円錐筒台形状であり、先端面から握り部3a側まで長手方向にわたって細長いスリット部22aを複数、この実施例では3つ有するテーパー形状部分21aからなる。テーパー形状部分21aの分割された円錐筒台外表面を清掃面部20aとして形成する。
握り部3aは、中空の円筒形状であり端面から清掃部2a側まで長手方向にわたって細長いスリット部30aを有しており、端面に切り込み6aを開口している。切り込み部6aは、外側に巻く布状体8の端部を挟みこむことが可能である。清掃部2aは、その先端中央部分が開口部4aとして開口しており、開口部4aは円錐筒台の中空部分と、その中空部分から握り部3aの中空部分へ連続しており空隙部分40aを形成している。
この発明の第1実施形態のテーパークリーナー1aの清掃面部20aは、それぞれ各々の外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる。清掃面部20aの表面は、多数の突起を形成した面としても、平らな面としてもよい。
この発明の第2実施形態のテーパークリーナー2bは、棒状の合成樹脂素材を全体としてU字形状に一体的に形成された握り部3bと、そのU字両端部を外方へ折り曲げて形成された清掃部2bとからなる。清掃部2bの握り部3b方向の端部に管挿入止め部5bを形成している。管挿入止め部5bは、U字両端部を外方へ折り曲げて形成された清掃部2bの端部を略直角に折り曲げてなる。
清掃部2bは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21bを有し、その表面は清掃面部20bとして形成される。この発明の第2実施形態のテーパークリーナー1bの清掃面部20bは、それぞれ各々の外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる。清掃面部20bの表面は、多数の突起を形成した面としても、平らな面としてもよい。清掃部2bは、その先端中央部分が開口部4bとして開口しており、開口部4bは握り部3bのU字間の中空部分へ連続しており空隙部分40bを形成している。
握り部3bは、棒状の合成樹脂素材を全体としてU字形状に一体的に形成されており、U字の間の中空部分が空隙部分40bとなる。
この発明の第3実施形態のテーパークリーナー1cは、合成樹脂素材によって清掃部2cと握り部3cを全体をU字形状として一体的に形成しており、清掃部2cの握り部3c側端部に管挿入止め部5cを形成している。管挿入止め部5cは、この第3実施形態では、清掃部2aと握り部3aとの境に設けられた突起の端面からなる。
清掃部2cは、棒状の合成樹脂素材を全体としてU字形状に一体的に形成されており、U字形の2つの棒状体は先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21cであり、その表面は清掃面部20cとして形成される。この発明の第3実施形態のテーパークリーナー1cの清掃面部20cは、それぞれ各々の外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる。清掃面部20cの表面は、多数の突起を形成した面としても、平らな面としてもよい。
清掃部2cは、その先端中央部分を開口部4cとして開口しており、開口部4cは清掃部2cのU字間の中空部分と握り部3c中空部分へ連続しており空隙部分40cを形成している。
握り部3cは、棒状の合成樹脂素材を全体としてU字形状に一体的に形成されており、U字の間の中空部分が空隙部分40cとなる。
この発明の第4実施形態のテーパークリーナー1dは、合成樹脂素材によって清掃部2dと握り部3dを一体的に形成しており、清掃部2dの握り部3d側端部に管挿入止め部5dを形成している。管挿入止め部5dは、この第4実施形態では、清掃部2dと握り部3dとの境に設けられた角部である。
清掃部2dは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる中空の円錐筒台形状であるテーパー形状部分22dからなる。清掃部2dは、円形の先端面に直径方向に略長方形状に開口する開口部4dを設け、開口部4dから握り部3d側まで長手方向にわたって細長いスリット部である空隙部分40dを有している。清掃部2dの円錐筒台形状の表面を清掃面部20dとして形成する。
握り部3dは、中空の円筒形状であり端面から清掃部2d側まで長手方向にわたって細長いスリット部30dを有しており、端面に切り込み6dを開口している。切り込み部6dは、外側に巻く布状体8の端部を挟みこむことが可能である。
