JP2010167521A - 加工装置および加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工条件の設定が不要となるとともに加工中にリアルタイムでワークの情報を取得することが可能な加工装置および加工方法を提供する。
【解決手段】加工対象物の形状等の状態を検出可能な測定装置と、検出部により検出された加工対象物の状態に対応する画像データを設定する画像生成装置と、加工対象物の状態を示す画像を表示させる表示部とを備えた加工装置を用いて行う加工方法であって、ワークの形状等の状態を測定する測定ステップと、測定ステップで測定したワークの状態に対応する画像データを設定するデータ設定ステップと、データ設定ステップで設定した画像データに基づいてワークを加工するための加工条件を算出する加工条件算出ステップと、加工条件算出ステップで算出した加工条件に基づいてワークの加工を行う加工ステップとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、加工装置および加工方法に関する。
研磨、研削等の加工を行う加工装置を用いて加工対象物であるワークの加工を行う際には、加工時間、加工速度、また、研磨加工の場合は、研磨ヘッドによる研磨荷重、研磨液であるスラリーの種類およびスラリーの吐出量等といった加工条件(パラメータ)を予め入力し、入力された加工条件が制御装置の内部メモリにレシピファイルとして設定記憶されるようになっている。制御装置はこのレシピファイルの加工条件に基づいて各装置の作動を制御しワークの加工を行う。このように、レシピファイルの加工条件に基づいてワークの加工を行う加工装置が周知となっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−242658号公報
ところで、上述したようなレシピファイルから加工条件を読み出しワークの加工を行う加工装置においては、予めレシピファイルの内容を手動で設定する必要があるとともに、加工を行っている最中は加工前後におけるワークの加工特性を把握できない。このため、加工中にワークの加工特性が変化しても即時で加工条件を変更することができず加工の効率が低下してしまうという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、加工条件の設定が不要となるとともに加工中にリアルタイムでワークの情報を取得することが可能な加工装置および加工方法を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る加工装置は、加工対象物を保持する対象物保持部(例えば、実施形態における保持機構10)と、加工対象物を加工する対象物加工部(例えば、実施形態におけるパッド回転機構20およびヘッド移動機構30)と、対象物加工部による加工対象物の加工を制御する制御部(例えば、実施形態における制御部51)とを備えた加工装置において、加工対象物の状態を検出可能な検出部(例えば、実施形態における測定装置61)と、検出部により検出された加工対象物の状態に対応する画像データを設定するデータ設定部(例えば、実施形態における画像生成装置63)と、データ設定部により設定された画像データに基づいて加工対象物の状態を示す画像を表示させる表示部とを備えて構成される。
そして、本発明に係る加工方法は、加工を行うための加工部(例えば、実施形態におけるパッド回転機構20およびヘッド移動機構30)により加工対象物の加工を行う加工方法において、加工対象物の形状等の状態を測定する対象物測定ステップと、対象物測定ステップで測定した加工対象物の状態に対応する画像データを設定するデータ設定ステップと、データ設定ステップで設定した画像データに基づいて加工対象物の状態を示す画像を表示させる画像表示ステップと、データ設定ステップで設定した画像データに基づいて加工対象物を加工するための加工条件を算出する加工条件算出ステップと、加工条件算出ステップで算出した加工条件に基づいて加工対象物の加工を行う加工ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る加工装置および加工方法によれば、予めレシピファイルの内容を手動で設定する必要がなくなるとともに、加工中にリアルタイムで加工対象物の情報を取得することができる。