この発明の第4実施形態のテーパークリーナー1dの清掃面部20dは、それぞれ各々の外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、その表面は、多数の突起を形成した面としても、平らな面としてもよい。
この発明の第5実施形態のテーパークリーナー1eは、合成樹脂素材によって一定の厚さの板状体からなる清掃部2eと握り部3eを一体的に形成している。握り部3eは、端面に外側に巻く布状体8の一部を挟むことが可能なくさび形切り込み部6eを有する。
清掃部2eは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21eからなり、テーパー形状部分21eは2部材からなりその間に中央部分22eを設け、2つのテーパー形状部分21eと中央部分22eの間にそれぞれ空隙部分40eが形成されている。2つの空隙部分40eは清掃部2eの先端側に開口している。2つのテーパー形状部分21eの外側端面を2つの清掃面部20eとして形成する。2つの清掃面部20eの間に空隙部分4eを設けることによって互いの清掃面部20e同士が互いに管内径方向に伸縮可能な構成である。
この発明の第5実施形態のテーパークリーナー1eの清掃面部20eは、それぞれ各々の外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる2つのテーパー形状部分21eを有している。清掃面部20eの外側表面は、別の実施形態では平面としてもよい。2つのテーパー形状部分21eの先端面及び両側面に突起24eを設けるとともに外清掃面部20eに凹み部25eを設けている。この実施形態では突起24eと凹み部25eはそれぞれ多数設けられており、それぞれ外側に巻き付ける布状体8のズレ止めの作用を有する。
23eは、共通空隙部分であり、清掃部2eの中央部分22eと握り部3eとの間に共通して形成されている。
この発明の第6実施形態のテーパークリーナー1fは、合成樹脂素材によって一体的に形成されている清掃部2fと握り部3fとからなる。握り部3fは作業者が手で握りやすい形状であればよい。清掃部2fは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる棒状のテーパー形状部分21fを有し、テーパー形状部分21fの外側表面を清掃面部20fとして形成する。2つの棒状のテーパー形状部分21f間には先端に開口部4fを有する空隙部分40fを有し、互いの清掃面部20f同士は、互いに管内径方向に伸縮可能な構成である。
清掃面部20fは、それぞれが清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応するような凸湾曲形状に形成されている。清掃面部20fは、別の実施形態では平面としてもよい。2つのテーパー形状部分21fの先端面及び両側面及び清掃面部20fは、平面状であっても、図示しない多数の突起や多数の凹み部を設けて外側に巻き付ける布状体8のズレ止めとしてもよい。また図示されていないが他の実施形態にあるように布状体8の一部を挟み込むくさび形切り込み部を握り部3fの端部に設けることも可能である。
2つのテーパー形状部分21f間には、板バネからなる弾性部7fが設けられる。この実施形態では弾性部7fは、2つのテーパー形状部分21fと握り部3fとの間に2つのテーパー形状部分21fのそれぞれの傾斜とは逆の傾斜を有する2つの第1板バネ部71fと、空隙部分40fの先端近傍部分に「く字」状の第2板バネ72fを設けてなる。この実施形態の弾性部7fを構成する板バネの形状は、板状体であるが、湾曲面体や、波状体、円弧状体、楕円状体から形成してもよく、数も大きさによって変更が可能である。
この発明の第7実施形態のテーパークリーナー1gは、合成樹脂素材によって一体的に形成される清掃部2gと、清掃部2gとは別体の握り部3gとからなる。握り部3gは作業者が手で握りやすい棒状体であり、端面に外側に巻く布状体8を挟むことが可能なくさび形切り込み部6gを有する。清掃部2gは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21gを有し、テーパー形状部分21gの外側表面を清掃面部20gとして形成する。清掃部2gの清掃面部20gは、布状体8を外側に巻き付けた状態において布状体8が清掃対象管内周面の管内径方向の複数箇所に接し得る。
この発明の第7実施形態のテーパークリーナー1gの清掃面部20gは、それぞれ清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面に形成されている。2つのテーパー形状部分21gの先端面及び両側面及び清掃面部20gは、平面状であっても、図示しない多数の突起や多数の凹み部を設けて外側に巻き付ける布状体8のズレ止めとしてもよい。