本発明に係る画像処理装置を備えた研磨装置を示す図である。 上記画像処理装置により作成されたビットマップファイルの画像を示す図である。 上記研磨装置を用いてワークの研磨を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明を適用した研磨装置1の概略構成を図1に示す。研磨装置1は、半導体等、研磨対象物であるワークWを回転可能に保持し、回転させた研磨パッドをワークWの被研磨面に押圧することにより研磨加工を行う装置である。研磨装置1は、ワークWを回転可能に保持する保持機構10と、研磨パッド23が装着された研磨ヘッド21を回転させるパッド回転機構20と、ワークWに対して研磨パッド23を昇降および相対揺動させるヘッド移動機構30と、研磨パッド23の研磨面に、純水を主成分としワークWの研磨を行うための研磨砥粒や分散剤等を含んでいるスラリーを供給するスラリー供給装置40と、ワークWや研磨パッド23の回転、ワークWに対する研磨パッド23の昇降および揺動、研磨加工部へのスラリーの供給等、研磨装置1の作動を制御する制御装置50と、研磨加工を行う前後のワークWの形状、材質、研磨量等を測定可能な測定ユニット60等により構成されている。
保持機構10は、円盤状のチャック11と、このチャック11の下部から鉛直下方に延びるスピンドル14と、スピンドル14に回転駆動力を伝達してチャック11を水平面内で回転させるチャック駆動モータ15等を有して構成される。チャック11は、セラミック等の高剛性材料を用いて平面度の高い円盤状に形成されたチャックプレート12と、このチャックプレート12の上面に貼られた吸着パッド13とを有して構成される。吸着パッド13は加工テーブルTから露出して上向きの水平姿勢で設けられ、チャックプレート12は、その内部にワークWの下面を真空吸着する真空チャック構造が設けられており、吸着パッド13を介して当該真空チャック構造によりワークWを吸着保持することが可能になっている。このように、チャック11に吸着保持されたワークWの被研磨面が上向きの水平姿勢で保持される。
保持機構10と隣接して、ヘッド移動機構30が設けられており、ヘッド移動機構30を構成する研磨アーム32の先端にパッド回転機構20が設けられる。パッド回転機構20は、円盤状の研磨ヘッド21と、研磨ヘッド21の上部から鉛直上方に延びるスピンドル24と、スピンドル24に回転駆動力を伝達して研磨ヘッド21を水平面内で回転させるパッド駆動モータ25等を有して構成される。
研磨ヘッド21は、円盤状に形成されたポリッシングプレート22と、このポリッシングプレート22の下面に貼られた研磨パッド23とを有して構成される。研磨パッド23は、外径が研磨対象であるワークWの直径よりも幾分小さい円環状に形成されており、例えば、独立発泡構造を有する硬質ポリウレタンのシートを用いて構成され、ポリッシングプレート22の下面に貼り付けられて研磨面が下向きの水平姿勢で保持されるようになっている。
研磨ヘッド21の中心部に、後に詳述するスラリー供給装置40により供給されるスラリーを研磨パッド23の中心部に供給するためのスラリー供給路が、ポリッシングプレート22の中心を上下に貫通して設けられている。また、研磨ヘッド21の内部に形成された加圧室にエアの供給を受けてポリッシングプレート22を下向きに加圧させるエアバッグ式のパッド加圧機構が設けられており、研磨パッド23の研磨面をワークWの被研磨面に当接させた状態で加圧室の圧力を制御することにより、ワークWと研磨パッド23との当接圧力、すなわち研磨圧力を制御可能になっている。
ヘッド移動機構30は、加工テーブルTから上方に突出する基部31と、この基部31から水平に延びる研磨アーム32と、基部31を通って上下に延びる揺動軸を中心として研磨アーム32を水平揺動させるアーム揺動機構35と、研磨アーム32全体を垂直昇降させるアーム昇降機構(図示せず)等を有して構成され、上述したパッド回転機構20が研磨アーム32の先端部に設けられている。ヘッド移動機構30は、アーム揺動機構35により研磨アーム32を水平揺動させたときの研磨ヘッド21の揺動軌跡上に保持機構10が位置するように構成されており、研磨ヘッド21をチャック11と対向させた状態で研磨アーム32全体を昇降させ、研磨パッド23の研磨面をワークWの被研磨面に当接させた状態でワークWに対して研磨パッド23を水平揺動可能に構成されている。