2つのテーパー形状部分21gの間は、先端に開口する開口部4gから連続する空隙部分40gを設けており、空隙部分40gには板バネからなる弾性部7gが設けられる。この実施形態では弾性部7gは、2つのテーパー形状部分21gと、握り部3gから延長された板状体からなる支持部22gの両面との間に2つのテーパー形状部分21gの傾斜とは逆の傾斜を有して設ける2枚の板バネを長手方向にそれぞれ設けている。この実施形態の弾性部7gである板バネの形状は、板状体であるが、湾曲面体や、波状体、円弧状体、楕円状体から形成してもよく、数も大きさによって変更が可能である。
この発明の第8実施形態のテーパークリーナー1hは、合成樹脂素材によって一体的に形成され清掃部2hと握り部3hとからなる。握り部3hは作業者が手で握りやすい棒状体であり、端面に外側に巻く布状体8を挟むことが可能なくさび形切り込み部6hを有する。清掃部2hは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21hを有し、テーパー形状部分21hの外側表面を清掃面部20hとして形成する。清掃部2hの清掃面部20hは、布状体8を外側に巻き付けた状態において布状体8が清掃対象管内周面の管内径方向の複数箇所に接し得る。第8実施形態では2つの清掃面部4hを、握り部3hから延長される円錐形状の基部22hに波状板体からなる弾性部7hを介して設けている。弾性部7hの波状湾曲は幅方向に凹凸する波状板状体である。
この発明の第8実施形態のテーパークリーナー1の清掃面部4hは、それぞれ外側表面が清掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有し、先端に至るほど互いの間隔が狭くなる弾性部7hである波状板状体の両辺に沿って設けられている。図示しないが2つの清掃面部20hの先端面及び両側面に複数の突起及び凹み部を設け外側に巻き付ける布状体8のズレ止めとしてもよい。
この発明の第9実施形態のテーパークリーナー1iは、合成樹脂素材によって清掃部2iと握り部3iが一体的に形成され全体がくさび形をしている。握り部3iは、くさび形状の幅の広い部分であり、作業者が手で握りやすい幅を有し、端面に外側に巻く布状体8挟むことが可能なくさび形切り込み部6iを有する。清掃部2iは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21iを有し、テーパー形状部分21iの外側表面を清掃面部20iとして形成する。清掃部2iの清掃面部20iは、布状体8を外側に巻き付けた状態において布状体8が清掃対象管内周面の管内径方向の複数箇所に接し得る。
第9実施形態では2つのテーパー形状部分21iは、握り部3iから延長される円錐形状の基部22iの180度離れた位置に設けられる円弧状板体からなる弾性部7iの辺端部に設けられる。弾性部7iの円弧状湾曲は幅方向の一方が凸状に湾曲する円弧状板状体である。
この発明の第9実施形態のテーパークリーナー1iの清掃面部20iは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21iの外側表面として形成されており、それぞれの清掃面部20iは、掃対象管の凹湾曲する内周面に対応する形状に凸湾曲する面を有している。図示しないが2つのテーパー形状部分21iの先端面及び両側面に複数の突起及び凹みを部を設け外側に巻き付ける布状体のズレ止めとしてもよい。
次に、この発明の作用について説明する。この発明のテーパークリーナー1a乃至1iは、清掃部2a乃至2iの先端を帯状の布状体8の長手方向中央に当接させ、清掃部2a乃至2iの先端から長手方向に清掃面部4a乃至4iの表面を両側から覆うように帯状の布状体8を巻き付けて設け、握り部3a乃至3iまで布状体8で被い、その布状体8の上から握り部3a乃至3iを握る。握り部3a乃至3iに切り込み6a、6d又はくさび形切り込み6(6e、6g、6h、6i)がある場合、布状体8の端をその切り込み6a、6d又はくさび形切り込み6e、6g、6h、6iに挟み込む。
この状態で清掃部2a乃至2iの先端から清掃対象管の中に挿入する。すると清掃部2a乃至2iの清掃面部20a乃至20iは、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分21a乃至21iの外側表面として形成されており、清掃面部20a乃至20i同士の間に設けられた空隙部分40a乃至40gや、
板バネからなる弾性部7f、7g、波状板状体からなる弾性部7h、円弧状板状体からなる弾性部7iによって管内径方向に伸縮することができる。そのため、機械の軸管内のテーパーの深さ、角度、幅が多少異なっていても布状体表面は弾性力によって柔軟に対応できる。
板バネからなる弾性部7f、7g、波状板状体からなる弾性部7h、円弧状板状体からなる弾性部7iによって管内径方向に伸縮することができる。そのため、機械の軸管内のテーパーの深さ、角度、幅が多少異なっていても布状体表面は弾性力によって柔軟に対応できる。
また、清掃対象管の内部に何らかの部材がある場合、清掃部の先端中央部分が開口している構成であると邪魔にならずに管の内部まで挿入することが可能となる。
更に、清掃部の握り部側端部に管挿入止め部を設けていると、管の端面の清掃が同時に出来、また管内部への挿入距離を確定できるので作業効率がよい場合がある。
この発明は、ボール盤、フライス盤、マシンニングなどの機械の主軸のテーパー状内周面や、工具の円錐状管の内周テーパー部分に付着した汚れを除くために使用される。
1a テーパークリーナー(第1実施形態)
2a 清掃部(第1実施形態)
20a 清掃面部
21a テーパー形状部分
22a スリット部
3a 握り部(第1実施形態)
4a 開口部
40a 空隙部分
5a 管挿入止め部(段差面)
1b テーパークリーナー(第2実施形態)
2b 清掃部(第2実施形態)
20b 清掃面部
21b テーパー形状部分
3b 握り部(第2実施形態)
4b 開口部
40b 空隙部分
5b 管挿入止め部
1c テーパークリーナー(第3実施形態)
2c 清掃部(第3実施形態)
20c 清掃面部
21c テーパー形状部分
3c 握り部(第3実施形態)
4c 開口部
40c 空隙部分
5c 管挿入止め部(突起)
1d テーパークリーナー(第4実施形態)
2d 清掃部(第4実施形態)
20d 清掃面部
21d テーパー形状部分
3d 握り部(第4実施形態)
30d スリット部
4d 開口部
40d 空隙部分
5d 管挿入止め部
1e テーパークリーナー(第5実施形態)
2e 清掃部(第5実施形態)
20e 清掃面部
21e テーパー形状部分
22e 支持部分
23e 共通空隙部分
24e 突起
25e 凹み部
3e 握り部(第5実施形態)
40e 空隙部分
1f テーパークリーナー(第6実施形態)
2f 清掃部(第6実施形態)
20f 清掃面部(第6実施形態)
21f テーパー形状部分
22f 外側表面
23f 突起
24f 凹み部
3f 握り部(第6実施形態)
4f 開口部
40f 空隙部分
7f 弾性部(板バネ)
71f 第1板バネ
72f 第2板バネ
1g テーパークリーナー(第7実施形態)
2g 清掃部(第8実施形態)
20g 清掃面部
21g テーパー形状部分
22g 支持部分
24g 突起
25g 凹み部
3g 握り部(第7実施形態)
4g 開口部
40g 空隙部分
6g くさび形切り込み
7g 弾性部(板バネ)
1h テーパークリーナー(第8実施形態)
2h 清掃部(第8実施形態)
20h 清掃面部
21h テーパー形状部分
22h 支持部分
3h 握り部(第8実施形態)
6h くさび形切り込み
7h 弾性部(波状板状体)
1i テーパークリーナー(第9実施形態)
2i 清掃部(第9実施形態)
20i 清掃面部
21i テーパー形状部分
22i 支持部分
3i 握り部(第9実施形態)
6i くさび形切り込み
7i 弾性部(円弧板状体)
8 布状体
2a 清掃部(第1実施形態)
20a 清掃面部
21a テーパー形状部分
22a スリット部
3a 握り部(第1実施形態)
4a 開口部
40a 空隙部分
5a 管挿入止め部(段差面)
1b テーパークリーナー(第2実施形態)
2b 清掃部(第2実施形態)
20b 清掃面部
21b テーパー形状部分
3b 握り部(第2実施形態)
4b 開口部
40b 空隙部分
5b 管挿入止め部
1c テーパークリーナー(第3実施形態)
2c 清掃部(第3実施形態)
20c 清掃面部
21c テーパー形状部分
3c 握り部(第3実施形態)
4c 開口部
40c 空隙部分
5c 管挿入止め部(突起)
1d テーパークリーナー(第4実施形態)
2d 清掃部(第4実施形態)
20d 清掃面部
21d テーパー形状部分
3d 握り部(第4実施形態)
30d スリット部
4d 開口部
40d 空隙部分
5d 管挿入止め部
1e テーパークリーナー(第5実施形態)
2e 清掃部(第5実施形態)
20e 清掃面部
21e テーパー形状部分
22e 支持部分
23e 共通空隙部分
24e 突起
25e 凹み部
3e 握り部(第5実施形態)