スラリー供給装置40は、研磨ヘッド21のスラリー供給構造を介して、研磨パッド23の中心部に研磨液であるスラリーを供給する。スラリーは、純水を主成分とし、ワークWの研磨を行うための研磨砥粒や、分散剤等を含んでいる。また、研磨砥粒の材料としては、例えばセリア(CeO)が使用される。
制御装置50は、制御部51と、制御部51への命令を入力するための入力部52と、制御部51により実行された研磨加工の結果等を表示する表示部53から構成され、制御部51が保持機構10、パッド回転機構20、ヘッド移動機構30およびスラリー供給装置40にそれぞれ制御信号を出力することにより、ワークWや研磨パッド23の回転、ワークWに対する研磨パッド23の昇降および揺動等の作動が制御されるようになっている。
測定ユニット60は、図1に示すように、測定装置61と、記憶装置62と、画像生成装置63により構成され、測定装置61は、例えばレーザー干渉計が用いられ、ワークWの表面形状等の測定が可能になっている。記憶装置62は、研磨加工の加工履歴等を保持しているメモリであり、制御部51の制御により実行された研磨加工の情報(対象物の材質、加工履歴等)が記憶装置62により保持されているようになっている。
画像生成装置63は、測定装置61および記憶装置62から、ワークWの表面高さ、表面の材質等の情報を取得し、取得した情報からビットマップデータを生成するようになっている。具体的には、画像として表示したいワークWの情報、例えば、ワークWの表面高さと、表面の材質と、研磨量(プレストン定数、研磨荷重、相対線速度、摺動時間の積)との3つのパラメータ値を測定装置61および記憶装置62から受信し、受信した表面高さ、表面の材質、研磨量の値に基づいて、以下に示す方法で、0〜255の数字(8ビットのビットマップデータ)を設定する。ここで、上述したように、表面の材質をパラメータの1つとして挙げたのは、ワークWの加工工程中に、レジストを塗布したり、シリコンを露出させたりする等、表面の材質が変化することがあるため表面の材質を検出する必要があるためであるが、このように、ビットマップデータを設定する情報はワークWの表面高さ、表面の材質、研磨量に限定されることなく、例えば、スラリーの吐出量、研磨荷重、または摺動時間等に基づいてビットマップデータを設定することもできる。
ここで、画像生成装置63が、表面高さ、材質、研磨量に基づいて、0〜255の数値(8ビットのビットマップデータ)を設定する方法について説明する。例えば、表面高さを赤(Red)、材質を緑(Green)、研磨量を青(Blue)で表す場合、表面高さは、測定した表面高さを上限値から下限値まで所定の幅をもって256段階に区切って赤(Red)の成分を0〜255の数値で設定する。ここで、測定した表面高さが高いときは255に近い大きな数値が設定され、低いときは0に近い小さな数値が設定されるようになっており、表面高さが高い箇所は赤(Red)の成分が増加するため赤みがかり、低い箇所は赤(Red)の成分が減少するため青みがかるようになっている。研磨量は、測定した研磨量を上限値から下限値まで所定の幅をもって256段階に区切って青(Blue)の成分を0〜255の数値で設定する。そして、測定した研磨量が大きいときは255に近い大きな数値が設定され、小さいときは0に近い小さな数値が設定されるようになっており、研磨量が大きい箇所は青(Blue)の成分が増加するため青みがかり、小さい箇所は青(Blue)の成分が減少するため黄みがかるようになっている。なお、上述した上限値、下限値および256段階に区切る幅は、入力部52を操作することにより変更可能になっている。
また、材質は、シリコンは「0」、ガラスは「32」、メタルは「64」、ダイヤモンドは「128」、レジストは「255」の数値を設定するように、材質毎に0〜255の異なった数値が設定されるようになっている。ここで、材質がシリコンであったときには「0」が設定され、レジストであったときには「255」が設定されるようになっており、材質がシリコンである箇所の緑(Green)の成分は「0」であるため紫がかり、レジストである箇所の緑(Green)の成分は「255」であるため緑がかるようになっている。なお、材質に紐付いた上記の0〜255の数値は、入力部52を介して任意に変更可能になっている。
上記のように、ワークWの表面高さ、材質、研磨量の3つの情報は、所望の1ポイント毎にビットマップデータに変換することが可能になっているが、ビットマップデータに変換されたワークWの情報は、制御部51および表示部53に送信され、制御部51による研磨加工の制御にフィードバックされるとともに(後に詳述)、図2に示すようなビットマップファイルとして表示部53に表示されるようになっている。なお、この画像を見たオペレータは、入力部52を介して、手動で研磨加工を終了させたり、再度実行させたりすることが可能になっている。
図2は、表面高さを赤(Red)の成分、表面の材質の成分を緑(Green)の成分、研磨量を青(Blue)の成分とし、研磨加工中のワークWの表面高さ、材質、研磨量の情報を色彩で表現したビットマップファイルを表す図である。なお、入力部52を操作することによりこのビットマップファイルから赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の成分値(0〜255の数値)を抽出することが可能になっている。ここで、ワークW上のポイントP1は見た目が赤色になっており、P1のビットマップデータは、図2に示すように、赤(Red)の成分が「248」、緑(Green)の成分が「32」、青(Blue)の成分が「2」になっている。このP1が赤く見えることから、直観的にP1の表面高さが高いことがわかる。また、ビットマップファイルから各色の成分を抽出すると、緑(Green)の成分が「32」であることから上述した例に従えば材質がガラスであることがわかり、青(Blue)の成分が小さいことからP1の研磨量(プレストン定数、研磨荷重、相対線速度、摺動時間の積)は小さいことがわかる。そして、ポイントP2は見た目が青色になっており、P2のビットマップデータは、図2に示すように、赤(Red)の成分が「11」、緑(Green)の成分が「32」、青(Blue)の成分が「241」になっている。このP2が青く見えることから、直観的にP2の研磨量が大きいことがわかる。また、P1と同様に、ビットマップファイルから各色の成分を抽出すると、緑(Green)の成分が「32」であることから材質がガラスであることがわかり、赤(Red)の成分が小さいことからP2の表面高さは低いことがわかる。このように、表示部53に表示されるビットマップファイルによってワークWの状態が色彩によりわかるようになっている。
なお、上記の説明では、表面高さが低いほど赤(Red)の成分が0に近く、研磨量が小さいほど青(Blue)の成分が0に近くなり、反対に表面高さが高いほど赤(Red)の成分が255に近く、研磨量が大きいほど青(Blue)の成分が255に近くなる例について説明したが、これとは反対に、表面高さが高いほど赤(Red)の成分が255に近くまた低いほど赤(Red)の成分が0に近く、研磨量が大きいほど青(Blue)の成分が255に近くまた小さいほど青(Blue)の成分が0に近くなるようにしてもよい。
以上のように構成された研磨装置1を用いてワークWの研磨を行う方法について、図3を参照しながら以下で説明する。図3は1枚のワークWを研磨加工する際の処理の流れを示すフローチャートであり、ワークWを1枚研磨加工する毎に実行されるフローを示している。まず、スラリー供給装置40により、研磨パッド23へのスラリーの供給が開始され、スラリーに含まれる研磨砥粒を研磨パッド23の研磨面に定着させる。そして、測定装置61がワークWの表面形状を測定する(ステップS101)。測定装置61が測定した測定結果および記憶装置62が記憶している加工履歴に関する情報が画像生成装置63に送信され、画像生成装置63は、測定装置61から受信した高さと研磨量、そして記憶装置62から受信した加工履歴に含まれている材質の情報について、ビットマップデータ(0〜255の数値データ)を作成する(ステップS102)。作成されたビットマップデータは、画像生成装置53により制御部51および表示部53に転送される(ステップS103)。そして、制御部51は、受信したビットマップデータに基づき、高さおよび研磨量が目標高さおよび目標研磨量に達するように研磨荷重等の研磨条件を算出し(ステップS104)、表示部53によりビットマップデータが、図2に示すような画像として表示される(ステップS105)。