40e 空隙部分
1f テーパークリーナー(第6実施形態)
2f 清掃部(第6実施形態)
20f 清掃面部(第6実施形態)
21f テーパー形状部分
22f 外側表面
23f 突起
24f 凹み部
3f 握り部(第6実施形態)
4f 開口部
40f 空隙部分
7f 弾性部(板バネ)
71f 第1板バネ
72f 第2板バネ
1g テーパークリーナー(第7実施形態)
2g 清掃部(第8実施形態)
20g 清掃面部
21g テーパー形状部分
22g 支持部分
24g 突起
25g 凹み部
3g 握り部(第7実施形態)
4g 開口部
40g 空隙部分
6g くさび形切り込み
7g 弾性部(板バネ)
1h テーパークリーナー(第8実施形態)
2h 清掃部(第8実施形態)
20h 清掃面部
21h テーパー形状部分
22h 支持部分
3h 握り部(第8実施形態)
6h くさび形切り込み
7h 弾性部(波状板状体)
1i テーパークリーナー(第9実施形態)
2i 清掃部(第9実施形態)
20i 清掃面部
21i テーパー形状部分
22i 支持部分
3i 握り部(第9実施形態)
6i くさび形切り込み
7i 弾性部(円弧板状体)
8 布状体
Claims (4)
- 清掃部と握り部とを有し、清掃部が、先端に至るほど互いの間隔が狭くなるテーパー形状部分を有し、テーパー形状部分に複数の清掃面部を形成し、複数の清掃面部同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成であることを特徴とするテーパークリーナー。
- 清掃部が、複数の清掃面部の間に空隙部分を設けることによって互いの清掃面部同士の間隔が互いの方向に伸縮可能な構成である請求項1に記載のテーパークリーナー。
- 清掃部が、複数の清掃面部の間に空隙部分を設けるとともに清掃部の先端中央部分が開口している構成である請求項1又は請求項2に記載のテーパークリーナー。
- 清掃部の握り部側端部に管挿入止め部を設けた請求項1又は請求項2又は請求項3に記載のテーパークリーナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011555A JP2010167525A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | テーパークリーナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011555A JP2010167525A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | テーパークリーナー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010167525A true JP2010167525A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42700139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009011555A Pending JP2010167525A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | テーパークリーナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010167525A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150290A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Daishowa Seiki Co Ltd | クリーナー |
-
2009
- 2009-01-22 JP JP2009011555A patent/JP2010167525A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150290A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Daishowa Seiki Co Ltd | クリーナー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111014 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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