ここで、ステップS104で研磨条件を算出することにより、例えば、記憶装置62から受信した材質の情報が軟らかい材料である部分または測定装置61から受信した研磨量が大きい部分においては研磨時間を短くしたり、測定装置61から受信した高さが高い部分においては研磨ヘッド21の高さを高くしたりするように、画像生成装置63および制御部51によりきめ細やかな研磨加工を行うことが可能になっている。
制御部51が研磨条件を算出した後、ヘッド移動機構30により研磨アームを揺動させて研磨ヘッド21をチャック11の上方に対向して位置させチャック11および研磨ヘッド21をともに回転させながら、研磨ヘッド21を研磨位置に下降させて研磨パッド23の研磨面をワークWの被研磨面に当接させる。そして、研磨ヘッド21に設けられた加圧機構により研磨パッド23をステップS104で算出した研磨荷重でワークWに押圧させる。またこのときスラリー供給機構40によりスラリーを研磨パッド23の中心部からワークWと研磨パッド23の当接部(研磨パッド23の表面)に供給し、ステップS104で算出したパラメータに基づいて研磨加工を実行する(ステップS106)。
上記のようにワークWの研磨加工を行った後、測定装置61が再度ワークWの形状を測定し(ステップS107)、測定装置61の測定結果および記憶装置62が記憶している加工履歴等の情報に基づいて、画像生成装置63が、ワークWの表面高さ、材質、研磨量をビットマップデータに変換する(ステップS108)。変換されたビットマップデータは、画像生成装置63により制御部51および表示部53に転送され(ステップS109)、制御部51が画像生成装置63から受信したビットマップデータを参照して、当該ワークWの表面高さおよび研磨量が所定の目標高さおよび目標研磨量に到達したか否かを判断し、到達した場合は研磨を終了し、到達していない場合はステップS104に戻って研磨条件の算出を行い再度研磨を実行する(ステップS110)。制御部51がワークWの研磨を終了するか否か判断するステップS110と同時に、表示部53によりビットマップデータが画像表示され(ステップS111)、この画像を見たオペレータが、入力部52を介して、手動で研磨加工を終了させたり、再度実行させたりすることもできる。
以上、上述した実施形態においては、研磨対象物であるワークの加工前後の状態をビットマップデータに変換し、画像として表示部に表示することが可能となるため、視覚的にワークの状況を把握することができる。
また、本実施形態においては、予め研磨レシピ(研磨荷重、研磨速度等の研磨条件)を入力することなく、制御部が、測定装置、記憶装置、および画像生成装置の情報を基に研磨条件を算出しながら研磨加工を行うため、研磨レシピを設定する手間が省けるとともに、1枚の加工毎に情報を取得しフィードバックするため、それぞれのワークに対応したきめ細やかな精度の高い加工を実行することができる。
なお、本実施形態では、上述したレシピを使用することなく、自動的に研磨条件をフィードバックしながら研磨加工を行う例について説明したが、この例に限られず、画像表示によりレシピ通り研磨加工ができたことを目視で確認したり、研磨加工の実行結果をフィードバックしてレシピの設定を変更することもできる。
そして、本実施形態においては、高さ、材質、研磨量の3種類の情報を画像データで表現した例について説明したが、4種類以上の情報を表現する場合には画像データを2枚以上生成し、研磨するようにすればよい。
また、本実施形態では、ワークWの表面高さ、材質、研磨量を1枚の画像のR,G,Bで表示(1つのパラメータを8ビット(256段階)で表示)する例について説明したが、ビットマップデータの作成方法はこれに限られるものではなく、例えば、ワークWの表面高さを1枚の画像のR(8ビット(256段階)のデータ)、研磨量を1枚の画像のG,B(16ビット(65536段階)のデータ)で表現し、研磨量のビットマップデータの精度を上げることも可能になっている。このように、1枚の画像に含める情報の数を減らしビットマップデータの精度を上げることもできる。
さらに、本実施形態においては、ワークWの表面高さ、材質、研磨量をそれぞれ8ビットのビットマップデータに変換し1枚の画像で表示する例について説明したが、例えば、高さの情報のみがほしい場合に、赤色のR成分のみを抽出して、高さの情報のみを赤色単色で画像で表示するようなことも可能である。すなわち、RGB全てを使用するのではなく、R,G,Bのうちいずれか1つのみ使用して1つのパラメータを単色で表示すること、またR,G,Bのうち2つを使用して2つのパラメータを2色で表示することもできる。
そして、本実施形態においては、研磨装置に本発明に係る画像処理装置を適用した例について説明したが、研磨装置に限られることなく、他の加工装置等に適用することもできる。
W ワーク(加工対象物) 10 保持機構(対象物保持部)
20 パッド回転機構(研磨部材移動機構) 23 研磨パッド(研磨部材)
30 ヘッド移動機構(研磨部材移動機構) 51 制御部(制御部)
53 表示部 61 測定装置(検出部)
63 画像生成装置(データ設定部)

Claims (5)

  1. 加工対象物を保持する対象物保持部と、
    前記加工対象物を加工する対象物加工部と、
    前記対象物加工部による前記加工対象物の加工を制御する制御部とを備えた加工装置において、
    加工対象物の状態を検出可能な検出部と、
    前記検出部により検出された前記加工対象物の状態に対応する画像データを設定するデータ設定部と、
    前記データ設定部により設定された画像データに基づいて前記加工対象物の状態を示す画像を表示させる表示部とを備えたことを特徴とする加工装置。
  2. 前記制御部は、前記データ設定部により設定された画像データに基づいて加工対象物を加工するための加工条件を算出し、算出した加工条件に基づいて前記対象物加工部による前記加工対象物の加工を制御することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記対象物加工部は、前記加工対象物を研磨加工する研磨面を有する研磨部材と、前記研磨部材の研磨面を前記対象物保持部に保持された加工対象物の被研磨面に押圧させながら移動させる研磨部材移動機構とにより構成され、
    前記制御部は、前記算出した加工条件に基づいて、前記研磨部材移動機構に前記研磨部材の研磨面を前記加工対象物の被研磨面に押圧させながら移動させることにより、前記研磨部材により前記被研磨面を研磨加工するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の加工装置。
  4. 加工を行うための加工部により加工対象物の加工を行う加工方法において、
    加工対象物の形状等の状態を測定する対象物測定ステップと、
    前記対象物測定ステップで測定した前記加工対象物の状態に対応する画像データを設定するデータ設定ステップと、
    前記データ設定ステップで設定した画像データに基づいて前記加工対象物の状態を示す画像を表示させる画像表示ステップと、
    前記データ設定ステップで設定した画像データに基づいて前記加工対象物を加工するための加工条件を算出する加工条件算出ステップと、
    前記加工条件算出ステップで算出した加工条件に基づいて前記加工対象物の加工を行う加工ステップとを有することを特徴とする加工方法。
  5. 前記加工部が、前記加工対象物を研磨加工する研磨面を有する研磨部材であり、
    前記加工ステップにおいて、前記加工条件算出ステップで算出した加工条件に基づいて、前記研磨部材の研磨面を前記加工対象物の被研磨面に押圧させながら移動させることにより、前記研磨部材により前記被研磨面を研磨加工することを特徴とする請求項4に記載の加工方法。
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